JPH06102905A - フィードフォワード/フィードバック制御装置 - Google Patents

フィードフォワード/フィードバック制御装置

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JPH06102905A
JPH06102905A JP24948192A JP24948192A JPH06102905A JP H06102905 A JPH06102905 A JP H06102905A JP 24948192 A JP24948192 A JP 24948192A JP 24948192 A JP24948192 A JP 24948192A JP H06102905 A JPH06102905 A JP H06102905A
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JP
Japan
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control device
feedforward
feedback
parameter
feedback control
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Application number
JP24948192A
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English (en)
Inventor
Kazunori Ouchi
和紀 大内
Masahide Nomura
政英 野村
Akira Sugano
彰 菅野
Eiji Toyama
栄二 遠山
Toru Kimura
木村  亨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フィードフォワード制御とフィードバック制御
とを併用したフィードフォワード/フィードバック制御
装置において、制御パラメータを精度良く最適化する。 【構成】フィードフォワード制御装置と、フィードバッ
ク制御装置とを用いるフィードフォワード/フィードバ
ック制御装置において、前記フィードフォワード制御装
置の制御パラメータ修正手段及び前記フィードバック制
御装置の制御パラメータ修正手段を有し、後者の修正を
知識処理によって行いフィードフォワード/フィードバ
ック制御装置の制御パラメータを精度良く最適化する。 【効果】フィードフォワード/フィードバック制御装置
の制御パラメータを最適に自動調整でき、目標値変化時
または、外乱印加時に制御対象の偏差の変動を最小限に
抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィードフォワード制
御とフィードバック制御とを併用する制御装置に係り、
特にフィードフォワード制御パラメータ及びフィードバ
ック制御パラメータを自動的にチューニングすることを
可能にしたフィードフォワード/フィードバック制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プロセス制御の分野ではフィード
バック制御とフィードフォワード制御が行われ制御性改
善に大きな成果を上げてきた。特に、制御量の応答遅れ
の大きなプラントに対してはフィードフォワード制御が
有効であった。しかし、これらの制御方式における制御
パラメータのチューニングは調整員が制御量の変動を観
測しながら手動で行ってきた。このため調整作業に長時
間を費やすと共に、チューニング結果に調整員の個人差
が現れる等の問題があった。
【0003】制御パラメータのオートチューニングに関
する試みはフィードバック制御、特にその大半を占める
PIコントローラのチューニングに見られる。特開昭63
ー247801号に述べられている方法では、目標値変化時ま
たは外乱印加時の制御量応答形状を観測し、オーバーシ
ュート量及び減衰係数を求めるための制御量応答形状認
識手段と、オーバーシュート量及び減衰係数を定性的に
評価し、ファジィ推論によりPI制御パラメータの修正
値を推定するための制御パラメータ修正手段と、上記オ
ーバーシュート量及び減衰係数が許容範囲を超える時、
上記制御パラメータ修正手段を機能させる制御性判定手
段とを設けることによりオートチューニングを実現して
いる。また、「計測技術(昭和61年9月),エキスパ
ート法によるPIDセルフ・チューニング(p52−p
59)」に述べられている方法では、目標値変化時また
は外乱印加時の制御量応答形状を予め用意した複数の基
本応答形状と照合し、合致した基本応答形状に対する複
数の調整ルールの中から実応答形状またはその遷移傾向
に応じて最適ルールを選択し、PI制御パラメータを修
正している。
【0004】その他、特開昭61−21505 号公報(USP
No.4,698,745)には、フィードバック制御
とフィードフォワード制御のゲインを修正するようにし
たプロセス制御装置が開示されている。
【0005】更に、特開昭64−3705号公報(USP No.
4,951,191)には、フィードバック制御系とフ
ィードフォワード制御系を組合せ,負荷変動などによる
フィードフォワード制御のオートチューニング技術が開
示されている。
【0006】また、特開平4−21002 号公報にはファジ
ィ推論により操作量出力ゲインを調整するプロセス制御
技術が記載されている。
【0007】以上、従来技術では様々な点での改良が成
されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によれ
ば、目標値変化時または外乱印加時に観測される制御応
答形状からPI制御パラメータを効率的にオートチュー
ニングできる。しかし、従来技術では、制御量の応答遅
