JPH06105581B2 - モータ始動用リレー - Google Patents

モータ始動用リレー

Info

Publication number
JPH06105581B2
JPH06105581B2 JP3209567A JP20956791A JPH06105581B2 JP H06105581 B2 JPH06105581 B2 JP H06105581B2 JP 3209567 A JP3209567 A JP 3209567A JP 20956791 A JP20956791 A JP 20956791A JP H06105581 B2 JPH06105581 B2 JP H06105581B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
starting
relay
resistor
wafer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3209567A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0515178A (ja
Inventor
デフイリピス ピエトロ
サルバトーレ アメデオ
トラマ ルイジ
ノタロ ジウセツペ
Original Assignee
テキサス インスツルメンツ インコーポレイテツド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テキサス インスツルメンツ インコーポレイテツド filed Critical テキサス インスツルメンツ インコーポレイテツド
Publication of JPH0515178A publication Critical patent/JPH0515178A/ja
Publication of JPH06105581B2 publication Critical patent/JPH06105581B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H61/00Electrothermal relays
    • H01H61/002Structural combination of a time delay electrothermal relay with an electrothermal protective relay, e.g. a start relay
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H11/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of electric switches

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単相モータ始動用リレ
ーに関し、特に改良型サーマルリレーを用いた電気冷蔵
庫の圧縮機等で使用される単相非同期モータの始動用リ
レーに関する。より詳しく述べると、本発明は、電気抵
抗が正の温度係数(PTC)を持つ物質のウエーファ
(wafer)を使った、ソリッド・ステートサーマル
リレーを用いる。そのPTC材料としては、この方面の
技術に熟達した者がよく知っている種類の材料を使う。
【0002】
【従来の技術】従来は、モータ始動用として、冷蔵庫の
圧縮機モータ等の始動巻線には正の抵抗温度係数を持つ
抵抗素子を直列に接続して、モータ始動時には始動巻線
に大きな始動電流が流れるようにしている。その後この
抵抗素子はモータ電流により自己加熱し、モータの回転
中は高抵抗状態に保たれる。つまり、始動動作完了後始
動巻線に流れる電流は非常に小さくなるようにしてい
る。また、モータ保護装置その他の働きによりモータの
回転が停止されると、この抵抗素子の温度は下がり、次
のモータ始動に備えるようにしている。以上のような従
来の構成においては、モータの正常回転中も抵抗素子で
電力消費が行なわれ、少なくともある程度は、モータの
動作効率に影響を及ぼす。更に、抵抗素子が十分冷えて
いないときには、モータを再始動させようとしても、抵
抗素子の状態により正常な再始動が行なわれないかもし
れない。そこで、抵抗素子の電力消費を非常に低いレベ
ルに抑え、同時に、モータの停止後すぐ再始動させたい
場合にもすみやかにモータ再始動が可能となるよう、モ
ータ停止後急速に冷えるような抵抗を利用することが望
ましい。
【0003】
