JPS5917342B2 - 冷凍装置用蒸発器 - Google Patents

冷凍装置用蒸発器

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JPS5917342B2
JPS5917342B2 JP3108677A JP3108677A JPS5917342B2 JP S5917342 B2 JPS5917342 B2 JP S5917342B2 JP 3108677 A JP3108677 A JP 3108677A JP 3108677 A JP3108677 A JP 3108677A JP S5917342 B2 JPS5917342 B2 JP S5917342B2
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JP
Japan
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evaporator
fin
pipe
heater
fins
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延行 小林
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Hitachi Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、冷凍装置用蒸発器に係り、特に電気冷蔵庫の
蒸発器に好適な除霜用のヒータを備えた冷凍装置用蒸発
器の構造に関するものである。
〔発明の背景〕
(公知資料として米国特許第3451.226号明細書
がある) 最近の電気冷蔵庫は、冷凍室と冷蔵室の二室を備え、そ
の中間の仕切り部に蒸発器を設け、送風機によって強制
通風をなし、冷凍室、及び冷蔵室に冷気を吹き込むよう
に構成されているものが多G)。
本形式の冷蔵庫に、従来採用されていた蒸発器の形式は
、フィンに(1字状の切込みを入れ、この平行フィン群
に蛇行させた冷媒管と、ヒータ管を圧入して構成する組
込方式か、または円群を打抜いた平行フィン群に、ヘヤ
ビン状の冷媒管とヒータ管を通し、この管端部をU字状
の管により接続し、管内路を蛇行状とするクロスフィン
チューブ方式が主であった。
しかし、前者は、フィンに冷媒管とヒータ管を組込むた
めのU字状の切欠きによるフィン材のロスと、フィン強
度の低下があり、材料費を浪費し、伝熱面積を減少させ
、性能を低下させる欠陥があった。
これに対し後者は、フィン切欠きによる上記諸損失がな
い反面に、管端部の溶接作業を必要とし、加工々数を増
大させ、併せて溶接部からの冷媒洩れや、ヒータの絶縁
不良を生じやすく、この部分の管理や、不良率増大等に
欠陥を生じるものであつた。
また、これと同時に両者とも、暖気上昇と、着霜落下に
よる蒸発器下部の種箱を考慮して、除霜用のヒータ能力
を、上部に少く、下部に多く配設する必要があり、構造
的に複雑となる欠陥があった。
また、両者とも、蒸発器の気流流入口の部分的着霜によ
る霜詰りを防止するため、長短フィンをスフカー形に一
枚毎に配列し、入口部のフィンピッチを広くする必要が
あり、作業を固難なものとしていた。
〔発明の目的〕
本発明は、従来技術の問題点を解決し、製作が容易で、
除霜効率の高い、高性能の冷凍装置用蒸発器を提供する
ことを目的としている。
〔発明の概要〕
本発明に係る冷凍装置用蒸発器の構成は、冷媒管とヒー
タ管とに、小片の多数のフィンを、蛇行状に曲げる曲管
部をさけて平行に間隔を設けて挿入し、冷媒管とヒータ
管とを蛇行状となし、冷凍装置における気流の流れに平
行に蛇行させた複数段を配設して用いるようにした冷凍
装置用蒸発器において、前記ヒータ管1−5を、前記フ
ィンの下部に偏心させて配設したものである。
なお付記すれば、小片とした多数のフィンを間隔を設け
て平行に配置し、冷媒管とヒータ管を挿入してのち、こ
れらの管を蛇行状に曲げて構成し、水平方向に冷蔵庫内
に設置するもので、除霜効率を向上させるため、ヒータ
管の位置を、フィンの下部に偏らせて配設したものであ
る。
〔発明の実施例〕
本発明の各実施例を各図を参照して説明する。
まず、第1図は、本発明の一実施例に係る蒸発器を配設
した電気冷蔵庫の縦断面図で、図中の矢印は気流の流れ
を示すものである。
第2図は、その一実施例に係る蒸発器の側面図、第3図
は、その平面図で、図中の矢印は気流の流れ方向を示す
第4図は、そのフィンの正面図、第5図は、そのフィン
に冷媒管とヒータ管とを組込む工程の説明図である。
各図において1は蒸発器、1−1は蒸発器1のフィン、
1−2はフィン1−1の冷媒管用穴、1−3はフィン1
−1のヒータ管用穴、1−4は冷媒管、1−5はヒータ
