JPH0610398A - 衛生廃棄物処理装置 - Google Patents

衛生廃棄物処理装置

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JPH0610398A
JPH0610398A JP4634693A JP4634693A JPH0610398A JP H0610398 A JPH0610398 A JP H0610398A JP 4634693 A JP4634693 A JP 4634693A JP 4634693 A JP4634693 A JP 4634693A JP H0610398 A JPH0610398 A JP H0610398A
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JP
Japan
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toilet bowl
water
line
treatment device
waste treatment
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Pending
Application number
JP4634693A
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English (en)
Inventor
Gianfranco Zaccai
ザッカイ ジャンフランコ
Andrew G Ziegler
ジー ジーグラー アンドリュー
Richard L Miller
エル ミラー リチャード
Timothy C Dearborn
シー ディアボーン ティモシー
Luis Pedraza
ペドラーザ ルイス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MillerKnoll Inc
Original Assignee
Herman Miller Inc
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47KSANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
    • A47K17/00Other equipment, e.g. separate apparatus for deodorising, disinfecting or cleaning devices without flushing for toilet bowls, seats or covers; Holders for toilet brushes
    • A47K17/02Body supports, other than seats, for closets, e.g. handles, back-rests, foot-rests; Accessories for closets, e.g. reading tables
    • A47K17/022Wall mounted grab bars or handles, with or without support on the floor
    • A47K17/024Wall mounted grab bars or handles, with or without support on the floor pivotally mounted on the wall

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
  • Toilet Supplies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、従来技術の欠点を解消でき
る衛生廃棄物処理装置を提供することにある。 【構成】 本発明は、給水源及び下水ラインに使用され
る衛生廃棄物処理装置である。該装置は便器を有してお
り、該便器は、給水源からの水を受け入れる入口開口
と、便器から水を排出させるための排出開口とを備えて
いる。便器の排出開口及び下水ラインには廃棄ラインが
流体流れ連通している。本発明の1つの特徴は、上昇し
たトラップ形成位置と下降したドレン位置との間で廃棄
ラインの少なくとも一部が移動できることである。トラ
ップ形成位置では、前記部分の下面が排出開口より高く
なって、便器内に所望の水レベルを維持し且つ下水ライ
ンからの臭気を遮断する。ドレン位置においては、前記
部分の下面が便器内の前記水レベルより少なくとも低く
なって、下水ラインへの流れを誘起する圧力差を生じさ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広くは衛生廃棄物処理
装置に関し、より詳しくは、水保全機能、回転可能且つ
垂直方向に調節可能な便器(toilet bowl)、回転可能な
アームレスト(肘掛け)、引っ込み可能なビデ、及び自
動洗浄及び乾燥手段を備えた処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在知られている衛生廃棄物処理装置で
は、便器に水を供給することによって水洗サイクルを開
始する。この水を供給する手段及び必要な水量は処理装
置の形式により異なる。ひとたび水洗が開始されると、
サイホン作用により便器から水が吸引され、廃棄ライン
に流される。廃棄物が便器から水洗された後は、水が便
器に再充填される。
【0003】一般に、住宅設備用の処理装置は、便器の
上方に配置された水タンクから便器に水を供給する。こ
れらの装置の或るものは、単に水タンクから便器へと比
較的多量の水を加えるだけで、便器内の水を廃棄ライン
を通って下水ラインに流出させるのに必要な圧力差が生
じる。他の装置では、水を便器に加えて、便器から廃棄
ラインを通る水のサイホン流れを誘起させる。商業的設
備及び公共設備においては、通常、水は供給ラインから
便器に直接供給される。便器水洗弁(フラッシュ弁)の
作動により、厳格に計量された体積の水が力強く便器に
流れ、便器内の水を廃棄ラインを通して下水ラインに流
出させる。
【0004】最近の環境保全努力は、利用可能な飲料給
水源を保全する必要性及びその重要性を強調している。
上記形式の処理装置、特に住宅設備用処理装置は、一般
にかなりの体積の水を必要とする。なぜならば、水洗サ
イクルの開始並びに便器の再充填に水を加えなければな
らないからである。多年に亘り、これらの基本的処理装
置の種々のの節水構造が開発されている。米国特許第2,
166,944 号(Duner)、第2,552,546 号(Fergusson)及び
第4,797,959 号(Decaux) に開示の便器は上方に回転さ
れ、米国特許第763,246 号(Bender)に開示の便器で
は、便器の底部を下降させて、水及び廃棄物が重力によ
り便器から下水ラインに排出できるようにしている。し
かしながら、これらの装置は廃棄物を便器から完全には
水洗できず、従って便器が上昇位置にあるときに臭気が
下水ラインから発散するため、住宅用としては好ましく
ない。また、使用後に便器を回転させるのは使用者にと
って煩わしいことである。米国特許第4,987,616号(Arm
ent)では、便器及び廃棄ラインが水を渦流の態様で流
す形状を有しており、従って、廃棄ラインを通る水の流
れを誘起させ且つ水洗サイクルを開始させるのに必要な
水洗水量を減少できる。米国特許第3,302,216 号(Fult
on)では、変形可能な可撓性のある廃棄ラインの下部を
上部に対して押し付けて、廃棄ラインを遮断し且つ水が
便器から流れることを防止している。水洗サイクルを開
始させるには、廃棄ラインの下部を緩めて廃棄ラインを
開放し、水が廃棄ラインを通って下水ラインに流れるよ
うにする。米国特許第3,302,216 号(Fulton)の廃棄ラ
インは、該ラインの下部がこのような運動を行えるよう
にする伸長可能部分を有している。
【0005】他の廃棄物処理装置は、種々の身長の人及
び身体障害者すなわち運動が制限された人が便利且つ快
適に使用できるように、垂直方向に調節できるようにな
っている。垂直方向に調節可能な便器は、自分自身を比
較的高い車椅子から便座上に移動させなくてはならない
車椅子使用者にとって特に便利である。このような使用
者にとっては、便器及び便座を車椅子の座部とほぼ同じ
高さまで上昇させて使用者が容易に一方の座から他方の
座へと移動でき、その後快適使用位置に便器を下降でき
ることが望まれる。Alexander Kira氏のような何人かの
エキスパートは、便器を、最も標準的な成人用便器の高
さ(床から約10〜11インチ(約25〜28cm))よ
り数インチ下の半しゃがみ位置まで下降させることを薦
めている。一般に、このような装置は、手動ジャッキ、
流体圧力、電気モータ、及び他の種々の形式の機械装
置、ギア及びリンク機構により調節される。米国特許第
3,914,806 号(Pearce)、第3,925,833 号(Hunter)、
第4,168,552 号(Austin)、第4,185,335 号(Alvis)及
び第4,777,671 号(Kearns)に開示の装置は、慣用的な
便器に対して移動可能な高さ調節可能な便座を有してい
る。これらの装置の便器及び廃棄ラインは垂直方向には
調節できない。
【0006】米国特許第4,168,552 号(Austin)には、
駆動軸、複数のプーリ及びベルト、駆動ギア及びベベル
ギア、及び1対のねじジャッキを介して便座を上昇させ
るモータを備えたリフト機構が開示されている。米国特
許第2,817,094 号(Lessley)では、洗面所(lavatory)
が、1対のベベルギア組立体及び1対のねじエレメント
に連結されたモータにより垂直方向に調節される。また
米国特許第2,817,094号(Lessley)には、可撓性のある
水ラインと、一端が洗面所のドレン開口に固定され且つ
他端が慣用的な曲管(グースネック)トラップに連結さ
れたコラプシブル(押潰し可能な)導管とが開示されて
いる。米国特許第3,486,175 号(Schwartz)には、静止
フレーム内で垂直方向に移動可能なフレーム上に取り付
けられた洗面所が開示されている。また、この米国特許
第3,486,175 号(Schwartz)には入れ子式のドレンパイ
プ及び可撓性のある給水ラインが開示されている。
【0007】米国特許第4,441,218 号(Trybom)には、
高さ調節可能な衛生ユニットが開示されている。この衛
生ユニットは、便器と、静止フレーム上で垂直方向に移
動するトロリフレームに取り付けられた水タンクとを有
している。また、米国特許第4,441,218 号(Trybom)に
は、アングル管と下水ラインとを相互連結する可撓ホー
スが開示されている。米国特許第4,091,473 号(Mathew
s 等)には、チェーン/スプロケット組立体と、ねじベ
アリングに連結された1対のウォームギアとに連結され
た電動モータにより昇降される調節可能なトイレット
(toilet)が開示されている。また、米国特許第4,091,
473 号(Mathews 等)には、トイレットの垂直運動に適
応する可撓性のある水入口供給ライン及び廃棄ラインが
開示されている。また、米国特許第4,726,079 号(Sign
ori)には、高さ調節可能な便器が開示されており、該便
器は出口パイプと排出ダクトとの間に介在される伸長可
能なパイプを有している。
【0008】慣用的な廃棄物処理装置においては、一般
にトイレットは、使用位置においては、床すなわち壁か
ら外方に延びた部分の上に静止して固定されている。こ
のような構成はかなりのスペースを占拠し、コンパクト
なバスルーム(浴室)には好ましくない。車椅子使用者
は、洗面所又はバスタブ等の種々のバスルーム形式の設
備に到達するのに、このような混雑した環境内で移動す
るのは特に困難なことが分かっている。また、便器を手
絵で掃除するのは不便で好ましくない仕事である。これ
らの不便を回避するため、従来の多数の参考文献には、
下降した水平位置から上昇した垂直位置まで回転できる
便器と、便器が上昇位置にあるときに便器を洗浄する自
動洗浄手段がとが開示されている。
【0009】一般に、従来の特許は、スイベル管継手を
介して廃棄ラインに対して回転可能に連結された便器
(便器の回転に適応できるように、廃棄ラインの一方の
セグメントが他方のセグメントに回転可能に連結された
もの)を開示している。この形式の廃棄物処理装置が、
米国特許第1,560,386 号(Langston) 、第2,188,562 号
(Anderson等)、第2,552,546 号(Fergusso)、第2,79
4,988 号(Colonna)、第3,919,726 号(Godwin)、第4,
196,480 号及び第4,366,584 号(McHuma)に開示されて
いる。他の形式の回転可能な便器は単に開放廃棄ライン
又はリセプタクルに対して回転するだけであり、このよ
うな便器は、米国特許第1,225,914 号(Wood) 、第2,61
1,134 号(Jarrett)、第2,750,599 号(Colonna)、第2,
879,519 号(Mueller) 、第3,829,906 号(McPhee) 及び
第4,797,959 号(Decaux) に開示されている。米国特許
第2,219,437 号(Anderson等)には、便器を上昇位置と
下降位置との間げ回転可能にする可撓チューブが開示さ
れている。米国特許第2,611,134 号(Jarrett)、第2,75
0,599 号(Colonna)及び第3,919,726 号(Godwin)に
は、便器が上昇位置にあるときに便器を洗浄する自動洗
浄手段が開示されている。便器を回転させる機構に関
し、第2,750,599 号(Colonna)には、便器の回転を補助
するばねと、便器が急速に回転し過ぎないようにする逆
作用ばねとが開示されている。また、米国特許第3,436,
764 号(Colonna)には、便器の回転速度を制限する油圧
又は空気圧シリンダが開示されている。
【0010】老人又は身体障害者が便座に乗り降りする
のを補助し且つ便座に座っているときの側方支持を与え
るため、幾つかの装置は水平位置と垂直位置との間で回
転可能なアームレストを有しており、米国特許第3,969,
778 号(Richards) 及び第4,196,480 号(Guenther) に
はこのようなアームレストが開示されている。米国特許
第3,969,778 号(Richards) には、アームレストが手で
上方に回転されるように構成されたアームレスト構造
と、該アームレストと共に上方に回転する便座とが開示
されている。米国特許第4,196,480 号(Guenther) に
は、上昇位置と下降位置との間で独立的に回転可能な1
対のアームレストが開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術の欠点を解消できる衛生廃棄物処理装置を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】簡単にいえば、本発明は
給水ライン及び下水ラインに使用できる衛生廃棄物処理
装置に関する。本発明の装置は、外側フレーム内で垂直
方向に移動可能なキャリヤフレームを有している。キャ
リヤフレームには便器が連結されており、便器は給水源
からの水を受け入れる入口開口と、便器から水を排出さ
せる排出開口とを備えている。外側フレーム内でキャリ
ヤフレームを案内し且つ垂直方向に移動(垂直移動)さ
せる手段が設けられている。また、便器の入口開口に水
を供給する手段が、便器の高さ変化に適応できるように
なっている。洗浄を行う便器を受け入れるため、便器の
ほぼ上方且つ後方にはキャビネットが配置されている。
キャビネットは内部チャンバを形成する側壁及び後壁を
有しており、キャビネットチャンバは内には洗浄手段が
延びている。便器はほぼ水平な下降位置から、便器の少
なくとも一部がキャビネットの内部チャンバ内にある上
昇位置まで回転できる。便器が下降位置にあるとき、引
っ込み可能なカバー手段がキャビネットの内部チャンバ
を覆い隠す。また、廃棄ラインが、便器の出口開口及び
下水ラインに流体流れ連通(fluid flow communicatio
n)している。廃棄ラインは、便器の高さ変化及び回転
に適応できるように移動可能である。廃棄ラインの少な
くとも一部は上昇したトラップ形成位置と、下降したド
レン部分との間で移動して廃棄物を便器から水洗でき
る。上昇位置では前記部分の下面が排出開口より高く
て、便器内に所望の水レベルを維持し且つ下水ラインか
らの臭気を遮断する。下降位置では前記部分の下面が便
器内の前記水レベルより少なくとも低くて、下水ライン
への流れを誘起する圧力差を誘起する。上昇位置と下降
位置との間で廃棄ラインを移動させる手段も設けられて
いる。更に、便器が下降位置にあるときには、互いに間
隔を隔てている回転可能な1対のアームレストが便器の
上方に配置され、これらのアームレストは水平軸線の回
りで枢動できる。アームレストは、便器が上昇されてい
るときに上方に回転するように便器と協働する。また、
アームレストの下降により便器が下降される。
【0013】本発明の衛生廃棄物処理装置の好ましい実
施例においては、外側フレームの上部に隣接して、キャ
リヤフレームを移動させる手段が配置されている。キャ
リヤフレームを移動させる手段は、モータ駆動形のジャ
ッキねじで構成するのが好ましい。このジャッキねじ
は、外側フレームの上部に対して回転可能に取り付けら
れた一端と、キャリヤフレームの孔と螺合できる反対側
の端部とを備えている。キャリヤフレームと共にカバー
手段が移動して、外側フレーム及びこのあらゆる露出構
成部品を覆い隠すことができる。カバー手段は、外側フ
レームとほぼ同じ幅を有する上下のベローズを備えてい
る。また、便器が下降位置にあるとき、両アームレスト
が便器とは独立的に且つ互いにも独立的に回転できる。
【0014】トラップ形成位置とドレン位置との間で移
動できる廃棄ラインの部分は剛性を有し且つ回転可能で
あるのが好ましい。また、廃棄ラインの伸びることがな
く(非伸長)且つ可撓性のある部分は、その一端が剛性
部分に連結され且つ他端が下水ラインに連結されてい
る。好ましくは、廃棄ラインの可撓性部分は、廃棄ライ
ンの剛性部分から横方向及び下方に離れる方向に或る角
度で延びているほぼ直線状の第1セグメントと、ほぼ反
対方向に第1セグメントから横方向及び下方に或る角度
で延びているほぼ直線状の第2セグメントとを備えてい
る。従って、第1セグメントと第2セグメントとの間の
角度は、便器が所望の高さに上昇するときに増大し、所
望の高さに下降するときに減少する。
【0015】好ましくは、便器の入口開口への水の供給
を調節し且つ上昇したトラップ形成位置と下降したドレ
ン位置との間で廃棄ラインをほぼ同時に移動させる手段
を設ける。便器に水を供給する手段は、好ましくは、給
水源からの水を受け入れる入口と、水を排出(ドレン)
させる出口とを備えた水タンクで構成する。可撓性のあ
る水入口供給ライン(water inlet supply line)の一端
が給水源に連結され且つ他端が水タンクの入口に連結さ
れており、可撓性のある水洗水ライン(flexible flush
line)の一端が水タンクの出口に連結され且つ他端が便
器の入口開口に連結されている。便器の入口開口への水
の供給を調節する手段は、慣用的な流量制御弁及び充填
弁で構成するのが好ましい。流量制御弁は水タンクの出
口に連通しており且つ水タンクからの水に流出を可能に
する開放位置と、水タンクからの水の流出を阻止する閉
鎖位置との間で移動できる。充填弁は水入口供給ライン
に連通しており且つ水タンク内の水圧の変化に応答して
開放位置と閉鎖位置との間で移動し、タンクへの水の供
給を制御する。水の供給の調節とほぼ同時に廃棄ライン
を移動させる手段は、リンク機構組立体と、ラッチ手段
と、浮き体とで構成するのが好ましい。リンク機構組立
体は、その一端が廃棄ラインに連結され且つ他端が流量
制御弁に連結されている。ラッチ手段はリンク機構組立
体に連通していて、廃棄ラインを解放可能に上昇位置に
保持する。浮き体は水タンク内に配置され、水タンク内
の相対水レベルの変化に応答して移動できる。
【0016】操作の場合に、ラッチ手段の付勢によりリ
ンク機構組立体が調和運動(coordinated movement)し
て、流量制御弁が開放され且つ廃棄ラインが下降され
る。これにより、水がタンクから便器に排出され、水及
び廃棄物を便器から下水ラインへと排出させることがで
きる。タンク内の水レベルと共に浮き体が下降し、リン
ク機構組立体に連通する。これにより、廃棄ラインを上
昇させ且つラッチ手段と係合するリンク機構組立体の調
和運動が生じる。従って、次の水洗サイクルまで廃棄ラ
インが上昇位置に保持され、便器内に所望の水レベルが
維持される。
【0017】かくして、水を保全し且つ自動洗浄及び乾
燥手段、引っ込み可能なビデ、垂直方向に調節可能な便
器及びアームレストを備えている魅力的で、安全で、便
利な衛生廃棄物処理装置が提供される。本発明及び他の
目的及び利点は、添付図面に関連して述べる以下の詳細
な説明により最も良く理解されよう。
【0018】
【実施例】図面を参照すると、図1〜図3には、バスル
ームの壁51に形成された凹部内に設置された衛生廃棄
物処理装置(その全体を番号50で示す)の好ましい実
施例が示されている。処理装置50は、便器52と、1
対のアームレスト54と、上方の前パネル56と、下方
の前パネル58と、棚62が取り付けられた棚パネル6
0と、消毒びん置場63と、ビデ制御パネル64と、ス
プレーヘッド組立体65と、キャビネットカバー66
と、水洗パッド67とを有している。処理装置50の上
記構成部品は、外側フレーム70(図4〜図24)内で
垂直方向に移動可能なキャリヤフレーム68に取り付け
られている。外側フレーム70は壁51の凹部内に完全
に配置するのが好ましいけれども、凹部の外に配置して
もよいし、既存の壁の外部に取り付けることもできる。
また、外側フレーム70及びパネル56、58には上方
及び下方のコラプシブルベローズ72、74が取り付け
られており、キャリヤフレーム及びパネルが図1及び図
3に示すように垂直下降位置又は上昇位置にあるときに
これらの間の空間を完全に隠すようになっている。これ
により、アームレスト54を便器52対して快適な位置
に維持したまま、使用者が便器52を所望の垂直位置に
移動できる魅力的な処理装置が提供される。両アームレ
スト54は図1に示すように互いに独立して回転でき、
これにより便器52への容易なアクセスを可能にし、ま
た便器52は図2に示すような自動洗浄のための垂直位
置すなわちバスルーム内により広い空間を与える位置に
回転できる。便器52には、使用者が掴んで便器を回転
させるための挿入ハンドル53を設けるのが好ましい。
【0019】図4〜図7には、外側フレーム70内に配
置された状態のキャリヤフレーム68が示されている。
外側フレーム70は垂直な側壁76を有しており、該側
壁76には、複数の孔77と、側壁の後縁部から内方に
延びた後フランジ78と、側壁の前縁部から内方に延び
た前フランジ80とが設けられている。両側壁76の間
には底トレー82が水平方向に配置されており、該底ト
レー82は、孔(図示せず)が形成された水平な底板8
4と、後フランジ78に当接する垂直な後板86と、側
壁76の前フランジ80の前方に配置されてこれらの間
に空間90を形成する垂直な前パネル88とを備えてい
る。外側フレーム70は壁内に取り付け可能な任意の適
当な形状にでき、キャリヤフレーム68及びこれに関連
する構成部品の重量を支持できるようになっている。ま
た、外側フレーム70は、キャリヤフレーム68及びこ
れに関連する構成部品が静止しているとき並びに垂直移
動しているときにこれらを保持する充分な支持面を形成
する種々の形状に構成できる。
【0020】両側壁76の間には頂クロスメンバ92を
設けるのが好ましい。この頂クロスメンバ92は、両側
壁76の最上縁に隣接する水平板94と、前フランジ8
