JPH06106960A - エアコンのエバポレータ構造 - Google Patents
エアコンのエバポレータ構造Info
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- JPH06106960A JPH06106960A JP28516292A JP28516292A JPH06106960A JP H06106960 A JPH06106960 A JP H06106960A JP 28516292 A JP28516292 A JP 28516292A JP 28516292 A JP28516292 A JP 28516292A JP H06106960 A JPH06106960 A JP H06106960A
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- air
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D1/00—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
- F28D1/02—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
- F28D1/04—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits
- F28D1/047—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being bent, e.g. in a serpentine or zig-zag
- F28D1/0477—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being bent, e.g. in a serpentine or zig-zag the conduits being bent in a serpentine or zig-zag
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-
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- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
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- F28D1/047—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being bent, e.g. in a serpentine or zig-zag
- F28D1/0472—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being bent, e.g. in a serpentine or zig-zag the conduits being helically or spirally coiled
- F28D1/0473—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being bent, e.g. in a serpentine or zig-zag the conduits being helically or spirally coiled the conduits having a non-circular cross-section
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エアコンのエバポレータの熱交換効率を向上
させ、かつ、冷凍能力を向上させる。 【構成】 冷媒が流れる冷媒用偏平チューブ９の一側に
冷媒を導入する入口用ヘッダパイプ11を設け、偏平チュ
ーブ９の他側に冷媒を排出する出口用ヘッダパイプ12を
設けたエアコンのエバポレータにおいて、入口用ヘッダ
パイプ11をエバポレータ１の中央部に配設し、この入口
用ヘッダパイプ11に一側を接続した冷媒用偏平チューブ
９を漸次、渦巻状に延設する。そして、この渦巻状の偏
平チューブ９の最外側の他側に出口用ヘッダパイプ12を
接続する。このようにすれば、液冷媒の割合が多い入口
用ヘッダパイプ等の部分がエバポレータの中央部に位置
することになり、フィンに当たる空気を多くすることが
可能となる。これによって、空気の熱交換効率が向上し
て冷却能力を向上させることができる。
させ、かつ、冷凍能力を向上させる。 【構成】 冷媒が流れる冷媒用偏平チューブ９の一側に
冷媒を導入する入口用ヘッダパイプ11を設け、偏平チュ
ーブ９の他側に冷媒を排出する出口用ヘッダパイプ12を
設けたエアコンのエバポレータにおいて、入口用ヘッダ
