JPH06106112A - ディスペンサのニードル長補正方法 - Google Patents

ディスペンサのニードル長補正方法

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JPH06106112A
JPH06106112A JP25512692A JP25512692A JPH06106112A JP H06106112 A JPH06106112 A JP H06106112A JP 25512692 A JP25512692 A JP 25512692A JP 25512692 A JP25512692 A JP 25512692A JP H06106112 A JPH06106112 A JP H06106112A
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JP
Japan
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needle
length
syringe
dispenser
replaced
Prior art date
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Application number
JP25512692A
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English (en)
Inventor
Kazunari Ozawa
一成 小澤
Hiromune Tanaka
宏宗 田中
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TENRYU TECHNIC KK
Original Assignee
TENRYU TECHNIC KK
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Publication date
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Publication of JPH06106112A publication Critical patent/JPH06106112A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ニードルを交換する場合において、交換する
ニードルと基準ニードルとのニードル長比較によって加
工ばらつきの自動補正を行うことができるディスペンサ
のニードル長補正方法を提供する。 【構成】 半導体技術において、被塗布物に塗布材料を
塗布するディスペンサであって、クリーム半田が貯溜さ
れるシリンジ2の先端に、所定の内径に形成されたニー
ドル3が交換可能に装着され、シリンジ2の上下方向の
高さ制御が可能とされるZ軸制御機構が付加されてい
る。そして、ニードル3を交換する場合に、まず基準長
さに加工された基準ニードル3aを装着し、この基準ニ
ードル3aの先端を基板6の上面に合わせ、この時のZ
軸座標を基準とする。さらに、交換したニードル3bの
長さと基準ニードル3aの基準長さとの差をオフセット
値とし、Z軸制御のプログラムデータのZ軸座標値が自
動補正される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスペンサにおける
ニードル長の補正技術に関し、特に半導体技術などにお
ける基板などの被塗布物に、クリーム半田や接着剤など
の塗布材料を塗布するディスペンサにおいて、ニードル
を交換した場合におけるニードル長の自動補正が可能と
されるディスペンサのニードル長補正方法に適用して有
効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、半導体技術の自動化組立ライ
ンにおいて、回路パターンが形成された基板にチップ抵
抗、コンデンサ、半導体集積回路のパッケージICなど
の電子部品を実装する場合には、ディスペンサなどを使
用して基板の所定の位置にクリーム半田が塗布され、さ
らにチップマウンタなどを介して電子部品が自動的に搭
載される構成となっている。
【0003】これに用いられるディスペンサは、先端に
所定の内径に形成されたニードルが交換可能に装着さ
れ、かつクリーム半田が貯溜されるシリンジを備え、こ
のシリンジ内に上下動自在に収納され、かつニードル側
への変位によりクリーム半田を吐出させるプランジャが
収納され、このプランジャの変位によってクリーム半田
が押し出されてニードルの先端から吐出される。
【0004】また、このディスペンサにおける作業条件
としては、塗布材料の粘性、塗布材料内の固形物粒
子の大きさ、吐出圧、吐出時間、ニードルの太
さ、ニードルの先端と被塗布物とのクリアランスなど
の要素が考えられる。
【0005】たとえば、ニードルの先端と被塗布物と
のクリアランスについては、ニードル長さの加工ばらつ
きが考慮され、ニードルを交換する場合に、交換するニ
ードル長さのばらつきに合わせてニードルとシリンジを
上下方向に微調整し、被塗布物に対して所定のクリアラ
ンスをもって固定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記のよう
な従来技術においては、ニードルの交換毎に必ずこの上
下方向の調整が必要になり、多くの作業時間を費やさな
ければならないという問題がある。特に、このようなオ
ペレータによる作業時間が、自動化組立ラインにおいて
は大きな改善要素となっている。
【0007】また、このニードル長さの微調整はコント