れの大きなプラントに対し有効なフィードフォワード制
御を併用した場合の制御パラメータオートチューニング
方法に関しては考慮していない。
【0009】本発明の目的は、フィードフォワード制御
とフィードバック制御とを併用した場合の制御パラメー
タを自動的に最適化するオートチューニングを可能にし
たフィードフォワード/フィードバック制御装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を達
成するため、フィードフォワード制御装置と、フィード
バック制御装置と、前記フィードフォワード制御装置の
制御パラメータ修正手段と、知識処理による前記フィー
ドバック制御装置の制御パラメータ修正手段とを用いる
フィードフォワード/フィードバック制御装置を提供す
る。
【0011】より具体的には、フィードフォワード制御
装置と、フィードバック制御装置と、前記フィードフォ
ワード制御装置の制御パラメータ修正手段及び前記フィ
ードバック制御装置の制御パラメータ修正手段とを備
え、前記フィードバック制御装置の制御パラメータの修
正を知識処理によって予め設定したパラメータ目標値に
達するまで行うフィードフォワード/フィードバック制
御装置に関する。
【0012】また、本発明はフィードフォワード制御装
置と、フィードバック制御装置と、前記フィードフォワ
ード制御装置の制御パラメータ修正手段及び前記フィー
ドバック制御装置の制御パラメータ修正手段とを備え、
前記フィードバック制御装置の制御パラメータの修正を
ファジィ推論によって予め設定したパラメータ目標値に
達するまで行うフィードフォワード/フィードバック制
御装置に関する。
【0013】さらに、フィードフォワード制御装置と、
フィードバック制御装置と、前記フィードフォワード制
御装置の制御パラメータ修正手段及び前記フィードバッ
ク制御装置の制御パラメータ修正手段とを備え、前記フ
ィードバック制御装置の制御パラメータの修正をニュー
ラルネットワークによって予め設定したパラメータ目標
値に達するまで行うフィードフォワード/フィードバッ
ク制御装置が提案される。
【0014】更にまたフィードフォワード制御装置と、
フィードバック制御装置と、前記フィードフォワード制
御装置の制御パラメータ修正手段及び前記フィードバッ
ク制御装置の制御パラメータ修正手段とを備え、前記フ
ィードフォワード制御装置の制御パラメータの修正に先
立って、前記フィードバック制御装置の制御パラメータ
の修正を知識処理によって予め設定したパラメータ目標
値に達するまで行う手段を備えたフィードフォワード/
フィードバック制御装置が提案される。
【0015】本発明は、フィードフォワード制御装置
と、フィードバック制御装置と、前記フィードフォワー
ド制御装置の制御パラメータ修正手段及び前記フィード
バック制御装置の制御パラメータ修正手段とを備えたフ
ィードフォワード/フィードバック制御装置であって、
前記フィードバック制御装置の制御パラメータの修正は
知識処理によって予め設定したパラメータ目標値に達す
るまで行われ、かつそのパラメータ修正が前記フィード
フォワード制御装置の制御パラメータの修正に先行する
ように、前記フィードフォワード制御装置の制御パラメ
ータ修正手段と前記フィードバック制御装置の制御パラ
メータ修正手段の動作を管理する手段を備えたフィード
フォワード/フィードバック制御装置を提供するもので
ある。
【0016】そしてまた、フィードフォワード制御装置
と、フィードバック制御装置と、前記フィードフォワー
ド制御装置の制御パラメータ修正手段と、前記フィード
バック制御装置の制御パラメータ修正手段とを用いるフ
ィードフォワード/フィードバック制御装置であって、
前記フィードバック制御装置の制御パラメータの修正は
知識処理によって行われ、そのパラメータ修正に引き続
いて前記フィードフォワード制御装置の制御パラメータ
の修正を開始し管理する手段を備えたフィードフォワー
ド/フィードバック制御装置を提供するものである。
【0017】本発明により、フィードフォワード制御装
置と、フィードバック制御装置と、前記フィードフォワ
ード制御装置の制御パラメータ修正手段と、前記フィー
ドバック制御装置の制御パラメータ修正手段とを用いる
フィードフォワード/フィードバック制御装置であっ
て、知識処理によって予め設定した目標値に達するまで
前記フィードバック制御装置の制御パラメータの修正を
行い、前記フィードフォワード制御装置の制御パラメー
タ修正と必要に応じて前記フィードバック制御装置の制
御パラメータの修正を並行して行うように、前記フィー
ドフォワード制御装置の制御パラメータ修正手段と前記
フィードバック制御装置の制御パラメータ修正手段の動
作を管理する手段を備えたフィードフォワード/フィー
ドバック制御装置が提供される。
【0018】上記フィードフォワード/フィードバック
制御装置において、フィードフォワード制御パラメータ
修正手段は、制御量の応答形状から複数の特徴量を求め
る制御量応答形状認識手段と、前記特徴量を評価しフィ
ードフォワード制御パラメータを修正する手段とからな
る。また、制御量の応答形状から求める複数の特徴量
は、オーバシュート量と、位相進み遅れ量であってもよ
い。更に、前記フィードフォワード制御パラメータの修
正値を推定する特徴量は位相進み遅れ量であって、その
遅れ量は目標値変化終了時における偏差量から検知され
たものであってもよい。
【0019】また、上記フィードフォワード/フィード
バック制御装置において、前記フィードフォワード制御
信号パラメータは、前記制御対象の近似的な伝達関数の
逆関数であってもよい。更に、前記特徴量を定性的に評
価し、フィードフォワード制御パラメータ及びフィード
バック制御パラメータの修正値を推定する手段は、ファ
ジィ推論またはニューラルネットワーク、あるいはIF
−THENルールによってもよい。