【発明が解決すべき課題】本発明は、正の抵抗温度係数
を持つ抵抗素子を用い、モータ回転中の抵抗素子におけ
る電力消費損失を非常に低いレベルに抑え、かつ、モー
タ回転の中断後モータの再始動に備え素早くリレーをリ
セットするため上記抵抗素子が急速に冷えることのでき
るモータ始動用リレーを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】始動用リレーは、正の抵
抗温度係数をもち、ある選択された温度レベル以上に熱
せられると抵抗率が急激に増加する材料で作った抵抗器
と、上記抵抗器をモータの始動巻線と直列に接続するた
め上記抵抗器の反対側の両面にそれぞれ電気的に接触す
る弾力性ある導電性金属の一対の接触装置と、熱絶縁材
料で作られこれらの抵抗器と接触装置を収める容器とか
らなり、一対の接触装置は、容器と抵抗器のそれぞれの
両面との間に配置され、抵抗器の表面の大部分は、容器
から離して保持され、接触装置は比較的高い熱抵抗の材
料の少なくともいくらかの導電性金属部分をもちまた、
容器は、接触装置の熱伝導特性と協力するため始動用リ
レーの熱質量及び容器の表面積対体積比を制限するため
に、小形で球形で抵抗器及び接触装置の本質的部分を実
質的に囲みかつしっかりと取り巻いている。
【0005】
【作用】抵抗器は、一対の接触装置を通ってモータの始
動巻線と電源の間に直列に接続され、始動時には抵抗器
は抵抗率が低いので十分な始動電流が流れてモータは始
動するが、始動が完了すると抵抗器の自己加熱により抵
抗率が急激に増加して始動巻線には電流が流れなくなり
モータは主巻線に流れる電流により回転を続ける。抵抗
器の両面は一対の接触装置により容器から離れて保持さ
れ、抵抗器から容器への直接の熱伝導を阻止し、また接
触装置はその比較的高い熱抵抗の導電性金属部分により
抵抗器から接触装置を経て容器への熱伝導も阻止する。
また、抵抗器及び接触装置を取り囲む小形で球形の容器
は、その表面積対体積比を制限する。
【0006】
【実施例】以下に添付図面を参照しながら、本発明をそ
の望ましい実施例について説明する。
【0007】まず図1において、サーマルリレーを用い
る本発明による始動用リレー50には電気的及び熱的な
絶縁材料でできたケース(容器)1があり、そのケース
1の中には、この方面の技術に熟達した者ならよく知っ
ているような種類の正の温度係数(PTC)を持つ材料
(例えば、ダンホス(Danfoss)A/Sの米国特
許第3,750,082号及び第3,842,188号
を参照)でできた抵抗器としてのウエーファ2が配置し
てある。このPTCウエーファ2は、モータの始動巻線
と直列に接続されるようになっており(図10a〜
c)、モータの始動時には始動巻線はウエーファ2を通
して励磁され、そしてモータの始動が完了すると非励磁
となる。モータの始動開始時にはウエーファ2は比較的
に冷えており電気抵抗が低くモータ始動のため大きな電
流を流す。この大きな電流によりウエーファ2は直ちに
自己加熱を始めて次第に抵抗が大きくなり、これにより
始動巻線の電流も減少する。これは、ウエーファ2を流
れる減少した電流により発生する熱がウエーファ2で消
費される熱と平衡するまで続く。平衡した状態では始動
巻線電流は極めて小さいので始動巻線は実質的に非励磁
となるが、ウエーファ2はその平衡した温度に維持され
る。ウエーファ2の大きさは、始動巻線の必要な機能を
十分に実現できる範囲内で、より小さいことが望まし
い。PTC材料としては、従来からあるドーピングによ
るチタン酸バリウムセラミックを使っていて、そのキユ
リー点温度は130℃である。標準的なウエーファ2の
寸法は直径1.75cmで、その重さは220Vモータ用
の場合約5g、120Vモータ始動用の場合は小さくな
って約3gである。
【0008】ウエーファ2の位置は、ケース1の内面に
あるリブ(rib)3と、電気的な接続装置6,7に固
定されている二つの板ばね4,5とによって決められて
いる。接続装置6,7と板ばね4,5により一対の接触
装置を構成する。接続装置6,7については以下で詳し
く説明する。板ばね4,5にはフィン(もしくはアー
ム)4a,4b及び5a,5bがあって、それぞれ、ウ
エーファ2の両面に従来の方法で付着されている金属面
8,9に接触するようになっている。
【0009】電気接続装置6,7には、上部に「クイッ
ク・コネクト(quick−connect)」型端子
10,10′,11,11′が、下部には弾力性のある
「プラグ・オン(plug−on)」コネクター12,