パイプ11をエバポレータ１の中央部に配設し、この入口
用ヘッダパイプ11に一側を接続した冷媒用偏平チューブ
９を漸次、渦巻状に延設する。そして、この渦巻状の偏
平チューブ９の最外側の他側に出口用ヘッダパイプ12を
接続する。このようにすれば、液冷媒の割合が多い入口
用ヘッダパイプ等の部分がエバポレータの中央部に位置
することになり、フィンに当たる空気を多くすることが
可能となる。これによって、空気の熱交換効率が向上し
て冷却能力を向上させることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の空調装置に使
用することができる、エアコンのエバポレータ構造に関
するものである。
用することができる、エアコンのエバポレータ構造に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車には車室内空気の温度、湿度等を
調整して車室内を快適な状態にするために暖房装置と冷
房装置とを組合わせたエアコン（エアコンディショナ）
を取付けたものが多い。このエアコンのうち冷房装置
は、エバポレータと、図示しないがコンプレッサと、コ
ンデンサと、膨張弁とから概略構成されたものであり、
これらを繋ぐ回路に冷媒を循環させ熱交換させて車室内
の空気を冷却するようにしている。
調整して車室内を快適な状態にするために暖房装置と冷
房装置とを組合わせたエアコン（エアコンディショナ）
を取付けたものが多い。このエアコンのうち冷房装置
は、エバポレータと、図示しないがコンプレッサと、コ
ンデンサと、膨張弁とから概略構成されたものであり、
これらを繋ぐ回路に冷媒を循環させ熱交換させて車室内
の空気を冷却するようにしている。
【０００３】この冷房装置のうちエバポレータは、通常
は、図４に示すように配設されて車室内の空気を熱交換
している。すなわち、図に示すように、エバポレータ１
の一側は内外気切換ダンパ２を有する内外気箱３に接続
しており、他側はブロアモータ４に連結したブロアファ
ン５とヒータコア（図示省略）とを有するエアーミック
スチャンバ６に接続している。
は、図４に示すように配設されて車室内の空気を熱交換
している。すなわち、図に示すように、エバポレータ１
の一側は内外気切換ダンパ２を有する内外気箱３に接続
しており、他側はブロアモータ４に連結したブロアファ
ン５とヒータコア（図示省略）とを有するエアーミック
スチャンバ６に接続している。
【０００４】また、エバポレータ１はエバポレータケー
ス７と後述のエバポレータコア８とからなっており、エ
バポレータコア８は、図５に示すように、冷媒を流す、
内部に複数の冷媒通路を有する偏平チューブ（サーペン
タインチューブ）９を蛇行状に数回折曲げて形成し、こ
の偏平チューブ９と偏平チューブ９との間に熱交換用の
フィン10を配設した構造となっている。
ス７と後述のエバポレータコア８とからなっており、エ
バポレータコア８は、図５に示すように、冷媒を流す、
内部に複数の冷媒通路を有する偏平チューブ（サーペン
タインチューブ）９を蛇行状に数回折曲げて形成し、こ
の偏平チューブ９と偏平チューブ９との間に熱交換用の
フィン10を配設した構造となっている。
【０００５】この偏平チューブ９の一端部には入口用ヘ
ッダパイプ11が、他端部には出口用ヘッダパイプ12が各
々接続している。図５において、符号13はサイドプレー
トを示し、図４において、矢印Ｕは外気、矢印Ｖは内
気、矢印Ｗは冷却された空気をそれぞれ示している。
ッダパイプ11が、他端部には出口用ヘッダパイプ12が各
々接続している。図５において、符号13はサイドプレー
トを示し、図４において、矢印Ｕは外気、矢印Ｖは内
気、矢印Ｗは冷却された空気をそれぞれ示している。
【０００６】エバポレータ１に流れ込んでくる高圧の冷
媒は入口用ヘッダパイプ11の部分においては、液冷媒の
割合が多く、偏平チューブ９を流れるにしたがって、フ
ィン10を通過する空気より蒸発の潜熱を得てガス冷媒に
変わる。これにより空気の熱はこのフィン10の表面で失
われて空気が冷却される。フィン10の付近の暖かい空気
が冷却されると、空気内の水分が凝縮しフィン10に水滴
が付着し、除湿された空気が車室内に流込むことにな
る。
媒は入口用ヘッダパイプ11の部分においては、液冷媒の
割合が多く、偏平チューブ９を流れるにしたがって、フ
ィン10を通過する空気より蒸発の潜熱を得てガス冷媒に
変わる。これにより空気の熱はこのフィン10の表面で失
われて空気が冷却される。フィン10の付近の暖かい空気
が冷却されると、空気内の水分が凝縮しフィン10に水滴
が付着し、除湿された空気が車室内に流込むことにな
る。
【０００７】なお、蒸発器として、実公昭63-99172号公
報に開示されたものがある。この公報に開示されたもの
は、屈曲部が上下両側に配された蛇行状偏平チューブを
設け、この偏平チューブの冷媒入口側に冷媒導入ヘッ
