JPH06102293B2 - トランスファマシン - Google Patents

トランスファマシン

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JPH06102293B2
JPH06102293B2 JP32008290A JP32008290A JPH06102293B2 JP H06102293 B2 JPH06102293 B2 JP H06102293B2 JP 32008290 A JP32008290 A JP 32008290A JP 32008290 A JP32008290 A JP 32008290A JP H06102293 B2 JPH06102293 B2 JP H06102293B2
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pallet
unit
shuttle
guide rails
guide rail
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Inventor
昇 坂口
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旭洋工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、トランスファマシンに関するものである。
(従来の技術) 多数の加工ユニットを直線状に配置したトランスファマ
シンとして、工作物を一定のピッチで間欠的に送るため
の直線状の移送路の両側にそれぞれ加工ユニットを内向
きに取付けたものが知られている。
(発明が解決しようとする課題) 従来のトランスファマシンは、2列の加工ユニットが対
向状に配置され、その間を工作物が通るように形成され
ていたので、加工用刃物の交換が困難であり、その交換
を容易にしようとすると、余分の空間を設ける必要が生
じ、据え付け面積が大きくなるという問題があった。
この発明の出願人は、この問題を解決するため、1列の
コラムの表裏両面に加工ユニットを取付けてその周囲を
工作物が巡回するようにし、これにより加工用刃物の交
換が容易で、据え付け面積を狭くすることができるトラ
ンスファマシンを先に提案した(特願平1-313888号明細
書参照)。
しかしながら、上記の先願発明は、工作物を載せて移送
するためのパレットの表面が常に上を向いていたので、
工作物の表面を上から加工する表面加工は可能であって
も、工作物の裏面加工および立面(側面)加工をするた
めには、パレットから工作物を外し、工作物の向きを変
えて固定し直すという面倒な作業を必要とした。
この発明は、上記先願発明のように、1列のコラムの表
裏両面に加工ユニットを取付けてその周囲を工作物が巡
回するようにし、これにより加工用刃物の交換が容易
で、据え付け面積を狭くすると共に、上記先願発明では
不可能であった裏面加工および立面加工を表面加工に連
続して実施することが可能なトランスファマシンを提供
するものである。
(課題を解決するための手段) この発明のトランスファマシンは、横長のコラムの表裏
両面に多数の加工ユニットを配列し、かつ上記コラムの
表裏両側に工作物取付け用パレットを案内するためのパ
レット用案内レールを、また上記コラムの両端に上記パ
レットの搬送用シャットルを上記パレット用案内レール
と直角に移送するためのシャットル用案内レールをそれ
ぞれ設けて上記コラムの周囲に方形のパレット通路を形
成し、上記パレット用案内レールの上に配列した多数の
パレットを一定ピッチずつ送って上記コラムの表裏両面
の加工ユニットで所望の加工をするようにしたトランス
ファマシンにおいて、上記パレット用案内レールが上記
パレット両側面の溝に嵌合し、かつその送りピッチより
も短い2本を一組とする多数組の単位案内レールを上記
送りピッチと等しいピッチで配列して形成され、上記の
加工ユニットがパレット表面の工作物に対しパレット表
面を上に向けて加工するための表面加工ユニット、パレ
ット表面を下に向けて加工するための裏面加工ユニッ
ト、表面を横向きしたパレットを移送方向に対し直角の
水平方向軸の回りに任意角度回転して加工するための立
面加工ユニット、およびパレットを工作物と共に移送方
向軸の回りに90度の整数倍回転させるための反転ユニッ
