JPH06102749A - 現像装置及び現像剤搬送装置 - Google Patents

現像装置及び現像剤搬送装置

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JPH06102749A
JPH06102749A JP4254872A JP25487292A JPH06102749A JP H06102749 A JPH06102749 A JP H06102749A JP 4254872 A JP4254872 A JP 4254872A JP 25487292 A JP25487292 A JP 25487292A JP H06102749 A JPH06102749 A JP H06102749A
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JP
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toner
developing
roller
developing roller
carrier
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JP4254872A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Kasai
利博 笠井
Osamu Takagi
修 高木
Takao Izumi
貴雄 泉
Shigeru Fujiwara
茂 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明の目的は、トナ−に与えられるストレ
スを低減することで低軟化点及び低ガラス転移点のトナ
−が利用できる現像装置を提供することにある。 【構成】現像装置1700は、内部に弾性体ロ−ラ1704を含
み、感光体ドラム1750に非磁性トナ−Tを供給する現像
スリ−ブ1702、この現像スリ−ブ1702の外周面を覆うた
めの第一及び第二のロ−ラガイド1706a及び1706b、及
び、感光体ドラム1750に形成された静電潜像を現像する
ために消費されるトナ−Tを収容するトナ−ハウジング
1708などから構成されている。この現像装置1700によれ
ば、トナ−Tに対して不所望な圧力を与えることなく、
トナ−Tを確実に帯電できる。従って、装置が小型に形
成される一方で、低軟化点及び低ガラス転移点のトナ−
が利用可能となり、中間色が確実に発色される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、電子写真装
置或いは静電記録装置に組込まれ、感光体上に形成され
た静電潜像を可視化する現像装置及び現像剤搬送装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真プロセスが利用されて
いる静電式複写装置或いは静電式プリンタ装置では、感
光体上に形成された静電潜像に対して予め帯電されたト
ナ−が選択的に付着されることで、静電潜像が可視化
(現像) される。上記トナ−を帯電させる方法として、
トナ−にキャリアを混合させ、トナ−とキャリアによる
摩擦帯電が利用される二成分現像法、或いは、トナ−と
補助帯電装置が利用される一成分現像法が知られてい
る。
【0003】一成分現像法の一つとして、例えば、静電
潜像が形成されている感光体の表面に、外周面に所望の
電荷が与えられているトナ−が層状に載置されている現
像ロ−ラを接触させる加圧 (インプレッション) 現像法
が知られている。
【0004】この方法は、二成分現像法に比較して、キ
ャリア或いはマグネットロ−ラなどが不要であることか
ら、現像装置の簡素化及び小型化に適している。また、
トナ−自身も磁性材料を含有しないことから、例えば、
カラ−複写に利用される場合には、色再現性のよい画像
を提供できる。
【0005】上記加圧現像法では、現像ロ−ラの外周面
に載置されたトナ−が帯電装置としての帯電ブレ−ドを
介してロ−ラに圧接されることで、所望の極性且つ十分
な大きさを有する電荷がトナ−に提供される。また、帯
電ブレ−ドが圧接されることで、現像ロ−ラ上に層状に
形成されるトナ−層の厚さが一定に維持される。尚、現
像ロ−ラは、感光体に傷或いは磨耗を与えないよう、弾
性体で形成される。また、現像ロ−ラのロ−ラ表面若し
くは表面近傍には、周知の現像電極効果及びバイアス効
果を提供するための導電層が形成される。一方、上記帯
電ブレ−ドは、感光体に固有の帯電極性に合わせた帯電
系列を有し、且つ、十分な量の電荷をトナ−に提供でき
る弾性体、例えば、シリコンゴムなどによって製造され
る。
【0006】尚、インプレッション現像法に関し、例え
ば、米国特許3,152,012号、同3,731,1
48号、特開昭47−13088号、或いは、同47−
13089号などに、詳細な記載がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記帯電ブ
レ−ドとして、シリコンゴムが利用された場合には、現
像回数 (複写回数或いはプリント出力回数) が増大され
るにつれて、帯電ブレ−ドの先端部が摩耗することが知
られている。この場合、トナ−に提供される電荷の量即
ち帯電量或いはトナ−層の厚さ (層厚) などの変動を引
起こすことから、例えば、出力された複写物或いはプリ
ント画像における画像濃度のムラ、比較的大きな面積を
有する画像における濃度の低下、或いは、非画像部のカ
ブリなどが生じる。また、トナ−の帯電量が低下するこ
とから、トナ−の消費量が増大される。
【0008】このことから、上記画像濃度のムラ、濃度
の低下、及び、カブリなどを除去する方法として、帯電
ブレ−ドに帯電層を積層する方法が提案されている。し
かしながら、この方法が利用された場合であっても、ブ
レ−ド (帯電層) の磨耗がなくなる一方で、現像ロ−ラ
の導電層にスジ或いはキズ若しくは剥離が生じることが
ある。この場合、感光体に供給されるトナ−層に部分的
な欠損が生じ、出力された画像にもスジ或いはキズ若し
くは欠損部が発生する問題がある。
【0009】一方、上記加圧現像法では、上記非画像部
のカブリを除去するとともに、充分な画像濃度及びシャ
−プな線画を提供するために、上記現像ロ−ラの外周面
が回転される速度即ち周速は、感光体の外周面の周速に
対して1.2〜3倍程度に規定される。また、感光体に
形成されている静電潜像に確実にトナ−を供給するため
に、上記現像ロ−ラは、感光体に強く圧接される。この
ことは、感光体と現像ロ−ラとの間の摩擦力を変動させ
ることから、感光体の周速と現像ロ−ラの周速に速度差
を発生する。この速度差は、例えば、感光体に形成され
る静電潜像に関し、感光体が回転される方向への露光む
ら、或いは、感光体へ供給されるトナ−の供給むらを引
き起こすことから、出力された画像に関し、上記画像濃
度ムラ、濃度の低下、及び、カブリなどとは異なる新た
な濃度むら、特に、ハ−フト−ン部の濃度むら或いはジ
ッタと呼ばれる画像のずれなどを生じる問題がある。
【0010】これとは別に、例えば、カラ−複写に利用
される場合には、中間色を発色させるために、トナ−が
容易に溶融混合できることが望まれている。このことか
ら、カラ−複写に利用されるトナ−では、色材を閉じ込
めるために利用される樹脂材料のガラス転移点及び軟化
点が低く形成される。しかしながら、樹脂材料のガラス
転移点及び軟化点が低く形成されることで、上記帯電ブ
レ−ドとトナ−とが圧接された場合に、トナ−がブレ−
ド或いは現像ロ−ラに融着する虞れがある。この場合、
上記帯電量及び上記層厚の変動が引き起こされることか
ら、カラ−バランスが崩れたり、所望の中間色が得られ
なくなる新たな問題が生じる。
【0011】また、一般には、現像装置に補給されるト
ナ−を収容するトナ−タンクは、現像装置の上部に位置
されることから、装置の大きさが増大される問題があ
る。
【0012】この発明の目的は、トナ−に十分な電荷を
供給可能であって、画像濃度ムラ、非画像部のカブリ、
或いは、画像ジッタなどが生じにくく、しかも、現像回
数が増大された場合であっても、トナ−層厚の変動或い
はトナ−消費量の増加などが少なく、そのうえ、画像形
成装置内部の僅かなスペ−スに収容できる現像装置を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、像担持体に形成された静電潜
像を現像する現像ロ−ラと、キャリアとトナ−とを撹拌
することでトナ−に対して所望の帯電量を提供し、上記
現像ロ−ラに対して自由落下させることでトナ−のみを
分離させ、上記現像ロ−ラ上にトナ−薄層を形成する手
段とを具備する現像装置を提供するものである。
【0014】また、この発明によれば、柔軟性と導電性
を有する円筒状のトナ−担持体と、このトナ−担持体の
外周面の一部に接することで、上記トナ−担持体の形状
を規制するガイド部材と、上記トナ−担持体の内周長よ
り短い周長を有し、上記トナ−担持体の内周面の一部に
接して前記トナ−担持体を回転させる駆動手段とを具備
する現像装置が提供される。
【0015】またさらに、この発明によれば、回転可能
に形成された回転軸に所望の角度で配置された複数の繊
維体を有する搬送ブラシと、この搬送ブラシが回転され
た際に規定される上記繊維体の回転円に概ね等しく形成
された内径を有する搬送パイプとを具備する現像剤搬送
装置が提供される。
【0016】
【作用】この発明の現像装置によれば、絶縁性トナ−
は、キャリアが混合されることで確実に帯電される。こ
のことから、現像ロ−ラに圧接されるブレ−ドは、予め
撹拌によって十分に帯電されているトナ−を、現像ロ−
ラの表面に均一に付着させるために利用される。また、
撹拌に際して利用されたキャリアは、磁気或いは電界よ
って、確実にトナ−と分離される。一方、この発明の現
像剤搬送装置によれば、搬送ブラシを介して現像装置よ
りも低い位置にあるトナ−タンクから容易に現像装置に
供給される。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して説明する。
【0018】図1には、この発明の実施例である現像装
置が利用されるプリンタ装置の概略断面が示されてい
る。
【0019】プリンタ装置 100は、光が照射されること
で静電潜像が形成される像担持体としての感光体ドラム
12を含む画像形成ユニット10、この画像形成ユニット10
に含まれている感光体ドラム12に対して静電潜像を形成
するための光即ちプリントすべき画像情報を供給する画
像露光ユニット30、及び、複数の記録紙Pを収容すると
ともに、上記画像形成ユニット10に介して形成された画
像をプリント出力 (ハ−ドコピ−) として出力するため
の記録紙搬送部50から構成されている。
【0020】画像形成ユニット10の感光体ドラム12の周
囲には、感光体ドラム12に所望の電位を提供する帯電器
14、感光体ドラム12に形成された静電潜像を現像し、ト
ナ−像を形成する現像装置16、及び、クリ−ニングユニ
ット18が感光体ドラム12が回転される方向に沿って順に
配置されている。
【0021】尚、感光体ドラム12の周囲であって、上記
記録紙搬送部50から給送された記録紙Pが接する位置に
は、感光体ドラム12に形成されたトナ−像を記録紙Pに
転写するための転写帯電器20が位置されている。また、
感光体ドラム12には、帯電極性が負を示す有機感光体が
利用される。一方、現像装置16には、例えば、現像装置
16よりも低い位置であって、プリンタ装置 100に存在す
る不所望な空間に配置され、感光体ドラム12に形成され
た静電潜像を現像することで消費されるトナ−Tをスト
ックするトナ−リザ−バ22、及び、トナ−リザ−バ22と
現像装置16との間に位置され、回転可能に形成されたブ
ラシ (図2参照) を介してトナ−リザ−バ22から現像装
置16にトナ−Tを搬送するトナ−補給機構 200が装着さ
れている。尚、トナ−リザ−バ22における (図示しな
い) トナ−吐出し部は、トナ−リザ−バ22の最下部に形
成されている。
【0022】画像露光ユニット30は、図示しない半導体
レ−ザからのレ−ザビ−ムを感光体ドラム12に向かって
偏向するポリゴンミラ−32、このポリゴンミラ−32を付
勢するポリゴンモ−タ34、上記ポリゴンミラ−32を介し
て偏向されたレ−ザビ−ムに所望の集束性を与えるレン
ズ36、及び、上記ポリゴンミラ−32から感光体ドラム12
へ向かうレ−ザビ−ムの光路を折曲げるミラ−38などを
含んでいる。
【0023】記録紙搬送部50は、例えば、A4或いはB
5などの互いに異なるサイズを有する記録紙Pを収容す