ダ、冷媒出口側に冷媒排出ヘッダを取付け、冷媒の気液
混合域ないしガス域に相当する蛇行状偏平チューブの上
部屈曲部の風入側と前記冷媒排出ヘッダとの間に冷媒ガ
ス送り用のバイパス管を設けて、偏平チューブの風入側
後半部の過熱ガス域を減少せしめるようにしたものであ
る。
報に開示されたものがある。この公報に開示されたもの
は、屈曲部が上下両側に配された蛇行状偏平チューブを
設け、この偏平チューブの冷媒入口側に冷媒導入ヘッ
ダ、冷媒出口側に冷媒排出ヘッダを取付け、冷媒の気液
混合域ないしガス域に相当する蛇行状偏平チューブの上
部屈曲部の風入側と前記冷媒排出ヘッダとの間に冷媒ガ
ス送り用のバイパス管を設けて、偏平チューブの風入側
後半部の過熱ガス域を減少せしめるようにしたものであ
る。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
エバポレータは冷媒と車室内等の空気とを熱交換させる
ものであるが、液冷媒の割合が多い領域、すなわち、入
口用ヘッダパイプやこれに接続した偏平チューブの上流
側の部分がエバポレータの端側にあり、この部分は空気
の流れが少ないため、熱交換効率が悪く冷却能力が低下
する問題があった。
エバポレータは冷媒と車室内等の空気とを熱交換させる
ものであるが、液冷媒の割合が多い領域、すなわち、入
口用ヘッダパイプやこれに接続した偏平チューブの上流
側の部分がエバポレータの端側にあり、この部分は空気
の流れが少ないため、熱交換効率が悪く冷却能力が低下
する問題があった。
【０００９】また、熱交換中、空気中の水分が凝縮して
水滴となってフィンに付着するが、空気の流れが悪い隅
側の部分においては水滴が凍結することがある。水滴が
凍結すると同様に冷凍能力が低下する問題があった。
水滴となってフィンに付着するが、空気の流れが悪い隅
側の部分においては水滴が凍結することがある。水滴が
凍結すると同様に冷凍能力が低下する問題があった。
【００１０】なお、実公昭63-99172号公報に開示された
蒸発器は、冷媒の気液混合域ないしガス域に相当する蛇
行状偏平チューブの上部屈曲部の風入側と冷媒排出ヘッ
ダとの間に冷媒ガス送り用のバイパスを設けて偏平チュ
ーブの風入側後半部の過熱ガス域を減少せしめるように
したものであるが、液冷媒の割合が多い領域が端側にあ
るため通過する空気が少ない問題があり、本発明の課題
を解決しているものではない。
蒸発器は、冷媒の気液混合域ないしガス域に相当する蛇
行状偏平チューブの上部屈曲部の風入側と冷媒排出ヘッ
ダとの間に冷媒ガス送り用のバイパスを設けて偏平チュ
ーブの風入側後半部の過熱ガス域を減少せしめるように
したものであるが、液冷媒の割合が多い領域が端側にあ
るため通過する空気が少ない問題があり、本発明の課題
を解決しているものではない。
【００１１】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、エバポレータの冷媒用偏平チューブの形状
を改良して、偏平チューブ内の液冷媒が多い部分を空気
の当たりやすい中央の位置に配設して熱交換を多くし、
偏平チューブのガス冷媒が多い部分を空気に当りにくい
隅に配設することによって熱交換を少なくし、熱交換効
率を向上させ、かつ、冷凍能力を向上させたエアコンの
エバポレータ構造を提供することを目的とする。
れたもので、エバポレータの冷媒用偏平チューブの形状
を改良して、偏平チューブ内の液冷媒が多い部分を空気
の当たりやすい中央の位置に配設して熱交換を多くし、
偏平チューブのガス冷媒が多い部分を空気に当りにくい
隅に配設することによって熱交換を少なくし、熱交換効
率を向上させ、かつ、冷凍能力を向上させたエアコンの
エバポレータ構造を提供することを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、冷媒が流れる冷媒用偏平チュ
ーブの一側に冷媒を導入する入口用ヘッダパイプを設
け、前記偏平チューブの他側に冷媒を排出する出口用ヘ
ッダパイプを設けたエアコンのエバポレータにおいて、
前記入口用ヘッダパイプをエバポレータの中央部に配設
すると共に該入口用ヘッダパイプに前記冷媒用偏平チュ
ーブの一側を接続し、該偏平チューブを漸次、渦巻状に
延設して、該渦巻状の偏平チューブの最外側の他側に出
口用ヘッダパイプを接続し、前記冷媒用偏平チューブに
フィンを設けたことを特徴とするものである。
決するための手段として、冷媒が流れる冷媒用偏平チュ
ーブの一側に冷媒を導入する入口用ヘッダパイプを設
け、前記偏平チューブの他側に冷媒を排出する出口用ヘ
ッダパイプを設けたエアコンのエバポレータにおいて、
前記入口用ヘッダパイプをエバポレータの中央部に配設
すると共に該入口用ヘッダパイプに前記冷媒用偏平チュ
ーブの一側を接続し、該偏平チューブを漸次、渦巻状に
延設して、該渦巻状の偏平チューブの最外側の他側に出
口用ヘッダパイプを接続し、前記冷媒用偏平チューブに
