JPH06105853B2 - Fm受信機 - Google Patents

Fm受信機

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JPH06105853B2
JPH06105853B2 JP61084094A JP8409486A JPH06105853B2 JP H06105853 B2 JPH06105853 B2 JP H06105853B2 JP 61084094 A JP61084094 A JP 61084094A JP 8409486 A JP8409486 A JP 8409486A JP H06105853 B2 JPH06105853 B2 JP H06105853B2
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正樹 野田
敬郎 新川
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、位相同期化ループ回路(Phase Locked Loo
p、以下PLLと略す)によって周波数変調(FM)信号を受
信して復調するFM受信機に関する。
〔従来の技術〕
従来、PLLによるFM復調回路で選局と復調を同時に行うF
M受信機は、実開昭58−176414号公報に記載されている
ように、FM復調回路における電圧制御発振器を構成する
可変容量ダイオードに選局電圧を印加し、該電圧制御発
振器の自走発振周波数を可変することで選局を行い、か
つ同じPLLによりFM復調も行うものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
一般にPLLにおける電圧制御発振器の周波数変調感度
は、チャンネル毎の復調動作を行う狭い信号帯域内では
ほぼ一定とみなせるが、受信帯域全体、例えば衛星放送
の場合のように1〜1.5GHz(第1中間周波数)の広い周
波数範囲で考えると、必ずしも一定でなく異なる。
PLLのループ利得Kは、該PLLを構成する構成要素毎に、
位相比較器の感度をAK1〔V/rad〕、電圧制御発振器の周
波数変調感度をK0〔red/V〕、ループ増幅器の利得をK2
とすると、次式で表わされる。
K=AK1・K2・K0 ……(1) 上記式(1)より電圧制御発振器の周波数変調感度が変
化すると、PLLのループ利得が変化することになり、そ
の結果、受信チャンネルによってPLLのループ条件が異
なり、同期外れを起こして復調できなくなることがある
という問題があった。
また、PLLによる復調信号の振幅は電圧制御発振器の周
波数変調感度に反比例することから、同じ周波数偏移の
信号を復調しても受信チャンネルによって復調信号の振
幅が異なり、チャンネルを切り換えると、音が急に高
く、或いは低くなったり、画面が急に明るく、或いは暗
くなったりして不都合であるという問題があった。
本発明の目的は、電圧制御発振器の周波数変調感度が周
波数領域により変化していても、それに関係なく安定な
復調を行うことのできるFM受信機を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、PLL内のループ増幅器の入力側より取り出
した復調信号の振幅を検出する振幅検出回路と、振幅検
出回路の出力を入力し設定した振幅値と比較し、その間
の振幅誤差電圧を出力する振幅比較器を備え、該振幅比
較器の出力によって上記ループ増幅器の利得を制御する
負帰還ループを形成することにより、達成される。
〔作用〕
PLLにより復調された信号の振幅は、電圧制御発振器の
周波数変調感度に反比例するため、復調信号内の振幅が
変化しない信号、例えば映像信号の同期信号等の振幅を
みることにより、電圧制御発振器の周波数変調感度が変
化したかどうか知ることができる。
いま、電圧制御発振器の周波数変調感度が2倍に変化し
たとすると、PLLのループ内の復調信号振幅は1/2とな
る。このときPLLのループ利得は式(1)より2倍とな
る。したがってループ増幅器の利得を1/2を制御すれ
ば、ループ利得は電圧制御発振器の周波数変調感度が変
化する前に戻すことができる。
ここで、ループ増幅器の前後の信号振幅に着目すれば、
電圧制御発振器に接続される側、すなわちループ増幅器
の出力側の信号振幅は電圧制御発振器の周波数変調感度
により元の1/2のままである。しかし、ループ増幅器の
入力側はループ増幅器の利得を1/2に制御したときから
変化する前の値に戻る。
以上より、ループ増幅器の入力側から復調信号を取り出
し、この復調信号内で振幅が変化しない特定の信号を振
幅検出回路で検出し、振幅比較器であらかじめ設定した
振幅値と比較を行ない、振幅比較器で得られた振幅誤差
電圧でPLLループ内のループ増幅器の利得を制御し、復
調信号内の前記特定の信号振幅が一定となるよう制御す
るため、PLLのループ利得は一定となり、まらたループ
増幅器の入力側から取り出される復調信号の振幅は、電
圧制御発振器の周波数変調感度の変化に関係なく、一定
の復調感度をで得られる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図により説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示すブロック図である。
同図に示す実施例では、電圧制御発振器(VCO)1と位
相比較器2とローパスフイルタ(LPF)3とループ振幅
器4とでPLLを構成し、位相比較器2の他方の入力に
は、バンドパスフイルタ(BPF)5を介してFM入力信号
が接続され、PLLの復調信号はループ増幅器4の入力側
より取り出され、取り出された復調信号は分岐され、該
復調信号内で振幅の常に変わらない特定の信号を検出す
る振幅検出回路6に入力され、振幅検出回路6の検出出
力と振幅設定回路7の設定出力は振幅比較器8へ入力さ
れ、振幅器8の出力はループ増幅器4の利得制御端子へ
接続される。
振幅検出回路6で復調信号内の振幅が常に変化しない特
定の信号、例えば映像信号における同期信号等を検出
し、その振幅値を出力し、振幅設定回路7の出力と振幅
比較器8で比較し、その差がループ増幅器4へ帰還され
る。振幅比較器8は差動増幅回路で簡単に構成できる。
そのほか、選局回路9を設け、選局回路9の入力信号に
対応して電圧制御発振器1の自走発振周波数とバンドパ
スフイルタ(BPF)5の中心周波数を一致して同時に可
変させ、希望のチャンネルの信号を受信する構成として
ある。
以上のようにして、電圧制御発振器1の周波数変調感度
