JPH06107848A - 遠赤外線放射透明樹脂組成物 - Google Patents
遠赤外線放射透明樹脂組成物Info
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- JPH06107848A JPH06107848A JP4188113A JP18811392A JPH06107848A JP H06107848 A JPH06107848 A JP H06107848A JP 4188113 A JP4188113 A JP 4188113A JP 18811392 A JP18811392 A JP 18811392A JP H06107848 A JPH06107848 A JP H06107848A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 食品保管用容器(冷蔵庫内部、食品包装容器
等)に主に使用される遠赤外線放射セラミック体を含む
樹脂組成物を透明にするために、透明性樹脂にSiO2
を含ませてなる遠赤外線放射透明樹脂組成物。 【効果】 遠赤外線放射効率が高く、透明性が良好な樹
脂組成物が得られる。
等)に主に使用される遠赤外線放射セラミック体を含む
樹脂組成物を透明にするために、透明性樹脂にSiO2
を含ませてなる遠赤外線放射透明樹脂組成物。 【効果】 遠赤外線放射効率が高く、透明性が良好な樹
脂組成物が得られる。
Description
【0001】
【発明の概要】本発明は、熱可塑性樹脂組成物に関する
ものであり、より詳細には遠赤外線を放射するセラミッ
ク体を含有してなる透明性樹脂組成物に関するものであ
る。
ものであり、より詳細には遠赤外線を放射するセラミッ
ク体を含有してなる透明性樹脂組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】遠赤外線放射体とは、常温またはそれ以
下の温度において、遠赤外線を高い効率で放射する物体
を言う。この放射体は、生物体を構成している分子に固
有の振動数に該当する6〜12μmの波長領域の遠赤外
線を放射して生物体を活性化し、腐敗を抑制する役割を
する。
下の温度において、遠赤外線を高い効率で放射する物体
を言う。この放射体は、生物体を構成している分子に固
有の振動数に該当する6〜12μmの波長領域の遠赤外
線を放射して生物体を活性化し、腐敗を抑制する役割を
する。
【0003】遠赤外線放射体のこのような効果が明らか
になるにつれて、現在、遠赤外線放射セラミック体を樹
脂に混合して飲食物保管容器を製作する方法が盛んに開
発されつつある。
になるにつれて、現在、遠赤外線放射セラミック体を樹
脂に混合して飲食物保管容器を製作する方法が盛んに開
発されつつある。
【0004】熱可塑性または熱硬化性樹脂にセラミック
体を混合した容器で食品の新鮮度を維持しようとする従
来の技術としては、特開昭62−164509、特開平
1−150527、特開平2−53838、特開平2−
138367を挙げることができる。然しながら、上記
の技術は遠赤外線を放射して食品の鮮度を維持しようと
する目的は一応達したが、樹脂自体の特性や、添加する
セラミック物質と基材に使用する樹脂との親和性の不良
等により、最終製品の透明性を与えることができなかっ
たので、透明性が要求される製品には使用することがで
きないと言う問題点があった。
体を混合した容器で食品の新鮮度を維持しようとする従
来の技術としては、特開昭62−164509、特開平
1−150527、特開平2−53838、特開平2−
138367を挙げることができる。然しながら、上記
の技術は遠赤外線を放射して食品の鮮度を維持しようと
する目的は一応達したが、樹脂自体の特性や、添加する
セラミック物質と基材に使用する樹脂との親和性の不良
等により、最終製品の透明性を与えることができなかっ
たので、透明性が要求される製品には使用することがで
きないと言う問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決すべく、高い効率の遠赤外線を放射しながらも
透明性を維持することが出来るばかりでなく、加工性も
また容易な樹脂組成物を提供するものである。
点を解決すべく、高い効率の遠赤外線を放射しながらも
透明性を維持することが出来るばかりでなく、加工性も
また容易な樹脂組成物を提供するものである。