13が付いている。「プラグ・オン」コネクター12,
13は、冷蔵庫圧縮機の、参照番号51で示す、気密コ
ネクタ(フューザイト(fusite))上もしくは適
当な端子板上のピン51.1に差し込むと、自動的に調
節されてはまるようになっている。このような気密コネ
クタ51を使用する理由は、冷蔵庫圧縮機用モータは、
従来から密閉ケースに収められ、このため外部配線との
接続のため気密コネクタ51を必要とする。気密コネク
タ51(一般にフューザイトコネクタと呼ばれる)は、
ガラス封止の引出しピンをもち、これらのピンはモータ
巻線に接続されると共にモータのケースから相互にも、
またケースに対しても封止され、電気的に絶縁されてモ
ータのケースから突出する。「プラグ・オン」コネクタ
ー12,13は、これら気密のコネクタピンに自動的に
調節されて嵌まるようになっている。このような引出し
ピンのための気密コネクタ51は、図1及び図11a〜
cに示され、ピンは参照番号51.1で示され、また図
10a〜cでは、黒点がこれに相当する。また電気接続
装置6,7は、ケース1の内側に作ってある突出部(も
しくはリブ)14,15及び16,17によって適切な
位置に保持されている。ケース1の外側には孔18,1
9があって、装置のふたに作ってあるつめ(もしくは
舌)をはめるようになっている。図1にはそのつめは示
されていない。
【0010】図2は図1を2−2の線で切った断面図
で、ケース1にふた20が嵌っているところを示してあ
る。ふた20のはっきり図示しなかった部分は破線21
で外形を示した。つまり局面部分20aは波状の平面部
分20bとつながっていて、本発明の装置を気密コネク
タ51もしくは他の電気接続装置のピン51.1に差し
込むのに便利なようになっている。
【0011】図3は、図1の3−3の線で切ったときの
断面図で、同図装置を気密コネクタ(フューザイト)5
1(もしくは他の接続装置)と切り離した状態で示して
ある。この図では、ふた20がケース1にはめてあっ
て、孔18,19にはふた20のスナップ動作をするつ
め(もしくは舌)22,23が係合している。端子1
0,11はピン・ケーブル56へとつながっている。そ
の他の要素については説明済みであるから、ここで繰り
返すことはしない。
【0012】図4には、図2及び図3に部分的に示し
た、ふたを上からみたところが表わしてある。図のよう
に四角形のフランジ素子24には、接続端子10,1
0′,11,11′を通す孔25,26,27,28
と、ケース1の孔18,19にはめ込むつめ(もしくは
舌)22,23とが付いている。また図4中には曲面部
分20aと波状部分20bも示してある。図5は、図4
を線5−5で切ったときの断面図である。
【0013】図6及び図7は、それぞれ、図2及び図3
に部分的に示したふたを下から見たときの図と、7−7
の線で切ったときの断面図とである。これらの図にはふ
た20の内側にあるリブ3.1,3.2が示してあっ
て、これらのリブにより、図7中に破線2aで示すウエ
ーファ2の位置を定めている。またこれらのリブはウエ
ーファ2を囲むようになっているが、ウエーファ2の温
度がモータ回転中の温度に達した後は、ウエーファ2か
らケース1への熱伝導が最少になるよう、つまりはウエ
ーファ2の電力損失が最少になるようにしてある。ケー
ス1及びふた20の形もリレー全体としてみれば、図に
あるように、だいたい球形の外形をしていて、サーマル
リレーの構造を表面積対体積比が最少になるようにする
ことにより、サーマルリレーの温度がモータ回転中の温
度に達した後の電力損失をさらに小さくしている。
【0014】図8には、本発明による始動用リレーの電
気接続装置6もしくは7の細部が示してある。接続装置
7について説明すると、その本体29上には「クイック
・コネクト」型の端子11,11′が形成され、また
「プラグ・オン」型のソケット13が本体29に溶接さ
れている。ソケット13は気密コネクタ51上のピン5
1.1に接続されるようになっている。本体29の中央
部には、先に図1の4,5について説明したように、ウ
エーファ2を保持し、それと接触する薄いばね5が固定
されている。その、本体への固定法としてはスポット溶
接が望ましい。
【0015】図9a及び図9bは、本発明による始動用
リレー(サーマルリレー)のウエーファ2を、保持しそ
れと接触するばね5の細部を表わした図である。
【0016】ばね5の本体30は適当な導電率を持ち、
かつ、比較的高い熱抵抗を持つ、ステンレス・スチール
のような金属材料でできていて、その中央部分31は、