0に当接する垂直前板96と、両側壁76の後フランジ
78に当接する垂直後板98とを有している。前板96
はこれから内方に延びた水平フランジ100を備えてお
り、後板98はこれから内方に延びた突出部102を備
えている。前板96と後板98との間にはアンカ部材1
04が水平に配置されており、該アンカ部材104は、
両板96、98の長手方向のほぼ中央においてこれらに
対し垂直に配置されている。好ましくは、アンカ部材1
04は、孔(図示せず)を備えた水平な頂板106と、
該頂板106の各端部から上方に延びた第1垂直フラン
ジ108と、頂板106の側縁部から垂下した第2垂直
フランジ110と、該第2垂直フランジ110の端部か
ら内方に延びた第3垂直フランジ112と、第2フラン
ジ110から外方に延びた水平フランジ114とを有し
ている。水平フランジ114は前板96の水平フランジ
100上に載り、第1垂直フランジ108及び第3垂直
フランジ112は、リベット、ボルト、ねじ等の慣用的
な固定手段を用いて頂クロスメンバ92の前板96及び
後板98に固定されている。外側フレーム70及びアン
カ部材104は、該アンカ部材104が外側フレーム7
0の上部に取り付けられて、アンカ部材104の少なく
とも一部が外側フレーム70により形成される空間のほ
ぼ中央でこの近くの上方に位置するような任意の構造に
できる。
【0021】キャリヤフレーム68を支持し且つこれを
垂直方向に移動させる手段を構成するジャッキねじ12
0を回転できるようにするため、アンカ部材104の頂
板106にはスラストベアリング116が取り付けられ
ている。ジャッキねじ120は、その頂部に取り付けら
れたプーリ122を有しており、且つ頂板106に設け
られた孔(図示せず)内に固定されたカラー124を通
って下方に延びている。頂クロスメンバ92の後板98
にはモータ126(好ましくは1/6HP)が取り付け
られており、該モータ126は垂直上方に延びた軸12
8を備えている。この軸128には、ジャッキねじプー
リ122とほぼ同じ高さで、プーリ(図示せず)が取り
付けられている。ジャッキねじ120を回転させるた
め、モータ126が回転するときに、ベルト130がモ
ータプーリ及びジャッキねじプーリ122と協働する。
キャリヤフレーム68を支持し且つ垂直方向に移動させ
るのに、複数のジャッキ又は種々の他の形式の機械装
置、ギア及びリンク機構を駆動する流体圧力等を用いた
他の手段を設けることもできる。しかしながら、単一箇
所においてキャリヤフレーム68内の中央に取り付けら
れた単一のジャッキねじ120を駆動する電気モータを
用いることにより、安全で、信頼性があり且つメインテ
ナンスが容易で、ほとんどスペースを要せず且つコンパ
クトな外側フレーム70内に収めることができる装置を
構成できる。また、以下の記載から理解されるように、
このような構成によりキャリヤフレーム68及び便器5
2の垂直移動範囲を増大できる。なぜならば、ジャッキ
ねじ120及びモータ126が外側フレーム70の頂部
に配置されており、これにより便器52の下により大き
な間隙が得られ、便器52を床から約2インチ(約5c
m)まで下降できるからである。
【0022】キャリヤフレーム68は、両側壁76に対
して平行で且つこれらから間隔を隔てている1対の互い
に間隔を隔てた垂直支持部材132と、水平キャリジ1
34と、上方のパネル支持ブラケット135と、下方の
パネル支持ブラケット136と、水平な底クロスピース
140とを有している。支持部材132は、好ましく
は、側壁76の幅でスパン(架橋)し且つ前フランジ8
0を超えて延びている矩形の底部142と、側壁76の
幅のほぼ中央に配置された頂部を備えた三角形部分14
4とを有している。底部142は、垂直な後フランジ1
46と、これから外方に延びた、種々の構成部品を取り
付けるための垂直な前フランジ148とを有している。
上部144もまた、後フランジ150と、これから外方
に延びた、種々の構成部品を固定するための垂直な前フ
ランジ152とを有している。また、支持部材132の
底部から横方向外方に足154が延び且つ底クロスピー
ス140に当接しており、キャリジ部材134を取り付
けるための垂直フランジ156が支持部材132の頂部
から内方に延びており、種々の構成部品を取り付けるた
めの複数のタブ158が、支持部材132の種々の位置
から内方に延びている。
【0023】底クロスピース140は支持部材132の
後フランジ146に取り付けられており且つ横方向に延
びた耳部160を備えている。該耳部160にはポリエ
チレンテープのようなブシュ(図示せず)が固定されて
おり、該ブシュは側壁76の後フランジ78に当接して
いる。従って、キャリヤフレーム68に取り付けられた
種々の構成部品及び便器52に座る人によりキャリヤフ
レーム68に加えられる荷重は、クロスピースの耳部1
60の長さに沿う支持部材の足154を介して分散され
且つ外側フレーム70の側壁76の後フランジ78によ
り支持される。また、後フランジ146は、キャリヤフ
レーム68が所望の垂直位置に移動されるときに該キャ
リヤフレーム68の全体を案内する。
【0024】中間クロスメンバ138は、水平な背板1
62と、該背板162から支持部材132の前部に向か
って或る角度で上方に延びた中間板164と、該中間板
164から支持部材132の前部に向かって或る角度で
上方に延びた前板166とを有している。前板166
は、ほぼ水平な中間前縁部168と、該中間前縁部16
8から支持部材132に向かって上方に傾斜している側
方前縁部170とを有している。また、慣用的な固定具
によりクロスメンバ138を支持部材132に取り付け
るための複数のタブ172が、クロスメンバ138の側
縁部から垂直方向に延びている。キャリジ部材134
は、外側フレーム70の側壁76に対して垂直な垂直板
174と、該垂直板174の底縁部から前方に延びた水
平フランジ176と、垂直板174の端部から垂直前方
に延び且つ水平フランジ176の端部から上方に延びた
垂直なサイドピース178と、垂直板174の背面18
2に取り付けられたブラケット組立体180とを有して
いる。キャリヤフレーム68の支持部材132の垂直フ
ランジ156には垂直板174が取り付けられており、
水平フランジ176の前縁部184が外側フレーム70
の側壁76の前フランジ80の平面に隣接している。図
6及び図7に最も良く示すように、ブラケット組立体1
80は、垂直板174に取り付けられた1対の間隔を隔
てたスラブ186と、該スラブ186から外方に延びた
フランジ188と、該フランジ188に取り付けられ且
つ孔192が設けられた頂壁190とを有している。頂
壁190の孔192にはナット194が固定されてお
り、該ナット194はジャッキねじ120と係合してい
る。従って、ジャッキねじ120を一方向に回転するこ
とによりキャリヤフレーム68の全体が垂直に上昇し、
ジャッキねじ120を反対方向に回転することによりキ
ャリヤフレーム68が垂直に下降する。
【0025】上方のパネル支持ブラケット135はキャ
リジ部材134に取り付けられており且つ、第1水平フ
ランジ196と、該第1フランジ196から垂下した垂
直フランジ198と、該垂直フランジ198から前方に
延びた第2水平フランジ200であって、垂直フランジ
198から上方に延びてチャンネル204を形成してい
る突出部202を備えた第2水平フランジ200とを有
している。第1水平フランジ196はキャリジ部材13
4の水平フランジ176の下面に取り付けられている。
また、第2水平フランジ196は、外側フレーム70の
側壁76の前フランジ80の平面まで延びており且つ両
側壁76間の距離にスパンしている。キャリヤフレーム
68の前方への移動を制限し且つキャリヤフレーム68
を外側フレーム70内で案内するため、垂直フランジ1
98の端部206が側壁76の前フランジ80の内面2
08に当接している。また、第2水平フランジ200の
幅は、側壁76の両前フランジ80間の距離より小さ
く、これらの間に間隙を形成している。
【0026】キャリヤフレーム68は、これと共に移動
する多数の構成部品の取付け箇所を与えると同時に、外
側フレーム70の内側に構成部品を配置するための充分
な間隙を与えることができる任意の構造にできる。キャ
リヤフレーム68の少なくとも一部は、ジャッキねじ1
20を取り付けるための外側フレーム70により形成さ
れる空間の中央近くに配置するのが好ましい。また、キ
ャリヤフレーム68は、該キャリヤフレーム68に作用
するあらゆるモーメント力をオフセットさせる充分な支
持面を形成し且つ外側フレーム70内で垂直移動できる
ようにする任意の適当な態様の形状にすることができ
る。図8〜図11には、上方の前パネル56、下方の前
パネル58、棚パネル60、及び上下のベローズ72、
74がキャリヤフレーム68及び外側フレーム70に連
結された状態が示されている。また、外側フレーム70
の頂クロスメンバ92の前板96には頂パネル210が
取り付けられており、外側フレーム70の側壁76には
サイドパネル212が着脱可能に取り付けられている。
サイドパネル212は、側壁76の前フランジ80を通
って、ほぼ外側フレーム70の底トレー82の前板88
まで前方に延びている前縁部214を有している。ま
た、サイドパネル212は、これから内方に延びた複数
のインサート216を有しており、該インサート216
は、サイドパネル212を側壁76に固定する側壁の孔
77の部分の内側に嵌合している。サイドパネル212
は任意の慣用的な固定手段により外側フレーム70に取
り付けられるけれども上記構造が好ましい。なぜなら
ば、上記構造は、単にパネル212を取り外して外側フ
レームの側壁76の孔77を露出させることにより、外
側フレーム70の内部にアクセスできるからである。
【0027】上下のベローズ72、74はほぼ平らであ
り且つ複数の水平な襞(ひだ)が設けられていて、ベロ
ーズが伸長及び収縮できるようにしている。ベローズ7
2、74は可撓性のあるポリ塩化ビニルで作るのが好ま
しい。上方のベローズ72の垂直な頂部218は、頂パ
ネル210と外側フレームの頂クロスメンバ92の前板
96との間に配置されており、且つボルト、ねじ等の慣
用的固定具により前板96に取り付けられている。上方
のベローズ72の水平な底部220は、キャリジ部材1
34の水平フランジ176と、上方のパネル支持ブラケ
ット135との間にサンドイッチされている。従って、
上方のベローズ72は、キャリヤフレーム68が上昇さ
れるときに収縮し且つキャリヤフレーム68が下降され
るときには伸長して、キャリヤフレーム68及びこれに
連結された構成部品が任意の垂直位置にあるときに上方
の前パネル56と頂パネル210との間の空間を完全に
覆い隠す。また、キャリジ部材134の垂直板174に
は複数の回路基板(図示せず)及びカバー222が連結
されている。
【0028】棚パネル60は、好ましくは、開口(図示
せず)が設けられた頂壁224と、底壁226と、サイ
ドパネル212の前縁部214に隣接する側部230を
備えた内方に湾曲した背壁228とで構成する。棚62
は背壁228に取り付けられており、複数のねじ付きイ
ンサート231が背壁228から後方に延び、慣用的な
固定具によりキャリヤフレーム68の支持部材132の
前フランジ152に取り付けられている。また、タブ2
32が頂壁224から上方に延びており、垂直フランジ
234が背壁228の側部230から後方に延びてい
る。棚パネル60の垂直フランジ234がサイドパネル
212の内面236に当接してキャリヤフレーム68の
横方向移動を制限し且つキャリヤフレーム68が垂直方
向に移動するときに該キャリヤフレーム68を案内す
る。棚パネル60の頂壁224には照明組立体238が
取り付けられており、該照明組立体238は頂壁224
の開口内に配置され、下向きの照明をするようになって
いる。照明組立体238は、底レンズ240と、レンズ
240の上方に配置され且つ該レンズに取り付けられた
湾曲頂リフレクタ(反射板)242と、該リフレクタ2
42とレンズ240との間に配置された光源244とを
有している。棚パネル60は任意の適当な形状にでき、
任意の個数の棚、仕切り板、引出し、コンセント、キャ
ビネット等を設けることができる。
【0029】上方の前パネル56は、好ましくは、外方
に湾曲した前壁246と、頂フック部分248と、水平
な底フランジ250と、前壁246の下部から内方に延
びた複数のインサート252と、垂直なサイドフランジ
254とで構成される。キャリヤフレーム68に対して
上方の前パネル56を着脱可能に固定するため、上方の
パネル支持ブラケット135のチャンネル204内にフ
ック部分248が配置され、インサート252が頂壁2
24と係合し且つ棚パネル60のタブ232に当接して
いる。上方の前パネル56のサイドフランジ254もサ
イドパネル212の内面236に当接して、キャリヤフ
レーム68の横方向移動を制限し且つキャリヤフレーム
68が垂直移動するときに該キャリヤフレーム68を案
内する。また、上方の前パネル56の頂フック部分24
8及びサイドフランジ254は、キャリヤフレーム68
が外側フレーム70内で後方に移動することを防止して
いる。
【0030】下方の両前パネル58は互いに間隔を隔て
ており、且つ外方に湾曲した上部258と、外方に湾曲
した下部260と、水平な頂フランジ262と、下部2
60に取り付けられた水平な底クロスピース263と、
垂直なサイドフランジ264とを有している。前壁25
6は、消毒びん置場63及びビデ制御パネル64の側部
に隣接する垂直内縁部266(図1〜3、図16〜1
7、図20〜21に示す)と、部分的に湾曲した内縁部
268とを有している。該内縁部268は便器52と同
じ形状で且つこれより僅かに大きい開口270を形成し
ており、便器52が上昇位置に回転したとき(図2に示
す)に、該便器52を受け入れることができる。下方の
パネル58の後面が棚パネル60の底壁226に当接し
且つサイドフランジ264がサイドパネル212の内面
236に当接しており、キャリヤフレーム68の横方向
移動を制限し且つキャリヤフレーム68が垂直移動する
ときに該キャリヤフレーム68を案内する。前壁256
の上部258も、これから内方に延びている上方のイン
サート272及び下方のインサート274を有してい
る。上方のインサート272は下方のパネル支持ブラケ
ット136の垂直部分276に取り付けられ、下方のイ
ンサート274が慣用的な固定具によりキャリヤフレー
ム支持部材132の前フランジ148に取り付けられ
て、前パネル58をキャリヤフレーム68に固定してい
る。また、また、前壁256の上部258は、アームレ
スト54が垂直位置(図1及び図2)に回転されるとき
に該アームレスト54を受け入れるための凹部278
と、該凹部278の下部に隣接した位置において前壁2
56を貫通している、水洗パッド67(図1〜図3)を
受け入れるための長孔280とを有している。便器52
に連結される種々の構成部品用の間隙を設けるため、前
壁256の湾曲した下部260が外方に延びている。
【0031】図7〜図11に最も良く示すように、下部
260は、水平な底面282と、内方を向いた端部28
4と、これから垂下している垂直フランジ286とを有
している。下方の底クロスピース263は、水平スラブ
288と、該スラブ288の中間部から垂下している中
間垂直フランジ290と、スラブ288の横方向部分か
ら上方に延びた横方向の垂直フランジ292と、スラブ
288の両端部から上方に且つ側壁76に向かって外方
に延びた垂直なサイドフランジ294とを有している。
サイドフランジ294は外側フレーム70の前フランジ
80の後面208に当接して、キャリヤフレーム68の
前方への移動を防止し且つキャリヤフレーム68が垂直
移動するときに該キャリヤフレーム68を案内する。横
方向フランジ292は前壁下部260の内方を向いた端
部284に取り付けられている。下方のベローズ74
は、底トレー82の前板88及び外側フレーム70の前
フランジ80により形成された空間90の内部に配置さ
れている。下方のベローズ74は前板88に取り付けら
れており、その頂部は底クロスピース263のスラブ2
88に取り付けられている。従って、下方のベローズ7
4はキャリヤフレーム68が上昇すると伸長し、キャリ
ヤフレーム68が下降すると収縮して、キャリヤフレー
ム68及びこれに連結された構成部品が任意に垂直位置
にあるときの底トレー82の前板88と下方の前パネル
58との間の空間を完全に覆い隠す。キャリヤフレーム
68及びこれに連結された構成部品が最下方位置にある
とき、下方のベローズ74は本質的に空間90内に収縮
され、下方のパネルの前壁は底トレー82の前板88の
頂縁部に隣接する。
【0032】キャリヤフレーム68に取り付けられて該
キャリヤフレーム68と共に移動できる限り、下方の前
パネル58と上方のベローズ72との間の空間には、所
望の形状の単一キャビネット又は前パネル等の任意の形
式のカバー、パネル又は装置を配置できる。垂直方向に
移動可能であるという本発明の特徴の操作において、制
御手段(図示せず)によりモータ126を付勢し、ジャ
ッキねじ120を所望の方向に回転させる。キャリヤフ
レーム68のナット194内でジャッキねじ120が回
転すると、キャリジ部材134が、キャリヤフレーム6
8とこれに連結された構成部品との全体を対応する垂直
方向に移動させる。ジャッキねじ120を反対方向に回
転させると、キャリヤフレーム68及びこれに連結され
た構成部品は反対の垂直方向に移動する。キャリヤフレ
ーム68が上昇するとき、上方のベローズ72は収縮し
且つ下方のベローズ74は伸長する。また、キャリヤフ
レーム68が下降するときには、上方のベローズ72が
伸長し且つ下方のベローズ74が収縮する。従って、キ
ャリヤフレーム及びこれに連結された構成部品が任意の
垂直位置にあるとき、上方の前パネル56と頂パネル2
10との間の空間及び下方の前パネル58と床との間の
空間は完全に覆い隠される。
【0033】キャリヤフレーム68の後方への移動を制
限し且つキャリヤフレーム68を外側フレーム70内で
案内するため、キャリヤフレーム68の底クロスピース
140の耳部160は外側フレーム70の側壁76の後
フランジ78に当接している。また、上方の前パネル5
6の頂フック部分248は上方のパネル支持ブラケット
135のチャンネル204内に配置され、キャリヤフレ
ーム68が外側フレーム70内で後方に移動することを
防止している。
【0034】キャリヤフレーム68の前方への移動を制
限し且つキャリヤフレーム68を外側フレーム70内で
案内するため、上方のパネル支持ブラケットの垂直フラ
ンジ198の端部206及び下方の前パネルの底クロス
ピース263のサイドフランジ294は外側フレームの
前フランジ80の後面208に当接している。キャリヤ
フレーム68の横方向移動を制限し且つキャリヤフレー
ムが垂直移動するときにキャリヤフレームを案内するた
め、棚パネル60の垂直フランジ234、上方の前パネ
ル56のサイドフランジ254、及び下方の前パネル5
8のサイドフランジ264がサイドパネル212の内面
236に当接している。
【0035】図12〜図15には、キャリヤフレーム6
8に取り付けられた便器52及びアームレスト54が水
平位置及び垂直位置に回転された状態が示されている。
便器52には便座298が回転可能に取り付けられてお
り、便器52は、水平位置と、便器52の底面300が
ほぼ垂直で且つ側面302が下方の前パネル58(図2
及び図8)の内縁部268に隣接している垂直位置との
間で回転可能である。キャリヤフレーム支持部材132
には1対の支持具304が取り付けられており、該支持
具304は下方に延びた部分306を有している。この
下方に延びた部分306には湾曲ノッチ308が設けら
れており、該湾曲ノッチ308は、側壁309と、湾曲
頂壁310と、湾曲底壁312と、前壁314と、後壁
316とにより形成されている。便器52には取付け箇
所320において支持板318が取り付けられており、
支持板318は耳部322及びその両側から横方向に延
びているバー324を有している。バー324は支持具
304の下方に延びた部分306に取り付けられてお
り、耳部322は支持具304の半径方向ノッチ308
内に摺動可能に嵌合されている。バー324にはブシュ
(図示せず)が座合しており、便器52の横方向移動を
制限している。また、ノッチ308の前壁314は、便
器52が下方に回転したとき(図12〜図15)、便器
52を水平位置に保持するストッパとして機能し、ノッ
チ308の背壁316は、便器52が垂直位置(図1
5)を通過して後方に回転することを防止するストッパ
として機能する。便器52の回転速度を制限し且つ便器
52の回転モーメントの大部分を吸収するため、ガスば
ね326等のショックアソーバが設けられている。ガス
ばね326は、加圧エアシリンダ328及びピストン3
32からなる。シリンダ328の一端330はキャリヤ
フレーム68の支持部材132に連結されており、ピス
トン332の一端334は、各バー324の一端338
から全体として後方に且つ半径方向外方に延びている対
応アーム336に連結されている。
【0036】両アームレスト54は、便器52の上方で
キャリヤフレーム68から前方に延びた水平位置と、下
方のの前パネルの凹部278(図8及び図9)内にある
垂直位置との間で互いに独立して回転できる。両アーム
レスト54は、便器52が上方に回転されると自動的に
上方に回転し、便器52はいずれかのアームレスト54
を下方に引っ張ることにより下方に回転される。アーム
レスト54は、キャリヤフレーム支持部材132に取り
付けられた1対のアームレスト支持具340に取り付け
られている。アームレスト支持具340は、水平フラン
ジ344を備えたくさび状垂直板342と、湾曲フラン
ジ346と、これから垂直外方に延びた垂直フランジ3
48とを有している。垂直フランジ348から間隔を隔
てた位置において且つ該垂直フランジ348に対して或
る角度で、上方の半径方向フランジ350がくさび形垂
直板342から垂直方向外方に延びている。また、垂直
板342からは、慣用的な固定具(図示せず)によりキ
ャリヤフレーム支持部材132に支持具340を取り付
けるためのタブ352が外方に延びている。
【0037】アームレスト54は、ハンドル356とし
て形成された一端を備えたアーム354と、そのハブ部
分360から或る角度で内方に延び且つアーム354か
ら垂直外方に延びた肩部358とを有している。ハブ部
分360は、アームレスト支持具340から外方に突出
した支柱345に対し回転可能に取り付けられている。
肩部358は、ハブ部分360からほぼ接線方向に延び
た直線状の第1側縁部362と、ハブ部分360のほぼ
中央から第1側縁部362に向かって或る角度で延びて
いる第2側縁部364とを有している。従って、肩部3
58の第1側縁部362は支持具の板342の水平フラ
ンジ344に当接して、アームレスト54が垂直位置
(図12、図13及び図15)を通過して上方に回転す
ることを停止させ、第2側縁部364は半径方向フラン
ジ350に当接して、アームレスト54が水平位置(図
12〜図14)を通過して下方に回転することを防止す
る。アームレスト54の上方への回転を補助するため、
アームレスト54の一端には逆作用ばね(カウンタスプ
リング)366が肩部358に取り付けられており、他
端ではいて逆作用ばねがフック368(該フック368
は、キャリヤフレーム支持部材132の前フランジ15
2から後方に延びている)に取り付けられている。
【0038】便器52を回転させることにより両アーム
レスト54が自動的に回転するようにするため、又はア
ームレスト54を下方に引っ張ることにより便器52を
下降できるようにするため、1対のリンク機構組立体3
70が設けられている。このリンク機構組立体370
は、アームレストの肩部364に取り付けられた上方の
リンク機構372と、対応するアーム336に取り付け
られた下方のリンク機構374と、これらの上下の両リ
