JPH06103497A - 自動車の音声による経路誘導装置 - Google Patents
自動車の音声による経路誘導装置Info
- Publication number
- JPH06103497A JPH06103497A JP25086292A JP25086292A JPH06103497A JP H06103497 A JPH06103497 A JP H06103497A JP 25086292 A JP25086292 A JP 25086292A JP 25086292 A JP25086292 A JP 25086292A JP H06103497 A JPH06103497 A JP H06103497A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guidance
- voice
- unit
- data
- conversation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Instructional Devices (AREA)
- Navigation (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】自動車に対して設定された走行経路における特
定地点に関する音声案内を、それを受ける自動車の乗員
の会話に優先させるべきタイミングをもって行い、音声
案内により乗員の会話が不所望に中断される事態を回避
する。 【構成】自動車の乗員の発声状態を検出する発声検出部
(26A〜26D)と、案内文作成部(19)からの案
内文データが案内文データメモリ部(20)に格納され
た後、案内文データの内容と発声検出部(26A〜26
D)からの検出出力信号とに基づいて、乗員による会話
より音声案内を優先させるべき所定のタイミングを設定
し、設定されたタイミングにおいて、案内文データメモ
リ部(20)にそれに格納された案内文データを案内実
行部(30,31)に供給する動作を行わせて、案内実
行部(30,31)による音声案内を許可する音声案内
許可部(22,23,24,28,29)とを備える。
定地点に関する音声案内を、それを受ける自動車の乗員
の会話に優先させるべきタイミングをもって行い、音声
案内により乗員の会話が不所望に中断される事態を回避
する。 【構成】自動車の乗員の発声状態を検出する発声検出部
(26A〜26D)と、案内文作成部(19)からの案
内文データが案内文データメモリ部(20)に格納され
た後、案内文データの内容と発声検出部(26A〜26
D)からの検出出力信号とに基づいて、乗員による会話
より音声案内を優先させるべき所定のタイミングを設定
し、設定されたタイミングにおいて、案内文データメモ
リ部(20)にそれに格納された案内文データを案内実
行部(30,31)に供給する動作を行わせて、案内実
行部(30,31)による音声案内を許可する音声案内
許可部(22,23,24,28,29)とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車を設定された走
行経路に沿って誘導すべく、自動車の乗員に対して、設
定された走行経路における特定地点に関する音声案内を
行う自動車の音声による経路誘導装置に関する。
行経路に沿って誘導すべく、自動車の乗員に対して、設
定された走行経路における特定地点に関する音声案内を
行う自動車の音声による経路誘導装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車についての路上走行補助システム
の1つである自動車用ナビゲーションシステムにあって
は、例えば、特開昭 61-209316号公報にも示される如
く、画像表示装置に、当該自動車の走行エリアを含んだ
道路地図が表示されるとともに、その表示された道路地
図上に重ねて、自動車の現在位置,目的地,現在位置か
ら目的地までの通過予定経路等の種々の情報が表示され
る状態がとられ、自動車の乗員が、画像表示装置におけ
る表示に従って自動車を目的地まで走行させることがで
きるようされる。また、このような自動車用ナビゲーシ
ョンシステムとして、画像表示装置による情報表示に加
え、自動車の乗員に対して、設定された走行経路につい
ての音声による案内を行うようにしたものも知られてい
る。
の1つである自動車用ナビゲーションシステムにあって
は、例えば、特開昭 61-209316号公報にも示される如
く、画像表示装置に、当該自動車の走行エリアを含んだ
道路地図が表示されるとともに、その表示された道路地
図上に重ねて、自動車の現在位置,目的地,現在位置か
ら目的地までの通過予定経路等の種々の情報が表示され
る状態がとられ、自動車の乗員が、画像表示装置におけ
る表示に従って自動車を目的地まで走行させることがで
きるようされる。また、このような自動車用ナビゲーシ
ョンシステムとして、画像表示装置による情報表示に加
え、自動車の乗員に対して、設定された走行経路につい
ての音声による案内を行うようにしたものも知られてい
る。
【0003】音声案内により自動車に対する設定された
走行経路に沿う誘導を行う走行経路誘導装置として従来
提案されているシステムにあっては、一般に、音声案内
が、予め道路地図上において特定された交叉点等の複数
の音声案内対象地点の夫々に対応して用意された案内文
が順次画一的に音声出力化されることによって行われ、
その際、自動車の乗員が音声案内を必要としているか否
かについての考慮はなされていない。従って、斯かる走
行経路誘導のための音声案内は、自動車がその乗員にと
って未知の走行経路、あるいは、未知ではないが馴染み
が薄い走行経路を走行する状態にあって、乗員がそれを
必要としているもとで行われる場合には、極めて有効に
作用するが、例えば、自動車がその乗員にとって既知で
あって充分に馴染みがある走行経路を走行する状態にあ
り、乗員がそれを必要としていないもとで行われる場合
には、乗員に煩わしさを覚えさせることになるという不
都合を生じる虞が伴うものとなる。
走行経路に沿う誘導を行う走行経路誘導装置として従来
提案されているシステムにあっては、一般に、音声案内
が、予め道路地図上において特定された交叉点等の複数
の音声案内対象地点の夫々に対応して用意された案内文
が順次画一的に音声出力化されることによって行われ、
その際、自動車の乗員が音声案内を必要としているか否
かについての考慮はなされていない。従って、斯かる走
行経路誘導のための音声案内は、自動車がその乗員にと
って未知の走行経路、あるいは、未知ではないが馴染み
が薄い走行経路を走行する状態にあって、乗員がそれを
必要としているもとで行われる場合には、極めて有効に
作用するが、例えば、自動車がその乗員にとって既知で
あって充分に馴染みがある走行経路を走行する状態にあ
り、乗員がそれを必要としていないもとで行われる場合
には、乗員に煩わしさを覚えさせることになるという不
都合を生じる虞が伴うものとなる。
【0004】そこで、斯かる虞を排除すべく、例えば、
特開平2-114117号公報にも示される如くに、画像表示装
置により表示される道路地図と音声出力装置からの音声
案内とによって自動車の目的地までの誘導を行うことが
でき、音声案内については、各交叉点等とされる複数の
音声案内対象地点に対して内容は画一的なものとされる
が、目的地までの設定された走行経路のうちの乗員が音
声案内を希望する区間においてのみ行うようにされたシ
ステムも提案されている。このようなシステムのもとで
は、自動車の乗員は、走行経路誘導のための音声案内を
全く必要としない走行経路区間においては、音声案内が
なされないようにする設定を行えることになる。
特開平2-114117号公報にも示される如くに、画像表示装
置により表示される道路地図と音声出力装置からの音声
案内とによって自動車の目的地までの誘導を行うことが
でき、音声案内については、各交叉点等とされる複数の
音声案内対象地点に対して内容は画一的なものとされる
が、目的地までの設定された走行経路のうちの乗員が音
声案内を希望する区間においてのみ行うようにされたシ
ステムも提案されている。このようなシステムのもとで
は、自動車の乗員は、走行経路誘導のための音声案内を
全く必要としない走行経路区間においては、音声案内が
なされないようにする設定を行えることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くの、走行経
路誘導のための音声案内を走行経路区間に応じて選択的
に行われるものとなすことができるシステムが採用され
た自動車の場合にあっても、音声案内が行われるべき区
間として選択された走行経路区間においては、その中に
おける特定地点に関する音声案内が、自動車の乗員が会
話中の状態にあるか否かにはかかわりなく行われること
になる。従って、斯かる場合には、自動車の乗員が会話
中に突然音声案内を受け、それにより、会話が不所望に
中断されてしまう事態が生じ得ることになり、特に、そ
の際の音声案内の内容が乗員にとってさして重要でない
ものであるときには、乗員が不愉快さを覚えることにな
ってしまう。
路誘導のための音声案内を走行経路区間に応じて選択的
に行われるものとなすことができるシステムが採用され
た自動車の場合にあっても、音声案内が行われるべき区
間として選択された走行経路区間においては、その中に
おける特定地点に関する音声案内が、自動車の乗員が会
話中の状態にあるか否かにはかかわりなく行われること
になる。従って、斯かる場合には、自動車の乗員が会話
中に突然音声案内を受け、それにより、会話が不所望に
中断されてしまう事態が生じ得ることになり、特に、そ
の際の音声案内の内容が乗員にとってさして重要でない
ものであるときには、乗員が不愉快さを覚えることにな
ってしまう。
【0006】斯かる点に鑑み、本発明は、自動車を設定
された走行経路に沿って誘導するための、自動車の乗員
に対する、設定された走行経路における各特定地点に関
しての音声案内を、それを受ける乗員の会話状態が考慮
されて設定される適切なタイミングのもとに行われるも
のとし、それにより、乗員による会話が音声案内によっ
て不所望に中断されてしまう事態を効果的に抑制するこ
とができるようにした自動車の音声による経路誘導装置
を提供することを目的とする。
された走行経路に沿って誘導するための、自動車の乗員
に対する、設定された走行経路における各特定地点に関
しての音声案内を、それを受ける乗員の会話状態が考慮
されて設定される適切なタイミングのもとに行われるも
のとし、それにより、乗員による会話が音声案内によっ
て不所望に中断されてしまう事態を効果的に抑制するこ
とができるようにした自動車の音声による経路誘導装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る自動車の音声による経路誘導装置は、
自動車についての目的地データ及び現在位置データと自
動車走行路網を示す地図データとに基づいて走行経路を