【0006】本発明者らは、上記の目的を達成するため
に研究を重ねた結果、常温において波長6〜12μmの
遠赤外線を高い効率で放射する、高純度の超微粒子より
なるシリカ系のセラミック粉末を透明性樹脂に均一に分
散混合した後、押出機にて再び溶融分散させてペレット
形態に形成し、分散媒体(matrix)である樹脂とセラミ
ック体の間の界面における屈折率差異を減少させること
により、透明性が良好であり、かつ成形加工性が秀れた
熱可塑性樹脂を得られることを明らかにした。
に研究を重ねた結果、常温において波長6〜12μmの
遠赤外線を高い効率で放射する、高純度の超微粒子より
なるシリカ系のセラミック粉末を透明性樹脂に均一に分
散混合した後、押出機にて再び溶融分散させてペレット
形態に形成し、分散媒体(matrix)である樹脂とセラミ
ック体の間の界面における屈折率差異を減少させること
により、透明性が良好であり、かつ成形加工性が秀れた
熱可塑性樹脂を得られることを明らかにした。
【0007】
【課題を解決するための手段】以下に本発明の構成を詳
細に説明する。
細に説明する。
【0008】本発明において基材として使用できる樹脂
の例としては、ポリスチレン樹脂、スチレン−アクリロ
ニトリル共重合体、ポリカーボネート樹脂、ポリアクリ
ロニトリル樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、アク
リル樹脂、透明性アクリロニトリル−ブタジエン−スチ
レン共重合体等のような透明性を持つ樹脂が挙げられ
る。
の例としては、ポリスチレン樹脂、スチレン−アクリロ
ニトリル共重合体、ポリカーボネート樹脂、ポリアクリ
ロニトリル樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、アク
リル樹脂、透明性アクリロニトリル−ブタジエン−スチ
レン共重合体等のような透明性を持つ樹脂が挙げられ
る。
【0009】本発明において使用する遠赤外線放射体と
しては、長石、石英、珪石、螢石等どのような原石でも
差支えは無いが、純度はSiO2成分が96%以上であ
ることが必要で、望ましくは98%以上である。SiO
2成分が96%以下のものを使用すれば透明性が低下す
る。
しては、長石、石英、珪石、螢石等どのような原石でも
差支えは無いが、純度はSiO2成分が96%以上であ
ることが必要で、望ましくは98%以上である。SiO
2成分が96%以下のものを使用すれば透明性が低下す
る。
【0010】本発明において使用することができる遠赤
外線放射セラミック体の粒径は0.1〜15μmである
が、生産原価と透明性を考慮すれば0.3〜8μmが望
ましく、粒度の分布は密なほど好ましい。必要ならば、
純度向上の為に酸処理等の別途の工程を追加させること
もできるが、遠赤外線放射効率が高いセラミック体を得
る為に2回以上の焼結工程を経るのが望ましい。粒径
0.1μm以下のセラミック体を使用すると粒子の凝集
によりセラミック体の均一な分散が難しく、15μm以
上の粒径を持つセラミック体を使用すると、最終製品の
透明性が悪くなる。
外線放射セラミック体の粒径は0.1〜15μmである
が、生産原価と透明性を考慮すれば0.3〜8μmが望
ましく、粒度の分布は密なほど好ましい。必要ならば、
純度向上の為に酸処理等の別途の工程を追加させること
もできるが、遠赤外線放射効率が高いセラミック体を得
る為に2回以上の焼結工程を経るのが望ましい。粒径
0.1μm以下のセラミック体を使用すると粒子の凝集
によりセラミック体の均一な分散が難しく、15μm以
上の粒径を持つセラミック体を使用すると、最終製品の
透明性が悪くなる。
【0011】本発明の透明性樹脂組成物は、上記の樹脂
とセラミック体を混合機内で均一に混合して製造する。
使用する混合機には特別な制限は無い。製品の使用目的
により混合時に滑剤、安定剤、酸化防止剤、衝撃補強
剤、分散剤、染料、顔料、防菌剤、防微剤等を添加する
ことができ、樹脂やセラミック体を前処理することもで
きる。
とセラミック体を混合機内で均一に混合して製造する。
使用する混合機には特別な制限は無い。製品の使用目的
により混合時に滑剤、安定剤、酸化防止剤、衝撃補強
剤、分散剤、染料、顔料、防菌剤、防微剤等を添加する
ことができ、樹脂やセラミック体を前処理することもで
きる。
【0012】添加されるセラミック体の含量は、1〜3