ンク機構372、374の間に配置されたばね376と
を有している。
【0039】図12及び図13には、便器52が下降位
置にあり、ガスばねのピストン332がシリンダ328
内に引っ込められており、支持板318の耳部322が
便器支持具のノッチ308の前壁314に当接している
ところが示されている。一方のアームレスト54は上昇
位置にあり、該アームレスト54の逆作用ばね366及
びリンク機構組立体370は圧縮されており、アームレ
スト54の肩部358の第1側縁部362はアームレス
ト支持具の板342の水平フランジ344に当接してい
る。また、下降されたアームレスト54の逆作用ばね3
66及びリンク機構組立体370は完全に伸長されてい
る。
【0040】図14においては便器52が図12及び図
13のような下降位置にあり、両アームレスト54は下
降位置にある。逆作用ばね366は伸長されており、リ
ンク機構組立体370も伸長されており、アームレスト
の肩部358の第2側縁部364はアームレスト支持具
の板342の半径方向フランジ350に当接している。
【0041】図15では、便器52が上昇位置にあり、
ガスばねのピストン322完全に伸長されており、支持
板318の耳部322が便器支持具のノッチ308の後
壁316に当接している。両アームレスト54は便器5
2を上昇させることにより上昇位置に回転されており、
逆作用ばね366が圧縮されており、リンク機構組立体
370が完全に伸長されており、アームレストの肩部3
58の第1側縁部362はアームレスト支持具の板34
2の水平フランジ344に当接している。
【0042】図16〜図21においては、消毒びん置場
63、ビデ制御パネル64及びキャビネット378がキ
ャリヤフレーム68に取り付けられたているところが示
されている。キャビネット378は、垂直側壁380
と、背壁382と、頂壁384と、垂直前壁386とを
有しており、該前壁386は、便器52が上昇位置に回
転されたときに該便器52の大部分を受け入れる内部チ
ャンバ388を形成している。キャビネットの側壁38
0はキャリヤフレーム支持部材132に取り付けられて
おり、後壁382はキャリヤフレームの中間クロスメン
バ138の中間板164に当接しており、頂壁384は
中間クロスメンバ138の前板166に固定されてい
る。前壁386は、前パネルの壁256(図9)の湾曲
した内縁部268に隣接する内縁部390を有してお
り、前パネルの壁256は、便器52が洗浄のために上
昇位置(図20及び図21)に回転されるときに便器5
2を受け入れることができるように、便器52と同じ形
状で便器52より僅かに大きい開口を形成している。
【0043】便器52が下降位置にあるときにキャビネ
ット378を覆い隠し且つ便器52がキャビネット37
8内で上昇位置に回転できるようにするため、便器52
の上方の後部392にはカバー66が枢着されている
(図17、図18及び図21)。カバー66はばね等
(図示せず)により前方に押圧されており、好ましくは
前スラブ391及び後スラブ393を有している。前ス
ラブ391は、キャビネットの前壁386の内縁部39
0により形成された開口とほぼ同じ形状を有しており且
つ該開口より僅かに小さい。後スラブ393も同様な形
状を有しており且つキャビネットの開口及び前スラブ3
91よりも高い位置にある。従って、便器52が下降位
置にあるとき、後スラブ393の頂縁部395はキャビ
ネットの前壁386の後面に当接する。この位置におい
て、カバー66はほぼ垂直であり、前スラブ391はキ
ャビネットの前壁386(図17)とほぼ同一面内にあ
る。カバー66がこの垂直位置とキャビネットの後壁3
82(図21)に隣接する引き出された位置との間で移
動するときにカバー66を案内するため、キャビネット
の前壁386と頂壁384との結合部にアングル状のガ
イド部材399が配置されており、且つキャビネットの
側壁380から内方にアングル状のサイドピース401
が延びている。下降位置からの便器52の最初の回転
中、後スラブ393の頂縁部403はガイド部材401
に対して摺動可能に当接する。便器52の回転が続けら
れると、頂縁部403がガイド部材401から分離し、
且つ後スラブ393から横方向に延びた対向耳部405
がサイドピース401の後面407に当接して、カバー
66を引き出された位置に案内するようになる。
【0044】あらゆる位置において、スプレーヘッド組
立体65はカバー66に形成された孔394を通って延
びている。好ましくは、スプレーヘッド組立体65は、
後壁382から水平方向前方に延びている円筒状スリー
ブ400内に配置された軸398に対して回転可能に取
り付けられたスプレーヘッド396を有している。便器
52が図21に示すようにその上昇位置にあるとき、こ
のスプレーヘッド396が便器52内に配置されるよう
にするのが好ましい。
【0045】キャビネット378はまた、該キャビネッ
ト378の下方後部から垂下したトラフ(樋)402を
有している。トラフ402は、キャビネットの側壁38
0及び後壁382と、一部が傾斜した底壁404と、そ
の頂縁部410から或る角度で前方に延びたリップ40
8を備えた前壁406とにより形成されている。洗浄中
にキャビネットの側壁380に当たって飛散する水をト
ラフ402に向けるため、上方に延びた湾曲側溝412
がトラフの前壁406の頂縁部410から垂直方向外方
に延びている。側壁380、後壁382及び前壁406
はトラフ402の中央に向けて傾斜させ、水を出口開口
414(この出口開口414は、側壁380の最低部分
に形成されており且つ廃棄ライン418と流体連通した
ドレンライン416に連結されている)に向けることが
できる。廃棄ライン418は便器52の出口チャンバ4
20に連結されており且つ下水ライン(図示せず)と流
体連通している。従って、水は、出口開口414、ドレ
ンライン416及び廃棄ライン418を通ってトラフ4
02から下水ラインに排出される。便器52はまた、ブ
ロワキャビティ422とこの出口ポート424とを有し
ており、これらは、水が便器52からトラフ402に排
出(ドレン)されるようにする。また、洗浄水は便器5
2内から、便器の出口チャンバ420を通って直接廃棄
ライン418に排出される。
【0046】好ましくは、ビデ制御パネル64は、上方
部分から外方に延びた温度制御ノブ428及び流量制御
ノブ430を備えた部分湾曲壁426と、その底部に設
けられた開口(図示せず)と、該開口の側縁部に隣接し
てそこから外方に延びている互いに間隔を隔てた垂直リ
ブ432とからなる。制御パネルの壁426の頂部43
4は下方のパネル支持ブラケット136に取り付けられ
ており、底部436はキャビネットの前壁386に取り
付けられている。消毒びん置場63は枢動可能であり且
つ互いに間隔を隔てた側壁438と、後壁440と、そ
の上部に形成された湾曲ハンドル444を備えた前扉4
42とを有している。側壁438及び後壁440は、制
御パネルの壁426の開口の高さより短い。扉442は
開口とほぼ同じ高さであり且つ両側壁438間の距離よ
り幅広である。消毒剤が入ったびん446は消毒びん置
場63内に取り付けるのが良く、消毒びん置場63の後
壁440より高く延びた後壁448と、これに設けられ
た出口開口450とを有している。消毒びん置場63
は、制御パネルの壁426からこの開口を通って後方に
延びた閉鎖位置と、壁426から前方に延びた開放位置
との間で枢動する。閉鎖位置においては、消毒びん置場
63の壁438がリブ432に当接し、消毒びん置場6
3の後壁440が中間のクロス部材138の前縁部16
8に当接し、扉442が制御パネルの壁426に当接す
る。開放位置においては、消毒びん446の後壁448
の上部は制御パネル壁426に当接する。両位置におい
て、消毒びん置場63はびん446を固定的に保持し且
つびん446から漏出する全ての消毒剤を収集する。
【0047】消毒剤ライン452及び水供給ライン45
4は、スプレーヘッド組立体65と流体連通した単一の
供給ライン456に連結されている。別々のソレノイド
弁458が、ライン452、454から供給ライン45
6への流体の流れを制御し、水と消毒剤とを混合する洗
浄サイクルと、水のみがスプレーヘッド組立体65に供
給されるリンスサイクルとを可能にする。
【0048】図22〜図25には、便器52への水の供
給を調節し且つ廃棄ライン418を実質的に同時に移動
させるための種々の構成部品がキャリヤフレーム68に
連結された状態が示されている。水タンク460がキャ
ビネット378(図24及び図25)の上方に配置され
且つキャリヤフレーム支持部材132に取り付けられて
いる。図26〜図29に最も良く示すように、好ましく
は水タンク460は開放頂部462を有しており且つ矩
形の水洗水チャンバ464と、給水チャンバ466と、
オーバフローチャンバ468とを有している。水洗水チ
ャンバ464は、中央の出口開口を備えた水平底壁47
0と、垂直前壁474と、垂直後壁476と、垂直側壁
478と、垂直中間壁480とにより形成されている。
給水チャンバ466及びオーバフローチャンバ468
は、前壁474と、後壁476と、中間壁480と、水
洗水チャンバ464の底壁470とタンク460の頂部
462との間のほぼ中央に配置された水平底壁482
と、前壁474と中間壁480との間で或る角度に配置
された垂直隔壁484とにより形成されている。更に給
水チャンバ466は側壁486により形成されており、
該給水チャンバ466の下に位置する底壁482の部分
には入口開口488が設けられている。オーバフローチ
ャンバ468はまた、入口開口492を備えた頂壁49
0を有している。水が水タンク460をオーバフローす
るのではなく入口開口492を通って排出(ドレン)で
きるようにするため、オーバフローチャンバ468の頂
壁490が、水タンク460の前壁474、後壁47
6、両側壁478、486の頂縁部496より低く配置
されている。通常の作動時に給水チャンバ466と水洗
水チャンバ464との間に流体流れ連通ができるように
するため、前壁両チャンバ466、464との間の中間
壁480の頂縁部498はオーバフローチャンバ468
の頂壁490及び入口開口492より低い。水タンク4
60及びこの中のチャンバは、種々の形状及びサイズに
することができる。例えば、中間壁480の頂縁部49
8は、タンク460の他の壁と同じ高さにでき、且つこ
こにアクセス開口を形成して給水チャンバ466と水洗
水チャンバ464との間の流体流れ連通を可能にでき
る。水タンク460からの水のオーバフローを防止する
ため、水タンク460の上部に形成された出口にオーバ
フローラインを直接連結する等の他の手段を設けること
もできる。
【0049】水洗水チャンバ464内には開放頂部50
2を備えた矩形の中空浮き体500が配置されており、
該浮き体500は、水洗水チャンバ464内の水レベル
の相対高さの変化に応答して水洗水チャンバ464内で
自由に浮遊している。浮き体500の長さ及び幅は、水
洗水チャンバ464の長さ及び幅より僅かに小さく、浮
き体500の高さは水洗水チャンバ464の高さの約1
/2である。浮き体500は、前壁504と、後壁50
6と、側壁508と、孔512が設けられた底壁510
と、孔512の縁部516に隣接して底壁510から上
方に延びた中空センターピース514とを有している。
該センターピース514は、孔512上に横たわるカッ
プ状の下方セクション518と、該カップ状セクション
518から垂直上方に延びた円筒状の中央セクション5
22と、該中央セクション522より小径であり且つそ
の肩部526から垂直上方に延びた円筒状の上方セクシ
ョン524とを有している。センターピース514のカ
ップ状の下方セクション518はプランジャ520(好
ましくはベル形であり且つゴムで作られている)を受け
入れている。好ましくは、孔512及びカップ状セクシ
ョン518の最下方部分の直径は、浮き体500の前壁
504と後壁506との間の距離にほぼ等しい。
【0050】再び図22〜図25を参照すると、水タン
ク460の壁の頂縁部496上にはカバー528が載っ
ており、該カバー528には、水洗水チャンバ464の
出口開口472上に横たわる孔530(図25)が設け
られている。可撓性のある水入口供給ライン532の一
端が給水源(図示せず)に連結されており、他端が給水
チャンバ466の入口開口488に連結されている。図
22は、キャリヤフレーム68及びこれに連結された構
成部品が下降位置にあるときに伸長された供給ライン5
32を示し、図24はキャリヤフレーム68及びこれに
連結された構成部品が上昇位置にあるときに収縮された
供給ライン532を示している。
【0051】給水源から水供給チャンバ466への水の
流れを調節するため、チャンバ466内には充填弁53
4が配置されており、該充填弁534は水入口供給ライ
ン532に連通している。充填弁534は、水供給チャ
ンバ466内の圧力変化に応答して、開放位置と閉鎖位
置との間で移動できるものが好ましく、チャンバ466
内の水の高さの変化に応答する慣用的なボールコック弁
と浮き(フロート)とからなる。従って、充填弁534
は、水供給チャンバ466内の水レベルが比較的低いと
きには開放位置にあって水をチャンバ466内に導入
し、チャンバ466内の水レベルが比較的高いときには
閉鎖位置にあってチャンバ466内への水の流入を阻止
する。
【0052】水タンク460から便器52に水を導入す
るため、水洗水ライン536の第1端部538が水洗水
チャンバの出口開口472に連結され、第2端部が便器
52の入口開口(図示せず)に連結されている。水洗水
ライン536は、便器52の回転に適応できるようにす
るため、ネオプレン又はPVC等の可撓性材料で形成す
るのが好ましいけれども、スイベル管継手の使用により
剛性のある水洗水ラインを便器52に連結することもで
きる。水洗水ライン536の第1端部538は、水洗水
チャンバ464内の水レベルが比較的低いときにプラン
ジャ520の下部をシール関係をなして受け入れる座を
形成する。また、水洗水ライン536の第1端部538
にはオーバフローライン540が連結されており、該オ
ーバフローライン540は、オーバフローチャンバ46
8を通って上方に延び、オーバフローチャンバの頂壁4
90の入口開口492に連結されている。廃棄ライン4
18は、スイベル管継手544等を介して便器52の排
出開口(図示せず)に対して回転可能に連結された剛性
のある湾曲トラップ形成部分542と、下水ライン54
8に連結された可撓性のある非伸長部分546とで構成
するのが好ましい。可撓性部分546は、ネオプレン又
はシリコーンゴム、ポリ塩化ビニル又は他の弾性がある
変形可能な材料で形成するのが好ましい。可撓性部分5
46は、その剛性部分542から離れるように横方向に
或る角度をなし且つ下方に延びているほぼ直線状の第1
セグメント550と、ほぼ反対の横方向に第1セグメン
ト550から下方に延びたほぼ直線状の第2セグメント
552とを有している。従って、第1及び第2セグメン
ト550、552は、便器52が最下方の垂直位置(図
22、図23及び図25)にあるときには互いに隣接
し、便器52が所望の垂直位置(図24)に上昇する
と、前記両セグメント間の角度が増大する。
【0053】廃棄ライン418は、便器52の回転運動
及び垂直運動に適応すると同時に可動トラップ形成機能
を得ることができる種々の態様に構成できる。例えば、
廃棄ライン418の全体を可撓性のあるもので構成すれ
ば、スイベル管継手を省略でき、便器が種々の垂直位置
にあるときに廃棄ラインの相対位置を維持すべく廃棄ラ
インの一部を充分に支持できる。また、便器の垂直位置
の如何に係わらず上昇したトラップ形成位置と下降した
ドレン位置との間で廃棄ラインの一部が移動でき且つ便
器の高さ変化及び回転に適応できる限り、廃棄ライン
を、所望材料からなる所望数のセグメントで構成でき
る。更に、便器の高さ変化及び回転に適応できるよう
に、廃棄ラインの一部を伸長可能及び/又は入れ子式に
構成できる。廃棄ライン418にこれらの変更を施して
も、上記好ましい実施例は、便器52を広範囲に垂直移
動できると同時に、便器の回転及び可動トラップ形成部
分542の相対位置を維持できる。
【0054】便器52内への水の流れ及び廃棄ライン4
18からの水及び廃棄物の流れを制御するためのリンク
機構組立体554が設けられており、好ましくは該リン
ク機構組立体554は、第1リンク機構556と、第2
リンク機構558と、第3リンク機構562と、レバー
564と、第4リンク機構566と、長くて平らなバー
568とを有している。図26及び図27に最も良く示
すように、第1リンク機構556はプランジャ520か
ら上方に延びており、且つ第2リンク機構558を摺動
可能に受け入れるアイレット開口(図示せず)を備えた
横方向に延びた端部570を有している。第2リンク機
構558は、第1リンク機構556を摺動可能に受け入
れるアイレット開口を備えた下方の横方向に延びた端部
572と、水洗水チャンバ464内の水レベルが比較的
低いときに浮き体500の肩部526と接触する横方向
に延びた突出部574とを有している。第1リンク機構
556及びプランジャ520を上方に押圧して、後で詳
述する定常状態故障モード(steady state failure mod
e)を防止するため、第1及び第2リンク機構556、5
58を包囲する圧縮ばね575が、第1リンク機構の端
部570と第2リンク機構の下端部572との間に介在
されている。
【0055】再び図21〜図24を参照すると、第3リ
ンク機構562が、第2リンク機構558と、水タンク
カバー528の孔530上に横たわるレバー564の一
端576とを相互連結している。レバー564は、キャ
リヤフレーム支持部材132に連結された支持ピース5
78に枢着されている。第5リンク機構566がレバー
564の他端580から下方に延びており、バー568
が第5リンク機構566及び廃棄ライン418のトラッ
プ形成部分542に連結されている。
【0056】リンク組立体554は、浮き体500と協
働し且つプランジャ520と廃棄ライン418とを相互
連結する任意数のリンク機構で構成できる。リンク機構
は可撓性のあるワイヤ、ケーブル等で作ることができ且
つプーリ等の任意の適当な機械的伝達装置を使用でき
る。また、水洗水チャンバ464から水洗水ライン53
6への水の流れを制御するのに、フラッパ形の弁、ベル
−サイホン弁等の任意の適当な流れ制御弁を使用でき
る。例えば、可撓性ワイヤを使用して浮き体500をレ
バー564に直接連結でき、別の可撓性ワイヤを用いて
フラッパ弁をレバー564に連結できる。しかしなが
ら、水洗サイクルの故障モードを解消するには、上記好
ましい実施例が望ましい。また、ベル形プランジャ52
0及び浮き体500は、メインテナンス及び交換のため
に水タンク460から容易に取り外しできる。
【0057】図30〜図32に最も良く示すように、平
らなバー568は、好ましくは、これに形成された長手
方向スロット582と、これから前方に延びた前キャッ
チ584と、これから後方に前記前キャッチ584とは
反対方向に延びた後キャッチ586とを有している。ス
ロット582はキャリヤフレーム支持部材132から垂
直外方に延びたガイドピン588を摺動可能に受け入れ
てバー568を案内し、前キャッチ584はほぼ水平な
底縁部590を有し、且つ後キャッチ586はほぼ水平
な底縁部592を有している。バー568及び廃棄ライ
ン418を上昇位置(図22〜図25及び図30)に解
放可能に保持するため、ストッパ594及びラッチ組立
体596が、バー568に隣接してキャリヤフレーム支
持部材132に枢着されている。ストッパ594は、上
方のブロック部分598と、バー568の後方で支持部
材132に枢着された下部599とを有している。バー
568を図30に示す上昇位置に保持するため、ストッ
パ594がばね600により前方に押圧されており、こ
れにより、ブロック部分598の全面602がバー56
8の後縁部604に当接し、且つその頂面606が後キ
ャッチ586の底縁部592に当接する。ラッチ組立体
596は、キャリヤフレーム支持部材132の前部に対
して回転可能に取り付けられた水平な枢動バー608
と、平らなバー568に隣接して枢動バー608の一端
612に連結されたラッチ板610と、枢動バー608
の他端616に連結された枢動板614とを有してい
る。枢動板614は枢動バー608の端部616から垂
下しており、且つこの下部から対応するキャリヤフレー
ム支持部材132の前フランジ148の孔618を通っ
て前方に延びている突出部617を有している。
【0058】ラッチ板610は、枢動バー608の端部
612から下方に延びた垂直枢動部材620と、該枢動
部材620の下端部から垂直後方に延びた水平なラッチ
部材622とを有している。ラッチ部材622は、その
終端部から内方に延びた垂直な後フランジ624と、該
後フランジ624から前方に間隔を隔てたその段付き端
部から内方に延びた垂直な中間フランジ626とを有し
ている。また、突出部628は、枢動部材620とラッ
チ部材622との結合部から、対応するキャリヤフレー
ム支持部材132の前フランジ148の孔629を通っ
て前方に延びている。
【0059】下方の前パネル58(図1〜図3、図8及
び図9)の孔280を通って延びている水洗パッド67
は、キャリヤフレーム支持部材132に枢着されており
且つ捩じりばね重力等により前方に押圧されている。水
洗パッド67の頂部631は枢動板614及びラッチ板
610の対応する突出部617、628に当接してい
る。
【0060】引っ込み可能なビデチューブ632と、エ
アブロワ634と、水加熱タンク636とを備えたビデ
装置を作動させるには、ビデ制御パネル64(図15〜
図20)に設けられたオン/オフスイッチ429を「オ
ン」位置に移動する。ビデ制御ノブ428、430を所
望の流量位置及び温度位置に回転し、便器52上に座っ
ている人が肘で水洗パッド67を押せば、ラッチ板61
0が枢動バー608の回りで後方に枢動される。ラッチ
部材622の後フランジ624が、ストッパ594のブ
ロック部分598を平らなバー568の後キャッチ58
6から離れる方向に押して、キャリヤフレーム支持部材
132の後部に取り付けられたリミットスイッチ638
に接触させる。この結果、ビデチューブ632が便器5
2の内部チャンバ639内に伸長し(図23)、加熱タ
ンク636からの水がビデチューブ632から噴出され
る。水洗パッド67が押し下げられ且つビデ装置が付勢
されている間、ラッチ部材622の中間フランジ626
が前キャッチ584の底縁部590と係合して、平らな
バー568及び廃棄ライン418を上昇位置に維持し且
つ便器52の先行水洗する(図31)。水洗パッド67
が解放されると、ビデチューブ632が引っ込み、ブロ
ワ634と加熱エレメントとが協働し、便器52の内部
チャンバ639内に熱風を吹き込む。
【0061】また、水洗パッド67の解放によりリンク
機構組立体554も付勢され、水洗作業が開始される。
ラッチ板610が枢動バー608の回りで前方に枢動
し、ラッチ部材622の中間フランジ626と前キャッ
チ584との係合が解除され、ばね600及び廃棄ライ
ン418の重量により、バー568が下方に移動される
(図32)。バー568は、廃棄ライン418にマスを
取り付ける等の他の手段により下方に押圧することもで
きる。また、ラッチ部材の後フランジ624と中間フラ
ンジ626との間の距離は、ストッパ594のブロック
部分598が後キャッチ586の底縁部592と接触す
る前にバー568がブロック部分598を通って下方に
移動するのに充分な大きさである。
【0062】図33には、便器52がほぼ垂直位置に回
転されたときのバー568、ストッパ594及びラッチ
組立体596の位置が示されている。便器52と共に廃
棄ライン418が回転すると、バー568の下端部64
0が前方に移動され、これによりピン588の回りでバ
ー568が回転される。この結果、バー568の後縁部
604がストッパ594のブロック部分598をリミッ
トスイッチ638に押し付け、これによりブロック部分
