JPH0599540A - 車両用空調装置の冷媒過充填防止装置 - Google Patents

車両用空調装置の冷媒過充填防止装置

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JPH0599540A
JPH0599540A JP28348591A JP28348591A JPH0599540A JP H0599540 A JPH0599540 A JP H0599540A JP 28348591 A JP28348591 A JP 28348591A JP 28348591 A JP28348591 A JP 28348591A JP H0599540 A JPH0599540 A JP H0599540A
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refrigerant
cooling
supercooling
cooling cycle
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Muneo Sakurada
宗夫 桜田
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2345/00Details for charging or discharging refrigerants; Service stations therefor
    • F25B2345/001Charging refrigerant to a cycle

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  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷房サイクルへの冷媒の充填時において、冷
媒の適正充填時を判断して自動的に冷媒の供給を停止す
る。 【構成】 冷房負荷固定手段によって空調機器の稼動状
態を固定して冷房負荷を一定にし、冷房サイクルの高圧
側の圧力と温度を検出して現実の過冷却度を演算する。
また、外気温度から目標過冷却度を演算し、前記現実の
過冷却度と比較して、現実の過冷却度が目標過冷却度よ
り小さい間は、冷房サイクルに冷媒を補充し、目標過冷
却度と一致した時点で冷媒の補充を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用空調装置への
冷媒充填作業時における過充填を防止するための冷媒過
充填防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用空調装置において、冷房レ
ベルの低下等の理由によって冷房サイクル内に冷媒の補
充を行う場合、冷媒のサービス缶によって規定量補充し
た後に、冷房サイクルを稼動させて、レシーバタンクの
上部等に設けられたサイドグラスを通過する冷媒の状態
を目視することによって、冷媒の充填量を判断してい
た。即ち、冷媒の流れの中に気泡が含まれていない時
は、冷媒充填量は適正状態であると判断し、冷媒の流れ
の中に気泡が含まれている(気泡が連続的に通過してい
る)時は、冷媒充填量は不足状態である判断するように
していた。
【0003】また、R134aを冷媒として、コンプレ
ッサの潤滑油としてポリグレコールオイル等を用いた車
両用空調装置のサイトグラスによる判定においては、コ
ンプレッサの潤滑油が冷媒中に混入することによって、
液冷媒の温度によっては高温二相分離現象が発生し、冷
媒が白濁化することによってサイトグラスを気泡が連続
的に通過するのと相似の減少が観察され、作業者が冷媒
量不足であるという判断ミスをすることがある。これを
防止するために、特開平2−287070号公報におい
ては、潤滑油の循環率を低下させること、またレシーバ
タンクに供給される冷媒の温度を低下させることによっ
て高温二相分離現象を抑制するものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記引例にお
いては、サイトグラスを通過する冷媒を目視により判断
するために、作業者の個人差や誤判断、及び車両用空調
装置の稼動条件及び環境条件の変化によるサイトグラス
を通過する冷媒の状態の変化により、冷媒の過充填や充
填不足が起こり易いという問題点があった。
【0005】このために、この発明は、冷房サイクルへ
の冷媒の補充時において、冷媒の適正充填時を判断して
自動的に冷媒の供給を停止する車両用空調装置の冷媒過
充填防止装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして、この発明を図
1により説明すると、少なくとも冷房サイクル100を
構成するエバポレータ8が空調ダクト内に配されて、吸
込空気を冷却する車両用空調装置において、空調機器1
10及び冷房サイクル100の制御を固定して、冷房負
荷を一定にする冷房負荷固定手段120と、この冷房負
荷固定手段120によって一定にされた冷房負荷によっ
て稼動する冷房サイクル100の高圧側液冷媒流路の圧
力及び温度を検出する冷房サイクル高圧側条件検出手段
130と、この冷房サイクル高圧側条件検出手段130
によって検出された圧力及び温度から現実の過冷却度を
