JPH0610056B2 - シ−ト状物の自動給送装置 - Google Patents

シ−ト状物の自動給送装置

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JPH0610056B2
JPH0610056B2 JP61008902A JP890286A JPH0610056B2 JP H0610056 B2 JPH0610056 B2 JP H0610056B2 JP 61008902 A JP61008902 A JP 61008902A JP 890286 A JP890286 A JP 890286A JP H0610056 B2 JPH0610056 B2 JP H0610056B2
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sheet
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feeding
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plate
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正 三輪
誠二 鷹羽司
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はシート状物の自動給送装置に関し、特に、シ
ート状物を多数枚載置して、上位のものから順に給送す
ることのできるシート状物の自動給送装置に関するもの
である。
〔従来技術〕
一般に、電子写真複写装置、簡易印刷機等記録装置に用
いられ、シート状物である転写紙、感光紙、印刷紙等の
給送装置にあっては、シート状物の積載部材の上部に多
数枚のシート状物を載置し、回転給送ローラ(ベル
ト)、その他、空気引力方式や、静電吸引方式による送
り出し機構により積載したシート状物を上位のものから
1枚宛順に給送するようになっていて、そして、順次送
り出したのちにシート状物の積載部材が順次上昇するこ
とでシート状物送り出し機構との関係において、略一定
標準高さに常に保持させることにより積載したシート状
物を最後の1枚まで給送するようになっている。
そして、通常はシート積載部材として、通常の記録装置
用の転写紙とすると200〜250枚ぐらい収容できる
カセットを上下に数段設けてあった。
そして、上記のようなものや、さらに、500〜200
0枚ぐらいのシート状物を収容可能なものとして、特公
昭45年−29279号公報、特公昭46年−2020
0号公報、特公昭60年−11663号公報、特公昭6
0年−25345号公報および実開昭54年−336号
公報等に示される昇降給紙台方式のものがあるが、いず
れも昇降給紙台は引出し不可能となっているとともに、
再給紙ローラ(レジストローラ)が別個となっていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
したがって、上記のようなものにあってはカセット方式
としたものの場合には、前記のような通常のたとえば電
子写真複写装置用の転写紙で、たかだか200〜250
枚ぐらいと収容量に限界があり、電子写真複写装置、簡
易印刷機等の装置の高速化に伴いシート状物を頻繁に補
給する必要があるために作業効率が著しく低いものにな
ってしまうという問題点を有し、また、カセットを多段
とすればシート状物の収容量を増やすことができるがそ
れぞれのカセットに送り出し機構やガイド板を設ける必
要があり、結果的にシート状物の収容量と比較して大き
な空間が必要であるという問題点を有していた。
さらに、1つのカセットを大容量とすることも考えられ
るがカセットの収容量を大きくすると、積載されたシー
ト状物が上層から下層にいくに従いシート状物の先端を
カセットの底から送り出し機構の位置まで持ち上げる必
要があるが、このようなことを精度良く行うことは非常
に困難なことであり、精度良い送り出しができなくな
り、ノーフィードや、ダブルフィード、曲がり、タイミ
ングずれなどの給紙不良をひき起こすという問題点を有
していた。
さらに、大容量とすることのできる昇降給送台方式のも
のにあっては再給紙ローラ(レジストローラ)と昇降給
送台が別ユニットとなっていて電子写真複写装置等に取
付けたままで保持されているので紙詰まり、所謂、ジャ
ムが発生した場合にはその処理が困難であるとともに、
