JPH06103459A - カップ式飲料自動販売機 - Google Patents
カップ式飲料自動販売機Info
- Publication number
- JPH06103459A JPH06103459A JP25174892A JP25174892A JPH06103459A JP H06103459 A JPH06103459 A JP H06103459A JP 25174892 A JP25174892 A JP 25174892A JP 25174892 A JP25174892 A JP 25174892A JP H06103459 A JPH06103459 A JP H06103459A
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- JP
- Japan
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- cup
- vending machine
- beverage
- drink
- drainage
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- Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】機内にカップ搬送装置を搭載したカップ式飲料
自動販売機を対象に、販売動作に伴う飲料ノズル，飲料
撹拌羽根などからの後垂れ液，およびリンス時に流す洗
浄液の周囲飛び散りを防いで排水処理できる構造を提供
する。 【構成】機内にカップ搬送装置を搭載し、カップ７を商
品取出口へ移送するカップ搬送経路の途上の各地点で、
カップ内に粉末原料, シロップ, 湯水, 氷などを順次投
入し、さらに飲料を撹拌して販売するカップ式自動販売
機に対し、カップ搬送経路の途上に設定した液体供給，
飲料撹拌地点にガイドレール８，付勢ばね９を介して支
持した可動式の排液受け皿６を設置し、常時は該受け皿
をカップ搬送経路上に突出して液体供給ノズル，飲料撹
拌羽根などの直下に待機位置させてノズルなどから滴下
する後垂れ液，リンス工程での洗浄排液を回収し、販売
時には移動して来るカップハンド５ａが受け皿を押して
一時的に後退させる。
自動販売機を対象に、販売動作に伴う飲料ノズル，飲料
撹拌羽根などからの後垂れ液，およびリンス時に流す洗
浄液の周囲飛び散りを防いで排水処理できる構造を提供
する。 【構成】機内にカップ搬送装置を搭載し、カップ７を商
品取出口へ移送するカップ搬送経路の途上の各地点で、
カップ内に粉末原料, シロップ, 湯水, 氷などを順次投
入し、さらに飲料を撹拌して販売するカップ式自動販売
機に対し、カップ搬送経路の途上に設定した液体供給，
飲料撹拌地点にガイドレール８，付勢ばね９を介して支
持した可動式の排液受け皿６を設置し、常時は該受け皿
をカップ搬送経路上に突出して液体供給ノズル，飲料撹
拌羽根などの直下に待機位置させてノズルなどから滴下
する後垂れ液，リンス工程での洗浄排液を回収し、販売
時には移動して来るカップハンド５ａが受け皿を押して
一時的に後退させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カップ式飲料自動販売
機に関する。
機に関する。
【０００２】
【従来の技術】頭記したカップ式飲料自動販売機とし
て、機内にカップ搬送装置を搭載し、該搬送装置により
カップ供給機構から供給されたカップを商品取出口へ移
送するカップ搬送経路の途上の各地点で、カップ内に粉
末原料, シロップ, 湯, 水, 氷などを順次投入し、さら
に飲料を撹拌して販売に供するよう構成したものが、例
えば特開昭６３−５４６９６号公報などで公知である。
て、機内にカップ搬送装置を搭載し、該搬送装置により
カップ供給機構から供給されたカップを商品取出口へ移
送するカップ搬送経路の途上の各地点で、カップ内に粉
末原料, シロップ, 湯, 水, 氷などを順次投入し、さら
に飲料を撹拌して販売に供するよう構成したものが、例
えば特開昭６３−５４６９６号公報などで公知である。
【０００３】なお、前記公報におけるカップ搬送装置を
直線移動形としてそのカップ搬送経路上にカップ供給機
構，各種原料箱，湯水供給ノズルなどを配置している
が、そのほかにカップ搬送装置として直角座標形搬送ロ
ボットを採用し、機内に分散して二次元的にレイアウト
したカップ供給機構，各種原料箱，湯水供給ノズル，お