【0020】さらに、本発明はフィードフォワード制御
装置と、フィードバック制御装置とを用いるフィードフ
ォワード/フィードバック制御装置であって、フィード
フォワード制御装置の制御パラメータを第1番目に調整
するフィードフォワード制御パラメータ修正手段と、フ
ィードバック制御装置の制御パラメータを知識処理によ
り第2番目に調整するフィードバック制御パラメータ修
正手段とを備えたフィードフォワード/フィードバック
制御装置を提供する。
【0021】
【作用】以上の構成を取ることにより、フィードフォワ
ード/フィードバック制御装置の制御パラメータを最適
に自動調整でき、目標値変化時または、外乱印加時に制
御対象の制御量変動を最小限に抑制する作用がある。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例1を図1から図10を
用いて説明する。
【0023】図1は本発明による目標値変化に対応した
フィードフォワード/フィードバック制御装置の概略ブ
ロック図、図2は本発明によるフィードフォワード/フ
ィードバック制御装置のオートチューナの機能構成を示
すブロック図、図3は目標値変化時の制御量応答形状か
ら特徴量を求めるための図、図4は特徴量評価用メンバ
シップ関数,制御パラメータ修正係数決定用メンバシッ
プ関数及び調整ルールを示す図、図5はファジィ推論に
よる制御パラメータ修正係数の求め方の一例を示す図、
図6及び図7は本発明によるオートチューニング機能の
概略処理フロー図、図8は本発明による外乱に対応した
フィードフォワード/フィードバック制御装置の概略ブ
ロック図、図9は外乱印加時の制御量応答形状から特徴
量を求めるための図、図10は本発明によるオートチュ
ーニング結果を示す図である。
【0024】図1により目標値変化に対応したフィード
フォワード/フィードバック制御装置について説明す
る。図1において、1はフィードバック制御装置(PI
制御装置)、2は制御対象、3はフィードフォワード制
御装置であり、フィードバック制御装置1は、目標値S
Vと制御量PVとを比較して得られた制御偏差を比例積
分演算し、その結果を操作量MV1として出力する。ま
た、フィードフォワード制御装置3は、例えば、動的フ
ィードフォワード制御装置31,静的フィードフォワー
ド制御装置32,フィードフォワード制御信号継続時間
設定器33から構成できる。フィードフォワード制御装
置3において、動的フィードフォワード制御装置31及
び静的フィードフォワード制御装置32は、制御対象2
を「1次遅れ+むだ時間」特性に近似した場合の近似逆
関数として次式で表される。
【0025】〔数1〕 F=1/K+((T+L)/K)・s ここに、Kは係数、Tは時定数、Lはむだ時間、sはラ
プラス演算子であり、第1項が静的フィードフォワード
制御装置32を、第2項が動的フィードフォワード制御
装置31を表す。また、フィードフォワード制御信号継
続時間設定器33は、任意時刻に動的フィードフォワー
ド制御装置31の出力信号のON/OFF切り替えを行
い、主にむだ時間の影響を補償する。フィードフォワー
ド制御装置3では、静的フィードフォワード制御装置3
2の係数1/K,動的フィードフォワード制御装置31
の係数(T+L)/K及び出力信号切り替え時刻のチュー
ニングが必要である。フィードフォワード制御装置3
は、目標値SVを入力して上記演算を行い操作量MV2
を出力する。操作量MV1及びMV2は加算され操作量
MVとして制御対象2に入力される。4はオートチュー
ナであり、チューナ管理機能5,フィードバック制御装
置用チューナ6及びフィードフォワード制御装置用チュ
ーナ7から構成される。
【0026】図2は、オートチューナ4の詳細を示した
図である。図に示したようにチューナ管理機能5は、偏
差検出機能51,整定判定機能52,目標値または外乱
信号変更許可指令発生機能53から構成される。また、
フィードバック制御装置用チューナ6は、特徴量抽出機
能61,制御性判定機能62,パラメータ修正係数推定
機能63,パラメータ調整値演算機能64,調整ルール
65から、フィードフォワード制御装置用チューナ7
は、特徴量抽出機能71,制御性判定機能72,パラメ
ータ修正係数推定機能73,パラメータ調整値演算機能
74,調整ルール75から構成される。
【0027】次にオートチューナの各機能について説明
する。チューナ管理機能5において、偏差検出機能51
は、目標値SV及び制御量PVを常時観測し偏差を検出
する。整定判定機能52は偏差が0に整定するのを判定
し、フィードバック制御装置用チューナ6及びフィード
フォワード制御装置用チューナ7に観測開始指令を発
し、制御応答形状の観測を開始させる。目標値または外
乱信号変更許可指令発生機能53は、偏差が0に整定し
た時点で、目標値または外乱信号の変更許可信号を発す
る。整定判定機能52は偏差が再び0に整定するのを判
定した時点で、フィードバック制御装置用チューナ6及
びフィードフォワード制御装置用チューナ7に対し観測
終了指令を発し、パラメータ修正演算をするよう指令す
る。また、整定判定機能52はフィードバック制御装置
用チューナ6あるいはフィードフォワード制御装置用チ
ューナ7のいずれかにおいてパラメータ修正が行われた
ことを確認し再び上記の整定判定を行う。これらの動作
はフィードバック制御パラメータ及びフィードフォワー
ド制御パラメータの両方のチューニングが完了するまで
続けられる。
【0028】次に、フィードバック制御装置用チューナ
6の機能について説明する。フィードバック制御装置用
チューナ6では、チューナ管理機能5からの観測開始指
令から観測終了指令の間、制御応答形状を観測し続け
る。特徴量抽出機能61は、観測開始と同時に制御量P
Vの極値探索を行い、得られた複数個の極値及び発生時
間からオーバシュート量,減衰比及び周期比などの波形