598がバー568の後キャッチ586から後方に離れ
る方向に移動することを防止し、水洗サイクルが開始さ
れる。ビデ装置が不意に作動することを防止するため、
便器の位置を検出するためのスイッチ(図示せず)を設
けることもできる。
【0063】図34〜図43には、水洗機構及びビデ装
置の作動が連続的に示してある。図34及び図35に
は、使用前の衛生廃棄物処理装置50の種々の構成部品
が示されている。リンク機構組立体554は最初はラッ
チされた位置(ラッチ位置)にあり、このラッチ位置で
は、プランジャ520が水洗水ライン536の第1端部
538内に座合している。廃棄ライン418のトラップ
形成部分542は上昇位置にある。便器52内に所望の
水レベルを維持して下水ライン548からの臭気を遮断
するため、トラップ形成部分542の下面646は便器
52の排出開口648より高い位置にある。好ましく
は、便器52を比較的浅い構造にし、廃棄ライン418
のトラップ形成部分542の高さは、この中の水の体積
レベルが約0.75ガロン(約2.8 リットル)に維持される
ようにする。また、水タンク460内の水レベルは、中
間壁480の頂縁部498より高く、オーバフローチャ
ンバ468(図27〜図29)の頂壁490より低い。
従って、水供給チャンバ466及び水洗水チャンバ46
4は流体連通しており且つ同じ水レベルを有している。
【0064】ビデ装置を前述のようにして作動させるに
は、「オン/オフ」スイッチ429を「オン」位置に移
動し、ビデ制御ノブ428、430(図16〜図21)
を所望の流量位置及び温度位置に回転する。いずれか一
方の水洗パッド67を後方に押し、ラッチ部材622の
後フランジ624がストッパ594のブロック部分59
8を押して、平らなバー568の後キャッチ586から
離れてリミットスイッチ638と接触させる(図36及
び図37)。この結果、ビデチューブ632が便器52
の内部チャンバ639内に伸長し、該ビデチューブ63
2から水が噴出する。水洗パッド67を押してビデ装置
を付勢させると、ラッチ部材622の中間フランジ62
6が平らなバー568の前キャッチ584と係合し、バ
ー568及び廃棄ライン418を上昇位置に維持し且つ
便器52の水洗を先行させる。
【0065】図38及び図39に示すように、水洗パッ
ド67を解放すると、ビデ装置の付勢が解除(除勢)さ
れ、ブロワ634が付勢され、リンク機構組立体554
が付勢されて水洗サイクルが開始される。ビデ装置の使
用を望まない場合には、ビデオン/オフスイッチ429
がオフ位置に移動され、水洗パッド67が直ちに解放さ
れる。水洗パッド67が解放されると、ラッチ組立体5
96が前方に枢動し、ラッチ部材622の中間フランジ
626と平らなバー568の前キャッチ584との係合
が解除される。ばね600及び廃棄ライン418の重量
によりバー568が下方に移動され、これにより、ブロ
ック部分598が後キャッチ586に接触する前に、バ
ー568の後キャッチ586がストッパ594のブロッ
ク部分598を通過して移動する。廃棄ライン418の
トラップ形成部分542が下方に回転し且つリンク機構
組立体554が反時計回り方向に回転してプランジャ5
20を上方に引っ張る。トラップ形成部分542の下面
646は、水洗サイクルの開始前に、便器52内の水レ
ベルより少なくとも低い位置に下降し、これにより、水
タンク460からの水を加えることなくして便器52か
ら下水ライン548への廃棄物及び水の流れを誘起させ
る圧力差が生じる。
【0066】水及び廃棄物が便器52から排出されると
き、水洗水が水洗水チャンバ464から排出され、水洗
水ライン536を通って便器52内に流入し、便器52
からあらゆる残留廃棄物を水洗し且つ便器52を再充填
する。同時に、浮き体500が水洗水チャンバ464内
の水レベルと共に下降し、少なくとも水洗水チャンバ4
64内の水レベルが浮き体500と比べて低いときに、
浮き体500のセンターピース514の肩部526が第
2リンク機構558の突出部574に接触する。この結
果、リンク機構組立体554が時計回り方向に回転し
て、廃棄ライン418を上昇させ且つプランジャ520
を下降させる。
【0067】図40及び図41に示すように、プランジ
ャ520は最終的に、水洗水ライン536の第1端部5
38により形成される座に押し付けられて、水洗水チャ
ンバ464からの水の流出を防止する。また、トラップ
形成部分542がその初期位置(この位置は、トラップ
形成部分542の下面646が便器52の排出開口64
8より高い)まで上昇する。従って、水洗水ライン53
6内の残留水は便器52に入り、廃棄ライン418の高
さは便器52内に所望の水レベルを維持して下水ライン
548からの臭気を遮断する。廃棄ライン418を上昇
位置に保持するため、平らなバー568が上方に移動し
且つ該バー568がストッパ594を通過した後に、ス
トッパ594がバー568の後キャッチ586と係合す
るので、ばね600が、ストッパ594を、バー568
の後縁部604に対して前方に押し付け、これによりバ
ー568が下方に移動することが防止される。水タンク
460を再充填するため、充填弁534が水供給チャン
バ466内の所定の高さ変化を検出し、水が給水源から
水供給チャンバ466内に流入できるようにする。次
に、水は、水供給チャンバ466から水タンク460の
中間壁480の頂縁部を越えて水洗水チャンバ464内
に流入する。
【0068】図42及び図43に示すように、水が水洗
水チャンバ464内に流入すると、浮き体500が上方
に移動する。水供給チャンバ466内の水レベル及び圧
力が前水洗レベル(pre-flush level)に戻ると、充填弁
534が閉じて水タンク460への水の流入を停止さ
せ、これにより水洗サイクルが完了する。図44及び図
45には、定常状態故障モードを防止する水洗機構の作
動が示されている。このような故障は、水洗サイクルが
開始されて、プランジャ520がタンク460をシール
した後に生じることがある。ストッパ594がバー56
8の後キャッチ586と係合し損なうと、浮き体500
が水洗水チャンバ464内の水レベルと共に上昇し、廃
棄ライン418が下降できるようになる。この結果、廃
棄ライン418が下降し且つプランジャ520が静止位
置(チャンバ464からの水の流れが廃棄ライン418
からの水の流れに等しくなる位置)に上昇される。
【0069】この定常状態故障モードは、第1リンク機
構556を上方に押してプランジャ520に作用する流
体圧力の低下を防止する圧縮ばね575により防止され
る。プランジャ520は水タンク460の出口から充分
に離れるように押されて独立的に浮遊し、水が水洗水チ
ャンバ464から妨げられないように流出できるように
する。この結果、浮き体500が下降してバー568を
上昇させ、後キャッチ586が再びストッパ594と係
合できるようにする。
【0070】上記水洗装置及びビデ装置の全ての構成部
品がキャリヤフレーム68に連結されており且つ該キャ
リヤフレーム68と共に垂直移動するので、これらの構
成部品は、キャリヤフレーム68及びこれに連結された
構成部品(便器52を含む)が任意の垂直位置に移動す
るときに同様に作動する。自動洗浄手段及びアームレス
ト54及び便器52の回転も、便器52の垂直位置の如
何に係わらず同様に作動する。また、本発明の回転可能
で、高さ調節可能な水洗及びビデ構造の特徴は、所望の
衛生廃棄物処理装置に別々に取り入れることができる独
立的な特徴である。
【0071】便器52は、図46〜図49に示すように
構成するのが好ましい。便器52は、ガラス質陶器、磁
器、成形プラスチック又は金属等の任意の適当な材料で
作ることができる。便器52の内部チャンバ639は、
排出開口648に終端する出口チャンバ420に流体連
通している。空気は、入口開口650を通って便器52
に流入し、便器52の側部及び端部に形成されたコア6
52内を循環し、キャビティ422を通って流れ、出口
開口654を通って便器52の内部チャンバ639に流
入して、ビデ使用後の人を乾燥させる。また、引っ込み
可能なビデチューブ632が便器52に形成された開口
656を通って延びており、出口ポート424は、便器
52が垂直位置に上昇されたときに、水が便器52から
キャビネットのトラフ402内に排出できるようにす
る。図45に最も良く示すように、便座の後部には凹み
658が設けられており、人を完全に腰を下げた半しゃ
がみ位置に快適に支持する。また、凹み658は、ビデ
装置を首尾よく使用できる人の位置が確保できるように
する。
【0072】従って、水を保全し且つ垂直方向に調節で
きる回転可能な便器及びアームレストと、自動洗浄手段
及び引っ込み可能なビデを備えた魅力的で安全且つ便利
な衛生廃棄物処理装置が提供される。以上、本発明をそ
の好ましい実施例に関連して説明したけれども、当業者
ならば本発明の精神及び範囲から逸脱することなく形態
及び細部に多くの変更を施し得ることが理解されよう。
上記詳細な説明は制限的なものではなく例示的なもので
あり、また、本発明の範囲を定める特許請求の範囲には
本発明のあらゆる均等物が含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施例の斜視図であり、便器
及び種々の構成部品が垂直下降位置にあり且つ一方のア
ームレストが上昇位置に回転されている状態を示すもの
である。
【図2】図1の本発明の斜視図であり、消毒びん置場が
開放位置にあり且つ便器及びアームレストが上昇位置に
回転されている状態を示すものである。
【図3】図1及び図2の本発明の斜視図であり、便器及
び種々の構成部品が上昇された垂直位置にあり、アーム
レスト及び便器が下降位置に回転されている状態を示す
ものである。
【図4】本発明の垂直位置に調節可能なフレーム構造体
を図面の明瞭化のために種々の構成部品を取り外したと
ころの正面図であり、外側フレーム内に配置されたキャ
リヤフレーム、種々の支持部材及びジャッキねじ組立体
を備えたフレーム構造体を示すものである。
【図5】図4の5−5線に沿うフレーム構造体の断面図
である。
【図6】図4及び図5に示すジャッキねじの一部を断面
した拡大部分正面図である。
【図7】図4の7−7線に沿うフレーム構造体の断面図
である。
【図8】フレーム構造体に取り付けられた種々のパネル
及びベローズを示す本発明の正面図であり、明瞭化のた
め幾つかの構成部品は取り外されている。
【図9】図8の9−9線に沿う本発明の断面図であり、
明瞭化のため種々の構成部品は取り外されている。
【図10】図8の10−10線に沿う本発明の断面図で
あり、明瞭化のため種々の構成部品は取り外されてい
る。
【図11】図8の11−11線に沿う本発明の断面図で
あり、明瞭化のため種々の構成部品は取り外されてい
る。
【図12】キャリヤフレームと、上昇及び下降されたア
ームレストと、及びアームレスト及び便器をキャリヤフ
レームに回転可能に取り付ける手段とを示す部分正面図
である。
【図13】便器が下降位置にあるところを示す図12の
構成部品の部分側面図である。
【図14】便器及び両アームレストが下降位置にあると
ころを示す図12及び図13の構成部品の部分側面図で
ある。
【図15】便器及び両アームレストが上昇位置にあると
ころを示す図12〜図14の構成部品の部分側面図であ
る。
【図16】キャリヤフレーム、キャビネット、ビデ制御
パネル及び消毒びん置場を示す、種々の構成部品を取り
外した状態を示す本発明の正面図である。
【図17】図16の17−17線に沿う構成部品の断面
図であり、下降位置にある便器及び前方位置にあるカバ
ーを示すものである。
【図18】図17のキャビネット及びカバーを示す正面
図である。
【図19】図16の19−19線に沿うキャビネット及
びキャリヤフレームを示す断面図である。
【図20】上昇位置にある便器を示す図16から図19
の構成部品の正面図である。
【図21】上昇位置にある便器及び引っ込み位置にある
カバーを示す、図20の21−21線に沿う構成部品の
断面図である。
【図22】本発明の水洗機構の正面図であり、明瞭化の
ため種々の構成部品を取り外した状態を示すものであ
る。
【図23】図22の構成部品の側面図であり、明瞭化の
ため外側フレームの側壁を取り外した状態を示すもので
ある。
【図24】キャリヤフレーム及びこれに連結された構成
部品の幾つかが外側フレーム内の垂直上昇位置にあると
ころを示す本発明の正面図である。
【図25】図22の25−25線に沿う本発明の断面図
であり、明瞭化のために種々の構成部品を取り外した状
態を示すものである。
【図26】図22〜図25に示す水タンク及び種々の構
成部品の一部を断面した拡大正面図である。
【図27】図26に示す水タンク及び種々の構成部品の
一部を断面した側面図である。
【図28】図26及び図27に示す水タンク及び種々の
構成部品を示す平面図である。
【図29】図26〜図28に示す水タンク及び種々の構
成部品を示す斜視図である。
【図30】図22〜図25の水洗機構のラッチ手段が種
々の係合位置及び非係合位置にあるところを示す拡大部
分側面図である。
【図31】図22〜図25の水洗機構のラッチ手段が種
々の係合位置及び非係合位置にあるところを示す拡大部
分側面図である。
【図32】図22〜図25の水洗機構のラッチ手段が種
々の係合位置及び非係合位置にあるところを示す拡大部
分側面図である。
【図33】便器が上昇位置に回転されている状態を示す
図30〜図32のラッチ手段の拡大部分側面図である。
【図34】水洗機構及びビデの作動を示す、明瞭化のた
め種々の構成部品を取り外した状態の正面図である。
【図35】水洗機構及びビデの作動を示す、明瞭化のた
め種々の構成部品を取り外した状態の側面図である。
【図36】水洗機構及びビデの作動を示す、明瞭化のた
め種々の構成部品を取り外した状態の正面図である。
【図37】水洗機構及びビデの作動を示す、明瞭化のた
め種々の構成部品を取り外した状態の側面図である。
【図38】水洗機構及びビデの作動を示す、明瞭化のた
め種々の構成部品を取り外した状態の正面図である。
【図39】水洗機構及びビデの作動を示す、明瞭化のた
め種々の構成部品を取り外した状態の側面図である。
【図40】水洗機構及びビデの作動を示す、明瞭化のた
め種々の構成部品を取り外した状態の正面図である。
【図41】水洗機構及びビデの作動を示す、明瞭化のた
め種々の構成部品を取り外した状態の側面図である。
【図42】水洗機構及びビデの作動を示す、明瞭化のた
め種々の構成部品を取り外した状態の正面図である。
【図43】水洗機構及びビデの作動を示す、明瞭化のた
め種々の構成部品を取り外した状態の側面図である。
【図44】故障モード時のリンク機構組立体の作動を示
す、明瞭化のため種々の構成部品を取り外した状態の水
洗機構の正面図である。
【図45】故障モード時のリンク機構組立体の作動を示
す、明瞭化のため種々の構成部品を取り外した状態の水
洗機構の側面図である。
【図46】便器を示す平面図である。
【図47】図46の47−47線に沿う便器の断面図で
ある。
【図48】図46の48−48線に沿う便器の断面図で
ある。
【図49】図46の49−49線に沿う便器の断面図で
ある。
【符号の説明】
50 衛生廃棄物処理装置 52 便器 54 アームレスト 56 上方の前パネル 58 下方の前パネル 60 棚パネル 62 棚 63 消毒びん置場 64 ビデ制御パネル 65 スプレーヘッド組立体 66 キャビネットカバー 67 水洗パッド 68 キャリヤフレーム 70 外側フレーム 72 上方のベローズ 74 下方のベローズ 76 側壁 82 底トレー 92 頂クロスメンバ 135 上方のパネル支持ブラケット 136 下方のパネル支持ブラケット 238 照明組立体 370 リンク機構組立体 308 湾曲ノッチ 416 ドレンライン 418 廃棄ライン 554 リンク機構組立体 575 圧縮ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドリュー ジー ジーグラー アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 02174アーリントン シダー アベニュー 11 (72)発明者 リチャード エル ミラー アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 02184ブレイントゥリー ワシントン ス トリート 632 (72)発明者 ティモシー シー ディアボーン アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 02181ウェルズリー ボールダー ブルッ ク ロード 20 (72)発明者 ルイス ペドラーザ アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 02136ハイド パーク ハンティングトン アベニュー 459

Claims (182)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水源及び下水ラインに使用する衛生廃
    棄物処理装置において、 便器を有しており、該便器が給水源から水を受け入れる
    入口開口と、便器からの水を排出する排出開口とを備え
    ており、 便器の入口開口に水を供給する手段と、 便器の排出開口及び下水ラインに流体連通している廃棄
    ラインとを有しており、該廃棄ラインの少なくとも一部
    が、該部分の下面が排出開口より高くて便器内に所望の
    水レベルを維持し且つ下水ラインからの臭気を遮断する
    上昇したトラップ形成位置と、前記部分の下面が少なく
    とも便器内の前記水レベルより低くて下水ラインへの流
    れを誘起させる圧力差を生じさせる下降したドレン位置
    との間で移動でき、 便器を水洗すべく、廃棄ラインを前記上昇位置と下降位
    置との間で移動させる手段を更に有していることを特徴
    とする衛生廃棄物処理装置。
  2. 【請求項2】 前記便器の入口開口への水の供給を調節
    し且つほぼ同時に前記廃棄ラインを前記上昇位置と下降
    位置との間で移動する手段を更に有しており、廃棄ライ
    ンが下降位置にあるときに水が入口開口に流れ、廃棄ラ
    インがほぼ上昇位置にあるときに水の流れが停止するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の衛生廃棄物処理装置。
  3. 【請求項3】 前記給水源の調節とほぼ同時に廃棄ライ
    ンを移動させる手段がリンク機構組立体を備えており、
    該リンク機構組立体の一端が廃棄ラインに、他端が流量
    制御弁に連結されており、前記廃棄ライン移動手段が更
    に、リンク機構組立体に連通して廃棄ラインを上昇位置
    に解放可能に保持するラッチ手段を備えており、前記ラ
    ッチ手段の付勢によりリンク機構組立体が調和運動をし
    て、前記流量制御弁を開放し且つ廃棄ラインを下降さ
    せ、水がタンクから便器に、及び便器から下水ラインに
    排出できるようにすることを特徴とする請求項2に記載
    の衛生廃棄物処理装置。
  4. 【請求項4】 前記給水源の調節とほぼ同時に廃棄ライ
    ンを移動させる手段が更に、水タンクの内部に配置され
    た浮き体を有しており、該浮き体がタンク内の水レベル
    の相対高さの変化に応答して移動でき且つ少なくともタ
    ンク内の水レベルが比較的低いときにはリンク機構組立
    体に連通しており、タンク内の水レベルと共に浮き体が
    対応して下降するとリンク機構組立体の調和運動が生じ
    て、流量制御弁を閉じ、廃棄ラインを上昇させ且つラッ
    チ手段を付勢し、次の水洗サイクルまで廃棄ラインが上
    昇位置に保持され、便器内に所望の水レベルが維持され
    ることを特徴とする請求項3に記載の衛生廃棄物処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記廃棄ラインの一部が可撓性を有して
    いることを特徴とする請求項1に記載の衛生廃棄物処理
    装置。
  6. 【請求項6】 前記廃棄ラインの一部が回転可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の衛生廃棄物処理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記廃棄ラインの一部が可撓性を有して
    いることを特徴とする請求項6に記載の衛生廃棄物処理
    装置。
  8. 【請求項8】 前記トラップ形成位置とドレン位置との
    間で移動可能な廃棄ラインの部分が剛性を有しており且
    つ回転可能であり、廃棄ラインの可撓性部分が伸長せず
    且つその一端が前記剛性部分に連結され且つ他端が下水
    ラインに連結されており、前記剛性部分が下方に回転し
    且つ可撓性部分が下方に移動して水洗サイクルが開始さ
    れることを特徴とする請求項7に記載の衛生廃棄物処理
    装置。
  9. 【請求項9】 前記便器の内部チャンバ内に延びており
    且つ水洗の前に内部チャンバから引っ込められる引っ込
    み可能なビデチューブを更に有していることを特徴とす
    る請求項1に記載の衛生廃棄物処理装置。
  10. 【請求項10】 ヒータ及びブロワを更に有しており、
    該ヒータ及びブロワが協働して、熱風を乾燥ラインを通
    して便器内に形成されたコア内に吹き込み且つ便器内の
    開口から吹き出させて、ビデの使用後に人を乾燥させる
    ことを特徴とする請求項9に記載の衛生廃棄物処理装
    置。
  11. 【請求項11】 給水源及び下水ラインに使用する衛生
    廃棄物処理装置において、 入口開口及び排出開口を備えた便器と、 該便器の上方に配置された水タンクとを有しており、該
    水タンクが給水源から水を受け入れる入口と、タンクか
    ら水を排出させる出口とを備えており、 一端が給水源に連結され且つ他端が水タンクの入口に連
    結された水入口供給ラインと、 一端が水タンクに連結され且つ他端が便器の入口開口に
    連結された水洗水ラインと、 便器の排出開口及び下水ラインに流体連通している廃棄
    ラインとを有しており、該廃棄ラインの少なくとも一部
    が可撓性を有しており且つ少なくとも一部が回転可能で
    あり、前記廃棄ラインが、該廃棄ラインの最上方部分の
    下面が排出開口より高くて便器内に所望の水レベルを維
    持し且つ下水ラインからの臭気を遮断する上昇したトラ
    ップ形成位置と、前記最上方部分の下面が少なくとも便
    器内の前記水レベルより低くて下水ラインへの流れを誘
    起させる圧力差を生じさせる下降したドレン位置との間
    で移動でき、 前記便器の入口開口への水の供給を調節し且つ前記上昇
    位置と下降位置との間で廃棄ラインをほぼ同時に移動さ
    せる手段を更に有しており、廃棄ラインが下降位置にあ
    るときに水が前記入口開口に流入し且つ廃棄ラインがほ
    ぼ上昇位置にあるときに水の流れが停止することを特徴
    とする衛生廃棄物処理装置。
  12. 【請求項12】 前記便器の入口開口への水の供給を調
    節する手段が、水タンクの出口に連通している流量制御
    弁を有しており、該流量制御弁が、水タンクからの水の
    流出を可能にする開放位置と、水タンクからの水の流出
    を阻止する閉鎖位置との間で移動可能であることを特徴
    とする請求項11に記載の衛生廃棄物処理装置。
  13. 【請求項13】 前記便器の入口開口への水の供給を調
    節する手段が更に、水入口供給ラインに連通しており且
    つ水タンクへの水の供給を制御する充填弁を有してお
    り、該充填弁がタンク内の水レベルの変化に応答して開
    放位置と閉鎖位置との間で移動可能であり、前記タンク
    内の水レベルが比較的低いときには前記充填弁が開放位
