JPH06100630A - トリアルケニルエーテル及び熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents

トリアルケニルエーテル及び熱硬化性樹脂組成物

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JPH06100630A
JPH06100630A JP27519492A JP27519492A JPH06100630A JP H06100630 A JPH06100630 A JP H06100630A JP 27519492 A JP27519492 A JP 27519492A JP 27519492 A JP27519492 A JP 27519492A JP H06100630 A JPH06100630 A JP H06100630A
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章 鷲見
Kaoru Kimura
馨 木村
Masao Takei
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】成形加工性を有すると共に耐熱性及び機械的特
性に優れたポリイミドを得るための原料化合物として有
用な化合物並びに、当該化合物の特性を利用して、耐熱
性及び機械的特性に優れた樹脂硬化物を容易に得ること
ができる熱硬化性樹脂組成物を提供する。 【構成】一般式aのトリス(4−メタリルオキシフェニ
ル)メタン及びこの化合物とポリマレイミド化合物から
なる熱硬化性樹脂組成物。 (R,RおよびRはいずれも水素原子又はメチル
基を示し、互いに同じであっても異なっても良い。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一分子内に3個のアル
ケニル基を有し、種々の産業分野に於ける高分子合成用
原料として有用であり、特に耐熱性に優れた樹脂硬化物
の原料として有用な新規なトリアルケニルエーテル及び
これを含有する熱硬化性樹脂組成物に関するものであ
る。本発明の熱硬化性樹脂組成物は、熱硬化により耐熱
性及び機械的特性に優れた樹脂硬化物とすることができ
るので、これらの特性が要求される電気絶縁材料及び基
板材料等の種々の分野で有用である。
【0002】
【従来の技術】近年、電気機器の小型化、軽量化、さら
には使用条件の過酷化が一段と増している。これに伴
い、電気機器に於いて用いられる絶縁材料、基板材料等
の樹脂硬化物に対する耐熱性の要求が高まってきてい
る。
【0003】代表的な耐熱性樹脂硬化物としてポリイミ
ドがある。しかしながら、ポリイミドは種々の溶媒に対
して不溶且つ不融である為、そのままでは成形又は成膜
用の材料として使用することは困難である。一般的に
は、酸二無水物とジアミンとを極性溶媒中で溶液重合さ
せ、ポリイミドの前駆体としてポリアミック酸を得た
後、そのポリアミック酸溶液を流延させたりもしくは種
々のフィラーや繊維に含浸させ、溶媒を除去した後、脱
水環化させることにより、成形材やフィルムを調製して
いる。しかしながら、この製法に於いては、成形中に水
が副生するという問題が生じる。
【0004】また、付加反応型のポリイミドとして、例
えば、ビス(4−マレイミドフェニル)メタンとビス
(4−アミノフェニル)メタンとの付加物は、製造工程
中に於いて水の副生がない耐熱性樹脂硬化物として知ら
れているが、得られたポリイミドは架橋点が無い直鎖状
である為、ガラス転移点が比較的低く、高耐熱性樹脂硬
化物としての使用条件に耐えられない。
【0005】一方、高耐熱性樹脂硬化物として、熱硬化
反応により得られるポリイミドが知られており、その代
表例として、ビス(4−マレイミドフェニル)メタンと
0,0' −ジアリルビスフェノールAとの硬化物があ
る。しかしながら、この二成分系の熱硬化型ポリイミド
に於いては、引張強度やショアー硬度等の機械的特性が
実用的材料に対して要求される水準に達していない。
【0006】上記のように、高耐熱性樹脂硬化物である
ポリイミドを得るための原料化合物の一つとしてビスマ
レイミド等のポリマレイミド化合物が用いられ、これと
反応させる他の原料化合物として、種々のポリアミド化
合物又はビスアルケニルフェノール化合物等が用いられ
ている。しかし、成形加工性を有するポリイミドとして
今までに知られているものは耐熱性及び/又は機械的特
性が未だ不充分であり、これらの特性の改善が望まれて
いる。
【0007】
【本発明が解決しようとする課題】かかる現状に鑑み、
本発明は、種々の産業分野に於いて高分子合成用原料と
して有用であり、成形加工性を有すると共に耐熱性及び
機械的特性に優れたポリイミドを得るための原料化合物
として特に有用な新規化合物を提供するものである。さ
らに、本発明は、本発明の新規化合物の特性を利用し
て、耐熱性及び機械的特性に優れた樹脂硬化物を容易に
得ることができる熱硬化性樹脂組成物を提供するもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記課題
を解決する為、鋭意研究を重ねた結果、下記一般式
(a)で表わされる一分子内に3個のアルケニル基を有
するトリアルケニルエーテルが極めて優れた化合物であ
ることを見出した。又、下記一般式(a)で表わされる
トリアルケニルエーテル及びポリマレイミド化合物から
成る樹脂組成物の硬化物は耐熱性及び機械的特性に優れ
ていることを見出した。即ち、本発明は下記一般式
(a)で表わされるトリアルケニルエーテル及びこの化
合物とポリマレイミド化合物から成ることを特徴とする
熱硬化性樹脂組成物である。
【0009】
【化2】
【0010】(但し、式中のR1 ,R2 およびR3 はい
ずれも水素原子又はメチル基を示し、互いに同じであっ
ても異なっていても良い。)以下、本発明を詳細に説明
する。
【0011】本発明の化合物を表す上記一般式(a)に
おけるR1 ,R2 およびR3 はいずれも水素原子又はメ
チル基であり、本発明の化合物〔以下単に化合物(a)
という。〕は、具体的にはトリス(4−アリルオキシフ
ェニル)メタン、トリス(4−メタリルオキシフェニ
ル)メタン、ビス(4−アリルオキシフェニル)(4−
メタリルオキシフェニル)メタン及びビス(4−メタリ
ルオキシフェニル)(4−アリルオキシフェニル)メタ
ンである。
【0012】化合物(a)は、例えば下式(1)で示さ
れる反応〔以下単に反応(1)という。〕により容易に
得ることができる。この反応における原料は、トリスフ
ェノールであるトリス(4−ヒドロキシフェニル)メタ
ン(下記化4で示される化合物であり、S1と略称す
る)、3−ハロプロペン(下記化5で示される化合物で
あり、S2と略称する)及び/又は3−ハロ−2−メチ
ルプロペン(下記化6で示される化合物であり、S3と
略称する)である。
【0013】
【化3】
【0014】
【化4】
【0015】
【化5】
【0016】
【化6】
【0017】反応(1)を行うには、好ましくは温度1
00℃以下、より好ましくは30〜80℃で、S1に対
して等当量或いは過剰当量の塩基を存在させた溶媒中に
おいて、出発物質であるS1を撹拌しつつ、これにS1
のフェノール性水酸基1当量当たり1.05〜1.2当
量のハロゲン原子の割合となるようにS2及び/又はS
3を添加すれば良い。反応(1)において、S2とS3
のハロゲン原子は同じ反応性を有するため、S2及びS
3を併用するとその割合に応じて、一般式(a)におけ
るR1 ,R2およびR3 が水素又はメチル基である化合
物(a)を得ることができる。
【0018】好ましい溶媒として、ジクロロメタン、ク
ロロホルム、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、ベンゼン、トルエン、ジメチルスルホキシ
ド、ピリジン、メタノール、エタノール等の有機溶媒、
水あるいは有機溶媒と水との混合溶媒等があり、水及び
メタノールからなる混合溶媒は特に好ましい。
【0019】好ましい塩基として、トリエチルアミン、
トリブチルアミン、ピコリン、N,N−ジメチル−P−
トルイジン等の第三級アミン、水酸化ナトリウム及び水
酸化カリウム等がある。
【0020】反応(1)を開始すると、S1とS2及び
