JPH06108074A - 重油含有スラッジからの固型燃料製造方法 - Google Patents
重油含有スラッジからの固型燃料製造方法Info
- Publication number
- JPH06108074A JPH06108074A JP26152392A JP26152392A JPH06108074A JP H06108074 A JPH06108074 A JP H06108074A JP 26152392 A JP26152392 A JP 26152392A JP 26152392 A JP26152392 A JP 26152392A JP H06108074 A JPH06108074 A JP H06108074A
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- sludge
- heavy oil
- solid fuel
- limestone
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/30—Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
Landscapes
- Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 重油タンカーの船底から陸揚げされたスラッ
ジから固型燃料を製造して、エネルギー資源を有効活用
すること。 【構成】 スラッジに、未燃カーボンを含有するフライ
アッシュまたは微粉炭と石灰石または生石灰とを加え
て、スラッジ中のベトベトした油分を吸着させ、粉砕を
容易にする。こうして粉砕した後、造粒する。石灰石等
は固型燃料燃焼時の脱硫剤となる。
ジから固型燃料を製造して、エネルギー資源を有効活用
すること。 【構成】 スラッジに、未燃カーボンを含有するフライ
アッシュまたは微粉炭と石灰石または生石灰とを加え
て、スラッジ中のベトベトした油分を吸着させ、粉砕を
容易にする。こうして粉砕した後、造粒する。石灰石等
は固型燃料燃焼時の脱硫剤となる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は重油を含有するスラッジ
から固型燃料を製造する方法に関する。
から固型燃料を製造する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】重油タンカーの船底から陸揚げされたス
ラッジには、重油がかなり含まれており、スラッジ１kg
当り平均５０００kcalの熱量を持っているが、従来は廃
棄物として処理していた。
ラッジには、重油がかなり含まれており、スラッジ１kg
当り平均５０００kcalの熱量を持っているが、従来は廃
棄物として処理していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】重油タンカーの船底ス
ラッジの主成分は鉄さびであるが、石膏などの異物が混
入し、かつ、かなりの油が付着しているため、廃棄処分
するほかなく、その処理コストは１トン当り数万円と高
額であった。本発明は、従来、多大なコストを支払って
廃棄処分していた重油含有スラッジから固型燃料を製造
する方法を提供することを目的とする。
ラッジの主成分は鉄さびであるが、石膏などの異物が混
入し、かつ、かなりの油が付着しているため、廃棄処分
するほかなく、その処理コストは１トン当り数万円と高
額であった。本発明は、従来、多大なコストを支払って
廃棄処分していた重油含有スラッジから固型燃料を製造
する方法を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、重油を含有スラッジに未燃カーボンを含
有するフライアッシュまたは微粉炭を加え、かつ石灰石
または生石灰を添加して得られる混合物を粉砕した後、
造粒することを特徴とする重油含有スラッジからの固型
燃料製造方法を提案するものである。
成するために、重油を含有スラッジに未燃カーボンを含
有するフライアッシュまたは微粉炭を加え、かつ石灰石
または生石灰を添加して得られる混合物を粉砕した後、
造粒することを特徴とする重油含有スラッジからの固型
燃料製造方法を提案するものである。
【０００５】
【作用】重油含有スラッジは、最大５０mmφ相当の不定
形のかたまりであり、これから固型燃料を製造するに
は、まず数mm以下に粉砕する必要があるが、重油を含ん
でいるためベトつき、そのままでは粉砕が困難である。
形のかたまりであり、これから固型燃料を製造するに
は、まず数mm以下に粉砕する必要があるが、重油を含ん
でいるためベトつき、そのままでは粉砕が困難である。
【０００６】本発明では、粉砕する前にスラッジに未燃
カーボンを含有するフライアッシュまたは微粉炭を加
え、更に石灰石または生石灰を加えるので、スラッジ中
の油分は上記添加物に吸着され、粉砕が容易となる。そ
して造粒工程でアーモンド型の固型燃料を製造できる。
本発明ではまた、スラッジに未燃カーボンを含むフライ
アッシュまたは微粉炭を添加することにより、固型燃料
の発熱量をさらに高めることができる。また、スラッジ
に添加した石灰石または生石灰は、この固型燃料を燃焼
炉内で燃焼させる時、脱硫剤として作用する。
カーボンを含有するフライアッシュまたは微粉炭を加
え、更に石灰石または生石灰を加えるので、スラッジ中
の油分は上記添加物に吸着され、粉砕が容易となる。そ
して造粒工程でアーモンド型の固型燃料を製造できる。
本発明ではまた、スラッジに未燃カーボンを含むフライ
アッシュまたは微粉炭を添加することにより、固型燃料
の発熱量をさらに高めることができる。また、スラッジ
に添加した石灰石または生石灰は、この固型燃料を燃焼
炉内で燃焼させる時、脱硫剤として作用する。
【０００７】
【実施例】図１は本発明の一実施例を示すブロックダイ
ヤグラムである。重油タンカーの船底から陸揚げした重
油含有スラッジ（３）700 ｇに微粉炭（１）200 ｇと石
灰石（２）100 ｇを加え、クラッシャー（４）で粉砕