る第一及び第二の用紙カセット52a及び52b、このカセ
ットに収容されている記録紙Pを感光体ドラム12に向か
って給送する給紙ロ−ラ54a及び54b、カセットから引
出された記録紙Pの (進行方向に関する) 傾きを除去す
るとともに、感光体ドラム12上のトナ−像の位置と記録
紙Pが接触されるタイミングを整合するためのレジスト
ロ−ラ56、及び、記録紙Pに転写されたトナ−像を定着
する定着装置58などから構成されている。
【0024】プリンタ装置 100は、図示しない外部装
置、例えば、ホストコンピュ−タ或いはワ−ドプロセッ
サなどからの印字信号が入力されることで起動される。
【0025】この印字信号が入力されることで、図示し
ないメインモ−タが付勢され、感光体ドラム12が所望の
速度で回転される。同時に、図示しない帯電出力回路を
介して帯電器14が付勢され、感光体ドラム12の表面が一
様に帯電される。この帯電された感光体ドラム12に、画
像露光ユニット30を介して印字すべき画像デ−タに基づ
いて強度変調されたレ−ザビ−ムが照射され、静電潜像
が形成される。この静電潜像は、現像装置14を介して現
像され、トナ−像に変換される。
【0026】感光体ドラム12上に形成されたトナ−像
は、転写帯電器20を介して記録紙Pに転写され、定着装
置58を介して記録紙Pに定着される。このトナ−像が定
着された記録紙Pは、搬送ロ−ラ60を介してトレイ62に
順次排出される。一方、感光体ドラム12上に残された
(転写帯電器20を介して転写されなかった) トナ−は、
クリ−ニングユニット18を介して除去される。尚、プリ
ンタ装置2に利用されるトナ−としては、例えば、軟化
点162 [℃] 、ガラス転移点64 [℃] で規定される
トナ−が利用される。
【0027】図2には、図1に示されているプリンタ装
置に利用されるトナ−補給機構が詳細に示されている。
【0028】図2よれば、トナ−補給機構 200は、所望
の方向に回転可能であって、回転が提供されることで、
軸方向にスラスト可能に形成された回転軸 202、回転軸
202がスラストされる方向に向かって植毛された搬送ブ
ラシ 204及び回転軸 202のスラスト量が所望の大きさに
達した際に、回転軸 202を押戻すためのコイルスプリン
グ 206を含んでいる。この回転軸 202、搬送ブラシ 204
及びコイルスプリング206は、搬送ブラシ 204が回転軸
202を介して回転される際に規定される円の直径よりも
僅かに小さく、或いは、実質的に等しく規定されている
内径を有する搬送チュ−ブ 208に一体に収容されてい
る。
【0029】搬送ブラシ 204は、例えば、太さ600D
/100F、密度100000F/inchに規定され
る金属繊維或いは樹脂繊維によって形成される。また、
上記繊維としては、好ましくは、トナ−Tに対して所定
の極性の電荷を提供できる摩擦帯電順位を有する繊維、
或いは、この摩擦帯電順位を有する材質がコ−ティング
された繊維が利用される。この場合、公知の帯電制御剤
が同時にコ−ティング利用されてもよいことはいうまで
もない。尚、図2に示されている実施例では、搬送ブラ
シ 204は、回転軸 202に対し、例えば、概ね45 [°]
の角度で植毛されている。
【0030】次に、トナ−搬送機構 200によるトナ−補
給の動作を説明する。
【0031】(図1に示されている) トナ−リザ−バ22
から自重によって搬送ブラシ 204上に落下されたトナ−
Tは、回転軸 202が回転され、軸方向にスラストされる
ことで、搬送ブラシ 204と搬送チュ−ブ 208との隙間に
充填される。トナ−Tが充填され、さらに回転軸 202が
回転されることで、搬送ブラシ 204の先端部が搬送チュ
−ブ 208の内壁に密着され、軸のスラストに伴って、ト
ナ−Tが搬送される。回転軸 202が所望の距離スラスト
されることで、コイルスプリング 206によって回転軸 2
02が押戻される。ここで、搬送ブラシ 204は、搬送チュ
−ブ 208の内壁との密着から解放され、回転軸 202とと
もに元の位置に戻される。一方、スラストによって搬送
されたトナ−Tは、搬送ブラシ 204からの搬送力 (推進
力) が遮断されることで、スラストによって搬送された
位置に止まる。引続き回転軸 202が回転されることで、
上記充填、搬送及び (回転軸 202の) 押戻しが繰返さ
れ、所望の量のトナ−Tが、トナ−リザ−バ22から現像
装置16へ供給される。
【0032】このトナ−補給機構によれば、トナ−T、
現像装置から離れた位置、特に、現像装置よりも低い位
置に配置されたトナ−リザ−バから現像装置へのトナ−
供給が可能になる。
【0033】図3には、図1に示されているプリンタ装
置に利用される現像装置の第一の実施例が示されてい
る。
【0034】現像装置 300は、後述する導電性と弾性と
を有し、非磁性トナ−Tを感光体ドラム 350へ供給する
現像ロ−ラ 302、この現像ロ−ラ 302を回転可能に保持
する一方、感光体ドラム 350に圧接するハウジング 30
4、このハウジング 304の上方に接続されているトナ−
容器 306、このトナ−容器 306とハウジング 304との間
に介在され、トナ−容器 306に収容されている非磁性ト
ナ−Tをハウジング 304に補給するトナ−供給ロ−ラ 3
08などから構成されている。
【0035】ハウジング 304には、非磁性トナ−Tと、
例えば、樹脂で被覆されたガラス球或いは鉄粉からな
り、上記トナ−Tに対して所望の極性と大きさを有する
電荷を提供できるキャリアCとを混合し、2成分現像剤
Dを形成するための現像剤撹拌器 310が現像ロ−ラ 302
と概ね平行に配置されている。この現像剤撹拌器 310の
上方であって、上記トナ−供給ロ−ラ 308を介して補給
されるトナ−Tが落下される位置には、現像剤供給用撹
拌器 312が配置されている。
【0036】現像ロ−ラ 302の外周であって、ハウジン
グ 304内に収容されている部分は、導電性部材或いは導
電性部材に樹脂などが被覆され、現像ロ−ラ 302の曲率
に合わせて湾曲された隔壁部材 314が配置されている。
また、現像ロ−ラ 302の回転方向上流には、弾性体、例
えば、ステンレス或いはベリリウム銅若しくはリン青銅
板などによって形成されている薄板バネの先端に、例え
ば、シリコンゴム或いはウレタンゴムなどのゴム系弾性
体または樹脂によって形成された層の表面にトナ−Tと
逆の帯電特性が与えられている帯電層を有し、ロ−ラ 3
02に載置されるトナ−Tの厚さ即ち層厚を一定の大きさ
に規定するための帯電ブレ−ド 316が配置されている。
一方、現像ロ−ラ 302の下方即ち回転方向下流には、感
光体ドラム 350との接触されたものの現像に寄与されな
かったトナ−Tをハウジング 304に回収するためのリカ
バリ−ブレ−ド 318が配置されている。
【0037】ところで、上記現像ロ−ラ 302は、好まし
くは、JIS規格50 [°] 以下の硬度を有する、導電
性ゴムによって形成される。この場合、現像ロ−ラ 102
の表面には、トナ−が均一な厚さで載置されなければな
らないことから、現像ロ−ラ302は、例えば、 (符号を
付さない) 金属シャフトの周囲に形成される弾性体層と
表面導電層の二層から構成される。
【0038】詳細には、上記弾性体層には、導電性或い
は非導電性のいづれの材質、好ましくは、導電性の材質
が利用される。ところで、弾性体層は、帯電ブレ−ド 3
16或いは感光体ドラム 350から提供される圧力を受ける
ことから、例えば、梱包輸送時或いは長時間放置時であ
っても歪みが残らないよう考慮される。ここで、上記歪
みの大きさをJISK6301に規定されている永久歪
スケ−ル [%] に基づいて考察すると、10 [%] を上
限とし、5 [%] 以下の材質が利用されることが好まし
い。しかしながら、ゴムの硬度と永久歪とは、一般に、
ゴム硬度が大きいほど永久歪が小さくなるという傾向が
あることから、上記弾性体層には、例えば、導電性ウレ
タンゴム、導電性EPDMゴム、或いは、導電性シリコ
ンゴムなどが利用される。
【0039】導電性ウレタンゴムからなる弾性体層は、
JIS規格K6301のA型硬度計で30 [°] の硬度
を有し、外径は18mmに規定される。また、導電性ウ
レタンゴムの電気抵抗値は、上記現像ロ−ラ 302を、直
径60mmのステンレス製ロ−ラとの接触幅が2mmに
なるよう平行に配置した状態で、両ロ−ラの金属シャフ
ト間に100 [V] の電位差を与えることで観測される
電流に基づいて算出した結果、3.4×103 [Ω・c
m] である。また、永久歪は、JISK6301に示さ
れる測定方法を用いて測定した結果3.8 [%] であ
る。
【0040】一方、上記表面導電層は、トナ−T或いは
感光体ドラム 350と接触されることから、トナ−T或い
は感光体ドラム 350に対して悪影響を与える虞れのある
添加剤、例えば、可塑剤、加硫剤或いはプロセスオイル
などが流出しないよう形成される。また、表面の平滑性
は、現像ロ−ラ 302に積層されたトナ−の凹凸が出力さ
れる画像上に確認されないために、好ましくは、3 [μ
mRz] 以下に規定される。この場合、平滑性3 [μm
Rz] を実現する方法として、例えば、弾性体層に十分
膜厚の大きい導電層を形成したのち、研磨によって所望
の外径及び表面荒さ (平滑性) を与える方法が考えられ
る。しかしながら、上記研磨による方法では、加工コス
トが増大されることから、この発明の実施例であるロ−
ラ 302では、導電層の膜厚と導電層を形成するための塗
料の粘度を最適に選択することで研磨を不要としてい
る。
【0041】詳細には、上記弾性体層に、上記表面導電
層を形成させるためにの代表的方法として、スプレ−に
よる塗布方法、ディッピングによる方法、ナイフエッジ
による方法がある。それぞれの方法における塗料の粘度
は、 スプレ−法 < ディッピング法 ≦ ナイフジェット
法 の順に規定される。ここで、τ [μm] を、前記表面の
平滑度3 [μmRz] を実現するために必要な塗料の膜
厚、S [μmRz] を、弾性体層の表面粗さとすれば、
スプレ−法においては、τ ≧ 10×S、ディッピン
グ法及びナイフジェット法においては、τ ≧ 5×S
を、それぞれ、満足させることで、平滑度3 [μmR
z] が達成される。
【0042】より詳細には、この発明の現像ロ−ラ 302
は、第一に、導電性カ−ボン微粒子が分散されることで
103 [Ω・cm] の導電性が与えられているポリウレ
タン樹脂を (符号を付さない) 金属製シャフトに同時成
形することで、導電性弾性層が形成される。この導電性
弾性層に、メチルエチルケトン (MEK) とテトラヒド
ロフラン (THF) が1:1の割合で混合されている希
釈溶剤が等量添加された導電性ポリウレタン塗料が塗布
される。尚、この希釈溶剤中には、トナ−に与えられる
帯電量を制御するのアクリル樹脂系帯電制御剤が導電性
ポリウレタン塗料に対して3%の割合で添加されてい
る。
【0043】上記導電性ポリウレタン塗料は、溶剤で洗
浄された弾性体層の表面に、ディッピング法によって塗
布される。ここで、弾性体層の引き上げ速度は2.5
[mm/sec] である。こののち、空気中で、約30
[分] 間乾燥させ、引続き、100 [℃] 、20 [分]
加熱される。
【0044】この結果、厚層70〜80 [μm] の表面
導電層が得られた。尚、上記表面導電層の層厚は、ディ
ッピング法の引き上げ速度及び塗料の粘度を変化させる
ことにより、概ね10〜500 [μm] の範囲まで任意
に規定できる。
【0045】このようにして、金属シャフトと表面導電
層との間の抵抗値:5×103 [Ω・cm] 及びゴム硬
度:JIS規格K6301のA型硬度計で35 [°] の
硬度を有し、表面粗さが3 [μmRz] の現像ロ−ラ 3
02が形成される。
【0046】一方、帯電ブレ−ド 116は、詳細には、例
えば、ステンレス或いはベリリウム銅若しくはリン青銅
などの材質であって、厚さ0.1〜2 [mm] に形成さ
れた薄板バネの先端に、例えば、シリコンゴムまたはウ
レタンゴムなどのJIS−A硬度で30〜85 [°] の
ゴム弾性体或いは樹脂からなる層の表面に、トナ−と逆
の帯電特性を有する層が形成されたチップから構成され
る。このチップは、上記の薄板バネの長手方向に接着さ
れる。尚、上記チップは、例えば、勘合或いは挟み込み
などの方法によって固定されてもよいことは、いうまで
もない。
【0047】より詳細には、上記帯電ブレ−ド 316は、
厚さ0.2 [mm] のリン青銅ばねに、JIS−A規格
