JPH06108446A - 制水用ゲート - Google Patents
制水用ゲートInfo
- Publication number
- JPH06108446A JPH06108446A JP32137591A JP32137591A JPH06108446A JP H06108446 A JPH06108446 A JP H06108446A JP 32137591 A JP32137591 A JP 32137591A JP 32137591 A JP32137591 A JP 32137591A JP H06108446 A JPH06108446 A JP H06108446A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- water
- door body
- control gate
- packing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 扉体背面の止水用パッキンを、背面の戸当り
にしっかり押接させて水密性を得ることができる制水用
ゲートを提供する。 【構成】 回転軸３２を中心に回転して開閉する扉体２
を備え、この扉体２の背面に戸当り１６に押接する止水
パッキン１５を装着して成る制水ゲートにおいて、上記
回転軸３２を長孔状の軸受孔３４に軸支せしめ、この扉
体２をこの軸受孔３４の長手方向Ｎ１に摺動自在とする
ことにより、この扉体２に作用する水圧Ｐにより、上記
止水パッキン１５を上記戸当り１６に押接するようにし
た。
にしっかり押接させて水密性を得ることができる制水用
ゲートを提供する。 【構成】 回転軸３２を中心に回転して開閉する扉体２
を備え、この扉体２の背面に戸当り１６に押接する止水
パッキン１５を装着して成る制水ゲートにおいて、上記
回転軸３２を長孔状の軸受孔３４に軸支せしめ、この扉
体２をこの軸受孔３４の長手方向Ｎ１に摺動自在とする
ことにより、この扉体２に作用する水圧Ｐにより、上記
止水パッキン１５を上記戸当り１６に押接するようにし
た。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は制水用ゲートに係り、扉
体に作用する水圧により、止水パッキンを戸当りに強く
押接させて水密性を得るようにしたものである。
体に作用する水圧により、止水パッキンを戸当りに強く
押接させて水密性を得るようにしたものである。
【０００２】
【従来の技術】水路と海の境界部や、本川と支川の境界
部に設置される制水用ゲートは、扉体により下流側の海
水や水が上流側に逆流するのを防止するためのものであ
り、したがって上流側の水位が下流側の水位よりも高い
場合には、扉体を開いて水を下流側に放流し、また下流
側の水位が上流側の水位よりも高くなったならば、速や
かに扉体を閉じて、下流側の水や海水が上流側に逆流す
るのを防止しなければならない。
部に設置される制水用ゲートは、扉体により下流側の海
水や水が上流側に逆流するのを防止するためのものであ
り、したがって上流側の水位が下流側の水位よりも高い
場合には、扉体を開いて水を下流側に放流し、また下流
側の水位が上流側の水位よりも高くなったならば、速や
かに扉体を閉じて、下流側の水や海水が上流側に逆流す
るのを防止しなければならない。
【０００３】そこで本出願人は、先にスムーズに開閉で
きる制水用ゲートを提案した（特開平３−１７６５０７
号公報）。この制水ゲートは、扉体の回転軸の軸心線を
傾斜させることにより、扉体に自重による閉方向の力を
作用させて、下流側の水位が上流側の水位よりも高くな
ると、扉体を速やかに回転させて水路を閉じるようにし
たものである。
きる制水用ゲートを提案した（特開平３−１７６５０７
号公報）。この制水ゲートは、扉体の回転軸の軸心線を
傾斜させることにより、扉体に自重による閉方向の力を
作用させて、下流側の水位が上流側の水位よりも高くな
ると、扉体を速やかに回転させて水路を閉じるようにし
たものである。
【０００４】ところでこの種扉体の背面には、戸当りに
押接する止水用パッキンが装着されているが、扉体が閉
じた状態では、この止水パッキンは戸当りに強く押接し
ていなければならず、パッキンと戸当りの間にすき間が
あると、水洩れが生じてしまう。そこで本発明は、この
種制水ゲートにおいて、扉体の背面に装着されたパッキ
ンを戸当りにしっかり押接させて、水密性を確保できる
手段を提供することを目的とする。
押接する止水用パッキンが装着されているが、扉体が閉
じた状態では、この止水パッキンは戸当りに強く押接し
ていなければならず、パッキンと戸当りの間にすき間が
あると、水洩れが生じてしまう。そこで本発明は、この
種制水ゲートにおいて、扉体の背面に装着されたパッキ
ンを戸当りにしっかり押接させて、水密性を確保できる
手段を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、扉
体２の回転軸３２を長孔状の軸受孔３４に軸支せしめ、
この扉体２をこの軸受孔３４の長手方向Ｎ１に摺動自在
とすることにより、この扉体２に作用する水圧Ｐによ
り、止水パッキン１５を背面の戸当り１６に強く押接さ
せるようにしている。
体２の回転軸３２を長孔状の軸受孔３４に軸支せしめ、
この扉体２をこの軸受孔３４の長手方向Ｎ１に摺動自在
とすることにより、この扉体２に作用する水圧Ｐによ
り、止水パッキン１５を背面の戸当り１６に強く押接さ