よび飲料撹拌機構などの間を縫ってカップを搬送するよ
うにした方式のものも知られている。
直線移動形としてそのカップ搬送経路上にカップ供給機
構，各種原料箱，湯水供給ノズルなどを配置している
が、そのほかにカップ搬送装置として直角座標形搬送ロ
ボットを採用し、機内に分散して二次元的にレイアウト
したカップ供給機構，各種原料箱，湯水供給ノズル，お
よび飲料撹拌機構などの間を縫ってカップを搬送するよ
うにした方式のものも知られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
に機内にカップ搬送装置を搭載して飲料の製造，販売を
行うようにしたカップ式飲料自動販売機では、排液処理
の面で次記のような問題点がある。すなわち、カップ搬
送経路上を移動するカップに対して、その搬送経路の途
上の各地点でシロップなどの液体投入，撹拌羽根による
飲料撹拌工程を順次行うと、液体供給，撹拌工程の終了
後もしばらくの間（数ないし数十秒）は飲料ノズル，あ
るいはカップから引き上げた撹拌羽根より後垂れとして
液体が滴下し続ける。しかして、カップ搬送装置は、液
体供給，飲料撹拌が終了すると直ちに次に地点に向けて
移動開始するので、前記の後垂れ液はカップ内に回収さ
れずにそのまま機内に滴下し、機内の周辺機器を汚染す
るおそれがある。
に機内にカップ搬送装置を搭載して飲料の製造，販売を
行うようにしたカップ式飲料自動販売機では、排液処理
の面で次記のような問題点がある。すなわち、カップ搬
送経路上を移動するカップに対して、その搬送経路の途
上の各地点でシロップなどの液体投入，撹拌羽根による
飲料撹拌工程を順次行うと、液体供給，撹拌工程の終了
後もしばらくの間（数ないし数十秒）は飲料ノズル，あ
るいはカップから引き上げた撹拌羽根より後垂れとして
液体が滴下し続ける。しかして、カップ搬送装置は、液
体供給，飲料撹拌が終了すると直ちに次に地点に向けて
移動開始するので、前記の後垂れ液はカップ内に回収さ
れずにそのまま機内に滴下し、機内の周辺機器を汚染す
るおそれがある。
【０００５】そこで、従来の自動販売機では、カップ搬
送経路の全域をカバーするように機内の床面側に排液受
け用のトレーを敷設しておき、飲料ノズル，飲料撹拌羽
根などから滴下する後垂れ排液を前記トレーで受けて排
液容器（バケツ）に回収するようにしている。しかしな
がら、前記方法ではカップ搬送装置との干渉を避けるた
めに前記トレーをカップ搬送装置の下方側に敷設する必
要があり、飲料ノズル，飲料撹拌羽根などとの間にはか
なりの落差が存在する。そのために、後垂れ液がトレー
上に滴下した際に液体がトレーから跳ね上がって周囲に
飛び散り、これが基で周囲機器を汚してしまうことが実
際問題として発生する。特にシロップ液などの汚れは衛
生的にも好ましくない。また、カップ式飲料自動販売機
では、定期点検時に飲料供給管路，撹拌羽根などに洗浄
液を流してリンスすることが行われているが、この場合
には多量の液体を流すために前記した液体の飛び散り量
が大きく、ことことがメンテナンス性を悪化させる大き
な原因となっている。
送経路の全域をカバーするように機内の床面側に排液受
け用のトレーを敷設しておき、飲料ノズル，飲料撹拌羽
根などから滴下する後垂れ排液を前記トレーで受けて排
液容器（バケツ）に回収するようにしている。しかしな
がら、前記方法ではカップ搬送装置との干渉を避けるた
めに前記トレーをカップ搬送装置の下方側に敷設する必
要があり、飲料ノズル，飲料撹拌羽根などとの間にはか
なりの落差が存在する。そのために、後垂れ液がトレー
上に滴下した際に液体がトレーから跳ね上がって周囲に
飛び散り、これが基で周囲機器を汚してしまうことが実
際問題として発生する。特にシロップ液などの汚れは衛
生的にも好ましくない。また、カップ式飲料自動販売機
では、定期点検時に飲料供給管路，撹拌羽根などに洗浄
液を流してリンスすることが行われているが、この場合
には多量の液体を流すために前記した液体の飛び散り量
が大きく、ことことがメンテナンス性を悪化させる大き
な原因となっている。
【０００６】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、その目的は前記課題を解決し、販売動作に伴う
飲料ノズル，飲料撹拌羽根などからの後垂れ液，および
リンス時に流す洗浄液の周囲飛び散りを防いで排水処理
できるようにしたカップ式飲料自動販売機を提供するこ
とにある。
であり、その目的は前記課題を解決し、販売動作に伴う