給紙部が大型化して、組立工数が大きく、組立て作業の
効率が悪いという問題点を有していた。
この発明は前記のような従来のもののもつ問題点を解決
したものであって、電子写真複写装置、簡易印刷機等の
限られた空間を最大限に利用し、たとえば、500〜3
000枚以上の大量のシート状物を収容しても従来のカ
セット方式のものよりも小型であり、また、シート状物
の送り出し条件を上層のものから下層のものまで常に安
定で均一のものとして紙詰まり等の発生を防止し、万が
一ジャムが発生した場合であっても、全体を引出し可能
とすることにより、その処理を容易に行えるようにし、
さらに組立も簡単に行えて組立工数を小さなものとして
組立作業の効率を高いものとすることができ、しかも、
大きさの異なる複数種類のシート状物を別々に載置して
所望のものを給送することのできるシート状物の自動給
送装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためにこの発明は、記録装置等
の本体に装着し、取外し可能に取付けられるシート状物
の自動給送装置であって、駆動源によって上下動される
給紙台と、該給紙台の上部に位置するとともに、給紙台
に載置されたシート状物のうちの最上位のものから順に
給送する送り出し部とを有するユニットを上下方向に複
数段配設し、このユニットの一つに前記いずれか一つの
ユニットの送り出し部から送り出されたシート状物を再
び給送するために、記録装置等のタイミングに合致させ
て起動・停止する再給紙部を前記ユニットの何れかに設
けた構成を有している。
〔作用〕
この発明は上記の手段を採用したことにより、シート状
物を確実に給送することができるとともに再給紙部を兼
用することができ、再給紙部も一体に引き出すことがで
きるので紙詰まり、所謂、ジャムが発生した場合では非
常に簡単に処理することができることとなる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの発明の実施例について説明する。
図面にはこの発明によるシート状物の自動給送装置が示
されていて、まず、上位のユニットであるシート状物の
自動給送装置について説明すると、このシート状物の自
動給送装置は、複数枚のシート状物を積載して上下動す
る昇降給紙台部1と、この昇降給紙台部1に積載したシ
ート状物のうちの最上位のものから順に送り出す送り出
し部10と、シート状物を一時待機して所定のタイミン
グで送り出す再給紙部35とを有している。
前記昇降給紙台部1は、電子写真複写装置等の機台2か
ら水平方向に引出し可能であるとともに、両側に側板3
aが立設されたシート状物の自動給送装置の機台3の上
部に位置する給紙台4を有し、この給紙台4は、その両
側に前記機台3の側板3aよりも外方に位置する支持部
材5の後端とねじ6を介して連結されるとともに、支持
部材5の前端とは側板3aに設けた前方に傾斜する長孔
3b内においてねじ7を介して連結され、給紙台4の両
側端と支持部材5との間に機台3の側板3aの一部が位
置するようになっている。
また、前記支持部材5の内方に回転可能に設けた上下方
向の2つの支持ローラ8a、8bは、機台3の両側板3
aの外側後端に、前記長孔3bと平行しているリフト用
ガイド板9内に位置していることで、前記給紙台4は前
方に傾斜した初期の状態のままで上方に行くに従って前
方に移動する状態でリフト用ガイド板9に案内されて上
下動可能となっている。
この上下2つの支持ローラ8a、8bの給紙台4に対す
る位置関係は第2図に示すように給紙台4の前端と支持
ローラ8a、8bとの距離をaとし、支持ローラ8a、
8bと給紙台4の後端との距離をbとするとa:b=
1:1〜1:1.2となっている。
前記機台3の両側板3a間の上部であって、前記給紙台
4より前方には、送り出し部10が設けられ、この送り
出し部10には、一端がクラッチ11と連結されている
軸12が架設され、この軸12の中央部にはローラ13
が取付けられ、さらに、この軸12には送り出しユニッ
ト14が設けられて他のローラ15が設けられ、この他
のローラ15と前記ローラ13との間には給紙ベルト1
6が張設されている。
そして、前記送り出しユニット14にはシート状物の最
上位のものと当接する給紙ローラ17が支持板18を介
して上下方向に移動可能に設けられており、この給紙ロ
ーラ17は前記給紙ベルト16と同期して回転するよう
に前記他のローラ15の軸15aと給紙ローラ17の軸