/又はS3は定量的に反応し、S1は約20時間以内に
於いてほぼ消失する。反応終点を明確に把握するために
は、薄層クロマトグラフィー、1 H−核磁気共鳴スペク
トル及び13C−核磁気共鳴スペクトル等でS1の残留量
を追跡するのが望ましい。
【0021】反応(1)を開始してから所定時間経過
し、S1の残留量が殆ど無くなった後、反応液をジエチ
ルエーテル、酢酸エチル、ジクロロメタン、クロロホル
ム、ベンゼン又はトルエン等の有機溶媒で抽出する。こ
の抽出液をアルカリ水溶液で先ず洗浄した後、次いで水
で洗浄する。このようにしてアルカリ水溶液と水による
洗浄を繰り返すことにより洗浄を十分行った後、反応液
に無水硫酸ナトリウム、無水硫酸マグネシウム又は塩化
カルシウム等の乾燥剤を添加し、反応液中の水分を除去
する。ついで、乾燥剤を濾別して得られた反応液を、常
圧下もしくは減圧下で有機溶媒を蒸留により除去するこ
とによって、目的とする化合物(a)を単離することが
できる。
【0022】この反応は比較的容易に進行し、副生成物
がほとんど無いので、精製工程を経ないで、反応生成物
を熱硬化性樹脂組成物や、種々の産業分野における高分
子合成用原料として、そのまま用いることができ、必要
に応じて、カラムクロマトグラフィー等の従来より用い
られている精製手段を用いて精製を行なうこともでき
る。
【0023】化合物(a)は、分子中に3個のアルケニ
ル基を有しているので、重合性に富み、種々の高分子合
成反応における架橋剤として有用である。ポリマレイミ
ド化合物と化合物(a)とを反応させることにより、耐
熱性及び機械的特性に優れた樹脂硬化物を得ることがで
きる。
【0024】次に化合物(a)を含有する熱硬化性樹脂
組成物について詳細に説明する。ポリマレイミド化合物
と化合物(a)とを反応させることにより、耐熱性及び
機械的特性に優れた樹脂硬化物を得ることができる。本
発明の熱硬化性樹脂組成物に於いて用いられるポリマレ
イミド化合物〔成分(b)という〕は、既に広く知ら
れ、又使用されてもいる物質であり、下記一般式(b)
で表わされるように、分子内に2個以上のマレイミド基
を有する化合物である。
【0025】
【化7】
【0026】(式中のZは二価以上の残基であり、nは
2以上の整数である。)前記一般式(b)に於けるZ
は、脂肪族、芳香族、脂環式及び複素環式残基のいずれ
でも良い。本発明における成分(b)としては、成形
性、機械的特性及び耐熱性に優れた硬化物を容易に得る
ことができる点で、特に芳香族系ビスマレイミドが好ま
しい。成分(b)の好ましい具体例として、例えば以下
の化合物がある。即ち、ビス(4−マレイミドフェニ
ル)メタン、1,2−ジマレイミドベンゼン、ビス(3
−マレイミドフェニル)メタン、1,3−ジマレイミド
ベンゼン、ビス(4−マレイミドフェニル)エーテル、
1,4−ジマレイミドベンゼン、ビス(3−マレイミド
フェニル)エーテル、1,4−ジマレイミドナフタレ
ン、2,3−ジマレイミドナフタレン、1,5−ジマレ
イミドナフタレン、4,4' −ジマレイミドビフェニ
ル、1,8−ジマレイミドナフタレン、3,3' −ジマ
レイミドビフェニル、2,6−ジマレイミドナフタレ
ン、3,4' −ジマレイミドビフェニル、2,7−ジマ
レイミドナフタレン、2,2' −ビス[4−(4−マレ
イミドフェニルオキシ)フェニル]スルホン、2,5−
ジマレイミド−1,3−キシレン、ビス(4−マレイミ
ドフェニル)ケトン、ビス(4−マレイミドフェニル)
スルホン、1,5−ジマレイミドアントラキノン、ビス
(3−マレイミドフェニル)スルホン、1,2−ジマレ
イミドアントラキノン、2,7−ジマレイミドフルオレ
ン、9,9−ビス(4−マレイミドフェニル)フルオレ
ン、3,7−ジマレイミド−2−メトキシフルオレン、
9,9−ビス(4−マレイミド−3−メチルフェニル)
フルオレン、9,10−ジマレイミドフェナントレン、
9,9−ビス(3−エチル−4−マレイミドフェニル)
フルオレン、3,6−ジマレイミドアクリジン、1,2
−ジマレイミド アントラキノン、1,5−ジマレイミ
ド アントラキノン、2,6−ジマレイミド アントラ
キノン、3,8−ジマレイミド−6−フェニルフェナン
トリジン、ビス(4−マレイミドシクロヘキシル)メタ
ン、ビス(3−マレイミドシクロヘキシル)メタン、
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ビ
ス[4−(4−マレイミドフェニルオキシ)フェニル]
プロパン、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−
2,2−ビス(4−マレイミドフェニル)プロパン、
1,4−ビス(4−マレイミドフェニル)ベンゼン、
1,4−ビス(4−マレイミドフェニル)シクロヘキサ
ン、ビス(4−マレイミドフェニル)ジフェニルシラ
ン、ビス(4−マレイミドフェニル)スルフィド、ビス
(3−マレイミドフェニル)スルフィド、ビス(4−マ
レイミドフェニル)スルホキシド、ビス(3−マレイミ
ドフェニル)スルホキシド、2,2−ビス(4−マレイ
ミドフェニル)プロパン、2,2−ビス[4−(4−マ
レイミドフェニルオキシ)フェニル]プロパン、ビス
(3−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン、ビス
(3,5−ジメチル−4−マレイミドフェニル)メタ
ン、イソホロンジマレイミド、1,2−ジマレイミドエ
タン、1,4−ジマレイミドブタン、1,6−ジマレイ
ミドヘキサン、1,3−ビス(マレイミドメチル)シク
ロヘキサン、1,4−ジマレイミド−2−ブタノン、
1,2−ジマレイミドシクロヘキサン、1,10−ジマ
レイミドデカン、1,12−ジマレイミドデカン、1,
7−ジマレイミドヘプタン、2,5−ジマレイミドピリ
ジン、1,3−ジマレイミド−2−ヒドロキシプロパ
ン、1,8−ジマレイミド−p−メンタン、2,3−ジ
マレイミドナフタレン、1,2−ジマレイミド−2−メ
チルプロパン、1,9−ジマレイミドノナン、1,8−
ジマレイミドオクタン、1,5−ジマレイミドペンタ
ン、1,3−ジマレイミドプロパン、2,4ジマレイミ
ドフェノール、3,4−ジマレイミドベンゾフェノン、
2,6−ジマレイミドトルエン、3,4−ジマレイミド
トルエン、アダマンタン−1,3−ジマレイミド、2,
3−ジマレイミドピリジン、1,4−ビス(3−マレイ
ミドプロピル)ピペラジン、4,5−ジマレイミドピリ
ジン2,6−ジマレイミドピリジン、3,4−ジマレイ
ミドピリジンビス(3−エチル−4−マレイミドフェニ
ル)メタン、ビス(3,5−ジエチル−4−マレイミド
フェニル)メタン、ビス(3−プロピル−4−マレイミ
ドフェニル)メタン、ビス(3,5−ジプロピル−4−
マレイミドフェニル)メタン、ビス(3−ブチル−4−
マレイミドフェニル)メタン、ビス(3,5−ジブチル
−4−マレイミドフェニル)メタン、2−メチル−1,
4−ジマレイミドベンゼン、2,3−ジメチル−1,4
−ジマレイミドベンゼン、2,5−ジメチル−1,4−
ジマレイミドベンゼン、2,6−ジメチル−1,4−ジ
マレイミドベンゼン、4−エチル−1,3−ジマレイミ
ドベンゼン、5−エチル−1,3−ジマレイミドベンゼ
ン、4,6−ジメチル−1,3−ジマレイミドベンゼ
ン、2,4,6−トリメチル−1,3−ジマレイミドベ
ンゼン、2,3,5,6−テトラメチル−1,4−ジマ
レイミドベンゼン、ビス(3−エチル−4−マレイミド
−5−メチルフェニル)メタン、4−メチル−1,3−
ジマレイミドベンゼン等のビスマレイミド;トリス(4
−マレイミドフェニル)メタン等のトリスマレイミド;
ビス(3,4−ジマレイミドフェニル)メタン等のテト
ラキスマレイミド;ポリ(4─マレイミドスチレン)及
びポリ(3─マレイミドスチレン)及びアニリンとホル
ムアルデヒドの反応により得られるアニリン樹脂等の芳
香族ポリアミンをマレイミド化したポリマレイミド化合
物等である。
【0027】成分(b)は、例えば無水マレイン酸と下
記一般式(c)で表わされるポリアミン化合物との反応
により、容易に合成することができる。
【0028】
【化8】 (式中のnは2以上の整数であり、Zは二価以上の多価
残基である。)
【0029】本発明の組成物は、化合物(a)及び成分
(b)の配合割合を変えることによってその性能を種々