この始動用リレーの電気接続装置7本体29に固定(ス
ポット溶接によることが望ましい)するようになってい
る。またこのばね本体30には2つのフィン(fin)
32,33があって、それらの狭くなっている端34,
35は折り返しになっている。これらの端部分にはそれ
ぞれ高導電性物質(銀等)の層36が付けてあって、ウ
エーファの金属面8もしくは9と良好な電気的接触をす
るようになっている。銀コーティングは、「トップ・レ
イ(top−lay)」、「メッキ」、「テープ溶接」
等の適当な方法によって行なう。ばね4,5を高熱抵抗
材料で作り、その断面積を比較的小さいものにし、ま
た、ウエーファ2との間の熱伝導部分を小さくしてある
のは、ウエーファ2からケース1への熱伝導を小さく
し、それによってリレーの温度がモータ回転時の温度に
達してからの電力損失を少なくするためである。つま
り、それらのばねを、ウエーファ2とサーマルリレー容
器1との間の熱的障壁にしているのである。ウエーファ
2の熱消失を効果的に阻止するため、ばね4,5の熱抵
抗RT (秒・℃/カロリー)は1000程度以上である
ことが望ましい。
【0017】また、機械的な意味から、フィン32,3
3にはフィン強化用リブ37,38が付けてあって、フ
ィン32,33をウエーファ2に適当な圧力で押し付け
るようにしてある。さらに、図示していないが、フィン
32,33に溝を設けて、ばね4,5を通しての熱伝導
を抑えることも考えられる。溝を設ける場所としては、
フィン中央のリブ37のところや、リブ38のところが
考えられる。上に説明した構造のばね30は1つの実用
的な例であるが、本発明の始動用リレー50にはコイル
ばねを使うこともできる。
【0018】本発明の望ましい実施例においては、ウエ
ーファ2の寸法を小さく選んであり、先に述べたように
サーマルリレーの容器の外形はだいたい球形で、ばね4
及び5も先に説明したように熱抵抗が大きいため、モー
タ回転時の温度でのこのサーマルリレーからの損失は、
120Vもしくは220Vのモータに使用した場合、モ
ータ停止後再始動に備え200秒程度以下の時間で冷え
るようにしていても、2.0W程度以下という小さい値
になっている。つまり、サーマルリレーでの電力損失を
できるだけ小さくするため、高抵抗状態でウエーファ2
に流れる電流レベルが低くなるよう熱消失速度を抑えた
としても、先に説明したようにこのサーマルリレーは熱
容量が小さい構造をしているから、モータ停止後比較的
短い時間の内に冷えて、元の状態に戻ることができるの
である。
【0019】付け加えると、ウエーファ2とばね4,5
との系の機械共振周波数が通常遭遇する励振周波数より
遠く離れた適切な周波数となるよう、ばねの構造及び係
数K=応力/歪みを選ぶべきである。励振周波数として
は、冷蔵庫用モータ圧縮機の場合、50Hzから60H
zの電源により発生するものが考えられる。したがっ
て、ばね−ウエーファ系の共振周波数は300Hz以上
にすることが望ましい。
【0020】ウエーファ2の各面に2つずつある「クイ
ック・コネクト」端子により、図10a,b,cのよう
な各利用法が可能となっている。
【0021】図10aはウエーファ2だけを使っての始
動、図10bはウエーファ2と並列コンデンサ55を使
っての始動、図10cはウエーファ2と直列コンデンサ
55を使っての始動をそれぞれ示している。このような
構成において、ウエーファ2はモータ始動のため最初は
大きな電流を始動巻線に流すが、自己加熱の期間が過ぎ
ると温度が上昇して抵抗が増加し、モータ始動が完了す
ると本質的に非励磁とする。これらの回路構成は、この
方面の技術に熟達した者ならよく知っているので、ここ
では詳しく説明しない。
【0022】図10a及び図10bの回路構成の場合、
サーマルリレーを図1や図2に示したような気密コネク
タにつなぐ、つまりサーマルリレーを気密コネクタの2
つのピンに差し込んで電気的に接続するのである。
【0023】一方、図10cのように直列コンデンサを
使う場合は、気密コネクタの1つのピンはサーマルリレ
ーと電気的に接続するが、もう1つの別のピンとは電気
的にではなく物理的に補助構成要素でつないで、サーマ
ルリレーを支えるようにする。
【0024】図11a〜cには、図10cの回路でサー
マルリレー50をモータ上の三極気密コネクタ51に固
定する、本発明による3つの例が示してある。
【0025】図11aでは、「プラグ・オン」コネクタ
ー12,13の一方と、補助ブラケット53とを使っ
