JPH06101142B2 - 光学メモリ媒体の製造方法 - Google Patents

光学メモリ媒体の製造方法

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JPH06101142B2
JPH06101142B2 JP2890586A JP2890586A JPH06101142B2 JP H06101142 B2 JPH06101142 B2 JP H06101142B2 JP 2890586 A JP2890586 A JP 2890586A JP 2890586 A JP2890586 A JP 2890586A JP H06101142 B2 JPH06101142 B2 JP H06101142B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光学的メモリー媒体の製造方法、特にフレキシ
ブル光ディスク等の、溝付きの光学的メモリー媒体の製
造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来の薄型光学メモリー媒体の製造は、まず基板とし
て、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート等の
熱可塑性樹脂を、射出成形、圧縮成形により表面に凹凸
状の案内溝が設けられた状態に成形し、次いでこの基板
上に光記録層を積層することにより行なわれていた。
このような方法では、薄型化が難しく、厚さ1.0mm以下
の光学メモリー媒体を製造することは困難であった。こ
れは、基板が第4図に示すように、凹凸状の案内溝部分
41に対して、その下の基底部42の厚みをかなり大きくし
ないと、強度上等の問題から成形が困難であることを主
因としていた。
〔発明の目的〕
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものでありその目
的は、1.0mm以下の厚さのフレキシブル光ディスク等を
従来より容易に製造することのできる方法を提供するこ
とにある。
(問題を解決するための手段〕 上記目的達成可能な本発明は、耐熱性シート片面に、直
接または他の層を介して可塑状態の樹脂を、展延させ、
該樹脂に信号用の凹凸を転写形成しつつ耐熱性シートに
接着固化することにより作製した案内溝付きの基板の2
枚を、該耐熱シート面同士が接触するように重ね合わ
せ、案内溝を有するその両外表面上に光エネルギーで記
録可能な光記録層を積層する工程を有することを特徴と
する。
以下、本発明を更に詳細に説明する。本発明の一実施態
様においては、まず、原盤に電鋳加工を施して製造し
た、凹凸上の表面を有するスタンパーを対をなす金型の
一方の内面に設置する。さらに、他方の金型内面に又は
対の金型同士が向かい合う空間内に、耐熱性シートを、
スタンパーと間隔をおき且つ対面するように設置する
(第1工程)。次いで、金型を型締めしつつ、あるいは
型締め後、該金型内のスタンパーと耐熱性シート面とが
構成する空間部分に、可塑状態の樹脂を展延しあまねく
ゆきわたらせる(第2工程)。該樹脂は前記スタンパー
によりその表面に凹凸上の案内溝が転写されると共に耐
熱性シートに接着する。こうして1枚の基板ができ上が
る。このような方法を再度実施して、2枚の基板を作製
する(第2′工程)。また、次のような方法により2枚
の基板を同時に形成してもよい、即ち、対をなす金型の
両内面にスタンパーを設置し、その金型同士が向かい合
う空間内に、2枚重ね合わせた耐熱シートを配置した
後、第2工程と同様な工程を実施して2枚同時に基板を
作製する方法である。
本発明において可塑状態の樹脂を展延させる方法として
は、軟化した樹脂を型締めされつつある金型で圧縮する
圧縮成形法、液状樹脂を型締めされた金型内に注入する
注型成形法、加熱した熱可塑性樹脂を金型内に射出する
射出成形法のいずれを使ってもよい。
また、本発明において可塑状態の樹脂を展延させ耐熱性
シートに接着させる工程の前に、さらにそれらの接着力
を向上させるために、予め耐熱性シートに接着性の強い
層(接着層)を設けてもよい。この接着層は接着力を向
上させるだけでなく耐熱シートの保護にも役立つ。
次に、上記工程で得られた基板2枚を、耐熱シート同士
が接触するように重ね合わせる(第3工程)。両基板は
接着はしないでおく。しかる後、重なり合った基板の両
表面、即ち案内溝が形成された表面に、光エネルギーで
記録可能な光記録層を積層する(第4工程)。こうして
2枚の光学メモリ媒体が同時に製造される。光記録層
は、後述する材料や蒸着法や、ディップコート法、ロー
ルコート法等の各種塗布法により積層する。
本発明に用いる耐熱性シートつまりベースとなるフィル
ムは、凹凸パターン形成時の可塑状態の樹脂の温度に絶
えるものであり、熱硬化性の耐熱フィルムが好ましい。