17aとの間に回転伝達用のベルト19が張設されてい
る。
前記給紙台4の前端部の前記機台3には給紙台4の上部
に載置されるシート状物の前端と当接するために前方に
傾斜している前端案内板20が設けられ、この前端案内
板20の前方には前記ローラ13、15間に張設された
給紙ベルト16に下方から圧接している重送防止ローラ
21を間欠回転させるための重送防止ローラ21の間欠
回転機構が設けられている。
前記重送防止ローラ21を間欠回転させる機構は第7図
に示されていて、機台3に立設された立板22に中央部
が軸24によって支持されるとともに、一端が前記給紙
台4の前端によって押下げられるリンク板23の他端
に、軸25を介して他のリンク板26が連結され、この
リンク板26の上部に、重送防止ローラ21の側面に設
けられたラチェット27を押上げるラチェット押上げ爪
28が設けられ、また、前記立板22と他方のリンク板
26との間には常にラチェット押上げ爪28をラチェッ
ト27から離隔する向きに付勢しているばね29が設け
られ、さらに、前記立板22にはラチェット27の戻り
防止用の板ばね30が設けられている。
一方、前記給紙ベルト16を張設している一方のローラ
13と重送防止ローラ21との間の前方には上下一対の
ガイド板31a、31bが設けられるとともに、両ガイ
ド板31a、31b間に突出する上下一対のガイドロー
ラ32a、32bが設けられ、このガイドローラ32
a、32bの前方には上下一対のガイド板33a、33
bを介して上下一対の再スタートローラ34a、34b
からなる再給紙部35が設けられ、前記上ガイドローラ
32aの軸36と上再スタートローラ34aの軸37お
よび前記給紙ベルト16を張設している一方のローラ1
3の軸12のクラッチ11は歯車列を介して連結されて
いて、前記上再スタートローラ34aの軸37に設けた
歯車は、電子写真複写装置等の本体2aに押し込んだ際
に本体の駆動源と連結するようになっている。
前記給紙台4の前端部に位置する前端案内板20と前記
再スタートローラ34a、34bとの間であって、前記
送り出し機構10の下方の機台3には前記給紙台4を上
下方向に移動するための機構の作動部材40が設けられ
ていて、この作動部材40に設けたスプロケット41
と、機台3の一方の側板3aの上部に設けたスプロケッ
ト42と、このスプロケット42よりやや後方に位置す
るとともに、両側板3a、3aを貫通している軸43に
取付けたスプロケット44とはチェン45を介して連結
されていて、また、他方の側板3aの外側においても前
記作動部材40に設けられたスプロケット41に対応す
る位置に設けられたスプロケット46と、上部に設けら
れたスプロケット47と、前記貫通する軸43に設けら
れたスプロケット48とはチェン49を介して連結され
ており、しかも、この両チェン45、49の一部は前記
給紙台4と支持部材5との間であって、前記機台3の側
板3aよりも外側に位置している。
前記給紙台4の両側に設けられた支持部材5、5は第5
図(a)(b)に示すようになっていて、各支持部材5、5の
外側にはそれぞれ調整板50、50が設けられ、この調
整板50、50には前記支持部材5、5の2つのねじ孔
5aに対応する上下方向の長孔50aが設けられ、ま
た、支持部材5の上下方向の長孔5bに対応する位置に
は上下に所定の間隔をおいている2つの孔50bが穿設
されている。
そして、前記支持部材5のねじ孔5aに調整板50の長
孔50aを介してねじ51を螺合することで調整板50
は支持部材5に対して上下方向に移動可能、かつ、固定
可能となり、また、調整板50の上下方向の2つの穴5
0b内に挿入されたピン52は支持部材5の上下方向の
長孔5bを貫通してチェン45、49に係止可能とな
り、これによってチェン45、49と両支持部材5、す
なわち、給紙台4とは固定されるようになっているとと
もに、両支持部材5には、その両側にはそれぞれ調整板
50が位置しているので給紙台4の左右方向の傾きを調
整することができることとなる。
この給紙台4、支持部材5およびチェン45、49の関
係は記述のように給紙台4は上下2つの支持ローラ8
a、8bによって支持されて上下動可能となっており、
この支持ローラ8a、8bは給紙台4の前後方向の中央
部よりもやや後端側に位置しており、このためにチェン
45、49は給紙台4の支持ローラ8a、8bに対して
長い側、すなわち、第2図のa側に連結されている。