の特徴量を求める。これらの求め方を図3を用いて説明
する。図3は目標値SVが時間T0においてY0からY
1へ変化率(Y1−Y0)/(Tp−T0)で変化した時
の制御量PVの時間応答例であり、図3よりオーバーシ
ュート量OV,減衰比Dおよび振幅同期比Rは次式で求
められる。
【0029】OV=(Y2−Y1)/(Y1−Y0) D=(Y3−Y1)/(Y2−Y1) R=(T2′−T1′)/(T2−T1) ここに、T1′,T2′は前回の調整時の時間T1およ
びT2である。
【0030】制御性判定機能62は、得られた特徴量の
うち、オーバーシュート量OVおよび減衰比Dが充分に
小さくなり、次のフィードフォーワード制御パラメータ
の調整に支障がないと判断した時点で目標制御仕様に到
達したと判断し、チューニングを終結する。
【0031】オーバシュート量及び減衰比が各々の目標
制御仕様をどちらか一つでも満足しない場合には、パラ
メータ修正係数推定機能63を動作させる。パラメータ
修正係数推定機能63は、調整ルール65に従い、ファ
ジィ推論によりパラメータ修正係数の算出を行う。パラ
メータ調整値演算機能64は、前記パラメータ修正係数
推定機能63で得られた制御パラメータの修正係数と制
御パラメータの現在値とを乗じて得た制御パラメータの
修正値に、PI制御パラメータの現在値を加算して今回
の調整値を決定する。また、1回の修正が終了した時点
でチューナ管理機能5に対しては修正実施を伝える。こ
れらフィードバック制御装置用チューナ6の機能につい
ては特開昭63−247801号公報に述べられている方法と同
様である。フィードバック制御装置用チューナ6が動作
している間、フィードフォワード制御装置用チューナ7
は制御応答形状の観測及びパラメータ修正動作を行わな
い。フィードバック制御装置用チューナ6は、制御性判
定機能62がオーバシュート量及び減衰比の目標制御仕
様到達を判定した時点でフィードフォワード制御装置用
チューナ7に動作開始指令を、チューナ管理機能5にフ
ィードバック制御装置のチューニング終了信号を発し、
そのチューニング動作を終了する。
【0032】フィードフォワード制御装置用チューナ7
の機能を説明する。フィードフォワード制御装置用チュ
ーナ7では、フィードバック制御装置用チューナ6から
の動作開始指令を受け、チューニングを開始し、チュー
ナ管理機能5からの観測開始指令から観測終了指令の
間、制御応答形状を観測する。特徴量抽出機能71は、
観測した制御応答形状からオーバシュート量及び位相遅
れ量を求める。これらの求め方を図3を用いて説明す
る。図よりオーバシュート量OVおよび位相遅れ量EX
は次式で求める。
【0033】〔数2〕 OV=(Y2−Y1)/(Y1−Y0) EX=(Y1−PV(Tp))/(Y1−Y0) ここに、PV(Tp)は時刻Tpにおける制御量である。
目標値変化時に、制御応答形状に極値が現れない場合、
オーバシュート量OVは0に設定する。
【0034】制御性判定機能72は、得られたオーバシ
ュート量OV及び位相遅れ量EXが各々目標制御仕様を
満足すれば、制御パラメータを最適値にあるものとし、
チューニングを終結する。オーバシュート量及び位相遅
れ量が各々の目標制御仕様をどちらか一つでも満足しな
い場合には、パラメータ修正係数推定機能73を動作さ
せる。
【0035】次に、ファジィ推論を用いたパラメータ修
正係数推定機能73について説明する。ファジィ推論に
は、図4に示したメンバシップ関数及び調整ルールを用
いる。最初に、オーバシュート量及び位相遅れ量を定性
的に評価するための前件部(特徴量の定性的評価部)に
用いるメンバシップ関数について説明する。図の横軸は
オーバシュート量及び位相遅れ量、縦軸は定性的な度合
いを示す。図中のOV1〜OV5及びEX1〜EX5は
それぞれメンバシップ関数を決定するための定数であ
り、NB,ZE及びPBはそれぞれメンバシップ関数に
与えた分類のための名称である。前件部左側のオーバシ
ュート量のメンバシップ関数定義図において、例えば、
オーバシュート量OVがOV′の時、OVはNBである
度合いが0.2でありかつ、ZEである度合いが0.65
であることを示す。
【0036】これら定性的に評価された特徴量に対し、
パラメータ修正係数の修正の度合いを定義するのが図4
右側に示す調整ルールであり、例えば、ルール1は、
「OVがNBでありかつ、EXがPBである時、CKは
ZEでありかつ、CLはPBである。」という意味を表
す。
【0037】図4左下の二つの図は、定性的に決定され
たパラメータ修正係数を定量的な値に変換するためのメ
ンバシップ関数である。図の横軸はパラメータ修正係
数、縦軸は定性的な度合いを示す。図中のCK1〜CK
5及びCL1〜CL5はそれぞれメンバシップ関数を決
定するための定数であり、NB,ZE及びPBはそれぞ
れメンバシップ関数に与えた分類のための名称である。
【0038】図5にファジィ推論によるパラメータ修正
の一例を示す。特徴量抽出機能71で得られたオーバシ
ュート量OV0及び位相遅れ量EX0の定性的な度合い
を図4に示したメンバシップ関数より求める。ルール2
では、それぞれGON及びGEZ、ルール5では、それ
ぞれGOZ及びGEPとなる。ルール毎に積集合(最小
値)演算を行い、各ルールの適合度を求める。ルール2
ではGONが、ルール5ではGEPが各々の適合度とし
て得られる。次に、各ルールの結論部のメンバシップ関
数を各ルールの適合度で重み付けし、それらの和集合
(最大値)演算を行い、その重心の値をパラメータ修正
係数GCKとする。パラメータ修正係数GCLについて
も同様にして求める。
【0039】パラメータ調整値演算74は、前記制御パ
ラメータ修正係数推定機能73で得られた制御パラメー
タの修正係数と制御パラメータの現在値とを乗じて得た
制御パラメータの修正値に、フィードフォワード制御パ