80 [°] のウレタンゴム (チップ) が貼付けられてい
る。尚、既に説明したように、上記ウレタンゴムには、
トナ−と逆の帯電特性が与えられる。また、現像ロ−ラ
302の表面を傷つけないために、ある程度の弾性を有す
ることが望ましいことから、上記ウレタンゴムの表面に
は、導電性ポリウレタン塗料が塗装されている。
【0048】次に、図1に示されているプリンタ装置2
に組込まれた状態での現像装置 300の動作を簡単に説明
する。
【0049】ハウジング 304では、キャリアCとトナ−
容器 306から供給されるトナ−Tとが混合され、2成分
現像剤Dが形成される。この2成分現像剤Dには、現像
剤撹拌器 310により撹拌され、所望の帯電極性及び帯電
量が与えられる。所望の帯電極性及び帯電量が与えられ
た2成分現像剤Dは、現像剤供給用撹拌器 312を介して
汲上げられ、重力による自然落下によって、現像ロ−ラ
302と隔壁部材 314との間に形成されるトナ−供給部 3
20へ搬送される。尚、現像装置 300では、現像ロ−ラ 3
02を介して感光体ドラム 350に給送されるトナ−に関
し、例えば、従来から利用されているトナ−の濃度コン
トロ−ルは、不要である。即ち、上記キャリアCは、ト
ナ−Tに所望の電荷を提供するためのみに、利用され
る。また、トナ−容器 306は、トナ−像が形成されるこ
とで消費されたトナ−Tを補給するために利用される。
【0050】上記トナ−供給部 320を構成する隔壁部材
314は、バイアス電源 330に接続されている。このバイ
アス電源 330は、隔壁部材 314に対し、トナ−Tが摩擦
帯電によって帯電された極性と逆の極性の電圧を提供す
ることでトナ−TをキャリアCから電気的に分離させ、
トナ−Tのみを現像ロ−ラ 302へ移行させる。この場
合、バイアス電源 330から隔壁部材 314に印加される電
圧の値を調節することにより、現像ロ−ラ 302へ供給さ
れるトナ−Tの量をコントロ−ルできる。尚、現像ロ−
ラ 302と隔壁部材 314とのギャップの間隔即ちトナ−供
給部 320の幅は、2成分現像剤Dの流れを阻止すること
なく、キャリアCを確実に引きよせるために、好ましく
は、数mm〜20mm程度に規定される。
【0051】現像ロ−ラ 302上に形成されたトナ−薄層
は、帯電ブレ−ド 316でさらに層厚を厳密に規制されつ
つ、帯電ブレ−ド 316との摩擦によってさらに帯電され
る。尚、一般には、帯電ブレ−ド 316は、トナ−Tへの
帯電を促進させるような材質が選択されるが、トナ−T
が現像剤撹拌器 310を介して十分に撹拌されている場合
には、特定の材質に制限されるものではない。また、帯
電ブレ−ド 316によって感光体ドラム 350に提供される
圧力 (線圧) は、10〜100 [g/cm] に規定さ
れ、従来から利用されている金属製のブレ−ドに比較し
て概ね1/10程度となる。
【0052】一方、感光体ドラム 350には、図1に示さ
れている帯電器12を介して−500[V] の表面電位が
与えられる。同時に、現像ロ−ラ 302の表面には、現像
バイアス電源 332から−200 [V] の現像バイアス電
圧が保護抵抗 334を介して現像ロ−ラ 302の (符号を付
さない) 金属シャフトに印加される。
【0053】現像ロ−ラ 302は、ロ−ラ 302の外周の移
動速度が感光体ドラム 350の外周面が移動される速度に
比較して概ね1.2〜4倍の速度になるよう、図示しな
い現像モ−タによって、感光体 350が回転される方向と
逆の方向 (感光体 350の外周面と現像ロ−ラ 302の外周
面が接する位置での、外周面相互の回転方向は同一であ
る) に回転される。この場合、感光体 350の外周面と現
像ロ−ラ 302の外周面とは、約1〜4 [mm] の接触幅
(現像ニップ) を介して接触され、感光体ドラム 350の
外周に形成された静電潜像は、トナ−像に変換される
(現像される) 。尚、現像に寄与されなかったトナ−
は、リカバリ−ブレ−ド 318を介してハウジング 304に
戻される。
【0054】この状態で、画像部電位即ち露光部電位を
−80 [V] 、非画像部電位即ち未露光電位を−500
[V] 、現像バイアス電圧を−200 [V] 、感光体ド
ラム350と現像ロ−ラ 302との接触幅 (現像ニップ) を
1.5 [mm] 、及び、感光体ドラム 350の外周面が移
動される速度と現像ロ−ラ 302の外周面が移動される速
度との比即ち周速比を1:2に規定して、テストデ−タ
をプリント出力させたところ、良好な印字サンプルが出
力されている。また、この現像装置 300を利用したライ
フテスト (10,000枚) によっても良好な印字サン
プルが出力されている。尚、ライフテスト終了後、現像
ロ−ラ 302と帯電ブレ−ド 316とが接触する部分に関
し、トナ−の融着のないことが確認されている。
【0055】図4には、図1に示されているプリンタ装
置に利用される現像装置の第二の実施例が示されてい
る。
【0056】以下、図3に示されている現像装置と実質
的に同一の部材には、同じ符号を付して詳細な説明を省
略する。
【0057】現像装置 400は、導電性と弾性とを有する
中空円筒であって、非磁性トナ−Tを感光体ドラム 450
へ供給する現像ロ−ラ 402、この現像ロ−ラ 402を回転
可能に保持する一方、感光体ドラム 450に現像ロ−ラ 4
02を圧接するするとともに、非磁性トナ−Tを収容する
ハウジング 404などから構成されている。尚、上記現像
ロ−ラ 402は、図3に示されている現像ロ−ラ 302に準
じた材料によって構成される表面導電層を有している。
【0058】ハウジング 404には、非磁性トナ−Tと、
例えば、樹脂で被覆されたガラス球或いは鉄粉からな
り、上記トナ−Tに対して所望の極性と大きさを有する
電荷を提供できる磁性キャリアCとが、あたかも2成分
現像剤のように混合された状態で、収容されている。
【0059】現像ロ−ラ 402の回転方向上流には、磁性
体によって形成されるとともに、現像ロ−ラ 402に対し
て接触して配置され、トナ−TとキャリアCとを分離す
るための磁性ブレ−ド 406が配置されている。一方、現
像ロ−ラ 402の下方即ち回転方向下流には、感光体ドラ
ム 450との接触されたものの現像に寄与されなかったト
ナ−Tをハウジング 404に回収するためのリカバリ−ブ
レ−ド 408が配置されている。
【0060】現像ロ−ラ 402の内側には、ハウジング 4
04内で混合された状態にある非磁性トナ−Tと磁性キャ
リアCから、トナ−Tのみを現像ロ−ラ 402の外周面
に、概ね均一な厚さに塗布するための第一及び第二の固
定マグネット 410及び 412が固定されている。
【0061】次に、図1に示されているプリンタ装置2
に組込まれた状態での現像装置 400の動作を簡単に説明
する。
【0062】上記現像ロ−ラ 402は、ハウジング 404内
に収容されているトナ−TとキャリアCに関し、第一及
び第二の固定マグネット 410及び 412を介してキャリア
Cを引付ける一方、ハウジング 404内に磁気ブラシを形
成する。ここで、現像ロ−ラ402が回転されることで、
磁力と重力の作用により、磁力の及ぶ範囲でキャリアC
が循環される。
【0063】詳細には、非磁性トナ−Tは、摩擦帯電に
よって磁性キャリアCに引きつけられる。即ち、非磁性
トナ−Tは、磁性キャリアCによって静電的に保持され
る。また、上記磁性キャリアCが循環されることで、こ
の磁性キャリアCに保持されている非磁性トナ−Tは、
現像ロ−ラ 402の外周面に接触され、さらに摩擦帯電さ
れる。一方、現像ロ−ラ 402が回転されることで、磁性
キャリアCに保持されているトナ−Tは、磁性キャリア
Cからの保持力と現像ロ−ラ 402の回転による移動力と
の釣合いに応じて所望の量だけキャリアCから分離さ
れ、ロ−ラ 402の表面を順に移動されて、均一なトナ−
薄層を形成する。
【0064】より詳細には、磁性キャリアCは、現像ロ
−ラ 402の回転に伴って、現像ロ−ラ 402の外周面を搬
送される。しかしながら、磁性キャリアCは、磁性ブレ
−ド406と第二のマグネット 412を介して形成される磁
界によって、ロ−ラ 402とブレ−ド 406との間のすきま
を通過することなく、ハウジング 404内に戻される。磁
性ブレ−ド 406を介してハウジング 404内に戻された磁
性キャリアCは、次から次へと搬送されてくる磁性キャ
リアCに押し流され、第二のマグネット 412からの磁界
によって引付けられることのない位置までハウジング 4
04内を移動される。ハウジング 404内を移動され、第二
のマグネット 412からの磁界による吸着から解放された
キャリアCは、重力により、ハウジング 404内を落下さ
れる。
【0065】キャリアCは、ハウジング 404内を落下さ
れる際に、非磁性トナ−Tを引き寄せつつ、ハウジング
404の底部に戻される。順次、一連の移動が繰返され、
現像ロ−ラ 402の外周に順次トナ−Tが搬送される。
尚、上記磁性キャリアCの粒径は、30〜200 [μ
m] 、好ましくは、50〜150 [μm] に規定され
る。一方、感光体ドラム 450には、図1に示されている
帯電器12を介して−500[V] の表面電位が与えられ
る。ここで、現像ロ−ラ 402は、ロ−ラ 402の外周の移
動速度が感光体ドラム 450の外周面が移動される速度に
比較して概ね1.2〜4倍の速度になるよう、図示しな
い現像モ−タによって、感光体 450が回転される方向と
逆の方向 (感光体 450の外周面と現像ロ−ラ 402の外周
面が接する位置での、外周面相互の回転方向は同一であ
る) に回転される。この場合、感光体450の外周面と現
像ロ−ラ 402の外周面とは、約1〜4 [mm] の接触幅
(現像ニップ) を介して接触され、感光体ドラム 450に
形成された静電潜像は、トナ−像に変換される (現像さ
れる) 。尚、現像に寄与されなかったトナ−は、リカバ
リ−ブレ−ド 408を介してハウジング 404に戻される。
【0066】この状態で、テストデ−タをプリント出力
させたところ、良好な印字サンプルが得られている。
【0067】図5には、図1に示されているプリンタ装
置に利用される現像装置の第三の実施例が示されてい
る。
【0068】現像装置 500は、非磁性トナ−Tを感光体
ドラム 550へ供給するための現像ロ−ラ 502、この現像
ロ−ラ 502を回転可能に保持する一方、感光体ドラム 5
50に圧接するハウジング 504、及び、このハウジング 5
04内に上記現像ロ−ラ 502と概ね平行に配置され、上記
現像ロ−ラ 502に対して非磁性トナ−Tを供給する供給
ロ−ラ 506などから構成されている。尚、現像ロ−ラ 5
02の下方即ち回転方向下流には、感光体ドラム 550との
接触されたものの現像に寄与されなかったトナ−Tをハ
ウジング 504に回収するためのリカバリ−ブレ−ド 508
が配置されている。
【0069】上記現像ロ−ラ 502の回転方向上流には、
現像ロ−ラ 502に対して所望のギャップを介して対向さ
れたマグネット 510が配置されている。このマグネット
510と上記現像ロ−ラ 502との間の隙間には、磁性材を
含む粒子 (以下ブラシ材とする) 512 によって、マグネ
ット 510から現像ロ−ラ 502へ向かう磁気ブラシGが形
成される。
【0070】次に、図1に示されているプリンタ装置2
に組込まれた状態での現像装置 500の動作を簡単に説明
する。
【0071】上記ハウジング 504内に収容されている非
磁性トナ−Tは、自重によって供給ロ−ラ 506の周囲に
落下され、この供給ロ−ラ 506の回転に伴って、現像ロ
−ラ502の外周面に給送される。現像ロ−ラ 502の外周
面に給送されたトナ−Tの一部は、現像ロ−ラ 502が回
転することによる機械的搬送力及びロ−ラ 502の表面或
いはロ−ラ 502を取巻く部材との摩擦によって生じる静
電気力によって、ロ−ラ 502の回転とともに、ロ−ラ 5
02の外周面を概ね一定量ずつ搬送される。
【0072】現像ロ−ラ 502の回転によってロ−ラ 502
の外周面を搬送されるトナ−Tは、マグネット 510及び
磁気ブラシGを介してさらに帯電される。尚、トナ−T
は、感光体ドラム 550の帯電特性に合わせて、例えば、
負の極性に帯電される。
【0073】一方、磁気ブラシGと現像ロ−ラ 502との
間を通過されたトナ−Tは、磁気ブラシGを介して通過
量が制限され、現像ロ−ラ 502の外周面に均一な厚さで
載置される。この場合、例えば、磁気ブラシGを形成す
るブラシ材 512の粒径、現像ロ−ラ 502の回転速度、マ
