JPH06109835A - 埋設物探査装置 - Google Patents

埋設物探査装置

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JPH06109835A
JPH06109835A JP4283789A JP28378992A JPH06109835A JP H06109835 A JPH06109835 A JP H06109835A JP 4283789 A JP4283789 A JP 4283789A JP 28378992 A JP28378992 A JP 28378992A JP H06109835 A JPH06109835 A JP H06109835A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
reflected wave
signal
signals
wave
Prior art date
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Pending
Application number
JP4283789A
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English (en)
Inventor
Futoshi Dojima
太 道島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Radio Co Ltd filed Critical Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定対象物の材質に関わりなく測定対象物表
面での反射波信号の影響を取り除くことのできる埋設物
探査装置を提供する。 【構成】 1では、測定対象物の表面上を移動しつつ4
が電波をその表面に向けて一定の周期で送信し反射波を
受信し、5が一定距離移動する毎にパルスを発生する。
受信反射波信号とパルス信号は2を介して3に伝達され
る。3では、6に各測定点での受信反射波信号がパルス
信号に応答して記憶される。7は測定終了時に6から表
面での反射波信号を取り出しそれを受信回数で平均す
る。8は7で平均された信号と6に記憶されている各信
号との差を演算する。9には測定対象物の材質に関わり
なく埋設物の有無を顕著に示す信号が表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリートなど構造
体や大地に埋設されている物をレーダ方式で探査する埋
設物探査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】埋設物の探査をレーダ方式で行う埋設物
探査装置としては、従来、例えば図3に示すものが知ら
れている(特開平1−297582号公報)。図3にお
いて、この埋設物探査装置は、アンテナ23と本体表示
器25と両者を接続するケーブル24とで構成される。
【0003】アンテナ23は、コンクリートなど構造体
や大地等の測定対象物の表面30上を移動しつつ電波を
表面30に向けて一定の周期で送信し反射波を受信する
が、図示例では本体表示器25に設けられる送受信回路
26から一定周期の高周波パルス信号をケーブル24を
介して受けて電波を発射し受信した反射波信号をケーブ
ル24を介して送受信回路26に与えるようになってい
る。
【0004】なお、このアンテナ23には、一定距離移
動する毎にパルスを発生する距離回路が内蔵され、アン
テナ23の探査開始点からの移動距離が本体表示器25
に設けられる表示回路29に表示されるようになってい
る。また、送受信回路26はアンテナ23側に設ける場
合もある。
【0005】本体表示器25では、上記送受信回路26
と表示回路29の他に、記憶回路27と演算回路28を
備える。
【0006】アンテナ23の存在位置の下方に埋設物が
あるときはその埋設物での反射波と表面30での反射波
とが合成されるので、33のような波形となり、埋設物
の有無や深度の判読ができない。
【0007】そこで、記憶回路27には、埋設物がない
ときの表面30での反射波信号32またはそれを模擬し
た定形信号を予め設定してあり、演算回路28は送受信
回路26から反射波信号が入力する度に記憶回路27に
設定してある信号を取り出し両者の差を求め、埋設物3
1から反射波信号34を得、表示回路29に対し埋設物
検出の表示を距離と深度と共に行わせるようになってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の埋設物
探査装置では、埋設物がないときの測定対象物の表面で
の反射波信号を記憶回路に設定するようにしているが、
埋設物のない測定対象物を用意するのは困難であるとい
う問題がある。また、測定対象物は、コンクリート、軽
量コンクリート、アスファルト、大地等あらゆる材質に
及ぶが、その表面での反射波信号は全て異なるので、模
擬波形では対応しきれないという問題もある。
【0009】本発明の目的は、測定対象物の材質に関わ
りなくその表面からの反射波信号の影響を取り除くこと
のできる埋設物探査装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の埋設物探査装置
は次の如き構成を有する。即ち、本発明の埋設物探査装
置は、一定距離移動する毎にパルスを出力する距離回路
を備え移動しながら測定対象物の表面に向けて電波を送
信し反射波を受信するアンテナと; 接続ケーブルと;
前記アンテナから前記接続ケーブルを介してパルス信
号と反射波信号とを受けて埋設物探査結果を表示する本
体表示器と; で構成される埋設物探査装置において;
前記本体表示器は、 前記パルス信号に応答して前記
反射波信号を記憶する記憶回路と; 探査終了時に前記
記憶回路から前記表面の近傍での各反射波信号を取り出
しそれを前記パルス信号の数分により平均する表面波平
均回路と; 前記記憶回路に記憶してある信号と前記表
面波平均回路で平均した信号との差を演算する演算回路
と; 前記演算回路の演算結果を表示する表示回路と;
を備えたことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】次に、前記の如く構成される本発明の埋設物探
査装置の作用を説明する。本発明では、アンテナを所定
距離移動させその間の反射波信号を逐一記憶し、探査終
了時に全受信反射波信号の内測定対象物の表面の近傍で
の反射波信号の平均を取り、その平均した信号と記憶し
てある全受信反射波信号との差を求め、埋設物からの反
射波信号を検出する。
【0012】従って、測定対象物の材質に関わりなく表
面からの反射波信号の影響を取り除くことができ、埋設