トを含み、上記の表面加工ユニットおよび裏面加工ユニ
ットではそれぞれ1組の単位案内レールが水平に配置さ
れ、上記の立面加工ユニットでは上記水平方向軸の回り
に回転自在に設けられた割り出しテーブルの表面に1組
の単位案内レールが設けられ、上記の反転ユニットでは
上記移送方向軸の回りに90度の整数倍回転される中空ド
ラムが設けられ、この中空ドラム内に2組の単位案内レ
ールが90度の位相差で固定されていることを特徴とす
る。
(作用) 表裏両面のパレット用案内レールの各単位案内レールに
それぞれパレットを載せ、またコラムの両端のシャット
ル用案内レール上の各シャットルにそれぞれパレットを
1個ずつ配置し、全体として単位案内レールの個数より
も2個多い個数のパレットをコラムの周囲に配置する。
表裏両面の各単位案内レールのパレットに取付けられた
工作物をそれぞれ対応する加工ユニットによって加工
し、表列のパレットがコラムの一端側シャットル用案内
レール上のパレットと共に、また裏列のパレットが他端
側シャットル用案内レール上のパレットと共にそれぞれ
1ピッチずつ順送りされ、一端側シャットル用案内レー
ル上のパレットが表列のパレット用案内レールの一端に
移され、この表列のパレット用案内レールの他端のパレ
ットが他端側シャットル用案内レール上のシャットルに
移されると共に、他端側シャットル用案内レール上のパ
レットが裏列のパレット用案内レールの他端に移され、
この裏列のパレット用案内レールの一端のパレットが一
端側シャットル用案内レール上のシャットルに移され
る。次いで、一端側および他端側のシャットルがそれぞ
れ駆動され、一端側シャットルが裏列のパレット用案内
レール側から表列のパレット用案内レール側に、また他
端側シャットルが表列のパレット用案内レール側から裏
列のパレット用案内レール側にそれぞれパレットを搬送
し、しかるのち一端側シャットルがパレットを表列側
に、また他端側シャットルがパレットを裏列側にそれぞ
れ残してシャットルのみが元に戻される。以下これの繰
り返しにより、各パレット上の工作物に対して各加工ユ
ニットによる加工が順に行われる。
しかして、表面加工ユニットにおいては、パレットの上
に治具を介して固定されている工作物に対して上から表
面加工が施される。そして、表面加工ユニットの次に反
転ユニットおよび裏面加工ユニットを順に配置した場合
は、各パレットの順送りの際に表面加工ユニットのパレ
ットが反転ユニットの中空ドラム内で水平に並ぶ1組の
単位案内レールに移され、次いでこの中空ドラムを順方
向に180度回転させることにより、上記中空ドラム内の
パレットが裏返しにされ、この裏返しにされたパレット
が次のパレットの順送りの際に前方の裏面加工ユニット
に移され、同時に上記中空ドラムには後方の表面加工ユ
ニットからパレットが移される。そして、裏面加工ユニ
ットでは上記パレットの下側の工作物に対して上から裏
面加工が施され、反転ユニットでは中空ドラムが順方向
に180度回転してパレットが裏返される。
この裏面加工ユニットの次に反転ユニットおよび立面加
工ユニットを順に配置した場合は、パレットの順送りの
際、裏面加工ユニットの裏返しパレットが反転ユニット
に移され、次いでこの反転ユニットの中空ドラムを順方
向に90度回転させることにより、上記の裏返しパレット
が垂直に向きを変えて工作物がコラムの反対側正面を向
き、この垂直に立ったパレットが次のパレットの順送り
の際に立面加工ユニットの割り出しテーブル表面の単位
案内レールに移され、同時に後方の中空ドラム内の水平
方向の単位案内レールに上記裏面加工ユニットから裏返
しパレットが移される。そして、立面加工ユニットでは
その割り出しテーブルが所定角度回転して立面加工が施
され、所望の立面加工が済んだのちに最初の位相に戻さ
れ、かつ反転ユニットでは中空ドラムの90度回転が行わ
れる。
また、表面加工ユニットの前方に反転ユニットおよび立
面加工ユニットを順に配置した場合は、パレットの順送
りの際、表面加工ユニットのパレットが反転ユニットに
移され、この反転ユニットの中空ドラムを順方向または
逆方向に90度回転させることにより、上記の表向きパレ
ットが垂直に向きを変えて工作物がコラムの反対側正面
を向き、この垂直に立ったパレットが次のパレットの順
送りの際に立面加工ユニットの割り出しテーブル表面の