変更することができる。具体的には使用方法、要求性能
及び用途に応じて組成を調整すればよく、耐熱性に優れ
た硬化物を得る為には、モル比〔化合物(a)/成分
(b)〕を0.05〜20、より好ましくは0.1〜
5、更に好ましくは0.5〜2の範囲とするのが良い。
【0030】本発明の熱硬化性樹脂組成物には必要に応
じて以下の成分を添加することができる。 (c)アルケニルフェニルエーテル この化合物は、アルケニル基とベンゼン環とが酸素を介
して結合するエーテルであり、好ましい具体例として以
下の化合物がある。即ち、4,4' −ビス(2−メチル
−2−プロペニルオキシ)ビフェニル、2' 2' −ビス
(2−メチル−2−プロペニルオキシ)ビフェニル、
4,4' −ビス(2−プロペニルオキシ)ビフェニル、
2,2' −ビス(2−プロペニルオキシ)ビフェニル、
2,2−ビス[4−(2−メチル−2−プロペニルオキ
シ)フェニル]プロパン、ビス[4−(2−メチル−2
−プロペニルオキシ)フェニル]メタン、ビス[4−
(2−メチル−2−プロペニルオキシ)フェニル]スル
ホキシド、ビス[4−(2−メチル−2−プロペニルオ
キシ)フェニル]スルフィド、ビス[4−(2−メチル
−2−プロペニルオキシ)フェニル]エーテル、ビス
[4−(2−メチル−2−プロペニルオキシ)フェニ
ル]スルホン、1,1−ビス[4−(2−メチル−2−
プロペニルオキシ)フェニル]エチルベンゼン、2,2
−ビス[4−(2−プロペニルオキシ)フェニル]プロ
パン、ビス[4−(2−プロペニルオキシ)フェニル]
メタン、ビス[4−(2−プロペニルオキシ)フェニ
ル]スルホキシド、ビス[4−(2−プロペニルオキ
シ)フェニル]スルフィド、ビス[4−(2−プロペニ
ルオキシ)フェニル]エーテル、ビス[4−(2−プロ
ペニルオキシ)フェニル]スルホン、1,1−ビス[4
−(2−メチル−2−プロペニルオキシ)フェニル]シ
クロヘキサン、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオ
ロ−2,2−ビス[4−(2−メチル−2−プロペニル
オキシ)フェニル]プロパン、ビス[4−(2−メチル
−2−プロペニルオキシ)フェニル]ケトン、9,9−
ビス[4−(2−メチル−2−プロペニルオキシ)フェ
ニル]フルオレン、3,3−ビス[4−(2−メチル−
2−プロペニルオキシ)フェニル]フタリド、ビス[2
−(2−メチル−2−プロペニルオキシ)フェニル]メ
タン、2,2−ビス[3−メチル−4−(2−メチル−
2−プロペニルオキシ)フェニル]プロパン、ビス[2
−(2−メチル−2−プロペニルオキシ)フェニル]ケ
トン、2−(2−メチル−2−プロペニルオキシ)フェ
ニル4−(2−メチル−2−プロペニルオキシ)フェニ
ルケトン、1,1−ビス[4−(2−プロペニルオキ
シ)フェニル]エチルベンゼン、1,1−ビス[4−
(2−プロペニルオキシ)フェニル]シクロヘキサン、
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ビ
ス[4−(2−プロペニルオキシ)フェニル]プロパ
ン、ビス[4−(2−プロペニルオキシ)フェニル]ケ
トン、9,9−ビス[4−(2−プロペニルオキシ)フ
ェニル]フルオレン、3,3−ビス[4−(2−プロペ
ニルオキシ)フェニル]フタリド、ビス[2−(2−プ
ロペニルオキシ)フェニル]メタン、2,2−ビス[3
−メチル−4−(2−プロペニルオキシ)フェニル]プ
ロパン、ビス[2−(2−プロペニルオキシ)フェニ
ル]ケトン、2−(2−プロペニルオキシ)フェニル
4−(2−プロペニルオキシ)フェニルケトン、1,4
−ビス(2−プロペニルオキシ)ベンゼン、1,2,4
−トリス(2−プロペニルオキシ)ベンゼン、2,4−
ビス(2−プロペニルオキシ)アセトフェノン、2,5
−ビス(2−プロペニルオキシ)アセトフェノン、2,
6−ビス(2−プロペニルオキシ)アセトフェノン、
3,5−ビス(2−プロペニルオキシ)アセトフェノ
ン、1,8−ビス(2−プロペニルオキシ)アントラキ
ノン、1,4−ビス(2−メチル−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン、1,2,4−トリス(2−メチル−2−
プロペニルオキシ)ベンゼン、2,4−ビス(2−メチ
ル−2−プロペニルオキシ)アセトフェノン、2,5−
ビス(2−メチル−2−プロペニルオキシ)アセトフェ
ノン、2,6−ビス(2−メチル−2−プロペニルオキ
シ)アセトフェノン、3,5−ビス(2−メチル−2−
プロペニルオキシ)アセトフェノン、1,8−ビス(2
−メチル−2−プロペニルオキシ)アントラキノン、
2,3−ビス(2−メチル−2−プロペニルオキシ)ベ
ンズアルデヒド、2,4−ビス(2−メチル−2−プロ
ペニルオキシ)ベンズアルデヒド、2,5−ビス(2−
メチル−2−プロペニルオキシ)ベンズアルデヒド、
3,4−ビス(2−メチル−2−プロペニルオキシ)ベ
ンズアルデヒド、1,1,1−トリス[4−(2−メチ
ル−2−プロペニルオキシ)フェニル]エタン、1−
[1−メチル−1−(4−(2−メチル−2−プロペニ
ルオキシ)フェニル)エチル、4−[1,1−ビス(4
−(2−メチル−2−プロペニルオキシ)フェニル)エ
チル]ベンゼン、1−[1−メチル−1−(4−(2−
プロペニルオキシ)フェニル)エチル−4−[1,1−
ビス(4−(2−プロペニルオキシ)フェニル)エチ
ル]ベンゼン、2,3−ビス(2−プロペニルオキシ)
ベンズアルデヒド、2,4−ビス(2−プロペニルオキ
シ)ベンズアルデヒド、2,5−ビス(2−プロペニル
オキシ)ベンズアルデヒド、3,4−ビス(2−プロペ
ニルオキシ)ベンズアルデヒド、1,1,1−トリス
[4−(2−プロペニルオキシ)フェニル]エタン、1
−[1−メチル−1−(4−(2−プロペニルオキシ)
フェニル)エチル]−4−[1,1−ビス(4−(2−
プロペニルオキシ)フェニル)エチル]ベンゼン、1,
2−ビス(2−プロペニルオキシ)ナフタレン、1,2
−ビス(2−プロペニルオキシ)アントラキノン、1,
3−ビス(2−プロペニルオキシ)ナフタレン、1,4
−ビス(2−プロペニルオキシ)アントラキノン、1,
4−ビス(2−プロペニルオキシ)ナフタレン、1,5
−ビス(2−プロペニルオキシ)アントラキノン、1,
5−ビス(2−プロペニルオキシ)ナフタレン、1,8
−ビス(2−プロペニルオキシ)アントラキノン、1,
6−ビス(2−プロペニルオキシ)ナフタレン、2,2
−ビス(2−プロペニルオキシ)アゾベンゼン、2,3
−ビス(2−プロペニルオキシ)ナフタレン、2,6−
ビス(2−プロペニルオキシ)ナフタレン、2,7−ビ
ス(2−プロペニルオキシ)ナフタレン、5,8−ビス
(2−プロペニルオキシ)−1,4−ナフトキノン、
1,2−ビス(2−メチル−2−プロペニルオキシ)ナ
フタレン、1,3−ビス(2−メチル−2−プロペニル
オキシ)ナフタレン、1,4−ビス(2−メチル−2−
プロペニルオキシ)ナフタレン、1,5−ビス(2−メ
チル−2−プロペニルオキシ)ナフタレン、1,6−ビ
ス(2−メチル−2−プロペニルオキシ)ナフタレン、
2,3−ビス(2−メチル−2−プロペニルオキシ)ナ
フタレン、2,6−ビス(2−メチル−2−プロペニル
オキシ)ナフタレン、2,7−ビス(2−メチル−2−
プロペニルオキシ)ナフタレン、1,2−ビス(2−メ
チル−2−プロペニルオキシ)アントラキノン、1,4
−ビス(2−メチル−2−プロペニルオキシ)アントラ
キノン、1,5−ビス(2−メチル−2−プロペニルオ
キシ)アントラキノン、1,8−ビス(2−メチル−2
−プロペニルオキシ)アントラキノン、2,2' −ビス
(2−メチル−2−プロペニルオキシ)アゾベンゼン及
び5,8−ビス(2−メチル−2−プロペニルオキシ)
−1,4−ナフトキノン等である。これらの中で、2個
のメタリル基を有するアルケニルフェニルエーテルは好
ましい化合物である。
【0031】アルケニルフェニルエーテルの好ましい添
加量は用途により異なるが、化合物(a)及び成分
(b)の合計総量1重量部に対して1重量部迄である。
【0032】(d)アルケニルフェノール この化合物は、アルケニル基がベンゼン環に結合したフ
ェノールであり、好ましい具体例として以下の化合物が
ある。即ち、3,3' −ビス(2−メチル−2−プロペ