    置にあって水をタンク内に導入し、タンク内の水レベル
    が比較的高いときには閉鎖位置にあってタンク内への水
    の流入を阻止することを特徴とする請求項12に記載の
    衛生廃棄物処理装置。
  14. 【請求項14】 前記給水源の調節とほぼ同時に廃棄ラ
    インを移動させる手段がリンク機構組立体を備えてお
    り、該リンク機構組立体の一端が廃棄ラインに、他端が
    流量制御弁に連結されており、前記廃棄ライン移動手段
    が更に、リンク機構組立体に連通して廃棄ラインを上昇
    位置に解放可能に保持するラッチ手段を備えており、前
    記ラッチ手段の付勢によりリンク機構組立体が調和運動
    をして、前記流量制御弁を開放し且つ廃棄ラインを下降
    させ、水がタンク及び便器から下水ラインに排出できる
    ようにすることを特徴とする請求項13に記載の衛生廃
    棄物処理装置。
  15. 【請求項15】 前記給水源の調節とほぼ同時に廃棄ラ
    インを移動させる手段が更に、水タンクの内部に配置さ
    れた浮き体を有しており、該浮き体がタンク内の水レベ
    ルの相対高さの変化に応答して移動でき且つ少なくとも
    タンク内の水レベルが比較的低いときにはリンク機構組
    立体に連通しており、タンク内の水レベルと共に浮き体
    が対応して下降するとリンク機構組立体の調和運動が生
    じて、流量制御弁を閉じ、廃棄ラインを上昇させ且つラ
    ッチ手段を付勢し、次の水洗サイクルまで廃棄ラインが
    上昇位置に保持され、便器内に所望の水レベルが維持さ
    れることを特徴とする請求項14に記載の衛生廃棄物処
    理装置。
  16. 【請求項16】 前記トラップ形成位置とドレン位置と
    の間で移動可能な廃棄ラインの部分が剛性を有しており
    且つ回転可能であり、廃棄ラインの可撓性部分は、その
    一端が前記剛性部分に連結され且つ他端が下水ラインに
    連結されており、前記剛性部分が下方に回転し且つ可撓
    性部分が下方に移動して水洗サイクルが開始されること
    を特徴とする請求項11に記載の衛生廃棄物処理装置。
  17. 【請求項17】 前記廃棄ラインが伸長できないことを
    特徴とする請求項16に記載の衛生廃棄物処理装置。
  18. 【請求項18】 前記便器の内部チャンバ内に延びてお
    り且つ水洗の前に内部チャンバから引っ込められる引っ
    込み可能なビデチューブを更に有していることを特徴と
    する請求項11に記載の衛生廃棄物処理装置。
  19. 【請求項19】 ヒータと、ブロワと、乾燥ラインとを
    更に有しており、前記ヒータ及びブロワが協働して、熱
    風を乾燥ラインを通して便器内に形成されたコア内に吹
    き込み且つ便器内の開口から吹き出させて、ビデの使用
    後に人を乾燥させることを特徴とする請求項18に記載
    の衛生廃棄物処理装置。
  20. 【請求項20】 給水源及び下水ラインに使用する衛生
    廃棄物処理装置において、 フレームと、 入口開口及び排出開口を備えた便器と、 給水源から水を受け入れる入口と、タンクから水を排出
    させる出口とを備えた水タンクと、 一端が給水源に連結され且つ他端が水タンクの入口に連
    結された水入口供給ラインと、 水入口供給ラインに連通しており且つ給水源から水タン
    クへの水の流れを調節する充填弁とを有しており、該充
    填弁が水タンク内の水レベルの変化に応答して開放位置
    と閉鎖位置との間で移動可能であり、前記タンク内の水
    レベルが比較的低いときには前記充填弁が開放位置にあ
    って水をタンク内に導入し、タンク内の水レベルが比較
    的高いときには閉鎖位置にあってタンク内への水の流入
    を阻止し、 第1端部が水タンクの出口に連結され且つ第2端部が便
    器の入口開口に連結された、水タンクから便器に水を導
    く水洗水ラインと、 水タンクの出口に連通しており且つ水タンクから水洗水
    ラインへの水の流れを制御する流量制御弁とを有してお
    り、該流量制御弁が、水タンクからの水の流出を可能に
    する開放位置と、水タンクからの水の流出を阻止する閉
    鎖位置との間で移動可能であり、 便器の排出開口及び下水ラインに流体連通している廃棄
    ラインを有しており、該廃棄ラインの一部が可撓性を有
    しており且つ一部が回転可能であり、前記廃棄ライン
    が、該廃棄ラインの最上方部分の下面が排出開口より高
    くて便器内に所望の水レベルを維持し且つ下水ラインか
    らの臭気を遮断する上昇位置と、前記部分の下面が少な
    くとも便器内の前記水レベルより低くて下水ラインへの
    流れを誘起させる圧力差を生じさせる下降位置との間で
    移動でき、 機械的伝達手段を備えたリンク機構組立体であって、少
    なくとも1つのリンク機構が流量制御弁と伝達手段とを
    相互連結し、少なくとも1つのリンク機構が廃棄ライン
    と伝達手段とを相互連結しているリンク機構組立体と、 該リンク機構組立体と協働して廃棄ラインを解放可能に
    上昇位置に保持するラッチ手段とを有しており、該ラッ
    チ手段とリンク機構組立体との係合が解除され且つ廃棄
    ラインが下降位置に落下すると、リンク機構が引っ張ら
    れ且つレバーが一方向に回転されて流量制御弁が開放さ
    れ、タンク内の水が便器に流入し且つ廃棄ラインから下
    水ラインに流出し、 廃棄ラインを上昇させ且つ流量制御弁を閉鎖させるべ
    く、タンク内の水レベルが比較的低いときにリンク機構
    を引っ張り且つレバーを反対方向に回転させる手段を有
    しており、ラッチ手段がリンク機構組立体と係合して、
    次の水洗サイクルまで廃棄ラインを上昇位置に保持する
    ことを特徴とする衛生廃棄物処理装置。
  21. 【請求項21】 前記水タンクがタンクを水供給チャン
    バと水洗水チャンバとに分割する中間壁を備えており、
    前記充填弁が水供給チャンバ内に配置されており、前記
    流量制御弁が水洗水チャンバ内に配置されており、前記
    中間壁の上部にはアクセス開口が設けられ、前記水供給
    チャンバと水洗水チャンバとが流体流れ連通できること
    を特徴とする請求項20に記載の衛生廃棄物処理装置。
  22. 【請求項22】 前記水タンクが底壁と、前壁と、後壁
    と、側壁とを有しており、水洗水チャンバの下に横たわ
    る底壁の部分には水タンクの出口が形成されており、中
    間壁の頂縁部が前記前壁、後壁及び側壁の頂縁部より低
    くて、水供給チャンバと水洗水チャンバとの流体流れ連
    通を可能にしており、水が水供給チャンバから水洗水チ
    ャンバに流入し、且つ前記流量制御弁が開放位置にある
    とき、出口開口から便器へと水を供給することを特徴と
    する請求項21に記載の衛生廃棄物処理装置。
  23. 【請求項23】 前記流量制御弁がベル形プランジャを
    有しており、前記水洗水ラインの第1端部が、前記プラ
    ンジャをシールして受け入れて水タンクからの水の流出
    を防止する座を形成していることを特徴とする請求項2
    2に記載の衛生廃棄物処理装置。
  24. 【請求項24】 前記廃棄ラインを上昇させるべくリン
    ク機構を引っ張る手段が、水タンクの内部に配置された
    浮き体を有しており、該浮き体がタンク内の水レベルの
    相対高さの変化に応答して移動可能であり且つ少なくと
    もタンク内の水レベルが比較的低いときに第2リンク機
    構に連通することを特徴とする請求項20に記載の衛生
    廃棄物処理装置。
  25. 【請求項25】 前記廃棄ラインが下方に押圧されるよ
    うに該廃棄ラインと協働する押圧手段を更に有している
    ことを特徴とする請求項24に記載の衛生廃棄物処理装
    置。
  26. 【請求項26】 前記押圧手段が、リンク機構組立体の
    長い部材と前記フレームとに取り付けられるばねからな
    ることを特徴とする請求項25に記載の衛生廃棄物処理
    装置。
  27. 【請求項27】 前記ラッチ手段がリンク機構組立体を
    保持しない故障モードの間、前記流量制御弁を開放させ
    ておく手段を更に有しており、流量制御弁が浮き体によ
    り部分開放位置に保持され、水が、給水源からタンク内
    に連続的に流れ、且つタンクの出口開口から水洗水ライ
    ンを通って便器内に流入し、更に廃棄ラインから流出す
    ることを特徴とする請求項24に記載の衛生廃棄物処理
    装置。
  28. 【請求項28】 前記流量制御弁を開放させる手段が、
    流量制御弁と伝達手段とを相互連結する少なくとも第1
    リンク機構及び第2リンク機構を有しており、第1リン
    ク機構の一端が流量制御弁に連結され且つ他端が第2リ
    ンク機構に摺動可能に連結されており、前記流量制御弁
    を開放させる手段が更に、第2リンク機構を上方に引っ
    張る力によってばねを圧縮するように第1リンク機構の
    端部と第2リンク機構の端部との間に介在されたばねを
    有しており、故障モード中に第1リンク機構と流量制御
    弁とが上方に押されることを特徴とする請求項27に記
    載の衛生廃棄物処理装置。
  29. 【請求項29】 前記第1リンク機構の一端には、第2
    リンク機構を摺動可能に受け入れるアイレット開口が設
    けられており、第2リンク機構の一端には第1リンク機
    構を摺動可能に受け入れるアイレット開口が設けられて
    いることを特徴とする請求項28に記載の衛生廃棄物処
    理装置。
  30. 【請求項30】 前記ラッチ手段がラッチ組立体と、フ
    レーム内に配置されたストッパとを備えており、廃棄ラ
    インと伝達手段とを相互連結するリンク機構が、これか
    ら前記ストッパに向かって後方に延びた後キャッチを備
    えた長いバーを有しており、前記ストッパが長いバーの
    方向に押圧されており、ラッチ組立体がバーから離れる
    方向に押圧されており、ストッパが後キャッチと係合し
    てリンク機構組立体及び廃棄ラインを上昇位置に解放可
    能に固定し、ラッチ組立体は、その一部がストッパを後
    キャッチから離れる方向に押し且つリンク機構組立体及
    び廃棄ラインが下降位置に落下して水洗水ラインを開始
    させるように後方に押され、長いバーは、浮き体がタン
    ク内の水レベルと共に下降するときに上方に移動して後
    キャッチをストッパの上方に位置決めし、ストッパが後
    キャッチに接触してリンク機構組立体を他の水洗サイク
    ルのための上昇位置に保持することを特徴とする請求項
    24に記載の衛生廃棄物処理装置。
  31. 【請求項31】 前記ストッパが、ラッチ組立体により
    後キャッチから離れる方向に押されるときにリミットス
    イッチと接触し、長いバーが更に、後キャッチとはほぼ
    反対側のバーの縁部から前方に延びた前キャッチを備え
    ており、ラッチ組立体が更に、ストッパが後キャッチか
    ら離れる方向に押されるときに前キャッチと係合する中
    間フランジを有しており、前記ラッチ組立体が内方に押
    されて、ラッチ組立体の後フランジが後キャッチから離
    れる方向にストッパを押し、ストッパがリミットスイッ
    チと係合してビデを付勢し、ラッチ組立体の中間フラン
    ジが前キャッチと同時に係合してリンク機構組立体及び
    廃棄ラインを上昇位置に維持し、ラッチ組立体が解放さ
    れてストッパとリミットスイッチとの係合及び中間フラ
    ンジと前キャッチとの係合を解除し、リンク機構組立体
    が下降位置に落下して水洗サイクルを開始させることを
    特徴とする請求項30に記載の衛生廃棄物処理装置。
  32. 【請求項32】 一端が前記リンク機構組立体の長いバ
    ーに取り付けられ且つ他端が前記ストッパに取り付けら
    れたばねを更に有しており、長いバーが下方に押圧され
    且つストッパが長いバーの方向に押圧されることを特徴
    とする請求項31に記載の衛生廃棄物処理装置。
  33. 【請求項33】 前記トラップ形成位置とドレン位置と
    の間で移動可能な廃棄ラインの一部が剛性を有しており
    且つ回転可能であり、廃棄ラインの可撓性部分の一端が
    前記剛性部分に連結され且つ他端が下水ラインに連結さ
    れており、剛性部分が下方に回転し且つ可撓性部分が下
    方に移動して水洗サイクルを開始させ、可撓性部分が便
    器の回転に適応できるように移動することを特徴とする
    請求項30に記載の衛生廃棄物処理装置。
  34. 【請求項34】 前記便器の内部チャンバ内に延び且つ
    水洗の前に内部チャンバから引っ込む、引っ込み可能な
    ビデチューブを更に有していることを特徴とする請求項
    20に記載の衛生廃棄物処理装置。
  35. 【請求項35】 給水源及び下水ラインに使用する衛生
    廃棄物処理装置において、 フレームと、 入口開口及び排出開口を備えた便器と、 底壁、側壁及びタンクを第1チャンバと第2チャンバと
    に分割する中間壁を備えた水タンクとを有しており、前
    記中間壁が側壁の頂縁部より低くて前記両チャンバ間に
    流体流れ連通ができ、前記両チャンバの一方のチャンバ
    の下に横たわる底壁の部分には給水源からの水を受け入
    れる入口開口が設けられており、前記両チャンバの他方
    のチャンバの下に横たわる底壁の部分にはタンクからの
    水を排出する出口開口が設けられており、 前記出口開口の上に横たわるチャンバ内に配置された浮
    き体を有しており、該浮き体がタンク内の水レベルの相
    対高さの変化に応答して移動でき且つ少なくともタンク
    内の水レベルが比較的低いときに第1リンク機構に連通
    し、 一端が給水源に連結され且つ他端が水タンクの入口に連
    結された水入口供給ラインと、 入口開口の上に横たわるチャンバ内に配置された充填弁
    とを有しており、該充填弁が水入口供給ラインに連通し
    ており且つ給水源から水タンクへの水の流れを調節し、
    充填弁が水タンク内の水レベルの変化に応答して開放位
    置と閉鎖位置との間で移動可能であり、前記タンク内の
    水レベルが比較的低いときには前記充填弁が開放位置に
    あって水をタンク内に導入し、タンク内の水レベルが比
    較的高いときには閉鎖位置にあってタンク内への水の流
    入を阻止し、 前記出口開口の上に横たわるチャンバ内に配置された流
    量制御弁を有しており、該流量制御弁が水タンクの出口
    に連通しており且つ水タンクから水洗水ラインへの水の
    流れを制御し、流量制御弁が、水タンクからの水の流出
    を可能にする開放位置と、水タンクからの水の流出を阻
    止する閉鎖位置との間で移動可能であり、 第1端部が水タンクの出口開口に連結され且つ第2端部
    が便器の入口開口に連結された、水タンクから便器に水
    を導く水洗水ラインを有しており、該水洗水ラインの第
    1端部が、タンク内の水レベルが比較的低いときにプラ
    ンジャをシールして受け入れる座を形成し、 便器の排出開口及び下水ラインに流体連通している廃棄
    ラインを有しており、該廃棄ラインが剛性部分を備えて
    おり、該剛性部分が、廃棄ラインの最上方部分の下面が
    排出開口より高くて便器内に所望の水レベルを維持し且
    つ下水ラインからの臭気を遮断する上昇したトラップ形
    成位置と、前記部分の下面が少なくとも便器内の前記水
    レベルより低くて下水ラインへの流れを誘起させる圧力
    差を生じさせる下降位置との間で回転でき、廃棄ライン
    が更に可撓性部分を備えており、該可撓性部分は、該可
    撓性部分が剛性部分に関連して移動できるように前記剛
    性部分及び下水ラインに取り付けられており、 前記フレームに枢着されたレバーと、 一端が流量制御弁に連結され第1リンク機構であって、
    且つ第2リンク機構を摺動可能に受け入れる他端にアイ
    レット開口が設けられた第1リンク機構と、 該第1リンク機構とレバーの一端とを相互連結する少な
    くとも1つの第2リンク機構とを有しており、該第2リ
    ンク機構が、第1リンク機構を摺動可能に受け入れる一
    端にアイレット開口を備えており、 前記第1リンク機構と第2リンク機構との間に介在され
    たばねを有しており、第2リンク機構を上方に引っ張る
    力がばねを圧縮し、ラッチがリンク機構組立体を保持し
    ない故障モード中に前記第1リンク機構及び流量制御弁
    が上方に押され、流量制御弁が浮き体により部分開放位
    置に保持され、水が給水源からタンク内に連続的に流入
    し、タンクの出口開口から水洗水ラインを通って便器に
    流入し、更に廃棄ラインから流出し、 廃棄ラインと、第2リンク機構とは反対側のレバーの端
    部とを相互連結する少なくとも1つの長いバーを有して
    おり、該バーがこの縁部から外方に延びた第1キャッチ
    を備えており、 フレームの前部に向かってフレーム内に配置されたラッ
    チ組立体を有しており、ラッチ組立体が前記バーから離
    れる方向に押圧されており、 フレームの後部に向かってフレーム内に配置されたスト
    ッパと、 一端が長いバーに取り付けられ且つ他端がストッパに取
    り付けられたばねとを有しており、長いバーが下方に押
    圧され且つストッパが長いバーの方向に押圧されてお
    り、 前記ストッパが第1キャッチと係合して長いバー及び廃
    棄ラインを上昇位置に固定し、前記ラッチ組立体が内方
    に押されて、その後フレームがストッパを第1キャッチ
    から離れる方向に押し、長いバー及び廃棄ラインが下降
    位置に落下して水洗サイクルを開始させ、前記バーが、
    水洗サイクルの終時に浮き体により上方に引っ張られ
    て、第1キャッチがストッパの上方に位置決めされ、ス
    トッパが第1キャッチに接触してリンク機構組立体を他
    の水洗サイクルのための上昇位置に保持することを特徴
    とする衛生廃棄物処理装置。
  36. 【請求項36】 リミットスイッチと、前記便器の内部
    チャンバ内に伸長できる引っ込み可能なビデチューブと
    を更に有しており、前記長いバーが更に、第1キャッチ
    とは反対側のバーの縁部から外方に延びた第2キャッチ
    を備えており、前記ラッチ組立体が更に、ストッパが第
    1キャッチから離れる方向に押されるときに第2キャッ
    チと係合する中間フランジを有しており、前記ラッチ組
    立体が内方に押されて、ラッチ組立体の後フランジが第
    1キャッチから離れる方向にストッパを押し、ストッパ
    がリミットスイッチと係合してビデを付勢し、ラッチ組
    立体の中間フランジが第2キャッチと同時に係合してリ
    ンク機構組立体及び廃棄ラインを上昇位置に維持し、ラ
    ッチ組立体が解放されてストッパとリミットスイッチと
    の係合及び中間フランジと第2キャッチとの係合を解除
    し、リンク機構組立体が下降位置に落下して水洗サイク
    ルを開始させることを特徴とする請求項35に記載の衛
    生廃棄物処理装置。
  37. 【請求項37】 給水源及び下水ラインに使用する衛生
    廃棄物処理装置において、 フレームと、 入口開口及び排出開口を備えた便器と、 該便器の内部チャンバ内に伸長できる引っ込み可能なビ
    デチューブと、 底壁、側壁及びタンクを第1チャンバと第2チャンバと
    に分割する中間壁を備えた水タンクとを有しており、前
    記中間壁が側壁の頂縁部より低くて前記両チャンバ間に
    流体流れ連通ができ、前記両チャンバの一方のチャンバ
    の下に横たわる底壁の部分には給水源からの水を受け入
    れる入口開口が設けられており、前記両チャンバの他方
    のチャンバの下に横たわる底壁の部分にはタンクからの
    水を排出する出口開口が設けられており、 前記出口開口の上に横たわるチャンバ内に配置された浮
    き体を有しており、該浮き体がタンク内の水レベルの相
    対高さの変化に応答して移動でき且つ少なくともタンク
    内の水レベルが比較的低いときに第1リンク機構に連通
    し、 一端が給水源に連結され且つ他端が水タンクの入口に連
    結された水入口供給ラインと、 入口開口の上に横たわるチャンバ内に配置された充填弁
    とを有しており、該充填弁が水入口供給ラインに連通し
    ており且つ給水源から水タンクへの水の流れを調節し、
    充填弁が水タンク内の水レベルの変化に応答して開放位
    置と閉鎖位置との間で移動可能であり、前記タンク内の
    水レベルが比較的低いときには前記充填弁が開放位置に
    あって水をタンク内に導入し、タンク内の水レベルが比
    較的高いときには閉鎖位置にあってタンク内への水の流
    入を阻止し、 前記出口開口の上に横たわるチャンバ内に配置された流
    量制御弁を有しており、該流量制御弁が水タンクの出口
    開口に連通しており且つ水タンクから水洗水ラインへの
    水の流れを制御し、流量制御弁が、水タンクからの水の
    流出を可能にする開放位置と、水タンクからの水の流出
    を阻止する閉鎖位置との間で移動可能であり、 第1端部が水タンクの出口開口に連結され且つ第2端部
    が便器の入口開口に連結された、水タンクから便器に水
    を導く水洗水ラインを有しており、該水洗水ラインの第
    1端部が、タンク内の水レベルが比較的低いときに流量
    制御弁をシールして受け入れる座を形成し、 便器の排出開口及び下水ラインに流体連通している廃棄
    ラインを有しており、該廃棄ラインが剛性部分を備えて
    おり、該剛性部分が、廃棄ラインの最上方部分の下面が
    排出開口より高くて便器内に所望の水レベルを維持し且
    つ下水ラインからの臭気を遮断する上昇したトラップ形
    成位置と、前記部分の下面が少なくとも便器内の前記水
    レベルより低くて下水ラインへの流れを誘起させる圧力
    差を生じさせる下降したドレン位置との間で回転でき、
    廃棄ラインが更に可撓性部分を備えており、該可撓性部
    分は、該可撓性部分が剛性部分に関連して移動できるよ
    うに前記剛性部分及び下水ラインに取り付けられてお
    り、 前記フレームに枢着されたレバーと、 流量制御弁とレバーの一端とを相互連結する少なくとも
    1つの第1リンク機構と、 廃棄ラインと、第1リンク機構とは反対側のレバーの端
    部とを相互連結する少なくとも1つの長いバーとを有し
    ており、該バーが、その前縁部から外方に延びた第1キ
    ャッチと、該第1キャッチとは反対側のバーの縁部から
    外方に延びた第2キャッチとを備えており、 フレームの前部に向かってフレーム内に配置されたラッ
    チ組立体を有しており、該ラッチ組立体が後フランジ及
    び中間フランジを備えており且つ前記バーから離れる方
    向に押圧されており、 フレームの後部に向かってフレーム内に配置されたリミ
    ットスイッチと、 ラッチ組立体とリミットスイッチとの間でフレーム内に
    配置されたストッパと、 一端が長いバーに取り付けられ且つ他端がストッパに取
    り付けられたばねとを有しており、長いバーが下方に押
    圧され且つストッパが長いバーの方向に押圧されてお
    り、 前記ラッチ組立体が内方に押されて、ラッチ組立体の後
    フランジが第1キャッチから離れる方向にストッパを押
    し、ストッパがリミットスイッチと係合してビデチュー
