JPH06108974A - 密閉レシプロ圧縮機の吐出バルブ構造 - Google Patents

密閉レシプロ圧縮機の吐出バルブ構造

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JPH06108974A
JPH06108974A JP28229592A JP28229592A JPH06108974A JP H06108974 A JPH06108974 A JP H06108974A JP 28229592 A JP28229592 A JP 28229592A JP 28229592 A JP28229592 A JP 28229592A JP H06108974 A JPH06108974 A JP H06108974A
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JP
Japan
Prior art keywords
discharge valve
discharge
valve plate
gasket
valve structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28229592A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Nagasawa
芳秋 長沢
Motohiko Osano
元彦 小佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 密閉レシプロ圧縮機の吐出ポートを開閉する
ための吐出バルブ構造において、吐出バルブプレートの
自由端部を弁座のシート面に対して斜めに開かせること
により、冷媒ガスの流れに方向性を持たせて吐出効率を
改善し、よって冷凍能力、EERの向上を図るため。 【構成】 前記吐出バルブ構造に含まれる吐出バルブプ
レート22の自由端部22bにはバルブ対称軸に関して
一方側にほぼ直交して突起部22cを形成し、前記吐出
バルブ構造に含まれる吐出バルブガスケット23には吐
出バルブプレート22の突起部22cの上方にストッパ
部を設け、それにより、吐出バルブプレート22は、突
起部22cが最初に吐出バルブガスケット23のストッ
パ部に接し、ついで突起部22cの反対側の部分がヘッ
ドマフラ24に接するようにして、吐出バルブプレート
22の自由端部22bが弁座25のシート面に対し斜め
に開くようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は密閉レシプロ圧縮機の吐
出バルブ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は吐出バルブ構造を有する密閉レシ
プロ圧縮機の断面側面図である。 図3において、1は
密閉レシプロ圧縮機、2は吐出バルブ構造、3はヘッド
マフラであり、密閉レシプロ圧縮機1は電動要素4によ
りクランクピン5が回転駆動され、クランクピン5に連
動されるピストン6が往復動され、シリンダ7内で圧縮
された冷媒ガスは吐出バルブ構造2を介しヘッドマフラ
3を通って外部に出るようになっている。図4は、図3
に示されるような密閉レシプロ圧縮機に設けられる従来
の吐出ポートを開閉するための吐出バルブ構造を示すも
ので、(A)は正面図、(B)は(A)の断面図であっ
て、吐出ポート11、吐出バルブプレート12、吐出バ
ルブガスケット13、ヘッドマフラ3及び弁座14の関
係が示されている。吐出バルブプレート12は、図4
(A)に示されるように、固定端部12aがカシメ部で
弁座14にカシメられ、自由端部12bはバルブ対称軸
に関して対称に形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図4に示さ
れるような従来の吐出バルブ構造は、吐出バルブプレー
ト12の自由端部12bが図4(B)に示されるように
弁座14のシート面と平行に開閉するため、冷媒ガスの
流れは特定の方向性を持っておらず、そのため吐出バル
ブプレート12は不規則な動きをし、性能向上ができな
いという問題があった。又、吐出バルブプレート12が
開いたときヘッドマフラ3に直接当たっていたため、衝
撃が大きいという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題を
解決するために、密閉レシプロ圧縮機の吐出ポートを開
閉するための吐出バルブ構造において、前記吐出バルブ
構造に含まれる吐出バルブプレートの自由端部はバルブ
対称軸に関して一方側にほぼ直交して突起部が形成さ
れ、前記吐出バルブ構造に含まれる吐出バルブガスケッ
トは前記吐出バルブプレートの突起部の上方にストッパ
部が設けられ、それにより、前記吐出バルブプレート
は、前記突起部が最初に前記吐出バルブガスケットのス
トッパ部に接し、ついで前記突起部の反対側の部分がヘ
ッドマフラに接するようにして、前記吐出バルブプレー
トの自由端部が弁座のシート面に対し斜めに開くように
なっている密閉レシプロ圧縮機の吐出バルブ構造とした
ものである。
【0005】
【作用】吐出バルブガスケットは、吐出バルブプレート
の自由端部に形成された突起部の上方にストッパ部が設
けられているので、吐出バルブプレートの自由端部が弁
座のシート面に対して斜めに開くようになり、冷媒ガス
の流れに方向性をもたすことができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明による密閉レシプロ圧縮機の吐
出バルブ構造の実施例について図1及び図2を参照して
説明する。図1は密閉レシプロ圧縮機の吐出バルブ構造
の第1実施例を示すもので、(A)は正面図、(B)は
(A)の断面図であり、図2は密閉レシプロ圧縮機の吐
出バルブ構造の第2実施例を示すもので、(A)は正面
図、(B)は(A)の断面図である。
【0007】まず、図1に示される第1実施例について
説明する。図1において、21は吐出ポート、22は吐
出バルブプレート、22aは固定端部、22bは自由端
部、22cは突起部、23は吐出バルブガスケット、2
3aは第1のガスケット、23bは第2のガスケット、
24はヘッドマフラ、25は弁座である。第1実施例の