フィンを設けたことを特徴とするものである。
【００１３】
【作用】本発明は、このように冷媒を導入する入口用ヘ
ッダパイプをエバポレータの中央部に配設すると共にこ
の入口用ヘッダパイプに一側を接続した冷媒用偏平チュ
ーブを漸次、渦巻状に延設してその最外側の他側に出口
用ヘッダパイプを接続し、前記冷媒用偏平チューブにフ
ィンを設けたので、液冷媒の割合が多い入口用ヘッダパ
イプやこれに接続した偏平チューブの上流側の部分をエ
バポレータの中央部に位置させることが可能になり、フ
ィンに当たる空気の量を多くすることが可能となる。
ッダパイプをエバポレータの中央部に配設すると共にこ
の入口用ヘッダパイプに一側を接続した冷媒用偏平チュ
ーブを漸次、渦巻状に延設してその最外側の他側に出口
用ヘッダパイプを接続し、前記冷媒用偏平チューブにフ
ィンを設けたので、液冷媒の割合が多い入口用ヘッダパ
イプやこれに接続した偏平チューブの上流側の部分をエ
バポレータの中央部に位置させることが可能になり、フ
ィンに当たる空気の量を多くすることが可能となる。
【００１４】また、ガス冷媒の多い偏平チューブの部分
が隅側に位置するようになるので、フィンに当たる空気
の量を少なくすることが可能となる。
が隅側に位置するようになるので、フィンに当たる空気
の量を少なくすることが可能となる。
【００１５】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１につき、図４
および図５と同一の部材には同一の符号を付して説明す
る。エバポレータ１は図４および図５に示すように、エ
バポレータコア８とエバポレータケース７とから概略構
成されており、図１はエバポレータ１のエバポレータコ
ア８を示したものである。エバポレータコア８の中央部
には冷媒を導入する入口用ヘッダパイプ11が配設されて
おり、この入口用ヘッダパイプ11には冷媒用偏平チュー
ブ９の一端が接続されている。冷媒用偏平チューブ９の
内部には独立した複数の冷媒通路が設けられている。
および図５と同一の部材には同一の符号を付して説明す
る。エバポレータ１は図４および図５に示すように、エ
バポレータコア８とエバポレータケース７とから概略構
成されており、図１はエバポレータ１のエバポレータコ
ア８を示したものである。エバポレータコア８の中央部
には冷媒を導入する入口用ヘッダパイプ11が配設されて
おり、この入口用ヘッダパイプ11には冷媒用偏平チュー
ブ９の一端が接続されている。冷媒用偏平チューブ９の
内部には独立した複数の冷媒通路が設けられている。
【００１６】冷媒用偏平チューブ９は入口用ヘッダパイ
プ11の外周を漸次、四辺形の渦巻状に延設されてその最
外側の他側には出口用ヘッダパイプ12が接続されてい
る。さらに、渦巻状にした冷媒用偏平チューブ９と冷媒
用偏平チューブ９の間には熱交換用のフィン（コルゲー
トフィン）10が設けられている。図中、符号13で示すも
のはサイドプレートである。
プ11の外周を漸次、四辺形の渦巻状に延設されてその最
外側の他側には出口用ヘッダパイプ12が接続されてい
る。さらに、渦巻状にした冷媒用偏平チューブ９と冷媒
用偏平チューブ９の間には熱交換用のフィン（コルゲー
トフィン）10が設けられている。図中、符号13で示すも
のはサイドプレートである。
【００１７】次に、本実施例の作用を説明する。このよ
うに冷媒を導入する入口用ヘッダパイプ11をエバポレー
タ１の中央部に配設し、この入口用ヘッダパイプ11に一
側を接続した冷媒用偏平チューブ９を漸次、渦巻状に延
設してその最外側の他側に出口用ヘッダパイプ12を接続
したので、液冷媒の割合が多い領域の、入口用ヘッダパ
イプ11やこれに接続した偏平チューブ９の上流側の部分
をエバポレータ１の中央部分に位置させることが可能と
なる。
うに冷媒を導入する入口用ヘッダパイプ11をエバポレー
タ１の中央部に配設し、この入口用ヘッダパイプ11に一
側を接続した冷媒用偏平チューブ９を漸次、渦巻状に延
設してその最外側の他側に出口用ヘッダパイプ12を接続
したので、液冷媒の割合が多い領域の、入口用ヘッダパ
イプ11やこれに接続した偏平チューブ９の上流側の部分
をエバポレータ１の中央部分に位置させることが可能と
なる。
【００１８】冷媒は液冷媒のときに流速が遅いので、そ
のときに液冷媒が流れる入口用ヘッダパイプやこれに接
続した偏平チューブ９の上流側の部分をエバポレータの
中央部に位置させたことにより、空気の当たりが多くな
って熱交換を多くすることができ熱交換効率を向上させ
ることが可能になる。
のときに液冷媒が流れる入口用ヘッダパイプやこれに接
続した偏平チューブ９の上流側の部分をエバポレータの
中央部に位置させたことにより、空気の当たりが多くな
って熱交換を多くすることができ熱交換効率を向上させ
ることが可能になる。
【００１９】また、液体が気体になることにより、体積
が膨張して流速の増したガス冷媒が多く流れる偏平チュ