管、1−6は、ヒータ管1−5に内蔵される可撓性のヒ
ータコード(以下ヒータという)である。
2はキャビネット、2−1はキャビネット2の断熱材、
2−2はキャビネット2の内壁、3は冷凍室、3−1は
冷凍室扉、3−2は冷凍室扉3−1に取付ける冷気漏洩
を防止するバッキング、3−3は冷凍室3の冷気吐出口
、3−4は冷凍室3の冷気吸込口、4は冷蔵室、4−1
は冷蔵室扉、4−2は、冷蔵室扉4−1に取付ける冷気
漏洩を防止するバッキング、4−3は冷蔵室4の冷気吐
出口、4−4は、冷蔵室4の冷気吸込口である。
5は送風機、6−1はキャビネット2の背面に取付ける
メイン凝縮器、6−2は除霜水を蒸発させるための凝縮
器、6−3は、キャビネット2の背面に凝縮器6−1を
取付けるためのステー、Tは圧縮機、8−1.8−2は
冷媒用配管で冷凍サイクルを構成させる。
9は蒸発皿で凝縮器6−2の上部に設置される。
まず、蒸発器の構成について説明すると、フィン1−1
は、第4図に示すように、複数の冷媒管1−4の少なく
ともひとつをフィン1−1の上部に位置させ、ヒータ管
1−5をフィン1−1の下部に位置させるよう、冷媒管
用孔1−2およびヒータ管用孔1−3を設けている。
次に第5図に示すように、冷媒管1−4とヒータ管1−
5とを、蛇行的げに必要なベンド部の管部にはフィン1
−1を配せずに挿入してのち、冷媒管1−4とヒータ管
1−5とを同時に蛇行させて蒸発器1を構成する。
この時のフィン1−1の配置は、第3図に示すように、
複数段に蛇行させてなる蒸発器1の直管部分の同−股肉
では、すべてフィンの間隔に係るフィンピッチは等ピッ
チであるが、気流の流入する人口側の段のフィンピッチ
をPl、次の段のフィンピッチをP2、気流の流出する
出口側の段のフィンピッチをP3としたとき、Pl〉P
2〉P3のように、各段のフィンピッチを、気流の流入
側から流出側へ漸次小さく構成している。
これにより、人口側の霜の目詰りを防止し、さらに除霜
時の終了時間を同時にするため、各段の熱容量を同等に
する機能を持たせる構造となっている。
このような蒸発器1は、電気冷蔵庫の冷凍室3と冷蔵庫
4の境に、気流の流れに平行に、水平位置に設置され、
冷媒を圧縮機7から凝縮器6、減圧装置(図示せず)、
蒸発器1を経て圧縮機7に戻る冷凍サイクルが構成され
ている。
蒸発器1で冷却された気流は送風機5で送風され、冷凍
室3には冷気吐出口3−3からA気流、冷蔵室4には冷
気吐出口4−3からB気流として各室を冷却し、その結
果、若干温度上昇した気流は、冷気吸込口3−4及び4
−4を介して蒸発器1に戻るように閉流路を構成し、冷
却、冷凍の目的を達成する。
このようにして長時間運転を行い、庫内食品からの水魚
気分、及び扉の開閉によって流入する高温多湿空気の水
蒸気が蒸発器1に多量に着霜してくると、これを感知し
て送風機5の運転、及び圧縮機7の運転を停止させ、ヒ
ータ1−6に通電し発熱させると、フィン1−1の着霜
は融解し、下部の蒸発皿9に流下する。
この際、ヒータ1−6を内蔵するヒータ管1−5はフィ
ン1−1の下部に位置して配設されていることから、ヒ
ータ1−6の暖気の上昇加熱と着霜量の少ない上部フィ
ンは加熱量が少なくて済み、これに反し上部着霜を中心
とした融解時の脱落や、着霜量の増大する下部フィンは
加熱量を大量に必要とするのでヒータ1−6は有効に作
用し、除霜終了を全体で均一に同時に行わせ、蒸発器1
の上部の部分的な過熱による庫内の温度上昇や、下部の
部分的な残霜による霜詰りを防止し、性能低下の欠陥を
解消することができる。
以上述べた本発明の実施例の蒸発器1は、フィン1−1
がすべて同一種類のもので構成されているため、フィン
間隔のピッチの変更のみで製作でき、先に述べた従来例
のように二種のフィンを使い分ける必要がなく、工作が
自動化され、容易に製作できる利点がある。
次に、本発明の他の実施例を第6図を参照して説明する
第6図は、本発明の他の実施例に係る蒸発器の測面図で
ある。
本図で第2〜5図と同一符号のものは同等部分であり、
フィン1−1′は、ヒータ管1−5をフィン1−1′の
中心部に位置させ、少なくともひとつの冷媒管1−4を
フィン1−1′の上部に位置させるよう、冷媒管用孔1
−2およびヒータ管用孔1−3を設けたものである。
このようにヒータ管用孔1−3をフィン1−1′の中心
にすれば容管の位置決めが容易で生産性がよいほか、こ
のフィン1−1′を用いて構成した蒸発器は、本発明の
目的とする除霜効果も十分に期待できるものである。
次に、本発明のさらに他の実施例を第7図を参照して説
明する。
第7図は、本発明のさらに他の実施例に係る蒸発器の側
面図である。
本図で先の各図と同一符号のものは同等部分であり、こ
の実施例では、フィン1−1″は、その最下部に浅いU