吐出バルブ構造は、密閉レシプロ圧縮機の吐出ポート2
1を開閉するための吐出バルブ構造であって、前記吐出
バルブ構造に含まれるシート状の板で一体に形成された
吐出バルブプレート22の自由端部22bはバルブ対称
軸に関して一方側にほぼ直交して突起部22cが形成さ
れ、前記吐出バルブ構造に含まれる吐出バルブガスケッ
ト23は吐出バルブプレート22の突起部22cの上方
にストッパ部が設けられ、それにより、吐出バルブプレ
ート22は、突起部22cが最初に吐出バルブガスケッ
ト23のストッパ部に接し、ついで突起部22cの反対
側の部分がヘッドマフラ24に接するようにして、吐出
バルブプレート22の自由端部22bが弁座25のシー
ト面に対し斜めに開くようになっているものである。そ
して、吐出バルブガスケット23は、厚さaの第1のガ
スケット23a及び厚さbの第2のガスケット23bが
重層されて、吐出バルブプレート22の自由端部22b
の突起部22cが第1のガスケット23aの上面に置か
れた第2のガスケット23bの肩部に係合するようにな
っているので、突起部22cの開き量は第1のガスケッ
ト23aの厚さ分aであり、突起部22cの反対側の部
分の開き量は第1のガスケット23a及び第2のガスケ
ット23bの厚さ分a+bとなっているため、吐出バル
ブプレート22は弁座25のシート面に対して斜めに開
く。そのため冷媒ガスは吐出バルブプレート22の突起
部22cの反対方向に一様に流れるため吐出バルブプレ
ート22の不規則な動きを防止でき、効率的な冷媒吐出
が可能となる。又、吐出バルブプレート22はストッパ
となる第2のガスケット23bに当たった後ヘッドマフ
ラ24に当たるため、衝撃が緩和される。
【0008】次に、図2に示される第2実施例について
説明する。図2において、31は吐出ポート、32は吐
出バルブプレート、32aは固定端部、32bは自由端
部、32cは突起部、33は吐出バルブガスケット、3
3aは第1のガスケット、33bは第2のガスケット、
34はヘッドマフラ、35は弁座である。図1の第1実
施例のものは、弁座25のシート面を吐出バルブプレー
ト22の輪郭に沿うようにシート状の板で一体に形成し
て、吐出バルブプレート22の上面と第1のガスケット
23aの下面が面一になるようになっているが、図2の
第2実施例のものは、弁座35の上面に第1のガスケッ
ト33a及び吐出バルブプレート32が着座するように
取り付けられている点が異なるのみで、他は実質的に図
1の第1実施例のものと同一である。したがって、第2
実施例の吐出バルブ構造の作用についても第1実施例の
吐出バルブ構造の作用と同等に行われる。
【0009】
【発明の効果】本発明による密閉レシプロ圧縮機の吐出
バルブ構造は、上述のように構成されているので、下記
の効果がある。 吐出バルブプレートの自由端部が斜めに開くことによ
り、冷媒ガスの流れに方向性を持たせられて吐出効率が
改善され、よって冷凍能力、EERの向上が図れる。 吐出バルブプレートがまずストッパに当たってから、
ついでヘッドマフラに当たるため、ヘッドマフラに当た
るときの衝撃が緩和される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による密閉レシプロ圧縮機の吐出バルブ
構造の第1実施例を示すもので、(A)は正面図、
(B)は(A)の断面図である。
【図2】本発明による密閉レシプロ圧縮機の吐出バルブ
構造の第2実施例を示すもので、(A)は正面図、
(B)は(A)の断面図である。
【図3】吐出バルブ構造を有する密閉レシプロ圧縮機の
断面側面図である。
【図4】従来の密閉レシプロ圧縮機の吐出バルブ構造を
示すもので、(A)は正面図、(B)は(A)の断面図
である。
【符号の説明】
21 吐出ポート 22 吐出バルブプレート 22a 固定端部 22b 自由端部 22c 突起部 23 吐出バルブガスケット 23a ガスケットA 23b ガスケットB 24 ヘッドマフラ 25 弁座
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉レシプロ圧縮機の吐出ポートを開閉
    するための吐出バルブ構造において、前記吐出バルブ構
    造に含まれる吐出バルブプレートの自由端部はバルブ対
    称軸に関して一方側にほぼ直交して突起部が形成され、
    前記吐出バルブ構造に含まれる吐出バルブガスケットは
    前記吐出バルブプレートの突起部の上方にストッパ部が
    設けられ、それにより、前記吐出バルブプレートは、前
    記突起部が最初に前記吐出バルブガスケットのストッパ
    部に接し、ついで前記突起部の反対側の部分がヘッドマ
    フラに接するようにして、前記吐出バルブプレートの自
    由端部が弁座のシート面に対し斜めに開くようになって
    いることを特徴とする密閉レシプロ圧縮機の吐出バルブ
    構造。
JP28229592A 1992-09-29 1992-09-29 密閉レシプロ圧縮機の吐出バルブ構造 Pending JPH06108974A (ja)

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JP28229592A Pending JPH06108974A (ja) 1992-09-29 1992-09-29 密閉レシプロ圧縮機の吐出バルブ構造

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JP (1) JPH06108974A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100424591B1 (ko) * 2002-05-09 2004-03-27 엘지전자 주식회사 밀폐형 압축기의 토출밸브장치
WO2016103321A1 (ja) * 2014-12-22 2016-06-30 三菱電機株式会社 圧縮機及びそれを備えた冷凍サイクル装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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