JPH06104121A - ノイズ吸収用デバイス - Google Patents
ノイズ吸収用デバイスInfo
- Publication number
- JPH06104121A JPH06104121A JP25291092A JP25291092A JPH06104121A JP H06104121 A JPH06104121 A JP H06104121A JP 25291092 A JP25291092 A JP 25291092A JP 25291092 A JP25291092 A JP 25291092A JP H06104121 A JPH06104121 A JP H06104121A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic body
- electric wire
- absorbing device
- noise absorbing
- connector
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、ケーブル付コネクタへの装着を容
易にするとともに、電線2の任意の位置に固定可能とす
ることを目的とするものである。 【構成】 コネクタ3が貫通可能な長円形の筒状の磁性
体11と、この磁性体11内に挿入されるとともに磁性
体11の中央部で電線2を挟持する樹脂成形部材12と
を備えた。
易にするとともに、電線2の任意の位置に固定可能とす
ることを目的とするものである。 【構成】 コネクタ3が貫通可能な長円形の筒状の磁性
体11と、この磁性体11内に挿入されるとともに磁性
体11の中央部で電線2を挟持する樹脂成形部材12と
を備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、不要な高周波輻射ノ
イズを吸収するためのノイズ吸収用デバイスに関するも
のである。
イズを吸収するためのノイズ吸収用デバイスに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のノイズ吸収用デバイスの一
例の使用状態を示す斜視図、図6は図5のノイズ吸収用
デバイスを取り外した状態を示す斜視図である。図にお
いて、1は円筒形のノイズ吸収用デバイス、2はノイズ
吸収用デバイス1を貫通している複数本の電線、3は電
線2の両端に設けられたコネクタである。
例の使用状態を示す斜視図、図6は図5のノイズ吸収用
デバイスを取り外した状態を示す斜視図である。図にお
いて、1は円筒形のノイズ吸収用デバイス、2はノイズ
吸収用デバイス1を貫通している複数本の電線、3は電
線2の両端に設けられたコネクタである。
【0003】次に、動作について説明する。通常、ノイ
ズ吸収用デバイス1は、図5のような状態で使用され、
電子機器の基板間等に電線2を接続した場合に、電線2
を通る信号から発生する不要な高周波輻射ノイズ(例え
ば100〜300MHz)を吸収する。
ズ吸収用デバイス1は、図5のような状態で使用され、
電子機器の基板間等に電線2を接続した場合に、電線2
を通る信号から発生する不要な高周波輻射ノイズ(例え
ば100〜300MHz)を吸収する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来のノイズ吸収用デバイス1においては、その内径
がコネクタ3の幅よりも小さいため、電線2の両端にコ
ネクタ3を接続する前に電線2を貫通させておく必要が
あり、また図6のような電線装着後のケーブル付コネク
タ4を貫通させるには、内径を大きくしなければなら
ず、結果としてデバイス自身が大形化してしまい、小形
電子機器の内部配線用としては使用できなくなるという
問題点もあった。さらに、従来のノイズ吸収用デバイス
1では、電線2を単に貫通させているだけであるため、
電線2の任意の位置に固定することができないという問
題点もあった。
た従来のノイズ吸収用デバイス1においては、その内径
がコネクタ3の幅よりも小さいため、電線2の両端にコ
ネクタ3を接続する前に電線2を貫通させておく必要が
あり、また図6のような電線装着後のケーブル付コネク
タ4を貫通させるには、内径を大きくしなければなら
ず、結果としてデバイス自身が大形化してしまい、小形
電子機器の内部配線用としては使用できなくなるという
問題点もあった。さらに、従来のノイズ吸収用デバイス
1では、電線2を単に貫通させているだけであるため、
電線2の任意の位置に固定することができないという問
題点もあった。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、電線装着後の
ケーブル付コネクタに容易に装着することができるとと
もに、電線の任意の位置に容易に固定することができる