ニル)−4,4' −ビフェニルジオール、3,3' −ビ
ス(2−メチル−2−プロペニル)−2,2' −ビフェ
ニルジオール、3,3' −ジ(2−プロペニル)−4,
4' −ビフェニルジオール、3,3' −ジ(2−プロペ
ニル)−4,4' −ビフェニルジオール、2,2' −ビ
ス[4−ヒドロキシ−3−(2−メチル−2−プロペニ
ル)フェニル]プロパン、ビス[4−ヒドロキシ−3−
(2−メチル−2−プロペニル)フェニル]メタン、ビ
ス[4−ヒドロキシ−3−(2−メチル−2−プロペニ
ル)フェニル]スルホキシド、ビス[4−ヒドロキシ−
3−(2−メチル−2−プロペニル)フェニル]スルフ
ィド、ビス[4−ヒドロキシ−3−(2−メチル−2−
プロペニル)フェニル]エーテル、ビス[4−ヒドロキ
シ−3−(2−メチル−2−プロペニル)フェニル]ス
ルホン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−(2−プ
ロペニル)フェニル]プロパン、ビス[4−ヒドロキシ
−3−(2−プロペニル)フェニル]メタン、ビス[4
−ヒドロキシ−3−(2−プロペニル)フェニル]スル
ホキシド、ビス[4−ヒドロキシ−3−(2−プロペニ
ル)フェニル]スルフィド、ビス[4−ヒドロキシ−3
−(2−プロペニル)フェニル]エーテル、ビス[4−
ヒドロキシ−3−(2−プロペニル)フェニル]スルホ
ン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−(2−メチル
−2−プロペニル)フェニル]エチルベンゼン、1,1
−ビス[4−ヒドロキシ−3−(2−メチル−2−プロ
ペニル)フェニル]シクロヘキサン、1,1,1,3,
3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ビス−[4−ヒドロ
キシ−3−(2−メチル−2−プロペニル)フェニル]
プロパン、ビス[4−ヒドロキシ−3−(2−メチル−
2−プロペニル)フェニル]ケトン、9,9−ビス[4
−ヒドロキシ−3−(2−メチル−2−プロペニル)フ
ェニル]フルオレン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−
3−(2−メチル−2−プロペニル)フェニル]フタリ
ド、ビス[2−ヒドロキシ−3−(2−メチル−2−プ
ロペニル)フェニル]メタン、2,2−ビス[4−ヒド
ロキシ−3−メチル−5−(2−メチル−2−プロペニ
ル)フェニル]プロパン、ビス[2−ヒドロキシ−3−
(2−メチル−2−プロペニル)フェニル]ケトン、2
−ヒドロキシ−3−(2−メチル−2−プロペニル)フ
ェニル 4−ヒドロキシ−3−(2−メチル−2−プロ
ペニル)フェニル ケトン、1,1−ビス[4−ヒドロ
キシ−3−(2−プロペニル)フェニル]エチルベンゼ
ン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−(2−プロペ
ニル)フェニル]シクロヘキサン、1,1,1,3,
3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ビス−[4−ヒドロ
キシ−3−(2−プロペニル)フェニル]プロパン、ビ
ス[4−ヒドロキシ−3−(2−プロペニル)フェニ
ル]ケトン、9,9−ビス[4−ヒドロキシ−3−(2
−プロペニル)フェニル]フルオレン、3,3−ビス
[4−ヒドロキシ−3−(2−プロペニル)フェニル]
フタリド、ビス[2−ヒドロキシ−3−(2−プロペニ
ル)フェニル]メタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ
−3−メチル−5−(2−プロペニル)フェニル]プロ
パン、ビス[2−ヒドロキシ−3−(2−プロペニル)
フェニル]ケトン、2−ヒドロキシ−3−(2−プロペ
ニル)フェニル 4−ヒドロキシ−3−(2−プロペニ
ル)フェニル ケトン、2,3−ジ(2−プロペニル)
−1,4−ベンゼンジオール、2,5−ジ(2−プロペ
ニル)−1,4−ベンゼンジオール、3,5,6−トリ
(2−プロペニル)−1,2,5−ベンゼントリオー
ル、2,4−ジヒドロキシ−3,5−ジ(2−プロペニ
ル)アセトフェノン、2,5−ジヒドロキシ−3,4−
ジ(2−プロペニル)アセトフェノン、2,5−ジヒド
ロキシ−3,6−ジ(2−プロペニル)アセトフェノ
ン、2,6−ジヒドロキシ−3,5−ジ(2−プロペニ
ル)アセトフェノン、2,3−ビス(2−メチル−2−
プロペニル)−1,4−ベンゼンジオール、2,5−ビ
ス(2−メチル−2−プロペニル)−1,4−ベンゼン
ジオール、3,5,6−トリス(2−メチル−2−プロ
ペニル)−1,2,5−ベンゼントリオール、2,4−
ジヒドロキシ−3,5−ビス(2−メチル−2−プロペ
ニル)アセトフェノン、2,5−ジヒドロキシ−3,4
−ビス(2−メチル−2−プロペニル)アセトフェノ
ン、2,5−ジヒドロキシ−3,6−ビス(2−メチル
−2−プロペニル)アセトフェノン、2,6−ジヒドロ
キシ−3,5−ビス(2−メチル−2−プロペニル)ア
セトフェノン、3,5−ジヒドロキシ−2,4−ビス
(2−メチル−2−プロペニル)アセトフェノン、3,
5−ジヒドロキシ−2,6−ビス(2−メチル−2−プ
ロペニル)アセトフェノン、1,8−ジヒドロキシ−
2,7−ビス(2−メチル−2−プロペニル)アントラ
キノン、2,4−ジヒドロキシ−3,4−ビス(2−メ
チル−2−プロペニル)ベンズアルデヒド、2,5−ジ
ヒドロキシ−3,4−ビス(2−メチル−2−プロペニ
ル)ベンズアルデヒド、2,5−ジヒドロキシ−3,6
−ビス(2−メチル−2−プロペニル)ベンズアルデヒ
ド、3,4−ジヒドロキシ−2,5−ビス(2−メチル
−2−プロペニル)ベンズアルデヒド、トリス[4−ヒ
ドロキシ−3−(2−メチル−2−プロペニル)フェニ
ル]メタン、1,1,1−トリス[4−ヒドロキシ−3
−(2−メチル−2−プロペニル)フェニル]エタン、
2,2' −ジヒドロキシ−3,3' −(2−メチル−2
−プロペニル)アゾベンゼン、3,5−ジヒドロキシ−
2,4−ジ(2−プロペニル)アセトフェノン、3,5
−ジヒドロキシ−2,6−ジ(2−プロペニル)アセト
フェノン、1,8−ジヒドロキシ−2,7−ジ(2−プ
ロペニル)アントラキノン、2,4−ジヒドロキシ−
3,4−ジ(2−プロペニル)ベンズアルデヒド、2,
5−ジヒドロキシ−3,4−ジ(2−プロペニル)ベン
ズアルデヒド、3,4−ジヒドロキシ−2,5−ジ(2
−プロペニル)ベンズアルデヒド、トリス[4−ヒドロ
キシ−3−(2−プロペニル)フェニル]メタン、1,
1,1−トリス[4−ヒドロキシ−3−(2−プロペニ
ル)フェニル]エタン、2,2' −ジヒドロキシ−3,
3' −(2−プロペニル)アゾベンゼン、1−[1−メ
チル−1−(4−ヒドロキシ−3−(2−プロペニル)
フェニル)エチル]−4−[1,1−ビス(4−ヒドロ
キシ−3−(2−プロペニル)フェニル)エチル]ベン
ゼン、1,3−ジヒドロキシ−2,4−ジ(2−プロペ
ニル)ナフタレン、1,4−ジヒドロキシ−2,3−ジ
(2−プロペニル)ナフタレン、1,5−ジヒドロキシ
−2,6−ジ(2−プロペニル)ナフタレン、1,6−
ジヒドロキシ−2,5−ジ(2−プロペニル)ナフタレ
ン、1,6−ジヒドロキシ−2,7−ジ(2−プロペニ
ル)ナフタレン、2,6−ジヒドロキシ−1,5−ジ
(2−プロペニル)ナフタレン、1−[1−メチル−1
−(4−ヒドロキシ−3−(2−メチル−2−プロペニ
ル)フェニル)エチル、4−[1,1−ビス(4−ヒド
ロキシ−3−(2−メチル−2−プロペニル)フェニ
ル)エチル]ベンゼン、1,3−ジヒドロキシ−2,4
−ビス(2−メチル−2−プロペニル)ナフタレン、
1,4−ジヒドロキシ−2,3−ビス(2−メチル−2
−プロペニル)ナフタレン、1,5−ジヒドロキシ−
2,6−ビス(2−メチル−2−プロペニル)ナフタレ
ン、1,6−ジヒドロキシ−2,5−ビス(2−メチル
−2−プロペニル)ナフタレン、1,6−ジヒドロキシ
−2,7−ビス(2−メチル−2−プロペニル)ナフタ
レン、2,6−ジヒドロキシ−1,5−ビス(2−メチ
ル−2−プロペニル)ナフタレン、2,6−ジヒドロキ
シ−1,7−ビス(2−メチル−2−プロペニル)ナフ
タレン、2,6−ジヒドロキシ−3,7−ビス(2−メ