ーブ９の部分を外側にしたので、中央部よりも空気の当
たりが少なくなって熱交換が少なくなる。これによっ
て、フィンに水滴が付着しにくくなって水滴の凍結を回
避することが可能となる。
が膨張して流速の増したガス冷媒が多く流れる偏平チュ
ーブ９の部分を外側にしたので、中央部よりも空気の当
たりが少なくなって熱交換が少なくなる。これによっ
て、フィンに水滴が付着しにくくなって水滴の凍結を回
避することが可能となる。
【００２０】次に、本発明の他の実施例を図２にもとづ
いて説明する。なお、図１と同一部材には同一の符号を
付す。この実施例はエバポレータコア８の中央部に入口
用ヘッダパイプ11を配設し、この入口用ヘッダパイプ11
に一側を接続した冷媒用偏平チューブ９を入口用ヘッダ
パイプ11の外周に漸次、文字通り円形の渦巻状に延設さ
せ、その最外側の他側に出口用ヘッダパイプ12を接続さ
せ、さらに、この冷媒用偏平チューブ９と冷媒用偏平チ
ューブ９との間に熱交換用のフィン（コルゲートフィ
ン）10を設けたものである。作用は上記実施例と同じな
ので省略する。
いて説明する。なお、図１と同一部材には同一の符号を
付す。この実施例はエバポレータコア８の中央部に入口
用ヘッダパイプ11を配設し、この入口用ヘッダパイプ11
に一側を接続した冷媒用偏平チューブ９を入口用ヘッダ
パイプ11の外周に漸次、文字通り円形の渦巻状に延設さ
せ、その最外側の他側に出口用ヘッダパイプ12を接続さ
せ、さらに、この冷媒用偏平チューブ９と冷媒用偏平チ
ューブ９との間に熱交換用のフィン（コルゲートフィ
ン）10を設けたものである。作用は上記実施例と同じな
ので省略する。
【００２１】次に、モリエル線図上に冷凍サイクルを描
いた図３について説明する。すなわち、図において、Ａ
−Ｂは図示を省略したコンプレッサの圧縮工程を示し、
Ｂ−Ｃは同じく図示を省略したコンデンサの凝縮工程を
各々示したものである。また、Ｃ−Ｄは図示を省略した
膨張弁の膨張工程を示し、Ｄ−Ａはエバポレータ１の蒸
発工程を各々示したものである。
いた図３について説明する。すなわち、図において、Ａ
−Ｂは図示を省略したコンプレッサの圧縮工程を示し、
Ｂ−Ｃは同じく図示を省略したコンデンサの凝縮工程を
各々示したものである。また、Ｃ−Ｄは図示を省略した
膨張弁の膨張工程を示し、Ｄ−Ａはエバポレータ１の蒸
発工程を各々示したものである。
【００２２】このモリエル線図の臨界点より右側は過熱
蒸気領域（ガス領域）を示し、左側は過冷却領域（液領
域）を示している。そして、ガス領域と液領域とで挟ま
れた領域すなわち中央部は気液混合領域を示している。
エバポレータ１の入口用ヘッダパイプ11はＤの位置であ
り、エバポレータ１の出口用ヘッダパイプ12はＥの位置
である。
蒸気領域（ガス領域）を示し、左側は過冷却領域（液領
域）を示している。そして、ガス領域と液領域とで挟ま
れた領域すなわち中央部は気液混合領域を示している。
エバポレータ１の入口用ヘッダパイプ11はＤの位置であ
り、エバポレータ１の出口用ヘッダパイプ12はＥの位置
である。
【００２３】Ｄ点での気体と液体の比は気体：液体＝Ｆ
Ｄ：ＤＥであり、Ｄ点、すなわち、入口用ヘッダパイプ
11では液体の割合が多い。ＤからＥに進にしたがって液
体は蒸発し、気体になって（その時の潜熱を得る）、液
体が少なくなり気体が多くなる。Ｅ点で全体が気体とな
る。
Ｄ：ＤＥであり、Ｄ点、すなわち、入口用ヘッダパイプ
11では液体の割合が多い。ＤからＥに進にしたがって液
体は蒸発し、気体になって（その時の潜熱を得る）、液
体が少なくなり気体が多くなる。Ｅ点で全体が気体とな
る。
【００２４】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように冷媒を導
入する入口用ヘッダパイプをエバポレータの中央部に配
設すると共にこの入口用ヘッダパイプに一側を接続した
冷媒用偏平チューブを漸次、渦巻状に延設してその最外
側の他側に出口用ヘッダパイプを接続し、冷媒用偏平チ
ューブにフィンを設けたので、液冷媒の割合が多い入口
用ヘッダパイプやこれに接続した偏平チューブの上流側
の部分をエバポレータの中央部に位置させることがで
き、フィンに当たる空気を多くすることができる。これ
により熱交換が多くなって熱交換効率を向上させること
ができ、冷却能力を向上させることができる。
入する入口用ヘッダパイプをエバポレータの中央部に配
設すると共にこの入口用ヘッダパイプに一側を接続した
冷媒用偏平チューブを漸次、渦巻状に延設してその最外
側の他側に出口用ヘッダパイプを接続し、冷媒用偏平チ
ューブにフィンを設けたので、液冷媒の割合が多い入口
用ヘッダパイプやこれに接続した偏平チューブの上流側
の部分をエバポレータの中央部に位置させることがで
き、フィンに当たる空気を多くすることができる。これ
により熱交換が多くなって熱交換効率を向上させること
ができ、冷却能力を向上させることができる。