て、サーマルリレー50を気密コネクタ51に固定して
いる。図11bは、サーマルリレー50のケース上に直
接支持部分54が形成されている例である。図11cは
図11bの変形で、図11bとは異なる位置に支持部分
54がある。
【0026】図12は、本発明に使用するサーマルリレ
ー製造の、円形構成を持つ組み立てラインを例示したも
のである。以下に説明する、本発明による方式では、
「オン・ライン」の部品組み立てと「回転台」上の部品
組み立てとが組み合わせてあり、それらの間に同期がと
られている。これらのラインの各工程を以下に説明す
る。
【0027】まず、ストリップ(strip)形式の接
続装置6,7を2つの組み立てラインA,B及びA′,
B′に入れる。A,A′では、コネクタ12,13が供
給され、これらを接続装置6,7上に位置決めして溶接
する。B,B′では、ストリップ形式のばね4,5が供
給され、このばねを接続装置6,7上に位置決めして溶
接し、さらにばねストリップから切り離す。
【0028】以上の工程によって、上記ライン終端で
は、コネクター12,13及びばね4,5が取り付けら
れたストリップ形式になっている接続装置6,7が得ら
れ、あとはこれらをケース1に差し込めばよい。
【0029】その組み立て工程内容は以下の通りであ
る。回転台装置56のステーション(station)
Cにケース1が振動ルーラーで送られてくると、このス
テーションではそのケースを回転台上にある適当な取り
付け具に載せる。
【0030】台が回転すると、載せられたケースはステ
ーションDに移る。その間に上記補助ラインA,B及び
A′,B′から、コネクターとばねの付いた、依然スト
リップ形式の接続装置6,7がステーションD及びEに
送られる。
【0031】ステーションD及びEでは、コネクター及
びばねの付いた接続装置をつかみ、これをストリップか
ら切り離し、続いてケース1に押し込む。
【0032】ステーションFでは、送り装置によりPT
Cウエーファを接点(ばね4,5の)の間に差し込み、
それらの接点の力でウエーファを保持させる。
【0033】以上のようにして組み立てられたサーマル
リレー構成要素は、回転台によってステーションGに移
動する。ステーションGへはふた20が振動ルーラーで
運ばれてきていて、ここでケースにふたを載せ、はめ込
む。
【0034】組み立て終わったサーマルリレーはステー
ションHで吐き出され、自動的に処理ラインJ及びKに
送られる。ラインJ及びKでは以上に説明した装置等の
各種データの記録及び管理を行なう。
【0035】図示の例では機械的かみ合わせによりケー
スにふたを組み付けているが、接着剤や超音波溶接法、
熱的方法によってふたをケースに固定することもできよ
う。
【0036】またウエーファを止めるのに板ばねを使う
例を説明したが、コイルばねを使うことにしても同じこ
とができる。
【0037】さらに、電気回路的には、サーマルリレー
を気密コネクタ(フューザイト)に取り付けて使う例を
説明したが、それとは違う端子板に取り付けてもよい。
【0038】目的によって必要となる、もしくは、安全
規準に応じて必要となる場合には、上部「クイック・コ
ネクト」端子をふたから伸ばしたおおいで保護すること
も考えられる。
【0039】以上望ましい実施例について本発明を説明
してきたが、本発明の精神から離れることなく、変形や
修正を考えることができる。
【0040】
【発明の効果】正の抵抗温度係数をもつ抵抗器が、始動
巻線と主巻線をもつ単相モータの始動巻線に直列に接続
されるのでモータの始動時に十分の始動電流をモータに
供給すると共に始動が完了後は始動巻線に流れる電流を
有効に制限することができる。抵抗器は容器から離れて
一対の接触装置により保持され、また接触装置は比較的
高い熱抵抗の導電性金属部分をもつので、抵抗器から容
器へまた抵抗器から接触装置を経て容器への熱伝導を阻
止することができる。一方容器は小形で球形であるので
熱質量が小さく表面積対体積比が制限される。従って、
始動用リレー全体としても、モータの回転中は始動用リ
レーからの放熱が最小限にされるのでモータの運転効率
を高めることができ、またモータの運転が中断されると
迅速に冷えモータの再始動に備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による始動用リレーをふたをはずして上
から見た図である。
【図2】図1の線2−2で切ったときの断面図で、ふた
ははめてある。
【図3】図1の面3−3での断面図で、この図でもふた