飲料ノズル，飲料撹拌羽根などからの後垂れ液，および
リンス時に流す洗浄液の周囲飛び散りを防いで排水処理
できるようにしたカップ式飲料自動販売機を提供するこ
とにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、カップ搬送経路の途上に設定し
た液体供給，飲料撹拌地点に対し、常時はカップ搬送経
路上に突出して液体供給ノズル，飲料撹拌羽根の直下に
待機位置し、販売動作時には前記位置に移動して来るカ
ップ搬送装置のハンドに押し遣られて一時的に後退する
可動式の排液受け皿を備えて構成するものとする。
に、本発明においては、カップ搬送経路の途上に設定し
た液体供給，飲料撹拌地点に対し、常時はカップ搬送経
路上に突出して液体供給ノズル，飲料撹拌羽根の直下に
待機位置し、販売動作時には前記位置に移動して来るカ
ップ搬送装置のハンドに押し遣られて一時的に後退する
可動式の排液受け皿を備えて構成するものとする。
【０００８】また、前記構成における排液受け皿の具体
的な支持構造として、排液受け皿を直線状のガイドレー
ル，あるいは揺動アームと、付勢ばねを介して待機位置
と後退位置との間で移動可能に支持した実施態様があ
る。
的な支持構造として、排液受け皿を直線状のガイドレー
ル，あるいは揺動アームと、付勢ばねを介して待機位置
と後退位置との間で移動可能に支持した実施態様があ
る。
【０００９】
【作用】上記構成によれば、カップが移動して来ない間
は排液受け皿がカップ搬送経路上に突出して飲料ノズ
ル，飲料撹拌羽根などの直下に待機位置している。一
方、販売動作の過程でこの位置にカップ搬送装置のハン
ドがカップを保持して到来すると、受け皿は一時的にカ
ップハンドに押し遣られてカップ搬送経路から側方に後
退し、カップへの原料投入，飲料撹拌が終了してカップ
ととともにカップハンドが次の地点に移動すると、付勢
ばねに押されて受け皿が再び待機位置に復帰するように
動作する。
は排液受け皿がカップ搬送経路上に突出して飲料ノズ
ル，飲料撹拌羽根などの直下に待機位置している。一
方、販売動作の過程でこの位置にカップ搬送装置のハン
ドがカップを保持して到来すると、受け皿は一時的にカ
ップハンドに押し遣られてカップ搬送経路から側方に後
退し、カップへの原料投入，飲料撹拌が終了してカップ
ととともにカップハンドが次の地点に移動すると、付勢
ばねに押されて受け皿が再び待機位置に復帰するように
動作する。
【００１０】したがって、排液受け皿はカップ搬送に対
して障害物となることはなく、しかも液体供給，飲料撹
拌動作後に飲料ノズル，撹拌羽根などから滴下する後垂
れ液は僅かな落差を落下して排液受け皿に回収されるの
で、後垂れ液が周囲へ飛び散ることがなくなる。また、
定期点検時に行うリンス工程で多量の洗浄液を流す場合
も、前記の後垂れ液の回収と同様に、洗浄排液は受け皿
を介して周囲への飛び散りなしに回収される。
して障害物となることはなく、しかも液体供給，飲料撹
拌動作後に飲料ノズル，撹拌羽根などから滴下する後垂
れ液は僅かな落差を落下して排液受け皿に回収されるの
で、後垂れ液が周囲へ飛び散ることがなくなる。また、
定期点検時に行うリンス工程で多量の洗浄液を流す場合
も、前記の後垂れ液の回収と同様に、洗浄排液は受け皿
を介して周囲への飛び散りなしに回収される。
【００１１】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。まず、図２は自動販売機の庫内平面図を示すもので
あり、図中で１は自動販売機のケース、２は前面扉、３
は商品取出口、４は商品取出口３に臨むベンドステー
ジ、５は機内に搭載した直角座標型ロボットとしてカッ
プハンド５ａをＸ軸，Ｙ軸方向に移動操作するカップ搬
送装置、６が本発明により新たに装備した排液受け皿で
ある。なお、図中に示したＰ１〜Ｐ６は、カップ供給,
粉末原料供給, 湯水供給, シロップ供給, 氷供給, 飲料
撹拌などを行う各地点を表しており、カップ搬送装置５
はこれらの地点を縫って移動，停止を繰り返しながらカ
ップ内で飲料を製造し、最終的に仕上がり飲料の入った
カップ７をベンドステージ４に送出する。
る。まず、図２は自動販売機の庫内平面図を示すもので
あり、図中で１は自動販売機のケース、２は前面扉、３
は商品取出口、４は商品取出口３に臨むベンドステー
ジ、５は機内に搭載した直角座標型ロボットとしてカッ
プハンド５ａをＸ軸，Ｙ軸方向に移動操作するカップ搬
送装置、６が本発明により新たに装備した排液受け皿で
