JPH06109030A - 自動クラッチの制御装置 - Google Patents

自動クラッチの制御装置

Info

Publication number
JPH06109030A
JPH06109030A JP25496392A JP25496392A JPH06109030A JP H06109030 A JPH06109030 A JP H06109030A JP 25496392 A JP25496392 A JP 25496392A JP 25496392 A JP25496392 A JP 25496392A JP H06109030 A JPH06109030 A JP H06109030A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
map
clutch
speed
control
difference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25496392A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Sawayama
昭 澤山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP25496392A priority Critical patent/JPH06109030A/ja
Publication of JPH06109030A publication Critical patent/JPH06109030A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クラッチ板の摩耗などの原因でクラッチペダ
ルの踏み込み量が変動しても発進時にもたつきを生じな
いようにする。 【構成】 内燃機関の回転速度およびプロペラ軸の回転
速度を検出し、制御マップにしたがって演算を行い、流
体シリンダに供給する流体の流量を加減してクラッチを
制御する自動クラッチの制御装置において、急速にクラ
ッチをつなぐ第一のマップと、緩やかにクラッチをつな
ぐ第二のマップとを前記制御マップ内に設け、内燃機関
の回転速度とクラッチ板の回転速度との差の値が大きい
ときに第一のマップを選択し、小さいときに第二のマッ
プを選択して演算を行いクラッチの接断を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車に利用する。本発
明は自動変速装置に利用する。本発明は機械式クラッチ
をプログラム制御回路を用いて制御する自動クラッチ装
置の改良に関する。本発明は自動クラッチ装置を装備し
た自動車の運転性能の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】クラッチの接断を制御する空気シリンダ
を設け、この空気シリンダに供給する空気の量を電磁弁
で制御し、この電磁弁を制御回路により制御する自動ク
ラッチ装置が広く利用されるようになった。この自動ク
ラッチ装置は特に大型自動車に適する装置であって、小
型自動車に広く普及した液体トルクコンバータによるオ
ートマチック車に比べて、エネルギ損失が小さく、燃料
消費量が経済的である利点がある。
【0003】空気シリンダに供給する空気量を微妙に制
御するために6連弁なども開発され利用されている。こ
れは電磁弁を実質的に6個並列に接続した構造であり、
空気流量を多段階に調節することができるようにしたも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような自動クラッ
チ装置を搭載した自動車では、利用者から発進性能が悪
いことがあるとの注文がある。これは、いわゆる「発進
もたつき」であって、アクセルペダルを踏み込んだと
き、すぐに発進せず発進するまでにわずかな時間が余分
にかかるというものである。
【0005】この現象は、製品出荷時に適正に調節され
ていても、クラッチ板が摩耗すると条件が違ってくるた
めに、アクセルペダルを踏み込んでから実際に車両が発
進するまでの時間は使用しているうちに変動することに
なる。さらに、わずかな製品ばらつきや装置の温度変動
により条件が違うので常に一様にならない。クラッチを
運転者が左足で制御するいわゆるマニュアル車では、運
転者の慣れにより音をききわけ、運転者が微妙にクラッ
チの制御タイミングを変化させて、このようなばらつき
や変動を吸収してしまっている。
【0006】本発明は機械式クラッチを用いた自動クラ
ッチ装置で、クラッチ板の摩耗その他変動があっても、
発進もたつきを小さくかつ一様に保つことができる装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するこめの手段】本発明は、内燃機関の回
転速度(V1)を検出する第一の速度センサと、プロペ
ラ軸の回転速度(V2)を検出する第二の速度センサ
と、クラッチの接断を制御する流体シリンダと、この流
体シリンダに供給する流体の流量を加減する電磁弁と、
前記二つの速度センサの検出出力を取込み制御マップに
したがって演算を実行し前記電磁弁に制御信号を送出す
る制御回路とを備えた自動クラッチの制御装置におい
て、前記制御マップは、急速にクラッチをつなぐ第一の
マップと、緩やかにクラッチをつなぐ第二のマップとが
用意され、前記制御回路は、前記二つの速度センサの出
力から内燃機関の回転速度とクラッチ板の回転速度の差
(D=V1 −kV2、kは設定されている変速ギヤ比)
を演算する手段と、この回転速度の差(D)の値が所定
値より大きいときには前記第一のマップを利用し前記所
定値以下のときには前記第二のマップを利用してそれぞ
れ演算を行う手段とを含むことを特徴とする。
【0008】
【作用】制御回路が第一の速度センサおよび第二の速度
センサから内燃機関の回路速度(V1)およびプロペラ
軸の回転速度(V2)を取り込み、内燃機関の回転速度
とプロペラ軸の回転速度の差(D=V1−kV2 k:
設定されている速度ギヤ比)を演算する。この演算され
た回転速度の差(D)の値が所定値より大きいときに
は、急速にクラッチをつなぐ第一のマップを選択して演
算を行い、また、回転速度の差(D)の値が小さいとき
には、緩やかにクラッチをつなぐ第二のマップを選択し
て演算を行い、電磁弁の動作を制御してクラッチを接断
する流体シリンダへの流体の流量を加減する。
【0009】これにより、クラッチ板の摩耗よにりクラ
ッチペダルの踏み込み量が設定された値から変動して
も、自動的に一様になるように補正され、発進時に生じ
るもたつきをなくすことができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【0011】本発明実施例は、内燃機関10の回転速度
(V1)を検出する第一の速度センサ1と、プロペラ軸
の回転速度(V2)を検出する第二の速度センサ2と、
クラッチ3の接断を制御する流体シリンダ4と、この流
体シリンダ4に供給する流体の流量を加減する電磁弁5
と、二つの速度センサ1および2の検出出力を取込み制
御マップにしたがって演算を実行し電磁弁5に制御信号
を送出する制御回路6とを備え、さらに、本発明の特徴
として、前記制御マップには、急速にクラッチをつなぐ
第一のマップと、緩やかにクラッチをつなぐ第二のマッ
プが用意され、制御回路6には、二つの速度センサ1お
よび2の出力から内燃機関10の回転速度とクラッチ板
の回転速度の差(D=V1 −kV2、kは設定されてい
る変速ギヤ比)を演算する手段と、この回転速度の差
(D)の値が大きいときには前記第一のマップを利用し
小さいときには前記第二のマップを利用する手段を含
む。
【0012】電磁弁5には6連弁が用いられる。図2は
その6連弁の構成を示す一部断面正面図である。
【0013】本実施例の6連弁は、絞り径が異なる4つ
の電磁弁5a、5b、5c、および5dと、排気用の電
磁弁5eおよび5fにより構成される。電磁弁5a、5
b、5cおよび5d は常時閉状態にあり、走行状態に合
わせた制御回路6の制御にしたがって、エアコンプレッ
サ11により圧縮されエアタンク12に蓄積されたエア
を流体シリンダ4内に供給する。この4つの電磁弁5a
、5b 、5c 、および5d は個別にまたはそれぞれを
組合せて動作させることが可能であり、流量を多段階に
変更して、そのために微妙な半クラッチの状態を多様に
実現することができる。電磁弁5e および5f は通常は
開状態にあって排気状態を設定し、エアを流体シリンダ
4に送るときには制御回路6の制御にしたがって閉状態
となる。
【0014】次に、このように構成された本発明実施例
の動作について説明する。図3は本発明実施例における
制御動作の流れを示す流れ図、図4は本発明実施例にお
ける内燃機関の回転速度とプロペラ軸の回転速度との差
による制御マップの選択を説明する図である。
【0015】制御回路6は、第一の速度センサ1および
第二の速度センサ2から内燃機関10の回転速度(V
1)およびプロペラ軸の回転速度(V2)を取り込み、
取り込んだ内燃機関10の回転速度(V1)とプロペラ
軸の回転速度(V2)との差 D=V1−kV2(k:設定されているギア比) を演算する。
【0016】図4に示すように、回転速度の差(D)が
内燃機関10の回転速度(V1)に対しあらかじめ定め
られた値(D1)よりも大きければ、クラッチストロー
クが大きくクラッチ3を接状態にするのに時間を要する
ので、第一のマップを選択して演算を行い、電磁弁5を
急速に動作させてクラッチ3を接状態にする。
【0017】また、回転速度の差(D)の値が設定値
(D1)よりも小さければ、クラッチストロークが小さ
くクラッチ3を接状態にするのに時間を要しないので、
第二のマップを選択して演算を行い、電磁弁5を緩やか
に動作させてクラッチ3を接状態にする。
【0018】このような動作によりクラッチ板が摩耗し
て、あるいは温度変化により、適正に調節されていたク
ラッチストロークに変動があっても、そのときの状態に
応じて自動的にクラッチストロークが補正される。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ク
ラッチ板の摩耗によりクラッチペダルの踏み込み量が設
定された値から変動しても、そのときの状態に応じて自
動的に補正することができ、発進時のもたつきをなくす
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の構成を示すブロック図。
【図2】本発明実施例に用いられる6連弁の構成を示す
一部断面正面図。
【図3】本発明実施例における制御動作の流れを示す流
れ図。
【図4】(a)および(b)は本発明実施例における内
燃機関の回転速度とクラッチ回転速度との差による制御
マップの選択を説明する。
【符号の説明】
1 第一の速度センサ 2 第二の速度センサ 3 クラッチ 4 流体シリンダ 5、5a 〜5f 電磁弁 6 制御回路 10 内燃機関 11 エアコンプレッサ 12 エアタンク 13 アクセルペダル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の回転速度(V1)を検出する
    第一の速度センサと、プロペラ軸の回転速度(V2)を
    検出する第二の速度センサと、クラッチの接断を制御す
    る流体シリンダと、この流体シリンダに供給する流体の
    流量を加減する電磁弁と、前記二つの速度センサの検出
    出力を取込み制御マップにしたがって演算を実行し前記
    電磁弁に制御信号を送出する制御回路とを備えた自動ク
    ラッチの制御装置において、 前記制御マップは、急速にクラッチをつなぐ第一のマッ
    プと、緩やかにクラッチをつなぐ第二のマップとが用意
    され、 前記制御回路は、前記二つの速度センサの出力から内燃
    機関の回転速度とクラッチ板の回転速度の差(D=V1
    −kV2、kは設定されている変速ギヤ比)を演算する
    手段と、この回転速度の差(D)の値が所定値より大き
    いときには前記第一のマップを利用し前記所定以下のと
    きには前記第二のマップを利用してそれぞれ演算を行う
    手段とを含むことを特徴とする自動クラッチの制御装
    置。
JP25496392A 1992-09-24 1992-09-24 自動クラッチの制御装置 Pending JPH06109030A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25496392A JPH06109030A (ja) 1992-09-24 1992-09-24 自動クラッチの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25496392A JPH06109030A (ja) 1992-09-24 1992-09-24 自動クラッチの制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06109030A true JPH06109030A (ja) 1994-04-19

