JPH0610337Y2 - シヤツタ装置 - Google Patents

シヤツタ装置

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JPH0610337Y2
JPH0610337Y2 JP1987000946U JP94687U JPH0610337Y2 JP H0610337 Y2 JPH0610337 Y2 JP H0610337Y2 JP 1987000946 U JP1987000946 U JP 1987000946U JP 94687 U JP94687 U JP 94687U JP H0610337 Y2 JPH0610337 Y2 JP H0610337Y2
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JP
Japan
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shutter
shutter member
intermediate connecting
shaft
interlocking
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JP1987000946U
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JPS63109927U (ja
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郁夫 森
和夫 矢山
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Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は光学系に設けられるシャッタ装置に関する。
従来の技術 シャッタ装置は、たとえばスリット露光走査タイプの複
写機の光学系に設けられている。この種のシャッタ装置
は、走査ミラーの復帰時に感光ドラムの感光防止をする
必要性から、光路に設けられて、必要な光を除去するよ
うになっている。
従来のシャッタ装置は、たとえば第5図に示す構造のも
のである。シャッタ羽根1,2が回転軸3,4にそれぞ
れ取付けられている。シャッタ羽根1,2にはそれぞれ
連動板5,6の一端が連結されている。この連動板5,
6の各他端は、ソレノイド8のシャフト9に連結されて
いる。また連動板5,6およびシャフト9の連結部には
バネ7が取付けられている。
ソレノイド8のシャフト9が第5図の矢印Z方向にバネ
7の力に抗して移動することにより、シャッタ羽根1,
2は矢印X,Yの方向にそれぞれ回転する。これにより
シャッタ羽根1,2を閉じて、遮光するようになってい
る。
考案が解決しようとする問題点 ところがこの従来のシャッタ装置では、第5図で示すよ
うに、シャッタ羽根1,2が閉じる際に、シャッタ羽根
1,2の各先端が衝突し締まらなくなることがあった。
そこで、第6図に示すように、シャッタ羽根1,2の先
端をそれぞれ断面L型に形成して、シャッタ羽根1,2
の各先端が当たるのを避ける試みがなされた。あるいは
第7図に示すように、シャッタ羽根1,2の回転軸3,
4の位置をずらして、シャッタ羽根1,2の各先端が衝
突しないような試みがなされた。
しかしながら、第6図の従来例では、シャッタ羽根1,
2が閉じた状態では、隙間D1が形成されてしまう。ま
た第7図の従来例では、隙間D2が形成されてしまう。
したがっていずれの場合でも、遮光が不完全となるので
実際には採用することができなかった。
考案の目的 この考案は上記問題点を解決するためになされたもので
あり、複数のシャッタ部材が衝突することなく確実に開
閉作動し、閉じたときには隙間が形成されず遮光を確実
に行なえるシャッタ装置を提供することを目的とする。
考案の要旨 したがってこの考案は、光学系に設定され、複数のシャ
ッタ部材と駆動源を有し、各シャッタ部材と駆動源との
間には連動部材が連結されており、駆動源により各シャ
ッタ部材を反対方向に回転して閉じて遮光し得るように
したシャッタ装置において、前記各連動部材と駆動源の
間には中間連結部材を設け、各シャッタ部材を回転する
時に中間連結部材を各シャッタ部材の回転のタイミング
をそれらの回転速度の差によりずらすように回動する付
勢手段を備えたことを特徴とするシャッタ装置を要旨と
している。
問題点を解決するための手段 第1図を参照する。
シャッタ装置は光学系に設定されている。シャッタ装置
は第1シャッタ部材10と第2シャッタ部材11および
駆動源(実施例ではソレノイド26)を有している。第
1シャッタ部材10には第1連動部材15が連結してあ
る。第2シャッタ部材11には第2連動部材18が連結
してある。第1連動部材15と第2連動部材18と、ソ
レノイド26のシャフト27との間には、中間連結部材
22が設けられている。またソレノイド26を作動して
第1シャッタ部材10と第2シャッタ部材11を反対方
向に回転するときに、前記中間連結部材22を各シャッ
タ部材の回転のタイミングをずらすように回動する付勢
手段(実施例ではバネ30)を備えている。
作用 第1図と第2図は、第1シャッタ部材10と第2シャッ
タ部材11が開いた状態である。第2図においてソレノ
イド26のシャフト27が矢印Z方向に移動すると、第
3図に示すようにスプリング30の力が働き、中間連結
板22は第3図に示すように時計方向に回動し、第1シ
ャッタ部材10が第2シャッタ部材11より先に回転す
る。
第4図に示すように、第1シャッタ部材10の回転が先
に閉まって止まると、その後第2シャッタ部材11が第
1シャッタ部材10の先端に重なるように閉まる。この
とき中間連結板22は第4図反時計方向に回動して第2
図の中間連結板22の状態に戻る。
実施例 第1図を参照する。この考案のシャッタ装置は、たとえ
ばスリット露光走査タイプの複写機の光学系中に設定さ
れている。
シャッタ装置は第1シャッタ部材10および第2シャッ
タ部材11を備えている。第1シャッタ部材10はシャ
ッタシャフト12を中心に矢印X方向に回転可能となっ
てる。また第2シャッタ部材11はシャッタシャフト1
3を中心に矢印Y方向に回転可能となっている。
第1シャッタ部材10および第2シャッタ部材11は、
開いた状態では第1図に示すように平行となっている。
シャッタシャフト12,13は光学系の光軸と直交する
方向を向いている。シャッタシャフト12とシャッタシ
ャフト13のほぼ中間位置にはストッパ14が設けられ
ている。
第1シュッタ部材10には第1連動部材15が連結され
ている。第1連動部材15の一端16がピン17を介し
て第1シャッタ部材10に連結されている。一方、第2
シャッタ部材11には第2連動部材18が連結されてい
る。第2連動部材18の一端19がピン20を介して第
2シャッタ部材11に連結されている。
第1連動部材15の他端21は、中間連結部材22にピ
ン23を介して連結されている。また第2連動部材18
の他端24は、中間連結部材22にバネ掛け25を介し
て連結されている。
ソレノイド26のシャフト27は、ピン28を介して中
間連結部材22に連結されている。このシャフト27の
矢印Z方向は、光学系の光軸に沿っている。中間連結部
材22は、この実施例では二等辺三角形状をした板であ
る。ピン23およびバネ掛け25は、二等辺三角形状の
中間連結部材22の2つの底角側にそれぞれ位置されて
いる。またピン28は頂角側に位置されている。
前記バネ掛け25と別のバネ掛け29の間にはバネ30
が設けられている。このバネ30の作用中心軸はソレノ
イド26のシャフト27の作用中心軸とは偏心してい
る。バネ30は、ソレノイド26が通電されないときに
ソレノイド26のシャフト27に復帰用の力を与える機
能を有している。またバネ30は第1シャッタ部材10
および第2シャッタ部材11を回転するときに、中間連
結部材22を回動する機能を有している。
ストッパ32は中間連結部材22に対応した位置にあ
り、シャフト27が矢印Z方向と反対方向に移動し過ぎ
るのを防止するためものである。
前記ストッパ14、第1運動部材15、第2運動部材1
8、バネ掛け25,29、ストッパ32、中間連結部材
22、ソレノイド26、バネ30、シャッタシャフト1
2,13は、光路を妨げない位置に設定してある。ま
た、ストッパ14,32、シャッタシャフト12,1
3、ソレノイド26、バネ掛け29は、複写機のフレー
ム(図示せず)に取付けてある。
次に上述したシャッタ装置の操作を第2図ないし第4図
により説明する。
まず第2図を参照する。第1シャッタ部材10および第
2シャッタ部材11は、開いた状態にある。第1シャッ
タ部材10と第2シャッタ部材11は平行であり、この
実施例では光学系の光路と平行である。中間連結部材2
2は、ストッパ32に当たっている。
ソレノイド26が通電されると、シャフト27が矢印Z
方向に移動を始める。このZ方向は光路と平行である。
シャフト27がバネ30の力に抗して矢印Z方向に移動
すると、第3図に示すように中間連結板22がピン28
を中心に第3図時計回りに回動をする。したがって第1
連動部材15と第2連動部材18の相対位置がずれて、
第1シャッタ部材10が第2シャッタ部材11より先に
中間連結板22側へ回転する。このため第1シャッタ部
材10の先端は第2シャッタ部材11の先端より先に回
り込み、第1シャッタ部材10と第2シャッタ部材11
との回転タイミングがずれ両先端が衝突して干渉するこ
とがない。第1シャッタ部材10は矢印X方向に回転
し、第2シャッタ部材11は矢印Y方向に回転する。
第4図に示すように更にシャフト27が矢印Z方向に移
動すると、第1シャッタ部材10は、ストッパ14に当
たる。次に第2シャッタ部材11は第1シャッタ部材1
1に重なりながら閉じる。この状態では、中間連結部材
22は第3図の状態からピン28を中心に反時計方向に
回動する。したがって第4図における中間連結部材22
の状態は、第2図に示すもとの状態に戻る。このように
第1シャッタ部材10および第2シャッタ部材11は重
なり合いの部分に隙間が生じることなく密着しており、
遮光が完全になる。
次に再び第1シャッタ部材10および第2シャッタ部材
11を開ける場合には、ソレノイド26への通電を止め
て、シャフト27を第4図の矢印Z方向と反対方向にバ
ネ30の力により移動させる。すると再び中間連結部材
22はバネ30の力により第4図においてピン28を中
心に時計方向に回動する。このため、第1連動部材15
と第2連動部材18の相対位置がずれて、第2シャッタ
部材11が先に矢印Y方向と反対方向に開き始める。そ
のあと第1シャッタ部材10が矢印Xと反対方向に開き
始め、ストッパ14から離れる。
そして、第3図に示すような状態となる。この開くとき
は、第2シャッタ部材11が第1シャッタ部材10より
先に開くので、第1シャッタ部材10の先端と第2シャ
フト部材11の先端は突き当たって干渉することがな
い。
さらにシャフト27が矢印Z方向と反対方向に移動する
と、第2図に示すような状態に戻る。すなわち中間連結
部材22がストッパ32に当たり、しかも中間連結部材
22は第3図の状態からピン28を中心に反時計方向に
回動して第2図の状態に戻る。この状態では第1シャッ
タ部材10および第2シャッタ部材11は再び平行とな
り光路を完全に開けることになる。
なお、このような動作をさせる場合でも、ソレノイドの
ストロークを特別長くする必要はなく、ストロークが長
くなった場合のパワー不足をカバーするために、ソレノ
イドの大きさを増大する必要もなく、ソレノイドはコン
パクトなものでよい。
ところでこの考案は上記実施例に限定されるものではな
い。たとえば中間連結部材22は二等辺三角形や正三角
形状に限るものではない。また駆動源はソレノイドに限
定されるものでもない。また、シャッタシャフトの方向
は必ずしも光路と直角である必要はない。
考案の効果 以上説明したことから明らかなように、複数のシャッタ
部材の相互干渉をなしくて突き当たることがなく開閉作
動を確実かつスムーズに行え、閉じたときにはシャッタ
部材間の間隙をなくし遮光を完全にできる。
本発明においては、複数のシャッタ部材を回転させる時
に、いずれのシャッタ部材も移動を停止させず、回転タ
イミングをそれらの回転速度の差によってずらしている
ので、迅速な動作が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のシャッタ装置の好適な実施例を示す
斜視図、第2図はシャッタ部材が開いた状態を示す図、
第3図はシャッタ部材が中間位置まで回転した状態を示
す図、第4図はシャッタ部材が閉じた状態を示す図、第
5図ないし第7図は従来のシャッタ装置を示す図であ
る。 10……第1シャッタ部材 11……第2シャッタ部材 15……第1連動部材 18……第2連動部材 22……中間連結部材 26……ソレノイド 27……シャフト 30……バネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学系に設定され、複数のシャッタ部材と
    駆動源を有し、各シャッタ部材と駆動源との間には連動
    部材が連結されており、駆動源により各シャッタ部材を
    反対方向に回転して閉じて遮光し得るようにしたシャッ
    タ装置において、前記各連動部材と駆動源の間には中間
    連結部材を設け、各シャッタ部材を回転する時に各シャ
    ッタ部材の回転のタイミングをそれらの回転速度の差に
    よりずらすように中間連結部材を回動する付勢手段を備
    えたことを特徴とするシャッタ装置。
JP1987000946U 1987-01-09 1987-01-09 シヤツタ装置 Expired - Lifetime JPH0610337Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987000946U JPH0610337Y2 (ja) 1987-01-09 1987-01-09 シヤツタ装置

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JP1987000946U JPH0610337Y2 (ja) 1987-01-09 1987-01-09 シヤツタ装置

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JPS63109927U JPS63109927U (ja) 1988-07-15
JPH0610337Y2 true JPH0610337Y2 (ja) 1994-03-16

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ID=30778391

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JP1987000946U Expired - Lifetime JPH0610337Y2 (ja) 1987-01-09 1987-01-09 シヤツタ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5651068Y2 (ja) * 1978-09-27 1981-11-30

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JPS63109927U (ja) 1988-07-15

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