ある。なお、図中に示したＰ１〜Ｐ６は、カップ供給,
粉末原料供給, 湯水供給, シロップ供給, 氷供給, 飲料
撹拌などを行う各地点を表しており、カップ搬送装置５
はこれらの地点を縫って移動，停止を繰り返しながらカ
ップ内で飲料を製造し、最終的に仕上がり飲料の入った
カップ７をベンドステージ４に送出する。
【００１２】次に、図２のシロップ供給地点Ｐ４に設置
した排液受け皿６を例に、その具体的な構造を図１に示
す。まず、排液受け皿６はカップ状の受け皿であり、そ
の左右両サイドに突出すフランジ部６ａが固定側のガイ
ドレール８に嵌まり込んでおり、付勢ばね（圧縮コイル
ばね）９を介して前後方向へ移動可能に支持されてい
る。また、該排液受け皿６の底部には可撓性の排水ホー
ス１０が接続されており、該ホース９を介して排水容器
１１に通じている。なお、１２は庫内の上部に配置した
シロップ容器、１３に前記のＰ４地点に配した飲料供給
用のノズルである。
した排液受け皿６を例に、その具体的な構造を図１に示
す。まず、排液受け皿６はカップ状の受け皿であり、そ
の左右両サイドに突出すフランジ部６ａが固定側のガイ
ドレール８に嵌まり込んでおり、付勢ばね（圧縮コイル
ばね）９を介して前後方向へ移動可能に支持されてい
る。また、該排液受け皿６の底部には可撓性の排水ホー
ス１０が接続されており、該ホース９を介して排水容器
１１に通じている。なお、１２は庫内の上部に配置した
シロップ容器、１３に前記のＰ４地点に配した飲料供給
用のノズルである。
【００１３】かかる構成で、常時は（ａ）図に示すよう
に排液受け皿６が付勢ばね９に押され、カップ搬送経路
上に突出して飲料ノズル１３の直下に待機位置してい
る。一方、図２で述べたカップ搬送装置５の操作によ
り、カップ７を保持したカップハンド５ａがシロップ供
給地点Ｐ４に到来すると、カップハンド５ａが排液受け
皿９に突き当たり、（ｂ）図で示すように排液受け皿６
を付勢ばね９に抗してガイドレール８上で矢印方向に後
退させる。これにより、排液受け皿６と入れ替わってカ
ップ７が飲料ノズル１３の直下に位置するようになり、
この位置でシロップがカップ内に供給される。また、シ
ロップ供給後にカップハンド５ａが次の地点に向けて移
動すると、（ｃ）図のように排液受け皿６はばね９の付
勢を受けて再び（ａ）図と同じ待機位置に復帰する。こ
れにより、シロップ供給工程終了後にノズル１３から滴
下する後垂れ液１４は全て排液受け皿６で受け止めら
れ、ホース１０を通じて排水容器１１に回収される。し
かも、この場合に排液受け皿６は飲料ノズル１３に接近
した位置に待機しているので、後垂れ液１４が周囲に飛
び散ることがない。また、自動販売機の定期点検時に行
うリンス工程で、飲料供給管路に多量の洗浄液を流した
場合でも、ノズル１３から排出する洗浄排液は前記と同
様に排液受け皿６により受け止めて回収されることにな
る。
に排液受け皿６が付勢ばね９に押され、カップ搬送経路
上に突出して飲料ノズル１３の直下に待機位置してい
る。一方、図２で述べたカップ搬送装置５の操作によ
り、カップ７を保持したカップハンド５ａがシロップ供
給地点Ｐ４に到来すると、カップハンド５ａが排液受け
皿９に突き当たり、（ｂ）図で示すように排液受け皿６
を付勢ばね９に抗してガイドレール８上で矢印方向に後
退させる。これにより、排液受け皿６と入れ替わってカ
ップ７が飲料ノズル１３の直下に位置するようになり、
この位置でシロップがカップ内に供給される。また、シ
ロップ供給後にカップハンド５ａが次の地点に向けて移
動すると、（ｃ）図のように排液受け皿６はばね９の付
勢を受けて再び（ａ）図と同じ待機位置に復帰する。こ
れにより、シロップ供給工程終了後にノズル１３から滴
下する後垂れ液１４は全て排液受け皿６で受け止めら
れ、ホース１０を通じて排水容器１１に回収される。し
かも、この場合に排液受け皿６は飲料ノズル１３に接近
した位置に待機しているので、後垂れ液１４が周囲に飛
び散ることがない。また、自動販売機の定期点検時に行
うリンス工程で、飲料供給管路に多量の洗浄液を流した
場合でも、ノズル１３から排出する洗浄排液は前記と同
様に排液受け皿６により受け止めて回収されることにな
る。
【００１４】次に、排液受け皿６の支持構造に関する別
な実施例を図３に示す。この実施例においては、排液受
け皿６を揺動アーム１５に支持し、付勢ばね９を介して
飲料供給地点Ｐ４の直下に待機位置するように付勢され
ている。なお、付勢ばね９は、揺動アーム１５の支軸に