ははめてある。
【図4】図2及び図3に部分的に示したふたを上から見
た図である。
【図5】図4の線5−5で切ったときの断面図である。
【図6】図4のふたを下から見た図である。
【図7】図6の線7−7で切ったときの断面図である。
【図8】本発明による始動用リレーの電気接点細部を示
す。
【図9】a及びbは、本発明による始動用リレーで熱応
答性ウエーファ(PTC)を保持し、これと接触するば
ねの一つを詳しく示した図である。
【図10】a,b,及びcには、本発明による始動用リ
レーのための3つの回路構成を示している。
【図11】a,b,及びcには、本発明による始動用リ
レーの各種機械的設置形式を示す。
【図12】本発明による始動用リレーの組み立てライン
概略図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 PTCウエーファ 4,5 板ばね 6,7 電気的接続装置 10,10′,11,11′ 「クイック・コネクト」
型端子 12,13 「プラグ・オン」コネクター 51 気密コネクタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジウセツペ ノタロ イタリア国ネープルズ,ポミグリアノ ダ ルコ 2,ビア デル テイントレツト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 始動巻線と主巻線とを備えるモータの始
    動用リレーであって、 (a)正の抵抗温度係数を持つ材料で作られ、対向する
    端子面を備えた抵抗器と、 (b)前記抵抗器を前記始動巻線に直列に接続するため
    前記端子面とそれぞれ接続する導電性金属の一対の接触
    装置と、 (c)絶縁材料で作られ、前記抵抗器前記接触装置と
    を収める容器とを有し、 (d)前記容器は、前記抵抗器と前記接触装置を実質上
    包囲する空間を内部に形成し、前記空間の第1の方向に
    おいて互いに対向する面から内側に突出する支持部をそ
    れぞれ有し、 (e)前記一対の接触装置は、前記支持部によって支持
    される部分と、該部分から延在する少なくとも一対のフ
    ィンとを有し、該フィンの端部は前記端子面と接触する
    折り曲げられた部分を含み、前記抵抗器は、前記端子面
    の両側に位置する前記一対の接触装置を介して前記第1
    の方向に弾性的に保持されることを特徴とするモータ始
    動用リレー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のモータの始動用リレーで
    あって、前記フィンは空間によって離間される部分を有
    することを特徴とするモータ始動用リレー。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは2のいずれかに記載の
    モータの始動用リレーであって、前記フィンの断面積が
    前記抵抗に向けて小さくなることを特徴とするモータ
    始動用リレー。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれかに記載の
    モータの始動用リレーであって、前記容器の空間の前記
    第1の方向と垂直の第2の方向の少なくとも一つの面
    に、前記抵抗器の端子面と垂直方向の位置決めを行うた
    めの位置決め部が形成されていることを特徴とするモー
    タ始動用リレー。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれかに記載の
    モータの始動用リレーであって、前記フィンの前記抵抗
    と接触する部分に前記フィンよりも高導電性の材料が
    付着されていることを特徴とするモータ始動用リレ
    ー。』
JP3209567A 1977-11-15 1991-08-21 モータ始動用リレー Expired - Lifetime JPH06105581B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT5182177A IT1112068B (it) 1977-11-15 1977-11-15 Perfezionamento nei rele' termici in particolare per l'avviamento di motori asincroni monofase
IT51821-A/77 1977-11-15

