JPH06105543A - 過電流保護回路 - Google Patents
過電流保護回路Info
- Publication number
- JPH06105543A JPH06105543A JP25471492A JP25471492A JPH06105543A JP H06105543 A JPH06105543 A JP H06105543A JP 25471492 A JP25471492 A JP 25471492A JP 25471492 A JP25471492 A JP 25471492A JP H06105543 A JPH06105543 A JP H06105543A
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- JP
- Japan
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- overcurrent
- thyristor
- circuit
- transistor
- resistor
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回路電源立上がり時の過大電流に影響されな
い精度の高い過電流保護回路を提供する。 【構成】 回路電源ラインに接続され過電流を検出する
抵抗11と、その検出抵抗に接続されたトランジスター12
を有し、そのトランジスターの出力電圧の通過を規制す
るツエナーダイオード13とそのツエナーダイオードを通
過した電圧で動作するサイリスター15及びサイリスター
の動作を保持する為の電流を制限する抵抗16により過電
流検出を行ない、サイリスター15の動作によりスイッチ
ング発振IC4の動作を停止する。
い精度の高い過電流保護回路を提供する。 【構成】 回路電源ラインに接続され過電流を検出する
抵抗11と、その検出抵抗に接続されたトランジスター12
を有し、そのトランジスターの出力電圧の通過を規制す
るツエナーダイオード13とそのツエナーダイオードを通
過した電圧で動作するサイリスター15及びサイリスター
の動作を保持する為の電流を制限する抵抗16により過電
流検出を行ない、サイリスター15の動作によりスイッチ
ング発振IC4の動作を停止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電源回路等に用いられる
過電流保護回路に関するものである。
過電流保護回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の過電流保護回路の構成につ
いて、図3を参照しながら説明する。
いて、図3を参照しながら説明する。
【0003】図3は、従来の過電流保護の回路構成を示
すものである。ここで、1はヒューズであり回路短絡時
によりヒューズ1が溶断して回路電源ラインへの電流を
断つ。2はスイッチングトランス、3はスイッチング素
子、4はスイッチング発振用IC、5はノイズ性過電流
を通過させるためのコンデンサー、6は過電流検出抵抗
で過電流時この過電流検出抵抗の電圧が上昇するためス
イッチング素子3のべース流入電流が減少し、回路電源
ラインの過電流を防止する。7は2次側出力を整流する
ための整流ダイオード、8はその出力を平滑する平滑コ
ンデンサー、9は直流電源10の電源スイッチである。
すものである。ここで、1はヒューズであり回路短絡時
によりヒューズ1が溶断して回路電源ラインへの電流を
断つ。2はスイッチングトランス、3はスイッチング素
子、4はスイッチング発振用IC、5はノイズ性過電流
を通過させるためのコンデンサー、6は過電流検出抵抗
で過電流時この過電流検出抵抗の電圧が上昇するためス
イッチング素子3のべース流入電流が減少し、回路電源
ラインの過電流を防止する。7は2次側出力を整流する
ための整流ダイオード、8はその出力を平滑する平滑コ
ンデンサー、9は直流電源10の電源スイッチである。
【0004】この動作は、電源スイッチ9をオンすると
直流電源10から回路に電源が供給されスイッチング発振
用IC4に電流が流れ、スイッチング発振用IC4の出
力によりスイッチング素子3のベースに電流が流れ、ス
イッチング素子3が動作し、スイッチングトランス2の
2次側には所定の電圧を得て整流ダイオード7にて整流
し、平滑コンデンサー8で平滑化された直流を出力す
る。この場合、スイッチング素子3が過電流時は過電流
検出抵抗6で検出され電圧が上昇し、スイッチング素子
3のベース電流が減少し、動作を停止し回路電源ライン
の過電流を防止する。
直流電源10から回路に電源が供給されスイッチング発振
用IC4に電流が流れ、スイッチング発振用IC4の出
力によりスイッチング素子3のベースに電流が流れ、ス
イッチング素子3が動作し、スイッチングトランス2の
2次側には所定の電圧を得て整流ダイオード7にて整流
し、平滑コンデンサー8で平滑化された直流を出力す
る。この場合、スイッチング素子3が過電流時は過電流
検出抵抗6で検出され電圧が上昇し、スイッチング素子
3のベース電流が減少し、動作を停止し回路電源ライン
の過電流を防止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の過電
流保護回路では、過電流設定値は回路電源立上がり時の
過大電流値(過電流検出抵抗6の値)に規制(影響)を受け
る構成となっているので、その設定値が大きくなり高精
度な検出機能を有することが不可能であるという問題を
有していた。
流保護回路では、過電流設定値は回路電源立上がり時の
過大電流値(過電流検出抵抗6の値)に規制(影響)を受け
る構成となっているので、その設定値が大きくなり高精
度な検出機能を有することが不可能であるという問題を
有していた。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、電源
立上り時の過大流入電流に影響されることなく精度の高
い過電流保護回路を提供することを目的としている。
立上り時の過大流入電流に影響されることなく精度の高
