JPH0599701A - 円弧ひずみを有する軌跡の測定器 - Google Patents

円弧ひずみを有する軌跡の測定器

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JPH0599701A
JPH0599701A JP26557591A JP26557591A JPH0599701A JP H0599701 A JPH0599701 A JP H0599701A JP 26557591 A JP26557591 A JP 26557591A JP 26557591 A JP26557591 A JP 26557591A JP H0599701 A JPH0599701 A JP H0599701A
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隆一 久我
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円弧ひずみを生ずるペン書き記録器による軌
跡から、円弧ひずみの誤差を含まない時間要素と振幅要
素の値を読み取る。 【構成】 円弧ひずみを生ずるペン書き記録器の記録紙
上における、ペンの回転軸の振幅方向の位置を基準とし
た、記録紙の送り方向に平行な直線に対して特定の目量
の目盛線を付した直線部(1)と、ペンの回転半径と同
じ半径の弧に対して特定の目量の目盛線を付した弧部I
(2)と、ペンの回転軸から記録紙の上下端までの振幅
方向の距離を表す記録紙位置表示部(3)を具えた透明
基板I(4)、並びに前記弧部Iに同じ弧部II(5)
を具えた透明基板II(6)からなり、透明基板I
(4)に重ねた透明基板II(6)を、スライダ(7)
により記録紙の送り方向へ移動させることができるよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕本発明は、円弧ひずみを生ずるペ
ン書き記録器の軌跡から、円弧ひずみの誤差を含まない
時間要素と振幅要素の値を読み取る円弧ひずみを有する
軌跡の測定器に関する。
〔従来の技術〕一般にペン書き記録器とよばれている装
置は、ぺンの駆動に可動コイル形ガルバノメータが使わ
れており、その回転軸に直接ペンが装着されているの
で、ペンの運動は円弧運動となり、記録された軌跡には
円弧ひずみが含まれることとなる。この円弧ひずみの誤
差は、第3図において、AOの長さのペンがθ度の円弧
運動をしたとき、点Aにおける時間要素の誤差は、1/
S・線分BC相当(ただしSは記録紙の送り速さ)であ
り、振幅要素の誤差は弧AB−線分ACである。それぞ
れ、二項展開、マクローリン展開を経て、時間要素の誤
差は約「1/S・(線分AC)/2(線分AO)相
当」、振幅要素の誤差は約「1/6・(線分AC)
(線分AO)」となる。従来、この円弧ひずみの誤差
に対処し得る測定器に該当するものは無く、補助的手段
として、記録紙上にペンの回転半径に見合った円弧状の
罫線を印刷して、これをスケールとして用いている。
〔発明の解決しようとする課題〕従来の上記補助的手段
にあっては、罫線と罫線のあいだの空白部分に記録され
た軌跡は目分量で読み取らざるを得ず、仮に読み取り精
度を改善するために罫線の印刷密度を高くすると、多数
の罫線あるいは罫線間を逸脱しないよう数値の表示個所
まで辿らなければならず、視認性は著しく低下する。ま
たこれによれば、スケールは記録紙に印刷されているた
めに使い捨てとなる問題点があった。本発明は、新たに
円弧ひずみを有する軌跡の測定器を提供することを目的
としており、これによって上記補助的手段の問題点をも
解消することができる。
〔課題を解決するための手段〕本発明による円弧ひずみ
を有する軌跡の測定器は、円弧ひずみを生ずるペン書き
記録器の、記録紙上における、ペンの回転軸の振幅方向
の位置を基準とした、記録紙の送り方向に平行な直線に
対して特定の目量の目盛線を付した直線部と、ペンの回
転半径と同じ半径の弧に対して特定の目量の目盛線を付
した弧部Iと、ペンの回転軸から記録紙の上下端までの
振幅方向の距離を表す記録紙位置表示部を具えた透明基
板I、並びに透明基板Iの弧部Iと同じ弧部IIを具え
た透明基板IIからなり、透明基板Iに重ねた透明基板
IIを、スライダにより記録紙の送り方向へ移動させる
ことができるように構成する。軌跡の計測にあたって
は、本測定器を、透明基板Iの直線部を基準として、適
正に配置する必要があるが、この手続きを容易にするた
めに、ペンの回転軸から記録紙の上下端までの距離は一
定であることを利用して、その距離に相当する部位に記
録紙位置表示部を具えるように構成する。
〔作用)上記のように構成された本測定器を、透明基板
Iの直線部を基準として、透明基板Iの弧部Iが測定対
象である軌跡の測定起点にくるように配置する。次い
で、透明基板IIをスライダにより移動させて、透明基
板IIの弧部IIを軌跡の測定終点に配置すると、この
とき透明基板Iの直線部と透明基板IIの弧部IIとの
交点の、透明基板Iの直線部の目盛は時間要素について
円弧ひずみの誤差を含まない値を示す。また測定終点と
測定起点に位置する透明基板IIの弧部IIと透明基板