0重量%が望ましい。1重量%未満では遠赤外線放射効
果が不足し、30重量%以上では最終製品の透明性その
他の物性が悪くなる。
0重量%が望ましい。1重量%未満では遠赤外線放射効
果が不足し、30重量%以上では最終製品の透明性その
他の物性が悪くなる。
【0013】均一に混合された樹脂、セラミック体組成
物は押出機にて溶融分散させてペレット形態に形成する
が、ここで使用する押出機は、目的を達成することが出
来れば何れの形態でも差し支え無い。
物は押出機にて溶融分散させてペレット形態に形成する
が、ここで使用する押出機は、目的を達成することが出
来れば何れの形態でも差し支え無い。
【0014】上記ペレット形態に形成された樹脂組成物
を押出、圧縮、射出等の一般的成形法によって成形すれ
ば、透明性が良好であり、遠赤外線放射効率が高い製品
を得ることができる。これによって得られた製品の波長
領域6〜12μmにおける遠赤外線放射効率は理想黒体
対比80%以上である。
を押出、圧縮、射出等の一般的成形法によって成形すれ
ば、透明性が良好であり、遠赤外線放射効率が高い製品
を得ることができる。これによって得られた製品の波長
領域6〜12μmにおける遠赤外線放射効率は理想黒体
対比80%以上である。
【0015】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明する。なお、以下の実施例および比較例で示して
いる遠赤外線放射セラミック体の量は組成物中の含量
(重量%)である。
に説明する。なお、以下の実施例および比較例で示して
いる遠赤外線放射セラミック体の量は組成物中の含量
(重量%)である。
【0016】実施例1 SiO2成分が99.6%、平均粒径が5μmであり、
波長領域6〜12μmにおける遠赤外線放射効率が91
%である遠赤外線放射セラミック体7重量%を、ポリス
チレン樹脂及び小量の滑剤と共にヘンセル型混合機を利
用して混合した後、直径40mmの一軸押出機を利用し
てペレットを形成した。
波長領域6〜12μmにおける遠赤外線放射効率が91
%である遠赤外線放射セラミック体7重量%を、ポリス
チレン樹脂及び小量の滑剤と共にヘンセル型混合機を利
用して混合した後、直径40mmの一軸押出機を利用し
てペレットを形成した。
【0017】上記樹脂組成物を用いて製造した厚さ2.
5mmの平板射出成形物は、光の全透過率に対する平均
透過率は30〜40%であり、肉眼で判断して透明性が
表われている。上記樹脂組成物を用いて製造した厚さ
0.5mmの平板圧縮成形物について遠赤外線放射強度
及び放射効率を測定した結果は、放射強度が理想黒体に
近接し、波長領域6〜12μmにおいて理想黒体対比8
9%の放射効率を表した。
5mmの平板射出成形物は、光の全透過率に対する平均
透過率は30〜40%であり、肉眼で判断して透明性が
表われている。上記樹脂組成物を用いて製造した厚さ
0.5mmの平板圧縮成形物について遠赤外線放射強度
及び放射効率を測定した結果は、放射強度が理想黒体に
近接し、波長領域6〜12μmにおいて理想黒体対比8
9%の放射効率を表した。
【0018】上記の樹脂組成物を射出して食品容器を形
成し、食品を入れて冷蔵庫に保管した結果を表1に示
す。
成し、食品を入れて冷蔵庫に保管した結果を表1に示
す。
【0019】実施例2 純度向上のために酸処理工程を実施し、500〜150
0℃において2回にわたり焼結工程を経て得られた、S
iO2成分が99.6%、平均粒径が2.5μmであ
り、波長領域6〜12μmにおける遠赤外線放射効率が
94%の遠赤外線放射セラミック体6重量%を、スチレ
ン−アクリロニトリル共重合体に小量の滑剤と共に添加
してヘンセル型混合機を利用して混合した後、直径40
mmの2軸押出機を利用してペレットを形成した。
0℃において2回にわたり焼結工程を経て得られた、S
iO2成分が99.6%、平均粒径が2.5μmであ
り、波長領域6〜12μmにおける遠赤外線放射効率が
94%の遠赤外線放射セラミック体6重量%を、スチレ
ン−アクリロニトリル共重合体に小量の滑剤と共に添加
してヘンセル型混合機を利用して混合した後、直径40
mmの2軸押出機を利用してペレットを形成した。
【0020】上記の樹脂組成物を用いて製造した厚さ
2.5mmの平板射出成形物は、光の全透過率に対する
平均透過率が50〜60%であり、肉眼で判断しても透
明性が表われていた。上記の樹脂組成物による厚さ0.