【００２５】また、ガス冷媒の多い偏平チューブ外側の
フィンには当たる空気も少なくなり、熱交換を少なくす
ることができる。これによって、水滴の付着も少なくな
り水滴の凍結を回避することができ、冷却能力を向上さ
せることができる。
フィンには当たる空気も少なくなり、熱交換を少なくす
ることができる。これによって、水滴の付着も少なくな
り水滴の凍結を回避することができ、冷却能力を向上さ
せることができる。
【図１】本発明の一実施例を模式的に示す断面図であ
る。
る。
【図２】他の実施例を模式的に示す断面図である。
【図３】モリエル線図上に冷凍サイクルを描いた図であ
る。
る。
【図４】エバポレータの配設位置を説明する図である。
【図５】図４のＧ−Ｇ線に沿う断面図である。
１ エバポレータ ９ 冷媒用偏平チューブ 10 フィン 11 入口用ヘッダパイプ 12 出口用ヘッダパイプ
Claims (1)
- 【請求項１】 冷媒が流れる冷媒用偏平チューブの一側
に冷媒を導入する入口用ヘッダパイプを設け、前記偏平
チューブの他側に冷媒を排出する出口用ヘッダパイプを
設けたエアコンのエバポレータにおいて、前記入口用ヘ
ッダパイプをエバポレータの中央部に配設すると共に該
入口用ヘッダパイプに前記冷媒用偏平チューブの一側を
接続し、該偏平チューブを漸次、渦巻状に延設して、該
渦巻状の偏平チューブの最外側の他側に出口用ヘッダパ
イプを接続し、前記冷媒用偏平チューブにフィンを設け
たことを特徴とするエアコンのエバポレータ構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28516292A JPH06106960A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | エアコンのエバポレータ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28516292A JPH06106960A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | エアコンのエバポレータ構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06106960A true JPH06106960A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=17687895
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28516292A Pending JPH06106960A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | エアコンのエバポレータ構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06106960A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003048671A1 (en) * | 2001-12-03 | 2003-06-12 | Brazeway, Inc. | Flattened tube heat exchanger made from micro-channel tubing |
| CN109059578A (zh) * | 2018-08-02 | 2018-12-21 | 东南大学 | 一种双螺旋盘香形管带式风冷却器 |
| CN112277570A (zh) * | 2020-10-30 | 2021-01-29 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 暖风芯体及汽车空调 |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP28516292A patent/JPH06106960A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003048671A1 (en) * | 2001-12-03 | 2003-06-12 | Brazeway, Inc. | Flattened tube heat exchanger made from micro-channel tubing |
| CN109059578A (zh) * | 2018-08-02 | 2018-12-21 | 东南大学 | 一种双螺旋盘香形管带式风冷却器 |
| CN112277570A (zh) * | 2020-10-30 | 2021-01-29 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 暖风芯体及汽车空调 |
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