ラメータの現在値を加算して今回の調整値を決定する。
また、1回の修正が終了した時点でチューナ管理機能5
に対しては修正実施を伝える。フィードフォワード制御
装置用チューナ7は、制御性判定機能72がオーバシュ
ート量及び減衰比の目標制御仕様到達を判定した時点で
チューナ管理機能5にフィードフォワード制御装置のチ
ューニング終了信号を発し、そのチューニング動作を終
了する。
【0040】図6及び図7は前記オートチューニング機
能の概略処理フローを示した図である。最初ブロック8
01により初期設定を行う。ここで、状態フラグ,FB
C状態フラグ及びFFC状態フラグを0に設定する。状
態フラグは0の時、制御量の整定状態を1の時、非整定
状態を意味する。FBC状態フラグは0の時、フィード
バック制御装置のチューニング未完状態を1の時、チュ
ーニング完了状態を意味する。FFC状態フラグは0の
時、フィードフォワード制御装置のチューニング未完状
態を1の時、チューニング完了状態を意味する。また、
フィードバック制御装置を動作状態に、フィードフォワ
ード制御装置を非動作状態に設定する。次に、一定周期
ごとにFBC状態フラグの判定(ブロック802)及び
FFC状態フラグの判定(ブロック818),SV及び
PVの入力(ブロック803または819)を行う。
【0041】ブロック802でFBC状態フラグが0の
場合は、SV及びPVの入力の後ブロック804で状態
フラグの判定を行う。状態フラグが0の場合は、ブロッ
ク805により制御偏差が所定値を超えたか否かを判定
する。制御偏差が所定値を超えた時にはブロック807
により状態フラグを1に設定し、ブロック801以降の
制御応答の観測状態に移る。制御偏差が所定値を超えな
い時は、ブロック806で目標値変更許可を指示し制御
応答の監視を続ける。ブロック804で状態フラグが1
の場合は、ブロック808によりSV及びPVを観測す
る。この処理はブロック809により制御偏差PV−S
Vが0に整定(観測完了)するまで続ける。観測が完了
するとブロック810においてブロック808の観測結
果からオーバシュート量,減衰比などの特徴量を算出す
る。次に、ブロック811において観測した制御応答が
最適であるか否かを、上記ブロック810で求めた特徴
量目標制御仕様を満足するか否かで判定する。制御応答
が最適状態でない時には、ブロック812でFBC制御
パラメータ修正係数を、ブロック813でFBC制御パラ
メータ調整値を計算する。さらに、状態フラグを0に設
定し、再び監視状態に戻る。制御応答が最適状態の時に
は、ブロック815によりフィードフォワード制御装置
の静的部分を設定し、ブロック816によりフィードフ
ォワード制御装置を動作状態に設定する。最後に、ブロ
ック817によりFBC状態フラグを1に設定しフィー
ドバック制御装置のチューニングを終了し、次のデータ
取り込みを待つ。
【0042】ブロック802でFBC状態フラグが1の
場合、ブロック818でFFC状態フラグの判定を行
う。FFC状態フラグが0の場合は、SV及びPVの入
力後ブロック820で状態フラグの判定を行う。状態フ
ラグが0の場合は、ブロック821により制御偏差が所
定値を超えたか否かを判定する。制御偏差が所定値を超
えた時にはブロック823により状態フラグを1に設定
し、制御応答の観測状態に移る。制御偏差が所定値を超
えない時は、ブロック822で目標値変更許可を指示し
制御応答の監視を続ける。ブロック820で状態フラグ
が1の場合は、ブロック824によりSV及びPVを観
測する。この処理はブロック825により制御偏差PV
−SVが0に整定(観測完了)するまで続ける。観測が
完了するとブロック826においてブロック824の観
測結果からオーバシュート量,位相遅れ量などの特徴量
を算出する。次に、ブロック827において観測した制
御応答が最適であるか否かを、上記ブロック826で求
めた特徴量が目標制御仕様を満足するか否かで判定す
る。制御応答が最適状態でない時には、ブロック828で
FFC制御パラメータ修正係数を、ブロック829でF
FC制御パラメータ調整値を計算する。さらに、状態フ
ラグを0に設定し、再び監視状態に戻る。制御応答が最
適状態の時には、ブロック831によりFFC状態フラ
グを1に設定しフィードフォワード制御装置のチューニ
ングを終了し、監視状態に入る。
【0043】上記の処理フローにおいて重要なことは、
最初にフィードバック制御装置をチューニングし、この
チューニングが終了した後にフィードフォワード制御装
置のチューニングを実施する点である。これはフィード
フォワード制御装置のチューニングが完了した後ではフ
ィードバック制御装置のチューニングのための特徴量を
求めることが困難となるためである。
【0044】次に、図8により外乱に対応したフィード
フォワード/フィードバック制御装置について説明す
る。図8において、1はフィードバック制御装置(PI
制御装置)、2は制御対象、3はフィードフォワード制
御装置であり、フィードバック制御装置1は、目標値S
Vと制御量PVとを比較して得られた制御偏差を比例積
分演算し、その結果を操作量MV1として出力する。ま
た、フィードフォワード制御装置3は、例えば、外乱D
を入力として数1による演算を実施し、操作量MV2を
出力する。操作量MV1及びMV2は加算され操作量M
Vとして制御対象2に入力される。4はオートチューナ
であり、チューナ管理機能5,フィードバック制御装置
用チューナ6及びフィードフォワード制御装置用チュー
ナ7から構成される。
【0045】オートチューナ4の機能は図2に示したも
のとほぼ同様であるが、フィードフォワード制御装置用
チューナ7で抽出する特徴量(オーバシュート量及び位
相遅れ量)の求め方は異なる。これらの求め方を図9を
用いて説明する。図9は、外乱Dが時間T0においてD
0からD1へ変化率(D1−D0)/(Tp−T0)で変