    ブを付勢し、ラッチ組立体の中間フランジが同時に第2
    キャッチと係合してリンク機構組立体及び廃棄ラインを
    上昇位置に維持し、ラッチ組立体が解放されて後フラン
    ジとリミットスイッチとの係合及び中間フランジと第2
    キャッチとの係合を解除し、リンク機構組立体が下降位
    置に落下して水洗サイクルを開始させ、水タンク内で浮
    き体が下降するとストッパが第1キャッチと係合して、
    長いバーを上昇させ且つ水洗サイクルを完了させること
    を特徴とする衛生廃棄物処理装置。
  38. 【請求項38】 前記第1リンク機構の一端が流量制御
    弁に連結されており且つ第2リンク機構を摺動可能に受
    け入れる他端にはアイレット開口が設けられており、第
    1リンク機構とレバーの一端とを相互連結する少なくと
    も1つの第2リンク機構を更に有しており、前記第1リ
    ンク機構を摺動可能に受け入れる前記第2リンク機構の
    一端にはアイレット開口が設けられており、第1リンク
    機構のアイレット開口と第2リンク機構のアイレット開
    口との間にはばねが配置されていて、第2リンク機構を
    上方に引っ張る力が該ばねを圧縮し、ラッチがリンク機
    構組立体を保持しない故障モード中に、第1リンク機構
    及び流量制御弁が上方に押され、流量制御弁が浮き体に
    より部分開放位置に保持され、水が、給水源からタンク
    内に連続的に流れ、且つタンクの出口開口から水洗水ラ
    インを通って便器内に流入し、更に廃棄ラインから流出
    することを特徴とする請求項37に記載の衛生廃棄物処
    理装置。
  39. 【請求項39】 前記水入口供給ラインが可撓性を有し
    且つ長さを変えることができ、前記衛生廃棄物処理装置
    の構成部品が外側フレーム内に配置されたキャリヤフレ
    ームに取り付けられており、前記キャリヤフレーム及び
    これに連結された構成部品が外側フレームに対して垂直
    方向に移動して、使用時に便器を床上の所望の高さに配
    置でき、前記キャリヤフレームを案内し且つ移動させる
    手段を更に有していることを特徴とする請求項38に記
    載の衛生廃棄物処理装置。
  40. 【請求項40】 前記廃棄ラインの可撓性部分が、廃棄
    ラインの剛性部分から横方向及び下方に離れる方向に或
    る角度で延びているほぼ直線状の第1セグメントと、前
    記とはほぼ反対方向の横方向に、前記第1セグメントか
    ら下方に延びたほぼ直線状の第2セグメントとを有して
    おり、便器を所望の高さに上昇するとき、第1セグメン
    トと第2セグメントとの間の角度が増大することを特徴
    とする請求項39に記載の衛生廃棄物処理装置。
  41. 【請求項41】 前記水洗水ラインが可撓性を有してお
    り、便器が水平位置から、前記便器がキャビネット手段
    によりほぼ包囲されるほぼ垂直な引っ込み位置まで回転
    でき、便器が引っ込み位置にあるときに便器の内表面を
    洗浄する手段を更に有していることを特徴とする請求項
    38に記載の衛生廃棄物処理装置。
  42. 【請求項42】 回転可能なアームレストを更に有して
    おり、該アームレストは、便器が引っ込められた垂直位
    置に回転されるとほぼ垂直位置まで上方に回転し、一方
    のアームレストを下方に回転させると便器が下方に回転
    され、前記アームレストはまた、便器が水平位置にある
    ときに独立的に回転できることを特徴とする請求項41
    に記載の衛生廃棄物処理装置。
  43. 【請求項43】 給水源及び下水ラインに使用する衛生
    廃棄物処理装置において、 壁の凹部内に配置できる外側フレームと、 該外側フレーム内に配置でき且つ該外側フレーム内で垂
    直方向に移動できるキャリヤフレームと、 該キャリヤフレームに連結された便器とを有しており、
    該便器が、給水源からの水を受け入れる入口開口と、便
    器から水を排出させる排出開口とを備えており、 外側フレーム内でキャリヤフレームを垂直方向に移動さ
    せる手段と、 外側フレーム内でキャリヤフレームを案内する手段と、 便器の入口開口に水を供給する手段とを有しており、該
    水供給手段が便器の高さの変化に適応でき、 便器の出口開口に流体流れ連通している廃棄ラインを更
    に有しており、該廃棄ラインが便器の高さの変化に適応
    すべく移動できることを特徴とする衛生廃棄物処理装
    置。
  44. 【請求項44】 前記キャリヤフレームを移動させる手
    段が外側フレームの上部に隣接して配置されていて、便
    器の下に空間を形成していることを特徴とする請求項4
    3に記載の衛生廃棄物処理装置。
  45. 【請求項45】 前記キャリヤフレームを移動させる手
    段がモータで駆動されるジャッキねじを備えており、該
    ジャッキねじが、外側フレームの上部に対して回転可能
    に取り付けられた端部と、キャリヤフレームに設けられ
    た孔に螺合する反対側の端部とを備えており、ジャッキ
    ねじが回転されると、キャリヤフレーム及びこれに連結
    された構成部品が外側フレーム内で垂直方向に移動する
    ことを特徴とする請求項44に記載の衛生廃棄物処理装
    置。
  46. 【請求項46】 前記キャリヤフレームと共に移動でき
    るカバー手段を更に有しており、該カバー手段の一部が
    外側フレームに固定されて、外側フレーム及びこのあら
    ゆる露出構成部品を覆い隠すことを特徴とする請求項4
    3に記載の衛生廃棄物処理装置。
  47. 【請求項47】 前記キャリヤフレームに取り付けられ
    た複数の前パネルを更に有しており、該前パネルがキャ
    リヤフレームと共に移動できることを特徴とする請求項
    46に記載の衛生廃棄物処理装置。
  48. 【請求項48】 前記外側フレームが、互いに間隔を隔
    てた垂直な側部材により定められる幅を有しており、前
    記カバー手段が、外側フレームとほぼ同じ幅をもつ上下
    の収縮可能なベローズからなり、上方のベローズが、上
    方の前パネルの上部と外側フレームの上部とを相互連結
    でき、下方のベローズが、下方のパネルの下部と外側フ
    レームの下部とを相互連結でき、キャリヤフレーム及び
    パネルが垂直方向に移動するとき、一方のベローズが伸
    長し且つ他方のベローズが収縮して、外側フレーム及び
    該外側フレームのあらゆる露出構成部品を覆い隠すこと
    を特徴とする請求項47に記載の衛生廃棄物処理装置。
  49. 【請求項49】 前記廃棄ラインが、便器の垂直高さに
    適応できるように曲がる、可撓性のある非伸長部分を備
    えていることを特徴とする請求項43に記載の衛生廃棄
    物処理装置。
  50. 【請求項50】 給水源及び下水ラインに使用する衛生
    廃棄物処理装置において、 便器を有しており、該便器が給水源から水を受け入れる
    入口開口と、便器からの水を排出する排出開口とを備え
    ており、 便器の入口開口に水を供給する手段と、 便器を所望の垂直位置に移動させる手段と、 廃棄ラインとを有しており、該廃棄ラインが、剛性のあ
    るトラップ形成部分と、ほぼ均一の断面をもつ可撓性部
    分とを備えており、剛性部分の一端が便器の出口開口に
    連結され且つ他端が可撓性部分の一端に連結されてお
    り、可撓性部分が下水ラインに連結された端部を備えて
    おり、廃棄ラインの可撓性部分が便器の垂直高さに適応
    できるように曲がることを特徴とする衛生廃棄物処理装
    置。
  51. 【請求項51】 前記廃棄ラインの可撓性部分が便器の
    出口開口及び下水ラインから横方向に延びていることを
    特徴とする請求項50に記載の衛生廃棄物処理装置。
  52. 【請求項52】 前記廃棄ラインの可撓性部分が、廃棄
    ラインの剛性部分から横方向及び下方に離れる方向に或
    る角度で延びているほぼ直線状の第1セグメントと、ほ
    ぼ反対方向に前記第1セグメントから横方向及び下方に
    或る角度で延びているほぼ直線状の第2セグメントとを
    備えており、便器が所望の高さに上昇するとき、前記第
    1セグメントと第2セグメントとの間の角度が増大する
    ことを特徴とする請求項51に記載の衛生廃棄物処理装
    置。
  53. 【請求項53】 給水源及び下水ラインに使用する衛生
    廃棄物処理装置において、 壁の凹部内に配置できる外側フレームと、 該外側フレーム内に配置でき且つ該外側フレーム内で垂
    直方向に移動できるキャリヤフレームと、 該キャリヤフレームに連結された便器とを有しており、
    該便器が、給水源からの水を受け入れる入口開口と、便
    器から水を排出させる排出開口とを備えており、 外側フレーム内でキャリヤフレームを垂直方向に移動さ
    せる手段と、 外側フレーム内でキャリヤフレームを案内する手段と、 キャリヤフレームと共に移動できるカバー手段とを有し
    ており、該カバー手段の一部が外側フレームに固定され
    て、外側フレーム及びこのあらゆる露出構成部品を覆い
    隠し、 便器の入口開口に水を供給する手段を有しており、該水
    供給手段が便器の高さの変化に適応でき、 廃棄ラインを有しており、該廃棄ラインが、剛性のある
    トラップ形成部分と、可撓性部分とを備えており、剛性
    部分の一端が便器の出口開口に連結され且つ他端が可撓
    性部分の一端に連結されており、可撓性部分が下水ライ
    ンに連結された端部を備えており、廃棄ラインの可撓性
    部分が便器の垂直高さに適応できるように曲がることを
    特徴とする衛生廃棄物処理装置。
  54. 【請求項54】 前記キャリヤフレームを移動させる手
    段が外側フレームの上部に隣接して配置されていて、便
    器の下に空間を形成していることを特徴とする請求項5
    3に記載の衛生廃棄物処理装置。
  55. 【請求項55】 前記キャリヤフレームを移動させる手
    段がモータで駆動されるジャッキねじを備えており、該
    ジャッキねじが、外側フレームの上部に対して回転可能
    に取り付けられた端部と、キャリヤフレームに設けられ
    た孔に螺合する反対側の端部とを備えており、ジャッキ
    ねじが回転されると、キャリヤフレーム及びこれに連結
    された構成部品が外側フレーム内で垂直方向に移動する
    ことを特徴とする請求項54に記載の衛生廃棄物処理装
    置。
  56. 【請求項56】 前記キャリヤフレームに取り付けられ
    た複数の前パネルを更に有しており、該前パネルがキャ
    リヤフレームと共に移動できることを特徴とする請求項
    53に記載の衛生廃棄物処理装置。
  57. 【請求項57】 前記外側フレームが、互いに間隔を隔
    てた垂直な側部材により定められる幅を有しており、前
    記カバー手段が、外側フレームとほぼ同じ幅をもつ上下
    の収縮可能なベローズからなり、上方のベローズが、上
    方の前パネルの上部と外側フレームの上部とを相互連結
    でき、下方のベローズが、下方のパネルの下部と外側フ
    レームの下部とを相互連結でき、キャリヤフレーム及び
    パネルが垂直方向に移動するとき、一方のベローズが伸
    長し且つ他方のベローズが収縮して、外側フレーム及び
    該外側フレームのあらゆる露出構成部品を覆い隠すこと
    を特徴とする請求項56に記載の衛生廃棄物処理装置。
  58. 【請求項58】 前記廃棄ラインの可撓性部分がほぼ均
    一な断面を有しており且つ便器の出口開口及び下水ライ
    ンから横方向に延びていることを特徴とする請求項53
    に記載の衛生廃棄物処理装置。
  59. 【請求項59】 前記廃棄ラインの可撓性部分が、廃棄
    ラインの剛性部分から横方向及び下方に離れる方向に或
    る角度で延びているほぼ直線状の第1セグメントと、ほ
    ぼ反対方向に前記第1セグメントから横方向及び下方に
    或る角度で延びているほぼ直線状の第2セグメントとを
    備えており、便器が所望の高さに上昇するとき、前記第
    1セグメントと第2セグメントとの間の角度が増大する
    ことを特徴とする請求項58に記載の衛生廃棄物処理装
    置。
  60. 【請求項60】 前記便器の上方でキャリヤフレームに
    取り付けられたキャビネットを更に有しており、該キャ
    ビネットがほぼキャリヤフレーム及び外側フレーム内に
    配置されていることを特徴とする請求項53に記載の衛
    生廃棄物処理装置。
  61. 【請求項61】 前記便器の上方でキャリヤフレームに
    取り付けられた水タンクを更に有しており、該水タンク
    が、給水源からの水を受け入れる入口と、タンクから水
    を排出させる出口とを備えていることを特徴とする請求
    項53に記載の衛生廃棄物処理装置。
  62. 【請求項62】 一端が給水源に連結され且つ他端が水
    タンク入口に連結された可撓性のある水入口供給ライン
    を更に有しており、該水入口供給ラインが水タンクの高
    さの変化に適応できるように長さを変化できることを特
    徴とする請求項61に記載の衛生廃棄物処理装置。
  63. 【請求項63】 水タンクからの水を便器に導くため、
    水タンク出口と便器の入口開口とに連結された水洗水ラ
    インを更に有していることを特徴とする請求項62に記
    載の衛生廃棄物処理装置。
  64. 【請求項64】 給水源及び下水ラインに使用する衛生
    廃棄物処理装置において、 壁のほぼ凹部内に配置できる外側フレームを有してお
    り、該外側フレームが垂直側壁と外側フレームの上部に
    配置されたアンカ部材とを備えており、 該外側フレーム内に配置されるキャリヤフレームを有し
    ており、該キャリヤフレームが、水平な頂部キャリジ部
    材と、互いに間隔を隔てた1対の垂直支持部材と、底ク
    ロスピースとを備えており、キャリジ部材には孔が設け
    られており且つ該孔に整合したねじガイド部材が取り付
    けられており、前記キャリヤフレームが外側フレームの
    一部に対し摺動可能に当接しており、 キャリヤフレームに取り付けられた複数の前パネルを有
    しており、該前パネルがキャリヤフレームと共に移動で
    き且つ外側フレームの側壁に対し摺動可能に当接して前
    記外側フレーム内でキャリヤフレームを案内し、 外側フレーム及びこのあらゆる露出構成部品を覆い隠す
    ための上方の収縮可能なベローズを有しており、該ベロ
    ーズが、外側フレームの側壁間の距離とほぼ同じ幅を有
    しており且つ下方のパネルの下部と外側フレームの下部
    とを相互連結でき、 駆動軸が垂直に配置されるようにして外側フレームの上
    部に取り付けられたモータを有しており、前記駆動軸に
    はプーリが取り付けられており、 前記ねじガイド部材を貫通している底端部と、便器が所
    望の最下方位置にあるときにキャリヤフレームを保持す
    るのに充分な長さをもつキャリジ部材の孔とを備えたジ
    ャッキねじを有しており、該ジャッキねじの頂端部が外
    側フレームのアンカ部材に対して回転可能に取り付けら
    れており且つ頂端部に取り付けられたプーリを備えてお
    り、 モータのプーリ及びジャッキねじのプーリと協働して、
    前記ジャッキねじを回転させ且つキャリヤフレームを所
    望の位置に上下させるベルトを有しており、 便器の上方でキャリヤフレームの垂直支持部材に取り付
    けられた水タンクを有しており、該水タンクが給水源か
    らの水を受け入れる入口と、タンクから水を排出するた
    めの出口とを備えており、 一端が給水源に連結され且つ他端が水タンク入口に連結
    された可撓性のある水入口供給ラインを有しており、該
    水入口供給ラインが、水タンクの高さの変化に適応でき
    るように長さを変化でき、 キャリヤフレーム支持部材の下部に取り付けられる便器
    を有しており、該便器が入口開口及び出口開口を備えて
    おり、 水タンクからの水を便器に導くための、水タンク出口及
    び便器の入口開口に連結された水洗水ラインと、 剛性のあるトラップ形成部分と可撓性のある非伸長部分
    とを備えた廃棄ラインとを有しており、該廃棄ライン
    が、該ラインの前記剛性部分から横方向及び下方に離れ
    る方向に或る角度で延びているほぼ直線状の第1セグメ
    ントと、ほぼ反対方向に前記第1セグメントから横方向
    及び下方に離れる方向に或る角度で延びているほぼ直線
    状の第2セグメントとを備えており、 前記ベルトが駆動軸のプーリ及びねじジャッキのプーリ
    と協働してねじジャッキを所望の方向に回転させ、ねじ
    ジャッキが、ねじガイド部材と協働してキャリヤフレー
    ムと水タンク及び便器を含む前記キャリヤフレームに連
    結された構成部品とを対応する垂直方向に移動させ、廃
    棄ラインの可撓性部分は、便器が上昇するときには第1
    セグメントと第2セグメントとの間の角度が増大し且つ
    便器が下降するときには前記角度が減少するように曲が
    り、キャリヤフレームが任意の垂直位置にあるときに一
    方のベローズが伸長し且つ他方のベローズが収縮して外
    側フレーム及びあらゆる露出構成部品を完全に覆い隠す
    ことを特徴とする衛生廃棄物処理装置。
  65. 【請求項65】 給水源及び下水ラインに使用する衛生
    廃棄物処理装置において、 便器のほぼ上方且つ後方に配置されたキャビネットを有
    しており、該キャビネットが、内部チャンバを形成する
    側壁及び後壁を備えており、 キャビネットの内部チャンバ内に延びている洗浄手段
    と、 便器とを有しており、該便器が、キャビティを形成する
    側壁と、該側壁の頂縁部に隣接して配置された回転可能
    な座と、給水源からの水を受け入れる入口開口と、便器
    から水を排出させる排出開口とを備えており、便器が、
    ほぼ水平な下降位置から、便器の少なくとも一部がキャ
    ビネットの内部チャンバ内にある上昇位置まで回転可能
    であり、 便器が下降位置にあるときにキャビネットの内部チャン
    バを覆う引っ込み可能なカバー手段と、 便器の出口開口及び下水ラインと流体流れ連通している
    廃棄ラインとを更に有しており、該廃棄ラインが、下降
    位置と上昇位置との間の便器の回転に適応できるように
    移動可能であることを特徴とする衛生廃棄物処理装置。
  66. 【請求項66】 前記カバー手段がカバーを有してお
    り、該カバーは、これがキャビネットの後壁から間隔を
    隔て且つキャビネットの側壁の前縁部に隣接するほぼ垂
    直な位置と、カバーの後面がキャビネットの後壁に隣接
    する引き出された位置との間で移動でき、前記カバー
    が、洗浄手段を受け入れるための孔を有しており且つキ
    ャビネットの前縁部により形成されたキャビネットの一
    部とほぼ同じサイズ及び形状であることを特徴とする請
    求項65に記載の衛生廃棄物処理装置。
  67. 【請求項67】 前記カバーが便器の座と同じ軸線の回
    りで枢動することを特徴とする請求項66に記載の衛生
    廃棄物処理装置。
  68. 【請求項68】 前記便器が上昇位置にあるとき、便器
    の大部分がキャビネットの内部チャンバ内に配置される
    ことを特徴とする請求項65に記載の衛生廃棄物処理装
    置。
  69. 【請求項69】 前記キャビネットチャンバ内に配置さ
    れた便器の形状及びサイズは、キャビネットの側壁と便
    器の側壁との間にぴったりした嵌合を与える前記チャン
    バの形状及びサイズにほぼ等しいことを特徴とする請求
    項68に記載の衛生廃棄物処理装置。
  70. 【請求項70】 前記便器が上昇位置にあるとき、前記
    便器の少なくとも頂部がカバーの前面に当接することを
    特徴とする請求項69に記載の衛生廃棄物処理装置。
  71. 【請求項71】 前記便器の回転を補助する手段と、便
    器の回転速度を制限する手段と、便器の回転範囲を制限
    する手段とを更に有していることを特徴とする請求項6
    5に記載の衛生廃棄物処理装置。
  72. 【請求項72】 前記便器が下降位置にあるときに便器
    の上方に配置される互いに間隔を隔てた1対の回転可能
    なアームレストを更に有しており、便器が下降位置から
    上昇位置まで上昇されるときに、前記アームレストがほ
    ぼ水平な位置からほぼ垂直な位置まで回転し、前記アー
    ムレストが水平位置に下降されると、アームレストが便
    器を下降位置まで下方に回転させることを特徴とする請
    求項65に記載の衛生廃棄物処理装置。
  73. 【請求項73】 前記アームレストが便器とは独立的に
    回転できることを特徴とする請求項72に記載の衛生廃
    棄物処理装置。
  74. 【請求項74】 前記アームレストが互いに独立的に回
    転できることを特徴とする請求項73に記載の衛生廃棄
    物処理装置。
  75. 【請求項75】 給水源及び下水ラインに使用する衛生
    廃棄物処理装置において、 フレームと、 該フレーム内に配置されるキャビネットとを有してお
    り、該キャビネットが、内部チャンバを形成する側壁及
    び後壁を備えており、 キャビネットの内部チャンバ内に延びる洗浄手段と、 カバーとを有しており、該カバーは、これがキャビネッ
    トの後壁から間隔を隔て且つキャビネットの側壁の前縁
    部に隣接するほぼ垂直な位置と、カバーの後面がキャビ
    ネットの後壁に隣接する引き出された位置との間で移動
    でき、前記カバーが、洗浄手段を受け入れるための孔を
    有しており、 便器を有しており、該便器が、キャビティを形成する側
    壁と、該側壁の頂縁部に隣接して配置された回転可能な
    座と、給水源からの水を受け入れる入口開口と、便器か
    ら水を排出させる排出開口とを備えており、便器が、フ
    レームの外部のほぼ水平な下降位置から、便器の大部分
    がキャビネットの内部チャンバ内にある上昇位置まで回
    転可能であり、 便器の上方に配置された水タンクを有しており、該水タ
    ンクが入口開口及び出口開口を備えており、 一端が水タンクの出口開口に連結され且つ他端が便器の
    入口開口に連結された可撓性のある水洗水ラインと、 便器の出口開口及び下水ラインに流体流れ連通している
    廃棄ラインとを更に有しており、該廃棄ラインが、下降
    位置と上昇位置との間の便器の回転に適応できるように
    移動可能であることを特徴とする衛生廃棄物処理装置。
  76. 【請求項76】 前記便器が上昇位置にあるときに、便
    器の大部分がカバーの前面に当接することを特徴とする
    請求項75に記載の衛生廃棄物処理装置。
  77. 【請求項77】 前記カバーが便器の座と同じ軸線の回
    りで枢動することを特徴とする請求項76に記載の衛生
    廃棄物処理装置。
  78. 【請求項78】 前記キャビネットの内部チャンバの形
    状及びサイズが便器の形状及びサイズにほぼ等しく、キ
    ャビネットの側壁と便器の側壁との間にぴったりした嵌
    合を与えることを特徴とする請求項75に記載の衛生廃
    棄物処理装置。
  79. 【請求項79】 前記便器の回転を補助する手段を更に
    有していることを特徴とする請求項75に記載の衛生廃
    棄物処理装置。