設定し、設定された走行経路に関する経路データを送出
する経路設定部と、地図データ及び経路設定部からの経
路データに基づいて、経路データにより特定される設定
された走行経路上の所定地点に関する案内文を作成し、
作成された案内文をあらわす案内文データを送出する案
内文作成部と、案内文作成部からの案内文データを格納
するメモリ部と、メモリ部からの案内文データに基づく
所定地点に関する音声案内を実行して自動車の経路誘導
を行う案内実行部とが設けられ、さらに、自動車の乗員
の発声状態を検出する発声検出部と、案内文作成部から
案内文データが送出された後、案内文データの内容と発
声検出部からの検出出力信号とに基づいて、乗員による
会話より音声案内を優先させるべき所定のタイミングを
設定し、設定されたタイミングにおいて、メモリ部にそ
れに格納された案内文データを案内実行部に供給する動
作を行わせて該案内実行部による音声案内を許可する音
声案内許可部とを備えて構成される。
く、本発明に係る自動車の音声による経路誘導装置は、
自動車についての目的地データ及び現在位置データと自
動車走行路網を示す地図データとに基づいて走行経路を
設定し、設定された走行経路に関する経路データを送出
する経路設定部と、地図データ及び経路設定部からの経
路データに基づいて、経路データにより特定される設定
された走行経路上の所定地点に関する案内文を作成し、
作成された案内文をあらわす案内文データを送出する案
内文作成部と、案内文作成部からの案内文データを格納
するメモリ部と、メモリ部からの案内文データに基づく
所定地点に関する音声案内を実行して自動車の経路誘導
を行う案内実行部とが設けられ、さらに、自動車の乗員
の発声状態を検出する発声検出部と、案内文作成部から
案内文データが送出された後、案内文データの内容と発
声検出部からの検出出力信号とに基づいて、乗員による
会話より音声案内を優先させるべき所定のタイミングを
設定し、設定されたタイミングにおいて、メモリ部にそ
れに格納された案内文データを案内実行部に供給する動
作を行わせて該案内実行部による音声案内を許可する音
声案内許可部とを備えて構成される。
【0008】
【作用】このように構成される本発明に係る自動車の音
声による経路誘導装置にあっては、案内文作成部によっ
て、自動車に対して設定された走行経路上の音声案内の
対象とされた所定地点、即ち、音声案内対象地点に関し
ての自動車の乗員に対する音声案内のための案内文が作
成されたとき、その案内文をあらわす案内文データが、
一旦メモリ部に格納されて、その後音声案内許可部によ
る制御のもとにメモリ部から案内実行部に供給される状
態が選択的にとられ、案内文データがメモリ部から案内
実行部に供給されるときには、案内実行部により案内文
に基づく音声案内が行われる。そして、音声案内許可部
による制御のもとでのメモリ部に格納された案内文デー
タの案内実行部への供給動作は、案内文データの内容と
自動車の乗員の発声状態を検出する発声検出部からの検
出出力信号とに基づいて設定された、乗員による会話よ
り音声案内を優先させるべき所定のタイミングにおいて
実行される。それにより、案内文作成部によって作成さ
れた案内文に基づく音声案内は、緊急の案内がなされる
場合等の例外的状況を除き、通常のもとでは、乗員によ
る会話が不所望に中断されてしまう事態をきたすことな
く行われる。
声による経路誘導装置にあっては、案内文作成部によっ
て、自動車に対して設定された走行経路上の音声案内の
対象とされた所定地点、即ち、音声案内対象地点に関し
ての自動車の乗員に対する音声案内のための案内文が作
成されたとき、その案内文をあらわす案内文データが、
一旦メモリ部に格納されて、その後音声案内許可部によ
る制御のもとにメモリ部から案内実行部に供給される状
態が選択的にとられ、案内文データがメモリ部から案内
実行部に供給されるときには、案内実行部により案内文
に基づく音声案内が行われる。そして、音声案内許可部
による制御のもとでのメモリ部に格納された案内文デー
タの案内実行部への供給動作は、案内文データの内容と
自動車の乗員の発声状態を検出する発声検出部からの検
出出力信号とに基づいて設定された、乗員による会話よ
り音声案内を優先させるべき所定のタイミングにおいて
実行される。それにより、案内文作成部によって作成さ
れた案内文に基づく音声案内は、緊急の案内がなされる
場合等の例外的状況を除き、通常のもとでは、乗員によ
る会話が不所望に中断されてしまう事態をきたすことな
く行われる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明に係る自動車の音声による経
路誘導装置の一例を示す。この例には、それが搭載され
た自動車の現在位置を検出する現在位置検出部11が備
えられている。現在位置検出部11には、人工衛星が用
いられた電波航法システムであるグローバル・ポジショ
ニング・システム(GPS)における人工衛星からのG
PS信号を受信するGPS信号受信部12,自動車の方
向を検出する方向センサとしての役割を果たす地磁気セ
ンサ13,自動車の走行速度を検出する車速センサ1
4,自動車の基準位置についてのデータ入力を行う基準
位置データ入力部15、及び、自動車の走行エリア内に
おける自動車走行路網を示す地図データが格納された地
図データ格納メモリ部16が接続されている。そして、
現在位置検出部11は、地図データ格納メモリ部16か
ら読み出された地図データDM,GPS信号受信部12
により受信されたGPS信号SG,地磁気センサ13か
らの検出出力Dx,車速センサ14からの検出出力D
s、及び、基準位置データ入力部15からの基準位置デ
ータDiに基づいて、自動車の現在位置を地図データD
Mがあらわす自動車走行路網上の位置として検出し、検
出された現在位置をあらわす現在位置データDPを送出
する。
路誘導装置の一例を示す。この例には、それが搭載され
た自動車の現在位置を検出する現在位置検出部11が備
えられている。現在位置検出部11には、人工衛星が用
いられた電波航法システムであるグローバル・ポジショ
ニング・システム(GPS)における人工衛星からのG
PS信号を受信するGPS信号受信部12,自動車の方
向を検出する方向センサとしての役割を果たす地磁気セ
ンサ13,自動車の走行速度を検出する車速センサ1
4,自動車の基準位置についてのデータ入力を行う基準
位置データ入力部15、及び、自動車の走行エリア内に
おける自動車走行路網を示す地図データが格納された地
図データ格納メモリ部16が接続されている。そして、
現在位置検出部11は、地図データ格納メモリ部16か
ら読み出された地図データDM,GPS信号受信部12
により受信されたGPS信号SG,地磁気センサ13か
らの検出出力Dx,車速センサ14からの検出出力D
s、及び、基準位置データ入力部15からの基準位置デ
ータDiに基づいて、自動車の現在位置を地図データD
Mがあらわす自動車走行路網上の位置として検出し、検
出された現在位置をあらわす現在位置データDPを送出
する。
【0010】現在位置検出部11から送出される現在位
置データDPは、経路設定部17に供給される。経路設
定部17には、地図データ格納メモリ部16から読み出
された地図データDM、及び、目的地データ入力部18
から入力される、自動車が到達すべき目的地をあらわす
目的地データDdも供給される。経路設定部17は、目
的地データDdが供給されたときの現在位置データDP
があらわす位置を、地図データDMがあらわす自動車走
行路網上の誘導走行開始地点とするとともに、目的地デ
ータDdがあらわす目的地に対応する地図データDMが
あらわす自動車走行路網上の位置を目的地点とし、地図
データDMがあらわす自動車走行路網上における誘導走
行開始地点から目的地点までの最適な走行経路を設定す
る。即ち、経路設定部17により、例えば、図2に示さ
れる如く、地図データDMがあらわす自動車走行路網上
において、目的地データDdが供給されたときの現在位
置データDPがあらわす地点である誘導走行開始地点P
Sと目的地データDdがあらわす目的地に対応する目的
地点PFとが設定され、さらに、図2において破線によ
りあらわされる如くの、誘導走行開始地点PSから目的
地点PFまでの最適な走行経路ACが設定される。この
図2に示される走行経路ACは、誘導走行開始地点PS
から、交叉点X1,X2,X3,X4及びX5を経て、
目的地点PFに達するものとされている。
置データDPは、経路設定部17に供給される。経路設
定部17には、地図データ格納メモリ部16から読み出
された地図データDM、及び、目的地データ入力部18
から入力される、自動車が到達すべき目的地をあらわす
目的地データDdも供給される。経路設定部17は、目
的地データDdが供給されたときの現在位置データDP
があらわす位置を、地図データDMがあらわす自動車走
行路網上の誘導走行開始地点とするとともに、目的地デ
ータDdがあらわす目的地に対応する地図データDMが
あらわす自動車走行路網上の位置を目的地点とし、地図
データDMがあらわす自動車走行路網上における誘導走
行開始地点から目的地点までの最適な走行経路を設定す
る。即ち、経路設定部17により、例えば、図2に示さ
れる如く、地図データDMがあらわす自動車走行路網上
において、目的地データDdが供給されたときの現在位
置データDPがあらわす地点である誘導走行開始地点P
Sと目的地データDdがあらわす目的地に対応する目的
地点PFとが設定され、さらに、図2において破線によ
りあらわされる如くの、誘導走行開始地点PSから目的
地点PFまでの最適な走行経路ACが設定される。この
図2に示される走行経路ACは、誘導走行開始地点PS
から、交叉点X1,X2,X3,X4及びX5を経て、
目的地点PFに達するものとされている。
【0011】経路設定部17は、設定された走行経路、
例えば、走行経路ACに関する経路データDCを、設定
された走行経路についての音声案内用の案内文を作成す
る案内文作成部19に送出する。案内文作成部19に
は、経路設定部17からの経路データDCに加えて、現
在位置検出部11から送出される現在位置データDP及
び地図データ格納メモリ部16から読み出された地図デ
ータDMが供給される。そして、案内文作成部19は、
経路設定部17からの経路データDCがあらわす設定さ
れた走行経路についての音声案内用の案内文として、設
定された走行経路における特定の地点、例えば、各交叉
点を音声案内対象地点とし、設定された走行経路におけ
る各交叉点に関する音声案内用の案内文を、経路データ
DC及び現在位置データDPに基づいて特定された交叉
点について、地図データDMに基づく内容を有したもの
として作成する。従って、経路設定部17からの経路デ
ータDCが設定された走行経路として図2に示される走
行経路ACをあらわす場合には、案内文作成部19によ
り、走行経路ACにおける交叉点X1,X2,X3,X
4及びX5に関する音声案内用の案内文が、地図データ
