JPH06105516A - 電気自動車駆動装置 - Google Patents

電気自動車駆動装置

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JPH06105516A
JPH06105516A JP4272536A JP27253692A JPH06105516A JP H06105516 A JPH06105516 A JP H06105516A JP 4272536 A JP4272536 A JP 4272536A JP 27253692 A JP27253692 A JP 27253692A JP H06105516 A JPH06105516 A JP H06105516A
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JP
Japan
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case
gear
drive device
sensor
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP4272536A
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English (en)
Inventor
Haruki Takemoto
春樹 竹本
Tomohiro Hosono
智宏 細野
Masahiro Hasebe
正広 長谷部
Kenji Kato
賢次 加藤
Satoshi Wakuta
聡 和久田
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気自動車駆動装置におけるモータロータの
位置検出精度を軸方向寸法の増大を避けながら向上させ
る。 【構成】 駆動装置ケース9内に収容した電動モータ1
a,1bのロータ14a,14bの位置検出センサ8
と、それを電動モータ1a,1bに駆動連結する被動ギ
ヤ(アイドラギヤ44及びセンサギヤ81)を専用ボデ
ィ42に支持して駆動装置ケース9に組み込み、位置検
出センサ8を電動モータ1a,1bの外径より外側に配
設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動モータを動力とす
る電気自動車の駆動装置に関し、特に、ロータ位置検出
センサを配設した駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】バッテリを動力源とする電気自動車にお
いては、一充電当たりの走行距離を如何に延ばすかが実
用化のための目下の課題となっている。そのためには、
駆動装置の小型軽量化による駆動効率の向上と併せて、
バッテリ搭載スペースの拡大が必要である。このような
見地から、コンパクトな電動モータを用いて通常走行時
の電力消費を少なく、急発進、登坂時等の重負荷走行時
にコイルの発熱を冷却により押さえて過負荷運転を可能
として、全走行を通じて電力消費を削減する駆動装置を
バッテリ搭載スペースの確保のために車両ホイールと同
軸にフロアパネル下に配置可能とする提案されている。
こうした構成を採る場合、駆動装置は、車両の最低地上
高確保の面から外径を制約され、左右両輪間への配置の
面から軸方向寸法を制約される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、駆動装置の
電動モータの制御には、該モータのロータ位置を検出す
る位置センサを必要とするが、上記のような構成の駆動
装置にロータ軸と同軸に位置センサを配設することは困
難であり、あえてそのような配置にすると、駆動装置の
軸方向寸法が増大し、配列上に大きな無駄を生じる。ま
た、ロータ軸と位置センサの軸のズレを吸収するため、
位置センサをカップリング等を介してロータ軸に連結し
た場合、位置センサの検出精度の低下やカップリングの
耐久性等が懸念される。
【0004】このような事情に鑑み、本発明は、駆動装
置の軸方向寸法の増大を避けながら、高い検出精度を保
ち、しかも十分な耐久性を保証する位置センサ配置を実
現した電気自動車駆動装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、駆動装置ケースと、該駆動装置ケース内
に収容されたステータとロータとから成る電動モータ
と、前記ロータの回転動力を前記駆動装置ケース外に導
出する伝動機構と、前記ロータに被動ギヤを介して駆動
連結され、前記電動モータの外径より外側に配設された
位置検出センサとから成り、前記被動ギヤ及び位置検出
センサは、それらを共通の専用ボディに支持して前記駆
動装置ケースに組み込まれたことを構成とする。
【0006】
