JPH0610894A - 軸流ファン - Google Patents
軸流ファンInfo
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- JPH0610894A JPH0610894A JP17268792A JP17268792A JPH0610894A JP H0610894 A JPH0610894 A JP H0610894A JP 17268792 A JP17268792 A JP 17268792A JP 17268792 A JP17268792 A JP 17268792A JP H0610894 A JPH0610894 A JP H0610894A
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- Japan
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- moving blade
- blade
- thin
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- Granted
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- Cleaning And Drying Hair (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
流分の回収もでき、しかも騒音が低い軸流ファンの提
供。 【構成】 ケース1 の吸い込み口1aにベルマウス6 を設
け、さらに動翼5 と吸い込み口間にベルマウスを外囲す
る薄肉円筒体8 を設けた軸流ファンにおいて、動翼5 の
羽根の弦の長さをLとした場合、動翼5 と薄肉円筒体8
の各対向端部間の距離aを、0<a<0.3 Lとした。
Description
等に好適な動翼の軸方向に風を送る軸流ファンに関す
る。
み、送風機においても小型で高効率、しかも大風量かつ
低騒音のものが要求されている。また、一般的な送風機
としては、シロッコ型や斜流型ファンが存在する。これ
らは、動翼と送風機の吹き出し口間に、モータや回路部
品あるいはヒータ等、風の流れの抵抗となる部材が介在
しないか、また介在したとしても所要の圧力P−風量Q
特性が得られるのであるが、電流消費が多くて効率が低
く、また小型化への対応も困難である。
型化への対応が容易なものとして動翼の軸方向に風を送
る軸流ファンが存在する。しかしこのものにおいても、
動翼と吹き出し口間に風の流れの抵抗となる部材が介在
する形式のものでは、風の流れが円滑であるとは言い難
く、圧力P−風量Q特性が低下する。
でないのは、以下の理由による。すなわち、図4に示す
ように、筒状をなし、一端側を吸い込み口Aa、他端側を
吹き出し口としたケースA 内の風の流れW1は、動翼B と
吹き出し口間に介在する風の流れの抵抗となる部材 (モ
ータや動翼自体も含む) により、軸線との平行状態を維
持できずに動翼B 面上で失速が起こる。そして、X で示
す範囲において一部は逆向きの流れW2となり、Y で示す
範囲において両方の流れが衝突して渦W3が発生する。従
って、この衝突により、騒音 (乱流騒音) が発生した
り、風圧あるいは風量が低下したりするのである。
しかも騒音の低い軸流ファンを得るために鋭意研究を続
け、特願昭63-94380において、その成果を提案した。そ
のものは、図5に示すように、吸い込み口Aaと動翼B 間
にケースA の内径より小さい外径を有する薄肉円筒体C
を配設し、さらに薄肉円筒体C の内径より十分小さい外
径の直管部Da及びこの直管部Daから連設される拡径部Db
よりなるベルマウスDを、直管部Daが薄肉円筒体C の内
方に入り込むように、すなわち薄肉円筒体C がベルマウ
スD の直管部Daを外囲するようにして拡径部Dbの端部を
吸い込み口Aaに接合したものである。これにより、ケー
スA と薄肉円筒体C 、薄肉円筒体C とベルマウスD の直
管部Daの間に還流路となる空間が形成され、従って風の
本流W1と逆流分W2の衝突がなくなるとともに、逆流分W2
も回収できるようになった。
提案したものは、本流W1と逆流分W2の衝突がなくなると
ともに逆流分W2も回収できるというように、軸流ファン
の風の流れを改善できたのであるが、動翼B と薄肉円筒
体C の距離をある程度以上に大きくした場合、再び騒音
が大きくなることがあった。
で、その目的とするところは、本流と逆流分の風の流れ
の衝突がなくかつ逆流分の回収もでき、しかも騒音が低
い軸流ファンを提供するにある。
めに本発明の軸流ファンは、モータと、軸方向に風を送
るためにモータの回転軸に取着された複数の羽根を有し
た動翼と、筒状をなし一端側を吸い込み口、他端側を吹
き出し口としてその間にモータ及び動翼を含む部材を収
容固定したケースと、吹き出し口と動翼間に風の流れの
抵抗となる部材が介在するものであって、吸い込み口に
ベルマウスを設け、さらに動翼と吸い込み口間にベルマ
ウスを外囲する薄肉円筒体を設けた軸流ファンにおい
て、前記羽根の弦の長さをLとした場合、動翼と薄肉円
筒体の各対向端部間の距離aを、0<a<0.3 Lとした
構成としている。
端部間の距離aが特定の範囲にあることにより、本流と
逆流分の風の流れの衝突がなくかつ逆流分の回収もでき
るうえに、騒音も低くすることができる。
適用した一実施例を図1乃至図3に基づいて説明する。
スで、一端側を吸い込み口1a、他端側を吹き出し口1bと
している。吸い込み口1aと吹き出し口1b間のケース1 の
内部には、例えば 25,000rpm程度の無刷子直流モータ等
のモータ2 、モータ2 の周囲に位置する案内翼3 、そし
て回路部やヒータ等の風の流れの抵抗となる部材4 が収
容固定される。モータ2 の回転軸2aは、吸い込み口1a側
に突出し、これに軸方向、すなわち吹き出し口1b側に風
を送る複数の羽根を有した動翼5 が同軸的に取着されて
いる。本実施例では、ケース1 の内径を35mm、動翼5 の
外径をケース1の内径より若干小さい程度にしてあり、
これらの間には間隙g が存在する。この間隙g は、動翼
5 の外径の 2.5%以下にすることが好ましい。また、動