チル−2−プロペニル)ナフタレン、2,6−ジヒドロ
キシ−3,5−ビス(2−メチル−2−プロペニル)ナ
フタレン、2,7−ジヒドロキシ−3,6−ビス(2−
メチル−2−プロペニル)ナフタレン、2,7−ジヒド
ロキシ−1,6−ビス(2−メチル−2−プロペニル)
ナフタレン、2,7−ジヒドロキシ−1,8−ビス(2
−メチル−2−プロペニル)ナフタレン、1,4−ジヒ
ドロキシ−7,3−ビス(2−メチル−2−プロペニ
ル)アントラキノン、1,5−ジヒドロキシ−2,6−
ビス(2−メチル−2−プロペニル)アントラキノン、
1,8−ジヒドロキシ−2,7−ビス(2−メチル−2
−プロペニル)アントラキノン、5,8−ジヒドロキシ
−6,7−(2−メチル−2−プロペニル)−1,4−
ナフトキノン、2,6−ジヒドロキシ−1,7−ジ(2
−プロペニル)ナフタレン、2,6−ジヒドロキシ−
3,7−ジ(2−プロペニル)ナフタレン、2,6−ジ
ヒドロキシ−3,5−ジ(2−プロペニル)ナフタレ
ン、2,7−ジヒドロキシ−3,6−ジ(2−プロペニ
ル)ナフタレン、2,7−ジヒドロキシ−1,6−ジ
(2−プロペニル)ナフタレン、2,7−ジヒドロキシ
−1,8−ジ(2−プロペニル)ナフタレン、1,4−
ジヒドロキシ−2,3−ジ(2−プロペニル)アントラ
キノン、1,5−ジヒドロキシ−2,6−ジ(2−プロ
ペニル)アントラキノン、1,8−ジヒドロキシ−2,
7−ジ(2−プロペニル)アントラキノン及び5,8−
ジヒドロキシ−6,7−ジ(2−プロペニル)−1,4
−ナフトキノン等である。これらの中で、2個のメタリ
ル基を有するアルケニルフェノールは好ましい化合物で
ある。
【0033】これらのアルケニルフェノールの好ましい
添加量は用途により異なるが、化合物(a)及び成分
(b)の合計総量1重量部に対して1重量部迄である。
【0034】(e)エポキシ樹脂 この化合物は、一分子中に少なくとも2個のエポキシ基
をもつエポキシ化合物である。一分子中に少なくとも2
個のエポキシ基をもつエポキシ化合物としては種々のも
のがあり、成形用エポキシ樹脂として知られているもの
はいずれも使用可能である。好ましい化合物として、芳
香環を有するエポキシ樹脂がある。成分(e)の好まし
い具体的化合物として、例えば下記e−〜e−に記
載のものが挙げられる。
【0035】e−:ビスフェノールAのジグリシジル
エーテル 市販品として、エピコート827、エピコート828、
エピコート834、エピコート1001、エピコート1
004、エピコート1007、エピコート1009及び
エピコート825(以上、油化シェルエポキシ株式会社
製商品名)、アラルダイトGY250及びアラルダイト
GY6099(以上、チバガイギー社製商品名)、ER
L2774(ユニオンカーバイト社製商品名)、DER
332、DER331及びDER661(以上、ダウケ
ミカル社製商品名)等がある。
【0036】e−:エポキシフェノールノボラック 市販品として、エピコート152及びエピコート154
(以上、油化シェルエポキシ株式会社製商品名)、DE
N438及びDEN448(以上、ダウケミカル社製商
品名)、アラルダイトEPN1138及びアラルダイト
EPN1139(以上、チバガイギー社製商品名)等が
ある。
【0037】e−:エポキシクレゾールノボラック 市販品として、アラルダイトECN1235、アラルダ
イトECN1273及びアラルダイトECN1280
(以上、チバガイギー社製商品名)等がある。
【0038】e−:ブロモ化エポキシ樹脂 市販品として、エピコート5050(油化シェルエポキ
シ株式会社製商品名)、BREN(日本化薬株式会社製
商品名)等がある。
【0039】e−:その他 例えば、以下の化合物がある。 ・ビスフェノールFのジグリシジルエーテル フタル酸、ジヒドロフタル酸及びテトラヒドロフタル酸
等の二塩基酸とエピハロヒドリンとの反応によって得ら
れるジグリシジルエステル化合物。 ・アミノフェノール、ビス(4−アミノフェニル)メタ
ン等の芳香族アミンとエピハロヒドリンとの反応によっ
て得られるエポキシ化合物。 ・1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−
[4−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル]プロ
パン。 ・ジシクロペンタジエン等と過酢酸等との反応により得
られる環式脂肪族エポキシ化合物。 ・1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル。 ・1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル。 ・エピコート604(油化シェルエポキシ株式会社製商
品名) これらのエポキシ樹脂の好ましい添加量は用途により異
なるが、化合物(a)及び成分(b)の合計総量1重量
部に対して1重量部迄である。
【0040】(f)エポキシ樹脂硬化剤 この化合物は、エポキシ樹脂の硬化剤であり、組成物中
にエポキシ樹脂を配合する場合に有効な成分であり、エ
ポキシ樹脂の硬化剤として知られているものはいずれも
用いることができる。好ましいエポキシ樹脂硬化剤とし
て、例えば下記f−〜f−に記載の化合物が挙げら
れる。 f−:アミン類 トリエチレンテトラミン、ビス(4−アミノ−3,5−
ジエチルフェニル)メタン、テトラエチレンペンタミ
ン、ビス(4−アミノ−3−プロピルフェニル)メタ
ン、ビス(4−アミノフェニル)メタン、ビス(4−ア
ミノ−3,5−ジプロピルフェニル)メタン、N−アミ
ノエチルピペラジン、ビス(4−アミノ−3−ブチルフ
ェニル)メタン、イソホロンジアミン、ビス(4−アミ
ノ−3,5−ジブチルフェニル)メタン、メタフェニレ
ンジアミン、2−メチル−1,4−フェニレンジアミ
ン、ビス(4−アミノフェニル)スルホン、2,3−ジ
メチル−1,4−フェニレンジアミン、ビス(3−アミ
ノフェニル)メタン、2,5−ジメチル−1,4−フェ
ニレンジアミン、ビス(4−アミノフェニル)エーテ
ル、2,6−ジメチル−1,4−フェニレンジアミン、
ビス(3−アミノフェニル)エーテル、4−エチル−
1,3−フェニレンジアミン、4,4' −ビフェニルジ
アミン、5−エチル−1,3−フェニレンジアミン、
3,3' −ジフェニルジアミン、4,6−ジメチル−
1,3−フェニレンジアミン、3,4' −ジフェニルジ
アミン、2,4,6−トリメチル−1,3−フェニレン
ジアミン、1,2' −フェニレンジアミン、2,3,
5,6−テトラメチル−1,4−フェニレンジアミン、
1,3−フェニレンジアミン、ビス(4−アミノ−3−
エチル−5−メチルフェニル)メタン、1,4−フェニ
レンジアミン、4−メチル−1,3−フェニレンジアミ
ン、1,4−ナフタレンジアミン、ベンジルジメチルア
ミン、1,5−ナフタレンジアミン、1,8−ナフタレ
ンジアミン、2,6−ナフタレンジアミン、2,7−ナ
フタレンジアミン、2,5−ジアミノ−1,3−キシレ
ン、ビス(4−アミノフェニル)スルホン、ビス(3−
アミノフェニル)スルホン、2,7−ジアミノフルオレ
ン、3,7−ジアミノ−2−メトキシフルオレン、9,
10−ジアミノフェナントレン、3,6−ジアミノアク
リジン、1,2−ジアミノアントラキノン、1,5−ジ
アミノアントラキノン、2,6−ジアミノアントラキノ
ン、2,8−ジアミノ−6−フェニルフェナントリジ
ン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、ビス
(3−アミノシクロヘキシル)メタン、2,2−ビス
[4−(4−アミノフェニルオキシ)フェニル]−1,
1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、2,2
−ビス(4−アミノフェニル)−1,1,1,3,3,
3−ヘキサフルオロプロパン、1,4−ビス(4−アミ
ノフェニル)ベンゼン、1,4−ビス(4−アミノフェ
ニル)シクロヘキサン、ビス(4−アミノフェニル)ジ
フェニルシラン、ビス(4−アミノフェニル)スルフィ
ド、ビス(3−アミノフェニル)スルフィド、ビス(4
−アミノフェニル)スルホキシド、ビス(3−アミノフ
ェニル)スルホキシド、2,2−ビス(4−アミノフェ