DMに基づく内容を有したものとして作成される。
例えば、走行経路ACに関する経路データDCを、設定
された走行経路についての音声案内用の案内文を作成す
る案内文作成部19に送出する。案内文作成部19に
は、経路設定部17からの経路データDCに加えて、現
在位置検出部11から送出される現在位置データDP及
び地図データ格納メモリ部16から読み出された地図デ
ータDMが供給される。そして、案内文作成部19は、
経路設定部17からの経路データDCがあらわす設定さ
れた走行経路についての音声案内用の案内文として、設
定された走行経路における特定の地点、例えば、各交叉
点を音声案内対象地点とし、設定された走行経路におけ
る各交叉点に関する音声案内用の案内文を、経路データ
DC及び現在位置データDPに基づいて特定された交叉
点について、地図データDMに基づく内容を有したもの
として作成する。従って、経路設定部17からの経路デ
ータDCが設定された走行経路として図2に示される走
行経路ACをあらわす場合には、案内文作成部19によ
り、走行経路ACにおける交叉点X1,X2,X3,X
4及びX5に関する音声案内用の案内文が、地図データ
DMに基づく内容を有したものとして作成される。
【0012】案内文作成部19は、案内文を作成したと
きには、作成された案内文をあらわす案内文データDS
を、経路データDC及び現在位置データDPに基づいて
設定される適切なタイミングをもって、案内文データメ
モリ部20に供給するとともに、案内文作成報知信号C
Sをメモリ制御部21に送出する。メモリ制御部21
は、案内文作成部19からの案内文作成報知信号CSを
受けると、それに応じて、書込信号Pwを案内文データ
メモリ部20に供給し、それにより、案内文データメモ
リ部20に、案内文作成部19からの案内文データDS
が書込信号Pwに応じて書き込まれて格納される。
きには、作成された案内文をあらわす案内文データDS
を、経路データDC及び現在位置データDPに基づいて
設定される適切なタイミングをもって、案内文データメ
モリ部20に供給するとともに、案内文作成報知信号C
Sをメモリ制御部21に送出する。メモリ制御部21
は、案内文作成部19からの案内文作成報知信号CSを
受けると、それに応じて、書込信号Pwを案内文データ
メモリ部20に供給し、それにより、案内文データメモ
リ部20に、案内文作成部19からの案内文データDS
が書込信号Pwに応じて書き込まれて格納される。
【0013】また、現在位置検出部11から送出される
現在位置データDP,地図データ格納メモリ部16から
読み出された地図データDM、及び、経路設定部17か
らの経路データDCは、案内文重要度設定部22にも供
給され、それに加えて、案内文重要度設定部22には、
案内文作成部19からの案内文データDSも供給され
る。そして、案内文重要度設定部22は、現在位置デー
タDP,地図データDM及び経路データDCに基づい
て、案内文データDSがあらわす案内文についての重要
度(案内文重要度)を所定の短周期をもって設定し、設
定された案内文重要度をあらわす案内文重要度データD
Iを重要度データメモリ部23に供給するとともに、重
要度設定報知信号CIをメモリ制御部24に送出する。
メモリ制御部24は、案内文重要度設定部22からの重
要度作成報知信号CIを受ける度に、それに応じて、書
込信号Qwを重要度データメモリ部23に供給し、それ
により、重要度データメモリ部23において、案内文重
要度設定部22からの案内文重要度データDIが、書込
信号Qwに応じて書き込まれ、案内文重要度データDI
についての短周期をもっての更新記憶がなされる。
現在位置データDP,地図データ格納メモリ部16から
読み出された地図データDM、及び、経路設定部17か
らの経路データDCは、案内文重要度設定部22にも供
給され、それに加えて、案内文重要度設定部22には、
案内文作成部19からの案内文データDSも供給され
る。そして、案内文重要度設定部22は、現在位置デー
タDP,地図データDM及び経路データDCに基づい
て、案内文データDSがあらわす案内文についての重要
度(案内文重要度)を所定の短周期をもって設定し、設
定された案内文重要度をあらわす案内文重要度データD
Iを重要度データメモリ部23に供給するとともに、重
要度設定報知信号CIをメモリ制御部24に送出する。
メモリ制御部24は、案内文重要度設定部22からの重
要度作成報知信号CIを受ける度に、それに応じて、書
込信号Qwを重要度データメモリ部23に供給し、それ
により、重要度データメモリ部23において、案内文重
要度設定部22からの案内文重要度データDIが、書込
信号Qwに応じて書き込まれ、案内文重要度データDI
についての短周期をもっての更新記憶がなされる。
【0014】案内文重要度設定部22による案内文重要
度の設定は、例えば、次のようにして行われる。先ず、
案内文作成部19から案内文データDSが送出される
と、その案内文データDSがあらわす案内文が、緊急情
報を伝えるものか否かが判別され、緊急情報を伝えるも
のである場合には、案内文重要度は最大値である1.0
に設定される。
度の設定は、例えば、次のようにして行われる。先ず、
案内文作成部19から案内文データDSが送出される
と、その案内文データDSがあらわす案内文が、緊急情
報を伝えるものか否かが判別され、緊急情報を伝えるも
のである場合には、案内文重要度は最大値である1.0
に設定される。
【0015】そして、案内文データDSがあらわす案内
文が、緊急情報を伝えるものでない場合には、その案内
文データDSがあらわす案内文に基づく音声案内の対象
とされる地点、即ち、音声案内対象地点が特定されると
ともに、音声案内対象地点から所定の距離だけ手前の地
点が、自動車の乗員がその地点において音声案内を受け
ても、自動車を音声案内対象地点において音声案内に従
って走行させることができる限界となる限界地点として
設定される。そして、案内文作成部19から案内文デー
タDSが送出されたときにおける案内文重要度IIを0
(零)に設定し、その後、自動車の位置が限界地点に近
接するに従って、案内文重要度IIを単調増加させてい
き、自動車の位置が限界地点に到達したとき案内文重要
度IIを最大値1.0をとるものとする。その際、案内
文重要度IIの増加率は、案内文重要度IIが0に設定
されたときの自動車の位置から限界地点までの距離と自
動車の車速に基づいて算出される。そして、自動車の位
置が限界地点を過ぎた後には、案内文の重要度IIは0
に戻される。
文が、緊急情報を伝えるものでない場合には、その案内
文データDSがあらわす案内文に基づく音声案内の対象
とされる地点、即ち、音声案内対象地点が特定されると
ともに、音声案内対象地点から所定の距離だけ手前の地
点が、自動車の乗員がその地点において音声案内を受け
ても、自動車を音声案内対象地点において音声案内に従
って走行させることができる限界となる限界地点として
設定される。そして、案内文作成部19から案内文デー
タDSが送出されたときにおける案内文重要度IIを0
(零)に設定し、その後、自動車の位置が限界地点に近
接するに従って、案内文重要度IIを単調増加させてい
き、自動車の位置が限界地点に到達したとき案内文重要
度IIを最大値1.0をとるものとする。その際、案内
文重要度IIの増加率は、案内文重要度IIが0に設定
されたときの自動車の位置から限界地点までの距離と自
動車の車速に基づいて算出される。そして、自動車の位
置が限界地点を過ぎた後には、案内文の重要度IIは0
に戻される。
【0016】例えば、図3において破線により示される
如くの走行経路が設定されたもとで、自動車が地点Zc
に到達したとき、地点Za(交叉点)を音声案内対象地
点とする案内文データDSが案内文作成部19から送出
された場合には、限界地点として地点Zaの手前の地点
Zbが設定され、図4のグラフ(横軸:自動車の走行距
離LV,縦軸:案内文重要度II)に示される如く、自
動車が走行距離LVがLVcとなる地点Zcに到達した
もとでの案内文重要度IIが0に設定される。その後、
自動車が走行距離LVがLVbとなる地点Zbに到達す
るまでの間、案内文重要度IIは0から1.0に向かっ
てリニアに増大していき、自動車が地点Zbに到達した
とき、案内文重要度IIが1.0にされる。続いて、自
動車が地点Zbを過ぎると、案内文重要度IIは0とさ
れる。そして、自動車は、走行距離LVがLVaとなる
音声案内対象地点である地点Zaを、案内文重要度II
が1.0とされるまでに実行される、案内文データDS
があらわす案内文に基づく音声案内に従って通過してい
く。
如くの走行経路が設定されたもとで、自動車が地点Zc
に到達したとき、地点Za(交叉点)を音声案内対象地
点とする案内文データDSが案内文作成部19から送出
された場合には、限界地点として地点Zaの手前の地点
Zbが設定され、図4のグラフ(横軸:自動車の走行距
離LV,縦軸:案内文重要度II)に示される如く、自
動車が走行距離LVがLVcとなる地点Zcに到達した
もとでの案内文重要度IIが0に設定される。その後、
自動車が走行距離LVがLVbとなる地点Zbに到達す
るまでの間、案内文重要度IIは0から1.0に向かっ
てリニアに増大していき、自動車が地点Zbに到達した
とき、案内文重要度IIが1.0にされる。続いて、自
動車が地点Zbを過ぎると、案内文重要度IIは0とさ
れる。そして、自動車は、走行距離LVがLVaとなる
音声案内対象地点である地点Zaを、案内文重要度II
が1.0とされるまでに実行される、案内文データDS
があらわす案内文に基づく音声案内に従って通過してい
く。
【0017】また、図1に示される例にあっては、自動
車の乗員の発声状態を検出すべく、例えば、自動車にお
ける前方座席の両側の斜め前方に位置する左右のフロン
トピラーの内側、及び、後方座席の両側の斜め後方に位
置する左右のクォータピラーの内側に夫々配されるマイ
クロフォン25A,25B,25C及び25Dが備えら
れている。これらマイクロフォン25A〜25Dのう
ち、マイクロフォン25Aが、自動車の運転者に対応す
るものとされている。そして、マイクロフォン25A〜
25Dから得られる自動車の乗員が発する音声に応じて
変化する音声信号SV1,SV2,SV3及びSV4
が、夫々、発声検出部26A,26B,26C及び26
Dに供給される。発声検出部26A〜26Dの夫々に
は、自動車に備えられた車載オーディオ装置27におけ
る出力部から得られる音声出力信号SUも供給される。
車の乗員の発声状態を検出すべく、例えば、自動車にお
ける前方座席の両側の斜め前方に位置する左右のフロン
トピラーの内側、及び、後方座席の両側の斜め後方に位
置する左右のクォータピラーの内側に夫々配されるマイ
クロフォン25A,25B,25C及び25Dが備えら
れている。これらマイクロフォン25A〜25Dのう
ち、マイクロフォン25Aが、自動車の運転者に対応す
るものとされている。そして、マイクロフォン25A〜
25Dから得られる自動車の乗員が発する音声に応じて