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13948378A Division JPS54113081A (en) 1977-11-15 1978-11-14 Temperature relay and method of assembling same

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0515178A JPH0515178A (ja) 1993-01-22
JPH06105581B2 true JPH06105581B2 (ja) 1994-12-21

Family

ID=11275795

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13948378A Granted JPS54113081A (en) 1977-11-15 1978-11-14 Temperature relay and method of assembling same
JP3209567A Expired - Lifetime JPH06105581B2 (ja) 1977-11-15 1991-08-21 モータ始動用リレー

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13948378A Granted JPS54113081A (en) 1977-11-15 1978-11-14 Temperature relay and method of assembling same

Country Status (13)

Country Link
JP (2) JPS54113081A (ja)
AR (1) AR217336A1 (ja)
AU (1) AU525907B2 (ja)
BR (1) BR7807484A (ja)
CA (1) CA1132696A (ja)
DE (1) DE2849584A1 (ja)
DK (1) DK158689C (ja)
ES (1) ES475049A1 (ja)
FR (1) FR2408907A1 (ja)
GB (1) GB2015823B (ja)
IT (1) IT1112068B (ja)
MX (1) MX146622A (ja)
NL (1) NL189103C (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2845965C2 (de) * 1978-10-21 1983-01-20 Fritz Eichenauer GmbH & Co KG, 6744 Kandel Elektrisches Widerstandsheizelement
JPS5598851A (en) * 1979-01-23 1980-07-28 Matsushita Refrig Co Semiconductor device with elastic terminal
JPS57106002A (en) * 1980-12-23 1982-07-01 Murata Manufacturing Co Positive temperature coefficient thermistor
IT1147231B (it) * 1981-05-20 1986-11-19 Necchi Spa Rele' d'avviamento del tipo a resistenza con coefficiente positivo di temperatura in motocompressori per apparati frigoriferi
JP3036453B2 (ja) * 1997-01-22 2000-04-24 日本電気株式会社 ディスク支持装置
DE19816809C2 (de) * 1998-04-16 2001-10-18 Thermik Geraetebau Gmbh Temperaturabhängiger Schalter
EP1363288B8 (en) 2001-01-12 2009-08-12 Panasonic Corporation Disc cartridge
US6910219B2 (en) 2001-07-06 2005-06-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Disc cartridge
US7038896B2 (en) * 2002-12-13 2006-05-02 Texas Instruments Incorporated Solid state motor protector
ES2300866T3 (es) * 2004-12-20 2008-06-16 Angelantoni Industrie Spa Camara de ensayo climatico con ahorro de energia y metodo de funcionamiento.
JP2007014071A (ja) 2005-06-29 2007-01-18 Sanyo Electric Co Ltd 始動リレー

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4827134A (ja) * 1971-08-10 1973-04-10
JPS499957U (ja) * 1972-05-06 1974-01-28
US3955170A (en) * 1974-11-29 1976-05-04 Texas Instruments Incorporated Solid state switch
US3958208A (en) * 1974-06-05 1976-05-18 Texas Instruments Incorporated Ceramic impedance device
US3988709A (en) * 1975-05-12 1976-10-26 Eugene T. McKinnon Electric motor controlling relay
JPS5332271U (ja) * 1976-08-27 1978-03-20

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB628567A (en) * 1945-07-30 1949-08-31 Philips Nv Improvements in or relating to resistances having a negative temperature coefficient
US3153769A (en) * 1962-02-14 1964-10-20 Electro Diagnostics Inc Electrical temeperature indicator
DE2129587C3 (de) * 1971-06-15 1973-11-29 Danfoss As Vorrichtung zum Halten und Kontaktieren von thermisch belasteten Keramikwiderstaenden
US3750082A (en) * 1972-06-15 1973-07-31 Danfoss As Plug assembly with resistor
JPS4930429A (ja) * 1972-07-04 1974-03-18
DE2255664C2 (de) * 1972-11-14 1974-11-28 Danfoss A/S, Nordborg (Daenemark) Vorrichtung zum Halten und Kontaktieren von thermisch belasteten Keramikwiderständen in einem Gehäuse
JPS5250350Y2 (ja) * 1973-07-20 1977-11-15
US3925748A (en) * 1973-11-08 1975-12-09 Thermo Electronics Inc Resistance device for use in energizing the starting winding of a split phase induction motor
US3914727A (en) * 1974-01-02 1975-10-21 Sprague Electric Co Positive-temperature-coefficient-resistor package
AT351611B (de) * 1974-01-07 1979-08-10 Siemens Bauelemente Ohg Kunststoffgehaeuse fuer einen kaltleiter oder fuer eine kaltleiterkombination
US4037316A (en) * 1974-09-23 1977-07-26 General Electric Company Method of assembling temperature responsive resistance member
US3921117A (en) * 1974-11-29 1975-11-18 Texas Instruments Inc Solid state electrical switch
JPS5522723Y2 (ja) * 1975-04-16 1980-05-30
JPS5219669A (en) * 1975-08-08 1977-02-15 Ono Pharmaceut Co Ltd Preparation of tetrazole derivatives and acid addition salts thereof
JPS568162Y2 (ja) * 1976-03-19 1981-02-23