5mmの平板成形物について遠赤外線放射強度および放
射効率を測定した結果、放射強度が理想黒体に近接し、
波長領域6〜12μmにおいて理想黒体対比92%の放
射効率を表している。
2.5mmの平板射出成形物は、光の全透過率に対する
平均透過率が50〜60%であり、肉眼で判断しても透
明性が表われていた。上記の樹脂組成物による厚さ0.
5mmの平板成形物について遠赤外線放射強度および放
射効率を測定した結果、放射強度が理想黒体に近接し、
波長領域6〜12μmにおいて理想黒体対比92%の放
射効率を表している。
【0021】上記の樹脂組成物を射出して食品容器を成
形し、食品を入れて冷蔵庫で保管した結果を表1に示
し、この組成物に使用されたセラミック体及び樹脂組成
物についての遠赤外線放射強度および理想黒体対比放射
効率の測定結果を図1〜4に示した。
形し、食品を入れて冷蔵庫で保管した結果を表1に示
し、この組成物に使用されたセラミック体及び樹脂組成
物についての遠赤外線放射強度および理想黒体対比放射
効率の測定結果を図1〜4に示した。
【0022】実施例3 SiO2成分が99.5%、平均粒径が7.0μmであ
り、波長領域6〜12μmにおける遠赤外線放射効率が
92%である遠赤外線放射セラミック体4重量%を、ポ
リカーボネート樹脂に添加してヘンセル型混合機を利用
して混合した後、直径40mmの一軸押出機を利用して
ペレットを形成した。
り、波長領域6〜12μmにおける遠赤外線放射効率が
92%である遠赤外線放射セラミック体4重量%を、ポ
リカーボネート樹脂に添加してヘンセル型混合機を利用
して混合した後、直径40mmの一軸押出機を利用して
ペレットを形成した。
【0023】上記の樹脂組成物を用いて製造した厚さ
2.5mmの平板射出成形物は、光全透過率に対する平
均透過率が30〜50%であり、肉眼で判断した時にも
透明性が表われている。上記の樹脂組成物を用いて製造
した厚さ0.5mmの平均圧縮成形物についての遠赤外
線放射強度及び放射効率を測定した結果、放射強度が理
想黒体に近接し、波長領域6〜12μmにおいて理想黒
体対比89%の放射効率を表した。
2.5mmの平板射出成形物は、光全透過率に対する平
均透過率が30〜50%であり、肉眼で判断した時にも
透明性が表われている。上記の樹脂組成物を用いて製造
した厚さ0.5mmの平均圧縮成形物についての遠赤外
線放射強度及び放射効率を測定した結果、放射強度が理
想黒体に近接し、波長領域6〜12μmにおいて理想黒
体対比89%の放射効率を表した。
【0024】上記の樹脂組成物を射出して食品容器を造
り、食品を入れて冷蔵庫で保管した結果を表1に示し
た。
り、食品を入れて冷蔵庫で保管した結果を表1に示し
た。
【0025】
【表1】
【0026】比較例1 SiO2成分が99.0%、平均粒径が30.0μmで
あり、波長領域6〜12μmにおける遠赤外線放射効率
が90%の遠赤外線放射セラミック体5重量%を、小量
の滑剤と共にポリスチレン樹脂に添加してヘンセル型混
合機を利用して混合した後、直径40mmの一軸押出機
を利用してペレットを形成した。
あり、波長領域6〜12μmにおける遠赤外線放射効率
が90%の遠赤外線放射セラミック体5重量%を、小量
の滑剤と共にポリスチレン樹脂に添加してヘンセル型混
合機を利用して混合した後、直径40mmの一軸押出機
を利用してペレットを形成した。
【0027】この樹脂組成物は濃灰色を帯びており、こ
の樹脂組成物を用いて製造した厚さ2.5mmの平板射
出成形物は完全に不透明であった。
の樹脂組成物を用いて製造した厚さ2.5mmの平板射
出成形物は完全に不透明であった。
【0028】比較例2 SiO2成分が92.5%、Al2O3成分が7.0%
であり、平均粒径が7.0μm、波長領域6〜12μm
における遠赤外線放射効率が90%の遠赤外線放射セラ
ミック体4重量%を、小量の滑剤と共にスチレン−アク
リロニトリル共重合体に添加し、ヘンセル型混合機を利
用して混合した後、直径40mmの一軸押出機を利用し
てペレットを形成した。
であり、平均粒径が7.0μm、波長領域6〜12μm
における遠赤外線放射効率が90%の遠赤外線放射セラ
ミック体4重量%を、小量の滑剤と共にスチレン−アク
リロニトリル共重合体に添加し、ヘンセル型混合機を利
用して混合した後、直径40mmの一軸押出機を利用し
てペレットを形成した。
【0029】この樹脂組成物も濃灰色を帯びており、こ
の樹脂組成物を用いて製造した厚さ2.5mmの平板射
出成形物も完全に不透明であった。
の樹脂組成物を用いて製造した厚さ2.5mmの平板射
出成形物も完全に不透明であった。
【0030】比較例3 SiO2成分が86.0%、Al2O3成分が12.0
%、その他が2%であり、平均粒径が5.0μm、波長
領域6〜12μmにおける遠赤外線放射効率が91%で
ある遠赤外線放射セラミック体4重量%を、ポリカーボ
ネート樹脂に添加してヘンセル型混合機を利用して混合
した後、直径40mmの一軸押出機を利用してペレット
を形成した。
%、その他が2%であり、平均粒径が5.0μm、波長
領域6〜12μmにおける遠赤外線放射効率が91%で