変化する音声信号SV1,SV2,SV3及びSV4
が、夫々、発声検出部26A,26B,26C及び26
Dに供給される。発声検出部26A〜26Dの夫々に
は、自動車に備えられた車載オーディオ装置27におけ
る出力部から得られる音声出力信号SUも供給される。
【0018】発声検出部26Aにおいては、マイクロフ
ォン25Aからの音声信号SV1に基づき、それに混入
した車載オーディオ装置27からの音声出力信号SUに
基づく再生音に応じた信号成分の影響が、車載オーディ
オ装置27における出力部から得られる音声出力信号S
Uに基づいて除去されるようになされたもとで、自動車
の運転者による発声の有無が検出され、それにより得ら
れる発声検出出力信号SQ1が会話重要度設定部28に
供給される。発声検出出力信号SQ1は、例えば、運転
者による発声がなされた期間において高レベルをとると
ともに、運転者による発声がなされない期間において低
レベルをとるものとされる。また、発声検出部26B〜
26Dの夫々においては、対応するマイクロフォン25
B〜25Dの夫々からの音声信号SV2〜SV4の夫々
に基づき、それに混入した車載オーディオ装置27から
の音声出力信号SUに基づく再生音に応じた信号成分の
影響が、車載オーディオ装置27における出力部から得
られる音声出力信号SUに基づいて除去されるようにな
されたもとで、自動車の運転者以外の乗員による発声の
有無が検出され、それにより得られる発声検出出力信号
SQ2〜SQ4の夫々が会話重要度設定部28に供給さ
れる。発声検出出力信号SQ2〜SQ4の夫々も、例え
ば、乗員による発声がなされた期間において高レベルを
とるとともに、乗員による発声がなされない期間におい
て低レベルをとるものとされる。
ォン25Aからの音声信号SV1に基づき、それに混入
した車載オーディオ装置27からの音声出力信号SUに
基づく再生音に応じた信号成分の影響が、車載オーディ
オ装置27における出力部から得られる音声出力信号S
Uに基づいて除去されるようになされたもとで、自動車
の運転者による発声の有無が検出され、それにより得ら
れる発声検出出力信号SQ1が会話重要度設定部28に
供給される。発声検出出力信号SQ1は、例えば、運転
者による発声がなされた期間において高レベルをとると
ともに、運転者による発声がなされない期間において低
レベルをとるものとされる。また、発声検出部26B〜
26Dの夫々においては、対応するマイクロフォン25
B〜25Dの夫々からの音声信号SV2〜SV4の夫々
に基づき、それに混入した車載オーディオ装置27から
の音声出力信号SUに基づく再生音に応じた信号成分の
影響が、車載オーディオ装置27における出力部から得
られる音声出力信号SUに基づいて除去されるようにな
されたもとで、自動車の運転者以外の乗員による発声の
有無が検出され、それにより得られる発声検出出力信号
SQ2〜SQ4の夫々が会話重要度設定部28に供給さ
れる。発声検出出力信号SQ2〜SQ4の夫々も、例え
ば、乗員による発声がなされた期間において高レベルを
とるとともに、乗員による発声がなされない期間におい
て低レベルをとるものとされる。
【0019】会話重要度設定部28は、発声検出部26
A〜26Dからの発声検出出力信号SQ1〜SQ4の夫
々に基づいて、乗員による会話の重要度(会話重要度)
を設定し、設定された会話重要度をあらわす会話重要度
データDJを音声案内タイミング設定部29に供給す
る。会話重要度設定部28による会話重要度の設定は、
例えば、次のようにして行われる。先ず、発声検出部2
6Aからの発声検出出力信号SQ1が高レベルにあるか
否かを検知し、発声検出出力信号SQ1が高レベルにあ
るときには、運転者が発声を行っているとして、会話重
要度IJを最大値である1.0に設定し、発声検出出力
信号SQ1が、所定の期間、例えば、30秒以内とされ
る間隔をおいて所定の短時間、例えば、1秒未満の低レ
ベルをとる期間を生じる状況のもとに断続的に高レベル
をとるときには、運転者の発声が継続していると認識し
て、会話重要度IJを1.0に維持する。そして、発声
検出出力信号SQ1が、1秒を越えて低レベルをとる状
態となったときには、運転者の発声が途切れたと認識し
て、会話重要度IJを1.0から所定の低減率、例え
ば、0.1/秒という低減率をもって低減させていく。
A〜26Dからの発声検出出力信号SQ1〜SQ4の夫
々に基づいて、乗員による会話の重要度(会話重要度)
を設定し、設定された会話重要度をあらわす会話重要度
データDJを音声案内タイミング設定部29に供給す
る。会話重要度設定部28による会話重要度の設定は、
例えば、次のようにして行われる。先ず、発声検出部2
6Aからの発声検出出力信号SQ1が高レベルにあるか
否かを検知し、発声検出出力信号SQ1が高レベルにあ
るときには、運転者が発声を行っているとして、会話重
要度IJを最大値である1.0に設定し、発声検出出力
信号SQ1が、所定の期間、例えば、30秒以内とされ
る間隔をおいて所定の短時間、例えば、1秒未満の低レ
ベルをとる期間を生じる状況のもとに断続的に高レベル
をとるときには、運転者の発声が継続していると認識し
て、会話重要度IJを1.0に維持する。そして、発声
検出出力信号SQ1が、1秒を越えて低レベルをとる状
態となったときには、運転者の発声が途切れたと認識し
て、会話重要度IJを1.0から所定の低減率、例え
ば、0.1/秒という低減率をもって低減させていく。
【0020】また、発声検出出力信号SQ1が、30秒
以内とされる間隔をおいて1秒未満の低レベルをとる期
間を生じることなく連続的に高レベルをとるときには、
運転者の発声が継続しているのではなく、発声検出部2
6Aから異常出力が得られていると認識して、会話重要
度IJを0に設定する。
以内とされる間隔をおいて1秒未満の低レベルをとる期
間を生じることなく連続的に高レベルをとるときには、
運転者の発声が継続しているのではなく、発声検出部2
6Aから異常出力が得られていると認識して、会話重要
度IJを0に設定する。
【0021】次に、発声検出部26Aからの発声検出出
力信号SQ1が低レベルにあるとき、あるいは、発声検
出部26Aから上述の異常出力が得られているときに
は、発声検出部26B〜26Cからの発声検出出力信号
SQ2〜SQ4のうちのいずれかが高レベルにあるか否
かを検知し、発声検出出力信号SQ2〜SQ4のうちの
いずれかが高レベルにあるときには、運転者以外の乗員
が発声を行っているとして、会話重要度IJを0.9に
設定し、その発声検出出力信号SQ2〜SQ4のうちの
1つが、所定の期間、例えば、30秒以内とされる間隔
をおいて所定の短時間、例えば、1秒未満の低レベルを
とる期間を生じる状況のもとに断続的に高レベルをとる
ときには、乗員の発声が継続していると認識して、会話
重要度IJを0.9に維持する。そして、断続的に高レ
ベルをとっていた発声検出出力信号SQ2〜SQ4のう
ちの1つが、1秒を越えて低レベルをとる状態となった
ときには、乗員の発声が途切れたと認識して、会話重要
度IJを0.9から0.1/秒という低減率をもって低
減させていく。
力信号SQ1が低レベルにあるとき、あるいは、発声検
出部26Aから上述の異常出力が得られているときに
は、発声検出部26B〜26Cからの発声検出出力信号
SQ2〜SQ4のうちのいずれかが高レベルにあるか否
かを検知し、発声検出出力信号SQ2〜SQ4のうちの
いずれかが高レベルにあるときには、運転者以外の乗員
が発声を行っているとして、会話重要度IJを0.9に
設定し、その発声検出出力信号SQ2〜SQ4のうちの
1つが、所定の期間、例えば、30秒以内とされる間隔
をおいて所定の短時間、例えば、1秒未満の低レベルを
とる期間を生じる状況のもとに断続的に高レベルをとる
ときには、乗員の発声が継続していると認識して、会話
重要度IJを0.9に維持する。そして、断続的に高レ
ベルをとっていた発声検出出力信号SQ2〜SQ4のう
ちの1つが、1秒を越えて低レベルをとる状態となった
ときには、乗員の発声が途切れたと認識して、会話重要
度IJを0.9から0.1/秒という低減率をもって低
減させていく。
【0022】高レベルにある発声検出出力信号SQ2〜
SQ4のうちの1つが、30秒以内とされる間隔をおい
て1秒未満の低レベルをとる期間を生じることなく連続
的に高レベルをとるときには、乗員の発声が継続してい
るのではなく、発声検出部26B〜26Dのうちの1つ
から異常出力が得られていると認識して、会話重要度I
Jを0に設定する。
SQ4のうちの1つが、30秒以内とされる間隔をおい
て1秒未満の低レベルをとる期間を生じることなく連続
的に高レベルをとるときには、乗員の発声が継続してい
るのではなく、発声検出部26B〜26Dのうちの1つ
から異常出力が得られていると認識して、会話重要度I
Jを0に設定する。
【0023】これよりして、会話重要度設定部28によ
る会話重要度の設定は、運転者が発声しているときに
は、運転者以外の乗員が発声しているときより重きを置
いて、会話重要度IJを最大値である1.0に設定する
とともに、運転者の発声が途絶えたときには、会話重要
度をIJを1.0から、例えば、0.1/秒という低減
率をもって次第に低減させていき、また、運転者が発声
していず、運転者以外の乗員が発声しているときには会
話重要度IJを0・9に設定するとともに、乗員の発声
が途絶えたときには、会話重要度IJを0.9から、例
えば、0.1/秒という低減率をもって次第に低減させ
ていくようにして行われる。従って、運転者を含めた乗
員の発声が10秒を越える期間に亙って途切れる場合に
は、会話重要度IJは0にされる。
る会話重要度の設定は、運転者が発声しているときに
は、運転者以外の乗員が発声しているときより重きを置
いて、会話重要度IJを最大値である1.0に設定する
とともに、運転者の発声が途絶えたときには、会話重要
度をIJを1.0から、例えば、0.1/秒という低減
率をもって次第に低減させていき、また、運転者が発声
していず、運転者以外の乗員が発声しているときには会
話重要度IJを0・9に設定するとともに、乗員の発声
が途絶えたときには、会話重要度IJを0.9から、例
えば、0.1/秒という低減率をもって次第に低減させ
ていくようにして行われる。従って、運転者を含めた乗
員の発声が10秒を越える期間に亙って途切れる場合に
は、会話重要度IJは0にされる。
【0024】なお、会話重要度設定部28は、発声検出
部26A〜26Dのいずれかから異常出力が得られてい
ると認識した際には、その異常出力が得られている発声
検出部26A〜26Dのいずれかに、制御信号CLを送
出して、その発声検出部26A〜26Dのいずれかを異
常出力が得られている状態から正常な状態に移行させ
る。
部26A〜26Dのいずれかから異常出力が得られてい
ると認識した際には、その異常出力が得られている発声
検出部26A〜26Dのいずれかに、制御信号CLを送
出して、その発声検出部26A〜26Dのいずれかを異