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4827134A (ja) * 1971-08-10 1973-04-10
US4083336A (en) * 1971-08-10 1978-04-11 Texas Instruments Incorporated Condition responsive control device
JPS499957U (ja) * 1972-05-06 1974-01-28
US3958208A (en) * 1974-06-05 1976-05-18 Texas Instruments Incorporated Ceramic impedance device
US3955170A (en) * 1974-11-29 1976-05-04 Texas Instruments Incorporated Solid state switch
JPS5192006A (ja) * 1974-11-29 1976-08-12
US3988709A (en) * 1975-05-12 1976-10-26 Eugene T. McKinnon Electric motor controlling relay
JPS5332271U (ja) * 1976-08-27 1978-03-20

Also Published As

Publication number Publication date
DK506178A (da) 1979-05-16
MX146622A (es) 1982-07-15
NL7810915A (nl) 1979-05-17
JPS54113081A (en) 1979-09-04
NL189103C (nl) 1993-01-04
JPS6318817B2 (ja) 1988-04-20
AR217336A1 (es) 1980-03-14
IT1112068B (it) 1986-01-13
DK158689B (da) 1990-07-02
DK158689C (da) 1991-02-25
JPH0515178A (ja) 1993-01-22
BR7807484A (pt) 1979-07-17
FR2408907A1 (fr) 1979-06-08
DE2849584A1 (de) 1979-05-17
GB2015823B (en) 1982-06-16
CA1132696A (en) 1982-09-28
ES475049A1 (es) 1979-12-01
GB2015823A (en) 1979-09-12
AU525907B2 (en) 1982-12-09
DE2849584C2 (ja) 1989-06-15
NL189103B (nl) 1992-08-03
FR2408907B1 (ja) 1984-03-23
AU4135878A (en) 1979-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3914727A (en) Positive-temperature-coefficient-resistor package
US4241370A (en) Thermal relays particularly for starting single-phase asynchronous motors
JP3231843B2 (ja) 電動機制御部品取付装置
JPS6114739B2 (ja)
JPH06105581B2 (ja) モータ始動用リレー
JP2997585B2 (ja) 電気機械
JPH11339614A (ja) 密封ケ―ス入りの開路型サ―モスタット
JPH0530139B2 (ja)
US2471840A (en) Electric protective means
EP0484077B1 (en) Protector for compressor motor
US3521138A (en) Thermal starting device for a singlephase asynchronous motor
KR100258790B1 (ko) 일정 시간이 경과한 후에 모터 기동용 회로에 흐르는 전류를 차단하는 장치
JP2799204B2 (ja) 電動機保護装置および始動器を組み合わせた装置
US4267635A (en) Method of making a solid state electrical switch
US4299026A (en) Method of assembling a motor starting relay
JP2004274896A (ja) モータ起動装置
US6495982B2 (en) Electric motor control
US3103566A (en) Winding temp
JP2000294099A (ja) サーマルプロテクタおよびこのサーマルプロテクタを用いた電池パック
JP3121572B2 (ja) 密封形電動圧縮機
JPH028513Y2 (ja)
JPH028539Y2 (ja)
JPS5834722Y2 (ja) 正特性サ−ミスタ装置
JP3416239B2 (ja) 正特性サーミスタ装置
JP3291146B2 (ja) バッテリーパック