Iの弧部Iの目盛を読み、その差を求めれば振幅要素に
ついて円弧ひずみの誤差を含まない値を得ることができ
る。
〔実施例〕以下、本発明の実施例を第1図から第2図に
基づいて説明する。第1図において、(4)は透明基板
Iであって、円弧ひずみを生ずるペン書き記録器の、記
録紙上における、ペンの回転軸の振幅方向の位置を基準
とした、記録紙の送り方向に平行な直線に対して特定の
目量の目盛線を付した直線部(1)と、ペンの回転半径
と同じ半径の弧に対して特定の目量の目盛線を付した弧
部I(2)と、ペンの回転軸から記録紙の上下端までの
振幅方向の距離を表す記録紙位置表示部(3)を具えて
いる。(6)は透明基板IIであって、透明基板I
(4)の弧部I(2)と同じ弧部(5)と、透明基板I
(4)に重ねて記録紙の送り方向に移動させることがで
きるようにするためのスライダ(8)と、透明基板I
(4)の直線部(1)と対になるバーニヤ目盛(8)を
具えている。次に第2図により本実施例における測定の
仕方を説明する。第2図は、4現象記録器による第2番
目の軌跡について測定する場合を示している。先ず透明
基板I(4)を、直線部(1)または記録紙位置表示部
(3)の表示により、振幅方向に関して適正に配置す
る。記録紙位置表示部(3)の表示は、この位置に記
録紙の上端を合わせると、記録紙上の第2番目のペンの
回転軸と本測定器の直線部(1)が一致することを表し
ている。次いで、透明基板I(4)を紙送り方向へ移動
させて、透明基板I(4)の弧部I(2)を軌跡の測定
起点上に配置する。その後、透明基板II(6)をスラ
イドさせて、透明基板II(6)の弧部II(5)を軌
跡の測定終点上に配置すると、このとき透明基板I
(4)の直線部(1)と透明基板II(6)の弧部II
(5)との交点の、透明基板I(4)の直線部(1)の
目盛は時間要素について円弧ひずみの誤差を含まない値
を示す。また、測定終点と測定起点に位置する透明基板
II(6)の弧部II(5)と透明基板I(4)の弧部
(2)の目盛を読み、その差を求めれば振幅要素につい
て円弧ひずみの誤差を含まない値を得ることができる。
本実施例の透明基板I(4)の直線部(1)の目盛は、
特定の測定器における記録紙の送り速さに基づいて、長
さを時間に換算して表示する例を示している。
〔発明の効果〕本発明は、以上説明したように構成する
ことにより、新たに円弧ひずみを有する軌跡の測定器を
提供することができる。また従来の、記録紙上にペンの
回転半径に見合った円弧状の罫線を印刷してスケールと
する補助的手段にあっては、罫線と罫線のあいだの空白
部分に記録された軌跡は目分量で読み取らざるを得ず、
仮に読み取り精度を改善するために罫線の印刷密度を高
くすると、多数の罫線あるいは罫線間を逸脱しないよう
数値の表示個所まで辿ることとなり、視認性は著しく低
下すること、さらにスケールは記録紙に印刷されている
ために使い捨てとなる問題点があった。本発明によれ
ば、上記補助的手段の問題点を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図はその
使用法を示す図、第3図は従来の技術を説明する資料の
図である。 (1)は直線部、(2)は弧部I、(3)は記録紙位置
表示部、(4)は透明基板I、(5)は弧部II、
(6)は透明基板II、(7)はスライダ、(8)はバ
ーニヤ目盛である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 円弧ひずみを生ずるペン書き記録器の、記録紙上におけ
    る、ペンの回転軸の振幅方向の位置を基準とした、記録
    紙の送り方向に平行な直線に対して特定の目量の目盛線
    を付した直線部(1)と、ペンの回転半径と同じ半径の
    弧に対して特定の目量の目盛線を付した弧部I(2)
    と、ペンの回転軸から記録紙の上下端までの振幅方向の
    距離を表す記録紙位置表示部(3)を具えた透明基板I
    (4)、並びに前記透明基板I(4)の弧部I(2)と
    同じ弧部II(5)を具えた透明基板II(6)からな
    り、前記透明基板I(4)に重ねた前記透明基板II
    (6)を、スライダ(7)により記録紙の送り方向へ移
    動させることによって、円弧ひずみの誤差を含まない時
    間要素と振幅要素の値を読み取ることを特徴とする円弧
    ひずみを有する軌跡の測定器。
JP26557591A 1991-07-11 1991-07-11 円弧ひずみを有する軌跡の測定器 Expired - Fee Related JPH0718715B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101507927B1 (ko) * 2013-08-06 2015-04-07 허회진 인쇄물 오차 측정장치
CN109341562A (zh) * 2018-12-03 2019-02-15 重庆工程职业技术学院 一种检测水泥基材料横向变形的装置

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