常出力が得られている状態から正常な状態に移行させ
る。
【0025】会話重要度設定部28からの会話重要度デ
ータDJが供給される音声案内タイミング設定部29
は、所定のタイミングをもって、メモリ読出指令信号C
Rをメモリ制御部24に供給する。メモリ制御部24
は、会話重要度設定部28からのメモリ読出指令信号C
Rを受けると、それに応じて、読出信号Qrを重要度デ
ータメモリ部23に供給し、それにより、重要度データ
メモリ部23からそれに更新記憶されていた案内文重量
度データDIの1つが読み出されて、それが音声案内タ
イミング設定部29に供給される。音声案内タイミング
設定部29は、重要度データメモリ部23から読み出さ
れた案内文重量度データDIがあらわす案内文重要度I
Iと、会話重要度設定部28から供給される会話重要度
データDJがあらわす会話重要度IJとを比較し、その
比較の結果、案内文重要度IIが会話重要度IJ以上で
ある場合には、比較に用いられた案内文重要度データD
Iに対応する案内文データDSを指定した音声案内許可
信号CTをメモリ制御部21に送出し、また、案内文重
要度IIが会話重要度IJより小である場合には、音声
案内許可信号CTの送出は行わない。
ータDJが供給される音声案内タイミング設定部29
は、所定のタイミングをもって、メモリ読出指令信号C
Rをメモリ制御部24に供給する。メモリ制御部24
は、会話重要度設定部28からのメモリ読出指令信号C
Rを受けると、それに応じて、読出信号Qrを重要度デ
ータメモリ部23に供給し、それにより、重要度データ
メモリ部23からそれに更新記憶されていた案内文重量
度データDIの1つが読み出されて、それが音声案内タ
イミング設定部29に供給される。音声案内タイミング
設定部29は、重要度データメモリ部23から読み出さ
れた案内文重量度データDIがあらわす案内文重要度I
Iと、会話重要度設定部28から供給される会話重要度
データDJがあらわす会話重要度IJとを比較し、その
比較の結果、案内文重要度IIが会話重要度IJ以上で
ある場合には、比較に用いられた案内文重要度データD
Iに対応する案内文データDSを指定した音声案内許可
信号CTをメモリ制御部21に送出し、また、案内文重
要度IIが会話重要度IJより小である場合には、音声
案内許可信号CTの送出は行わない。
【0026】そして、音声案内タイミング設定部29
は、比較に用いられた案内文重量度データDIに対応す
る案内文データDSを指定した音声案内許可信号CTを
メモリ制御部21に送出した場合には、比較に用いられ
た案内文重量度データDIに対応する案内文データDS
を指定したデータ消去指令信号CEをメモリ制御部24
に供給する。メモリ制御部24は、音声案内タイミング
設定部29からのデータ消去指令信号CEを受けると、
それに応じて、書込信号Qwを、データ消去指令信号C
Eにより指定された案内文データDSに対する消去信号
として、重要度データメモリ部23に供給し、それによ
り、重要度データメモリ部23においてデータ消去指令
信号CEにより指定された案内文データDSの消去が行
われる。
は、比較に用いられた案内文重量度データDIに対応す
る案内文データDSを指定した音声案内許可信号CTを
メモリ制御部21に送出した場合には、比較に用いられ
た案内文重量度データDIに対応する案内文データDS
を指定したデータ消去指令信号CEをメモリ制御部24
に供給する。メモリ制御部24は、音声案内タイミング
設定部29からのデータ消去指令信号CEを受けると、
それに応じて、書込信号Qwを、データ消去指令信号C
Eにより指定された案内文データDSに対する消去信号
として、重要度データメモリ部23に供給し、それによ
り、重要度データメモリ部23においてデータ消去指令
信号CEにより指定された案内文データDSの消去が行
われる。
【0027】続いて、音声案内タイミング設定部29
は、再度、メモリ読出指令信号CRをメモリ制御部24
に供給する。メモリ制御部24は、音声案内タイミング
設定部29からのメモリ読出指令信号CRを受けると、
それに応じて、読出信号Qrを重要度データメモリ部2
3に供給し、それにより、重要度データメモリ部23か
ら、それに更新記憶されていた案内文重量度データDI
のうちの次の1つが読み出されて、それが音声案内タイ
ミング設定部29に供給される。音声案内タイミング設
定部29は、重要度データメモリ部23から新たに読み
出された案内文重量度データDIがあらわす案内文重要
度IIと会話重要度設定部28から供給される会話重要
度データDJがあらわす会話重要度IJとの比較を、上
述と同様にして行い、上述と同様にして、比較に用いら
れた案内文重量度データDIに対応する案内文データD
Sを指定した音声案内許可信号CTのメモリ制御部21
への送出,比較に用いられた案内文重量度データDIに
対応する案内文データDSを指定したデータ消去指令信
号CEのメモリ制御部24への供給等を行い、斯かる動
作を繰り返す。斯かるもとで、案内文重要度設定部2
2,重要度データメモリ部23,メモリ制御部24,会
話重要度設定部28、及び、音声案内タイミング設定部
29を含む部分は、案内文作成部19により作成された
案内文に基づく音声案内を、音声案内タイミング設定部
29からの音声案内許可信号CTの送出タイミングをも
って許可する、音声案内許可部を構成していることにな
る。
は、再度、メモリ読出指令信号CRをメモリ制御部24
に供給する。メモリ制御部24は、音声案内タイミング
設定部29からのメモリ読出指令信号CRを受けると、
それに応じて、読出信号Qrを重要度データメモリ部2
3に供給し、それにより、重要度データメモリ部23か
ら、それに更新記憶されていた案内文重量度データDI
のうちの次の1つが読み出されて、それが音声案内タイ
ミング設定部29に供給される。音声案内タイミング設
定部29は、重要度データメモリ部23から新たに読み
出された案内文重量度データDIがあらわす案内文重要
度IIと会話重要度設定部28から供給される会話重要
度データDJがあらわす会話重要度IJとの比較を、上
述と同様にして行い、上述と同様にして、比較に用いら
れた案内文重量度データDIに対応する案内文データD
Sを指定した音声案内許可信号CTのメモリ制御部21
への送出,比較に用いられた案内文重量度データDIに
対応する案内文データDSを指定したデータ消去指令信
号CEのメモリ制御部24への供給等を行い、斯かる動
作を繰り返す。斯かるもとで、案内文重要度設定部2
2,重要度データメモリ部23,メモリ制御部24,会
話重要度設定部28、及び、音声案内タイミング設定部
29を含む部分は、案内文作成部19により作成された
案内文に基づく音声案内を、音声案内タイミング設定部
29からの音声案内許可信号CTの送出タイミングをも
って許可する、音声案内許可部を構成していることにな
る。
【0028】上述の如くにして、音声案内タイミング設
定部29からの、音声案内タイミング設定部29におけ
る比較に用いられた案内文重量度データDIに対応する
案内文データDSを指定した音声案内許可信号CTを受
けるメモリ制御部21は、音声案内許可信号CTを受け
る度に、その音声案内許可信号CTにより指定された案
内文データDSについての読出信号Prを案内文データ
メモリ部20に供給し、それにより、案内文データメモ
リ部20から、それに格納されていた案内文データDS
のうちの音声案内許可信号CTにより指定されたものが
読み出されて、それが音声信号合成部30に供給され
る。
定部29からの、音声案内タイミング設定部29におけ
る比較に用いられた案内文重量度データDIに対応する
案内文データDSを指定した音声案内許可信号CTを受
けるメモリ制御部21は、音声案内許可信号CTを受け
る度に、その音声案内許可信号CTにより指定された案
内文データDSについての読出信号Prを案内文データ
メモリ部20に供給し、それにより、案内文データメモ
リ部20から、それに格納されていた案内文データDS
のうちの音声案内許可信号CTにより指定されたものが
読み出されて、それが音声信号合成部30に供給され
る。
【0029】案内文データメモリ部20からの案内文デ
ータDSが供給された音声信号合成部30は、その案内
文データDSによりあらわされる案内文に対応するアナ
ログ音声信号SAを合成する。そして、音声信号合成部
30において合成されたアナログ音声信号SAは、放音
部を構成するスピーカ31に供給され、それにより、ス
ピーカ31から、自動車の乗員に対しての、案内文作成
部19により作成された案内文に基づく音声案内がなさ
れる。そして、自動車が、スピーカ31からの音声案内
により、それを受ける乗員の運転操作を介して、設定さ
れた走行経路に沿って誘導されることになる。斯かるも
とで、音声信号合成部30及びスピーカ31は、案内実
行部を構成していることになる。
ータDSが供給された音声信号合成部30は、その案内
文データDSによりあらわされる案内文に対応するアナ
ログ音声信号SAを合成する。そして、音声信号合成部
30において合成されたアナログ音声信号SAは、放音
部を構成するスピーカ31に供給され、それにより、ス
ピーカ31から、自動車の乗員に対しての、案内文作成
部19により作成された案内文に基づく音声案内がなさ
れる。そして、自動車が、スピーカ31からの音声案内
により、それを受ける乗員の運転操作を介して、設定さ
れた走行経路に沿って誘導されることになる。斯かるも
とで、音声信号合成部30及びスピーカ31は、案内実
行部を構成していることになる。
【0030】上述の図1に示される例における発声検出
部26A〜26Dの夫々は、同様に構成されて、同様な
動作を行うものとされる。そこで、発声検出部26A〜
26Dを代表するものとして発声検出部26Aを採り上
げ、その具体構成例を図5を参照して説明し、発声検出
部26B〜26Dの夫々についての具体構成例は、発声
検出部26Aの具体構成例と同様であるので、説明を省
略する。
部26A〜26Dの夫々は、同様に構成されて、同様な
動作を行うものとされる。そこで、発声検出部26A〜
26Dを代表するものとして発声検出部26Aを採り上
げ、その具体構成例を図5を参照して説明し、発声検出
部26B〜26Dの夫々についての具体構成例は、発声
検出部26Aの具体構成例と同様であるので、説明を省
略する。
【0031】図5に示される発声検出部26Aの具体構
成例にあっては、入力端子41にマイクロフォン25A
からの音声信号SV1が供給され、また、入力端子42
に車載オーディオ装置27の出力部からの音声出力信号
SU供給される。入力端子41に供給された音声信号S
V1は、増幅部43によって増幅された後、帯域通過フ
ィルタ(BPF)44に供給される。BPF44は、音
声信号SV1の主要成分の周波数帯域に対応する、例え
ば、1〜4kHzの通過周波数帯域を有するものとさ
れ、BPF44からは、音声信号SV1中の周波数を1
〜4kHzとする音声信号成分SV1’が得られる。こ
