JPH06103606B2 - 減衰振動電圧印加用電気絶縁ケーブル - Google Patents
減衰振動電圧印加用電気絶縁ケーブルInfo
- Publication number
- JPH06103606B2 JPH06103606B2 JP2777984A JP2777984A JPH06103606B2 JP H06103606 B2 JPH06103606 B2 JP H06103606B2 JP 2777984 A JP2777984 A JP 2777984A JP 2777984 A JP2777984 A JP 2777984A JP H06103606 B2 JPH06103606 B2 JP H06103606B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- electrically insulated
- insulated cable
- frequency
- damping vibration
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Organic Insulating Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、長期安定性にすぐれる高周波、高電圧の減衰
振動電圧印加用電気絶縁ケーブルに関するものである。
振動電圧印加用電気絶縁ケーブルに関するものである。
減衰振動電圧が印加される電気集塵機、イオン発生器等
に用いられるケーブルとしてOFケーブル、架橋ポリエチ
レンケーブル、ポリエチレンケーブル等が使われてい
る。
に用いられるケーブルとしてOFケーブル、架橋ポリエチ
レンケーブル、ポリエチレンケーブル等が使われてい
る。
OFケーブルは安定した特性を示すが、漏油、取扱いのし
易さに劣る等の問題がある。一方架橋ポリエチレンケー
ブル、ポリエチレンケーブルは保守が容易であり、取扱
いも簡単であるが、実用時比較的短時間で絶縁破壊をお
こす。このため、取扱いが容易でかつ、長期安定性にす
ぐれた高周波、高電圧の減衰振動電圧印加用電気絶縁ケ
ーブルがのぞまれていた。
易さに劣る等の問題がある。一方架橋ポリエチレンケー
ブル、ポリエチレンケーブルは保守が容易であり、取扱
いも簡単であるが、実用時比較的短時間で絶縁破壊をお
こす。このため、取扱いが容易でかつ、長期安定性にす
ぐれた高周波、高電圧の減衰振動電圧印加用電気絶縁ケ
ーブルがのぞまれていた。
本発明は、絶縁体として密度が0.91以上のエチレン−α
オレフィン共重合体とエチレン酢酸ビニル共重合体(EV
A)からなり、EVAが5〜30重量%であって、更にEVA中
の酢酸ビニル量が5〜35重量%である絶縁体を有する高
周波、高電圧の減衰振動電圧印加用電気絶縁ケーブルを
提供するものである。
オレフィン共重合体とエチレン酢酸ビニル共重合体(EV
A)からなり、EVAが5〜30重量%であって、更にEVA中
の酢酸ビニル量が5〜35重量%である絶縁体を有する高
周波、高電圧の減衰振動電圧印加用電気絶縁ケーブルを
提供するものである。
〔発明の具体的説明〕 本発明に於て、エチレン−αオレフィン共重合体とEVA
からなる絶縁体を有する減衰振動電圧印加用電気絶縁ケ
ーブルは後述する実験例から明らかなように、高周波、
高電圧の減衰振動電圧を印加した時の長期寿命が大き
い。
からなる絶縁体を有する減衰振動電圧印加用電気絶縁ケ
ーブルは後述する実験例から明らかなように、高周波、
高電圧の減衰振動電圧を印加した時の長期寿命が大き
い。
エチレン−αオレフィン共重合体の密度を0.91以上とし
たのは、密度が0.91未満となると、組成物の初期破壊性
能の低下が始まり、初期型の故障が増えるためである。
たのは、密度が0.91未満となると、組成物の初期破壊性
能の低下が始まり、初期型の故障が増えるためである。
また、酢酸ビニル量5〜35%のEVAを用いるのは、酢酸
ビニル量5%以下でも35%以上でもいずれも高周波、高
電圧の減衰振動電圧印加時の寿命延長効果が薄いためで
ある。また、添加量を5〜30%としたのも、添加量5%
以下でも30%以上でも高周波、高電圧の減衰振動電圧印
加時の寿命延長効果が薄いためである。
ビニル量5%以下でも35%以上でもいずれも高周波、高
電圧の減衰振動電圧印加時の寿命延長効果が薄いためで
ある。また、添加量を5〜30%としたのも、添加量5%
以下でも30%以上でも高周波、高電圧の減衰振動電圧印
加時の寿命延長効果が薄いためである。
実験例 1mmの単線導体に内部半導電層を0.8mm押出した後に絶縁
材料を1mm押出しし、その上に外部半導電層を0.8mm押出
した。
材料を1mm押出しし、その上に外部半導電層を0.8mm押出
した。
又架橋の必要なものは窒素雰囲気中(5kg/cm2)200℃で
2分間加熱架橋せしめた。
2分間加熱架橋せしめた。
出来上ったケーブルに最大波高電圧50kV、振動周波数5M
Hz、時定数10μsecの高周波、高電圧の減衰振動電圧を
印加し破壊までの回数を求め、比較例1に対する比を求
めた。絶縁体材料、破壊時間を表−1に示す。
Hz、時定数10μsecの高周波、高電圧の減衰振動電圧を
印加し破壊までの回数を求め、比較例1に対する比を求
めた。絶縁体材料、破壊時間を表−1に示す。
本発明の減衰振動電圧印加用電気絶縁ケーブルによれ
ば、高周波、高電圧の減衰振動電圧を印加した時、長期
安定性にすぐれ、かつ取扱いが容易な特性を合せ持つも
のである。
ば、高周波、高電圧の減衰振動電圧を印加した時、長期
安定性にすぐれ、かつ取扱いが容易な特性を合せ持つも
のである。
Claims (1)
- 【請求項1】密度が0.91以上のエチレン−αオレフィン
共重合体とエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)からな
り、EVAが5〜30重量%であって、更にEVA中の酢酸ビニ
ル量が5〜35重量%である絶縁体を有する高周波、高電
圧の減衰振動電圧印加用電気絶縁ケーブル。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2777984A JPH06103606B2 (ja) | 1984-02-15 | 1984-02-15 | 減衰振動電圧印加用電気絶縁ケーブル |
EP85101574A EP0152911B1 (en) | 1984-02-15 | 1985-02-13 | Insulated electric cable |
DE8585101574T DE3566852D1 (en) | 1984-02-15 | 1985-02-13 | Insulated electric cable |
DK067085A DK168138B1 (da) | 1984-02-15 | 1985-02-13 | Elektrisk isoleret kabel |
CA000474327A CA1280839C (en) | 1984-02-15 | 1985-02-14 | Electric cable insulated with a mixture of ethylene copolymers |
FI850614A FI86117C (fi) | 1984-02-15 | 1985-02-14 | Isolerad elektriskt kabel. |
US07/642,555 US5124206A (en) | 1984-02-15 | 1991-01-18 | Electrically insulated cable |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2777984A JPH06103606B2 (ja) | 1984-02-15 | 1984-02-15 | 減衰振動電圧印加用電気絶縁ケーブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60172105A JPS60172105A (ja) | 1985-09-05 |
JPH06103606B2 true JPH06103606B2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=12230456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2777984A Expired - Lifetime JPH06103606B2 (ja) | 1984-02-15 | 1984-02-15 | 減衰振動電圧印加用電気絶縁ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06103606B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1306614B1 (en) * | 2000-08-04 | 2015-10-07 | Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. | Solid fuel burner |
-
1984
- 1984-02-15 JP JP2777984A patent/JPH06103606B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60172105A (ja) | 1985-09-05 |
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