単位案内レールに移され、同時に後方の中空ドラム内の
水平位相の単位案内レールに上記表面加工ユニットから
パレットが移される。そして、立面加工ユニットではそ
の割り出しテーブルが所定角度回転して立面加工が施さ
れ、所望の立面加工が済んだのちに最初の位相に戻さ
れ、かつ反転ユニットでは中空ドラムの順方向または逆
方向の90度回転が行われ、しかるのち次のパレット送り
が開始される。
(実施例) 第1図において、コラム1は、紙面の上下方向に長く形
成され、その表側(図の左側)に表面加工ステーション
2A、反転ステーション2B、裏面加工ステーション2Cおよ
び立面加工ステーション2D等の多数の加工ステーション
が、また裏側には多数の表面加工ステーション2Aがそれ
ぞれ等ピッチで形成され、反転ステーション2B以外の表
面加工ステーション2A、裏面加工ステーション2Cおよび
立面加工ステーション2Dにはそれぞれ所定の切削工具を
含む加工ユニット(図示されていない)が設けられてい
る。上記コラム1の表側には表面加工ステーション2A、
反転ステーション2B、裏面加工ステーション2Cおよび立
面加工ステーション2Dにそれぞれ対応して短い一対の単
位案内レール3A、3B、3Cおよび3Dが共通の中心線に沿っ
て、かつ上記加工ステーションと等しいピッチで配設さ
れて表列パレット用案内レール3を形成し、コラム1の
裏側にはその表面加工ステーション2Aに対応して多数組
の単位案内レール4Aが同様に配設されて裏列パレット用
案内レール4を形成し、上記の各単位案内レール3A、3
B、3C、3Dおよび4Aにそれぞれパレット5が配置され
る。また、上記コラム1の一端側(図の上側)および他
端側にそれぞれ上記パレット5の搬送用シャットル6の
ための一対のシャットル用案内レール7、8が上記表裏
のパレット用案内レール3、4の端部間にまたがって直
角に設けられ、上記の案内レール3、4、7、8がコラ
ム1の周囲にパレット5のための長方形の搬送路を形成
している。
上記のパレット5は、第2図および第3図に示すように
方形の板状のものであり、その左右両側縁部にパレット
用の単位案内レール3A〜3D、4Aが摺動自在に嵌合する案
内溝5aを有し、前後両端の中央にそれぞれ押し棒11が突
設され、前後の押し棒11、11の先端間距離が前記加工ス
テーション2A〜2Dの配列ピッチと等しくなっている。そ
して、このパレット5の中央に切削用工具の挿通可能な
加工用中心孔5bが開けられ、この中心孔5bを囲む表面に
工作物Wを取付けるための4個の治具12が固定され、さ
らに四隅にパレット5の位置決め用ピン孔5cが穿孔され
ている。一方、裏面には前後の押し棒11、11を結ぶ中心
線をはさんで合計8個の円形突起13が2列に、かつ下向
きに突設されている。
上記の第2図および第3図は、表面加工ステーション2A
におけるパレット5を示しているが、この表面加工ステ
ーション2Aでは、左右の単位案内レール3A、3A(または
4A、4A)の各前後両端に下方のベース9(第3図参照)
から突出する合計4本の昇降ロッド14の上端が接続さ
れ、この昇降ロッド14にベース9下方の流体シリンダに
より駆動されて昇降するピストンロッドが連結される。
また、上記昇降ロッド14の内側にパレット5の上記ピン
孔5cに対応する位置決めピン9mが突設され、パレット5
が図示の搬送位置から下の加工位置まで所定高さを下降
したとき、パレット5のピン孔5cにベース9上の位置決
めピン9mが嵌合してパレット5の位置が固定され、この
状態で表面加工が行われる。なお、パレット5は、図示
の搬送位置における押し棒11の中心線すなわち移送方向
中心線Nに沿って移送される。
第1図左下のシャットル6およびそのシャットル用案内
レール8が第4図および第5図に示される。シャットル
6は、第4図に示すように、前記パレット5の下面中央
の4個の円形突起13を乗せることができる大きさの方形
の板状に形成されたものであり、その上面に上記の円形
突起13を縦方向および横方向に案内するための案内溝6
a、6bをそれぞれ2本ずつ有し、縦方向の案内溝6aの両
端が開口して円形突起13の通過を可能にする一方、横方
向の案内溝6bの左端が閉じられ右端が開口して円形突起
13の右方通過のみを可能にしている。他方、シャットル
6の下面には、第5図に示すように、シャットル用案内
レール8に対応して一対の脚6c、6cが突設され、この脚