一方、前記給紙台4の下面にはピニオン53が設けられ
るとともに、このピニオン53に噛合い係合するラック
54、54が給紙台4の孔4aを介して立設されている
サイドガイド板55、55の下部に連結されていること
によりピニオン53の回転に応じて互いに接近離隔する
ようになっており、このピニオン53を回転させるため
に外部操作用のハンドル56と連動するプーリー57と
の間がワイヤー58を介して連結されている。
このサイドガイド板55は第8図に示すようになってい
て、サイドガイド板55は本体70と、この本体70の
上部に軸71を介して連結された前記本体70と略同一
はばを有する回転板72とによって構成され、前記軸7
1に巻回されたばね73の一端は本体70に、また、他
端は前記回転板72にそれぞれ係止されていることによ
り、本体70と回転板72とが連続する状態で保持され
ているとともに、回転板72はばね73の付勢力に抗し
て略90°回動可能であって、この90°回動した時点
においては回動する以前と比較してサイドガイド板55
の高さは所定高さcだけ低くなるようになっている。
また、第2図に示すように前記機台3の両側板3a、3
aの下端部には、給紙台4が下降したときに前端が上方
に移動されて電子写真複写装置等の機台2の係止片60
との係止が解除する第1ロック部材61がそれぞれ設け
られ、また、これより後方には給紙台4の後部に渡るよ
うなコ字状をなし、中央部を後方に引いた時に、この動
作によって上方に揺動して前端が電子写真複写装置の機
台2の係止片62との係止から解除する第2ロック部材
63が設けられている。
なお、65はこの発明によるシート状物の自動給送装置
の後端部を覆うためのケースであって、このケースの上
部は開放可能となっていて、開放時にシート状物の束を
挿入可能となっている。
そして、上記のように構成されている上位のユニットで
あるシート状物の自動給送装置の下方には上位のユニッ
トの昇降給紙台部1と、送り出し部10とを有する下位
のユニットであるシート状物の給送装置91が位置し
(第9図)、この下位のものの送り出し部10から送り
出されたシート状物を受け取るガイド板90a、90b
が前記上位のシート状物の自動給送装置に設けられてい
る。
そして、下位のユニットのシート状物の給送装置は、再
給紙部が不要であるために従来から用いられた給送装置
であってもよいものである。
さらに、この発明によるシート状物の自動給送装置が電
子写真複写装置等の本体2aに取付けられた際に、電子
写真複写装置等の本体の側部には手差しユニット75が
取付けられるようになっている。
すなわち、この手差しユニット75は第6図に示すよう
になっていて上面および前端が開口する箱状の本体76
を有し、この本体76の両側板77、77には前端部が
上方に傾斜する2本の溝77a、77aが互いに対向す
るように形成され、この本体76内にはシート状物載置
用の板78がその後端上下部に設けたピン79、79が
前記溝77a、77a内に位置した状態で保持されてい
て、したがって、前記シート状物の載置用の板78は、
その後端のピン79が両溝77a、77aに位置してい
ることにより、溝77a、77aに沿って本体76の前
端から出没可能となっている。
次ぎに前記のものの作用について説明する。
まず、前記給紙台4が第2、3、4図に示す下降位置に
ある状態において、前記給紙台4によって、第1ロック
部材61の後端は下方に押し上げられることで先端が電
子写真複写装置等の機台2の係止片60との係合が解除
した状態であり、また、給紙台4によって重送防止ロー
ラ21を間欠回転させる機構のリンク板23が押し上げ
られ、これによって他のリンク板26の上端に設けられ
たラチェット押上げ爪28が重送防止ローラ21の側面
のラチェット27と当接した状態となっている(第7図
参照)。
一方、この発明によるものが電子写真複写装置の本体に
押し込まれて取付けられていることで前記上再スタート
ローラ34aの軸37に設けた歯車等からなる歯車列は
電子写真複写装置等の本体の駆動源と連結されるように
なっている。
そして、このように給紙台4が下降位置になる状態にお
いて、まず、外部操作用のハンドル56を回転するとプ
ーリ57、ワイヤー58を介してピニオン53が回転
し、このピニオン53の回転によってラック54、54
を介してサイドガイド板55、55は互いに離間あるい
は接近し、この両サイドガイド板55、55の間隔をシ
ート状物を合致するようにし、こののち両サイドガイド