  80. 【請求項80】 前記便器の回転を補助する手段が、付
    勢手段の開始時に便器を回転させるモータからなること
    を特徴とする請求項79に記載の衛生廃棄物処理装置。
  81. 【請求項81】 前記便器が、横方向外方に延びた1対
    のバーを備えた支持板に取り付けられており、前記バー
    が1対の支持具に対して回転可能に取り付けられてお
    り、少なくとも1つのバーが半径方向外方に延びたアー
    ムを備えており、便器の回転を補助する手段がばねを備
    えたリンク機構組立体を備えており、該リンク機構組立
    体の一端がフレームに取り付けられ且つ他端が前記アー
    ムに取り付けられていることを特徴とする請求項79に
    記載の衛生廃棄物処理装置。
  82. 【請求項82】 前記アームが便器から後方に延びてお
    り、前記ばねは便器が下降位置にあるときに圧縮され、
    リンク機構組立体は下方に押圧され、この結果アームに
    作用する力が、上昇位置への便器の回転を補助すること
    を特徴とする請求項81に記載の衛生廃棄物処理装置。
  83. 【請求項83】 前記便器が回転する速度を制限する手
    段を更に有していることを特徴とする請求項75に記載
    の衛生廃棄物処理装置。
  84. 【請求項84】 前記便器が、横方向外方に延びた1対
    のバーを備えた支持板に取り付けられており、前記バー
    が1対の支持具に対して回転可能に取り付けられてお
    り、少なくとも1つのバーが半径方向外方に延びたアー
    ムを備えており、便器の回転速度を制限する手段がショ
    ックアブソーバからなり、該ショックアブソーバが空気
    圧シリンダと、一端がフレームに連結され且つ他端が対
    応するアームに連結されたピストンとを備えていること
    を特徴とする請求項83に記載の衛生廃棄物処理装置。
  85. 【請求項85】 前記便器の回転範囲を制限する手段を
    更に備えていることを特徴とする請求項75に記載の衛
    生廃棄物処理装置。
  86. 【請求項86】 前記便器の回転範囲を制限する手段
    が、フレームに取り付けできる上下のストッパからなる
    ことを特徴とする請求項85に記載の衛生廃棄物処理装
    置。
  87. 【請求項87】 給水源及び下水ラインに使用する衛生
    廃棄物処理装置において、 フレームと、 便器とを有しており、該便器が、給水源からの水を受け
    入れる入口開口と、便器から水を排出させる排出開口と
    を備えており、便器が、フレームの外部のほぼ水平な下
    降位置から、便器の大部分がフレームの内部にある上昇
    位置まで回転可能であり、 便器の出口開口及び下水ラインに流体流れ連通している
    廃棄ラインを有しており、該廃棄ラインは下降位置と上
    昇位置との間での便器の回転に適応できるように移動可
    能であり、 便器が下降位置にあるときに便器の上方に配置され且つ
    水平軸線の回りで枢動できる互いに間隔を隔てた1対の
    回転可能なアームレストを更に有しており、便器が上昇
    するとアームレストが上方に回転され、アームレストが
    下降されると便器を下方に回転するようにアームレスト
    と便器とが協働することを特徴とする衛生廃棄物処理装
    置。
  88. 【請求項88】 一端が水タンクの出口開口に取り付け
    られ且つ他端が便器の入口開口に取り付けられた可撓性
    のある水洗水ラインを更に有していることを特徴とする
    請求項87に記載の衛生廃棄物処理装置。
  89. 【請求項89】 前記便器が、横方向外方に延びた1対
    のバーを備えた支持板に取り付けられており、前記バー
    が1対の支持具に対して回転可能に取り付けられてお
    り、少なくとも1つのバーが半径方向外方に延びたアー
    ムを備えており、リンク機構組立体がアームレストの肩
    部と対応するアームとを相互連結できるようになってお
    り、便器の上昇によりアームが回転され、リンク機構組
    立体がアームレストの肩部を引張り、且つアームレスト
    が上方に回転することを特徴とする請求項87に記載の
    衛生廃棄物処理装置。
  90. 【請求項90】 前記アームレストが便器とは独立的に
    回転できることを特徴とする請求項87に記載の衛生廃
    棄物処理装置。
  91. 【請求項91】 前記アームレストが互いに独立的に回
    転できることを特徴とする請求項87に記載の衛生廃棄
    物処理装置。
  92. 【請求項92】 前記便器が、横方向外方に延びた1対
    のバーを備えた支持板に取り付けられており、前記バー
    が1対の支持具に対して回転可能に取り付けられてお
    り、各バーがこれから後方且つ半径方向外方に延びたア
    ームを備えており、各アームレストが、この一端から延
    びた肩部を備えており、該肩部がリンク機構組立体によ
    り対応アームに連結されており、便器が上昇されるとき
    にアームレストが上方に回転し、便器が下降位置にある
    ときには各アームレストが個々に回転できることを特徴
    とする請求項91に記載の衛生廃棄物処理装置。
  93. 【請求項93】 前記リンク機構組立体がばねと協働し
    てアームレストを回転させることを特徴とする請求項9
    2に記載の衛生廃棄物処理装置。
  94. 【請求項94】 前記アームレストの回転範囲を制限す
    る手段を更に有していることを特徴とする請求項87に
    記載の衛生廃棄物処理装置。
  95. 【請求項95】 前記アームレストを案内する手段を更
    に有していることを特徴とする請求項94に記載の衛生
    廃棄物処理装置。
  96. 【請求項96】 前記アームレストが、該アームレスト
    の回転軸線に隣接する一端から延びた肩部を備えてお
    り、前記アームレストを案内する手段がフレームに取り
    付けられた1対の支持具を備えており、各支持具が水平
    部材に対して垂直に取り付けられた垂直部材を備えてお
    り、前記アームレスト案内手段が更に前記垂直部材及び
    水平部材に連結された湾曲部材を備えており、前記アー
    ムレストの回転範囲を制限する手段が各支持具の前記垂
    直部材と水平部材との結合部に配置された上方のブロッ
    クと、各支持具の前記水平部材と湾曲部材との結合部に
    配置された下方のブロックとを備えており、アームレス
    トが下降位置にあるときに前記端部の一方の側部が上方
    のブロックと接触し、アームレストが上昇位置にあると
    きに前記端部の反対側の側部が下方のブロックと接触す
    ることを特徴とする請求項95に記載の衛生廃棄物処理
    装置。
  97. 【請求項97】 前記便器の回転を補助する手段と、便
    器の回転速度を制限する手段と、便器の回転範囲を制限
    する手段とを更に有していることを特徴とする請求項8
    7に記載の衛生廃棄物処理装置。
  98. 【請求項98】 給水源及び下水ラインに使用する衛生
    廃棄物処理装置において、 フレームと、 便器とを有しており、該便器が、給水源からの水を受け
    入れる入口開口と、便器から水を排出させる排出開口と
    を備えており、便器が、フレームの外部のほぼ水平な下
    降位置から、便器の大部分がフレームの内部にある上昇
    位置まで回転可能であり、 便器の出口開口及び下水ラインに流体流れ連通している
    廃棄ラインを有しており、該廃棄ラインは下降位置と上
    昇位置との間での便器の回転に適応できるように移動可
    能であり、 便器が下降位置にあるときに便器の上方に配置される互
    いに間隔を隔てた1対のアームレストを更に有してお
    り、該アームレストが、互いに独立的に且つ便器とは独
    立的に水平軸線の回りで枢動でき、且つ便器が上昇され
    るときにアームレストが上方に回転するように便器と協
    働し、 アームレストを案内する手段と、 アームレストの回転範囲を制限する手段とを更に有して
    いることを特徴とする衛生廃棄物処理装置。
  99. 【請求項99】 前記便器が、横方向外方に延びた1対
    のバーを備えた支持板に取り付けられており、前記バー
    が1対の支持具に対して回転可能に取り付けられてお
    り、各バーがこれから後方且つ半径方向外方に延びたア
    ームを備えており、各アームレストが、この一端から延
    びた肩部を備えており、該肩部がリンク機構組立体によ
    り対応アームに連結されており、便器が上昇されるとき
    にアームレストが上方に回転し、便器が下降位置にある
    ときには各アームレストが個々に回転できることを特徴
    とする請求項98に記載の衛生廃棄物処理装置。
  100. 【請求項100】 前記リンク機構組立体がばねと協働
    してアームレストを回転させることを特徴とする請求項
    99に記載の衛生廃棄物処理装置。
  101. 【請求項101】 前記アームレストが、該アームレス
    トの回転軸線に隣接する一端から延びた肩部を備えてお
    り、前記アームレストを案内する手段がフレームに取り
    付けられた1対の支持具を備えており、各支持具が水平
    部材に対して垂直に取り付けられた垂直部材を備えてお
    り、前記アームレスト案内手段が更に前記垂直部材及び
    水平部材に連結された湾曲部材を備えており、前記アー
    ムレストの回転範囲を制限する手段が各支持具の前記垂
    直部材と水平部材との結合部に配置された上方のブロッ
    クと、各支持具の前記水平部材と湾曲部材との結合部に
    配置された下方のブロックとを備えており、アームレス
    トが下降位置にあるときに前記端部の一方の側部が上方
    のブロックと接触し、アームレストが上昇位置にあると
    きに前記端部の反対側の側部が下方のブロックと接触す
    ることを特徴とする請求項98に記載の衛生廃棄物処理
    装置。
  102. 【請求項102】 前記便器の回転を補助する手段と、
    便器の回転速度を制限する手段と、便器の回転範囲を制
    限する手段とを更に有していることを特徴とする請求項
    98に記載の衛生廃棄物処理装置。
  103. 【請求項103】 前記便器が、横方向外方に延びた1
    対のバーを備えた支持板に取り付けられており、前記バ
    ーが1対の支持具に対して回転可能に取り付けられてお
    り、少なくとも1つのバーが半径方向外方に延びたアー
    ムを備えており、便器の回転を補助する手段が、アーム
    レストの肩部と対応するアームとを相互連結できるリン
    ク機構組立体を備えており、便器の上昇によりアームが
    回転され、リンク機構組立体がアームレストの肩部を引
    張り、且つアームレストが上方に回転することを特徴と
    する請求項102に記載の衛生廃棄物処理装置。
  104. 【請求項104】 前記便器の回転速度を制限する手段
    がショックアブソーバからなり、該ショックアブソーバ
    が、フレームに取り付けられたシリンダと、アームに取
    り付けられた、前記シリンダ内で伸長可能なピストンと
    を備えていることを特徴とする請求項103に記載の衛
    生廃棄物処理装置。
  105. 【請求項105】 前記便器の回転範囲を制限する手段
    が、便器の支持具に取り付けられた上下の枢動ストッパ
    からなることを特徴とする請求項104に記載の衛生廃
    棄物処理装置。
  106. 【請求項106】 給水源及び下水ラインに使用する衛
    生廃棄物処理装置において、 フレームと、 該フレーム内に配置されるキャビネットとを有してお
    り、該キャビネットが、内部チャンバを形成する側壁及
    び後壁を備えており、 キャビネットの内部チャンバ内に延びる洗浄手段と、 カバーとを有しており、該カバーは、これがキャビネッ
    トの後壁から間隔を隔て且つキャビネットの側壁の前縁
    部に隣接するほぼ垂直な位置と、カバーの後面がキャビ
    ネットの後壁に隣接する引き出された位置との間で移動
    でき、前記カバーが、洗浄手段を受け入れるための孔を
    有しており、 便器を有しており、該便器が、キャビティを形成する側
    壁と、該側壁の頂縁部に隣接して配置された回転可能な
    座と、給水源からの水を受け入れる入口開口と、便器か
    ら水を排出させる排出開口とを備えており、便器が、フ
    レームの外部のほぼ水平な下降位置から、便器の大部分
    がキャビネットの内部チャンバ内にある上昇位置まで回
    転可能であり、便器のキャビティ内には洗浄手段が延び
    ており、 便器が下降位置にあるときに便器の上方に配置される互
    いに間隔を隔てた1対のアームレストを有しており、該
    アームレストが、互いに独立的に且つ便器に対しても独
    立的に水平な軸線の回りで枢動でき、且つ便器と協働し
    て、便器が上昇するときにアームレストを上方に回転さ
    せ、 便器の出口開口及び下水ラインに流体流れ連通している
    廃棄ラインを更に有しており、該廃棄ラインが、下降位
    置と上昇位置との間での便器の回転に適応できるように
    移動可能であることを特徴とする衛生廃棄物処理装置。
  107. 【請求項107】 前記便器が上昇位置にあるとき、該
    便器の大部分がカバーの前面に当接することを特徴とす
    る請求項106に記載の衛生廃棄物処理装置。
  108. 【請求項108】 前記カバーが、便器と同じ軸線の回
    りで枢動することを特徴とする請求項107に記載の衛
    生廃棄物処理装置。
  109. 【請求項109】 前記キャビネットの内部チャンバの
    形状及びサイズが便器の形状及びサイズにほぼ等しく、
    キャビネットの側壁と便器の側壁との間にぴったりした
    嵌合を与えることを特徴とする請求項108に記載の衛
    生廃棄物処理装置。
  110. 【請求項110】 前記アームレストを案内する手段
    と、アームレストの回転範囲を制限する手段とを更に有
    していることを特徴とする請求項106に記載の衛生廃
    棄物処理装置。
  111. 【請求項111】 前記便器の回転を補助する手段と、
    便器の回転速度を制限する手段と、便器の回転範囲を制
    限する手段とを更に有していることを特徴とする請求項
    110に記載の衛生廃棄物処理装置。
  112. 【請求項112】 給水源及び下水ラインに使用する衛
    生廃棄物処理装置において、 フレームと、 該フレーム内に配置されるキャビネットとを有してお
    り、該キャビネットが、内部チャンバを形成する側壁及
    び後壁を備えており、 キャビネットの内部チャンバ内に延びる洗浄手段と、 カバーとを有しており、該カバーは、これがキャビネッ
    トの後壁から間隔を隔て且つキャビネットの側壁の前縁
    部に隣接するほぼ垂直な位置と、カバーの後面がキャビ
    ネットの後壁に隣接する引き出された位置との間で移動
    でき、前記カバーが洗浄手段を受け入れるための孔を有
    しており、 横方向外方に延びた1対のバーを備えた支持板を有して
    おり、前記バーが1対の支持具に対して回転可能に取り
    付けられており、少なくとも1つのバーが半径方向外方
    に延びたアームを備えており、 前記支持板に取り付けられた便器を有しており、該便器
    が、キャビティを形成する側壁と、該側壁の頂縁部に隣
    接して配置された回転可能な座と、給水源からの水を受
    け入れる入口開口と、便器から水を排出させる排出開口
    とを備えており、便器が、フレームの外部のほぼ水平な
    下降位置から、便器の大部分がキャビネットの内部チャ
    ンバ内にある上昇位置まで回転可能であり、便器のキャ
    ビティ内には洗浄手段が延びており、 各アームの端部とフレームとを相互連結する第1リンク
    機構組立体を有しており、該リンク機構組立体が、これ
    らの間に配置されたばねを備えており、 便器の回転範囲を制限するための、前記便器支持具に取
    り付けられた上下のストッパと、 1対のショックアブソーバとを有しており、該ショック
    アブソーバが、便器の回転速度を制限するための、フレ
    ームに取り付けられたシリンダと、対応する枢動支持具
    アームの端部に取り付けられた、前記シリンダ内で伸長
    可能なピストンとを備えており、 フレームに取り付けられた1対のアームレスト支持具を
    有しており、各支持具が水平部材に対して垂直に取り付
    けられた垂直部材と、垂直部材及び水平部材に連結され
    た湾曲部材を備えており、各支持具がまた、前記垂直部
    材と水平部材との結合部に配置された上方のブロック
    と、各支持具の前記水平部材と湾曲部材との結合部に配
    置された下方のブロックとを備えており、 1対のアームレストを有しており、各アームレストが、
    対応する支持具に対して回転可能に取り付けられ端部で
    あって支持具の水平部材と垂直部材との結合部に隣接す
    る端部と、該端部から垂直方向に延びた肩部とを備えて
    おり、アームレストが下降位置にあるとき、各肩部の端
    部の1つの面が、対応する上方のブロックに接触し、ア
    ームレストが上昇位置にあるとき、各端部の反対側の面
    が、下方のブロックに接触してアームレストの回転範囲
    を制限し、 各アームレストの肩部と対応する支持板のアームとを相
    互連結する第2リンク機構組立体を有しており、便器の
    上昇によりバー及びアームが回転され、リンク機構組立
    体がアームレストの肩部を引っ張り、アームレストが上
    方に回転し、これによりアームレストが互いに独立的に
    且つ便器とも独立的に枢動でき、且つ便器と協働して、
    便器が上昇するときにアームレストが上方に回転し且つ
    アームレストが引き下げられるときに便器が下方に回転
    し、 便器の出口開口及び下水ラインに流体流れ連通している
    廃棄ラインを更に有しており、該廃棄ラインが、下降位
    置と上昇位置との間での便器の回転に適応できるように
    移動可能であることを特徴とする衛生廃棄物処理装置。
  113. 【請求項113】 給水源及び下水ラインに使用する衛
    生廃棄物処理装置において、 便器を有しており、該便器が給水源から水を受け入れる
    入口開口と、便器からの水を排出する排出開口とを備え
    ており、便器がほぼ水平な下降位置からほぼ垂直な上昇
    位置まで回転でき、 便器の入口開口に水を供給する手段を有しており、該手
    段が便器の回転に適応できるようになっており、 便器の排出開口及び下水ラインに流体連通している廃棄
    ラインを有しており、該廃棄ラインの少なくとも一部
    が、該部分の下面が排出開口より高くて便器内に所望の
    水レベルを維持し且つ下水ラインからの臭気を遮断する
    上昇したトラップ形成位置と、前記部分の下面が少なく
    とも便器内の前記水レベルより低くて下水ラインへの流
    れを誘起させる圧力差を生じさせる下降したドレン位置
    との間で移動でき、廃棄ラインの少なくとも一部が、水
    平位置と垂直位置との間での便器の回転に適応できるよ
    うに移動可能であり、 便器から廃棄物を水洗すべく、廃棄ラインを前記上昇し
    たトラップ形成位置と下降したドレン位置との間で移動
    させる手段を更に有していることを特徴とする衛生廃棄
    物処理装置。
  114. 【請求項114】 前記廃棄ラインの少なくとも一部が
    可撓性を有していることを特徴とする請求項113に記
    載の衛生廃棄物処理装置。
  115. 【請求項115】 前記廃棄ラインの少なくとも一部が
    回転可能であることを特徴とする請求項114に記載の
    衛生廃棄物処理装置。
  116. 【請求項116】 前記トラップ形成位置とドレン位置
    との間で移動可能な廃棄ラインの部分が剛性を有し且つ
    回転可能であり、廃棄ラインの可撓性部分は、その一端
    が前記剛性部分に連結され且つ他端が下水ラインに連結
    されており、剛性部分が下方に回転し且つ可撓性部分が
    下方に移動して水洗サイクルを開始させ、便器の回転に
    適応できるように可撓性部分が移動することを特徴とす
    る請求項115に記載の衛生廃棄物処理装置。
  117. 【請求項117】 前記廃棄ラインの可撓性部分がゴム
    で作られていることを特徴とする請求項116に記載の
    衛生廃棄物処理装置。
  118. 【請求項118】 前記便器の入口開口への水の供給を
    調節し且つほぼ同時に前記廃棄ラインを前記上昇位置と
    下降位置との間で移動する手段を更に有しており、廃棄
    ラインが下降位置にあるときに水が入口開口に流れ、廃
    棄ラインがほぼ上昇位置にあるときに水の流れが停止
    し、便器内の水レベルが、廃棄ラインの上昇部分内の水
    レベルとほぼ同じであることを特徴とする請求項113
    に記載の衛生廃棄物処理装置。
  119. 【請求項119】 前記便器に水を供給する手段が、一
    端が水タンクに連結され且つ他端が便器の入口開口に連
    結された可撓性のある水洗水ラインからなることを特徴
    とする請求項113に記載の衛生廃棄物処理装置。
  120. 【請求項120】 前記便器が引っ込められた位置にあ
    るときに、便器を包囲する手段と、便器の内面を洗浄す
    る手段とを更に有していることを特徴とする請求項11
    3に記載の衛生廃棄物処理装置。
  121. 【請求項121】 前記便器が引っ込められた垂直位置
    に回転されるとアームレストがほぼ垂直位置へと上方に
    回転され且つアームレストが引き下げられると便器が回
    転されるように便器と協働する回転可能なアームレスト
    を更に有していることを特徴とする請求項113に記載
    の衛生廃棄物処理装置。
  122. 【請求項122】 前記アームレストが便器とは独立的
    に回転可能であることを特徴とする請求項121に記載
    の衛生廃棄物処理装置。
  123. 【請求項123】 前記アームレストが互いに独立的に
    回転可能であることを特徴とする請求項122に記載の
    衛生廃棄物処理装置。
  124. 【請求項124】 前記便器の内部チャンバ内に延び且
    つ水洗の前に内部チャンバから引っ込む引っ込み可能な
    ビデチューブを更に有していることを特徴とする請求項
    113に記載の衛生廃棄物処理装置。
  125. 【請求項125】 給水源及び下水ラインに使用する衛
    生廃棄物処理装置において、 垂直方向に調節可能な便器を有しており、該便器が給水
    源から水を受け入れる入口開口と、便器からの水を排出
    する排出開口とを備えており、 便器を垂直方向に移動させる手段と、 便器の入口開口に水を供給する手段とを有しており、該
    水供給手段が便器の高さの変化に適応できるようになっ
    ており、 便器の排出開口及び下水ラインに流体連通している廃棄
    ラインを有しており、該廃棄ラインの少なくとも一部
    が、該部分の下面が排出開口より高くて便器内に所望の
    水レベルを維持し且つ下水ラインからの臭気を遮断する
    上昇したトラップ形成位置と、前記部分の下面が少なく
    とも便器内の前記水レベルより低くて下水ラインへの流
    れを誘起させる圧力差を生じさせる下降したドレン位置
    との間で移動でき、廃棄ラインの少なくとも一部が便器
    の高さの変化に適応できるように移動可能で、廃棄ライ
    ンの一部が、トラップ形成/水洗前位置に維持され且つ