6cに穿孔された孔にシャットル用案内レール8が摺動自
在に挿通されている。そして、脚6c、6cの中間部がシャ
ットル用案内レール8、8間に平行に張られた伝動用チ
ェーン8aに連結され、この伝動用チェーン8aを駆動する
ことにより、シャットル6がシャットル用案内レール8
に沿って前記コラム1の一端側で表裏のパレット用案内
レール3、4の端部間を往復するようになっている。
上記表列のパレット用案内レール3の他端と他端側シャ
ットル用案内レール8との間に中間案内板15が設置され
る。この中間案内板15は、その上面にパレット5の下面
の円形突起13を縦方向に案内するための2本の案内溝15
aおよび横方向に案内するための1本の案内溝15bを備え
ており、縦方向の案内溝15aはその両端が開口して円形
突起13の通過を可能にし、横方向の案内溝15bはその右
端のみが開口して円形突起13の右方通過のみを可能にし
ている。
上記の他端側シャットル用案内レール8を挟んで中間案
内板15の反対側に端部案内板16が設置される。この端部
案内板16は、上記円形突起13を縦方向に案内するための
2本の縦方向案内溝16aおよび横方向に案内するための
1本の案内溝16bを有しており、縦方向案内溝16aはシャ
ットル6側のみが開口して左右2個の円形突起13がシャ
ットル6との間で往来するのを可能にし、横方向の案内
溝16bは右端で開口し、上記円形突起13の右方通過を可
能にしている。すなわち、1台のパレット5の下面の8
個の円形突起13中の中央部4個の円形突起13がシャット
ル6の縦方向案内溝6a、6aおよび横方向案内溝6b、6bの
交差部に位置し、片側2個の円形突起13が中間案内板15
の横方向案内溝15bに位置し、反対側2個の円形突起13
が端部案内板16の横方向案内溝16bに位置するようにな
っている。
上記の中間案内板15および端部案内板16の右方にそれぞ
れ上記横方向の案内溝15bおよび16bを延長するように溝
付きレール17、17が敷設され、この溝付きレール17、17
および上記のシャットル用案内レール8によってシャッ
トル6の往復のためのシャットル通路が構成される。こ
の溝付レール17、17 の反対側端部すなわち裏列側端部に上記同様の中間案内
板15および端部案内板16が設置されると共に(第1図参
照)、コラム1を挟んで対向する一端側シャットル用案
内レール7、7の側にも同様のシャットル6、シャット
ル駆動用の伝動チェーン8a、中間案内板15、端部案内板
16および溝付きレール17が設けられ、同様にシャットル
通路が形成される。そして、第1図左上に示すように、
一端側のシャットル用案内レール7、7の端部にパレッ
ト送り手段として表列用のパレット送り流体シリンダ18
が前記移送方向中心線Nに沿って設けられ、そのピスト
ンロッドの先端にチャック19が固定され、このチャック
19の端面孔が前記パレット治具5の押し棒11の先端と嵌
合するようになっている。同様に第1図右下の他端側シ
ャットル用案内レール8、8の端部に裏列用のパレット
送り流体シリンダ18が移送方向中心線Nに沿って設けら
れる。なお、上記のパレット送り流体シリンダ18に対向
して反対側の端部案内板16の側方に上記のチャック19と
同様のストッパ20(第4図および第5図参照)が設けら
れる。
第6図および第7図は、第1図の反転ステーション2Bに
設けられる反転装置21の例を示す。前記の移送方向中心
線N上に中空ドラム22が設けられ、この中空ドラム22
は、その周囲を囲む3本の軸23の各前後に設けた合計6
個の案内ローラ24によって回転自在に支持される。そし
て、中空ドラム22の外面に固定したリング状歯車25に外
側の小歯車26が噛み合い、この小歯車26の駆動により、
中空ドラム22が設定により90度の整数倍だけ回転する。
しかして、上記中空ドラム22の内面には、90度間隔で2
組4本の単位案内レール3Bが支持金具27を介して固定さ
れ、パレット5を第7図の実線位置および鎖線位置の双
方で支持できるようになっている。なお、この反転装置
21が表面加工ステーション2Aと裏面加工ステーション2C
との間に設けられるときは、設定により180度回転し、
また表面加工ステーション2Aと立面加工ステーション2D
との間、および裏面加工ステーション2Cと立面加工ステ
ーション2Dとの間に設けられるときは、設定により90度