板55、55間において、所定枚数のシート状物、たと
えば、転写紙を給紙台4上に載置し、こののち電子写真
複写装置等の本体の操作部からの指令によって作動部材
40を起動したとすると、まず、スプロケット41が回
転し、この回転がチェン45を介してスプロケット4
2、44に伝達され、また、スプロケット44の回転が
軸43を介してスプロケット48に伝達され、このスプ
ロケット48の回転がチェン49およびスプロケット4
7、46を回転させることとなる。
したがって、チェン45、49の移動時に、このチェン
45、49は調整板50のピン52を介して給紙台4と
一体となっているので上昇することとなる。
しかも、この上昇時において、給紙台4は支持部材5の
内方に上下方向に設けられた支持ローラ8a、8bが機
台3の両側板3aの外側に設けられたリフト用ガイド板
9内に位置しているので所定の前傾の状態でチェン4
5、49と一体に上昇することとなる。
この時、給紙台4の上部に載置された転写紙は給紙台4
が前傾しているために前方にずれ出ることとなるが、前
記給紙台4の前端には前端案内板20が位置し、しか
も、給紙台の上面とはほほ直交しているので各転写紙
は、その前端が揃えられた状態で上昇されるものであ
り、この時、チェン45、49は給紙台4に対して第2
図のa側で連結されているので支持ローラ8a、8bが
給紙台4の上昇に対して大きな負荷とならず、円滑に上
昇することができるものであり、そして、転写紙のうち
の最上位のものが給紙ローラ17に当接し、これを検知
部材(図示せず)が検知することで給紙台4はその上昇
を停止され、すなわち、作動部材40が係止されること
となる。
こののち、給紙ローラ17が回転を開始して最上位の転
写シート状物を送り出し、最上位の転写シート状物がロ
ーラ13、15間に張設された給紙ベルト16と重送防
止ローラ21との間を通過する際に、最上位の転写紙の
みが確実に給送され、こののち上下一対のガイド板31
a、31bを通って上下一対のガイドローラ32a、3
2bを通り、さらに上下一対のガイド板33a、33b
を介して上下一対の再スタートローラ(レジストロー
ラ)34a、34b間に達して待機される。
そして、電子写真複写装置等からの指令に応じて所定の
タイミングで上下一対の再スタートローラ34a、34
bが回転を開始して転写紙の給送を行う。
上記のようにして順次最上位の転写紙から給送されたの
ちに給送台4上の転写紙が減った際には給送ローラ17
の位置が下がり、その位置の低下を検知部材(図示せ
ず)が検知すると、前記作動部材40が回転し、スプロ
ケット41やスプロケット42、47、44、48、4
6を介して両チェン45、49を動かして給送台4を上
昇させ、給送台4が所定量(3mm程度)上昇すると送り
出しローラ17の上昇を検知して給送台4の上昇を停止
し、すなわち、前記作動部材40の回転を停止し、上記
と同様に最上位の転写紙から順次送り出し操作を行なう
ものである。
そして、前記給送台4上の転写紙が無くなった際には操
作部の操作によって再び作動部材40を作動して給紙台
4を下降させて初期の状態にすると、この給紙台4が下
降位置となった際には、給紙台4の前端部によって重送
防止ローラ21を間欠回転させる機構が、そのリンク板
23が押し上げられることで他のリンク板26の上端の
ラチェット押上げ爪28が上昇し、ラチェット27を介
して作動して重送防止ローラ21を所定角度回転すると
ともに、第1ロック部材61の係止が解除した状態に保
持され、つぎの指令まで待機するものである。
また、電子写真複写装置の本体の下方に下位の給送ユニ
ット91を設けた場合において、上位のものの昇降給紙
台部1および送り出し部10を作動させることなく、下
位のユニットの昇降給紙台部1および送り出し部10を
作動させて、転写紙を順次、上位のもののガイド板90
a、90b間に送り込み、こののち、再スタートローラ
34a、34bを所定のタイミングで起動させれば下位
のものの内部に収納されている転写紙を用いることがで
きるものである。
さらに、手差しユニット75を用いれば、まず、給紙台
4を下降位置としたのち手差しユニット75を第6図の
Iの状態から倒伏させてIIの状態とし、こののち、シー
ト状物載置用の板78を前方に押し出せばシート状物載
置用の板78は、その後端のピン79が溝77a、77
aに沿って前方に移動し、前端が前記両サイドガイド板
55、55の上部の回転板72をばね73の付勢力に抗