    任意の便器の高さに対して前記位置と下降位置したドレ
    ン位置との間で移動でき、 便器を水洗すべく、廃棄ラインを前記上昇位置と下降位
    置との間で移動させる手段を更に有していることを特徴
    とする衛生廃棄物処理装置。
  126. 【請求項126】 前記廃棄ラインの少なくとも一部が
    可撓性を有していることを特徴とする請求項125に記
    載の衛生廃棄物処理装置。
  127. 【請求項127】 前記廃棄ラインが、便器の出口開口
    及び下水ラインから横方向に延びていることを特徴とす
    る請求項126に記載の衛生廃棄物処理装置。
  128. 【請求項128】 前記廃棄ラインが、前記廃棄ライン
    のトラップ形成部分から横方向及び下方に離れる方向に
    或る角度で延びているほぼ直線状の第1セグメントと、
    下水ラインに向かってほぼ反対の横方向に前記第1セグ
    メントから下方に延びたほぼ直線状の第2セグメントと
    を有しており、廃棄ラインの可撓性部分は、便器が所望
    の高さに上昇するとき、第1セグメントと第2セグメン
    トとの間の角度が増大するように曲がることを特徴とす
    る請求項127に記載の衛生廃棄物処理装置。
  129. 【請求項129】 前記廃棄ラインの少なくとも一部が
    回転可能であることを特徴とする請求項128に記載の
    衛生廃棄物処理装置。
  130. 【請求項130】 前記トラップ形成位置とドレン位置
    との間で移動可能な廃棄ラインの部分が剛性を有し且つ
    回転可能であり、前記第1セグメント及び第2セグメン
    トが可撓性を有しており、剛性部分が下方に回転し且つ
    可撓性部分が下方に移動して水洗サイクルを開始させ、
    可撓性部分が、便器の高さの変化に適応できるように移
    動可能であることを特徴とする請求項129に記載の衛
    生廃棄物処理装置。
  131. 【請求項131】 前記廃棄ラインの可撓性部分がゴム
    で作られていることを特徴とする請求項130に記載の
    衛生廃棄物処理装置。
  132. 【請求項132】 前記便器に水を供給する手段が、便
    器の入口開口及び水タンク入口に連結された可撓性のあ
    る水入口供給ラインを備えていることを特徴とする請求
    項125に記載の衛生廃棄物処理装置。
  133. 【請求項133】 前記便器の入口開口への水の供給を
    調節し且つ上昇位置と下降位置との間で廃棄ラインをほ
    ぼ同時に移動させるための手段を更に有しており、廃棄
    ラインが下降位置にある間に水が入口開口に流入し、廃
    棄ラインがほぼ上昇位置にあるときに流れを停止し、便
    器内の水レベルが廃棄ラインの上昇部分内の水レベルと
    ほぼ同じであることを特徴とする請求項132に記載の
    衛生廃棄物処理装置。
  134. 【請求項134】 外側フレームと、該外側フレーム内
    に配置されていて該外側フレーム内で垂直方向に移動可
    能なキャリヤフレームとを更に有しており、便器が前記
    キャリヤフレームに連結されていることを特徴とする請
    求項125に記載の衛生廃棄物処理装置。
  135. 【請求項135】 前記便器の内部チャンバ内に延び且
    つ水洗の前に内部チャンバから引っ込む引っ込み可能な
    ビデチューブを更に有していることを特徴とする請求項
    125に記載の衛生廃棄物処理装置。
  136. 【請求項136】 給水源及び下水ラインに使用する衛
    生廃棄物処理装置において、 垂直方向に調節できる回転可能な便器を有しており、該
    便器が給水源からの水を受け入れる入口開口と、便器か
    らの水を排出させる排出開口とを備えており、 便器を垂直方向に移動させる手段と、 便器の入口開口に水を供給する手段とを有しており、該
    水供給手段が便器の高さの変化及び回転に適応でき、 便器の排出開口及び下水ラインに流体流れ連通している
    廃棄ラインを有しており、該廃棄ラインの少なくとも一
    部が便器の高さの変化に適応できるように移動可能であ
    り、且つ少なくとも一部が水平位置と垂直位置との間で
    の便器の回転に適応できるように移動可能であることを
    特徴とする衛生廃棄物処理装置。
  137. 【請求項137】 前記廃棄ラインの少なくとも一部が
    可撓性を有していることを特徴とする請求項136に記
    載の衛生廃棄物処理装置。
  138. 【請求項138】 前記廃棄ラインが、便器の出口開口
    及び下水ラインから横方向に延びていることを特徴とす
    る請求項137に記載の衛生廃棄物処理装置。
  139. 【請求項139】 前記廃棄ラインが、便器の出口開口
    から横方向及び下方に離れる方向に或る角度で延びてい
    るほぼ直線状の第1セグメントと、下水ラインに向かっ
    てほぼ反対の横方向に前記第1セグメントから下方に延
    びたほぼ直線状の第2セグメントとを有しており、廃棄
    ラインの可撓性部分は、便器が所望の高さに上昇すると
    き、第1セグメントと第2セグメントとの間の角度が増
    大するように曲がることを特徴とする請求項138に記
    載の衛生廃棄物処理装置。
  140. 【請求項140】 前記廃棄ラインの少なくとも一部が
    回転可能であることを特徴とする請求項139に記載の
    衛生廃棄物処理装置。
  141. 【請求項141】 前記便器に水を供給する手段が便器
    の上方に配置された水タンクと、一端が給水源に連結さ
    れ且つ他端が水タンクに連結された可撓性のある水入口
    供給ラインと、一端が水タンクに連結され且つ他端が便
    器の入口開口に連結された可撓性のある水洗水ラインと
    を備えていることを特徴とする請求項136に記載の衛
    生廃棄物処理装置。
  142. 【請求項142】 外側フレームと、該外側フレーム内
    に配置されていて該外側フレーム内で垂直方向に移動可
    能なキャリヤフレームとを更に有しており、便器が前記
    キャリヤフレームに連結されていることを特徴とする請
    求項136に記載の衛生廃棄物処理装置。
  143. 【請求項143】 前記便器が引っ込められた位置にあ
    るときに、便器を包囲する手段と、便器の内面を洗浄す
    る手段とを更に有していることを特徴とする請求項13
    6に記載の衛生廃棄物処理装置。
  144. 【請求項144】 前記便器が引っ込められた垂直位置
    に回転されるとアームレストがほぼ垂直位置へと上方に
    回転されるように便器と協働する回転可能なアームレス
    トを更に有していることを特徴とする請求項136に記
    載の衛生廃棄物処理装置。
  145. 【請求項145】 前記アームレストが便器とは独立的
    に回転できることを特徴とする請求項144に記載の衛
    生廃棄物処理装置。
  146. 【請求項146】 前記アームレストが互いに独立的に
    回転できることを特徴とする請求項145に記載の衛生
    廃棄物処理装置。
  147. 【請求項147】 給水源及び下水ラインに使用する衛
    生廃棄物処理装置において、 垂直方向に調節できる回転可能な便器を有しており、該
    便器が給水源からの水を受け入れる入口開口と、便器か
    らの水を排出させる排出開口とを備えており、 便器を垂直方向に移動させる手段と、 便器の入口開口に水を供給する手段とを有しており、該
    水供給手段が便器の高さの変化及び回転に適応でき、 便器の排出開口及び下水ラインに流体連通している廃棄
    ラインを有しており、該廃棄ラインの少なくとも一部
    が、該部分の下面が排出開口より高くて便器内に所望の
    水レベルを維持し且つ下水ラインからの臭気を遮断する
    上昇したトラップ形成位置と、前記部分の下面が少なく
    とも便器内の前記水レベルより低くて下水ラインへの流
    れを誘起させる圧力差を生じさせる下降したドレン位置
    との間で移動でき、少なくとも一部が水平位置と垂直位
    置との間での便器の回転に適応できるように移動可能で
    あり且つ廃棄ラインの少なくとも一部が便器の高さの変
    化に適応できるように移動可能であり、 便器を水洗すべく、廃棄ラインを前記上昇したトラップ
    形成位置と下降したドレン位置との間で移動させる手段
    を更に有していることを特徴とする衛生廃棄物処理装
    置。
  148. 【請求項148】 前記廃棄ラインの少なくとも一部が
    可撓性を有していることを特徴とする請求項147に記
    載の衛生廃棄物処理装置。
  149. 【請求項149】 前記廃棄ラインの少なくとも一部が
    回転可能であることを特徴とする請求項148に記載の
    衛生廃棄物処理装置。
  150. 【請求項150】 前記トラップ形成位置とドレン位置
    との間で移動可能な廃棄ラインの部分が剛性があり且つ
    回転可能であり、便器の回転及び高さの変化に適応でき
    るように移動可能な廃棄ラインの部分が可撓性を有して
    いることを特徴とする請求項149に記載の衛生廃棄物
    処理装置。
  151. 【請求項151】 前記廃棄ラインの可撓性部分が、廃
    棄ラインの剛性部分及び下水ラインから横方向に延びて
    いることを特徴とする請求項150に記載の衛生廃棄物
    処理装置。
  152. 【請求項152】 前記廃棄ラインの可撓性部分が、廃
    棄ラインの剛性部分から横方向及び下方に離れる方向に
    或る角度で延びているほぼ直線状の第1セグメントと、
    ほぼ反対の横方向へと前記第1セグメントから下方に延
    びたほぼ直線状の第2セグメントとを有しており、便器
    が所望の高さに上昇するとき、第1セグメントと第2セ
    グメントとの間の角度が増大し、前記可撓性部分が便器
    の回転に適応できるように移動し、前記剛性部分が下方
    に回転して水洗サイクルを開始させることを特徴とする
    請求項151に記載の衛生廃棄物処理装置。
  153. 【請求項153】 前記廃棄ラインの可撓性部分がゴム
    で作られていることを特徴とする請求項152に記載の
    衛生廃棄物処理装置。
  154. 【請求項154】 前記便器の入口開口への水の供給を
    調節し且つほぼ同時に前記廃棄ラインを前記上昇位置と
    下降位置との間で移動する手段を更に有しており、廃棄
    ラインが下降位置にあるときに水が入口開口に流れ、廃
    棄ラインがほぼ上昇位置にあるときに水の流れが停止
    し、便器内の水レベルが、廃棄ラインの上昇部分内の水
    レベルとほぼ同じであることを特徴とする請求項147
    に記載の衛生廃棄物処理装置。
  155. 【請求項155】 前記便器に水を供給する手段が便器
    の上方に配置された水タンクと、一端が給水源に連結さ
    れ且つ他端が水タンクに連結された可撓性のある水入口
    供給ラインと、一端が水タンクに連結され且つ他端が便
    器の入口開口に連結された可撓性のある水洗水ラインと
    を備えていることを特徴とする請求項147に記載の衛
    生廃棄物処理装置。
  156. 【請求項156】 前記便器が引っ込められた位置にあ
    るときに、便器を包囲する手段と、便器の内面を洗浄す
    る手段とを更に有していることを特徴とする請求項14
    7に記載の衛生廃棄物処理装置。
  157. 【請求項157】 前記便器が引っ込められた垂直位置
    に回転されるとアームレストがほぼ垂直位置へと上方に
    回転され且つアームレストが引き下げられると便器が回
    転されるように便器と協働する回転可能なアームレスト
    を更に有していることを特徴とする請求項147に記載
    の衛生廃棄物処理装置。
  158. 【請求項158】 前記アームレストが便器とは独立的
    に回転可能であることを特徴とする請求項157に記載
    の衛生廃棄物処理装置。
  159. 【請求項159】 前記アームレストが互いに独立的に
    回転可能であることを特徴とする請求項158に記載の
    衛生廃棄物処理装置。
  160. 【請求項160】 外側フレームと、該外側フレーム内
    に配置されていて該外側フレーム内で垂直方向に移動可
    能なキャリヤフレームとを更に有しており、便器が前記
    キャリヤフレームに連結されていることを特徴とする請
    求項147に記載の衛生廃棄物処理装置。
  161. 【請求項161】 前記キャリヤフレーム及び便器と共
    に垂直方向に移動できるようにキャリヤフレームに取り
    付けられた水タンクを更に有していることを特徴とする
    請求項160に記載の衛生廃棄物処理装置。
  162. 【請求項162】 前記キャリヤフレームに取り付けら
    れた複数の前パネルを更に有しており、該前パネルが前
    記キャリヤフレームと共に移動でき、前記キャリヤフレ
    ームが任意の垂直位置にあるときに、外側フレームの内
    部を覆い隠すべく前記前パネル及び外側フレームに取り
    付けられた上下の収縮可能なベローズを更に有している
    ことを特徴とする請求項161に記載の衛生廃棄物処理
    装置。
  163. 【請求項163】 給水源及び下水ラインに使用する衛
    生廃棄物処理装置において、 外側フレームと、 該外側フレーム内に配置され且つ該外側フレーム内で垂
    直方向に移動できるキャリヤフレームと、 該キャリヤフレームに連結された便器とを有しており、
    該便器が給水源からの水を受け入れる入口開口と、便器
    からの水を排出させる排出開口とを備えており、便器が
    ほぼ水平な下降位置からほぼ垂直な引っ込み位置まで回
    転でき、 便器の上方に配置され且つキャリヤフレームに連結され
    た水タンクと、 一端が給水源に連結され且つ他端が水タンクに連結され
    た可撓性のある水入口供給ラインと、 一端が水タンクに連結され且つ他端が便器の入口開口に
    連結された可撓性のある水洗水ラインと、 キャリヤフレームを垂直方向に移動させる手段と、 外側フレーム内でキャリヤフレームを垂直方向に案内す
    る手段と、 便器の排出開口及び下水ラインに流体連通している廃棄
    ラインとを有しており、該廃棄ラインの剛性部分が、該
    部分の下面が排出開口より高くて便器内に所望の水レベ
    ルを維持し且つ下水ラインからの臭気を遮断する上昇し
    たトラップ形成位置と、前記部分の下面が少なくとも便
    器内の前記水レベルより低くて下水ラインへの流れを誘
    起させる圧力差を生じさせる下降したドレン位置との間
    で回転でき、廃棄ラインが前記剛性部分及び下水ライン
    に連結された可撓性部分を更に備えており、該可撓性部
    分が、廃棄ラインの剛性部分から横方向及び下方に離れ
    る方向に或る角度で延びているほぼ直線状の第1セグメ
    ントと、ほぼ反対の横方向へと前記第1セグメントから
    下方に延びたほぼ直線状の第2セグメントとを有してお
    り、便器が所望の高さに上昇するとき、第1セグメント
    と第2セグメントとの間の角度が増大し、前記剛性部分
    が下方に回転して水洗サイクルを開始させ且つ前記可撓
    性部分が便器の回転に適応できるように移動し、 便器を水洗すべく、廃棄ラインを前記上昇したトラップ
    形成位置と下降したドレン位置との間で移動させる手段
    を更に有していることを特徴とする衛生廃棄物処理装
    置。
  164. 【請求項164】 前記キャリヤフレームを移動させる
    手段がモータで駆動されるジャッキねじを備えており、
    該ジャッキねじが、外側フレームに対して回転可能に取
    り付けられた端部と、キャリヤフレームに設けられた孔
    に螺合する反対側の端部とを備えており、ジャッキねじ
    が回転されると、キャリヤフレーム及びこれに連結され
    た構成部品が外側フレーム内で垂直方向に移動すること
    を特徴とする請求項163に記載の衛生廃棄物処理装
    置。
  165. 【請求項165】 前記便器が引っ込められた垂直位置
    に回転されるとアームレストがほぼ垂直位置へと上方に
    回転されるように便器と協働する回転可能なアームレス
    トを更に有しており、便器が垂直位置にあるとき、両ア
    ームレストが独立的に回転可能であることを特徴とする
    請求項163に記載の衛生廃棄物処理装置。
  166. 【請求項166】 前記便器が引っ込められた位置にあ
    るときに、便器を包囲する手段と、便器の内面を洗浄す
    る手段とを更に有していることを特徴とする請求項16
    3に記載の衛生廃棄物処理装置。
  167. 【請求項167】 前記キャリヤフレームに取り付けら
    れ且つ便器のほぼ上方且つ後方に配置されたキャビネッ
    トを更に有しており、該キャビネットが、内部チャンバ
    を形成する側壁及び後壁を備えており、前記洗浄手段が
    キャビネットの内部チャンバ内に延びており、便器がフ
    レームの外部のほぼ水平な下降位置から、便器の大部分
    がキャビネットの内部チャンバ内にある上昇位置まで回
    転し、便器の側壁により形成されたキャビネット内には
    洗浄手段が延びていることを特徴とする請求項166に
    記載の衛生廃棄物処理装置。
  168. 【請求項168】 前記便器が下降位置にあるときにキ
    ャビネットの内部チャンバを覆う引っ込み可能なカバー
    手段を更に有していることを特徴とする請求項167に
    記載の衛生廃棄物処理装置。
  169. 【請求項169】 前記カバー手段がカバーを備えてお
    り、該カバーは、このカバーがキャビネットの後壁から
    間隔を隔て且つキャビネットの側壁の前縁部に隣接する
    ほぼ垂直位置と、カバーの後面がキャビネットの後壁に
    隣接する引き出された位置との間で移動でき、カバー
    は、洗浄手段を受け入れる孔を備えており且つキャビネ
    ットの側壁の前縁部により形成されるキャビネットの部
    分とほぼ同じサイズ及び形状を有していることを特徴と
    する請求項168に記載の衛生廃棄物処理装置。
  170. 【請求項170】 前記キャビネットのキャビティ内に
    配置された便器の部分の形状及びサイズは、前記キャビ
    ティの形状及びサイズとほぼ同じで、キャビネットの側
    壁と便器の側壁との間にぴったりした嵌合を与えること
    を特徴とする請求項169に記載の衛生廃棄物処理装
    置。
  171. 【請求項171】 前記便器が上昇位置にあるとき、前
    記便器の少なくとも頂部がカバーの前面に当接すること
    を特徴とする請求項170に記載の衛生廃棄物処理装
    置。
  172. 【請求項172】 前記便器の内部チャンバ内に延び且
    つ水洗の前に前記内部チャンバから引っ込むことを特徴
    とする請求項163に記載の衛生廃棄物処理装置。
  173. 【請求項173】 前記便器の回転を補助する手段と、
    便器の回転速度を制限する手段と、便器の回転範囲を制
    限する手段とを更に有していることを特徴とする請求項
    163に記載の衛生廃棄物処理装置。
  174. 【請求項174】 入口開口及び排出開口を備えた便器
    と、前記排出開口及び下水ラインに流体流れ連通してい
    る廃棄ラインとを有する衛生廃棄物処理装置から廃棄物
    を水洗する方法において、 廃棄ラインのトラップ形成部分を下降させて、廃棄ライ
    ン内の水及び廃棄物を便器の排出開口から下方に流し、
    水洗サイクルを開始させ且つ開放した妨げのない排出を
    行い、 廃棄ラインのトラップ形成部分を上昇させて、廃棄物が
    処理された後に、廃棄ライン内の水の流れを排出開口か
    ら上方に流し、下水ラインからの臭気を遮断するトラッ
    プを形成し且つ便器内に対応する水レベルを維持し、 便器の入口開口に水を供給して便器を再充填し、 便器内の水が所望レベルに到達した後に便器の入口開口
    への水の供給を停止することを特徴とする衛生廃棄物処
    理装置から廃棄物を水洗する方法。
  175. 【請求項175】 前記便器の内部チャンバ内にビデチ
    ューブを延ばし、ビデチューブからスプレーを噴出さ
    せ、廃棄ライン内の流体を便器の排出開口から下方に流
    す前にビデチューブを引っ込めるステップを更に有して
    いることを特徴とする請求項174に記載の方法。
  176. 【請求項176】 前記廃棄ラインのトラップ形成部分
    を下降させるステップが、廃棄ラインの少なくとも一部
    の下面が排出開口より低くなるように廃棄ラインの少な
    くとも一部を下降させることを含み、廃棄ラインのトラ
    ップ形成部分を上昇させるステップが、廃棄ラインの前
    記部分の下面が排出開口より高くなるように前記部分を
    上昇させることを含むことを特徴とする請求項174に
    記載の方法。
  177. 【請求項177】 前記廃棄ラインの上昇ステップ及び
    下降ステップとほぼ同時に、便器への水の供給を調節す
    るステップを更に有していることを特徴とする請求項1
    76に記載の方法。
  178. 【請求項178】 前記便器への水の供給を調節し且つ
    ほぼ同時に廃棄ラインを移動させるステップが、ラッチ
    されたリンク機構組立体を解放して廃棄ラインを下降さ
    せ且つ流量制御弁を開放させること、及びリンク機構に
    張力を付与して廃棄ラインを下降位置させ且つ流量制御
    弁を閉鎖させることを含み、廃棄ラインが下降位置にあ
    るときに便器内の廃棄物が廃棄ラインから排出され且つ
    水が給水源から便器に流れ、廃棄ラインがほぼ上昇位置
    にあるときに便器から水タンクへの水の流れが停止する
    ことを特徴とする請求項177に記載の方法。
  179. 【請求項179】 前記リンク機構組立体に張力を付与
    するステップが、水タンク内の水が便器の入口開口に流
    入するときに水タンク内の水レベルと同じ速度で浮き体
    が下降するように水タンク内の浮き体を下降させること
    を含み、少なくとも水レベルが比較的低いときには前記
    浮き体がリンク機構組立体に接触することを特徴とする
    請求項178に記載の方法。
  180. 【請求項180】 水洗サイクルの後に、リンク機構組
    立体をラッチするステップを更に有していることを特徴
    とする請求項179に記載の方法。
  181. 【請求項181】 前記廃棄ラインを下降させる前に、
    ラッチを押してリミットスイッチに接触させ、該リミッ
    トスイッチからの信号をビデサーボ装置に送り、便器の
    内部チャンバ内にビデチューブを伸長させ且つ該ビデチ
    ューブからスプレーを噴射させ、且つ信号が停止し、ビ
    デが引っ込み、リンク機構組立体が移動して廃棄ライン
    を下降させ且つ流量制御弁を開放させるようにラッチを
    解放するステップを更に有していることを特徴とする請
    求項180に記載の方法。
  182. 【請求項182】 前記便器の開口を通して前記空気が
    噴出されるように便器内に形成されるコア内に熱風を吹
    き込み、ビデの使用後に人を乾燥させるステップを更に
    有していることを特徴とする請求項181に記載の方
    法。
JP4634693A 1992-03-06 1993-03-08 衛生廃棄物処理装置 Pending JPH0610398A (ja)

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