【発明の作用及び効果】このような構成を採った本発明
では、専用ボディが被動ギヤと位置検出センサの配設位
置の精密な位置決め要素としての機能を果たすと共に、
それらを駆動装置ケースへ組付けるのに先立つサブアセ
ンブリ支持部材として機能する。
【0007】したがって、本発明によれば、特に、位置
検出センサにおいて、偏心誤差の減少により検出精度が
向上する。また、位置検出センサの取付け位置をモータ
外径より外側としているため、電動モータと位置検出セ
ンサを軸線に対して横方向にラップさせるとができ、駆
動装置の軸方向寸法を増加させることのない位置検出セ
ンサ配置を実現でき、駆動装置の電動モータを複数とし
た場合、それら電動モータの間から被動ギヤを介した位
置検出センサの連結が可能となり、軸方向寸法の短縮効
果が大きくなる。また、被動ギヤをオイルポンプ等補機
の駆動に利用することもできる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づき説
明する。図1は、本発明の電気自動車駆動装置の全体構
成を軸方向断面(一部は展開断面)で示す。この駆動装
置は、駆動装置ケース9と、ケース内に収容され互いに
同軸上に配設された左右一対のステータ11a,11b
とロータ14a,14bとから成る電動モータ1a,1
bと、それらの回転動力を駆動装置ケース外に導出して
図示しない車両の左右両輪に分配して伝達すべく電動モ
ータ1a,1bに連結されたディファレンシャル装置3
と、その差動回転を減速してトルク増幅すべくディファ
レンシャル装置3に連結された一対の減速装置2a,2
bとからなる伝動機構と、電動モータ1a,1bに被動
ギヤ即ちアイドラギヤ44及びセンサギヤ81を介して
駆動連結された位置検出センサとしてのレゾルバ8とか
ら構成されている。そして、レゾルバ8、アイドラギヤ
44及びセンサギヤ81は、それらを専用ボディ42に
支持して駆動装置ケース9に組み込まれている。
【0009】この駆動装置は、中央部部を除き、ディフ
ァレンシャル装置3を挟んで、各構成要素が実質上左右
対称に配設されているので、特に区別する必要がある場
合を除き、図面において左右を区別する意味で付されて
いる添字英符号の付記を省略し、以下それらのうちの何
れか一方の説明をもって両者の説明に代える。
【0010】以下、各部の詳細について説明すると、駆
動装置ケース9は、それぞれ両端が開いた円筒状の一対
のセンタケース91を有し、それらの互いに対向する端
面を合わせてボルト締め結合されている。センタケース
91の非結合側開口部にはそれぞれカップ状のサイドケ
ース92がいんろう接合されてボルト締めされている。
両センタケース91にはそれらの周壁から中心方向に延
びる隔壁93が形成され、これら隔壁の間にディファレ
ンシャル装置室90が画定され、そこにディファレンシ
ャル装置3が収容されている。
【0011】隔壁93とサイドケース92の径方向壁9
4との間には電動機室95が画定され、その中に電動モ
ータ1が収容されている。電動モータ1のステータ11
は、センタケース91の内周壁に固定されている。すな
わち、ステータ11は、電機子鉄心12と、コイル13
からなり、電機子鉄心12は、センタケース91の内周
壁に形成された段部96に内端(以下、センタケース9
1相互の合わせ部を内側として内外関係を説明する)を
当接させてセンタケース91の周壁内側に回り止め嵌合
支持されている。
【0012】一方、電動モータ1のロータ14は、その
ロータドラム15をディファレンシャル装置3に支持さ
れている。すなわち、ディファレンシャル装置3は、十
分な剛性を有する材料で形成されて互いにボルト締め一
体化された一対のディファレンシャルケース31、それ
らの合わせ部に配設されたピニオンシャフト30、ピニ
オンシャフト30に対して回転自在に配設されたピニオ
ン32、ピニオン32と噛合するサイドギヤ33から成
っている。サイドギヤ33は、ディファレンシャルケー
ス31にロータ14から伝達される回転を差動して、車
両の左右に延びる駆動軸34に伝達する機能を果たす。
そして、ディファレンシャルケース31は、それらの本
体部35から駆動軸34を包囲して延びる筒状部36を
有しており、筒状部36によってロータドラム15を支
持している。
【0013】筒状部36の外周面とロータドラム15の
内周面はスプライン嵌合し、また、筒状部36の根元部
分の外周面と隔壁93間にはベアリング61が配設さ
れ、それらにデファレンシャル装置3が回転自在に支持
されて軸方向位置決めされている。そして、筒状部36
と駆動軸34は、その内外周間に適宜量のクリアランス
を保って相対回転自在とされている。したがって、ディ
ファレンシャル装置3が差動回転する際には、筒状部3
6に対して駆動軸34が相対回転する。なお、一方のデ
