JPH0610994Y2 - 縦型高圧蒸気滅菌器 - Google Patents

縦型高圧蒸気滅菌器

Info

Publication number
JPH0610994Y2
JPH0610994Y2 JP1989034078U JP3407889U JPH0610994Y2 JP H0610994 Y2 JPH0610994 Y2 JP H0610994Y2 JP 1989034078 U JP1989034078 U JP 1989034078U JP 3407889 U JP3407889 U JP 3407889U JP H0610994 Y2 JPH0610994 Y2 JP H0610994Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
closing lid
pressure steam
main body
steam sterilizer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989034078U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02123238U (ja
Inventor
健自 富永
Original Assignee
株式会社トミー精工
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社トミー精工 filed Critical 株式会社トミー精工
Priority to JP1989034078U priority Critical patent/JPH0610994Y2/ja
Publication of JPH02123238U publication Critical patent/JPH02123238U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0610994Y2 publication Critical patent/JPH0610994Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、縦型の高圧蒸気滅菌器に関する。
b.従来の技術 縦型高圧蒸気滅菌器は、上面開口部に開閉蓋を有した缶
体内に被滅菌物を収納し、該缶体内に高圧蒸気を導入し
て被滅菌物の滅菌処理を行なうものである。このような
滅菌器では、上記開閉蓋は高温,高圧に耐えられるよ
う、金属製、例えばステンレス製であることが一般的で
ある。
c.考案が解決しようとする課題 しかしながら、金属製の開閉蓋にあっては、その熱伝導
率が良いため、缶体内の蒸気温度(130℃前後)と同程
度の温度状態に開閉蓋表面付近も加熱される。そのため
被滅菌物の滅菌中、あるいは滅菌後の開閉蓋の操作中に
オペレーターが該開閉蓋に直接触れると、火傷等の外傷
を負う危険性があり、安全面において課題があった。
本考案は、上述した従来技術が有する課題に鑑みなされ
たものであって、その目的は、簡易な構造で、火傷等の
外傷に対する安全性が高い縦型高圧蒸気滅菌器を提供す
ることにある。
d.課題を解決するための手段 本考案は、上述した課題を解決するため、その要旨は、
上面開口部に開閉蓋を有した缶体内で被滅菌物を高圧蒸
気によって滅菌処理する縦型高圧蒸気滅菌器において、
上記開閉蓋には、缶体の上面開口部を閉じるための開閉
蓋本体と、該開閉蓋本体の上面中央部に配置したボス
と、該ボス及び開閉蓋本体の上面を覆う断熱カバーとを
備え、上記開閉蓋本体の上面と断熱カバーの下面との間
に空隙を形成したことを特徴とする縦型高圧蒸気滅菌器
にある。
e.作用 本考案は、高温に加熱されやすい開閉蓋を、断熱カバー
によって覆ったため、オペレーターが直接開閉蓋に触れ
ることがなく、火傷等に対し、安全性の高い縦型高圧蒸
気滅菌器を提供することができる。
f.実施例 以下、本考案の実施例を添付図面に従って詳細に説明す
る。
ここで、第1図は本考案に係る縦型高圧蒸気滅菌器1の
全体を示す斜視図であって、図中2は本体ケース、3は
該本体ケース2に収納された上方に開口4(第3図参
照)を有する縦型缶体である。缶体3内には図示しない
高圧蒸気発生手段からの高圧蒸気が導入され、缶体3内
に収納された被滅菌物を滅菌処理する。5は上記缶体開
口4を開閉する開閉蓋であって、該開閉蓋5は、第2図
の平面図に示す如く、支点6を中心として回動すること
により、缶体開口4を開閉する。
開閉蓋5の構造を、第3図の一部切欠断面図に従い詳細
に説明すると、開閉蓋5は、開閉蓋本体7と、該開閉蓋
本体7の上面中央部に配置したボス9と、該ボス9及び
開閉蓋本体7の上面を覆う断熱カバー17とを備え、開
閉蓋本体7を構成するステンレス製の内蓋7aと外蓋7bと
をその中心において袋ナット8によってボス9に螺合締
結し、その円周部分において、環状のパッキン10を内蓋
7aと外蓋7bとによって掴持した構造となっている。ボス
9には、アーム11を貫通しているネジ棒12が遊嵌支
持されており、該ネジ棒12に刻設してある台形ネジが
該アーム11に刻設したネジ孔に螺合している。該ネジ
棒12の上端にはハンドル13が固定されている。アーム
11の一端11aはボルト14によって回動自在に本体ケース
2に支持され、他端11bは開閉蓋5の閉鎖時において係
止部材15によって係止される。該係止部材15はボルト16
によってアーム11の回動支点6となる支持位置と対応す
る位置において本体ケース2に固定されている。17は断
熱カバーであり、該断熱カバー17は高密度ポリエチレ
ン,ポリプロピレンあるいはポリカーボネート,フェノ
ール樹脂等によって開閉蓋本体7の上面を覆う円盤状に
成型され、第4図に示す如く、ボス9の上面に取付ネジ
18によって固定されている。
開閉蓋5は上述の如き構造であるため、開閉蓋5の閉鎖
作業は、まず、開閉蓋5を支点6を中心として缶体開口
4を覆う位置にまで回動させる。つぎに、ハンドル13を
操作することにより、該ハンドル13に固定されたネジ棒
12を回転させ、該ネジ棒12が螺合するアーム11を上方に
引き上げる。アーム11は若干距離上方に引き上げられた
ところで係止部材15の上面15aに当接し、その上方への
移動が阻止される。その後、さらにハンドル13を回転さ
せると、上記ネジ棒12の先端が遊嵌支持されたボス9を
下方に移動させ、ボス9に固定された開閉蓋本体7を缶
体3の開口周辺フランジ3aに圧接する。これにより、缶
体3内は強固な密閉状態に維持される。この状態で、図
示しない高圧蒸気発生手段からの高圧蒸気を缶体3内に
導入し、缶体3内に収納した被滅菌物を滅菌処理する。
開閉蓋本体7は、蒸気の高温・高圧、あるいは蒸気によ
る腐食を考慮しステンレス製であるため、滅菌中の缶体
3内の蒸気温度と同程度の温度状態に加熱される。しか
し、その上方に、該開閉蓋本体7を覆う断熱カバー17が
装着されているため、オペレーターは加熱した開閉蓋本
体7に直接触れることなく、滅菌中の安全性が確保され
る。開閉蓋5の開放作業は、上述した閉鎖作業の逆の操
作を行なえばよく、その作業中においても断熱カバー17
は、開閉蓋本体7の上面を覆う状態に維持されるため、
オペレーターによる開放作業の安全性が確保される。
なお、断熱カバーの構造は、第5図及び第6図に示した
如く、2分割された断熱カバー19a,19bをアーム11の両
側面に取付ネジ20によって固定する構造としてもよい。
以上、本考案の実施例につき説明したが、本考案は既述
の実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的思
想に基づいて、各種の変形及び変更が可能であることは
当然である。
g.考案の効果 本考案によれば、開閉蓋には、缶体の上面開口部を閉じ
るための開閉蓋本体と、該開閉蓋本体の上面中央部に配
置したボスとの上面を覆う断熱カバーを備えているの
で、開閉蓋本体に触れることがなく、開閉蓋本体の上面
と断熱カバーの下面との間に空隙を形成してあるので、
断熱カバーの表面の温度が高くなることがないため、火
傷等の外傷に対する安全性が高く、構造が簡単な縦型高
圧蒸気滅菌器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示したものであって、第1図は
縦型高圧蒸気滅菌器の斜視図、第2図は同平面図であ
る。第3図は要部拡大半断面図、第4図は断熱カバーの
固定構造を示す分解斜視図である。第5図は他の実施例
を示す要部拡大半断面図、第6図は第5図の実施例に示
した断熱カバーの固定構造を示す分解斜視図である。 1……縦型高圧蒸気滅菌器、2……本体ケース、 3……缶体、4……開口、 5……開閉蓋、7……開閉蓋本体、 9……ボス、10……環状パッキン、 11……アーム、12……ネジ棒、 13……ハンドル、15……係止部材、 17,19a,19b……断熱カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面開口部に開閉蓋を有した缶体内で被滅
    菌物を高圧蒸気によって滅菌処理する縦型高圧蒸気滅菌
    器において、上記開閉蓋には、缶体の上面開口部を閉じ
    るための開閉蓋本体と、該開閉蓋本体の上面中央部に配
    置したボスと、該ボス及び開閉蓋本体の上面を覆う断熱
    カバーとを備え、上記開閉蓋本体の上面と断熱カバーの
    下面との間に空隙を形成したことを特徴とする縦型高圧
    蒸気滅菌器。
JP1989034078U 1989-03-24 1989-03-24 縦型高圧蒸気滅菌器 Expired - Lifetime JPH0610994Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989034078U JPH0610994Y2 (ja) 1989-03-24 1989-03-24 縦型高圧蒸気滅菌器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989034078U JPH0610994Y2 (ja) 1989-03-24 1989-03-24 縦型高圧蒸気滅菌器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02123238U JPH02123238U (ja) 1990-10-09
JPH0610994Y2 true JPH0610994Y2 (ja) 1994-03-23

Family

ID=31260798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989034078U Expired - Lifetime JPH0610994Y2 (ja) 1989-03-24 1989-03-24 縦型高圧蒸気滅菌器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0610994Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS411746Y1 (ja) * 1964-04-14 1966-02-08
JPS5937243U (ja) * 1982-08-31 1984-03-08 ニスカ株式会社 用紙搬送ロ−ラ構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS411746Y1 (ja) * 1964-04-14 1966-02-08
JPS5937243U (ja) * 1982-08-31 1984-03-08 ニスカ株式会社 用紙搬送ロ−ラ構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02123238U (ja) 1990-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2083718C (en) Cooking vessel
JPH0610994Y2 (ja) 縦型高圧蒸気滅菌器
JP2005523208A (ja) ロック用蓋アセンブリ付き開放型容器
JP2880107B2 (ja) クーラーボックス
JPH0126333Y2 (ja)
KR200145533Y1 (ko) 전기 보온 압력 밥솥의 내뚜껑 개폐장치
JPH0516998Y2 (ja)
JPH041877Y2 (ja)
JPH084897Y2 (ja) ジャー炊飯器
JPS5835140Y2 (ja) 炊飯器の発熱体取付構造
JPS64491Y2 (ja)
KR200202780Y1 (ko) 전기보온 압력밥솥의 뚜껑의 회전 방지장치
JPH0339144Y2 (ja)
JPS63170Y2 (ja)
JPH0327204B2 (ja)
JPS5835149Y2 (ja) 圧力鍋
JPH0335226Y2 (ja)
JPS5855881Y2 (ja) ホツトプレ−トの蓋押え装置
JPH1149208A (ja) 圧力容器の蓋ロック装置
JPH0445652Y2 (ja)
JPH0428494Y2 (ja)
JPS6336976Y2 (ja)
JPS598718Y2 (ja) スチ−ムアイロン
JPH0610920Y2 (ja) 電気貯湯容器の断熱構造
KR840002505Y1 (ko) 용기덮개 록크장치

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term