ロールしにくいものであり、特にオペレータによるばら
つき、さらにはオペレータ間におけるばらつきなどが要
因となり、適正なクリアランスが得られず、塗布不良が
発生し易いという問題がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、ニードルを交換
する場合において、交換するニードルと基準ニードルと
のニードル長比較によって加工ばらつきの自動補正を行
うことができるディスペンサのニードル長補正方法を提
供することにある。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0011】すなわち、本発明のディスペンサのニード
ル長補正方法は、塗布材料が貯溜されるシリンジの先端
に所定の内径に形成されたニードルを交換可能に装着
し、このニードルの先端から被塗布物に対して塗布材料
を塗布するディスペンサであって、シリンジの上下方向
の高さ制御が可能とされるZ軸制御を付加し、ニードル
を交換する場合に、まず基準長さに加工された基準ニー
ドルを装着し、この基準ニードルの先端を被塗布物の上
面に合わせた時のZ軸座標を基準とし、さらに交換した
ニードルの長さと基準ニードルの基準長さとの差をオフ
セット値とし、Z軸制御のZ軸座標値を自動補正するも
のである。
【0012】
【作用】前記したディスペンサのニードル長補正方法に
よれば、シリンジの上下高さ方向へのZ軸制御が付加さ
れ、基準ニードルの基準長さと交換したニードルの長さ
との比較によりこの差がZ軸制御において自動補正され
ることにより、ニードルを交換した場合でも、この交換
したニードルの先端を被塗布物に対して一定のクリアラ
ンスに設定することができる。
【0013】これにより、ニードルを交換しても、ニー
ドルの長さの加工ばらつきなどに影響されることなく、
被塗布物に対するニードルの一定の適正なクリアランス
を容易かつ高精度に確保することができる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるディスペンサ
の内部を示す断面図、図2および図3は本実施例のディ
スペンサにおけるニードル長の補正シーケンスを示す説
明図である。
【0015】まず、図1により本実施例のディスペンサ
の構成を説明する。
【0016】本実施例のディスペンサは、たとえば半導
体技術において、被塗布物に塗布材料を塗布するディス
ペンサとされ、クリーム半田(塗布材料)1が貯溜され
るシリンジ2の先端に、所定の内径に形成されたニード
ル3が交換可能に装着され、シリンジ2の上下方向の高
さ制御が可能とされる図示しないZ軸制御機構が付加さ
れている。
【0017】シリンジ2には、貯溜されるクリーム半田
1と外部から導入されるエアー圧とを仕切るプランジャ
4が収納され、このプランジャ4にマグネット5が内蔵
されている。そして、エアー圧の導入によってプランジ
ャ4がニードル3側に所定量変位されることにより、所
定量のクリーム半田1が押し出されてニードル3の先端
から基板(被塗布物)6の所定の箇所に吐出されるよう
になっている。
【0018】また、シリンジ2の外部には、たとえばマ
グネット5の磁力を検知するホールセンサ7が配設さ
れ、プランジャ4が一点鎖線で示す位置まで下降した場
合に、ホールセンサ7の検出によってクリーム半田1が
規定値まで減少したことが検知され、クリーム半田1の
補給作業または新たなシリンジ2への交換作業がオペレ
ータにより行われる。
【0019】ニードル3は、被塗布物および塗布材料の
種類などに応じて所定の内径および外径に形成され、最
適な寸法のニードル3がシリンジ2の先端に交換可能に
固定されている。そして、ニードル3の先端からのクリ
ーム半田1の吐出パターンとしては、たとえば点滴、多
点吐出、直線塗布、円周塗布などの各種の吐出パターン
が挙げられ、このような吐出パターンは、図示しない駆
動機構による上下運動、平行運動および回転運動によっ
て形成される。
【0020】次に、本実施例の作用について説明する。
【0021】始めに、クリーム半田1を基板6の所定箇
所に対して塗布する場合の動作を説明する。
【0022】まず、外部からのエアー圧の導入によって
プランジャ4をニードル3側に所定量変位させ、所定量
のクリーム半田1を押し出してニードル3の先端から基
板6上に吐出させる。このようにして、順次、クリーム
半田1を基板6上の所定の箇所に供給する。
【0023】この時に、シリンジ2内のクリーム半田1
の減少に伴い、プランジャ4がシリンジ2内において軸
方向に沿って変位し、一点鎖線で示す位置まで下降した
場合には、ホールセンサ7の検出によってクリーム半田
1が規定値まで減少したことが検知される。これによ
り、クリーム半田1の補給作業または新たなシリンジ2
への交換作業が行われ、再び塗布動作が継続される。
【0024】続いて、図2および図3によりディスペン
サにおけるニードル長の補正シーケンスを説明する。
【0025】このニードル長補正シーケンスは、たとえ
ばディスペンサにおける作業条件において、塗布材料お
よび被塗布物などが異なる場合などに、ニードル3の内
径などの太さを変更したいときに行われる。
【0026】まず、ニードル3の交換に先立って、たと
えば図2に示すように、塗布作業の開始前などに基準長
さ(たとえば12.7mm)に加工された基準ニードル3
aを装着し、この基準ニードル3aの先端を基板6の上
面に合わせ、この時のZ軸座標を基準(0mm)とす
る。
【0027】そして、所定の太さのニードル3に交換す
る場合には、図3に示すように交換したニードル3bの
長さ(たとえば13.3mm)と基準ニードル3aの基準
長さとの差をオフセット値(たとえば0.6mm)とし、