グネット 510から供給される磁束密度、或いは、マグネ
ット 510と現像ロ−ラ 502との間の距離などを最適化す
ることで、現像ロ−ラ502の外周に形成されるトナ−層
に厚さを制御できる。
【0074】このようにして、所望の極性に帯電される
ともに、最適な層厚が与えられたトナ−Tは、現像ロ−
ラ 502の回転によってさらに搬送され、感光体ドラム 5
50の外周面に導かれる。
【0075】一方、感光体ドラム 550には、図1に示さ
れている帯電器12を介して−500[V] の表面電位が
与えられる。ここで、現像ロ−ラ 502は、ロ−ラ 502の
外周の移動速度が感光体ドラム 550の外周面が移動され
る速度に比較して概ね1.2〜4倍の速度になるよう、
図示しない現像モ−タによって、感光体 550が回転され
る方向と逆の方向 (感光体 550の外周面と現像ロ−ラ 5
02の外周面が接する位置での、外周面相互の回転方向は
同一である) に回転される。この場合、感光体550の外
周面と現像ロ−ラ 502の外周面とは、約1〜4 [mm]
の接触幅 (現像ニップ) を介して接触され、感光体ドラ
ム 550に形成された静電潜像は、トナ−像に変換される
(現像される) 。尚、現像に寄与されなかったトナ−
は、リカバリ−ブレ−ド 508を介してハウジング 504に
戻される。
【0076】尚、上記現像装置 500では、例えば、現像
ロ−ラ 502の内側であって、マグネット 510と対向する
位置に、図示しない第二のマグネットが配置されてもよ
い。この場合、例えば、現像スピ−ドを向上させるため
に、現像ロ−ラ 502を高速で回転させることが可能にな
る。また、磁気ブラシGの弾性を確保するために、ブラ
シ材 512の粒径を小さくすることもできる。
【0077】図6には、図5に示されている現像装置の
第1の変形例が示されている。
【0078】以下、図5に示されている現像装置と実質
的に同一の部材には、同じ符号を付して詳細な説明を省
略する。
【0079】現像装置 600は、現像ロ−ラ 502、ハウジ
ング 504、及び、供給ロ−ラ 506などから構成されてい
る。尚、現像ロ−ラ 502の下方即ち回転方向下流には、
リカバリ−ブレ−ド 508が配置されている。
【0080】上記現像ロ−ラ 502の回転方向上流には、
現像ロ−ラ 502に対して所望のギャップを介して対向さ
れ、交番磁界を発生させる磁界発生装置 610が配置され
ている。この磁界発生装置 610と上記現像ロ−ラ 502と
の間の隙間には、磁性材を含む粒子 (以下ブラシ材とす
る) 512 によって、磁界発生装置 610から現像ロ−ラ50
2へ向かう磁気ブラシGが形成される。磁界発生装置 61
0は、交番磁界を発生するので、ブラシ材 512は、この
交番磁界によって撹乱される。従って、ここを通過する
トナ−に対してブラシ材 512の摩擦接触確率は大きくな
り、トナ−に十分な帯電を付与することが可能となる。
次に、図1に示されているプリンタ装置2に組込まれた
状態での現像装置 600の動作を簡単に説明する。
【0081】図5に示されている現像装置 500と同様
に、ハウジング 504内に収容されている非磁性トナ−T
は、自重によって供給ロ−ラ 506の周囲に落下され、こ
の供給ロ−ラ 506の回転に伴って、現像ロ−ラ 502の外
周面に給送される。現像ロ−ラ502の外周面に給送され
たトナ−Tの一部は、現像ロ−ラ 502が回転することに
よる機械的搬送力及びロ−ラ 502の表面或いはロ−ラ 5
02を取巻く部材との摩擦によって生じる静電気力によっ
て、ロ−ラ 502の回転とともに、ロ−ラ 502の外周面を
概ね一定量ずつ搬送される。
【0082】現像ロ−ラ 502の外周面を搬送されるトナ
−Tは、磁界発生装置 610及び磁気ブラシGを介してさ
らに帯電される。この場合、磁界発生装置 610から発生
される磁界は、交番磁界であるため、磁界発生装置 610
から現像ロ−ラ 502へ向かう磁気ブラシGは、現像ロ−
ラ 502の外周面を搬送されるトナ−Tに、磁界発生装置
610と現像ロ−ラ 502との間の、主に回転運動を含む対
流を提供できる。従って、トナ−Tは、確実に帯電され
る。尚、トナ−Tは、感光体ドラム 550の帯電特性に合
わせて、例えば、負の極性に帯電される。
【0083】一方、磁気ブラシGと現像ロ−ラ 502との
間を通過されたトナ−Tは、磁気ブラシGを介して通過
量が制限され、現像ロ−ラ 502の外周面に均一な厚さで
載置される。この場合、例えば、磁気ブラシGを形成す
るブラシ材 512の粒径、現像ロ−ラ 502の回転速度、或
いは、磁界発生装置 610と現像ロ−ラ 502との間の距離
などを最適化することで、現像ロ−ラ 502の外周に形成
されるトナ−層に厚さを制御できる。
【0084】このようにして、所望の極性に帯電される
ともに、最適な層厚が与えられたトナ−Tは、現像ロ−
ラ 502の回転によってさらに搬送され、感光体ドラム 5
50の外周面に導かれる。
【0085】一方、感光体ドラム 550には、図1に示さ
れている帯電器12を介して−500[V] の表面電位が
与えられる。
【0086】以下、図3乃至図5に示されている現像装
置と同様にして、感光体ドラム 550の外周面と現像ロ−
ラ 502の外周面とは、約1〜4 [mm] の接触幅 (現像
ニップ) を介して接触され、感光体ドラム 550に形成さ
れた静電潜像は、トナ−像に変換される (現像される)
。尚、現像に寄与されなかったトナ−は、リカバリ−
ブレ−ド 508を介してハウジング 504に戻される。
【0087】尚、上記現像装置 600では、例えば、現像
ロ−ラ 502の内側であって、交番磁界発生装置 610と対
向する位置に、図示しないマグネットが配置されてもよ
い。この場合、例えば、現像スピ−ドを向上させるため
に、現像ロ−ラ 502を高速で回転させることが可能にな
る。また、磁気ブラシGの弾性を確保するために、ブラ
シ材 512の粒径を小さくすることもできる。
【0088】図7には、図5に示されている現像装置の
第2の変形例が示されている。
【0089】以下、図5に示されている現像装置と実質
的に同一の部材には、同じ符号を付して詳細な説明を省
略する。
【0090】現像装置 700は、非磁性トナ−Tを感光体
ドラム 550へ供給するための現像ロ−ラ 502、この現像
ロ−ラ 502を回転可能に保持する一方、感光体ドラム 5
50に圧接するハウジング 504、及び、このハウジング 5
04内に上記現像ロ−ラ 502と概ね平行に配置され、上記
現像ロ−ラ 502に対して非磁性トナ−Tを供給する供給
ロ−ラ 506などから構成されている。尚、現像ロ−ラ 5
02の下方即ち回転方向下流には、感光体ドラム 550との
接触されたものの現像に寄与されなかったトナ−Tをハ
ウジング 504に回収するためのリカバリ−ブレ−ド 508
が配置されている。
【0091】上記現像ロ−ラ 502の回転方向上流には、
現像ロ−ラ 502に対して所望のギャップを介して対向さ
れたマグネット 510が配置されている。このマグネット
510と上記現像ロ−ラ 502との間の隙間には、磁性材を
含む繊維 (以下ブラシ繊維とする) 512 によって、マグ
ネット 510から現像ロ−ラ 502へ向かう磁気ブラシGが
形成される。
【0092】上記ブラシ繊維 712は、詳細には、所望の
磁力を保持できるよう、繊維の長手方向に沿って磁性体
が配向されている。このことから、ブラシ繊維 712を外
部から磁化することで、マグネット 710から現像ロ−ラ
502へ向かう磁気ブラシGが容易に提供できる。尚、ブ
ラシ繊維 712としては、繊維 712が抜け落ちてトナ−T
に混入されることのないよう、太さ600D/100F
及び密度100000F/inchの繊維が利用され
る。
【0093】次に、図1に示されているプリンタ装置2
に組込まれた状態での現像装置 700の動作を簡単に説明
する。
【0094】図5に示されている現像装置 500と同様
に、上記ハウジング 504内に収容されている非磁性トナ
−Tは、自重によって供給ロ−ラ 506の周囲に落下さ
れ、この供給ロ−ラ 506の回転に伴って、現像ロ−ラ 5
02の外周面に給送される。現像ロ−ラ 502の外周面に給
送されたトナ−Tの一部は、現像ロ−ラ 502が回転する
ことによる機械的搬送力及びロ−ラ 502の表面或いはロ
−ラ 502を取巻く部材との摩擦によって生じる静電気力
によって、ロ−ラ 502の回転とともに、ロ−ラ 502の外
周面を概ね一定量ずつ搬送される。
【0095】現像ロ−ラ 502の回転によってロ−ラ 502
の外周面を搬送されるトナ−Tは、マグネット 510及び
磁気ブラシGを介してさらに帯電される。尚、トナ−T
は、感光体ドラム 550の帯電特性に合わせて、例えば、
負の極性に帯電される。
【0096】一方、磁気ブラシGと現像ロ−ラ 502との
間を通過されたトナ−Tは、磁気ブラシGを介して通過
量が制限され、現像ロ−ラ 502の外周面に均一な厚さで
載置される。この場合、例えば、磁気ブラシGを形成す
るブラシ繊維 712の太さ、現像ロ−ラ 502の回転速度、
マグネット 510から供給される磁束密度、或いは、マグ
ネット 510と現像ロ−ラ 502との間の距離などを最適化
することで、現像ロ−ラ 502の外周に形成されるトナ−
層に厚さを制御できる。
【0097】このようにして、所望の極性に帯電される
ともに、最適な層厚が与えられたトナ−Tは、現像ロ−
ラ 502の回転によってさらに搬送され、感光体ドラム 5
50の外周面に導かれる。
【0098】一方、感光体ドラム 550には、図1に示さ
れている帯電器12を介して−500[V] の表面電位が
与えられる。
【0099】以下、図3乃至図7に示されている現像装
置と同様にして、感光体ドラム 550の外周面と現像ロ−
ラ 502の外周面とは、約1〜4 [mm] の接触幅 (現像
ニップ) を介して接触され、感光体ドラム 550に形成さ
れた静電潜像が現像される。尚、現像に寄与されなかっ
たトナ−は、リカバリ−ブレ−ド 508を介してハウジン
グ 504に戻される。
【0100】尚、上記現像装置 700も、図5或いは図6
に示されている変形例と同様に、現像ロ−ラ 502の内側
であって、マグネット 510と対向する位置に、図示しな
い第二のマグネットが配置されてもよいことはいうまで
もない。
【0101】図8には、図5に示されている現像装置の
第3の変形例が示されている。
【0102】以下、図5に示されている現像装置と実質
的に同一の部材には、同じ符号を付して詳細な説明を省
略する。
【0103】現像装置 800は、N極及びS極が交互に配
置された表面磁性層 816を有し、非磁性トナ−Tを感光
体ドラム 550へ供給するための現像ロ−ラ 802、この現
像ロ−ラ 802を回転可能に保持する一方、感光体ドラム
550に圧接するハウジング 504、及び、このハウジング
504内に上記現像ロ−ラ 802と概ね平行に配置され、上
記現像ロ−ラ 802に対して非磁性トナ−Tを供給する供
給ロ−ラ 506などから構成されている。尚、現像ロ−ラ
802の下方即ち回転方向下流には、感光体ドラム 550と
の接触されたものの現像に寄与されなかったトナ−Tを
ハウジング 504に回収するためのリカバリ−ブレ−ド 5
08が配置されている。
【0104】上記現像ロ−ラ 802の回転方向上流には、
現像ロ−ラ 802に対して所望のギャップを介して対向さ
れたマグネット 510が配置されている。このマグネット
510と上記現像ロ−ラ 802との間の隙間には、磁性材を
含む繊維 (以下ブラシ繊維とする) 512 によって、マグ
ネット 510から現像ロ−ラ 802へ向かう磁気ブラシGが
形成される。
【0105】次に、図1に示されているプリンタ装置2
に組込まれた状態での現像装置 800の動作を簡単に説明
する。
【0106】図5に示されている現像装置 500と同様
に、上記ハウジング 504内に収容されている非磁性トナ
−Tは、自重によって供給ロ−ラ 506の周囲に落下さ
れ、この供給ロ−ラ 506の回転に伴って、現像ロ−ラ 8
02の外周面に給送される。現像ロ−ラ 802の外周面に給
送されたトナ−Tの一部は、現像ロ−ラ 802が回転する
ことによる機械的搬送力及びロ−ラ 802の表面或いはロ
−ラ 802を取巻く部材との摩擦によって生じる静電気力
によって、ロ−ラ 802の回転とともに、ロ−ラ 802の外
周面を概ね一定量ずつ搬送される。
【0107】現像ロ−ラ 802の回転によってロ−ラ 802
の外周面を搬送されるトナ−Tは、マグネット 510及び