せるようにしている。
【０００６】
【作用】上記構成において、下流Ｂの水位が高くなる
と、扉体２は回転して水路を閉じるが、この場合、扉体
２はこれに作用する水圧Ｐに押されて軸受孔３４に沿っ
て若干摺動し、パッキン１５は背面の戸当り１６にしっ
かり接合する。
と、扉体２は回転して水路を閉じるが、この場合、扉体
２はこれに作用する水圧Ｐに押されて軸受孔３４に沿っ
て若干摺動し、パッキン１５は背面の戸当り１６にしっ
かり接合する。
【０００７】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図１は制水用ゲートの正面図、第２図は平面
図であって、このゲートは、上流側の水路Ａと、下流側
の海Ｂの境界部に設置されている。１はコンクリートに
より形成された本体部であり、左右一対の扉体２が設け
られている。この扉体２の側端部の上部と下部は、ヒン
ジ部３に回転自在に軸着されている。また扉体２の先端
自由端面には、止水用パッキン１２が装着されている。
１５は扉体２の背面に装着された止水用パッキンであ
り、背面の戸当り１６に押接する。
説明する。図１は制水用ゲートの正面図、第２図は平面
図であって、このゲートは、上流側の水路Ａと、下流側
の海Ｂの境界部に設置されている。１はコンクリートに
より形成された本体部であり、左右一対の扉体２が設け
られている。この扉体２の側端部の上部と下部は、ヒン
ジ部３に回転自在に軸着されている。また扉体２の先端
自由端面には、止水用パッキン１２が装着されている。
１５は扉体２の背面に装着された止水用パッキンであ
り、背面の戸当り１６に押接する。
【０００８】図３及び図４は、ヒンジ部３の平面図と断
面図である。３１は扉体２に固着されたブロックであ
り、回転軸３２が突設されている。３３は受部であり、
長孔状の軸受孔３４が開孔されている。扉体２は、この
軸受孔３４の長手方向Ｎに沿って若干摺動自在となって
いる。勿論この軸受手段は、上記特開平３−１７６５０
７号公報の第３図や第４図に示される軸受手段と同様
に、回転軸を傾斜させることにより、扉体２が自重によ
りスムーズに閉じるようにしてもよい。また扉体２側に
受部を形成し、本体部１側に回転軸を突設してもよい。
面図である。３１は扉体２に固着されたブロックであ
り、回転軸３２が突設されている。３３は受部であり、
長孔状の軸受孔３４が開孔されている。扉体２は、この
軸受孔３４の長手方向Ｎに沿って若干摺動自在となって
いる。勿論この軸受手段は、上記特開平３−１７６５０
７号公報の第３図や第４図に示される軸受手段と同様
に、回転軸を傾斜させることにより、扉体２が自重によ
りスムーズに閉じるようにしてもよい。また扉体２側に
受部を形成し、本体部１側に回転軸を突設してもよい。
【０００９】上記構成において、下流Ｂ側の水位が上流
Ａ側の水位よりも高い時は、扉体２は下流Ｂ側の水圧Ｐ
により閉じているが、上流Ａ側の水位が下流Ｂ側の水位
よりも高くなると、扉体２は回転軸３２を中心に回転し
て開く（図２破線参照）。
Ａ側の水位よりも高い時は、扉体２は下流Ｂ側の水圧Ｐ
により閉じているが、上流Ａ側の水位が下流Ｂ側の水位
よりも高くなると、扉体２は回転軸３２を中心に回転し
て開く（図２破線参照）。
【００１０】上述のように扉体２が閉じる時には、扉体
２は下流Ｂ側から受ける水圧Ｐにより、軸受孔３４に沿
って図３実線位置から鎖線位置まで矢印Ｎ方向に若干摺
動し、その結果、パッキン１５は背面の戸当り１６にし
っかり押接し、またパッキン１２同士はしっかり圧接す
る。このように下流Ｂ側から受ける水圧Ｐにより、パッ
キン１２，１５をしっかり圧接させることにより、水密
性を確保し、海水などの下流の水が上流側へ逆入するの
を防止する。上記実施例は、２個の扉体２を有する制水
ゲートを例にとって説明したが、本発明は１個の扉体を
回転軸を中心に回転させて開閉する制水ゲートにも適用
できる。
２は下流Ｂ側から受ける水圧Ｐにより、軸受孔３４に沿
って図３実線位置から鎖線位置まで矢印Ｎ方向に若干摺
動し、その結果、パッキン１５は背面の戸当り１６にし
っかり押接し、またパッキン１２同士はしっかり圧接す
る。このように下流Ｂ側から受ける水圧Ｐにより、パッ
キン１２，１５をしっかり圧接させることにより、水密
性を確保し、海水などの下流の水が上流側へ逆入するの
を防止する。上記実施例は、２個の扉体２を有する制水
ゲートを例にとって説明したが、本発明は１個の扉体を
回転軸を中心に回転させて開閉する制水ゲートにも適用
できる。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、扉体２の
回転軸３２を長孔状の軸受孔３４に軸支せしめ、この扉
体２をこの軸受孔３４の長手方向Ｎに摺動自在とするこ
とにより、この扉体２に作用する水圧Ｐにより、止水パ
ッキン１５を背面の戸当り１６に強く押接させるように
しているので、扉体２が閉じるときには、パッキン１５
は戸当り１６に強く押接し、下流Ｂの水が上流Ａに逆流
するのを防止できる。
回転軸３２を長孔状の軸受孔３４に軸支せしめ、この扉
体２をこの軸受孔３４の長手方向Ｎに摺動自在とするこ
とにより、この扉体２に作用する水圧Ｐにより、止水パ
ッキン１５を背面の戸当り１６に強く押接させるように
しているので、扉体２が閉じるときには、パッキン１５
は戸当り１６に強く押接し、下流Ｂの水が上流Ａに逆流
するのを防止できる。
【図１】制水ゲートの正面図