い過電流保護回路を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに本発明の過電流保護回路は、回路電源ラインに接続
され過電流を検出する検出抵抗と、その検出抵抗に接続
されたトランジスターと、そのトランジスターの出力側
に接続され、その出力電圧の通過を規制する所定のしき
い値をもったツエナーダイオードと、そのツエナーダイ
オードの出力を平滑する平滑コンデンサーと、その平滑
コンデンサーの出力電圧値で動作し、スイッチング発振
用ICの動作を制御するサイリスター及びそのサイリス
ター動作を保持するための保持電流を制限する抵抗を有
することを特徴とする。
めに本発明の過電流保護回路は、回路電源ラインに接続
され過電流を検出する検出抵抗と、その検出抵抗に接続
されたトランジスターと、そのトランジスターの出力側
に接続され、その出力電圧の通過を規制する所定のしき
い値をもったツエナーダイオードと、そのツエナーダイ
オードの出力を平滑する平滑コンデンサーと、その平滑
コンデンサーの出力電圧値で動作し、スイッチング発振
用ICの動作を制御するサイリスター及びそのサイリス
ター動作を保持するための保持電流を制限する抵抗を有
することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、所定のしきい値をもったツエ
ナーダイオードを有することにより回路電源が上昇する
過渡期に発生する過大電流の影響を受けることなく回路
電源安定動作時での過電流検出をすることで精度の高い
過電流保護回路を提供することができるものである。
ナーダイオードを有することにより回路電源が上昇する
過渡期に発生する過大電流の影響を受けることなく回路
電源安定動作時での過電流検出をすることで精度の高い
過電流保護回路を提供することができるものである。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例の回路構成を示すも
のであり、11は回路電源ラインに接続された過電流検出
抵抗、12は前記過電流検出抵抗11に接続されたトラジス
ター、13は前記トランジスター12の出力側に接続され、
その出力電圧の通過を規制する所定のしきい値をもった
ツエナーダイオード、14は前記ツエナーダイオードの出
力を平滑する平滑コンデンサー、15は前記平滑コンデン
サーの出力電圧で動作するサイリスター、16は前記サイ
リスターの動作を保持するため、その保持電流を制限す
る抵抗、17は前記コンデンサー14に並列接続された放電
抵抗である。
のであり、11は回路電源ラインに接続された過電流検出
抵抗、12は前記過電流検出抵抗11に接続されたトラジス
ター、13は前記トランジスター12の出力側に接続され、
その出力電圧の通過を規制する所定のしきい値をもった
ツエナーダイオード、14は前記ツエナーダイオードの出
力を平滑する平滑コンデンサー、15は前記平滑コンデン
サーの出力電圧で動作するサイリスター、16は前記サイ
リスターの動作を保持するため、その保持電流を制限す
る抵抗、17は前記コンデンサー14に並列接続された放電
抵抗である。
【0010】その他、前記図3の従来例の回路素子と同
じものについては、同じ符号を付し、その説明を省略す
る。
じものについては、同じ符号を付し、その説明を省略す
る。
【0011】以下、図2に示す図1の各回路素子に流れ
る電流波形図により、図1の過電流保護回路の動作を説
明する。
る電流波形図により、図1の過電流保護回路の動作を説
明する。
【0012】いま、電源スイッチ9をオンすると直流電
源10から過電流保護回路に電源が供給され、図2(a)に
示すような回路供給電圧の立上がり波形(図例では、0
Vから+BVを示す)となる。この時、過電流検出抵抗1
1には、図2(b)に示すような電流波形をもつ電流が流
れ、b1は電源スイッチ9がオン時の過渡時の過大電流
の波形である。
源10から過電流保護回路に電源が供給され、図2(a)に
示すような回路供給電圧の立上がり波形(図例では、0
Vから+BVを示す)となる。この時、過電流検出抵抗1
1には、図2(b)に示すような電流波形をもつ電流が流
れ、b1は電源スイッチ9がオン時の過渡時の過大電流
の波形である。
【0013】この時、前記過電流検出抵抗11に接続され
たトランジスター12には、図2(c)のc1に示すような出
力波形をもつ過渡時の過大電流が出力される。この場
合、直流電源10の電圧が所定の電圧値に達していないた
めにc1の電圧値は、ツエナーダイオード13をオンする
電圧値に達していない。したがって、電源スイッチ9が
オン時の過渡時の過大電流は無視される。
たトランジスター12には、図2(c)のc1に示すような出
力波形をもつ過渡時の過大電流が出力される。この場
合、直流電源10の電圧が所定の電圧値に達していないた
めにc1の電圧値は、ツエナーダイオード13をオンする
電圧値に達していない。したがって、電源スイッチ9が
オン時の過渡時の過大電流は無視される。
【0014】前記正常動作時における図2(b)のb2、図
2(c)のc2は、電源スイッチ9をオンし所定の電圧値に
なるまでの過電流検出抵抗11,トランジスター12に流れ
る各出力波形であり、このときのサイリスター15は図2
(e)に示すようにオフ(OFF)であり、スイッチング発
振用IC4は動作を行ない、前記図3で説明したように
スイッチング素子3の動作によりスイッチングトランス
2,整流ダイオード7,平滑コンデンサー8で所定の直
流出力を得ている。
2(c)のc2は、電源スイッチ9をオンし所定の電圧値に
なるまでの過電流検出抵抗11,トランジスター12に流れ
る各出力波形であり、このときのサイリスター15は図2
(e)に示すようにオフ(OFF)であり、スイッチング発
振用IC4は動作を行ない、前記図3で説明したように
スイッチング素子3の動作によりスイッチングトランス
2,整流ダイオード7,平滑コンデンサー8で所定の直
流出力を得ている。
【0015】次に電源スイッチ9をオンして所定の電圧
値になるまでに過電流が流れると、図2(b)のb3に示す