Z軸制御のプログラムデータのZ軸座標値を自動補正す
る。これにより、塗布動作の再開時に、交換したニード
ル3bを基板6の上面に対して一定のクリアランスに自
動設定することができる。
【0028】従って、本実施例のディスペンサによれ
ば、シリンジ2の上下方向の高さ制御が可能とされるZ
軸制御機構が付加されることにより、基準ニードル3a
の基準長さとの比較により交換したニードル3bのニー
ドル長をZ軸制御機構によって自動補正することができ
るので、従来のオペレータによる微調整に比べて作業時
間を費やすことなく、容易かつ高精度に基板6に対する
ニードル3の一定の適正なクリアランスを確保すること
ができる。
【0029】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0030】たとえば、本実施例のディスペンサについ
ては、基板6にクリーム半田1を塗布するディスペンサ
である場合について説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、塗布材料としては、接着剤、
導電性ペーストなどについても広く適用可能であり、ま
た被塗布物については塗布材料に対応する種々の物が考
えられる。
【0031】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその利用分野である半導体技術に用い
られ、クリーム半田1を塗布するディスペンサに適用し
た場合について説明したが、これに限定されるものでは
なく、潤滑油、化学薬品、食料品、塗料などの塗布材料
などを塗布する他の技術に用いられるディスペンサにつ
いても広く適用可能である。
【0032】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0033】すなわち、シリンジの上下方向の高さ制御
が可能とされるZ軸制御を付加し、ニードルを交換する
場合に、まず基準長さに加工された基準ニードルを装着
し、この基準ニードルの先端を被塗布物の上面に合わせ
た時のZ軸座標を基準とし、さらに交換したニードルの
長さと基準ニードルの基準長さとの差をオフセット値と
し、Z軸制御のZ軸座標値を自動補正することにより、
被塗布物に対する交換したニードルの先端を一定のクリ
アランスに設定することができるので、ニードルを交換
しても、ニードルの長さの加工ばらつきなどに影響され
ることなく、被塗布物に対するニードルの一定の適正な
クリアランスを容易かつ高精度に確保することができ
る。
【0034】この結果、ディスペンサのニードル長補正
に作業時間を費やすことなく、加工ばらつきなどに対し
てニードル長の自動補正が可能とされ、特に半導体技術
などにおける基板などの被塗布物に、クリーム半田や接
着剤などの塗布材料を塗布する場合などに良好に適用さ
れ、被塗布物に対する塗布材料の塗布不良の発生がない
ディスペンサを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるディスペンサの内部を
示す断面図である。
【図2】本実施例のディスペンサにおけるニードル長の
補正シーケンスを示す説明図である。
【図3】本実施例のディスペンサにおいて、図2に続く
ニードル長の補正シーケンスを示す説明図である。
【符号の説明】
1 クリーム半田(塗布材料) 2 シリンジ 3 ニードル 3a 基準ニードル 3b 交換したニードル 4 プランジャ 5 マグネット 6 基板(被塗布物) 7 ホールセンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗布材料が貯溜されるシリンジの先端に
    所定の内径に形成されたニードルを交換可能に装着し、
    該ニードルの先端から被塗布物に対して前記塗布材料を
    塗布するディスペンサであって、前記シリンジの上下方
    向の高さ制御が可能とされるZ軸制御を付加し、前記ニ
    ードルを交換する場合に、まず基準長さに加工された基
    準ニードルを装着し、該基準ニードルの先端を前記被塗
    布物の上面に合わせた時のZ軸座標を基準とし、さらに
    交換したニードルの長さと前記基準ニードルの前記基準
    長さとの差をオフセット値とし、前記Z軸制御のZ軸座
    標値を自動補正し、前記被塗布物に対する前記交換した
    ニードルの先端を一定のクリアランスに設定することを
    特徴とするディスペンサのニードル長補正方法。
JP25512692A 1992-09-25 1992-09-25 ディスペンサのニードル長補正方法 Pending JPH06106112A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016013804A (ja) * 2014-07-03 2016-01-28 株式会社レイズエンジニアリング 車両用ホイールの加飾方法
CN111587092A (zh) * 2017-08-15 2020-08-25 奥斯托菲克斯集团有限公司 电磁髓内钉螺丝定位系统

Cited By (3)

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JP2016013804A (ja) * 2014-07-03 2016-01-28 株式会社レイズエンジニアリング 車両用ホイールの加飾方法
CN111587092A (zh) * 2017-08-15 2020-08-25 奥斯托菲克斯集团有限公司 电磁髓内钉螺丝定位系统
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