磁気ブラシGを介してさらに帯電される。尚、トナ−T
は、感光体ドラム 550の帯電特性に合わせて、例えば、
負の極性に帯電される。
【0108】一方、磁気ブラシGと現像ロ−ラ 802との
間を通過されたトナ−Tは、磁気ブラシGを介して通過
量が制限され、現像ロ−ラ 802の外周面に均一な厚さで
載置される。この場合、例えば、磁気ブラシGを形成す
るブラシ繊維 712の太さ、現像ロ−ラ 802の回転速度、
マグネット 510から供給される磁束密度、或いは、マグ
ネット 510と現像ロ−ラ 802との間の距離などを最適化
することで、現像ロ−ラ 802の外周に形成されるトナ−
層に厚さを制御できる。
【0109】このようにして、所望の極性に帯電される
ともに、最適な層厚が与えられたトナ−Tは、現像ロ−
ラ 802の回転によってさらに搬送され、感光体ドラム 5
50の外周面に導かれる。
【0110】一方、感光体ドラム 550には、図1に示さ
れている帯電器12を介して−500[V] の表面電位が
与えられる。
【0111】以下、図3乃至図7に示されている現像装
置と同様にして、感光体ドラム 550の外周面と現像ロ−
ラ 802の外周面とは、約1〜4 [mm] の接触幅 (現像
ニップ) を介して接触され、感光体ドラム 550に形成さ
れた静電潜像が現像される。尚、現像に寄与されなかっ
たトナ−は、リカバリ−ブレ−ド 508を介してハウジン
グ 504に戻される。
【0112】尚、上記現像装置 800によれば、現像ロ−
ラ 802の内側には、既に説明した磁性層 816が配置され
ていることから、トナ−Tに対して、確実に電荷を提供
できる。また、図4乃至図7に示されている現像装置と
同様に、例えば、現像スピ−ドが向上できることはいう
までもない。
【0113】図9には、図1に示されているプリンタ装
置に利用される現像装置の第四の実施例が示されてい
る。
【0114】現像装置 900は、非磁性トナ−Tを感光体
ドラム 950へ供給するための現像ロ−ラ 902、及び、こ
の現像ロ−ラ 902を回転可能に保持する一方、感光体ド
ラム950に圧接するハウジング 904を含んでいる。
【0115】ハウジング 904には、非磁性トナ−Tとキ
ャリアCとを混合し、2成分現像剤Dを形成するための
ミキサ 906、及び、複数 (例えば5極) の磁極を有する
固定マグネット 908a及びマグネット 908aの外周を覆
うとともにマグネット 908aとは独立に回転可能に形成
されたスリ−ブ 908bを含み、ミキサ 906を介して混合
された2成分現像剤Dの一部を現像ロ−ラ 902に向かっ
て搬送する中間ロ−ラ908が、現像ロ−ラ 902と概ね平
行に配置されている。尚、ミキサ 906と中間ロ−ラ 908
との間には、中間ロ−ラ 908を介して現像ロ−ラ 902に
搬送される2成分現像剤Dの量即ち中間ロ−ラ 908の外
周に付着される現像剤の厚さを制限する現像剤規制部材
910、及び、ミキサ 906から中間ロ−ラ 908へ向かう現
像剤Dの流れと中間ロ−ラ 908からミキサ 906へ戻され
る現像剤Dの流れとを分離する分離装置 912が配置され
ている。
【0116】ハウジング 904の上面端部であって、上記
ミキサ 906に対してトナ−Tを落下できる位置には、図
示しないトナ−ホッパから供給されるトナ−Tをミキサ
906上に均等に落下させるためのオ−ガ 914及び撹拌ロ
−ラ 916が配置されている。現像ロ−ラ 902の回転方向
下流には、感光体ドラム 950との接触による現像に利用
されなかったトナ−Tを現像ロ−ラ 902の表面から剥離
する剥離ロ−ラ 918及び剥離ロ−ラ 918を介して剥離さ
れたトナ−Tを再びミキサ 906に向って押出すためにハ
ウジング 904内に取込むブレ−ド 920が配置されてい
る。
【0117】次に、図1に示されているプリンタ装置2
に組込まれた状態での現像装置 900の動作を簡単に説明
する。
【0118】図示しないトナ−ホッパに収容され、オ−
ガ 914を介して現像装置 900の前方から長手方向後方へ
搬送されるトナ−Tは、撹拌ロ−ラ 916上に概ね均一に
落下される。撹拌ロ−ラ 916上に落下されたトナ−T
は、撹拌ロ−ラ 916の回転によって、例えば、輸送時或
いは保管時に生じることのあるトナ−Tの凝集が除去さ
れてミキサ 906に導かれる。ミキサ 906に導かれたトナ
−Tは、ハウジング 904に予め収容されているキャリア
Cと混合され、現像剤Dとして撹拌される。
【0119】ミキサ 906を介して撹拌されたトナ−T
は、キャリアCとの摩擦によって、所望の極性及び大き
さに帯電される。この帯電されたトナ−Tは、キャリア
Cとともに中間ロ−ラ 908に向って押出され、中間ロ−
ラ 908の固定マグネット 908aから供給される磁力によ
ってスリ−ブ 908bの周囲に保持されて、スリ−ブ 908
bの回転に伴って現像ロ−ラ 902へ向って搬送される。
尚、スリ−ブ 908bの外周に保持された現像剤D (トナ
−T+キャリアC) は、現像剤規制部材 910を介して概
ね均一な厚さに制限される。
【0120】スリ−ブ 908bの回転とともに現像ロ−ラ
902とスリ−ブ 908bとの接触位置に搬送された現像剤
Dは、固定マグネット 908aから供給される磁力によっ
て、スリ−ブ 908bの表面から現像ロ−ラ 902へ向う磁
気ブラシGを形成する。この磁気ブラシGに含まれてい
るトナ−Tは、現像ロ−ラ 902と中間ロ−ラ 908 (スリ
−ブ 908b) に印加されるバイアス電圧の差に応じて中
間ロ−ラ 908から現像ロ−ラ 902に転写される。尚、中
間ロ−ラ 908の外周面が移動される速度即ち周速は、現
像ロ−ラ 902の周速に比較して概ね2倍に規定される。
【0121】このようにして、所望の極性に帯電され、
現像ロ−ラ 902の外周に移動されたトナ−Tは、現像ロ
−ラ 902の回転によってさらに搬送され、感光体ドラム
950の外周面に導かれる。尚、中間ロ−ラ 908 (スリ−
ブ 908b) 上に残った現像剤Dは、スリ−ブ 908b上を
搬送され、同極間の磁気的な反発力でスリ−ブ 908bか
ら離脱されて、ミキサ 906へ戻される。ミキサ 906へ戻
された現像剤Dは、ミキサ 906の回転に伴って、撹拌ロ
−ラ 916から供給されるトナ−Tを含む現像剤Dと撹拌
され、再びトナ−Tを帯電させつつ、中間ロ−ラ 908
に、再び提供される。一方、感光体ドラム 950には、図
1に示されている帯電器12を介して−550[V] の表
面電位が与えられる。また、現像ロ−ラ 902は、図示し
ない現像モ−タによって、ロ−ラ 902の外周の移動速度
が感光体ドラム 950の外周面が移動される速度に比較し
て概ね1.2〜4倍の速度で、感光体ドラム 950の外周
面と現像ロ−ラ 902の外周面が接する位置で互いに同一
の方向に回転されるよう、回転される。この場合、感光
体ドラム 950の外周面と現像ロ−ラ 902の外周面とは、
約0.5〜4 [mm] の現像ニップを介して接触され、
感光体ドラム 950に形成された静電潜像が現像される。
尚、現像に寄与されなかったトナ−Tは、剥離ロ−ラ 9
18を介して現像ロ−ラ 902から離脱され、ブレ−ド 920
を介して中間ロ−ラ 908の回転方向下流に引込まれて、
再びミキサ 906に戻される。
【0122】ここで、図示しない保護抵抗、例えば、1
00 [KΩ] 〜50 [MΩ] の保護抵抗を介して−30
0 [V] の現像バイアス電圧を与え、感光体ドラム 950
の周速を70 [mm/sec] 、及び、現像ロ−ラ 902の周速
を180 [mm/sec] に規定して、テストデ−タをプリン
ト出力させたところ、良好な印字サンプルが出力されて
いる。
【0123】図10には、図1に示されているプリンタ装
置に利用される現像装置の第五の実施例が示されてい
る。
【0124】現像装置1000は、非磁性トナ−Tを感光体
ドラム1050へ供給するための現像ロ−ラ1002、及び、こ
の現像ロ−ラ1002を回転可能に保持する一方、感光体ド
ラム1050に圧接するハウジング1004を含んでいる。
【0125】ハウジング1004には、現像ロ−ラ1002と概
ね平行に配置され、N極及びS極が交互に配置された複
数の磁極を有する固定マグネット1006a及びマグネット
1006aの外周を覆うとともにマグネット1006aとは独立
に回転可能に形成されたスリ−ブ1006bを含み、非磁性
トナ−TとキャリアCと混合する中間ロ−ラ1006、及
び、現像ロ−ラ1002と概ね平行且つ現像ロ−ラ1002の回
転方向下流に配置され、感光体ドラム1050との接触によ
る現像に利用されなかったトナ−Tを現像ロ−ラ1002の
表面から剥離する剥離ロ−ラ1008及びロ−ラ1008を介し
て剥離されたトナ−Tを中間ロ−ラ1006の下部へ導くブ
レ−ド1010が収容されている。尚、現像ロ−ラ1002とス
リ−ブ1006bは、ぞれぞれ、反時計回りに回転される。
また、スリ−ブ1006b (即ち中間ロ−ラ1006) の回転方
向上流には、中間ロ−ラ1006を介して現像ロ−ラ1002に
搬送される現像剤の量即ち中間ロ−ラ1006の外周に付着
される現像剤の厚さを制限する現像剤規制部材1012が配
置されている。
【0126】ハウジング1004の端部には、感光体ドラム
1050に形成された静電潜像を現像することで消費された
トナ−Tを補給するためのトナ−ホッパ1020が載置され
ている。このトナ−ホッパ1020と上記中間ロ−ラ1006と
の間には、トナ−ホッパ1020に収容されているトナ−T
をハウジング1004に補給するためのトナ−補給ロ−ラ10
22が配置されている。尚、トナ−ホッパ1020には、トナ
−Tを撹拌するための撹拌ロ−ラ1024が組込まれてい
る。
【0127】次に、図1に示されているプリンタ装置2
に組込まれた状態での現像装置1000の動作を簡単に説明
する。
【0128】トナ−ホッパ1020に収容され、撹拌ロ−ラ
1024を介して、例えば、輸送時或いは保管時に生じるこ
とのあるトナ−Tの凝集が除去されたトナ−Tは、トナ
−補給ロ−ラ1022を介してハウジング1004に供給され
る。
【0129】ハウジング1004に落下されたトナ−Tは、
中間ロ−ラ1006を介してハウジング1004に予め収容され
ているキャリアCと混合され、キャリアCとの摩擦によ
って所望の極性及び大きさに帯電される。この帯電され
たトナ−Tは、キャリアCとともに中間ロ−ラ1006の固
定マグネット1006aから供給される磁力によってスリ−
ブ1006bの周囲に保持されて、スリ−ブ1006bの回転に
伴って現像ロ−ラ1002へ向って搬送される。この場合、
スリ−ブ1006bの外周に保持されたトナ−T+キャリア
C (即ち現像剤D) は、現像剤規制部材1012を介して概
ね均一な厚さに制限される。
【0130】スリ−ブ1006bの回転とともに現像ロ−ラ
1002とスリ−ブ1006bとの接触位置に搬送された現像剤
Dは、固定マグネット1006aから供給される磁力によっ
て、スリ−ブ1006bの表面から現像ロ−ラ1002へ向う磁
気ブラシGを形成する。この磁気ブラシGに含まれてい
るトナ−Tは、現像ロ−ラ1002と中間ロ−ラ1006 (スリ
−ブ1006b) に印加されるバイアス電圧の差に応じて中
間ロ−ラ1006から現像ロ−ラ1002に転写される。尚、中
間ロ−ラ1006の外周面が移動される速度即ち周速は、現
像ロ−ラ1002の周速に比較して概ね2倍に規定される。
【0131】このようにして、所望の極性に帯電され、
現像ロ−ラ1002の外周に移動されたトナ−Tは、現像ロ
−ラ1002の回転によってさらに搬送され、感光体ドラム
1050の外周面に導かれる。尚、中間ロ−ラ1006 (スリ−
ブ1006b) 上に残った現像剤Dは、スリ−ブ1006b上を
搬送され、トナ−ホッパ1020から供給された新たなトナ
−Tを含む現像剤Dと撹拌される。このようにして、中
間ロ−ラ1006は、順次新たなトナ−Tを帯電させ、再び
現像ロ−ラ1002に向かって搬送する。
【0132】一方、感光体ドラム1050には、図1に示さ
れている帯電器12を介して−550[V] の表面電位が
与えられる。また、現像ロ−ラ1002は、図示しない現像
モ−タによって、ロ−ラ1002の外周の移動速度が感光体
ドラム1050の外周面が移動される速度に比較して概ね
1.2〜4倍の速度で、感光体ドラム1050の外周面と現
像ロ−ラ1002の外周面が接する位置で互いに同一の方向
に回転されるよう、回転される。この場合、感光体ドラ
ム1050の外周面と現像ロ−ラ1002の外周面とは、約0.