ニル)プロパン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェ
ニルオキシ)フェニル]プロパン、ビス(4−アミノ−
3−メチルフェニル)メタン、ビス(4−アミノ−3,
5−ジメチルフェニル)メタン、ビス(4−アミノ−3
−エチルフェニル)メタン、2,4,6−トリス(ジメ
チルアミノメチル)フェノール及びDBU。
【0041】f−:酸無水物 無水フタル酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット
酸、無水テトラヒドロフタル酸及び無水メチルテトラヒ
ドロフタル酸。
【0042】f−:多価フェノール酸 ビスフェノールF、ビスフェノールA、ノボラックフェ
ノール樹脂及びp−ヒドロキシスチレン樹脂。
【0043】f−:イミダゾール系化合物 アミンの三フッ化ホウ素錯体、ジシアンジアミド類、有
機酸ヒドラジッド類及びポリメルカプタン類。好ましい
成分(f)は芳香族系ジアミンである。
【0044】成分(f)の好ましい添加量は用途により
異なるが、エポキシ樹脂の硬化剤として常用されている
量を使用すれば良い。
【0045】(g)常温液状アルケニル化合物 成分(g)は、一分子中に少なくとも1個のアルケニル
基を有する常温液状アルケニル化合物であり、樹脂硬化
物の耐熱性を損なうことなく、樹脂組成物の粘度を低く
することができる成分である。好ましい具体例として
は、例えば下記の化合物が挙げられる。即ち、アリルベ
ンゼン、1,9−デカジエン、1−デセン、 trans−5
−デセン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、
2,3−ジメチル−1−ブテン、2,3−ジメチル−2
−ブテン、3,3−ジメチル−1−ブテン、2,5−ジ
メチル−1,5−ヘキサジエン、2,5−ジメチル−
2,4−ヘキサジエン、 trans, cis−2,6−ジメチ
ル−2,4,6−オクタトリエン、 trans, trans−
2,6−ジメチル−2,4,6−オクタトリエン、2,
4−ジメチル−1,3−ペンタジエン、1,1−ジフェ
ニルエチレン、ジペンテン、1,4−ジフェルニル−
1,3−ブタジエン、 trans−4,4' −ジフェルニル
スチルベン、ジビニルベンゼン、1ードデセン、2−エ
チル−1−ブテン、 cis−9−ヘナイコセン、1−ヘプ
タデセン、1,6−ヘプタジエン、1−ヘプテン、 cis
−2−ヘプテン、 trans−2−ヘプテン、 cis−3−ヘ
プテン、1−ヘキサデセン、1,3−ヘキサジエン、
1,4−ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン、 cis−
2, trans−4−ヘキサジエン、 trans−2, trans−
4−ヘキサジエン、2,4−ヘキサジエン、1−ヘキセ
ン、 trans−2−ヘキセン、 trans−3−ヘキセン、イ
ソプレン、リモネン、3−メチル−1,2−ブタジエ
ン、2−メチル−1−ブテン、2−メチル−2−ブテ
ン、3−メチル−1−ブテン、2−メチル−1−ヘプテ
ン、1−メチル−1,5−ヘキサジエン、3−メチル−
1,5−ヘキサジエン、2−メチル−1−ヘキセン、3
−メチル−1−ヘキセン、trans −2−メチル−1,3
−ペンタジエン、2−メチル−1,3−ペンタジエン、
2−メチル−1,3−ペンタジエン、2−メチル−1,
4−ペンタジエン、3−メチル−1,3−ペンタジエ
ン、3−メチル−1,4−ペンタジエン、2−メチル−
1−ペンテン、2−メチル−2−ペンテン、3−メチル
−1−ペンテン、3−メチル−2−ペンテン、4−メチ
ル−1−ペンテン、 cis−4−メチル−2−ペンテン、
2−メチル−1−フェニル−1−プロペン、2−メチル
プロペン、α−メチルスチレン、 trans−β−メチルス
チレン、β−メチルスチレン、4−メチルスチレン、2
−メチル−1−ウンデセン、1−ノナデセン、1,8−
ノナジエン、1−ノネン、1−アリル−3−(2−ヒド
ロキシエチル)−2−チオウレア、アリルイソシアナー
ト、アリルイソチオシアナート、アリルメルカプタン、
アリルメタクリラート、2−アリル−2−メチル−1,
3−シクロペンタンジオン、4−アリル−1,2−(メ
チルジオキシ)ベンゼン、2−アリル−6−メチルフェ
ノール、アリルメチルスルフィド、3−アリルオキシ−
1,2−プロパンジオール、アリルオキシトリナチルシ
ラン、アリルペンタフルオロベンゼン、2−アリルフェ
ノール、1−(2−アリルフェノキシ)−3−(イソプ
ロピルアミノ)−2−プロパノール、アリルフェニルエ
ーテル、アリルフェニルスルホン、アリルプロピルエー
テル、ジアリルスルフィド、ジアリルアミン、ジアリル
カルボナート、ジアリルマレート、ジアリルフェニルホ
スフィン、ジアリルフタラート、ジアリルスクシナー
ト、1,3ジアリルウレア、メタリルアルコール、1−
メタリル−3−メチル−2−チオウレア、2−メチル−
2−プロペニルフェニルエーテル、1−アリルオキシ−
4−tert−ブチルベンゼン、2−アリル−4−tert−ブ
チルフェノール、2−アリルフェノール、2−メタリル
フェノール、1−オクタデセン、1,7−オクタジエ
ン、1−オクテン、 trans−2−オクテン、 trans−4
−オクテン、1−ペンタデセン、1,4−ペンタジエ
ン、1−ペンテン、 cis−2−ペンテン、 trans−2−
ペンテン、2−ペンテン、 cis−ピペリレン、 trans−
ピペリレン、スクアレン、スチレン、1−テトラデセ
ン、7−テトラデセン、1,1,4,4−テトラフェニ
ル−1,3−ブタジエン、 cis−9−トリコセン、1−
トリデセン、2,3,3−トリメチル−1−ブテン、
2,4,4−トリメチル−1−ペンテン、2,4,4−
トリメチル−2−ペンテン、1,2,4−トリビニルシ
クロヘキサン、1−ウンデセン、ビニルシクロヘキサ
ン、4−ビニル−1−シクロヘキセン、ビニルシクロオ
クタン、ビニルシクロペンタン、アリルアセテート、ア
リルアルコール、アリルアミン、N−アリルアニリン、
4−アリルアニソール、アリル−1−ベンゾトリアゾリ
ルカルボネート、アリルブチルエーテル、アリルブチレ
ート、アリルシクロヘキシルアミン、アリルシクロペン
タン、4−アリル−1,2ジメトキシベンゼン、4−ア
リル−2,6−ジメトキシフェノール、アリルシフェニ
ルホスフィン、ジアリルスルフィド、ジアリルエーテ
ル、アリルエチルエーテル、アリルグリジジルエーテ
ル、4−tert−ブチル−1−メタリルオキシベンゼン、
4・tert−ブチル−2−メタリルフェノール、2−(4
−アリルオキシフェニル)−2−フェニルプロパン、2
−(4−メタリルオキシフェニル)−2−フェニルプロ
パン、2−(4−ヒドロキシ−3−アリルフェニル)−
2−フェニルプロパン、2−(4−ヒドロキシ−3−メ
タリルフェニル)−2−フェニルプロパン、2,4,6
−トリス[2−(2−プロペニル)フェニルオキシ]−
1,3,5−トリアジン及び2,4,6−トリス[2−
(2−メチル−2−プロペニル)フェニルオキシ]−
1,3,5−トリアジン等である。これらの中で好まし
い化合物として、耐熱性に優れた硬化物を容易に得るこ
とができることから、芳香族系アリル基又は芳香族系メ
タリル基を含有する化合物がある。成分(g)の好まし
い添加量は用途により異なるが、化合物(a)および成
分(b)の合計総量1重量部に対して1重量部迄であ
る。
【0046】(h)1分子中に少なくとも2個のアミノ
基を有するアミノ化合物 成分(h)は一分子中に少なくとも2個のアミノ基を有
するアミノ化合物であり、好ましい具体的化合物として
以下のものがある。
【0047】h−:ジアミン類 これは一分子中に2個のアミノ基を有するアミノ化合物
であり、具体的化合物として以下のものがある。即ち、
イソホロンジアミン、m−フェニレンジアミン、ビス
(4−アミノフェニル)メタン、ビス(4−アミノフェ
ニル)スルホン、ビス(3−アミノフェニル)メタン、
ビス(4−アミノフェニル)エーテル、ビス(3−アミ
ノフェニル)エーテル、4,4' −ビフェニルジアミ
ン、3,3' −ビフェニルジアミン、3,4' −ビフェ
ニルジアミン、ビス(4−アミノ−3,5−ジエチルフ
ェニル)メタン、ビス(4−アミノ−3−プロピルフェ
ニル)メタン、ビス(4−アミノ−3,5−ジプロピル