化した時の制御量PVの時間応答例であり、図より、オ
ーバシュート量OV及び位相遅れ量EXは次式で求め
る。
【0046】〔数3〕 OV=(Y2−Y1)/(Y1−Y0) EX=(Y1−PV(Tp))/(Y1−Y0) 外乱変化時に、制御応答形状に極値が現れない場合、オ
ーバーシュート量OVは0に設定する。その他のオート
チューナの機能については図1から図6及び図7に示し
たものと同様である。
【0047】次に、本発明によるフィードフォワード/
フィードバック制御装置を1次遅れ+むだ時間特性を持
つ制御対象に対して適用した結果を図9に示す。本図
は、目標値SVをある変化率で変化させた場合の制御量
PVの応答を示したものである。図では、始めの3回の
目標値変更でフィードバック制御装置の制御パラメータ
の修正を行い、後の2回の目標値変更でフィードバック
制御装置の制御パラメータの修正を行っている。合計5
回の目標値変更により制御パラメータの修正を完了し、
制御量PVが目標値SVに良好に追従するようになる。
【0048】このように、本実施例によれば、フィード
フォワード/フィードバック制御装置の制御パラメータ
を最適に自動調整でき、目標値変化時または、外乱印加
時に制御対象の制御量変動を最小限に抑制できる。
【0049】次に、図11及び図12により本発明の実
施例2について説明する。本実施例は、前記実施例のパ
ラメータ修正係数推定機能をニューラルネットワークに
より構成した例である。図11はニューラルネットワー
クによる制御パラメータ修正係数の求め方の一例を示す
図、図11はニューラルネットワークの学習方法を示す
模式図である。
【0050】前記実施例において、図2に示したパラメ
ータ修正係数推定機能63及び73は、調整ルール65
及び75を用いたファジィ推論により行った。しかし、
この機能はニューラルネットワークによっても構成でき
る。この場合、調整ルールは不要となる。
【0051】図11において、ニューラルネットワーク
は、例えば複数のユニット901と呼ばれる機能を入力
層,中間層,出力層と層状に配置することにより構成さ
れる。ここで、ユニットとは、前層ユニットの各出力信
号に重み係数を乗じ、その総和をとりさらに非線形変換
し出力信号とする機能を持つ。この構成方法は、例えば
ザ エム アイ テイ プレス,ニューロ コンピュー
ティング ファンデーションズ オブ リサーチ,19
88年,第318頁から第362頁(The MITPress,Neur
ocomputing Foundations of Research,1988,pp3
18−362)に詳しく述べられている。
【0052】ニューラルネットワークでは、ある制御応
答の特徴量が入力信号902として与えられた時、出力
信号903が所望する信号すなわち適正な制御パラメー
タ修正係数となるように前記ユニットの重み係数を設定
することができる。この設定方法は学習(バックプロパ
ゲーション)と呼ばれる。図12は、このニューラルネ
ットワークの学習方法を示す模式図である。図12で
は、ある制御応答の特徴量を入力信号902として与え
た時、出力信号903が所望する信号すなわち教師信号
(適正な制御パラメータ修正係数)となるように、両者
の誤差に応じて中間層の各ユニットの重み係数を修正す
る。このような操作を複数の入力信号と教師信号の組合
せに対して行うことにより、出力信号と教師信号の間の
誤差を最小にすることができる。すなわち、出力信号と
教師信号を一致させることができる。この結果、任意の
制御応答の特徴量に対して適正なパラメータ修正係数を
推定できるようになる。
【0053】次に図13により本発明の実施例3につい
て説明する。本実施例は、火力発電用ボイラ制御装置に
本実施例1に基づくオートチューナを付加したものであ
る。図13において、4はオートチューナ、5はチュー
ナ管理機能、6はフィードバック制御装置用チューナ、
7はフィードフォワード制御装置用チューナ、101は主
蒸気圧力、102は主蒸気温度、103は発電機出力、
104は給水量、105は燃焼量、106は負荷設定
器、107は変化率制限器、108及び109は加算器、
110は主蒸気圧力制御装置、111は主蒸気温度制御
装置、112はタービン加減弁制御装置、113は給水
量制御装置、114は燃焼量(燃料量及び空気量)、3
1は動的フィードフォワード制御装置、32は静的フィ
ードフォワード制御装置である。
【0054】次にその動作について説明する。負荷設定
器106よりステップ関数として出力される負荷指令信
号は変化率制限器107によりランプ状信号に変換さ
れ、さらに発電機出力103との差を取られる。さらに
タービン加減弁制御装置112によりこの偏差に応じた
タービン加減弁操作量を出力する。また、主蒸気圧力制
御装置110及び主蒸気温度制御装置111は、主蒸気
圧力101及び主蒸気温度102の各出力値をもとに給
水量制御装置113,燃焼量(燃料量及び空気量)制御装
置114の各目標値(負荷変化に伴い必要となる給水量
及び燃焼量を補正)を出力する。さらに、給水量制御装
置113及び燃焼量制御装置114はこの目標値,変化
率制限器107によりランプ状信号に変換された負荷指
令信号,給水量104,燃焼量105の各出力値をもと
に給水量操作装置及び燃焼量操作装置の各操作量を出力
する。また、応答遅れの大きな主蒸気系に対して動的フ
ィードフォワード制御装置31は、負荷指令信号,負荷
変化率設定値及びランプ状信号に変換された負荷指令信
号を入力として、静的フィードフォワード制御装置32
は、加算器108の出力を入力として操作量である燃焼
量指令を出力する。本実施例ではこれらのフィードフォ
ワード制御装置31及び32を、上記に示したオートチ
ューナ4により自動チューニングした。
【0055】
【発明の効果】以上記述したように、本発明によれば、
フィードフォワード/フィードバック制御装置の制御パ