ような過電流が過電流検出抵抗11に流れることにより、
トランジスター12には図2(c)のc3のような出力波形を
もつ出力電圧となる。この場合、電源電圧が図2(a)に
示すような所定の電圧値に達しているためにツエナーダ
イオード13をオンする電圧値になっている。この結果、
ツエナーダイオード13はオンし、平滑コンデンサー14を
充電し、この充電電圧値が図2(d)に示すように所定の
値に達すると、サイリスター15のゲートをトリガしてオ
ン(図2(e)のオフ(OFF)からオン(ON))させる。こ
の時、サイリスター15の動作は抵抗16によって保持され
る。
値になるまでに過電流が流れると、図2(b)のb3に示す
ような過電流が過電流検出抵抗11に流れることにより、
トランジスター12には図2(c)のc3のような出力波形を
もつ出力電圧となる。この場合、電源電圧が図2(a)に
示すような所定の電圧値に達しているためにツエナーダ
イオード13をオンする電圧値になっている。この結果、
ツエナーダイオード13はオンし、平滑コンデンサー14を
充電し、この充電電圧値が図2(d)に示すように所定の
値に達すると、サイリスター15のゲートをトリガしてオ
ン(図2(e)のオフ(OFF)からオン(ON))させる。こ
の時、サイリスター15の動作は抵抗16によって保持され
る。
【0016】そして、サイリスター15がオンすることに
より、スイッチング発振用IC4の動作が停止すると、
スイッチング素子3の動作が停止し、過電流保護の動作
が行なわれる。
より、スイッチング発振用IC4の動作が停止すると、
スイッチング素子3の動作が停止し、過電流保護の動作
が行なわれる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の過電流保
護回路は、所定のしきい値を有するツエナーダイオード
を設けたことにより回路電源の立上がり過渡期に発生す
る過大電流に影響を受けずに回路電流安定域での過電流
検出をしている。
護回路は、所定のしきい値を有するツエナーダイオード
を設けたことにより回路電源の立上がり過渡期に発生す
る過大電流に影響を受けずに回路電流安定域での過電流
検出をしている。
【0018】したがって過電流検出設定幅を小さくする
ことができ、精度の高い過電流保護回路を提供できる。
ことができ、精度の高い過電流保護回路を提供できる。
【図1】本発明の一実施例の過電流保護回路の構成図で
ある。
ある。
【図2】図1の各回路素子に流れる電流波形図である。
【図3】従来の過電流保護回路の構成図である。
2…スイッチングトランス、 3…スイッチング素子、
4…スイッチング発振用IC、 7…整流ダイオー
ド、 8,14…平滑コンデンサー、 9…電源スイッ
チ、 10…直流電源、 11…過電流検出抵抗、 12…ト
ランジスター、 13…ツエナーダイオード、 15…サイ
リスター、 16…抵抗、 17…放電抵抗。
4…スイッチング発振用IC、 7…整流ダイオー
ド、 8,14…平滑コンデンサー、 9…電源スイッ
チ、 10…直流電源、 11…過電流検出抵抗、 12…ト
ランジスター、 13…ツエナーダイオード、 15…サイ
リスター、 16…抵抗、 17…放電抵抗。
Claims (1)
- 【請求項1】 回路電源ラインに接続され過電流を検出
する検出抵抗と、その検出抵抗に接続されたトランジス
ターと、そのトランジスターの出力側に接続され、その
トランジスターの出力電圧の通過を規制する所定のしき
い値をもったツエナーダイオードと、そのツエナーダイ
オードの出力を平滑する平滑コンデンサーと、その平滑
コンデンサーの出力電圧値で動作し、スイッチング発振
用ICの動作を制御するサイリスター及びそのサイリス
ターの動作を保持するための保持電流を制限する抵抗を
有することを特徴とする過電流保護回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25471492A JPH06105543A (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 過電流保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25471492A JPH06105543A (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 過電流保護回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06105543A true JPH06105543A (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=17268831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25471492A Pending JPH06105543A (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 過電流保護回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06105543A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100662574B1 (ko) * | 2000-01-13 | 2006-12-28 | 삼성전자주식회사 | 영상표시기기의 과전류 보호회로 |
-
1992
- 1992-09-24 JP JP25471492A patent/JPH06105543A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100662574B1 (ko) * | 2000-01-13 | 2006-12-28 | 삼성전자주식회사 | 영상표시기기의 과전류 보호회로 |
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