フェニル)メタン、ビス(4−アミノ−3−ブチルフェ
ニル)メタン、ビス(4−アミノ−3,5−ジブチルフ
ェニル)メタン、2−メチル−1,4−フェニレンジア
ミン、2,3−ジメチル−1,4−フェニレンジアミ
ン、2,5−ジメチル−1,4−フェニレンジアミン、
2,6−ジメチル−1,4−フェニレンジアミン、4−
エチル−1,3−フェニレンジアミン、5−エチル−
1,3−フェニレンジアミン、4,6−ジメチル−1,
3−フェニレンジアミン、2,4,6−トリメチル−
1,3−フェニレンジアミン、エチレンジアミン、テト
ラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、1,2
−フェニレンジアミン、2,3,5,6−テトラメチル
−1,4−フェニレンジアミン、1,3−フェニレンジ
アミン、ビス(4−アミノ−3−エチル−5−メチルフ
ェニル)メタン、1,4−フェニレンジアミン、4−メ
チル−1,3−フェニレンジアミン、1,4−ナフタレ
ンジアミン、1,5−ナフタレンジアミン、シクロヘキ
シレンジアミン、1,8−ナフタレンジアミン、1,3
−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、2,6−ナフ
タレンジアミン、1,4−ジアミノブタン、2,7−ナ
フタレンジアミン、1,4−ジアミノ−2−ブタノン、
2,5−ジアミノ−1,3−キシレン、1,2−ジアミ
ノシクロヘキサン、ビス(4−アミノフェニル)スルホ
ン、1,10−ジアミノデカン、ビス(3−アミノフェ
ニル)スルホン、1,12−ジアミノドデカン、2,7
ジアミノフルオレン、1,7−ジアミノヘプタン、2,
5−ジアミノピリジン、3,7−ジアミノ−2−メトキ
シフルオレン、1,3−ジアミノ1,2−ヒドロキシプ
ロパン、9,10−ジアミノフェナントレン、ジアミノ
マレオニトリル、3,6−ジアミノアクリジン、1,8
−ジアミノ−p−メンタン、1,2−ジアミノアントラ
キノン、2,3−ナフタレンジアミン、1,5−ジアミ
ノアントラキノン、2,6−ジアミノアントラキノン、
2,8−ジアミノ−6−フェニルフェナントリジン、
1,2−ジアミノ−2−メチルプロパン、ビス(4−ア
ミノシクロヘキシル)メタン、1,9−ジアミノノナ
ン、ビス(3−アミノシクロヘキシル)メタン、1,8
−ジアミノオクタン、2,2−ビス[4−(4−アミノ
フェニルオキシ)フェニル]−1,1,1,3,3,3
−ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス(4−アミノ
フェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ
プロパン、1,4−ビス(4−アミノフェニル)ベンゼ
ン、1,5−ジアミノペンタン、1,4−ビス(4−ア
ミノフェニル)シクロヘキサン、1,2−ジアミノプロ
パン、ビス(4−アミノフェニル)ジフェニルシラン、
1,3−ジアミノプロパン、ビス(4−アミノフェニ
ル)スルフィド、3,4−ジアミノベンゾフェノン、ビ
ス(3−アミノフェニル)スルフィド、2,4−ジアミ
ノフェノール、ビス(4−アミノフェニル)スルホキシ
ド、2,4−ジアミノトルエン、ビス(3−アミノフェ
ニル)スルホキシド、2,6−ジアミノトルエン、2,
2−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、3,4−ジ
アミノトルエン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェ
ニルオキシ)フェニル]プロパン、ビス(4−アミノ−
3−メチルフェニル)メタン、1,3−アダマンタンジ
アミン、ビス(4−アミノ−3,5−ジメチルフェニ
ル)メタン、1,4−ビス(3−アミノプロピル)ピペ
ラジン、ビス(4−アミノ−3−エチルフェニル)メタ
ン、2,3−ジアミノピリジン、2,6−ジアミノピリ
ジン、3,4−ジアミノピリジン及び4,5−ジアミノ
ピリシジン等である。
【0048】h−:トリアミン類 これは一分子中に3個のアミノ基を有するアミノ化合物
であり、具体的化合物として以下のものがある。即ち、
トリス(2−アミノエチル)アミン、メラミン及び2,
4,6−トリアミノピリミジン等である。
【0049】h−:その他のアミン類 具体的化合物として、トリエチレンテトラミン及びテト
ラエチレンペンタミン等である。成分(h)としては、
一分子中に2個のアミノ基を有する芳香族系ジアミンが
好ましい。成分(h)は、化合物(a)に対しては反応
性を有しておらず、成分(b)に対して反応性を有する
ので、成分(h)の添加量は成分(b)の配合量を基準
として調整することが望ましい。成分(h)の好ましい
添加量は種々の用途により異なるが、成分(b)の1重
量部に対して1重量部迄使用できる。
【0050】○成分(i) 成分(i)は、組成物を加熱硬化させるためのラジカル
開始剤である。本発明の組成物は、硬化反応の開始剤が
存在しない場合でも容易に硬化するが、場合によりラジ
カル開始剤として従来より使用されているものをいずれ
も使用することができる。好ましい具体例として、例え
ば以下のものがある。即ち、過酸化クミル、過酸化tert
−ブチル、過酸化アセチル、過酸化プロピオニル、過酸
化ベンゾイル、過酸化−2−クロロベンゾイル、過酸化
3−クロロベンゾイル、過酸化4−クロロベンゾイル、
過酸化2,4−ジクロロベンゾイル、過酸化4−ブロモ
メチルベンゾイル、過酸化ラウロイル、過硫酸カリウ
ム、ペルオキシ炭酸ジイソプロピル、テトラリンヒドロ
ペルオキシド、1−フェニル−2−メチルプロピル−1
−ヒドロキシペルオキシド、過トリフェニル酢酸tert−
ブチル、過酢酸tert−ブチル、tert−ブチルヒドロペル
オキシド、過安息香酸tert−ブチル、過ギ酸tert−ブチ
ル、過フェニル酢酸tert−ブチル、過4−メトキシ酢酸
tert−ブチル、過N−(3−トルイル)カルバミン酸te
rt−ブチル等の過酸化物;2,2' −アゾビスプロパ
ン、2,2' −ジクロロ−2,2' −アゾビスプロパ
ン、1,1' −アゾ(メチルエチル)ジアセテート、
2,2' −アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩、
2,2' −アゾビス(2−アミジノプロパン)硝酸塩、
2,2' −アゾビスイソブタン、2,2' −アゾビスイ
ソブチルアミド、2,2' −アゾビスイソブチロニトリ
ル、2,2' −アゾビスイソブチロニトリル1重量部当
たり塩化第二スズ21.5重量部の混合物、2,2' −
アゾビス−2−メチルプロピオン酸メチル、2,2' −
ジクロロ−2,2' −アゾビスブタン、2,2' −アゾ
ビス−2−メチルブチロニトリル、2,2' −アゾビス
イソ酪酸ジメチル、2,2' −アゾビスイソ酪酸ジメチ
ル1重量部当たり塩化第二スズ19.53重量部の混合
物、1,1' −アゾビス(1−メチルブチロニトリル−
3−スルホン酸ナトリウム)、2−(4−メチルフェニ
ルアゾ)−2−メチルマロノジニトリル、4,4' −ア
ゾビス−4−シアノ吉草酸、3,5−ジヒドロキシメチ
ルフェニルアゾ−2−メチルマロノジニトリル、2,
2' −アゾビス−2−メチルバレロニトリル、2−(4
−ブロモフェニルアゾ)−2−アリルマロノジニトリ
ル、4,4−アゾビス−4−シアノ吉草酸ジメチル、
2,2,−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリ
ル、1,1' −アゾビスシクロヘキサンニトリル、2,
2' −アゾビス−2−プロピルブチロニトリル、1,
1' −アゾビス−1−クロロフェニルエタン、1,1'
−アゾビス−1−シクロヘキサンカルボニトリル、1,
1' −アゾビス−1−フェニルエタン、1,1' −アゾ
ビスクメン、4−ニトロフェニルアゾベンジルシアノ酢
酸エチル、フェニルアゾジフェニルメタン、フェニルア
ゾトリフェニルメタン、4−ニトロフェニルアゾトリフ
ェニルメタン、1,1' −アゾビス−1,2−ジフェニ
ルメタン、ポリ(ビスフェノールA−4,4' −アゾビ
ス−4−シアノペンタエート)及びポリ(テトラエチレ
ングリコール−2,2' −アゾビスイソブチレート)等
のアゾ化合物;1,4−ビス(ペンタエチレン1−2−