ラメータを最適に自動調整でき、目標値変化時または、
外乱印加時に制御対象の制御量変動を最小限に抑制でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による目標値変化に対応したフィードフ
ォワード/フィードバック制御装置の概略ブロック図。
【図2】本発明によるフィードフォワード/フィードバ
ック制御装置のオートチューナの機能構成を示すブロッ
ク図。
【図3】目標値変化時の制御量応答形状から特徴量を求
めるための図。
【図4】特徴量評価用メンバシップ関数,制御パラメー
タ修正係数決定用メンバシップ関数及び調整ルール。
【図5】ファジィ推論による制御パラメータ修正係数の
求め方の一例を示す図。
【図6】本発明によるオートチューニング機能の概略処
理フローの半分を示す図。
【図7】本発明によるオートチューニング機能の概略処
理フローの半分を示す図。
【図8】本発明による外乱に対応したフィードフォワー
ド/フィードバック制御装置の概略ブロック図。
【図9】外乱印加時の制御量応答形状から特徴量を求め
るための図。
【図10】本発明によるオートチューニング結果を示す
図。
【図11】ニューラルネットワークによる制御パラメー
タ修正係数の求め方の一例を示す図。
【図12】ニューラルネットワークの学習方法を示す模
式図。
【図13】本発明によるフィードフォワード/フィード
バック制御装置をボイラ制御に適用した例を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
1…フィードバック制御装置、101…主蒸気圧力、1
02…主蒸気温度、103…発電機出力、104…給水
量、105…燃焼量、106…負荷設定器、107…変
化率制限器、108及び109…加算器、110…主蒸
気圧力制御装置、111…主蒸気温度制御装置、112
…タービン加減弁制御装置、113…給水量制御装置、
114…燃焼量制御装置、2…制御対象、3…フィード
フォワード制御装置、31…動的フィードフォワード制
御装置、32…静的フィードフォワード制御装置、33
…フィードフォワード制御信号継続時間設定器、4…オ
ートチューナ、5…チューナ管理機能、51…偏差検出
機能、52…整定判定機能、53…目標値または外乱信
号変更許可指令発生機能、6…フィードバック制御装置
用チューナ、61…フィードバック制御装置用特徴量抽
出機能、62…フィードバック制御装置用制御性判定機
能、63…フィードバック制御装置用パラメータ修正係
数推定機能、64…フィードバック制御装置用パラメー
タ調整値演算機能、65…フィードバック制御装置用調
整ルール、7…フィードフォワード制御装置用チュー
ナ、71…フィードフォワード制御装置用特徴量抽出機
能、72…フィードフォワード制御装置用制御性判定機
能、73…フィードフォワード制御装置用パラメータ修
正係数推定機能、74…フィードフォワード制御装置用
パラメータ調整値演算機能、75…フィードフォワード
制御装置用調整ルール、801〜831…処理ブロッ
ク、901…ユニット、902…入力信号パターン、9
03…出力信号パターン、904…教師信号パターン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠山 栄二 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 木村 亨 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィードフォワード制御装置と、フィード
    バック制御装置と、前記フィードフォワード制御装置の
    制御パラメータ修正手段及び前記フィードバック制御装
    置の制御パラメータ修正手段とを備え、前記フィードバ
    ック制御装置の制御パラメータの修正を知識処理によっ
    て予め設定したパラメータ目標値に達するまで行うこと
    を特徴とするフィードフォワード/フィードバック制御
    装置。
  2. 【請求項2】フィードフォワード制御装置と、フィード
    バック制御装置と、前記フィードフォワード制御装置の
    制御パラメータ修正手段及び前記フィードバック制御装
    置の制御パラメータ修正手段とを備え、前記フィードバ
    ック制御装置の制御パラメータの修正をファジィ推論に
    よって予め設定したパラメータ目標値に達するまで行う
    ことを特徴とするフィードフォワード/フィードバック
    制御装置。
  3. 【請求項3】フィードフォワード制御装置と、フィード
    バック制御装置と、前記フィードフォワード制御装置の
    制御パラメータ修正手段及び前記フィードバック制御装
    置の制御パラメータ修正手段とを備え、前記フィードバ
    ック制御装置の制御パラメータの修正をニューラルネッ
    トワークによって予め設定したパラメータ目標値に達す
    るまで行うことを特徴とするフィードフォワード/フィ
    ードバック制御装置。
  4. 【請求項4】フィードフォワード制御装置と、フィード
    バック制御装置と、前記フィードフォワード制御装置の
    制御パラメータ修正手段及び前記フィードバック制御装
    置の制御パラメータ修正手段とを備え、前記フィードフ
    ォワード制御装置の制御パラメータの修正に先立って、
    前記フィードバック制御装置の制御パラメータの修正を
    知識処理によって予め設定したパラメータ目標値に達す
    るまで行う手段を備えたことを特徴とするフィードフォ
    ワード/フィードバック制御装置。
  5. 【請求項5】フィードフォワード制御装置と、フィード
    バック制御装置と、前記フィードフォワード制御装置の
    制御パラメータ修正手段及び前記フィードバック制御装