回転する。
第8図および第9図は、第1図の裏面加工ステーション
2Cに設けた裏面加工用の単位案内レール3Cを示す。表面
加工ステーション2Aにおけると同様に、移送方向中心線
Nの左右の単位案内レール3C、3Cの各前後両端に下方の
ベース9(第9図参照)から突出する合計4本の昇降ロ
ッド31の上端が接続され、この昇降ロッド31にベース9
下方の液体シリンダ(図示されていない)のピストンが
連結される。しかして、この裏面加工ステーション2Cの
ベース9には、裏返されたパレット5の下面の治具12お
よび工作物Wの収容を可能にする大きい窪み9aが形成さ
れている。また、ベース9の左右両側に凸部9bが形成さ
れ、この左右の凸部9b、9b上にパレット5を覆う基準板
32が固定され、この基準板32の下面にパレット5の四隅
のピン孔5cに対応する位置決めピン33が突設され、かつ
上記パレット5の上面の8個の円形突起13に対応する逃
げ穴34が形成され、さらに基準板32の中央にパレット5
の中心孔5bに対応する中心孔35が開けられる。そして、
パレット5が図示の搬送位置から上の加工位置まで上昇
したとき、パレット5のピン孔5cに基準板32の位置決め
ピン33が嵌合し、かつ基準板32の逃げ穴34にパレット5
の円形突起13が進入してパレット5の位置が固定され、
この状態で上方から下降する工具が基準板32の中心孔35
およびパレット5の中心孔5bに進入し、工作物Wの裏面
に対する加工が行われる。
第10図および第11図は、第1図の立面加工ステーション
2Dに設けられた割り出しテーブル47を示す。第10図にお
いて、40は前記コラム1の下部に水平に突設されたブラ
ケットであり、このブラケット40に前記移送方向中心線
Nと直角に交差する水平方向のテーブル軸41が軸受け4
2、43を介して回転自在に取付けられ、このテーブル軸4
1のコラム1側端部にウォームギヤ44が固定され、この
ウォームギヤ44にウォーム45が噛み合わされ、このウォ
ーム45が上方のNCサーボモータ(図示されていない)で
駆動軸46(第11図参照)を介して駆動され、所定角度を
回転する。
一方、上記テーブル軸41の反対側端部に円板形の割出し
テーブル47が固定される。この割出しテーブル47は、そ
の表面に小判形(第11図参照)の台部48を一体に有し、
この台部48の両端に流体シリンダ49が設けられ、この流
体シリンダ49のピストンロッド50が台部48の表面に突出
し、その突出端に単位案内レール3Dの中央が接続され、
上記ピストンロッド50の両側でピストンロッド50と共に
摺動するガイドロッド51、51の先端が上記単位案内レー
ル3Dの両端に接続され、この一対の単位案内レール3D、
3D間にパレット5が支持される。また、上記台部48の表
面には、パレット5の四隅のピン孔5cに対応する4個の
位置決めピン52、およびパレット5の裏面の2列の円形
突起13に対応する2列の案内溝53がそれぞれ設けられ、
パレット5が図示の搬送位置から流体シリンダ49の作動
によりコラム1側の加工位置にに変位したとき、割出し
テーブル47の位置決めピン52がパレット5のピン孔5cに
嵌合し、かつ割出しテーブル47の案内溝53にパレット5
の円形突起13が入るようになっている。そして、パレッ
ト5が加工位置に固定されたのち、上記の割出しテーブ
ル47が所定角度回転し、パレット5の工作物Wに対して
上方の工具による立面加工が行われ、しかるのち割出し
テーブル47が再び回転して元の位相に戻される。
上記の構造において、表裏のパレット用案内レール3、
4の各単位案内レール3A、3B、3C、3Dおよび4Aにそれぞ
れパレット5が配置され、更にコラム1の一端側に位置
するシャットル用案内レール7の表列側(第1図の左
側)端部に位置する中間案内板15、端部案内板16の上お
よび他端側に位置するシャットル用案内レール8の裏列
側(図の右側)端部に位置する中間案内板15、端部案内
板16の上にそれぞれパレット5が1個ずつ配置され、か
つ一端側のシャットル用案内レール7の裏列側端部、お
よび他端側のシャットル用案内レール8の表列側端部に
それぞれシャットル6が置かれる。この状態で表列用お
よび裏列用の各流体シリンダ18のピストンロッドが突出
すると、図の左上に位置する表列用パレット送り流体シ
リンダ18のチャック19の端面孔が一端側のシャットル用