ある遠赤外線放射セラミック体4重量%を、ポリカーボ
ネート樹脂に添加してヘンセル型混合機を利用して混合
した後、直径40mmの一軸押出機を利用してペレット
を形成した。
【0031】この樹脂組成物もまた濃灰色を帯びてお
り、この樹脂組成物を用いて製造した厚さ2.5mmの
平板射出成形物も完全に不透明であった。
り、この樹脂組成物を用いて製造した厚さ2.5mmの
平板射出成形物も完全に不透明であった。
【0032】
【発明の効果】以上の実施例及び比較例から分るよう
に、本発明による樹脂組成物は遠赤外線放射効果と共に
透明性を持っているので冷蔵庫内部部品、飲食品保管容
器等のような透明性と飲食物の鮮度維持を同時に要求さ
れる製品に効果的に適用することが出来る。
に、本発明による樹脂組成物は遠赤外線放射効果と共に
透明性を持っているので冷蔵庫内部部品、飲食品保管容
器等のような透明性と飲食物の鮮度維持を同時に要求さ
れる製品に効果的に適用することが出来る。
【図1】実施例2において添加したセラミック体の遠赤
外線放射強度の測定結果である。
外線放射強度の測定結果である。
【図2】同上の理想黒体対比遠赤外線放射効率の測定結
果である。
果である。
【図3】実施例2において得られた樹脂組成物の遠赤外
線放射強度の測定結果である。
線放射強度の測定結果である。
【図4】同上の理想黒体対比遠赤外線放射効率の測定結
果である。
果である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 韓 東佑 大韓民国京畿道安養市虎溪洞997−37號
Claims (2)
- 【請求項1】 SiO2成分が96%以上であり、平均
粒径が0.1〜15μmである遠赤外線放射性セラミッ
ク体を1〜30重量%含有してなることを特徴とする遠
赤外線放射透明樹脂組成物。 - 【請求項2】 透明性樹脂がポリスチレン、スチレン−
アクリロニトリル共重合体、ポリカーボネート、アクリ
ル系樹脂、透明性アクリロニトリル−ブタジエン共重合
体、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリアクリロニト
リル樹脂から選択された1種又は2種以上の樹脂である
ことを特徴とする請求項1に記載の遠赤外線放射透明樹
脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4188113A JP2835555B2 (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 遠赤外線放射透明樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4188113A JP2835555B2 (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 遠赤外線放射透明樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06107848A true JPH06107848A (ja) | 1994-04-19 |
JP2835555B2 JP2835555B2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=16217935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4188113A Expired - Fee Related JP2835555B2 (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 遠赤外線放射透明樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2835555B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004099142A (ja) * | 2002-09-12 | 2004-04-02 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 透明性を有する食品包装用フィルム |
-
1992
- 1992-07-15 JP JP4188113A patent/JP2835555B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004099142A (ja) * | 2002-09-12 | 2004-04-02 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 透明性を有する食品包装用フィルム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2835555B2 (ja) | 1998-12-14 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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