ィファレンシャルケース31bの本体部35b外周に
は、パーキングギヤ37が形成されている。
【0014】駆動軸34の外端近傍には、スラストカラ
ー38が軸方向移動不能に嵌合され、それがスラストベ
アリングを介して筒状部36に当接し、駆動軸34の外
端は、スラストベアリングを介して後記する伝動軸21
の内端に当接している。したがって、駆動軸34は、内
方への移動をディファレンシャルケース31を介してベ
アリング61で支持され、外方への移動を伝動軸21を
介して、後記するベアリング64により支持されて位置
決めされる。
【0015】また、スラストカラー38の外側即ちホイ
ール側には、減速装置2のプラネタリギヤユニット20
が配設されている。プラネタリギヤユニット20は、サ
ンギヤS、サンギヤSと噛合するピニオンP、ピニオン
Pを支持するキャリヤCR、ピニオンPと噛合するリン
グギヤRから成り、サンギヤSが駆動軸34と一体形成
され、リングギヤRがサイドケース92に止めリング6
5を介してボルト止めされている。
【0016】そして、キャリヤCRの軸方向におけるホ
イール側には、伝動軸21が連設され、伝動軸21の外
周にはサイドケース92にベアリング64を介して回転
自在に支持されたフランジヨーク5がスプライン嵌合さ
れ、伝動軸21とフランジヨーク5とはナット締めによ
りベアリング64を挟持してサイドケース92に軸方向
位置決めされている。このプラネタリギヤユニット20
においては、駆動軸34からサンギヤSに回転が入力さ
れ、キャリヤCRから伝動軸21及びフランジヨーク5
に減速された回転が出力される。
【0017】この駆動装置において、専用ボディ42
は、駆動装置の軸方向中央部に配設されている。すなわ
ち、センタケース91の合わせ部において、ディファレ
ンシャル装置室90に連接してその後方に張り出し形成
された室97内にオイルポンプケースとセンササポート
を兼ねる専用ボディ42が組付けられており、そのケー
ス側にオイルポンプ40が配設され、サポート側にレゾ
ルバ8が配設されている。そして、レゾルバ8は、その
センサギヤ81をアイドラギヤ44を介してディファレ
ンシャルケース31の本体部35a外周に形成されたギ
ヤ39に駆動連結されている。オイルポンプ40のポン
プギヤ43は、アイドラギヤ44をポンプ駆動ギヤとす
べく、それに連結されている。
【0018】図2に展開断面を拡大して示すように、専
用ボディ42は、ポンプケースを構成する図示左側のケ
ース半分42bと、センササポートを構成する図示右側
のケース半分42aとから成り、これらの合わせ部空間
内にアイドラギヤ44とセンサギヤ81を収納して相互
にボルト締め結合されている。アイドラギヤ44は、そ
れぞれのケース半分にベアリング45a,45bを介し
て支持され、アイドラギヤ44に該ギヤ逆転時のオイル
逆流を防ぐワンウェイクラッチ46を介して連結された
ポンプ軸47の端部にポンプギヤ43が取付けられてい
る。
【0019】アイドラギヤ44に噛み合うセンサギヤ8
1は、それと一体のセンサ軸82を一対のベアリング6
2a,62bを介してケース半分42aの円筒状のサポ
ート48の軸孔49に片持ち支持されており、センサ軸
82の外方にはレゾルバ8が配設されている。なお、レ
ゾルバ8は、センサ軸82にスリーブを介して固定され
たセンサロータ83と、レゾルバ本体80に固定された
レゾルバステータ84とを備えており、センササポート
48の外周にはOリングが54嵌装され、駆動装置ケー
ス9におけるセンササポート挿通孔部をシールしてい
る。
【0020】レゾルバ8のセンササポート48への取付
けには、センサ軸82とレゾルバ本体80との同軸度を
向上させる手段が講じられている。すなわち、センササ
ポート48の軸孔49は、その外側(図示右側)から削
設加工され、センサ軸82を支持する一対のベアリング
62a,62bは、スペーサ88を介して軸孔49内に
嵌装されている。したがって、レゾルバ8を支持する拡
径孔89と軸孔49とは、ケース半部42aに対して一
方側からの加工により精密な心合わせが可能となる。こ
の結果、レゾルバ8のロータ83とステータ84とは高
い同心性を保ってセンササポート48に組付けられ、そ
れらの間のギャップが全周にわたり均一化するため、回
転位相の検出誤差が減少し、電動モータ1の制御の適性
化が可能となる。なお、スペーサ88には放射方向に突
出するつば880が設けられ、組付時の心だしの効率化
が図られている。
【0021】図3ないし図5は、専用ボディ42の実際
の形状を示しており、このボディは、その2箇所に駆動
装置ケース9に対する位置決めのためのノックピン42
1,422が打ち込まれている。専用ボディ42にはス
トレーナ50が取付けられ、潤滑油をストレーナ50か