この熱硬化性の耐熱フィルムの代表的例としては、ポリ
イミドフィルム、ポリアミドイミドフィルム、エポキシ
樹脂フィルム、シリコーン樹脂フィルム、ポリエステル
イミドフィルム、ポリエステルフィルム、及びテトラフ
ルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体フ
ィルム、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキ
ルビニルエーテル共重合体フィルムなどのフッ素樹脂フ
ィルムでなどがある。
本発明に用いる、表面に案内溝が形成される樹脂として
は熱可塑性樹脂が好ましい。この熱可塑性樹脂の代表的
なものには、ポリサルホン、ポリオレフィン、エチレン
−酢酸ビニル共重合体やエチレン−アクリレート共重合
体やエチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン
共重合体、ポリオレフィンハロゲン化物、酢酸ビニル−
塩化ビニル共重合体や塩化ビニル−アクリルニトリル共
重合体等の塩化ビニル共重合体、塩化ビニリデン−塩化
ビニル共重合体や塩化ビニリデン−塩化ビニル−アクリ
ルニトリル共重合体等の塩化ビニリデン共重合体、ポリ
スチレン、スチレン−アクリルニトリル共重合体(AS樹
脂)やスチレン−アクリルニトリル−ブタジエン共重合
体(ABS樹脂)等のスチレン共重合体、p−メチルスチ
ロールや2,5−ジクロルスチロールやビニルアントラセ
ンなど、あるいはそれらの共重合体(スチロール共重合
体)、クマロンおよびインデンあるいはこれらとスチレ
ンとの共重合体、テルペン樹脂ないしピコライト、アク
リル樹脂、ポリアクリルニトリル、アクリルニトリル−
酢酸ビニル共重合体やアクリルニトリル−ビニルピリジ
ン共重合体やアクリルニトリル−メタクリル酸メチル共
重合体等のアクリルニトリル共重合体、ポリアクリルア
ミドないし、アクリルニトリルにアセトンを作用させた
ダイアセトンアクリルアミドポリマー、ポリ酢酸ビニ
ル、アクリル酸エステルやビニルエステルやビニルエー
テルやエチレン等と酢酸ビニルとの共重合体、ポリビニ
ルエーテル、ポリアミド、熱可塑性ポリエステル、ポリ
ビニルアルコールまたはポリビニルアセタール系樹脂、
ポリウレタン、数平均分子量6,000以下のポリビニルカ
ルバゾールまたはビニルカルバゾールとエチレンもしく
はスチレン等とのポリビニルカルバゾール共重合体等の
含窒素ビニル重合体、ポリブタジエンまたはブタジエン
−スチレン共重合体やイソプレン−イソブチレン共重合
体等のジエン系重合体、ポリエーテル、ポリカーボネー
ト、ポリエチレンイミン類、セルロース系樹脂あるいは
上記樹脂の2種類以上のブレンド体、またはその他の熱
可塑性樹脂とのブレンド体などがある。
本発明において用いる光記録層の材料としては、光によ
って記録がなされる薄膜を形成可能なものならばその種
類は問わないが、例えばアルミニウムなどの金属、ビス
マス、酸化テルルやカルコゲナイド系化合物などの無機
化合物が挙げられる。これらの材料は、一般にスパッタ
リングや真空蒸着により光記録層とする。また、他の光
記録層材料として光吸収色素を主体とするものが挙げら
れる。光吸収色素としては、シアニン、メロシアニン、
トリフェニルメタン、ナフトキノン、キサンテン、スク
アリウムおよびアズレンなどを含めて、アゾ、スチルベ
ン、フタロシアニン系の直接染料、アゾ、アントラキノ
ン、トリフェニルメタン、キサンテン、アジン系の酸性
染料、シアニン、アゾ、アジン、トリフェニルメタン系
の塩基性染料、アゾ、アントラキノン、キサンテン、ト
リフェニルメタン系の媒染・酸性媒染染料、アントラキ
ノン、インジゴイド系の建染染料、アゾ、アントラキノ
ン、フタロシアニン、トリフェニルメタン系の油溶染料
などを使用することができる。これらは、主に前記した
各種塗布法により光記録層とする。
〔作用〕
本発明の方法では、案内溝部分とその下の基底部とを別
種の材質として基板を成形し、しかも、その基底部に予
め成形されている強度の高い耐熱性シートを使用するの
で、基底部を案内溝部分よりも相対的に厚くしなくても
基板成形は容易にできる。従って、本法によれば、光学
メモリー媒体全体としても薄型化が図れる。
また、2枚同時に光記録層が形成されるので生産性が向
上する。
更に、本法では、光記録層の積層の際、2枚の基板のそ
れぞれの裏面は露出していないので、その積層法にディ
ッピング塗布を利用する場合も、基板の裏面をカバー等
で覆う必要が全くなく、ディッピング塗布の実施が極め
て容易となる。
〔実施例〕
以下本発明の具体的実施例を第1、2、3図に基づいて
示し、本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1 第1図において、原盤に電鋳加工を施して製造した、表
面に凹凸を有するスタンパー2を一方の金型3に設置