    置の制御パラメータ修正手段とを備えたフィードフォワ
    ード/フィードバック制御装置であって、前記フィード
    バック制御装置の制御パラメータの修正は知識処理によ
    って予め設定したパラメータ目標値に達するまで行わ
    れ、かつそのパラメータ修正が前記フィードフォワード
    制御装置の制御パラメータの修正に先行するように、前
    記フィードフォワード制御装置の制御パラメータ修正手
    段と前記フィードバック制御装置の制御パラメータ修正
    手段の動作を管理する手段を備えたことを特徴とするフ
    ィードフォワード/フィードバック制御装置。
  6. 【請求項6】フィードフォワード制御装置と、フィード
    バック制御装置と、前記フィードフォワード制御装置の
    制御パラメータ修正手段と、前記フィードバック制御装
    置の制御パラメータ修正手段とを用いるフィードフォワ
    ード/フィードバック制御装置であって、前記フィード
    バック制御装置の制御パラメータの修正は知識処理によ
    って行われ、そのパラメータ修正に引き続いて前記フィ
    ードフォワード制御装置の制御パラメータの修正を開始
    し管理する手段を備えたことを特徴とするフィードフォ
    ワード/フィードバック制御装置。
  7. 【請求項7】フィードフォワード制御装置と、フィード
    バック制御装置と、前記フィードフォワード制御装置の
    制御パラメータ修正手段と、前記フィードバック制御装
    置の制御パラメータ修正手段とを用いるフィードフォワ
    ード/フィードバック制御装置であって、知識処理によ
    って予め設定した目標値に達するまで前記フィードバッ
    ク制御装置の制御パラメータの修正を行い、前記フィー
    ドフォワード制御装置の制御パラメータ修正と必要に応
    じて前記フィードバック制御装置の制御パラメータの修
    正を並行して行うように、前記フィードフォワード制御
    装置の制御パラメータ修正手段と前記フィードバック制
    御装置の制御パラメータ修正手段の動作を管理する手段
    を備えたことを特徴とするフィードフォワード/フィー
    ドバック制御装置。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7のいずれかに記載のフィ
    ードフォワード/フィードバック制御装置において、フ
    ィードフォワード制御パラメータ修正手段は、制御量の
    応答形状から複数の特徴量を求める制御量応答形状認識
    手段と、前記特徴量を評価しフィードフォワード制御パ
    ラメータを修正する手段とからなることを特徴とするフ
    ィードフォワード/フィードバック制御装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載のフィードフォワード/フィ
    ードバック制御装置において、制御量の応答形状から求
    める複数の特徴量は、オーバシュート量と、位相進み遅
    れ量であることを特徴とするフィードフォワード/フィ
    ードバック制御装置。
  10. 【請求項10】請求項8記載のフィードフォワード/フ
    ィードバック制御装置において、前記フィードフォワー
    ド制御パラメータの修正値を推定する特徴量は位相進み
    遅れ量であって、その遅れ量は目標値変化終了時におけ
    る偏差量から検知されたものであることを特徴とするフ
    ィードフォワード/フィードバック制御装置。
  11. 【請求項11】請求項1ないし7のいずれかに記載のフ
    ィードフォワード/フィードバック制御装置において、
    前記フィードフォワード制御信号パラメータは、前記制
    御対象の近似的な伝達関数の逆関数であることを特徴と
    するフィードフォワード/フィードバック制御装置。
  12. 【請求項12】請求項8記載のフィードフォワード/フ
    ィードバック制御装置において、前記特徴量を定性的に
    評価し、フィードフォワード制御パラメータ及びフィー
    ドバック制御パラメータの修正値を推定する手段は、フ
    ァジィ推論であることを特徴とするフィードフォワード
    /フィードバック制御装置。
  13. 【請求項13】請求項4ないし7のいずれかに記載のフ
    ィードフォワード/フィードバック制御装置において、
    前記特徴量を定性的に評価し、フィードフォワード制御
    パラメータ及びフィードバック制御パラメータの修正値
    を推定する手段は、ニューラルネットワークであること
    を特徴とするフィードフォワード/フィードバック制御
    装置。
  14. 【請求項14】請求項4ないし7のいずれかに記載のフ
    ィードフォワード/フィードバック制御装置において、
    前記特徴量を定性的に評価し、フィードフォワード制御
    パラメータ及びフィードバック制御パラメータの修正値
    を推定する手段は、ファジィ推論であることを特徴とす
    るフィードフォワード/フィードバック制御装置。
  15. 【請求項15】フィードフォワード制御装置と、フィー
    ドバック制御装置とを用いるフィードフォワード/フィ
    ードバック制御装置であって、フィードフォワード制御
    装置の制御パラメータを第1番目に調整するフィードフ
    ォワード制御パラメータ修正手段と、フィードバック制
    御装置の制御パラメータを知識処理により第2番目に調
    整するフィードバック制御パラメータ修正手段とを備え
    たことを特徴とするフィードフォワード/フィードバッ
    ク制御装置。
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