テトラゼン、ベンゼンスルホニルアジド及び1,4−ジ
メトキシカルボニル−1,4−ジフェニル−2−テトラ
ゼン等がある。
【0051】これらのラジカル開始剤の好ましい添加量
は、用途により異なるが、化合物(a)及び成分(b)
の総量100重量部に対して5重量部迄である。
【0052】○成分(j) 成分(j)として、必要に応じて次の(j)−1〜
(j)−4成分を添加することができる。
【0053】・成分(j)−1;補強材又は充填剤 この成分は、樹脂硬化物の機械的強度を高めるための成
分であり、従来より使用されているものはいずれも使用
可能であり、好ましい具体例として以下のものがある。
即ち、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム等の金属酸
化物;水酸化アルミニウム等の金属水酸化物;炭酸カル
シウム、炭酸マグネシウム等の金属炭酸塩;ケイソウ土
粉;塩基性ケイ酸マグネシウム;焼成クレイ;微粉末シ
リカ、石英粉末、溶融シリカ、結晶シリカ;カオリン、
タルク;カーボンブラック;三酸化アンチモン;微粉末
マイカ;グラファイト;二硫化モリブデン;カーボンフ
ァイバー;ガラス繊維;ロックウール;セラミック繊
維;アスベスト等の無機質繊維;紙、パルプ、木料;ポ
リアミド繊維、アラミド繊維、ボロン繊維等の合成繊維
等である。
【0054】・成分(j)−2;着色剤 この成分は樹脂硬化物を着色するための成分であり、従
来より使用されているものはいずれも使用可能である。
好ましい具体例として以下のものがある。即ち、二酸化
チタン、黄鉛カーボンブラック、鉄黒、モリブデン赤、
紺青、群青、カドニウム黄、カドミウム赤及び窒化ホウ
素等である。
【0055】・成分(j)−3;難燃剤 この成分は樹脂硬化物に難燃性を付与するための成分で
あり、従来より使用されているものはいずれも使用可能
である。好ましい具体例として以下のものがある。即
ち、テトラブロモビスフェノールAのジメタクリレート
反応物、テトラブロモビスフェノールA、ヘキサブロモ
ベンゼン、トリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシ
アヌレート、2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシ−
3,5−ジブロモフェニル)プロパン、デカブロモジフ
ェニルエーテル等の臭素系難燃剤、三塩化アンチモン、
水酸化ジルコニウム、水酸化マグネシウム、酸化スズ等
の無機系難燃剤、トリフェニルホスフェイト、トリクレ
ジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、クレ
ジルジフェニルホスフェート、フェニレンビス(フェニ
ルクレジルホスフェート)、キシレニルジフェニルホス
フェート、フェニレンビス(ジクレジルホスフェート)
等の芳香族リン酸エステル系難燃剤及びその重縮合物、
トリス(2−クロロエチル)ホスフェート、ビス(2−
クロロエチル)ビニルホスフェート等の(ハロ)アルキ
ルリン酸エステル系難燃剤及びその重縮合物及び赤リン
等の無機リン系難燃剤等である。
【0056】・成分(j)−4;合成樹脂 この成分は樹脂硬化物に種々の特性を付与するための成
分であり、従来よりある特定の特性を修飾するための成
分として使用されているものはいずれも使用可能であ
る。好ましい具体例として以下のものがある。即ち、フ
ェノール樹脂、アルキド樹脂、メラミン樹脂、フッ素樹
脂、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂及
びポリエステル樹脂等の合成樹脂等である。
【0057】これらの粉末もしくは繊維質の補強材又は
充填剤、着色剤、難燃剤、難燃助剤及び合成樹脂の好ま
しい添加量は各々、用途により異なるが、化合物
(a)、成分(b)及び成分(c)の合計総量100重
量部に対して100重量部迄である。
【0058】本発明の樹脂組成物は、上記各成分を組成
物の硬化温度に至らない温度において均一に混合するこ
とにより容易に調製することができ、これを適当な温度
例えば120〜300℃の温度で1〜20時間加熱する
ことにより、容易に硬化し、耐熱性及び機械的特性に優
れた硬化物とすることができる。
【0059】
【実施例】以下に実施例、比較例及び参考例を挙げて、
本発明をさらに詳述する。 実施例1 トリスフェノールであるトリス(4−ヒドロキシフェニ
ル)メタン175g(0.60モル)を1l容三つ口フ
ラスコに入れ、メタノール200mlを注いだ。橙色に濁
った状態で、メカニカル撹拌機にて撹拌を行ないつつ
(約200rpm )、加温しながら96%水酸化ナトリウ
ム90g(2.2モル)を水150mlに溶かした液を滴
下漏斗によりゆっくり滴下した。暫くすると反応液は紫
色に変色する。滴下後さらに撹拌を続けてから、次に3
−クロロ−2−メチルプロぺン195g(2.2モル)
をゆっくり滴下した。滴下終了後、反応液の温度を60
℃まで上げ、5時間、さらに反応を続けた。反応後、ト
ルエン(900ml)で反応物を抽出し、抽出トルエン溶
液を5%炭酸ナトリウム水溶液および水にてこの順に十
分洗浄を繰り返し、無水硫酸マグネシウム存在下にて一
晩乾燥させた。乾燥剤を濾別した後、ロータリーエバポ
レーターにて減圧下でその濾液を濃縮し、濃縮物277
gを得た(収率は略100%である。)。得られた生成
物の 1H−NMRスペクトルは表1に、又IRスペクト
ルは表2に示す通りであり、この化合物はトリス[4−
(2−メチル−2−プロペニルオキシ)フェニル]メタ
ンであると同定された。
【0060】
【表1】実施例1で合成して得た生成物の 1H−核磁気
共鳴スペクトルのケミカルシフト値およびその帰属
【0061】
【化9】
【0062】
【表2】
【0063】注)* p−フェニレン基
【0064】実施例2 実施例1において合成した化合物とビス(4−マレイミ
ドフェニル)メタンとを等モル比で、140〜150℃
の温度において均一に混合溶融して、その中にジクミル
パーオキシドを3モル%〔化合物(a)と成分(b)の
合計モル数を基準として〕配合した後、素早く成形用型
に流し込み、120℃において2時間、その後200℃
において2時間加熱して、樹脂硬化物を得た。この硬化
物の物性を以下の方法により測定し、その結果を下記表
3に示した。 ○引張強度 JISK7113に準じて測定した。 ○ショアーD硬度 JISZ2246に準じて測定した。 ○重量損失温度5%、10%、20% 昇温速度を20℃/分として、熱重量示差熱法(TG・
DTA)により、5%、10%及び20%の重量減少と
なる温度を測定した。 ○分解温度 昇温速度を20℃/分として、TG・DTAにより、急
激な発熱及び重量減少が起こる温度を分解温度とした。 ○ガラス転移点 粘弾性スペクトル(VES)において誘電正接が最大値
となる温度をガラス転移点とした。
【0065】
【表3】
【0066】
【発明の効果】本発明のトリアルケニルエーテルは、重
合反応性官能基であるアルケニル基を1分子内に3個有
し、種々の産業分野に於いて架橋剤等の高分子合成用原
料として有用であり、成形加工性を有すると共に耐熱性
及び機械的特性に優れたポリイミドを得るための原料化
合物として特に有用である。又、本発明の新規化合物を
含有するポリマレイミド化合物系熱硬化性樹脂組成物
は、耐熱性及び機械的特性に優れた樹脂硬化物であり、
電気絶縁材料及び積層板形成材料等として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武井 正雄 愛知県名古屋市港区船見町1番地の1 東 亞合成化学工業株式会社名古屋総合研究所 内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(a)で表わされるトリアルケ
    ニルエーテル。 【化1】 (但し、式中のR1 ,R2 およびR3 はいずれも水素原
    子又はメチル基を示し、互いに同じであっても異なって
    いても良い。)
  2. 【請求項2】請求項1記載のトリアルケニルエーテル及
    びポリマレイミド化合物から成ることを特徴とする熱硬
    化性樹脂組成物。
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