し、熱軟化温度が300℃以上で厚さ50μmのポリイミド
テープを耐熱シート1としてもう一方の金型4に設置し
た。スタンパー2の中央に軟化した数平均分子量8万の
ポリメチルメタクリレート樹脂5を供給し、該樹脂5を
金型3と4で圧縮した。該樹脂5は金型中央から周囲方
向へ流動してゆき第2図のように金型内全体に広がり、
耐熱シート1に接着すると共に、スタンパー2によりそ
の表面に凹凸の案内溝が形成された。上記工程により作
成したシート状基板2枚を第3図のように耐熱シート1
面が接触するように重ね合わせ、これを、下記構造式の
光吸収染料 の1%溶液6(溶媒…ジアセトンアルコール:イソプロ
ピルアルコール=2:1重量部)中をロール7により通す
ことにより、光記録層を案内溝上にディップコートし、
その後、2枚のシートを分離ロール8で分離して2枚の
薄型光ディスクを同時に得た。各薄型光ディスクの厚さ
は90μmであった。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、耐熱シートの片面に、直接
または他の層を介して可塑状態の樹脂を、展延させ、該
樹脂に信号用の凹凸を転写形成しつつ耐熱性シートに接
着固化することにより作製した案内溝付きの基板の2枚
を、該耐熱シート面同士が接触するように重ね合わせ、
案内溝を有するその両外表面上に光エネルギーで記録可
能な光記録層を積層することにより、1.0mm以下の厚さ
のフレキシブル光ディスク等を従来より容易に且つ生産
性高く製造することのできるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は耐熱シートの片面側に可塑状態の樹脂を供給し
た状態を示す断面図で、第2図は該樹脂が金型内に展延
された状態を示す断面図である。第3図は光記録層の塗
布工程図である。第4図は、射出成形方法により成形さ
れた基板の断面図である。 1:耐熱シート、2:スタンパー 3,4:金型、5:樹脂 6:光吸収性色素溶液、7:ロール 8:分離ロール

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】耐熱性シートの片面に、直接または他の層
    を介して可塑状態の樹脂を展延させ、該樹脂に信号用の
    凹凸を転写形成しつつ耐熱性シートに接着固化すること
    により、作製した案内溝付きの基板の2枚を、該耐熱シ
    ート面同士が接触するように重ね合わせ、案内溝を有す
    るその両外表面上に光エネルギーで記録可能な光記録層
    を積層する工程を有することを特徴とする光学メモリ媒
    体の製造方法。
  2. 【請求項2】光エネルギーで記録可能な記録層をディッ
    ピング塗布により積層することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の光学メモリ媒体の製造方法。
  3. 【請求項3】重ね合わせた2枚の耐熱性シートの両外表
    面上へ可塑状態の樹脂を展延させ、該樹脂に信号用の凹
    凸を転写形成しつつ耐熱性シートに接着固化することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載の光学
    メモリ媒体の製造方法。
  4. 【請求項4】可塑状態の樹脂の展延を圧縮成形法で行う
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1〜3項の何れか一
    項記載の光学メモリ媒体の製造方法。
  5. 【請求項5】可塑状態の樹脂の展延を注型成形法で行う
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1〜3項の何れか一
    項記載の光学メモリ媒体の製造方法。
  6. 【請求項6】可塑状態の樹脂の展延を射出成形法で行う
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1〜3項の何れか一
    項記載の光学メモリ媒体の製造方法。
  7. 【請求項7】耐熱性シートが熱硬化性樹脂よりなること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項〜第6項の何れか一
    項記載の光学メモリ媒体の製造方法。
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JPS5942444Y2 (ja) * 1980-10-23 1984-12-11 義之 山田 コンクリ−ト壁構築用型枠板の仮り固定装置
JPS6033964A (ja) * 1983-08-03 1985-02-21 株式会社栗本鉄工所 断熱壁の構築方法

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