巻きつけた捩じりコイルばねとすることもできる。かか
る構成により、常時は排液受け皿６が飲料供給地点Ｐ４
の直下に待機位置している（（ａ）図参照）。そして、
カップ搬送装置５のカップハンド５ａが前記地点Ｐ４に
到来すると、排液受け皿６は揺動アーム１５の軸支点を
中心に揺動して矢印方向に後退する（（ｂ）図参照）。
また、カップハンド５ａが次の地点に向けて移動する
と、排液受け皿６はばね付勢により再び当初の待機位置
に復帰する（（ｃ）図参照）。
な実施例を図３に示す。この実施例においては、排液受
け皿６を揺動アーム１５に支持し、付勢ばね９を介して
飲料供給地点Ｐ４の直下に待機位置するように付勢され
ている。なお、付勢ばね９は、揺動アーム１５の支軸に
巻きつけた捩じりコイルばねとすることもできる。かか
る構成により、常時は排液受け皿６が飲料供給地点Ｐ４
の直下に待機位置している（（ａ）図参照）。そして、
カップ搬送装置５のカップハンド５ａが前記地点Ｐ４に
到来すると、排液受け皿６は揺動アーム１５の軸支点を
中心に揺動して矢印方向に後退する（（ｂ）図参照）。
また、カップハンド５ａが次の地点に向けて移動する
と、排液受け皿６はばね付勢により再び当初の待機位置
に復帰する（（ｃ）図参照）。
【００１５】図４は、図１に示した排液受け皿６を、飲
料撹拌機構１６の設置箇所に設けた例を示すものであ
る。なお、１６ａは撹拌羽根、１６ｂは駆動モータ、１
６ｃは昇降移動機構を示す。この実施例においても、カ
ップ内で飲料を撹拌した後、撹拌羽根１６ｂをカップか
ら引き上げ、さらにカップを次の地点に移動すると、排
液受け皿６が後退位置から再び撹拌羽根の直下位置に復
帰するので、撹拌羽根から滴下する後垂れ液１４は全て
排液受け皿６の中に回収され、周囲に飛び散ることがな
い。
料撹拌機構１６の設置箇所に設けた例を示すものであ
る。なお、１６ａは撹拌羽根、１６ｂは駆動モータ、１
６ｃは昇降移動機構を示す。この実施例においても、カ
ップ内で飲料を撹拌した後、撹拌羽根１６ｂをカップか
ら引き上げ、さらにカップを次の地点に移動すると、排
液受け皿６が後退位置から再び撹拌羽根の直下位置に復
帰するので、撹拌羽根から滴下する後垂れ液１４は全て
排液受け皿６の中に回収され、周囲に飛び散ることがな
い。
【００１６】
【発明の効果】以上述べたように本発明の構成によれ
ば、カップ搬送経路の途上に設定した液体供給，飲料撹
拌地点に対して、常時はカップ搬送経路上に突き出して
飲料ノズル，撹拌羽根などの直下に待機位置させるよう
設置した排液受け皿を、カップ搬送装置の移動動作に従
動してカップが到来した時にのみ一時的に待機位置から
後退させるようにしたので、カップへの飲料供給，飲料
撹拌工程が終了した後に飲料ノズル，撹拌羽根などから
滴下する後垂れ液，あるいは定期点検時に行うリンス工
程で多量の洗浄液を流した場合に生じる洗浄排液を、周
囲への飛び散りなしに排液受け皿に受けて排水処理する
ことができ、これにより従来の自動販売機で問題となっ
ていた飲料の後垂れ液，洗浄液の飛び散りに起因する機
内周辺機器の濡れ，汚染を解消できる。
ば、カップ搬送経路の途上に設定した液体供給，飲料撹
拌地点に対して、常時はカップ搬送経路上に突き出して
飲料ノズル，撹拌羽根などの直下に待機位置させるよう
設置した排液受け皿を、カップ搬送装置の移動動作に従
動してカップが到来した時にのみ一時的に待機位置から
後退させるようにしたので、カップへの飲料供給，飲料
撹拌工程が終了した後に飲料ノズル，撹拌羽根などから
滴下する後垂れ液，あるいは定期点検時に行うリンス工
程で多量の洗浄液を流した場合に生じる洗浄排液を、周
囲への飛び散りなしに排液受け皿に受けて排水処理する
ことができ、これにより従来の自動販売機で問題となっ
ていた飲料の後垂れ液，洗浄液の飛び散りに起因する機
内周辺機器の濡れ，汚染を解消できる。
【図１】本発明の実施例による排液受け皿の構成，動作
を表す図であり、（ａ）は待機状態図、（ｂ）はカップ
到来による後退位置への移動状態図、（ｃ）は待機位置
への復帰状態図
を表す図であり、（ａ）は待機状態図、（ｂ）はカップ
到来による後退位置への移動状態図、（ｃ）は待機位置
への復帰状態図
【図２】図１の排液受け皿を装備したカップ式飲料自動
販売機における庫内機器の配置を示した平面図
販売機における庫内機器の配置を示した平面図
【図３】図１と異なる本発明実施例の構成，動作を表す
図であり、（ａ）は待機状態図、（ｂ）はカップ到来に
よる後退位置への移動状態図、（ｃ）は待機位置への復