し、攪拌槽（５）で攪拌混合したのち高圧ブリケッティ
ング（成型圧力 2 ton/cm2）などの造粒機（６）により
アーモンド型（長さ 28 mm、幅 21 mm、厚さ 19 mm、圧
縮強度 20 kg/cm2）の固型燃料（７）を製造した。
ヤグラムである。重油タンカーの船底から陸揚げした重
油含有スラッジ（３）700 ｇに微粉炭（１）200 ｇと石
灰石（２）100 ｇを加え、クラッシャー（４）で粉砕
し、攪拌槽（５）で攪拌混合したのち高圧ブリケッティ
ング（成型圧力 2 ton/cm2）などの造粒機（６）により
アーモンド型（長さ 28 mm、幅 21 mm、厚さ 19 mm、圧
縮強度 20 kg/cm2）の固型燃料（７）を製造した。
【０００８】固型燃料の発熱量は大むね下記のとおりと
なる。 重油含有スラッジ＋微粉炭＋石灰石 5000 kcal/kg × 0.7 kg ＋ 6000 kcal/kg × 0.2 kg
＝ 4700 kcal/kg 重油含有スラッジ＋未燃カーボン含有（６％）フラ
イアッシュ＋石灰石 5000 kcal/kg × 0.7 kg ＋ 8100 kcal/kg × 0.06 ×
0.2 kg ＝ 3600 kcal/kg 重油含有スラッジ＋微粉炭＋生石灰＝ 4700 kcal/k
g 重油含有スラッジ＋未燃カーボン（６％）含有フラ
イアッシュ＋生石灰＝3600 kcal/kg
なる。 重油含有スラッジ＋微粉炭＋石灰石 5000 kcal/kg × 0.7 kg ＋ 6000 kcal/kg × 0.2 kg
＝ 4700 kcal/kg 重油含有スラッジ＋未燃カーボン含有（６％）フラ
イアッシュ＋石灰石 5000 kcal/kg × 0.7 kg ＋ 8100 kcal/kg × 0.06 ×
0.2 kg ＝ 3600 kcal/kg 重油含有スラッジ＋微粉炭＋生石灰＝ 4700 kcal/k
g 重油含有スラッジ＋未燃カーボン（６％）含有フラ
イアッシュ＋生石灰＝3600 kcal/kg
【０００９】
【発明の効果】本発明方法によれば、従来多大なコスト
を支払い廃棄していたタンカー船底の重油スラッジから
固型燃料を製造できるので、資源として有効に活用でき
る。
を支払い廃棄していたタンカー船底の重油スラッジから
固型燃料を製造できるので、資源として有効に活用でき
る。
【図１】図１は本発明の一実施例を示すブロックダイヤ
グラムである。
グラムである。
（１） 未燃カーボン含有フライアッシュまたは微粉
炭 （２） 石灰石または生石灰 （３） 重油含有スラッジ （４） 粉砕機 （５） 攪拌槽 （６） 造粒機 （７） 固型燃料
炭 （２） 石灰石または生石灰 （３） 重油含有スラッジ （４） 粉砕機 （５） 攪拌槽 （６） 造粒機 （７） 固型燃料
Claims (1)
- 【請求項１】 重油を含有スラッジに未燃カーボンを含
有するフライアッシュまたは微粉炭を加え、かつ石灰石
または生石灰を添加して得られる混合物を粉砕した後、
造粒することを特徴とする重油含有スラッジからの固型
燃料製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26152392A JPH06108074A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 重油含有スラッジからの固型燃料製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26152392A JPH06108074A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 重油含有スラッジからの固型燃料製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06108074A true JPH06108074A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=17363090
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26152392A Withdrawn JPH06108074A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 重油含有スラッジからの固型燃料製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06108074A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000046324A1 (en) * | 1999-02-08 | 2000-08-10 | Potgieter Paul Frederick | Treatment of waste materials |
| CN103361144A (zh) * | 2013-07-30 | 2013-10-23 | 尹无忌 | 用污泥或废弃物改善煤粉燃烧性能的方法 |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP26152392A patent/JPH06108074A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000046324A1 (en) * | 1999-02-08 | 2000-08-10 | Potgieter Paul Frederick | Treatment of waste materials |
| CN103361144A (zh) * | 2013-07-30 | 2013-10-23 | 尹无忌 | 用污泥或废弃物改善煤粉燃烧性能的方法 |
| CN103361144B (zh) * | 2013-07-30 | 2014-09-10 | 尹无忌 | 用污泥或废弃物改善煤粉燃烧性能的方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991130 |