らセンタケース91bの油路を経てポンプ40に導く油
孔56が形成されている。なお、図5における符号86
はレゾルバ出力信号を取り出すリード線を示し、87は
そのコネクタを示す。
【0022】図6は専用ボディ42の駆動装置ケース9
への組み付け状況を示す。上記ノックピン421,42
2で位置決めされて、アイドラギヤ44をディファレン
シャルケース31aのギヤ39に噛合させた状態で、専
用ボディ42はセンタケース91aにボルト締め固定さ
れる。
【0023】ところで、この駆動装置には、その操作機
構も配設されている。操作機構は、ニュートラルセイフ
ティスイッチ77とパーキング機構を操作すべく設けら
れており、ディテント機構も付設されている。すなわ
ち、センタケース91bの外壁にニュートラルセイフテ
ィスイッチ77がボルト締め取付けされ、それを回転さ
せるマニュアルシャフト70が、その内端を前記専用ボ
ディ42の支持孔420に支持し、中間部をセンタケー
ス91bの支持孔910に支持して回転自在に取付けら
れており、マニュアルシャフト70の外端にはアウタレ
バー74が取付けられている。
【0024】図7に示すように、マニュアルシャフト7
0のセンタケース内側部には、扇形のレバー周面に複数
のカムノッチ710を形成されたディテントレバー71
がそのスリーブ部をマニュアルシャフト70にピン止め
して回転不能に固定されている。そして、センタケース
91a下方に基端を支持されたリーフスプリング711
がその先端をディテントレバー71のカムノッチ710
が形成された周面に当接させて配設されている。
【0025】ディテントレバー71にはロッド72の一
端が回転可能に連結され、ロッド72に先端は、センタ
ケース91aの下壁にボルト止めされたガイド720に
左右方向への振れを規制さて支持されている。ロッド7
2の中間部には、先端方向にバネ721付勢されてカム
体722が嵌挿されており、その截頭円錐形のカム面は
パーキングポール73に対峙している。パーキングポー
ル73は、その中央部の突起730を前記パーキングポ
ール73に対峙させてセンタケース91bの下方に基端
側をピン止め支持され、該ピンに巻回された捩じりコイ
ルバネ731の戻し付勢力でパーキングギヤ37から引
き離せれて先端側をガイド720で振れ止めされてロッ
ド72に当接支持されている。
【0026】一方、図8に示すように、前記マニュアル
シャフト70の外端には、アウタレバー74が連結さ
れ、アウタレバー74の他端がシフトケーブル75を介
してシフトレバー76に連結されている。なお、図にお
いて、符号78はシフトケーブル75を支持するブラケ
ットを示す。かくして、駆動装置ケース9内下方後部に
シフトレバー76の操作に節度感を生じさせるディテン
ト機構とシフトレバー76の操作に連動するパーキング
機構とが内蔵され、駆動装置ケース外後部下方にシフト
レバー操作を検出するニュートラルセイフティスイッチ
77が外付けされている。
【0027】以上のように構成された駆動装置は、上記
シフト操作機構により操作される。このシフト操作機構
において、シフトレバー76の動きは、マニュアルシャ
フト70の回転としてニュートラルセイフティスタート
スイッチ77により検出され、図に示す“P,R,N,
D,L”の各ポジションに応じた図示しないモータドラ
イバの制御が行なわれる。他方、これらのポジションに
応じて、図7に示すディテントレバー71の各カムノッ
チ710がリーフスプリング711と係合し、ディテン
ト機構が生じる。そして、ディテントレバー71が
“P”ポジションに回転したとき、パーキングポール7
3がカム体722に押し上げられて、その突起730が
パーキングギヤ37に噛み合い、駆動装置ケース9にデ
ィファレンシャルーケース31がロックされ、パーキン
グ状態となる。
【0028】こうしたシフト操作により、例えばD,
L,Rポジション時、図1に示す電動モータ1の何れか
一方又は双方が駆動されると、それらのロータ14の回
転がそれらにスプライン係合するディファレンシャルケ
ース31に伝わり、この回転がディファレンシャル装置
3において差動させられて、それぞれサイドギヤ33を
介して駆動軸34に伝達される。さらに、この回転は、
両プラネタリギヤユニット20のサンギヤSに入力さ
れ、そこで減速されて、キャリヤCRから出力される。
キャリヤCRの出力回転は、両伝動軸21から両フラン
ジヨーク5を経てそれらに連結される図示しないホイー
ルに伝達される。このようなホイールの回転によって車
両が走行する。
【0029】このような電動モータ1の制御は、シフト
レバー76の各ポジション“P,R,N,D,L”信号
がニュートラルセイフティスイッチ77から電子制御装
置ECUに発信され、その信号を基に、電子制御装置E