Family

ID=17272303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25496392A Pending JPH06109030A (ja) 1992-09-24 1992-09-24 自動クラッチの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06109030A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009074629A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Nissan Diesel Motor Co Ltd クラッチ接続制御機構及びその制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009074629A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Nissan Diesel Motor Co Ltd クラッチ接続制御機構及びその制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0661427B1 (en) System for Selecting the Number of Cylinders to be operated in a multi Cylinder variable displacement Engine
US4924832A (en) System and method for controlling ignition timing for internal combustion engine
JPH11280514A (ja) 内燃機関の運転方法及び装置
JP3804403B2 (ja) 内燃機関の燃料供給量制御装置
JP2004535526A (ja) 車両駆動機関の運転方法および装置
US8112209B2 (en) Vehicle driving force control device
JP2004100746A (ja) 車両の駆動力制御方法およびこの方法を用いた駆動力制御装置
JP2003049693A (ja) 駆動機関の運転方法および装置
JPH0475420B2 (ja)
JPH06109030A (ja) 自動クラッチの制御装置
JP3716945B2 (ja) 内燃機関の吸入空気量制御装置
JPH094485A (ja) 車両用駆動力制御装置
KR100343512B1 (ko) 무단변속기의 제어장치
JP3239747B2 (ja) エンジン制御装置
JP3239748B2 (ja) エンジン制御装置
JPH0533688A (ja) 車両用自動変速機のトルクダウン制御装置
JPH023545A (ja) 車両用自動変速機のダウンシフト制御装置
JP2666897B2 (ja) エンジンのスロットル弁制御装置
JPH0842680A (ja) 車両用自動変速制御装置
JPH04203265A (ja) 点火時期制御装置
JPH0524463A (ja) エンジンの制御装置
JPS6188057A (ja) 車両用自動変速機の変速制御方法
JPH11200928A (ja) 車両用エンジンのアイドル回転数制御装置
KR20020032682A (ko) 수동 변속 차량의 엔진 회전수 제어장치 및 방법
JP2595792B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置