5〜4 [mm] の現像ニップを介して接触され、感光体
ドラム1050に形成された静電潜像が現像される。尚、現
像に寄与されなかったトナ−Tは、剥離ロ−ラ1008を介
して現像ロ−ラ1002から離脱され、ブレ−ド1010を介し
て中間ロ−ラ1006の回転方向下流に引込まれる。
【0133】ここで、図示しない保護抵抗、例えば、1
00 [KΩ] 〜50 [MΩ] の保護抵抗を介して−30
0 [V] の現像バイアス電圧を与え、感光体ドラム1050
の周速を70 [mm/sec] 、及び、現像ロ−ラ1002
の周速を180 [mm/sec] に規定して、テストデ
−タをプリント出力させたところ、良好な印字サンプル
が出力されている。
【0134】図11には、図10に示されている現像装置の
第1の変形例が示されている。
【0135】以下、図10に示されている現像装置と実質
的に同一の部材には、同じ符号を付して詳細な説明を省
略する。
【0136】現像装置1100は、現像ロ−ラ1002、ハウジ
ング1004、ロ−ラの表面にN極及びS極が交互に着磁さ
れた一種のマグネットロ−ラである中間ロ−ラ1106、及
び、トナ−ホッパ1020などを含んでいる。また、現像ロ
−ラ1002の回転方向下流には剥離ロ−ラ1008及びブレ−
ド1010が、現像ロ−ラ1002の回転方向上流には現像剤規
制部材1012が、それぞれ、配置されている。尚、中間ロ
−ラ1106及び現像ロ−ラ1102は、それぞれ、反時計回り
に回転される。
【0137】以下、図10に示されている現像装置1000と
同様に、トナ−Tは、トナ−補給ロ−ラ1022を介してト
ナ−ホッパ1020からハウジング1004に供給される。ハウ
ジング1004に落下されたトナ−Tは、中間ロ−ラ1106を
介して、所望の極性及び大きさに帯電される。この帯電
されたトナ−Tは、中間ロ−ラ1106から磁力によって保
持されているキャリアに付着し、ロ−ラ1106の周囲に保
持され、ロ−ラ1106の回転に伴って現像ロ−ラ1002へ向
って搬送される。尚、いうまでもなく、ロ−ラ1106の外
周に保持されたトナ−T+キャリアC (即ち現像剤D)
は、現像剤規制部材1012を介して概ね均一な厚さに制限
される。
【0138】以下、図10に示されている現像装置と同様
にして、中間ロ−ラ1106の外周を搬送されたトナ−T
は、現像ロ−ラ1002と中間ロ−ラ1106に印加されるバイ
アス電圧の差に応じて中間ロ−ラ1106から現像ロ−ラ10
02に転写され、ドラム1050の外周面に導かれる。一方、
中間ロ−ラ1106上に残った現像剤Dは、ロ−ラ1106上を
搬送され、トナ−ホッパ1020から供給された新たなトナ
−Tを含む現像剤Dと撹拌されて、順次新たなトナ−T
を帯電させ、再び現像ロ−ラ1002に向かって搬送する。
【0139】以下、図10に示されている現像装置に適用
された条件と実質的に同一の条件の下で、テストデ−タ
をプリント出力させたところ、良好な印字サンプルが出
力されている。
【0140】図12には、図10に示されている現像装置の
第2の変形例が示されている。
【0141】以下、図10に示されている現像装置と実質
的に同一の部材には、同じ符号を付して詳細な説明を省
略する。
【0142】現像装置1200は、現像ロ−ラ1002、ハウジ
ング1004、N極及びS極が交互に配置された複数の磁極
を有し回転可能に形成されたマグネットロ−ラ1210a及
びマグネットロ−ラ1210aの外周を覆うとともにマグネ
ットロ−ラ1210aとは独立に回転可能に形成されたスリ
−ブ1210bとを含む中間ロ−ラ1210、及び、トナ−ホッ
パ1020などを含んでいる。また、現像ロ−ラ1002の回転
方向下流には剥離ロ−ラ1008及びブレ−ド1010が、現像
ロ−ラ1002の回転方向上流には現像剤規制部材1012が、
それぞれ配置されている。尚、中間ロ−ラ1210の外周即
ちスリ−ブ1210b及び現像ロ−ラ1002は、それぞれ、反
時計回りに回転される。また、中間ロ−ラ1210における
マグネットロ−ラ1210aは、スリ−ブ1210bとは逆方向
に回転される。
【0143】以下、図10に示されている現像装置1000と
同様に、トナ−Tは、トナ−補給ロ−ラ1022を介してト
ナ−ホッパ1020からハウジング1004に供給される。ハウ
ジング1004に落下されたトナ−Tは、中間ロ−ラ1210を
介して、所望の極性及び大きさに帯電される。この帯電
されたトナ−Tは、中間ロ−ラ1210のマグネットロ−ラ
1210aから磁力によってスリ−ブ1210bの周囲に保持さ
れ、スリ−ブ1210bの回転に伴って現像ロ−ラ1002へ向
って搬送される。尚、いうまでもなく、スリ−ブ1210b
の外周に保持されたトナ−T+キャリアC (即ち現像剤
D) は、現像剤規制部材1012を介して概ね均一な厚さに
制限される。
【0144】以下、図10に示されている現像装置と同様
にして、スリ−ブ1210bの外周を搬送されたトナ−T
は、現像ロ−ラ1002とスリ−ブ1210bに印加されるバイ
アス電圧の差に応じてスリ−ブ1210bから現像ロ−ラ10
02に転写され、ドラム1050の外周面に導かれる。一方、
スリ−ブ1210b上に残った現像剤Dは、スリ−ブ1210b
上を搬送され、トナ−ホッパ1020から供給された新たな
トナ−Tを含む現像剤Dと撹拌されて、順次新たなトナ
−Tを帯電させ、再び現像ロ−ラ1002に向かって搬送す
る。この場合、スリ−ブ1210bの内側をマグネットロ−
ラ1210aが逆方向に回転されることから、スリ−ブ1210
bを介して引戻され、一度現像に利用されたことでトナ
−濃度が低下した状態の現像剤と、トナ−ホッパ1020か
ら供給された新たなトナ−Tを含む現像剤とが、スリ−
ブ1210b上で交換される。従って、現像ロ−ラ1002へ供
給されるトナ−の量及び帯電量が安定化される。
【0145】以下、図10に示されている現像装置に適用
された条件と実質的に同一の条件の下で、テストデ−タ
をプリント出力させたところ、良好な印字サンプルが出
力されている。
【0146】図13には、図10に示されている現像装置の
第3の変形例が示されている。
【0147】以下、図10に示されている現像装置と実質
的に同一の部材には、同じ符号を付して詳細な説明を省
略する。
【0148】現像装置1300は、現像ロ−ラ1002、ハウジ
ング1004、N極及びS極が交互に配置されたプラスチッ
クマグネット層を有し回転可能に形成されたマグネット
ロ−ラ1310a及びマグネットロ−ラ1310aの外周を覆う
とともに、マグネットロ−ラ1310aとは独立に回転可能
に形成されたスリ−ブ1310bを含む中間ロ−ラ1310、及
び、トナ−ホッパ1020などを含んでいる。また、現像ロ
−ラ1002の回転方向下流には剥離ロ−ラ1008及びブレ−
ド1010が、現像ロ−ラ1002の回転方向上流には現像剤規
制部材1012が、それぞれ配置されている。尚、中間ロ−
ラ1310の外周即ちスリ−ブ1310b及び現像ロ−ラ1002
は、それぞれ、反時計回りに回転される。また、中間ロ
−ラ1310におけるマグネットロ−ラ1310aは、スリ−ブ
1310bとは逆方向に回転される。
【0149】以下、図10に示されている現像装置に適用
された条件と実質的に同一の条件の下で、テストデ−タ
をプリント出力させたところ、良好な印字サンプルが出
力されている。
【0150】図14には、図1に示されているプリンタ装
置に利用される現像装置の第六の実施例が示されてい
る。
【0151】現像装置1400は、後述するメッシュ状の薄
板構造を有し、円筒状に形成され、僅かな圧力によって
変形可能な、非磁性トナ−Tを感光体ドラム1450へ供給
するため現像剤保持部材1402、及び、この現像剤保持部
材1402を回転可能に保持する一方、感光体ドラム1450に
圧接するハウジング1404を含んでいる。
【0152】ハウジング1404には、現像剤保持部材1402
と概ね平行に配置され、現像剤保持部材1402上のトナ−
Tを掻落とす第一のファ−ブラシ1406、及び、このファ
−ブラシ1406を介して掻落とされたトナ−Tが落下され
る位置に配置され、掻落とされたトナ−Tを現像装置14
00の一端部へ搬送する第一のスクリュ−1408が配置され
ている。現像剤保持部材1402は、第一のスクリュ−1408
とは逆の方向にトナ−Tを搬送する第二のスクリュ−14
10、及び、この第二のスクリュ−1410から放出されたト
ナ−Tを自身の外部に向かって押出すための第二のファ
−ブラシ1412を自身の内部に収容している。尚、第一の
ファ−ブラシ1406と現像剤保持部材1402との間には、感
光体ドラム1450に形成される静電潜像を現像するために
消費されたトナ−Tを補給するための図示しないトナ−
ホッパが接続される。
【0153】詳細には、現像剤保持部材1402は、0.0
5〜0.2 [mm] 、好ましくは、0.1 [mm] の厚
さを有するステンレス板によって形成される。また、メ
ッシュの形状としては、10〜200 [μm] の直径を
有する円形の穴が100〜500 [μm] のピッチで配
置される。また、第一及び第二のファ−ブラシ1406及び
1412は、それぞれ、例えば、太さ600D/100F及
び密度100000F/inchで規定され、導電性を
有する繊維から構成される。また、第二のファ−ブラシ
1412と感光体ドラム1450との間、及び、現像剤保持部材
1402と感光体ドラム1450との間には、それぞれ、所望の
大きさ及び極性が与えられているバイアス電圧が印加さ
れる。
【0154】次に、図1に示されているプリンタ装置2
に組込まれた状態での現像装置1400の動作を簡単に説明
する。
【0155】図示しないトナ−ホッパから供給されたト
ナ−Tは、第一のスクリュ−1408を介して現像装置1400
内を第一の方向、例えば、図面に直交する方向であっ
て、現像装置1400の前方へ搬送される。尚、トナ−T
は、この第一の搬送によって、僅かに帯電される。
【0156】第一のスクリュ−1408を介して現像装置14
00の前方へ搬送されたトナ−Tは、現像装置1400の第一
の側壁 (図14は、断面図であるから見えない) に向かっ
て順次搬送され、第一の側壁に衝突されることで、及
び、第一のスクリュ−1408の回転によって (符号を付さ
ない) トナ−通路から吐出されることで、トナ−Tを逆
方向に搬送する第二のスクリュ−1410へ向かって放出さ
れる。第二のスクリュ−1410へ向かって放出されたトナ
−Tは、第二のスクリュ−1410を介して現像装置1400の
後方へ搬送される。尚、トナ−Tは、この第二の搬送に
よって、さらに、帯電される。
【0157】第二のスクリュ−1410を介して現像装置14
00の後方へ搬送されたトナ−Tは、現像装置1400の第二
の側壁 (図14は、断面図であるから見えない) に向かっ
て順次搬送され、第一のスクリュ−1408と同様にして、
第二の側壁に衝突されることで、及び、第二のスクリュ
−1410の回転によって (符号を付さない) トナ−通路か
ら吐出されることで、第二のファ−ブラシ1412に向かっ
て放出される。また、第二のスクリュ−1410の回転に伴
って第二のファ−ブラシ1412に導かれたトナ−Tは、第
二のファ−ブラシ1412が回転されることで現像剤保持部
材1402の内壁に圧接される。このとき、トナ−Tは、第
二のファ−ブラシ1412との接触及び現像剤保持部材1402
との接触によって、さらに帯電され、感光体ドラム1450
に形成されている静電潜像を現像するために必要な電荷
を確保できる。尚、第二のファ−ブラシ1412は感光体ド
ラム1450と逆方向に、現像剤保持部材1402は感光体ドラ
ム1450と同方向に、それぞれ、回転される。
【0158】現像剤保持部材1402の内壁に導かれたトナ
−Tは、第二のファ−ブラシ1412を介して順次搬送され
る後続のトナ−Tによって押出されて現像剤保持部材14
02のメッシュを通過され、現像剤保持部材1402の外壁に