の音声信号成分SV1’は、レベル比較部45の比較端
子に供給されるとともに、平均レベル検出部46に供給
される。平均レベル検出部46からは、音声信号成分S
V1’についての平均レベルVV1が得られて、それが
スレッショールドレベル設定部47の入力端の一方に供
給される。
成例にあっては、入力端子41にマイクロフォン25A
からの音声信号SV1が供給され、また、入力端子42
に車載オーディオ装置27の出力部からの音声出力信号
SU供給される。入力端子41に供給された音声信号S
V1は、増幅部43によって増幅された後、帯域通過フ
ィルタ(BPF)44に供給される。BPF44は、音
声信号SV1の主要成分の周波数帯域に対応する、例え
ば、1〜4kHzの通過周波数帯域を有するものとさ
れ、BPF44からは、音声信号SV1中の周波数を1
〜4kHzとする音声信号成分SV1’が得られる。こ
の音声信号成分SV1’は、レベル比較部45の比較端
子に供給されるとともに、平均レベル検出部46に供給
される。平均レベル検出部46からは、音声信号成分S
V1’についての平均レベルVV1が得られて、それが
スレッショールドレベル設定部47の入力端の一方に供
給される。
【0032】また、入力端子42に供給された音声出力
信号SUは、BPF48に供給される。BPF48も、
BPF44と同様に、例えば、1〜4kHzの通過周波
数帯域を有するものとされ、BPF48からは、音声出
力信号SU中の周波数を1〜4kHzとする音声出力信
号成分SU’が得られる。そして、BPF48からの音
声出力信号成分SU’は、平均レベル検出部49に供給
され、平均レベル検出部49から、音声出力信号成分S
U’についての平均レベルVUが得られる。平均レベル
検出部49からの平均レベルVUは、平均レベル検出部
46からの平均レベルVV1とのバランスが考慮されて
の、レベル調整部50によるレベル調整がなされた後、
スレッショールドレベル設定部47の入力端の他方に供
給される。
信号SUは、BPF48に供給される。BPF48も、
BPF44と同様に、例えば、1〜4kHzの通過周波
数帯域を有するものとされ、BPF48からは、音声出
力信号SU中の周波数を1〜4kHzとする音声出力信
号成分SU’が得られる。そして、BPF48からの音
声出力信号成分SU’は、平均レベル検出部49に供給
され、平均レベル検出部49から、音声出力信号成分S
U’についての平均レベルVUが得られる。平均レベル
検出部49からの平均レベルVUは、平均レベル検出部
46からの平均レベルVV1とのバランスが考慮されて
の、レベル調整部50によるレベル調整がなされた後、
スレッショールドレベル設定部47の入力端の他方に供
給される。
【0033】スレッショールドレベル設定部47におい
ては、平均レベルVV1と平均レベルVUとに基づい
て、BPF44からの音声信号成分SV1’に対する適
正なスレッショールドレベルVs1が設定される。この
スレッショールドレベルVs1は、音声信号成分SV
1’におけるスレッショールドレベルVs1を越えるレ
ベルを有した部分が、車載オーディオ装置27からの音
声出力信号SUに基づく再生音に応じた信号成分を含ま
ないことになるものとされる。そして、スレッショール
ドレベル設定部47により設定されたスレッショールド
レベルVs1が、レベル比較部45の基準端子に供給さ
れる。
ては、平均レベルVV1と平均レベルVUとに基づい
て、BPF44からの音声信号成分SV1’に対する適
正なスレッショールドレベルVs1が設定される。この
スレッショールドレベルVs1は、音声信号成分SV
1’におけるスレッショールドレベルVs1を越えるレ
ベルを有した部分が、車載オーディオ装置27からの音
声出力信号SUに基づく再生音に応じた信号成分を含ま
ないことになるものとされる。そして、スレッショール
ドレベル設定部47により設定されたスレッショールド
レベルVs1が、レベル比較部45の基準端子に供給さ
れる。
【0034】レベル比較部45においては、BPF44
からの音声信号成分SV1’のレベルがスレッショール
ドレベルVs1と比較され、レベル比較部45から、B
PF44からの音声信号成分SV1’のレベルがスレッ
ショールドレベルVs1を越えるとき高レベルをとり、
BPF44からの音声信号成分SV1’のレベルがスレ
ッショールドレベルVs1以下であるとき低レベルをと
る比較出力信号SS1が得られる。そして、レベル比較
部45から得られる比較出力信号SS1が、出力端子5
1に導出されて発声検出出力信号SQ1とされる。
からの音声信号成分SV1’のレベルがスレッショール
ドレベルVs1と比較され、レベル比較部45から、B
PF44からの音声信号成分SV1’のレベルがスレッ
ショールドレベルVs1を越えるとき高レベルをとり、
BPF44からの音声信号成分SV1’のレベルがスレ
ッショールドレベルVs1以下であるとき低レベルをと
る比較出力信号SS1が得られる。そして、レベル比較
部45から得られる比較出力信号SS1が、出力端子5
1に導出されて発声検出出力信号SQ1とされる。
【0035】図1の例における案内文重要度設定部2
2,会話重要度設定部28及び音声案内タイミング設定
部29は、夫々、例えば、マイクロコンピュータが用い
られて構成され、それらのマイクロコンピュータが、案
内文重要度の設定,会話重要度の設定及び音声案内許可
タイミングの設定にあたって実行するプログラムの一例
を、図6,図7及び図8のフローチャートを参照して説
明する。
2,会話重要度設定部28及び音声案内タイミング設定
部29は、夫々、例えば、マイクロコンピュータが用い
られて構成され、それらのマイクロコンピュータが、案
内文重要度の設定,会話重要度の設定及び音声案内許可
タイミングの設定にあたって実行するプログラムの一例
を、図6,図7及び図8のフローチャートを参照して説
明する。
【0036】図6のフローチャートは、案内文重要度設
定部22を構成するマイクロコンピュータが、案内文重
要度の設定に際して実行するプログラムの一例を示す。
このプログラムにおいては、スタート後、ステップ61
において、変数nを0にする初期設定を行い、続くステ
ップ62において、案内文作成部19からの案内文デー
タDSが到来したか否かを判断する。その結果、案内文
データDSが到来していない場合には、ステップ62で
の判断を繰り返し、案内文データDSが到来した場合に
は、ステップ63において変数nを1だけ増加させた
後、ステップ64において、案内文データDSがあらわ
す案内文の内容が緊急情報を伝える緊急案内か否かを判
断する。
定部22を構成するマイクロコンピュータが、案内文重
要度の設定に際して実行するプログラムの一例を示す。
このプログラムにおいては、スタート後、ステップ61
において、変数nを0にする初期設定を行い、続くステ
ップ62において、案内文作成部19からの案内文デー
タDSが到来したか否かを判断する。その結果、案内文
データDSが到来していない場合には、ステップ62で
の判断を繰り返し、案内文データDSが到来した場合に
は、ステップ63において変数nを1だけ増加させた
後、ステップ64において、案内文データDSがあらわ
す案内文の内容が緊急情報を伝える緊急案内か否かを判
断する。
【0037】ステップ64での判断の結果、案内文デー
タDSがあらわす案内文の内容が緊急案内である場合に
は、ステップ65において案内文重要度IIn(n番目
の案内文重要度II)を1.0に設定して、ステップ6
2に戻る。また、ステップ64での判断の結果、案内文
データDSがあらわす案内文の内容が緊急案内でない場
合には、ステップ66において、案内文重要度IInを
0に設定し、続くステップ67において、案内文重要度
IInについての増大率を算出する。そして、次のステ
ップ68において、ステップ66で0に設定した案内文
重要度IInを、ステップ67で算出された増大率をも
って増大させ、増大せしめられていく案内文重要度II
nを、所定の短周期をもって重要度データメモリ部23
に更新格納する動作を開始し、ステップ62に戻る。ス
テップ68で開始された、案内文重要度IInをステッ
プ67で算出された増大率をもって増大させ、増大せし
められていく案内文重要度IInを重要度データメモリ
部23に更新格納する動作は、案内文重要度IInが
1.0に達したとき自動的に終了する。
タDSがあらわす案内文の内容が緊急案内である場合に
は、ステップ65において案内文重要度IIn(n番目
の案内文重要度II)を1.0に設定して、ステップ6
2に戻る。また、ステップ64での判断の結果、案内文
データDSがあらわす案内文の内容が緊急案内でない場
合には、ステップ66において、案内文重要度IInを
0に設定し、続くステップ67において、案内文重要度
IInについての増大率を算出する。そして、次のステ
ップ68において、ステップ66で0に設定した案内文
重要度IInを、ステップ67で算出された増大率をも
って増大させ、増大せしめられていく案内文重要度II
nを、所定の短周期をもって重要度データメモリ部23
に更新格納する動作を開始し、ステップ62に戻る。ス
テップ68で開始された、案内文重要度IInをステッ
プ67で算出された増大率をもって増大させ、増大せし
められていく案内文重要度IInを重要度データメモリ
部23に更新格納する動作は、案内文重要度IInが
1.0に達したとき自動的に終了する。
【0038】図7のフローチャートは、会話重要度設定
部28を構成するマイクロコンピュータが、会話重要度
の設定に際して実行するプログラムの一例を示す。この
プログラムにおいては、スタート後、ステップ71にお
いて、発声検出部26Aからの発声検出出力信号SQ1
が高レベルにあるか否かを判断する。その結果、発声検
出出力信号SQ1が高レベルにある場合には、ステップ
72において、会話重要度IJが1.0であるか否かを
判断する。会話重要度IJが1.0でない場合には、ス
テップ73において会話重要度IJを1.0に設定し、
続くステップ74においてタイマーの作動を開始させ
て、ステップ75に進み、また、会話重要度IJが1.
0である場合には、ステップ72から直接にステップ7
5に進む。ステップ75においては、タイマーによる計
測時間Ttが30秒を越えたか否かを判断し、計測時間
Ttが30秒を越えていない場合には、ステップ71に
戻る。
部28を構成するマイクロコンピュータが、会話重要度
の設定に際して実行するプログラムの一例を示す。この
プログラムにおいては、スタート後、ステップ71にお
いて、発声検出部26Aからの発声検出出力信号SQ1
が高レベルにあるか否かを判断する。その結果、発声検
出出力信号SQ1が高レベルにある場合には、ステップ
72において、会話重要度IJが1.0であるか否かを
判断する。会話重要度IJが1.0でない場合には、ス
テップ73において会話重要度IJを1.0に設定し、
続くステップ74においてタイマーの作動を開始させ
て、ステップ75に進み、また、会話重要度IJが1.