物のない場合の測定対象物の表面からの反射波信号を記
憶する必要がないので、埋設物のない測定対象物を用意
できない場合でも容易に表面からの反射波信号の影響を
取り除くことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施例に係る埋設物探査装置
を示す。この埋設物探査装置は、図3に示すものと同様
に、アンテナ1と本体表示器3と両者を接続する接続ケ
ーブル2とで構成される。
【0014】アンテナ1は、前述したように、送受信回
路4と距離回路5を備え、受信反射波信号と一定距離毎
のパルス信号とを接続ケーブル2を介して本体表示器3
に与える。なお、このアンテナ1には、手操作のスイッ
チ(図示せず)が設けられ、探査開始とその終了を本体
表示器3に伝達できるようになっている。
【0015】本体表示器3は、記憶回路6と表面波平均
回路7と演算回路8と表示回路9とを備える。
【0016】前述したように、埋設物が存在するときの
反射波信号は、測定対象物表面での反射波と埋設物での
反射波との合成波となるので、埋設物の存在有無や深度
の判読ができない。そこで、本発明では、測定対象物表
面での反射波の影響を除くため以下の操作を行う。図2
を参照しつつ説明する。
【0017】図2は、アンテナ1が実線矢印21の向き
に測定対象物の表面22上を移動する場合を示すが、ポ
イント15の手前で開始信号を出力し、15〜20の各
ポイントでパルス信号を出力し、ポイント20を過ぎた
時点で終了信号を出力したとする。
【0018】埋設物10はポイント17にあるので、こ
こでの反射波信号は12のような合成波となり、その他
の15、16、18、19、20の各ポイントでの反射
波信号は11のような表面反射波となる。
【0019】記憶回路6は、従来記憶回路27(図3)
と異なり、送受信回路4が受信出力する反射波信号を距
離回路5が出力するパルス信号に応答して逐一記憶す
る。つまり、15〜20の各ポイントでの受信反射波信
号(11、12)が記憶されるのである。
【0020】表面波平均回路7は、カウンタと読出制御
回路と割算器を備える。
【0021】カウンタは、探査開始から終了までに距離
回路5が出力したパルス信号、つまり15〜20の各ポ
イントで発生するパルス信号の個数を計数し、終了時の
計数値を割算器に与える。
【0022】読出制御回路は、探査終了信号に応答して
記憶回路6から受信反射波信号の内時間的に早い一定範
囲での反射波信号、即ち、測定対象物表面の近傍での各
反射波信号を取り出しそれを割算器に与える。ポイント
17では受信反射波信号は合成波12であるが、その内
の表面反射波の部分の信号(11に相当する)が取り出
されるのである。
【0023】割算器は、読出制御回路の各出力を加算
し、それをカウンタからの計数値で割り算する、つまり
平均する。
【0024】演算回路8は、記憶回路6に記憶してある
各ポイントでの受信信号のそれぞれと表面波平均回路7
で平均した信号との差を演算し、その演算結果を表示回
路9に表示させる。
【0025】その結果、ポイント17での反射波信号に
対応する表示波形は13のように埋設物10の存在を示
す明確な波形となる一方、15、16、18、19、2
0の各ポイントでの反射波信号に対応する表示波形は1
4のように殆ど何の存在をも示さない波形となり、測定
対象物の材質に関わりなく埋設物の有無と深度が正確に
測定できることになる。
【0026】なお、測定のポイント数が2〜3ポイント
と余りに少ないと、埋設物からの反射波信号も表面から
の反射波信号と共にに相殺されてしまう場合があるの
で、なるべく多数の地点で測定を行い平均操作をする信
号の数を増やした方がより正確な測定ができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の埋設物探
査装置によれば、アンテナを所定距離移動させその間の
反射波信号を逐一記憶し、探査終了時に全受信反射波信
号の内測定対象物の表面の近傍での反射波信号の平均を
取り、その平均した信号と記憶してある全受信反射波信
号との差を求め、埋設物からの反射波信号を検出するよ
うにしたので、測定対象物の材質に関わりなく表面から
の反射波信号の影響を取り除くことができる効果があ
る。また、埋設物のない場合の測定対象物の表面からの
反射波信号を記憶する必要がないので、埋設物のない測
定対象物を用意できない場合でも容易に表面からの反射
波信号の影響を取り除くことができる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る埋設物探知装置の構成
ブロック図である。
【図2】動作説明図である。
【図3】従来の埋設物探知装置の構成ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 接続ケーブル 3 本体表示器 6 記憶回路 7 表面波平均回路 8 演算回路 9 表示回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定距離移動する毎にパルスを出力する
    距離回路を備え移動しながら測定対象物の表面に向けて
    電波を送信し反射波を受信するアンテナと;接続ケーブ
    ルと; 前記アンテナから前記接続ケーブルを介してパ
    ルス信号と反射波信号とを受けて埋設物探査結果を表示
    する本体表示器と; で構成される埋設物探査装置にお
    いて; 前記本体表示器は、 前記パルス信号に応答し
    て前記反射波信号を記憶する記憶回路と; 探査終了時
    に前記記憶回路から前記表面の近傍での各反射波信号を
    取り出しそれを前記パルス信号の数分により平均する表
    面波平均回路と; 前記記憶回路に記憶してある信号と
    前記表面波平均回路で平均した信号との差を演算する演
    算回路と; 前記演算回路の演算結果を表示する表示回
    路と; を備えたことを特徴とする埋設物探査装置。
JP4283789A 1992-09-29 1992-09-29 埋設物探査装置 Pending JPH06109835A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01180486A (ja) * 1988-01-11 1989-07-18 Japan Radio Co Ltd 構造物探査装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01180486A (ja) * 1988-01-11 1989-07-18 Japan Radio Co Ltd 構造物探査装置

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