導かれる。この保持部材1402の外壁に導かれたトナ−T
は、現像剤保持部材1402と感光体ドラム1450との回転に
よって感光体ドラム1450の外周面に圧接される。この感
光体ドラム1450に導かれたトナ−Tは、感光体ドラム14
50に形成されている静電潜像の電位、及び、現像剤保持
部材1402及び第二のファ−ブラシ1412に印加されている
バイアス電圧によって静電潜像に選択的に付着され、静
電潜像が現像される。
【0159】一方、現像に寄与されなかったトナ−T
は、現像剤保持部材1402の表面或いはメッシュ内部に静
電的に捕捉された状態で、現像剤保持部材1402の回転と
ともに第一のファ−ブラシ1406に向かって搬送される。
第一のファ−ブラシ1406に戻されたトナ−Tは、第一の
ファ−ブラシ1406によって掻落とされ、新たに供給され
たトナ−Tとともに、再び第一のスクリュ−1408を介し
て搬送される。
【0160】ここで、感光体ドラム1450には、図1に示
されている帯電器12を介して−550 [V] の表面電位
が与えられる。同時に、現像剤保持部材1402には、−2
00[V] 、及び、第二ファ−ブラシ1412には、−30
0 [V] の現像バイアス電圧が、それぞれ、印加され
る。この状態で、トナ−の平均粒径を6 [μm] 、現像
剤保持部材1402の周速を95 [mm/sec] 、及び、
現像ニップを1.5 [mm] と規定して、現像剤保持部
材1402を感光体ドラム1450に対して周速比2で回転させ
ることで、テストデ−タをプリント出力させたところ、
良好な印字サンプルが出力されている。尚、感光体ドラ
ム1450と現像剤保持部材1402との間には、トナ−Tが介
在されることによって確保される10〜50 [μm] の
ギャップが形成される。従って、現像剤保持部材1402と
感光体ドラム1450とは、直接接触することなく、感光体
ドラム1450に金属メッシュによる傷が生じることもな
い。
【0161】ところで、現像剤保持部材1402におけるメ
ッシュの形状と、現像剤保持部材1402と感光体ドラム14
50との周速比に関し、確認実験より、以下の事象が確認
されている。第一に、周速比が概ね1以下である場合に
は、メッシュの直径が増大されることで、メッシュの開
口部に起因すると考えられる現像ムラが生じる。このこ
とは、メッシュのピッチが増大された場合にも確認され
ている。尚、周速比を増大させることで概ね解消され
る。第二に、現像ニップが概ね1.5 [mm] 以下の場
合には、周速比が概ね1以下になることで、同様に、メ
ッシュの開口部に起因すると考えられる現像ムラが生じ
る。尚、この事象も周速比を増大させることで概ね解消
される。従って、現像剤保持部材1402のメッシュの形状
は、好ましくは、直径100 [μm] 、ピッチ250
[μm] に形成される。
【0162】その一方で、現像剤保持部材1402の表面
に、5〜100 [μm] の厚さを有する抵抗性あるいは
絶縁性の被覆を施すことにより、感光体ドラム1450との
間に生じる虞れのある放電も抑止できる。また、この被
覆中にトナ−の帯電性を改良する成分として、公知の帯
電制御剤を配合することも現像特性に効果的である。
【0163】図15は、図14に示されている現像装置の第
1の変形例が示されている。
【0164】以下、図14に示されている現像装置と実質
的に同一の部材には、同じ符号を付して詳細な説明を省
略する。
【0165】現像装置1500は、現像剤保持部材1402、こ
の現像剤保持部材1402に回転可能に収容された第二のス
クリュ−1410及び第二のファ−ブラシ1412、上記現像剤
保持部材1402に概ね平行に配置された第一のファ−ブラ
シ1406、このファ−ブラシ1406を介して掻落とされたト
ナ−Tを搬送する第一のスクリュ−1408、及び、上記保
持部材1402、ファ−ブラシ1406及びスクリュ−1408を一
体に保持するハウジング1404を含んでいる。
【0166】現像装置1500における現像剤保持部材1402
の回転方向上流であって、感光体ドラム1450と現像剤保
持部材1402とが接触される直前の位置には、第二のファ
−ブラシ1412を介して現像剤保持部材1402の外周に押出
されたトナ−Tの厚さを概ね一定に維持するための均一
化ロ−ラ1530及びバックアップロ−ラ1532が配置されて
いる。
【0167】均一化ロ−ラ1530は、現像剤保持部材1402
の直径に比較して十分に小さな直径に形成され、現像剤
保持部材1402に圧接されるとともに、現像剤保持部材14
02が回転される方法と同一の方向に、周速比1〜3倍の
周速で回転される。この均一化ロ−ラ1530は、例えば、
ステンレスによって形成され、この実施例では8 [m
m] の直径が与えられている。
【0168】バックアップロ−ラ1532は、現像剤保持部
材1402を挟んで均一化ロ−ラ1530と対向する位置に配置
され、均一化ロ−ラ1530を現像剤保持部材1402に均一な
圧力で接触させる。尚、バックアップロ−ラ1532は、均
一化ロ−ラ1530に対して従動するよう形成される。
【0169】以下、図14に示されている現像装置1400と
同様に、図示しないトナ−ホッパから供給されたトナ−
Tは、第一のスクリュ−1408を介して現像装置1500の前
方へ搬送される。第一のスクリュ−1408を介して搬送さ
れたトナ−Tは、第二のスクリュ−1410へ向かって放出
され、第二のスクリュ−1410を介して現像装置1500の後
方へ搬送される。現像装置1500の後方へ搬送されたトナ
−Tは、第二のファ−ブラシ1412に向かって放出され、
第二のファ−ブラシ1412が回転されることで現像剤保持
部材1402の内壁に圧接される。
【0170】現像剤保持部材1402の内壁に導かれたトナ
−Tは、後続のトナ−Tによって押出されて現像剤保持
部材1402のメッシュを通過され、現像剤保持部材1402の
外壁に導かれる。この外壁に導かれたトナ−Tは、均一
化ロ−ラ1530及びバックアップロ−ラ1532を介して概ね
均一な厚さに整えられ、感光体ドラム1450の外周面に圧
接される。尚、均一化ロ−ラ1530の外周面を弾性体で覆
うことで、現像剤に与えるストレスを軽減される。ま
た、均一化ロ−ラ1530にもバイアス電圧を印加すること
で、トナ−Tに提供される電荷の量即ち帯電量を最適化
することも可能である。
【0171】感光体ドラム1450に導かれたトナ−Tは、
感光体ドラム1450の静電潜像に選択的に付着され、静電
潜像を可視化させる (現像する) 。一方、現像に寄与さ
れなかったトナ−Tは、現像剤保持部材1402の回転とと
もに第一のファ−ブラシ1406に戻され、再び第一のスク
リュ−1408を介して搬送される。
【0172】以下、図14に示されている現像装置に適用
された条件と実質的に同一の条件の下で、テストデ−タ
をプリント出力させたところ、良好な印字サンプルが出
力されている。
【0173】図16には、図14に示されている現像装置の
第2の変形例が示されている。
【0174】以下、図14に示されている現像装置と実質
的に同一の部材には、同じ符号を付して詳細な説明を省
略する。
【0175】現像装置1600は、現像剤保持部材1402、こ
の現像剤保持部材1402に回転可能に収容された第二のス
クリュ−1410及び第二のファ−ブラシ1412、上記現像剤
保持部材1402に概ね平行に配置された第一のファ−ブラ
シ1406、このファ−ブラシ1406を介して掻落とされたト
ナ−Tを搬送する第一のスクリュ−1408、及び、上記保
持部材1402、ファ−ブラシ1406及びスクリュ−1408を一
体に保持するハウジング1404を含んでいる。
【0176】現像装置1600における現像剤保持部材1402
と感光体ドラム1450とが接触される位置には、弾性体芯
材を含み、例えば、ステンレスなどによって形成される
薄層円筒によって覆われている支持ロ−ラ1614が配置さ
れている。
【0177】この支持ロ−ラ1614は、詳細には、外径φ
16 [mm] 、厚さ100 [μm]のエンドレスステン
レス薄板によって形成され、芯材として、例えば、モル
トプレ−ンなどが利用されている。また、支持ロ−ラ16
14における薄層円筒部は、現像剤保持部材1402の外周面
が回転される速度と概ね等しい速度で、同一の方向に回
転される。尚、この支持ロ−ラ1614には、第二のファ−
ブラシ1412とは異なるバイアス電圧が印加される。以
下、図14に示されている現像装置1400と同様に、図示し
ないトナ−ホッパから供給されたトナ−Tは、第一のス
クリュ−1408を介して現像装置1600の前方へ搬送され
る。第一のスクリュ−1408を介して搬送されたトナ−T
は、第二のスクリュ−1410へ向かって放出され、第二の
スクリュ−1410を介して現像装置1600の後方へ搬送され
る。現像装置1600の後方へ搬送されたトナ−Tは、第二
のファ−ブラシ1412に向かって放出され、第二のファ−
ブラシ1412が回転されることで現像剤保持部材1402の内
壁に圧接される。
【0178】現像剤保持部材1402の内壁に導かれたトナ
−Tは、後続のトナ−Tによって押出されて現像剤保持
部材1402のメッシュを通過され、現像剤保持部材1402の
外壁に導かれる。この外壁に導かれたトナ−Tは、現像
剤保持部材1402の回転に伴って、感光体ドラム1450との
接触位置まで搬送され、支持ロ−ラ1614を介して感光体
ドラム1450に圧接される。
【0179】この支持ロ−ラ1614によれば、現像剤保持
部材1402のメッシュ部に存在するトナ−Tが押出される
ことから、現像ニップ領域において感光体ドラム1450に
供給されるトナ−Tが均一に供給され、現像濃度ムラが
改善される。
【0180】感光体ドラム1450に導かれたトナ−Tは、
感光体ドラム1450の静電潜像に選択的に付着され、静電
潜像を現像する。その一方で、現像に寄与されなかった
トナ−Tは、現像剤保持部材1402の回転とともに第一の
ファ−ブラシ1406に戻され、再び第一のスクリュ−1408
を介して搬送される。
【0181】以下、図14に示されている現像装置に適用
された条件と実質的に同一の条件の下で、テストデ−タ
をプリント出力させたところ、良好な印字サンプルが出
力されている。
【0182】尚、現像剤保持部材1402及び支持ロ−ラ16
14に印加されるバイアス電圧は、DCにAC成分が重畳
されたものでも良い。また、現像剤保持部材1402の表面
及び支持ロ−ラ1614表面に、5〜100 [μm] の厚さ
を有する抵抗性あるいは絶縁性の被覆を施すことによ
り、感光体ドラム1450との間に生じる虞れのある放電も
抑止できる。また、この被覆中にトナ−の帯電性を改良
する成分として、公知の帯電制御剤を配合することも現
像特性に効果的である。
【0183】図17には、図1に示されているプリンタ装
置に利用される現像装置の第七の実施例が示されてい
る。
【0184】現像装置1700は、内部に弾性体ロ−ラ1704
を含み、感光体ドラム1750に非磁性トナ−Tを供給する
現像スリ−ブ1702、この現像スリ−ブ1702の外周面を覆
うための第一及び第二のロ−ラガイド1706a及び1706
b、及び、感光体ドラム1750に形成された静電潜像を現
像するために消費されるトナ−Tを収容するトナ−ハウ
ジング1708などから構成されている。
【0185】現像スリ−ブ1702は、概ね30 [μm] の
厚さを有するステンレスチュ−ブであって、外表面に
は、トナ−Tを確実に搬送するために微小な凹凸が形成
されている。上記現像スリ−ブ1702は、外力が与えられ
ない状態で、概ね真円となる円筒状に形成され、トナ−
ハウジング1708に収容された状態で、第一及び第二のロ
−ラガイド1706a及び1706bに沿って、概ね楕円に変形
される。この現像スリ−ブ1702は、弾性体ロ−ラ1704が
少なくとも内表面の一部に接触するよう配置されること
で弾性体ロ−ラ1704の回転が伝達され、弾性体ロ−ラ17