案内レール7上のパレット5の押し棒11に嵌合してこの
パレット5を中間案内板15および端部案内板16の各上面
に沿って表列のパレット用案内レール3の一端の単位案
内レール3A上に押し出し、以下表列のパレット用案内レ
ール3上のパレット5を順送りして表列のパレット用案
内レール3の他端側パレット5を他端側シャットル用案
内レール8上のシャットル6の上に押し出す。一方、図
の右下に位置する裏列用パレット送り流体シリンダ18の
チャック19の端面孔が他端側シャットル用案内レール8
上のパレット5の押し棒11に嵌合してこのパレット5を
裏列パレット用案内レール4の他端の単位案内レール4A
上に押し出し、以下裏列パレット用案内レール4上のパ
レット5を順送りして裏列パレット用案内レール4の一
端側パレット5を一端側シャットル用案内レール8上の
シャットル6の上に押し出す。次いで、上記の一端側シ
ャットル用案内レール7および他端側シャットル用案内
レール8の伝動チェーン8aを介して一端側および他端側
のシャットル6がそれぞれ駆動され、一端側シャットル
6が裏列のパレット用案内レール4から押し出されたパ
レット5を表列側へ、また他端側シャットル6が表列パ
レット用案内レール3から押し出されたパレット5を裏
列側へそれぞれ搬送し、上記のシャットル6は、パレッ
ト5を中間案内板15および端部案内板16に引き渡したの
ち、もとに戻される。なお、上記パレット5の搬送時、
パレット5は、下面中央の2個の円形突起13がシャット
ル5に押され、両端の円形突起13が溝付きレール16上を
摺動する。
しかして、この実施例では、コラム1の表側に表面加工
ステーション2Aに続いて反転ステーション2B、裏面加工
ステーション2C、反転加工ステーション2A、立面加工ス
テーション2D、反転加工ステーション2Bおよび表面加工
ステーション2Aが順に配置されているので、表面加工ス
テーション2Aからパレット5が最初の反転ステーション
2Bに送られると、この反転ステーション2Bの中空ドラム
22が180度回転してパレット5を裏返し、この裏返され
たパレット5が裏面加工ステーション2Cの単位案内レー
ル3Cに送られ、ここで単位案内レール3Cが加工位置に移
されて裏面加工が施される。この裏面加工が終わると、
搬送位置にもどされ、次のパレット5の順送りにより、
上記の裏返されたパレット5が裏面加工ステーション2C
から次の反転ステーション2Bの中空ドラム22に送られ、
この中空ドラム22が90度回転することにより、中空ドラ
ム22内のパレット5が垂直に立てられ、このパレット5
の工作物Wが正面に向けられる。そして、次のパレット
5の順送りに伴い、上記の垂直に立てられたパレット5
が立面加工ステーション2Dの割出しテーブル47上の単位
案内レール3Dに移され、次いで単位案内レール3Dが加工
位置に移されたのち、割出しテーブル47が設定角度だけ
回転して所定の立面加工が施され、しかるのち割出しテ
ーブル47が元の位相に戻され、すなわち単位案内レール
3Dが水平方向に向けられ、この単位案内レール3Dが更に
搬送位置に戻される。続いて、パレット5が順送りさ
れ、上記割り出しテーブル47上のパレット5が次の反転
ステーション2Bの中空ドラム22に送られ、この中空ドラ
ム22の90度回転により、パレット5が工作物Wを上に向
けた通常位置に戻され、しかるのちパレット5の順送り
に伴って次の表面加工ステーション2Aの単位案内レール
3Aに送られる。
(発明の効果) この発明は、横長に形成されたコラムの表裏両側にそれ
ぞれ多数の加工ユニットを配列し、上記コラムに沿った
表裏のパレット用案内レールおよびその両端部を直角に
結ぶシャットル用案内レールとからなる上記コラムを囲
む長方形の案内レールに沿って多数のパレットを一方向
に巡回させながらパレット上の工作物を上記の加工ユニ
ットで順に加工するようにしたものであるから、刃物の
交換が容易であり、かつ刃物交換等のために操作員用の
余分のスペースを設ける必要がなく、据付け面積を狭く
することができる。そして、コラムの表裏のパレット用
案内レールでパレットを送るときは、多数のパレットを
突き合い状に配列し、一端のパレットを所定ピッチだけ
押すことにより、これに続く多数のパレットを順送りに
押して他端のパレットをシャットル用案内レールに押し