帰状態図
図であり、（ａ）は待機状態図、（ｂ）はカップ到来に
よる後退位置への移動状態図、（ｃ）は待機位置への復
帰状態図
【図４】図１の排液受け皿を飲料撹拌機構と組合わせて
設置した実施例の構成図
設置した実施例の構成図
【符号の説明】 ３ 商品取出口 ５ カップ搬送装置 ５ａ カップハンド ６ 排液受け皿 ７ カップ ８ ガイドレール ９ 付勢ばね １０ 排水ホース １１ 排水容器 １３ 飲料ノズル １４ 後垂れ液 １５ 揺動アーム １６ 飲料撹拌機構 １６ａ 撹拌羽根
Claims (3)
- 【請求項１】機内にカップ搬送装置を搭載し、該搬送装
置によりカップ供給機構から供給されたカップを商品取
出口へ移送するカップ搬送経路の途上の各地点で、カッ
プ内に粉末原料, シロップ, 湯, 水, 氷などを順次投入
し、さらに飲料を撹拌して販売に供するカップ式自動販
売機において、カップ搬送経路の途上に設定した液体供
給，飲料撹拌地点に対し、常時はカップ搬送経路上に突
出して液体供給ノズル，飲料撹拌羽根の直下に待機位置
し、販売動作時には前記位置に移動して来るカップ搬送
装置のハンドに押し遣られて一時的に後退する可動式の
排液受け皿を備えたことを特徴とするカップ式飲料自動
販売機。 - 【請求項２】請求項１記載の自動販売機において、排液
受け皿を、ガイドレール，付勢ばねを介して待機位置と
後退位置との間で直線移動可能に支持したことを特徴と
するカップ式飲料自動販売機。 - 【請求項３】請求項１記載の自動販売機において、排液
受け皿を揺動アーム，付勢ばねを介して排液受け止め位
置と後退位置との間で揺動移動可能に支持したことを特
徴とするカップ式飲料自動販売機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25174892A JPH06103459A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | カップ式飲料自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25174892A JPH06103459A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | カップ式飲料自動販売機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06103459A true JPH06103459A (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=17227344
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25174892A Pending JPH06103459A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | カップ式飲料自動販売機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06103459A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008519618A (ja) * | 2004-11-11 | 2008-06-12 | ネステク ソシエテ アノニム | 飲料受容器と出口との間の距離を制御するための高さ調節可能な装置を有する飲料装置 |
| JP2009285414A (ja) * | 2008-06-02 | 2009-12-10 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 飲料供給装置 |
| JP2013009966A (ja) * | 2012-08-10 | 2013-01-17 | Fuji Electric Co Ltd | 飲料供給装置 |
| CN105989668A (zh) * | 2015-03-06 | 2016-10-05 | 富士电机株式会社 | 饮料提供装置 |
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1992
- 1992-09-22 JP JP25174892A patent/JPH06103459A/ja active Pending
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