してほぼ90°回動させることによりシート状物載置用
の板78の進行は阻止されることなく前方に移動し、こ
の板78は前記送り出しローラ17をわずかに押上げて
給紙ベルト16の下側に位置することとなるので、シー
ト状物載置用の板78の上部に転写紙を位置すれば手差
しでも転写紙を給送することができるものであり、この
転写紙は、その後、再スタートロー34a、34aで停
止されたのちに所定のタイミングで給送されるものであ
る。
従って、給紙台4上にシート状物の束を載置しておけ
ば、最上位のものから順次給送されるとともに、給紙台
4を用いることがなければ、下方の給紙ユニットを用い
ることができ、さもなければ、電子写真複写装置の本体
2aに設けた手差しユニットを用いることができ、ま
た、再スタートローラと給紙台とが一体となって機台に
設けられているので、紙詰まり、所謂、ジャムに生じた
場合であってもジャムの処理の操作性が非常に向上する
ものである。
〔発明の効果〕
この発明は前記のようにし構成したことにより、一つの
再給紙部を複数の給紙ユニットで兼用することができる
ので全体を小型とすることができるとともに上位のもの
は紙詰まりが生じた場合であっても機台を引き出す操作
だけで再スタートローラも一体に引き出すことができる
ので、紙詰まり時の操作性を非常に向上することがで
き、また、下位のものも引き出し可能であるのでジャム
処理を容易にすることができるなどのすぐれた効果を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明によるシート状物の自動給送装置の実施
例を示し、第1図は平面図、第2図は給紙台とロック機
構との関係を特に示す縦断正面図、第3図は給紙台と重
送防止ローラの間欠回転機構との関係を特に示す縦断正
面図、第4図は給紙台に設けられたサイドガイド板を移
動する機構を特に示す縦断正面図、第5図(a)(b)は支持
部材と調整部材とを示す概略図、第6図は手差しユニッ
トとの関係を示す概略図、第7図は重送防止ローラの間
欠回転機構を示す概略図、第8図はサイドガイド板の上
端部を示す概略図、第9図は上下2段とした場合の概略
図である。 1……昇降給紙台部 2……電子写真複写装置等の機台 3……機台 4……給紙台 5……支持部材 8a、8b……支持ローラ 9……リフト用ガイド板 10……送り出し部 13、15……ローラ 16……給紙ベルト 17……給紙ローラ 20……前端案内板 21……重送防止ローラ 23、26……リンク板 27……ラチェット 28……ラチェット押上げ板 31a、31b、33a、33b、90a、90b……
ガイド板 41、42、44、46、47、48……スプロケット 45、49……チェン 50……調整板 53……ピニオン 54……ラック 55……サイドガイド板 56……ハンドル 60、62……係止片 61……第1ロック部材 63……第2ロック部材 70……サイドガイド板の本体 72……回転板 73……ばね 75……手差しユニット 77a……溝 78……シート状物載置用の板 91……下位のユニット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録装置等の本体に装着し、取外し可能に
    取付けられるシート状物の自動給送装置であって、駆動
    源によって上下動される給紙台と、該給紙台の上部に位
    置するとともに、給紙台に載置されたシート状物のうち
    の最上位のものから順に給送する送り出し部とを有する
    ユニットを上下方向に複数段配設し、このユニットの一
    つに前記いずれか一つのユニットの送り出し部から送り
    出されたシート状物を送り出すために、記録装置等のタ
    イミングに合致させて起動・停止する再給紙部を前記ユ
    ニットの何れかに設けたことを特徴とするシート状物の
    自動給送装置。
  2. 【請求項2】前記再給紙部の駆動源は、電子写真複写装
    置等の本体に押し込んだ際に電子写真複写装置等の本体
    から伝達されるようになっている特許請求の範囲第1項
    記載のシート状物の自動給送装置。
JP61008902A 1986-01-21 1986-01-21 シ−ト状物の自動給送装置 Expired - Lifetime JPH0610056B2 (ja)

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