出し、この押し出されたパレットをシャットルで反対側
のパレット用案内レールの端部に搬送するものであるか
ら、パレットの送り機構が簡単になり、かつパレットが
シャットル用案内レール上に位置するときパレットはシ
ャットルに乗っているだけであるから、パレットの着脱
が容易であり、ロット変更に際してパレットを迅速に交
換することができる。そして、この発明では、パレット
用案内レールを加工ステーションの配列ピッチと等しい
ピッチの多数の単位案内レールの配列により形成し、加
工ステーションとして通常の表面加工ステーション以外
に反転ステーション、裏面加工ステーションおよび立面
加工ステーションを配置し、反転ステーションでは単位
案内レールを移送方向中心線の回りに90度の整数倍だけ
回転可能に形成し、立面加工ステーションでは移送方向
に対して直角の水平軸回りに回転自在の割出しテーブル
を設け、この割出しテーブルに単位案内レールを設けた
ので、上記の表面加工ステーション、反転ステーショ
ン、裏面加工ステーションおよび立面加工ステーション
を適当に配置することにより、表面加工だけでなく、裏
面加工および立面加工を連続して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の平面図、第2図は表面加工
ステーションのパレットの平面図、第3図は第2図のII
I−III線断面図、第4図は第1図左下部分の拡大平面
図、第5図は第4図のV−V線断面図、第6図は反転ス
テーションの反転装置の平面図、第7図は第6図の前面
図、第8図は裏面加工ステーションのパレットの平面
図、第9図は第8図のIX−IX線断面図、第10図は立面加
工ステーションにおける割出しテーブルの一部破断平面
図、第11図は第10図の正面図である。 1:コラム、2A:表面加工ステーション、2B:反転ステーシ
ョン、2C:裏面加工ステーション、2D:立面加工ステーシ
ョン、3、4:パレット用案内レール、3A、3B、3C、3D、
4A:単位案内レール、5:パレット、6:シャットル、7、
8:シャットル用案内レール、22:中空ドラム、47:割出し
テーブル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横長のコラムの表裏両面に多数の加工ユニ
    ットを配列し、かつ上記コラムの表裏両側に工作物取付
    け用パレットを案内するためのパレット用案内レール
    を、また上記コラムの両端に上記パレットの搬送用シャ
    ットルを上記パレット用案内レールと直角に移送するた
    めのシャットル用案内レールをそれぞれ設けて上記コラ
    ムの周囲に方形のパレット通路を形成し、上記パレット
    用案内レールの上に配列した多数のパレットを一定ピッ
    チずつ送って上記コラムの表裏両面の加工ユニットで所
    望の加工をするようにしたトランスファマシンにおい
    て、上記パレット用案内レールが上記パレット両側面の
    溝に嵌合し、かつその送りピッチよりも短い2本を一組
    とする多数組の単位案内レールを上記送りピッチと等し
    いピッチで配列して形成され、上記の加工ユニットがパ
    レット表面の工作物に対しパレット表面を上に向けて加
    工するための表面加工ユニット、パレット表面を下に向
    けて加工するための裏面加工ユニット、表面を横向きし
    たパレットを移送方向に対し直角の水平方向軸の回りに
    任意角度回転して加工するための立面加工ユニット、お
    よびパレットを工作物と共に移送方向軸の回りに90度の
    整数倍回転させるための反転ユニットを含み、上記の表
    面加工ユニットおよび裏面加工ユニットではそれぞれ1
    組の単位案内レールが水平に配置され、上記の立面加工
    ユニットでは上記水平方向軸の回りに回転自在に設けら
    れた割り出しテーブルの表面に1組の単位案内レールが
    設けられ、上記の反転ユニットでは上記移送方向軸の回
    りに90度の整数倍回転される中空ドラムが設けられ、こ
    の中空ドラム内に2組の単位案内レールが90度の位相差
    で固定されていることを特徴とするトランスファマシ
    ン。
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