が変化しても、それに関係なく、安定な復調を行うこと
ができる。
第2図は本発明の別の実施例を示すブロック図である。
同図では、選局回路9が選局電圧発生回路10と離調検出
回路11と選局電圧発生回路10の出力と離調検出回路11の
出力を加算する加算回路を含み、該加算回路の加算出力
は電圧制御発振器1の制御端子に入力される。
離調検出回路11はPLLの復調出力の平均値流電圧あるい
は特定の信号の直流成分によって離調の方向と大きさを
検出し、その出力を加算回路で選局電圧に帰還すること
でFAFC回路を構成している。
第3図は本発明の他の実施例を示すブロック図である。
同図では、選局回路9は基準周波数を発生する基準周波
数発生器12と電圧制御発振器1の出力を分周するプログ
ラマブル・デイバイダ13と、第2のローパスフイルタ
(LPF)14と第2の位相比較器15を含み、これらにより
電圧制御発振器1を共用したPLL選局回路を構成すると
共に、バンドパスフイルタ5の中心周波数をプログラマ
ブル・デイバイダ13に入力される選局指令(分周比指
令)としてのプログラムコードに対応して制御する制御
回路16を備えている。他は変わる所がない。
第4図は、本発明の更に別の実施例を示すブロック図で
ある。同図に示す実施例は、スクランブル方式の衛星放
送や高精細放送の信号のように信号が抑圧あるいは不規
則であり、振幅検出回路6に入力する特定の信号が簡単
に分離できない場合、復調信号を処理する信号処理回路
17を設け、これにより特定の信号のタイミングパルスを
出力し、そのタイミングパルスにより、復調信号内の振
幅の変わらない特定の信号を検出できるようにしたもの
である。他に変わる所はない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、PLL内の電圧制御発振器の周波数変調
感度が受信チャンネルごとに異なっていても、PLLのル
ープ利得は一定で変化せず、安定したループ条件でFM復
調が行える。また、PLL内のループ増幅器の入力側より
取り出した復調信号の振幅は、PLL内の電圧制御発振器
の周波数変調感度の変化にかかわらず一定の復調感度で
得られ安定した信号処理が行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図乃
至第4図はそれぞれ本発明の別の実施例を示すブロック
図、である。 符号の説明 1……電圧制御発振器、2……位相比較器、3……ロー
パスフイルタ、4……ループ増幅器、5……バンドパス
フイルタ、6……振幅検出回路、7……振幅設定回路、
8……振幅比較器、9……選局回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力FM信号をバンドパスフイルタを介して
    一方の入力側に取り込み、電圧制御発振器からの発振出
    力を他方の入力側に取り込み、両者間の位相差を検出し
    て出力する位相比較器と、該位相比較器からの出力をロ
    ーパスフイルタを介して入力し、これを増幅して前記電
    圧制御発振器の入力側に入力するループ増幅器と、から
    成る位相同期化回路(PLL)を備えると共に、 選局回路を持ち、該選局回路の出力により前記電圧制御
    発振器の自走発振周波数と前記バンドパスフイルタの中
    心周波数を同時に可変させて所望のチャネルを受信する
    ようにしたFM受信機において、 前記ローパスフイルタの出力側(前記ループ増幅器の入
    力側)より取り出した復調信号を入力され、その振幅を
    検出する振幅検出回路と、振幅設定回路と、前記振幅検
    出回路により検出された振幅と前記振幅設定回路により
    設定された振幅とを入力され、それら両者間の振幅差を
    検出して出力する振幅比較器と、該振幅比較器の出力に
    より前記振幅差が零になるように前記ループ増幅器の利
    得を制御する手段と、を具備したことを特徴とするFM受
    信機。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載のFM受信機にお
    いて、前記選局回路は、選局電圧発生回路と、前記ロー
    パスフイルタの出力側(前記ループ増幅器の入力側)よ
    り取り出した復調信号を入力されてその離調度(所定周
    波数からの周波数値のずれの程度)を検出する離調検出
    回路と、から成り、前記選局電圧発生回路の出力により
    前記バンドパスフイルタの中心周波数を可変させると同
    時に、前記選局電圧発生回路の出力と前記離調検出回路
    の出力との和により前記電圧制御発振器の自走発振周波
    数を可変するようにしたことを特徴とするFM受信機。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載のFM受信機にお
    いて、前記選局回路は、基準周波数発生器と、前記電圧
    制御発振器の発振出力を取り込み、これを分周して出力
    するプログラマブル・デイバイダと、前記基準周波数発
    生器からの基準周波数出力と前記プログラマブル・デイ
    バイダからの分周出力とを入力され、両者間の位相差を
    検出して出力する位相比較器と、該位相比較器の出力を
    入力され、これをローパスフイルタリングして出力する
    ことにより前記電圧制御発振器の自走発振周波数を制御
    するローパスフイルタと、前記プログラマブル・デイバ
    イダへその分周比を指定するために入力される選局指令
    としてのプログラムコードを用い、それに対応して前記
    バンドパスフイルタの中心周波数を可変する手段と、か
    ら成ることを特徴とするFM受信機。
JP61084094A 1986-04-14 1986-04-14 Fm受信機 Expired - Lifetime JPH06105853B2 (ja)

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JPS62241407A JPS62241407A (ja) 1987-10-22
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JPH03229503A (ja) * 1990-02-05 1991-10-11 Alps Electric Co Ltd Pll復調回路

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