字状の切欠き1−1″aを設け、ヒータ管1−5を組込
めるようにし、ヒータ管5の上部に冷媒管1−4を配設
できるよう冷媒管用孔1−2を設けたものである。
このような切欠き1−1″aにヒータ管1−5を組込め
ば、切欠きによるフィン1−1の材料損失も少なく、ヒ
ータ管1−5は容易に組込みができる効果がある。
なお、これらの各実施例において、冷媒管1−4の少な
くともひとつが、フィンの中心部かやや下部に偏って配
設されても、その効果は同等に期待できるものである。
以上述べた本発明の実施例の蒸発器1は、フィン1−1
がすべて同一種類のもので構成されているため、フィン
間隔のピッチの変更のみで製作でき、先に述べた従来例
のように二種のフィンを使い分ける必要がなく、工作が
自動化され、容易に製作できる利点がある。
なお、前記の各実施例では、電気冷蔵庫に用いる蒸発器
の例を説明したが、本発明は、電気冷蔵庫のみに限らず
、同等の効果が期待できる製品に係る冷凍装置の範囲で
汎用的なものである。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、製作が容易で、除
霜効率の高い、高性能の冷凍装置用蒸発器を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係る蒸発器を配設した電
気冷蔵庫の縦断面図、第2図は、その一実施例に係る蒸
発器の側面図、第3図は、その平面図、第4図は、その
フィンの正面図、第5図はそのフィンに冷媒管とヒータ
管とを組込む工程の説明図、第6図は、本発明の他の実
施例に係る蒸発器の側面図、第7図は、本発明のさらに
他の実施例に係る蒸発器の側面図である。 1・・・・・・蒸発器、1−1.1−1’ 、1−1“
・・・・・・フィン、1−4・・・・・・冷媒管、1−
5・・・・・・ヒータ管、1−1″a・・・・・・切欠
き。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 冷媒管とヒータ管とに、小片の多数のフィンを、蛇
    行状に曲げる曲管部をさけて平行に間隔を設けて挿入し
    、冷媒管とヒータ管とを蛇行状となし、冷凍装置におけ
    る気流の流れに平行に蛇行させた複数段を配設して用い
    るようにした冷凍装置用蒸発器において、前記ヒータ管
    1−5を、前記フィンの下部に位置させて配設したこと
    を特徴とする冷凍装置用蒸発器。 2、特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、複数段
    に蛇行させてなる蒸発器1の直管部分の各段毎に、フィ
    ンの間隔を、気流の流入側から流出側へ漸次小さくなし
    たものである冷凍装置用蒸発器。 3 特許請求の範囲第1項または第2項記載のものにお
    いて、複数の冷媒管1−4の少なくともひとつをフィン
    1−1の上部に位置させ、ヒータ管1−5をフィン1−
    1の下部に位置させて配設したものである冷凍装置用蒸
    発器。 4 特許請求の範囲第1項または第2項記載のものにお
    いて、複数の冷媒管1−4の少なくともひとつをフィン
    1−1′の上部に位置させて配設し、ヒータ管1−5を
    、フィン1−1′の中心部に配設したものである冷凍装
    置用蒸発器。 5 特許請求の範囲第1項または第2項記載のものにお
    いて、ヒータ管1−5を、フィン1−1″の最下部に切
    欠き1−1″aを設け、ここに組込んだものである冷凍
    装置用蒸発器。
JP3108677A 1977-03-23 1977-03-23 冷凍装置用蒸発器 Expired JPS5917342B2 (ja)

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JPS53116546A JPS53116546A (en) 1978-10-12
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JPS5462167U (ja) * 1977-10-11 1979-05-01
JPS57120888U (ja) * 1981-01-23 1982-07-27
JPS6425693U (ja) * 1987-08-04 1989-02-13
JP2016142483A (ja) * 2015-02-03 2016-08-08 三菱重工冷熱株式会社 空気冷却器
KR20210001150A (ko) * 2019-06-27 2021-01-06 삼성전자주식회사 열교환기 및 이를 포함하는 냉장고

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