ノイズ吸収用デバイスを得ることを目的とする。
ることを課題としてなされたものであり、電線装着後の
ケーブル付コネクタに容易に装着することができるとと
もに、電線の任意の位置に容易に固定することができる
ノイズ吸収用デバイスを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るノイズ吸
収用デバイスは、コネクタが貫通可能な長円形の筒状の
磁性体と、この磁性体内に挿入されるとともに磁性体の
中央部で電線を挟持する樹脂成形部材とを備えているも
のである。
収用デバイスは、コネクタが貫通可能な長円形の筒状の
磁性体と、この磁性体内に挿入されるとともに磁性体の
中央部で電線を挟持する樹脂成形部材とを備えているも
のである。
【0007】
【作用】この発明においては、磁性体を長円形の筒状と
することにより、コネクタを貫通可能とし、樹脂成形部
材で電線を挟持することにより、電線を磁性体の中央部
に位置決めするとともにデバイスを電線の任意の位置に
固定する。
することにより、コネクタを貫通可能とし、樹脂成形部
材で電線を挟持することにより、電線を磁性体の中央部
に位置決めするとともにデバイスを電線の任意の位置に
固定する。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の一実施例によるノイズ吸収用デバ
イスの使用状態を示す斜視図、図2は図1のデバイスの
正面図、図3は図2の側面図であり、図5及び図6と同
一又は相当部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。
る。図1はこの発明の一実施例によるノイズ吸収用デバ
イスの使用状態を示す斜視図、図2は図1のデバイスの
正面図、図3は図2の側面図であり、図5及び図6と同
一又は相当部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0009】図において、11は長円形の筒状の磁性
体、12は磁性体11内に挿入されている樹脂成形部材
であり、この樹脂成形部材12は、ヒンジ部12aで折
り曲げられており、電線2を磁性体11の中央部で挟持
している。また、樹脂成形部材12には、磁性体11か
らの抜け止めのための係合部、即ち弾性を有する突起部
12bが形成されている。なお、この実施例のノイズ吸
収用デバイスは、磁性体11及び樹脂成形部材12から
なっている。
体、12は磁性体11内に挿入されている樹脂成形部材
であり、この樹脂成形部材12は、ヒンジ部12aで折
り曲げられており、電線2を磁性体11の中央部で挟持
している。また、樹脂成形部材12には、磁性体11か
らの抜け止めのための係合部、即ち弾性を有する突起部
12bが形成されている。なお、この実施例のノイズ吸
収用デバイスは、磁性体11及び樹脂成形部材12から
なっている。
【0010】次に、上記のノイズ吸収用デバイスの装着
方法について説明する。まず、電線2をコネクタ3に予
め接続した上で、図4のケーブル付コネクタ4のように
ハーネス加工を施しておく。この後、電線3の所定の位
置を樹脂成形部材12により挟み込むとともに、一方の
コネクタ3から磁性体11を通す。そして、この磁性体
11に樹脂成形部材12を挿入し、樹脂成形部材12に
よる電線2の挟持状態を保持する。突起部12bは、磁
性体11への挿入時には弾性変形し、挿入後は復元して
抜け止めとなる。
方法について説明する。まず、電線2をコネクタ3に予
め接続した上で、図4のケーブル付コネクタ4のように
ハーネス加工を施しておく。この後、電線3の所定の位
置を樹脂成形部材12により挟み込むとともに、一方の
コネクタ3から磁性体11を通す。そして、この磁性体
11に樹脂成形部材12を挿入し、樹脂成形部材12に
よる電線2の挟持状態を保持する。突起部12bは、磁
性体11への挿入時には弾性変形し、挿入後は復元して
抜け止めとなる。
【0011】このようなノイズ吸収用デバイスでは、磁
性体11が長円形の筒状であるため、コネクタ3を貫通
させることができ、従ってケーブル付コネクタ4への装
着が容易であり、かつ小形電子機器の内部配線に対する
使用も可能である。また、電線3の束が樹脂成形部材1
2により磁性体11の中央部に位置決めされるので、こ
れにより均一な磁界を得て、大きなノイズ吸収効果を得
ることができる。さらに、樹脂成形部材12により電線
3を挟持しているため、樹脂の挟み込みによる弾性力に
より、電線3の長さ方向の任意の位置にデバイスを固定
することができる。
性体11が長円形の筒状であるため、コネクタ3を貫通
させることができ、従ってケーブル付コネクタ4への装
着が容易であり、かつ小形電子機器の内部配線に対する