0である場合には、ステップ72から直接にステップ7
5に進む。ステップ75においては、タイマーによる計
測時間Ttが30秒を越えたか否かを判断し、計測時間
Ttが30秒を越えていない場合には、ステップ71に
戻る。
【0039】ステップ75での判断の結果、計測時間T
tが30秒を越えた場合には、ステップ76において会
話重要度IJを0に設定した後、ステップ77において
タイマーの作動を停止させ、続くステップ78におい
て、制御信号CLを発声検出部26Aに送出した後、ス
テップ71に戻る。
tが30秒を越えた場合には、ステップ76において会
話重要度IJを0に設定した後、ステップ77において
タイマーの作動を停止させ、続くステップ78におい
て、制御信号CLを発声検出部26Aに送出した後、ス
テップ71に戻る。
【0040】また、ステップ71での判断の結果、発声
検出出力信号SQ1が低レベルにある場合には、ステッ
プ79において、発声検出部26B〜26Dからの発声
検出出力信号SQ2〜SQ4のうちのいずれかが高レベ
ルにあるか否かを判断する。その結果、発声検出出力信
号SQ2〜SQ4のうちのいずれかが高レベルにある場
合には、ステップ80において会話重要度IJが0.9
であるか否かを判断し、会話重要度IJが0.9でない
場合には、ステップ81において会話重要度IJを0.
9に設定して、ステップ74に進み、また、会話重要度
IJが0.9である場合には、ステップ80から直接に
ステップ75に進む。
検出出力信号SQ1が低レベルにある場合には、ステッ
プ79において、発声検出部26B〜26Dからの発声
検出出力信号SQ2〜SQ4のうちのいずれかが高レベ
ルにあるか否かを判断する。その結果、発声検出出力信
号SQ2〜SQ4のうちのいずれかが高レベルにある場
合には、ステップ80において会話重要度IJが0.9
であるか否かを判断し、会話重要度IJが0.9でない
場合には、ステップ81において会話重要度IJを0.
9に設定して、ステップ74に進み、また、会話重要度
IJが0.9である場合には、ステップ80から直接に
ステップ75に進む。
【0041】さらに、ステップ79での判断の結果、発
声検出出力信号SQ2〜SQ4のいずれもが低レベルに
ある場合には、ステップ82において、会話重要度IJ
が0であるか否かを判断する。その結果、会話重要度I
Jが0である場合には、ステップ71に戻り、また、会
話重要度IJが0でない場合には、ステップ83におい
て、会話重要度IJを、例えば、0.1/秒という低減
率をもって低減させる。続いて、ステップ84におい
て、タイマーが作動中であるか否かを判断し、タイマー
が作動中である場合には、ステップ85においてタイマ
ーの作動を停止させた後、ステップ71に戻り、また、
タイマーが作動中でない場合には、ステップ84から直
接にステップ71に戻る。
声検出出力信号SQ2〜SQ4のいずれもが低レベルに
ある場合には、ステップ82において、会話重要度IJ
が0であるか否かを判断する。その結果、会話重要度I
Jが0である場合には、ステップ71に戻り、また、会
話重要度IJが0でない場合には、ステップ83におい
て、会話重要度IJを、例えば、0.1/秒という低減
率をもって低減させる。続いて、ステップ84におい
て、タイマーが作動中であるか否かを判断し、タイマー
が作動中である場合には、ステップ85においてタイマ
ーの作動を停止させた後、ステップ71に戻り、また、
タイマーが作動中でない場合には、ステップ84から直
接にステップ71に戻る。
【0042】図8のフローチャートは、音声案内タイミ
ング設定部29を構成するマイクロコンピュータが、音
声案内許可タイミングの設定に際して実行するプログラ
ムの一例を示す。このプログラムにおいては、スタート
後、ステップ91において、変数nを1に設定するとと
もにカウンタの計数値Ccを0に設定する初期設定を行
い、続くステップ92において、案内文重要度IInを
指定したメモリ読出指令信号CRをメモリ制御部24に
送出して、重要度データメモリ部23から読み出された
案内文重要度IInをあらわす案内文重要度データDI
を取り込む動作を行う。そして、ステップ93におて、
重要度データメモリ部23に実際に案内文重要度IIn
をあらわす案内文重要度データDIが格納されており、
それが読み出されて取り込まれたか否かを判断する。
ング設定部29を構成するマイクロコンピュータが、音
声案内許可タイミングの設定に際して実行するプログラ
ムの一例を示す。このプログラムにおいては、スタート
後、ステップ91において、変数nを1に設定するとと
もにカウンタの計数値Ccを0に設定する初期設定を行
い、続くステップ92において、案内文重要度IInを
指定したメモリ読出指令信号CRをメモリ制御部24に
送出して、重要度データメモリ部23から読み出された
案内文重要度IInをあらわす案内文重要度データDI
を取り込む動作を行う。そして、ステップ93におて、
重要度データメモリ部23に実際に案内文重要度IIn
をあらわす案内文重要度データDIが格納されており、
それが読み出されて取り込まれたか否かを判断する。
【0043】ステップ93での判断の結果、案内文重要
度IInをあらわす案内文重要度データDIの取込みが
なされたときには、ステップ94において、ステップ9
3で取り込まれた案内文重要度データDIがあらわす案
内文重要度IInが、会話重要度設定部28から供給さ
れる会話重要度データDJがあらわす会話重要度IJよ
り大であるか否かを判断する。その結果、案内文重要度
IInが会話重要度IJより大である場合には、ステッ
プ95において、案内文重要度IInに対応する案内文
データDSを指定した音声案内許可信号CTを、メモリ
制御部21に送出し、続くステップ96において、案内
文重要度IInを指定したデータ消去指令信号CEをメ
モリ制御部24に送出して、ステップ97に進む。ま
た、ステップ94での判断の結果、案内文重要度IIn
が会話重要度IJ以下である場合には、ステップ94か
ら直接にステップ97に進む。ステップ97において
は、変数nを1だけ増加させ、続くステップ98におい
てカウンタの計数値Ccを1だけ増加させた後、ステッ
プ92に戻る。
度IInをあらわす案内文重要度データDIの取込みが
なされたときには、ステップ94において、ステップ9
3で取り込まれた案内文重要度データDIがあらわす案
内文重要度IInが、会話重要度設定部28から供給さ
れる会話重要度データDJがあらわす会話重要度IJよ
り大であるか否かを判断する。その結果、案内文重要度
IInが会話重要度IJより大である場合には、ステッ
プ95において、案内文重要度IInに対応する案内文
データDSを指定した音声案内許可信号CTを、メモリ
制御部21に送出し、続くステップ96において、案内
文重要度IInを指定したデータ消去指令信号CEをメ
モリ制御部24に送出して、ステップ97に進む。ま
た、ステップ94での判断の結果、案内文重要度IIn
が会話重要度IJ以下である場合には、ステップ94か
ら直接にステップ97に進む。ステップ97において
は、変数nを1だけ増加させ、続くステップ98におい
てカウンタの計数値Ccを1だけ増加させた後、ステッ
プ92に戻る。
【0044】一方、ステップ93での判断の結果、実際
には重要度データメモリ部23に案内文重要度IInを
あらわす案内文重要度データDIが格納されていず、従
って、案内文重要度IInをあらわす案内文重要度デー
タDIの取込みがなされなかったときには、ステップ9
9において、変数nがそれまでの最大値となっているか
否かを判断する。その結果、変数nがそれまでの最大値
ではない場合には、ステップ97に進み、また、変数n
がそれまでの最大値となっている場合には、ステップ1
00において、変数nをそれからカウンタの計数値Cc
を減じた値に戻す。続いて、ステップ101において、
カウンタの計数値Ccが0であるか否かを判断し、カウ
ンタの計数値Ccが0でない場合には、ステップ102
においてカウンタの計数値Ccを0に戻した後、ステッ
プ92に戻り、また、カウンタの計数値Ccが0である
場合には、ステップ101から直接にステップ92に戻
る。
には重要度データメモリ部23に案内文重要度IInを
あらわす案内文重要度データDIが格納されていず、従
って、案内文重要度IInをあらわす案内文重要度デー
タDIの取込みがなされなかったときには、ステップ9
9において、変数nがそれまでの最大値となっているか
否かを判断する。その結果、変数nがそれまでの最大値
ではない場合には、ステップ97に進み、また、変数n
がそれまでの最大値となっている場合には、ステップ1
00において、変数nをそれからカウンタの計数値Cc
を減じた値に戻す。続いて、ステップ101において、
カウンタの計数値Ccが0であるか否かを判断し、カウ
ンタの計数値Ccが0でない場合には、ステップ102
においてカウンタの計数値Ccを0に戻した後、ステッ
プ92に戻り、また、カウンタの計数値Ccが0である
場合には、ステップ101から直接にステップ92に戻
る。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る自動車の音声による経路誘導装置にあっては、自動
車に対して設定された走行経路における所定地点に関し
ての自動車の乗員に対する音声案内にあたり、案内文作
成部によって音声案内のための案内文が作成されたと
き、その案内文をあらわす案内文データが、一旦メモリ
部に格納されて、その後音声案内許可部による制御のも
とにメモリ部から案内実行部に供給される状態が選択的
にとられ、案内文データがメモリ部から案内実行部に供
給されるときにおいて、案内実行部により案内文に基づ
く音声案内が行われ、その際、音声案内許可部による制
御のもとでのメモリ部に格納された案内文データの案内
実行部への供給動作は、案内文データの内容と乗員の発
声状態を検出する発声検出部からの検出出力信号とに基
づいて設定された、乗員による会話より音声案内を優先
させるべき所定のタイミングにおいて実行される。従っ
て、本発明に係る自動車の音声による経路誘導装置によ
れば、案内文作成部によって作成された案内文に基づく
音声案内を、緊急の案内がなされる場合等の例外的状況
を除き、通常のもとでは、乗員による会話が不所望に中
断されてしまう事態をまねくことなく行うことができ、
それにより、乗員が音声案内に対して不愉快さを覚える
ことになる状態を回避することができる。
係る自動車の音声による経路誘導装置にあっては、自動
車に対して設定された走行経路における所定地点に関し
ての自動車の乗員に対する音声案内にあたり、案内文作
成部によって音声案内のための案内文が作成されたと
き、その案内文をあらわす案内文データが、一旦メモリ
部に格納されて、その後音声案内許可部による制御のも
とにメモリ部から案内実行部に供給される状態が選択的
にとられ、案内文データがメモリ部から案内実行部に供
給されるときにおいて、案内実行部により案内文に基づ
く音声案内が行われ、その際、音声案内許可部による制
御のもとでのメモリ部に格納された案内文データの案内
実行部への供給動作は、案内文データの内容と乗員の発
声状態を検出する発声検出部からの検出出力信号とに基
づいて設定された、乗員による会話より音声案内を優先
させるべき所定のタイミングにおいて実行される。従っ
て、本発明に係る自動車の音声による経路誘導装置によ
れば、案内文作成部によって作成された案内文に基づく
音声案内を、緊急の案内がなされる場合等の例外的状況
を除き、通常のもとでは、乗員による会話が不所望に中
断されてしまう事態をまねくことなく行うことができ、
それにより、乗員が音声案内に対して不愉快さを覚える
ことになる状態を回避することができる。
【図1】本発明に係る自動車の音声による経路誘導装置
の一例を示すブロック構成図である。
の一例を示すブロック構成図である。
【図2】図1に示される例の動作説明に供される自動車
の走行経路を示す概念図である。
の走行経路を示す概念図である。
【図3】図1に示される例における案内文重要度設定部
の動作説明に供される自動車の走行経路を示す概念図で
ある。
の動作説明に供される自動車の走行経路を示す概念図で
ある。
【図4】図1に示される例における案内文重要度設定部
の動作説明に供されるグラフである。
の動作説明に供されるグラフである。
【図5】図1に示される例における発声検出部の具体構
成例を示すブロック構成図である。
成例を示すブロック構成図である。
【図6】図1に示される例における案内文重要度設定部
を構成するマイクロコンピュータが案内文重要度の設定
