JPH06109422A - 変位量測定装置 - Google Patents

変位量測定装置

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Publication number
JPH06109422A
JPH06109422A JP4257681A JP25768192A JPH06109422A JP H06109422 A JPH06109422 A JP H06109422A JP 4257681 A JP4257681 A JP 4257681A JP 25768192 A JP25768192 A JP 25768192A JP H06109422 A JPH06109422 A JP H06109422A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
signal
modulator
frequency
measured
Prior art date
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Pending
Application number
JP4257681A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Tachikawa
義彦 立川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は変位量測定装置に関し、その目的
は、光路長が長い測定における外乱の影響を除去して測
定精度を高めることができる変位量測定装置を提供する
ことにある。 【構成】 コヒーレント光を参照光と被測定体6に照射
する信号光に分岐して参照光と被測定体から反射した信
号光を干渉させ、該干渉信号の強度変化に基づいて変位
量を測定する変位量測定装置において、前記被測定体6
に照射する信号光を所定の周波数で変調する変調器21
と、該変調器21で変調する周波数で前記干渉信号を同
期検波する同期検波回路24を設けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は変位量測定装置に関し、
詳しくは、変位量を光学的に非接触で測定する装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、変位量を光学的に非接触で測
定するのにあたって、マッハツェンダ干渉系が用いられ
ている。
【0003】図4にマッハツェンダ干渉系を用いた変位
量測定装置のブロック図を示している。図において、1
は周波数が安定化されたレーザー光源である。該レーザ
ー光源1の出力ビームは光分岐部品2に入射されて参照
光路と測定光路の2方向に分岐される。該光分岐部品2
を透過した光ビームは測定光路として偏光分岐部品3に
入射され、該光分岐部品2で反射された光ビームは参照
光路として反射部品7に入射される。偏光分岐部品3を
透過した光ビームは1/4波長板4で円偏光に変換され
た後、レンズ5を介して被測定体6に照射される。該被
測定体6に照射された光ビームは光路を逆行する。すな
わち、1/4波長板4で直線偏光に変換された後、レン
ズ5を介して再び偏光分岐部品3に入射されて反射さ
れ、光合波部品8に入射される。一方、該光合波部品8
には光分岐部品2で反射された光ビームも反射部品7を
介して参照光として入射されていて、偏光分岐部品3で
反射された被測定体6の反射光と干渉される。該光合波
部品8で干渉された光ビームは光検出器9に入射され
る。該光検出器9の検出信号は演算回路10に入力され
る。
【0004】このような構成において、参照光路及び測
定光路の光路長が変化すると、光検出器9は該光路長の
変化を光強度の変化として検出する。演算回路10は該
光検出器9から入力される光強度の変化信号に基づいて
変位量,速度,加速度,振動周波数等の演算を行って演
算結果を出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、出力信号の
S/Nに大きく影響するのは、レーザー光源1の出力ビ
ームの可干渉性である。可干渉距離Δlは、光速をc、
スペクトルの幅をΔνとすると、 Δl=c/Δν で与えられて、光路長lとコントラストの関係、すなわ
ち光路長lとS/Nの関係は図5のようになる。従っ
て、参照光路の光ビームと測定光路の光ビームを干渉さ
せた場合の光検出器9の検出信号も図5と同様のS/N
特性になる。
【0006】この図5の特性図から明らかなように、光
路長lが長くなったり、粗面での反射や空気の擾乱等の
外乱により信号光の光強度が小さくなるほど測定可能距
離が短くなるという問題がある。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的は、光路長が長い測定
における外乱の影響を除去して測定精度を高めることが
できる変位量測定装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る変位量測定
装置は、コヒーレント光を参照光と被測定体に照射する
信号光に分岐して参照光と被測定体から反射した信号光
を干渉させ、該干渉信号の強度変化に基づいて変位量を
測定する変位量測定装置において、前記被測定体に照射
する信号光を所定の周波数で変調する変調器と、該変調
器で変調する周波数で前記干渉信号を同期検波する同期
検波回路、を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】変調器で変調する周波数が被測定体の振動数と
一致した場合にのみ、干渉信号が出力される。
【0010】これにより、測定距離が長くなって可干渉
性が低下した場合であっても、外乱の影響を受けること
なく、高精度の測定が行える。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。図1は本発明の一実施例のブロック図で
あり、図4と共通する部分には同一の符号を付けてそれ
らの再説明は省略する。図において、21は光ビームの
強度や周波数を変化させる変調器であり、光分岐部品2
と偏光分岐部品3の間の光路に配置されている。22は
変調信号発生回路であり、その出力信号は位相シフト回
路23を介して変調器21に入力されるとともに、光検
出器9と演算回路10の間に接続されている同期検波回
路24にも制御信号として入力されている。同期検波回
路24は、光検出器9の出力信号を反転させる反転回路
24aと、変調信号発生回路22の出力信号に従って駆
動され光検出器9の出力信号または反転回路24aで反
転された出力信号を選択的に演算回路10に出力する連
動スイッチ24bとで構成されている。なお、変調信号
発生回路22及び位相シフト回路23には演算回路10
から制御信号が入力されている。
【0012】図1の動作を、図2の波形図を用いて説明
する。被測定体6がある周波数で振動していたとする
と、被測定体6までの光路長が変化し、光検出器9では
(a)に示すように光強度の変化として検出される。こ
こで、演算回路10の制御に従って、(d)に示すよう
な強度変化を変調信号発生回路22,位相シフト回路2
3及び変調器21を介して被測定体6に照射される光ビ
ームに重畳する。同時に、変調信号発生回路22で発生
した信号を同期検波回路24にも入力して連動スイッチ
24bをオン,オフ駆動する。同期検波回路24内で反
転回路24aを通過しない側のSW前の信号は図2
(a)と同一に反転回路24bを通過した側のSW前の
信号は図2(b)の様になる。(c)は同期検波回路2
4の出力信号を示している。変調信号発生回路22の出
力信号の周波数・位相と干渉信号の周波数・位相が一致
すると実線で示す波形になり、一致していないと点線で
示すような波形になる。これを平滑化すると、破線の波
形は打ち消し合ってレベルが零になることがわかる。
【0013】すなわち、演算回路10の制御に従って変
調信号発生回路22の出力信号の周波数と位相シフト回
路23の位相を変化させることにより、被測定体6の任
意の振動数と一致した時点で干渉信号の強度が大きくな
る。演算回路10は、付加した周波数と同期検波回路2
4の出力信号の関係に基づいて、変位量,速度,加速
度,振動周波数等の演算を行う。
【0014】このように、被測定体6の任意の振動数と
一致したときのみ干渉信号が出力されるので、測定距離
の延長による可干渉性の低下の影響を除去でき、高精度
の測定が実現できる。
【0015】なお、上記実施例では干渉光学系としてマ
ッハツェンダ光学系の例を示したが、マイケルソン干渉
光学系であってもよい。信号光を変調する部品はスイッ
チであってもよいし、導波路タイプの変調器等であって
もよい。
【0016】同期検波回路は実施例に限らない。また、
図3に示すようにヘテロダイン干渉系と組み合わせるこ
とにより、更にS/Nを改善できる。図3において、3
1は実線と点線で表された直交する2周波の光ビームを
出力するレーザー光源であり、該レーザー光源31の出
力ビームは光分岐部品32に入射されて参照光路と測定
光路の2方向に分岐される。該光分岐部品32を透過し
た光ビームは測定光路として偏光分岐部品33に入射さ
れる。該光分岐部品32で反射された光ビームは光検出
器36に入射される。偏光分岐部品33を透過した点線
で示す光ビームは1/4波長板4で円偏光に変換され、
変調器21を介して被測定体35に照射された後、光路
を逆行する。すなわち、1/4波長板4で直線偏光に変
換された後再び偏光分岐部品33に入射されて光検出器
37に入射される。一方、偏光分岐部品33に入射され
る実線で示す光ビームは、参照光として1/4波長板
4′を介して反射部品34で反射された後再び偏光分岐
部品33に入射されて光検出器37に入射される。38
はヘテロダイン検波器であり、光検出器36の出力信号
と光検出器37の出力信号が入力されている。そして、
該ヘテロダイン検波器38の出力信号は同期検波回路2
4に入力される。
【0017】これにより、ヘテロダイン検波の効果と同
期検波の効果が相まって図1に比べてさらにS/Nを改
善できる。
【0018】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、変調器で
変調する周波数が被測定体の振動数と一致した場合にの
み干渉信号が出力されるので、測定距離が長くなって可
干渉性が低下した場合であっても、外乱の影響を受ける
ことなく高精度の測定が行える変位量測定装置が実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の動作を説明する波形図である。
【図3】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図4】従来のマッハツェンダ干渉系を用いた変位量測
定装置のブロック図である。
【図5】光路長とコントラストの関係説明図である。
【符号の説明】
1 レーザー光源 2 光分岐部品 3 偏光分岐部品 4,4′ 1/4波長板 5 レンズ 6 被測定体 7 反射部品 8 光合波部品 9 光検出器 10 演算回路 21 変調器 22 変調信号発生回路 23 位相シフト回路 24 同期検波回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コヒーレント光を参照光と被測定体に照
    射する信号光に分岐して参照光と被測定体から反射した
    信号光を干渉させ、該干渉信号の強度変化に基づいて変
    位量を測定する変位量測定装置において、 前記被測定体に照射する信号光を所定の周波数で変調す
    る変調器と、該変調器で変調する周波数で前記干渉信号
    を同期検波する同期検波回路、を設けたことを特徴とす
    る変位量測定装置。
JP4257681A 1992-09-28 1992-09-28 変位量測定装置 Pending JPH06109422A (ja)

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JP4257681A JPH06109422A (ja) 1992-09-28 1992-09-28 変位量測定装置

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JP4257681A JPH06109422A (ja) 1992-09-28 1992-09-28 変位量測定装置

Publications (1)

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JPH06109422A true JPH06109422A (ja) 1994-04-19

Family

ID=17309631

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JP4257681A Pending JPH06109422A (ja) 1992-09-28 1992-09-28 変位量測定装置

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JP (1) JPH06109422A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007279023A (ja) * 2006-03-15 2007-10-25 Hitachi Maxell Ltd スペーシング計測装置及び計測方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007279023A (ja) * 2006-03-15 2007-10-25 Hitachi Maxell Ltd スペーシング計測装置及び計測方法

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