【図２】制水ゲートの平面図
【図３】軸受部の平面図
【図４】軸受部の断面図
２ 扉体 ３ 軸受部 １５ パッキン １６ 戸当り ３２ 回転軸 ３４ 軸受孔
Claims (1)
- 【請求項１】 回転軸３２を中心に回転して開閉する扉
体２を備え、この扉体２の背面に戸当り１６に押接する
止水パッキン１５を装着して成る制水ゲートにおいて、
上記回転軸３２を長孔状の軸受孔３４に軸支せしめ、こ
の扉体２をこの軸受孔３４の長手方向Ｎ１に摺動自在と
することにより、この扉体２に作用する水圧Ｐにより、
上記止水パッキン１５を上記戸当り１６に押接するよう
にしたことを特徴とする制水用ゲート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32137591A JPH06108446A (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 制水用ゲート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32137591A JPH06108446A (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 制水用ゲート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06108446A true JPH06108446A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=18131864
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32137591A Pending JPH06108446A (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 制水用ゲート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06108446A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7037039B1 (en) * | 2004-07-06 | 2006-05-02 | Johnson Machine Works, Inc. | Method and apparatus for an improved lock and dam assembly |
| KR100577849B1 (ko) * | 2005-11-17 | 2006-05-10 | 동신기술개발 주식회사 | 수압을 이용한 하천 수문 자동개폐장치 |
| JP2009084883A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | 鉄道軌道用防水ゲート |
| US20130022402A1 (en) * | 2009-12-24 | 2013-01-24 | Alstom Hydro France | Leaf for a mitre gate and mitre gate including such a leaf |
| CN103924558A (zh) * | 2014-04-23 | 2014-07-16 | 中国长江三峡集团公司 | 闸坝工程快速施工方法 |
-
1991
- 1991-11-08 JP JP32137591A patent/JPH06108446A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7037039B1 (en) * | 2004-07-06 | 2006-05-02 | Johnson Machine Works, Inc. | Method and apparatus for an improved lock and dam assembly |
| KR100577849B1 (ko) * | 2005-11-17 | 2006-05-10 | 동신기술개발 주식회사 | 수압을 이용한 하천 수문 자동개폐장치 |
| JP2009084883A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | 鉄道軌道用防水ゲート |
| US20130022402A1 (en) * | 2009-12-24 | 2013-01-24 | Alstom Hydro France | Leaf for a mitre gate and mitre gate including such a leaf |
| US8992121B2 (en) * | 2009-12-24 | 2015-03-31 | Alstom Renewable Technology | Leaf for a mitre gate and mitre gate including such a leaf |
| CN103924558A (zh) * | 2014-04-23 | 2014-07-16 | 中国长江三峡集团公司 | 闸坝工程快速施工方法 |
| CN103924558B (zh) * | 2014-04-23 | 2016-05-04 | 中国长江三峡集团公司 | 闸坝工程快速施工方法 |
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