04が回転されることで概ね一定の速度で回転される。
尚、この現像スリ−ブ1702には、バイアス電極1720を介
して所望のバイアス電圧が印加される。
【0186】第一及び第二のロ−ラガイド1706a及び17
06bは、現像スリ−ブ1702の外表面をスリ−ブ1702の回
転に伴って搬送されるトナ−Tに確実に帯電させるため
に、例えば、アルミニウムなどによって形成される。こ
の第一及び第二のガイド1706a及び1706bは、感光体ド
ラム1750と現像スリ−ブ1702とが接触される位置即ち現
像ニップを挟んで、現像スリ−ブ1702の回転方向上流及
び下流に配置される。尚、上記第一のガイド1706aの端
部であって、上記スリ−ブ1702の回転方向上流側の端部
には、現像スリ−ブ1702の外表面に付着されるトナ−T
の厚さ即ちトナ−層厚を規制するためのトナ−規制部材
1710が一体に形成されている。
【0187】トナ−ハウジング1708は、所望の方向に回
転可能に形成され、トナ−Tを撹拌するとともに、トナ
−Tを予備帯電するためのミキサ1712を有している。
【0188】次に、図1に示されているプリンタ装置2
に組込まれた状態での現像装置1700の動作を簡単に説明
する。
【0189】トナ−ハウジング1708に収容され、ミキサ
1712を介して予備帯電されたトナ−Tは、第一のガイド
1706aの端部に形成されているトナ−規制部材1710を介
してトナ−規制部材1710と現像スリ−ブ1702との間に規
定される隙間に対応する厚さに制限されて、現像スリ−
ブ1702に付着される。
【0190】現像スリ−ブ1702に付着されたトナ−T
は、スリ−ブ1702と第一のガイド1706aとの間を搬送さ
れ、スリ−ブ1702と第一のガイド1706aとの摩擦によっ
て、さらに、帯電される。
【0191】所望の大きさを有する電位が与えられ、現
像スリ−ブ1702の回転とともに、感光体ドラム1750との
接触位置まで搬送されたトナ−Tは、感光体ドラム1750
に形成されている静電潜像とバイアス電圧との差によっ
て選択的に静電潜像に付着され、感光体ドラム1750上の
静電潜像を現像する。
【0192】一方、現像に寄与されなかったトナ−T
は、現像スリ−ブ1702の回転とともにさらに搬送され、
第二のロ−ラガイド1706bを介してトナ−ハウジング17
08に戻される。
【0193】以下、図14に示されている現像装置に適用
された条件と実質的に同一の条件の下で、テストデ−タ
をプリント出力させたところ、良好な印字サンプルが出
力されている。
【0194】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の現像装
置によれば、非導電性トナ−は、キャリアが混合される
ことで確実に帯電される。このことから、現像ロ−ラに
圧接されるブレ−ドは、予め撹拌によって十分に帯電さ
れているトナ−を、現像ロ−ラの表面に均一に付着させ
るために利用される。また、撹拌に際して、利用された
キャリアは、磁気或いは電界によって、確実にトナ−と
分離される。
【0195】従って、ブレ−ド及び現像ロ−ラを介して
トナ−に与えられるストレス、例えば、トナ−の外被樹
脂を変形する虞れのある圧力を低減できる。このことか
ら、軟化点及びガラス転移点の低いトナ−が利用可能と
なる。このことは、例えば、カラ−複写機に利用される
場合には、中間色の確実な発色を可能とする。
【0196】一方、この発明の現像剤搬送装置によれ
ば、搬送ブラシを介して現像装置よりも低い位置にある
トナ−タンクから容易に現像装置に供給される。従っ
て、例えば、プリンタ装置における不所望な空スペ−ス
にトナ−タンクを配置できる。この場合、装置の大きさ
が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である現像装置が利用される
プリンタ装置の概略断面図。
【図2】この発明の現像装置とプリンタ装置との間に利
用されるトナ−搬送装置の実施例を示す概略断面図。
【図3】この発明の現像装置の第一の実施例を示す概略
断面図。
【図4】この発明の現像装置の第二の実施例を示す概略
断面図。
【図5】この発明の現像装置の第三の実施例を示す概略
断面図。
【図6】図5に示されている現像装置の第一の変形例を
示す概略断面図。
【図7】図5に示されている現像装置の第二の変形例を
示す概略断面図。
【図8】図5に示されている現像装置の第三の変形例を
示す概略断面図。
【図9】この発明の現像装置の第四の実施例を示す概略
断面図。
【図10】この発明の現像装置の第五の実施例を示す概
略断面図。
【図11】図10に示されている現像装置の第一の変形例
を示す概略断面図。
【図12】図10に示されている現像装置の第二の変形例
を示す概略断面図。
【図13】図10に示されている現像装置の第三の変形例
を示す概略断面図。
【図14】この発明の現像装置の第六の実施例を示す概
略断面図。
【図15】図14に示されている現像装置の第一の変形例
を示す概略断面図。
【図16】図14に示されている現像装置の第二の変形例
を示す概略断面図。
【図17】この発明の現像装置の第七の実施例を示す概
略断面図。
【符号の説明】
10…画像形成ユニット、12…感光体ドラム、14…帯電
器、16…現像装置、18…クリ−ニングユニット、20…転
写帯電器、22…トナ−リザ−バ、30…画像露光ユニッ
ト、32…ポリゴンミラ−、34…ポリゴンモ−タ、36…レ
ンズ、38…ミラ−、50…記録紙搬送部、52a,52b…用
紙カセット、54a,54b…給紙ロ−ラ、56…レジストロ
−ラ、58…定着装置、 100…プリンタ装置、 200…トナ
−補給機構、202…回転軸、 204…搬送ブラシ、 206…
コイルスプリング、 208…搬送チュ−ブ、 300…現像装
置、 302…現像ロ−ラ、 304…ハウジング、 306…トナ
−容器、 308…トナ−供給ロ−ラ、 310…現像剤撹拌
器、 312…現像剤供給用撹拌器、314…隔壁部材、 316
…帯電ブレ−ド、 318…リカバリ−ブレ−ド、 320…ト
ナ−供給部、 330…バイアス電源、 332…現像バイアス
電源、 334…保護抵抗、 350…感光体ドラム、 400…現
像装置、 402…現像ロ−ラ、 404…ハウジング、 406…
磁性ブレ−ド、 408…リカバリ−ブレ−ド、 410, 412
…固定マグネット、450…感光体ドラム、 500…現像装
置、 502…現像ロ−ラ、 504…ハウジング、506…供給
ロ−ラ、 508…リカバリ−ブレ−ド、 510…マグネッ
ト、 512…ブラシ材、 550…感光体ドラム、 900…現像
装置、 902…現像ロ−ラ、 904…ハウジング、 906…ミ
キサ、 908…中間ロ−ラ、 908a…固定マグネット、 9
08b…スリ−ブ、 910…現像剤規制部材、 912…分離装
置、 914…オ−ガ、 916…撹拌ロ−ラ、 918…剥離ロ−
ラ、 920…ブレ−ド、 950…感光体ドラム、1000…現像
装置、1002…現像ロ−ラ、1004…ハウジング、1006…中
間ロ−ラ、1006a…固定マグネット、1006b…スリ−
ブ、1008…剥離ロ−ラ、1010…ブレ−ド、1012…現像剤
規制部材、1020…トナ−ホッパ、1022…トナ−補給ロ−
ラ、1024…撹拌ロ−ラ、1050…感光体ドラム、1400…現
像装置、1402…現像剤保持部材、1404…ハウジング、14
06…第一のファ−ブラシ、1408…第一のスクリュ−、14
10…第二のスクリュ−、1412…第二のファ−ブラシ、14
50…感光体ドラム、1700…現像装置、1702…現像スリ−
ブ、1704…弾性体ロ−ラ、1706a,1706b…第一及び第
二のロ−ラガイド、1708…トナ−ハウジング、1710…ト
ナ−規制部材、1712…ミキサ、1750…感光体ドラム、C
…キャリア、D…現像剤、P…記録紙、T…トナ−。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 茂 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体に形成された静電潜像を現像する
    現像ロ−ラと、 キャリアとトナ−とを撹拌することでトナ−に対して所
    望の帯電量を提供し、上記現像ロ−ラに対して自由落下
    させることでトナ−のみを分離させ、上記現像ロ−ラ上
    にトナ−薄層を形成する手段とを具備する現像装置。
  2. 【請求項2】キャリアとトナ−とを撹拌することでトナ
    −に対して所望の帯電量を提供する帯電手段と、 所望の磁界を提供する磁性材と、この磁性材を覆うとと
    もに、磁性材とは独立に回転可能に形成された外周円筒
    とを含み、上記キャリアを上記磁性材からの磁力によっ
    て引止めることで、上記帯電手段を介して帯電されたト
    ナ−のみを薄層状に搬送し、像担持体に形成された静電
    潜像を現像する現像ロ−ラと具備する現像装置。
  3. 【請求項3】像担持体に形成された静電潜像を現像する
    現像ロ−ラと、 上記現像ロ−ラと前記像担持体とが対向される位置より
    も、現像ロ−ラの回転方向上流に配置され、現像ロ−ラ
    に向かって所望の磁界を提供する磁界発生手段と、 この磁界発生手段に磁気的に拘束され、前記現像ロ−ラ
    から前記像担持体に向かって延出され、前記静電潜像を
    現像するために利用されるトナ−に対して所望の帯電量
    を提供する帯電手段とを具備する現像装置。
  4. 【請求項4】キャリアとトナ−とを撹拌することでトナ
    −に対して所望の帯電量を提供する帯電手段と、 所望の磁界を提供する磁性材と、この磁性材を覆うとと
    もに、磁性材とは独立に回転可能に形成された外周円筒
    とを含み、上記キャリアを上記磁性材からの磁力によっ
    て引止めることで、上記帯電手段を介して帯電されたト
    ナ−のみを搬送する手段と、 この搬送手段に対して所望の間隔で対向され、搬送手段
    を介して搬送された上記トナ−を静電的に引寄せること
    で、自身の表面にトナ−層を形成し、像担持体に形成さ
    れた静電潜像を現像する現像ロ−ラとを具備する現像装
    置。
  5. 【請求項5】回転可能に形成され、自身が回転すること
    でトナ−に対して所望の大きさの電位を提供するファ−
    ブラシと、 複数の微細な開口を有し、上記ファ−ブラシの外周の一
    部と接触されつつ、ファ−ブラシを覆う円筒に形成さ
    れ、上記ファ−ブラシを介して帯電された前記トナ−を
    上記複数の開口から放出することで、像担持体に形成さ
    れた静電潜像を現像する現像ロ−ラとを具備する現像装
    置。
  6. 【請求項6】柔軟性と導電性を有する円筒状のトナ−担
    持体と、 このトナ−担持体の外周面の一部に接することで、上記
    トナ−担持体の形状を規制するガイド部材と、 上記トナ−担持体の内周長より短い周長を有し、上記ト
    ナ−担持体の内周面の一部に接して前記トナ−担持体を
    回転させる駆動手段とを具備する現像装置。
  7. 【請求項7】回転可能に形成された回転軸に所望の角度
    で配置された複数の繊維体を有する搬送ブラシと、 この搬送ブラシが回転された際に規定される上記繊維体
    の回転円に概ね等しく形成された内径を有する搬送パイ
    プとを具備する現像剤搬送装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006091457A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2016061822A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置及びそれを備えた画像形成装置

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