CUはモータ制御用ドライバに駆動指令を発し、ドライ
バの電流指令信号により成される。なお、“L”ポジシ
ョンでは、回生量を増加させる制御が成され、エンジン
ブレーキが達成される。
【0030】最後に、この駆動装置における潤滑油の循
環について簡単に説明する。図1に示すように、オイル
ポンプ40とフランジヨーク5の潤滑油供給部とをつな
ぐ供給油路41は、センタケース91からサイドケース
92にかけて形成されており、それらの終端がフランジ
ヨーク5の周面に開口している。潤滑油供給部は、スウ
ィベルジョイント式に構成されており、サイドケース9
2の油路開口から回転するフランジヨーク5に連続的な
潤滑油の供給がなされる。
【0031】この駆動装置では、上記供給油路41の他
に、センタケース91の上部に形成された電動モータ1
冷却用の油路98も設けられており、この油路98は、
電動モータ1の各コイル13上方で電動機室95に開口
しており、開口から流下する潤滑油でコイル13を冷却
することができる。かくして、オイルポンプ40を油圧
源とするオイル循環系4のオイルは、一方で伝動機構各
部を潤滑し、他方で電動モータ1を冷却して何れも駆動
装置ケース9の下方部に回収される。
【0032】以上詳述したように、上記実施例に係る駆
動装置では、センサ部が駆動装置ケース9の外側に露出
しているので、外部より容易にセンサ取付け角を調整す
ることができる利点が得られる。また、レゾルバ8を駆
動するのに中間にアイドラギヤ44を介在させた3軸構
成としているので、被動ギヤの径が小さくなり、レゾル
バ8の駆動系のコンパクト化が達成されている。そし
て、アイドラギヤ44軸上にオイルポンプ40を配設し
て、その駆動系とレゾルバ8の駆動系を共用して一層の
コンパクト化が図られている。さらに、マニュアルシャ
フト70の内端を駆動装置ケース91内に高い位置精度
を保って組み込まれた専用ボディ42に支持したこと
で、軸長を短縮した両持ち支持を実現し、それによる専
有スペースの縮小と、軸の傾きによるケースのかじりや
オイル漏れの発生の防止と、軸の円滑な回転によるシフ
トフィーリングの向上を実現している。
【0033】以上、本発明を実施例に基づいて詳説した
が、本発明は、この実施例に限定されることなく特許請
求の範囲の記載内で適宜各部の具体的構成を変更して実
施可能なものであることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る駆動装置を一部展開断面
で示す軸方向断面図である。
【図2】図1の専用ボディ部の拡大展開断面図である。
【図3】専用ボディの側面図である。
【図4】図3のIV−IV矢視図である。
【図5】図3のV−V矢視図である。
【図6】図1のVI−VI断面図である。
【図7】図1のVII−VII矢視図である。
【図8】駆動装置とその操作機構を示す側面図である。
【符号の説明】
1 電動モータ 2 減速装置(伝動機構) 3 ディファレンシャル装置(伝動機構) 8 レゾルバ(位置検出センサ) 9 駆動装置ケース 11 ステータ 14 ロータ 40 オイルポンプ 42 専用ボディ 44 アイドラギヤ(被動ギヤ) 81 センサギヤ(被動ギヤ)
フロントページの続き (72)発明者 加藤 賢次 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 和久田 聡 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動装置ケースと、該駆動装置ケース内
    に収容されたステータとロータとから成る電動モータ
    と、前記ロータの回転動力を前記駆動装置ケース外に導
    出する伝動機構と、前記ロータに被動ギヤを介して駆動
    連結され、前記電動モータの外径より外側に配設された
    位置検出センサとから成り、前記被動ギヤ及び位置検出
    センサは、それらを共通の専用ボディに支持して前記駆
    動装置ケースに組み込まれたことを特徴とする電気自動
    車駆動装置。
JP4272536A 1992-09-17 1992-09-17 電気自動車駆動装置 Pending JPH06105516A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0863366A3 (de) * 1997-02-28 1999-07-07 RATIONAL GmbH Gasbrenner
JP2008044438A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Toyota Motor Corp インホイールモータ構造

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