にあたって実行するプログラムの一例をあらわすフロー
チャートである。
を構成するマイクロコンピュータが案内文重要度の設定
にあたって実行するプログラムの一例をあらわすフロー
チャートである。
【図7】図1に示される例における会話重要度設定部を
構成するマイクロコンピュータが会話重要度の設定にあ
たって実行するプログラムの一例をあらわすフローチャ
ートである。
構成するマイクロコンピュータが会話重要度の設定にあ
たって実行するプログラムの一例をあらわすフローチャ
ートである。
【図8】図1に示される例における音声案内タイミング
設定部を構成するマイクロコンピュータが音声案内許可
タイミングの設定にあたって実行するプログラムの一例
をあらわすフローチャートである。
設定部を構成するマイクロコンピュータが音声案内許可
タイミングの設定にあたって実行するプログラムの一例
をあらわすフローチャートである。
11 現在位置検出部 16 地図データ格納メモリ部 17 経路設定部 18 目的地データ入力部 19 案内文作成部 20 案内文データメモリ部 21,24 メモリ制御部 22 案内文重要度設定部 23 重要度データメモリ部 25A,25B,25C,25D マイクロフォン 26A,26B,26C,26D 発声検出部 27 車載オーディオ装置 28 会話重要度設定部 29 音声案内タイミング設定部 30 音声信号合成部 31 スピーカ
Claims (8)
- 【請求項1】自動車についての目的地データ及び現在位
置データと自動車走行路網を示す地図データとに基づい
て走行経路を設定し、設定された走行経路に関する経路
データを送出する経路設定部と、 上記地図データ及び上記経路設定部からの経路データに
基づいて、上記経路データにより特定される上記設定さ
れた走行経路上の所定地点に関する案内文を作成し、作
成された案内文をあらわす案内文データを送出する案内
文作成部と、 該案内文作成部からの案内文データを格納するメモリ部
と、 該メモリ部からの案内文データに基づく上記所定地点に
関する音声案内を実行して上記自動車の経路誘導を行う
案内実行部と、 上記自動車の乗員の発声状態を検出する発声検出部と、 上記案内文作成部から案内文データが送出された後、該
案内文データの内容と上記発声検出部からの検出出力信
号とに基づいて、上記乗員による会話より音声案内を優
先させるべき所定のタイミングを設定し、該設定された
タイミングにおいて、上記メモリ部にそれに格納された
案内文データを上記案内実行部に供給する動作を行わせ
て該案内実行部による音声案内を許可する音声案内許可
部と、を備えて構成される自動車の音声による経路誘導
装置。 - 【請求項2】音声案内許可部が、案内文作成部からの案
内文データの内容に基づいて案内文作成部により作成さ
れた案内文の重要度を設定する案内文重要度設定部と、
発声検出部からの検出出力信号に基づいて乗員による会
話の重要度を設定する会話重要度設定部と、上記案内文
重要度設定部により設定された案内文の重要度と上記会
話重要度設定部により設定された乗員による会話の重要
度とを比較して、乗員による会話より音声案内を優先さ
せるべき所定のタイミングを設定する音声案内タイミン
グ設定部と、を含んで成ることを特徴とする請求項1記
載の自動車の音声による経路誘導装置。 - 【請求項3】案内文重要度設定部が、案内文作成部によ
り作成された案内文による音声案内がなされる所定地点
に対する自動車の位置の変化に応じて、案内文の重要度
を設定することを特徴とする請求項2記載の自動車の音
声による経路誘導装置。 - 【請求項4】案内文重要度設定部が、案内文作成部によ
り作成された案内文による音声案内がなされる所定地点
から所定の距離だけ手前の地点に対して自動車の位置が
近接するに従って、案内文の重要度を増大させることを
特徴とする請求項3記載の自動車の音声による経路誘導
装置。 - 【請求項5】会話重要度設定部が、発声検出部からの検
出出力信号に基づいて検知される乗員による会話の継続
状態に応じて乗員による会話の重要度を設定することを
特徴とする請求項2記載の自動車の音声による経路誘導
装置。 - 【請求項6】会話重要度設定部が、発声検出部からの検
出出力信号に基づいて自動車の運転者の会話が検知され
たときには、他の乗員の会話が検知されたときより、乗
員による会話の重要度を大とすることを特徴とする請求
項2記載の自動車の音声による経路誘導装置。 - 【請求項7】発声検出部が、自動車の乗員に対応して設
けられたマイクロフォンからの音声信号を受け、該音声
信号の平均レベルに応じたスレッショールドレベルを設
定して、該スレッショールドレベルを越えるレベルを有
した上記音声信号の部分に応じて、上記乗員の発声状態
を検出することを特徴とする請求項1記載の自動車の音
声による経路誘導装置。 - 【請求項8】発声検出部が、自動車の乗員に対応して設
けられたマイクロフォンからの音声信号を受け、該音声
信号を、該音声信号に混入した車載オーディオ装置から
の音声出力信号に基づく再生音に応じた信号成分の影響
が除去される状態のもとで、上記乗員の発声状態の検出
に供することを特徴とする請求項1記載の自動車の音声
による経路誘導装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25086292A JP3183571B2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 自動車の音声による経路誘導装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25086292A JP3183571B2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 自動車の音声による経路誘導装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06103497A true JPH06103497A (ja) | 1994-04-15 |
JP3183571B2 JP3183571B2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=17214123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25086292A Expired - Fee Related JP3183571B2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 自動車の音声による経路誘導装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3183571B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006090790A (ja) * | 2004-09-22 | 2006-04-06 | Toyota Motor Corp | 運転支援装置 |
EP2781883A3 (en) * | 2013-03-20 | 2015-07-01 | HERE Global B.V. | Method and apparatus for optimizing timing of audio commands based on recognized audio patterns |
JP2017224346A (ja) * | 2017-08-24 | 2017-12-21 | ヤフー株式会社 | 要通知情報提示装置、要通知情報提示方法及び要通知情報提示プログラム |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10137902B2 (en) * | 2015-02-12 | 2018-11-27 | Harman International Industries, Incorporated | Adaptive interactive voice system |
-
1992
- 1992-09-21 JP JP25086292A patent/JP3183571B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006090790A (ja) * | 2004-09-22 | 2006-04-06 | Toyota Motor Corp | 運転支援装置 |
JP4556586B2 (ja) * | 2004-09-22 | 2010-10-06 | トヨタ自動車株式会社 | 運転支援装置 |
EP2781883A3 (en) * | 2013-03-20 | 2015-07-01 | HERE Global B.V. | Method and apparatus for optimizing timing of audio commands based on recognized audio patterns |
JP2017224346A (ja) * | 2017-08-24 | 2017-12-21 | ヤフー株式会社 | 要通知情報提示装置、要通知情報提示方法及び要通知情報提示プログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3183571B2 (ja) | 2001-07-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4961807B2 (ja) | 車載装置、音声情報提供システムおよび発話速度調整方法 | |
US5406492A (en) | Directional voice-type navigation apparatus | |
US8751717B2 (en) | Interrupt control apparatus and interrupt control method | |
US20070073543A1 (en) | Supported method for speech dialogue used to operate vehicle functions | |
JP2011242594A (ja) | 情報提示システム | |
JPH09113299A (ja) | ナビゲーション装置,ナビゲート方法及び自動車 | |
JP3322140B2 (ja) | 車両用音声案内装置 | |
JP3446805B2 (ja) | 車両用音声入力装置 | |
JP2007208828A (ja) | 車両用音声入出力制御装置 | |
JP2000065585A (ja) | 車載用ナビゲーション装置 | |
JP3183571B2 (ja) | 自動車の音声による経路誘導装置 | |
JP2002202147A (ja) | ナビゲーション装置 | |
JP3192827B2 (ja) | アナウンス装置 | |
JP2018087871A (ja) | 音声出力装置 | |
JP2006143122A (ja) | 車両の可動装備品の調整安全装置 | |
JP3214917B2 (ja) | 自動車の音声による経路誘導装置 | |
JP3183570B2 (ja) | 自動車の音声による経路誘導装置 | |
JP3344677B2 (ja) | 車載用ナビゲーションシステム | |
JP2003156352A (ja) | ナビゲーション装置 | |
JP3184331B2 (ja) | 自動車の音声による経路誘導装置 | |
JPH1021049A (ja) | 音声合成装置 | |
JPH07219582A (ja) | 車載用音声認識装置 | |
JP3706495B2 (ja) | 音声合成装置 | |
JP2000213951A (ja) | カ―ナビゲ―ションシステム | |
CN111308999B (zh) | 信息提供装置以及车载装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 7 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080427 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090427 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090427 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100427 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |