JPH06103106B2 - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

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JPH06103106B2
JPH06103106B2 JP9077990A JP9077990A JPH06103106B2 JP H06103106 B2 JPH06103106 B2 JP H06103106B2 JP 9077990 A JP9077990 A JP 9077990A JP 9077990 A JP9077990 A JP 9077990A JP H06103106 B2 JPH06103106 B2 JP H06103106B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、加熱出力を変更自在な発熱式加熱手段と、そ
の発熱式加熱手段の加熱開始時点からの経過時間を計時
するタイマー手段と、前記経過時間が設定時間を越える
までの加熱出力を前記設定時間の経過後の加熱出力より
も大にするように、前記タイマー手段の計時情報に基づ
いて前記発熱式加熱手段の加熱出力を変更する制御手段
とが設けられた加熱装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、熱容量の大きな発熱式加熱手段を用いた加熱装置
にあっては、早く所定の加熱温度に到達させるべく、予
め定められた設定時間を越えるまでは大きな加熱出力で
加熱し、設定時間を越えた後に加熱出力を下げるように
制御していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の従来加熱装置で連続して加熱調理をする場合、前
回の加熱調理による余熱が冷めないうちに続けて加熱調
理を行うため、調理開始後の大きな加熱出力によって、
調理に最適な加熱温度を越えてしまう虞があった。
このことは、加熱調理された食品の出来具合を悪くする
のみならず、エネルギーを無駄に消費する一因にもな
る。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、そ
の目的は、連続加熱調理を行う場合であっても、調理に
最適な加熱温度を維持し、また、無駄にエネルギーを消
費することのないようにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による加熱装置は、加熱出力を変更自在な発熱式
加熱手段と、その発熱式加熱手段の加熱開始時点からの
経過時間を計時する第1タイマー手段と、前記経過時間
が設定時間を越えるまでの加熱出力を前記設定時間の経
過後の加熱出力よりも大にするように、前記第1タイマ
ー手段の計時情報に基づいて前記発熱式加熱手段の加熱
出力を変更する制御手段とが設けられたものであって、
その第1の特徴構成は前記発熱式加熱手段の加熱停止時
点からの経過時間を計時する第2タイマー手段が設けら
れ、前記制御手段は、第2タイマー手段の計時情報に基
づいて、前記加熱出力を変更するための前記設定時間を
前記加熱停止時点からの経過時間が短いほど短くするよ
うに構成されている点にある。
第2の特徴構成は第1の特徴構成を実施する際の好まし
い具体構成を特定するものであって、加熱室内の底部
に、加熱物載置用のターンテーブルが設けられ、前記発
熱式加熱手段が前記ターンテーブルの下方箇所に配置さ
れる電熱ヒータであり、前記加熱室内の上部に、別の電
熱ヒータが配置されている点にある。
〔作用〕
第1の特徴構成によれば、発熱式加熱手段の加熱停止時
点からの経過時間を計時する第2タイマー手段の計時情
報に基づいて、その加熱出力を下げるための設定時間が
加熱停止時点からの経過時間が短いほど短くなるように
変更されるので、連続加熱調理の際、前回の加熱調理の
余熱が多く残っている程、加熱出力を下げる時点が早く
なることになる。
上記作用は第2の特徴構成を有する加熱装置の場合特に
有効に働く。すなわち、第2の特徴構成によれば、加熱
室の上下に別々に配置された上下の電熱ヒータのうち、
下方側の電熱ヒータは一般に加熱室底部を形成する加熱
室本体に直接配置され、加熱室本体を介在して加熱され
るため、上方側の電熱ヒータに比べて熱容量が大きくな
る。そして熱容量の差によって生ずる上下の電熱ヒータ
の加熱温度立ち上がり速度の差を補正するために、上方
側の電熱ヒータは加熱開始後から定常加熱出力とする一
方、下方側の電熱ヒータについては、加熱開始後一定時
間は加熱出力をその後の加熱出力よりも大きくして加熱
温度の立ち上がりを速くする必要があるからである。
〔発明の効果〕
第1の特徴構成によれば、連続加熱調理を行う場合であ
っても、前回の加熱調理の余熱が多く残っている程、発
熱式加熱手段の加熱出力を下げる時点が早くなるので、
無駄にエネルギーを消費することなく、最適な加熱温度
を維持できるようになった。
第2の特徴構成によれば、加熱室底部のターンテーブル
下方箇所に配置される大きな熱容量の電熱ヒータを前記
発熱式加熱手段として、前記の制御をすることにより、
連続加熱調理を行う場合であっても、上下の電熱ヒータ
の加熱温度バランスを崩すことなく、適切な加熱調理を
行うことができるようになった。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図に概略構造をブロック図で示す加熱装置は、高周波発
振式加熱手段(8)と、上下の電熱ヒータ(7),
(1)によって加熱室(5)内に置かれた食品(H)を
加熱調理する。(6)は食品載置用のターンテーブルで
あって、特に高周波発振式加熱手段(8)による加熱が
食品の各部に均一に行われるようにする為に、モータ
(M)によって駆動され回転する。(D)は載置台であ
る。加熱室上方側に配置される電熱ヒータ(7)(以
下、上ヒータと略記する)は加熱室内に露出しており、
直接、輻射熱で加熱物を加熱できるので比較的小さな熱
容量のシーズヒータが用いられる。一方、ターンテーブ
ル(6)の下方箇所に配置される発熱式加熱手段(1)
としての電熱ヒータ(以下、下ヒータと略記する)はタ
ーンテーブル(6)を介して間接的に加熱物を加熱する
ので大きな熱容量の平面ヒータが使用されている。
(9)はこれらの加熱手段(1),(7),(8)やタ
ーンテーブル駆動用モータ(M)、ファンモータ(図示
せず)等を制御する制御ボードであって、マイクロコン
ピュータ(図示せず)を搭載し、加熱調理の順序がプロ
グラムされている。また制御ボード(9)にはキー入力
や調理完了を報知するためのブザー(B)も搭載されて
いる。
(10)は操作パネルであって、実行する調理の選択、そ
の調理条件の設定、調理スタート、取消等の指令を与え
るためのキーボード(K)や設定モード或いは調理実行
モードにおける加熱出力、経過時間等の情報を表示する
ための表示器(D)を備えている。
この調理器でトーストを焼く場合を例にとってその操作
及び動作の概略を説明すると以下のようになる。本加熱
装置は、調理実行中及び調理設定中以外は表示器(D)
は時計表示となっていて、この状態ではキーボード
(K)上の各種調理の選択キーが受付可能である。ここ
で、「トースト」キーを押すとトースト調理の設定モー
ドに入る。次にテンキー或いはアップダウンキーによっ
てパンの枚数及び焼き加減を設定する。この時、これら
の設定値に応じてヒータ加熱時間が決定される。これで
トースト調理の設定は完了し、スタートキーが受け付け
られる状態となる。この時、表示器(D)は調理モード
や設定値を表示している。
スタートキーを押すと、ドアが閉まっていることがチェ
ックされた後、調理がスタートする。そして上下のヒー
タ(7),(1)が加熱室(5)内に置かれた加熱物
(H)であるパンの加熱を開始する。調理実行中は、表
示器(D)は調理モード表示及び調理トータル時間のタ
イマー表示をしており、調理の進行に合わせて減算表示
される。タイマーが終了して調理が完了すると、上下ヒ
ータ(7),(1)の加熱は停止され、ブザー(B)が
鳴って調理完了を知らせると共に、表示器(D)は時計
表示に戻る。尚、このトースト調理モードにおいては高
周波発振式加熱手段(8)は使用されないが、冷凍食パ
ンを焼く「冷凍トースト」調理モードや他の調理モード
において使用される。
次に、発熱式加熱手段としての下ヒータ(1)の制御に
ついて第2図のブロック図に基づいて説明する。発熱式
加熱手段としての下ヒータ(1)を制御する制御手段
(4)と、第1タイマー手段(2)及び第2タイマー手
段(3)は前記制御ボード(9)に搭載されるマイクロ
コンピュータに含まれるものである。そして制御手段
(4)は、設定時間記憶部(4c)と、その設定時間と第
1タイマー手段(2)の計時情報とを比較する比較部
(4b)と、その比較結果によって下ヒータ(1)の加熱
出力を可変制御する加熱出力制御部(4a)と、第2タイ
マー手段(3)の計時情報に基づいて前記設定時間を演
算する設定時間演算部(4d)から構成される。
以下、その動作について詳しく述べる。設定時間演算部
(4d)では第2タイマー手段(3)の計時情報に基づい
て、加熱停止時点からの経過時間が短いほど設定時間を
短くするような演算が行われるが、本実施例では、簡単
にする為に、加熱停止時点からの経過時間即ち第2タイ
マー手段(3)の計時情報が3分を越えるときは、設定
時間を5分とし、3分以内のときは、設定時間を0分と
するような比較演算と2値選択が行われる。その演算結
果は設定時間記憶部(4c)に記憶される。この記憶され
た設定時間と第1タイマー手段(2)の計時情報とは比
較部(4b)で比較され、その比較結果は加熱出力制御部
(4a)に与えられる。加熱出力制御部(4a)は下ヒータ
(1)の加熱出力を強弱2段階に制御し、強出力は下ヒ
ータ(1)を連続通電することにより、弱出力は断続通
電(10秒ON/10秒OFF)することにより得られる。そして
比較部(4b)からの比較結果信号に基づいて、第1タイ
マー手段の計時情報が設定時間を越えている場合は下ヒ
ータの加熱出力を弱出力に、設定時間以内である場合は
強出力に制御する。以上の制御動作を流れ図に描くと第
3図のようになる。
前述の「トースト」調理モードで説明するならば、トー
スト調理設定後、スタートキーを押したときに前回のト
ースト調理が完了した時点、即ち加熱停止時点からの経
過時間が3分を越えておれば、下ヒータは最初の5分間
は連続通電(強出力)で加熱され、その後、10秒ON/10
秒OFFの断続通電(弱出力)に変更される。前回の加熱
停止時点からの経過時間が3分以内であれば、下ヒータ
(1)は初めから10秒ON/10秒OFFの断続通電(弱出力)
で加熱される。一方、上ヒータは常に加熱開始から加熱
停止まで連続通電される。この様子をタイムチャートに
表すと第4図のようになる。
このようにして、前述したように上ヒータ(7)に比べ
熱容量の大きい下ヒータ(1)の制御にあっては、冷め
た状態からスタートする際には、最初の5分間は強出力
で加熱して加熱温度の立ち上がりが上ヒータ(7)より
遅れないようにする一方、連続調理で、前回加熱調理の
余熱が大きい時には調理スタート直後から定常出力であ
る弱出力で加熱する。その結果、いずれの場合も、パン
の両面が均等に焼けることになる。
〔別実施例〕
上記の実施例では発熱式加熱手段(1)として電熱ヒー
タを用いているが、本発明はこれに限るものではなく、
例えばガスバーナのような発熱加熱手段であってもよ
い。そしてその加熱出力の制御は、実施例では連続通電
と断続通電の切換による強弱切換としたが、たとえば電
熱ヒータの印加電圧を変化させることによって行っても
良いし、ガスバーナの場合であれば、ガスの供給量を変
化させることによって行い得る。
また、第2タイマー手段の計時情報に基づいて、加熱停
止時点からの経過時間が短いほど設定時間を短くする演
算を、実施例では、第2タイマー手段の計時情報が3分
を越えるときは、設定時間を5分とし、3分以内のとき
は、設定時間を0分とするような1段階の比較と2値選
択による演算としたが、例えば、1分、2分、3分と3
段階の比較を行い、合わせて設定時間を0分、1分、3
分、5分の4値選択とするといった具合に、必要に応じ
てその比較と選択の数を増やせば、よりきめ細かな制御
ができる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を付すが、該記入により本発明は添付図面の構成
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る加熱装置の概略構造図、
第2図はその制御ブロック図、第3図は制御動作を説明
する流れ図、第4図はそのタイムチャートである。 (1)……発熱式加熱手段(下ヒータ)、(2)……第
1タイマー手段、(3)……第2タイマー手段、(4)
……制御手段、(5)……加熱室、(6)……ターンテ
ーブル、(7)……電熱ヒータ(上ヒータ)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱出力を変更自在な発熱式加熱手段
    (1)と、その発熱式加熱手段(1)の加熱開始時点か
    らの経過時間を計時する第1タイマー手段(2)と、前
    記経過時間が設定時間を越えるまでの加熱出力を前記設
    定時間の経過後の加熱出力よりも大にするように、前記
    第1タイマー手段(2)の計時情報に基づいて前記発熱
    式加熱手段(1)の加熱出力を変更する制御手段(4)
    とが設けられた加熱装置であって、前記発熱式加熱手段
    (1)の加熱停止時点からの経過時間を計時する第2タ
    イマー手段(3)が設けられ、前記制御手段(4)は、
    第2タイマー手段(3)の計時情報に基づいて、前記加
    熱出力を変更するための前記設定時間を前記加熱停止時
    点からの経過時間が短いほど短くするように構成されて
    いる加熱装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の加熱装置であって、加熱室
    (5)内の底部に、加熱物載置用のターンテーブル
    (6)が設けられ、前記発熱式加熱手段(1)が前記タ
    ーンテーブル(6)の下方箇所に配置される電熱ヒータ
    であり、前記加熱室(5)内の上部に、電熱ヒータ
    (7)が配置されている加熱装置。
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