翼5 の各羽根は、その吸い込み口側の端面、すなわち弦
は内方側から外方側に向かうにつれて上り傾斜し、かつ
平面視では曲線になっており、その長さLは本実施例で
は約30mm程度としている。
例では内径約25mm)6a と、この直管部6aから断面が湾曲
状に拡がる拡径部6bとよりなり、拡径部6bの端部が吸い
込み口1aに挟着あるいは接着等によって接合される。7
は保護用ネットで、ベルマウス6 の拡径部6bに対向する
よう吸い込み口1aに取着される。
6aの外径より大きく、外径についてはケース1 の内径よ
り小さいことは勿論、動翼5 の外径よりも小さくする。
薄肉円筒体8 の形状についてさらに詳しくは、これとケ
ース1 の内周面との距離が前述した間隙g の10倍以下と
するのが好ましく、いずれにしてもケース1 と薄肉円筒
体8 との間には空間S1が形成される。また、薄肉円筒体
8 のケース1 への固定のために、その外周面にケース1
まで放射状に延びる適数個の薄肉リブ8a,8a,─を形成し
ており、これを圧入あるいは接着等によってケース1 に
固定する。なお、この薄肉リブ8a,8a,─は、動翼5 との
干渉音を低減するために羽根枚数と互いに素になる個数
とする。薄肉円筒体8 は、ベルマウス6 の直管部6aを外
囲するが、それらの間には前述した空間S1と同程度の空
間S2が、その吸い込み口側端面と拡径部6bとの間に空間
S3が形成されるよう設定する。また、薄肉円筒体8 の軸
方向長さは、羽根の弦の長さLに対し、 0.5L乃至 2L
程度が望ましい。そして、動翼5 と薄肉円筒体8 の各対
向端部間の距離aは、0<a<0.3 Lとする。
の風の流れ (本流)W1 は、風の抵抗となる部材4 やモー
タ2 や動翼5 が存在することにより、図2に示すよう
に、従来例のものと同様に軸線と平行な状態を維持でき
ず、動翼5 の吸い込み口側の先端部付近で一部は逆向き
の流れ (逆流分=逆流した旋回流)W2 となる。この逆流
分W2は、空間S1、空間S3、次いで空間S2を流れ、そして
吸い込まれるようにして本流W1に合流する。
対向端部間の距離aについて、これをゼロから順次大き
くして騒音測定を行ったところ、図3に示すような測定
結果が得られた。図において、横軸は距離a、縦軸は騒
音である。この結果から、距離aが非常に小さいとき
は、0.3 Lより大さい場合より約 2.5dB騒音が低くなる
こと、そして、距離aが0.3 Lより小さいと騒音低減に
効果があるということが判明した。
体の各対向端部間の距離aが特定の範囲にあることによ
り、本流と逆流分の風の流れの衝突がなくかつ逆流分の
回収もできるうえに、騒音も低くすることができる。
騒音と測定結果を示す特性図である。
明する説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 モータと、軸方向に風を送るためにモ
ータの回転軸に取着された複数の羽根を有した動翼と、
筒状をなし一端側を吸い込み口、他端側を吹き出し口と
してその間にモータ及び動翼を含む部材を収容固定した
ケースと、吹き出し口と動翼間に風の流れの抵抗となる
部材が介在するものであって、吸い込み口にベルマウス
を設け、さらに動翼と吸い込み口間にベルマウスを外囲
する薄肉円筒体を設けた軸流ファンにおいて、前記羽根
の弦の長さをLとした場合、動翼と薄肉円筒体の各対向
端部間の距離aを、0<a<0.3 Lとしたことを特徴と
する軸流ファン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4172687A JP2751741B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 軸流ファン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4172687A JP2751741B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 軸流ファン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0610894A true JPH0610894A (ja) | 1994-01-21 |
JP2751741B2 JP2751741B2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=15946501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4172687A Expired - Lifetime JP2751741B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 軸流ファン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2751741B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0351002A (ja) * | 1989-07-20 | 1991-03-05 | Matsushita Electric Works Ltd | 送風装置 |
JPH0454937U (ja) * | 1990-09-17 | 1992-05-12 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP4172687A patent/JP2751741B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
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JPH0351002A (ja) * | 1989-07-20 | 1991-03-05 | Matsushita Electric Works Ltd | 送風装置 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2751741B2 (ja) | 1998-05-18 |
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