使用も可能である。また、電線3の束が樹脂成形部材1
2により磁性体11の中央部に位置決めされるので、こ
れにより均一な磁界を得て、大きなノイズ吸収効果を得
ることができる。さらに、樹脂成形部材12により電線
3を挟持しているため、樹脂の挟み込みによる弾性力に
より、電線3の長さ方向の任意の位置にデバイスを固定
することができる。
【0012】なお、上記実施例では樹脂成形部材12に
ヒンジ部12aを設けて電線2を挟持可能にしたが、こ
れに限定されるものではなく、例えば上下2分割してそ
れぞれに嵌合部を設けて組み合わせるようにしてもよ
い。また、磁性体11からの抜け止めも、突起部12b
に限定されるものではない。
ヒンジ部12aを設けて電線2を挟持可能にしたが、こ
れに限定されるものではなく、例えば上下2分割してそ
れぞれに嵌合部を設けて組み合わせるようにしてもよ
い。また、磁性体11からの抜け止めも、突起部12b
に限定されるものではない。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のノイズ
吸収用デバイスは、コネクタが貫通可能な長円形の筒状
の磁性体と、この磁性体内に挿入されるとともに磁性体
の中央部で電線を挟持する樹脂成形部材とを備えている
ので、電線装着後のケーブル付コネクタに容易に装着す
ることができるとともに、電線の任意の位置に容易に固
定することができ、また電線を磁性体の中央部に位置決
めすることにより、均一な磁界を得ることができ、この
結果大きなノイズ吸収効果を得ることができるなどの効
果を奏する。
吸収用デバイスは、コネクタが貫通可能な長円形の筒状
の磁性体と、この磁性体内に挿入されるとともに磁性体
の中央部で電線を挟持する樹脂成形部材とを備えている
ので、電線装着後のケーブル付コネクタに容易に装着す
ることができるとともに、電線の任意の位置に容易に固
定することができ、また電線を磁性体の中央部に位置決
めすることにより、均一な磁界を得ることができ、この
結果大きなノイズ吸収効果を得ることができるなどの効
果を奏する。
【図1】この発明の一実施例によるノイズ吸収用デバイ
スの使用状態を示す斜視図である。
スの使用状態を示す斜視図である。
【図2】図1のデバイスの正面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図1のデバイスを取り外した状態を示す斜視図
である。
である。
【図5】従来のノイズ吸収用デバイスの一例の使用状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図6】図5のデバイスを取り外した状態を示す斜視図
である。
である。
2 電線 3 コネクタ 11 磁性体 12 樹脂成形部材
Claims (1)
- 【請求項1】 電線に接続されたコネクタが貫通可能な
長円形の筒状の磁性体と、この磁性体内に挿入されると
ともに上記磁性体の中央部で上記電線を挟持する樹脂成
形部材とを備えていることを特徴とするノイズ吸収用デ
バイス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25291092A JPH06104121A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | ノイズ吸収用デバイス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25291092A JPH06104121A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | ノイズ吸収用デバイス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06104121A true JPH06104121A (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=17243874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25291092A Pending JPH06104121A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | ノイズ吸収用デバイス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06104121A (ja) |
-
1992
- 1992-09-22 JP JP25291092A patent/JPH06104121A/ja active Pending
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