演算する過冷却度演算手段140と、外気温度に基づい
て目標過冷却度を演算する目標過冷却度演算手段150
と、前記過冷却度演算手段140によって演算された現
実の過冷却度と前記目標過冷却度演算手段150によっ
て演算された目標過冷却度とを比較し大小を判定する判
定手段160と、この判定手段160によって現実の過
冷却度が目標過冷却度より小さいと判定された場合に、
前記冷房サイクル100に冷媒を供給する冷媒充填手段
170と、前記比較手段160によって現実の過冷却度
が目標過冷却度と一致したと判定された場合に、前記冷
媒充填手段170を停止させる充填停止手段180とを
具備することにある。
【0007】
【作用】したがって、この発明においては、冷房負荷固
定手段によって空調機器の稼動状態を固定して冷房負荷
を一定にし、この状態で稼動する冷房サイクルの高圧側
の圧力及び温度を冷房サイクル高圧側条件検出手段によ
って検出し、この圧力及び温度により現実の過冷却度を
演算する。また外気温度に基づいて目標過冷却度演算手
段により目標過冷却度を演算して、前記現実の過冷却度
と判定手段によって大小を比較し、現実の過冷却度が目
標過冷却度より小さい場合には、冷媒充填手段により冷
房サイクルに冷媒を充填し、現実の過冷却度が目標過冷
却度以上になった場合に充填停止手段によって冷媒の充
填を停止することによって、上記課題が達成できるもの
である。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面により
説明する。
【0009】車両用空調装置1の空調機器110は、図
2で示すように空調ダクト2の最上流に内気導入口3と
外気導入口4を有しており、アクチュエータ5によって
駆動される内外気切替ドア6によって内気又は外気が選
択できるようになっている。
【0010】この内外気切替ドア6の下流には送風機7
が設けられ、この送風機7の稼動によって、内外気切替
ドア6によって開放された内気導入口3又は外気導入口
4から内気又は外気が空調ダクト2の下流側に送風され
るものである。
【0011】この送風機7の下流には、下記する冷房サ
イクル100の一部を構成するエバポレータ8が設けら
れ、通過する空気を冷却する。このエバポレータ8の下
流には、上流側にアクチュエータ11によって駆動する
エアミックスドア10を具備したヒータコア9が設けら
れ、このエアミックスドア10の開度によって、エバポ
レータ8によって冷却された空気が、ヒータコア9を通
過する空気とヒータコア9をバイパス(迂回)する空気
に選択されるものである。尚、ヒータコア9には、走行
用エンジン17の冷却水が、電磁弁18の開によって供
給されるものである。
【0012】冷房サイクル100は、コンプレッサ28
と、コンデンサ29と、レシーバタンク30、感温筒3
2を有する膨張弁31、及びエバポレータ8が直列に配
管結合されて構成されており、コンプレッサ28に取付
られた電磁クラッチ33によって走行用エンジン17と
ベルトを介して連結されて稼動を開始するものである。
【0013】また、空調ダクト2の最下流側には、デフ
吹出口12、ベント吹出口13、フット吹出口14が形
成され、アクチュエータ16によって駆動するモードド
ア15により適宜開閉されるものである。
【0014】以上の構成の車両用空調装置1の空調機器
110において、内外気切替ドア6によって選択された
外気又は内気は、送風機7の稼動によって空調ダクト2
の下流側に送られ、エバポレータ8を通過することによ
って冷却される。この冷却された空気は、エアミックス
ドア10によってヒータコア9を通過する空気と迂回す
る空気に分けられ、ヒータコア9を通過することによっ
て加熱された空気と、ヒータコア9を迂回した冷却され
たままの空気は、ヒータコア9の下流側において混合さ
れ、所望の温度に温調された空気になり、モードドア1
5によって選択されたデフ吹出口12、ベント吹出口1
3、若しくはフット吹出口14から車室内に吹き出し
て、車室内の温調を行うものである。
【0015】この車両用空調装置1には空調機器110
の制御するために、マイクロコンピュータ19が設けら
れており、少なくとも車室内温度を検出する温度センサ
20、外気温度を検出する温度センサ21、エバポレー
タ温度を検出する温度センサ22、及び日射量を検出す
る日射センサ23からの信号から少なくともなる環境信
号がマルチプレクサ(MPX)24及びA/D変換器2
5を介して入力される。尚、このマイクロコンピュータ
19は、図示しない中央演算処理装置(CPU)、ラン
ダムアクセスメモリ(RAM)、読出専用メモリ(RO
M)、入出力ポート(I/O)等からなるそれ自体公知
のものである。
【0016】また、このマイクロコンピュータ19に
は、操作パネル26からの設定信号、例えば温度設定信
号、モード設定信号、送風量設定信号等が入力され、前
記環境信号とともに所定のプログラムで処理された後、
出力回路27を介して空調機器110の制御を行うもの
で、具体的には、アクチュエータ5,11,16、送風
機7、電磁クラッチ33、及び電磁弁18が制御される
ものである。さらにこのマイクロコンピュータ19は、
下記する冷媒充填制御のプログラムを持っているもので
ある。
【0017】この車両用空調装置1における冷房サイク
ル100を図4に示すモリエル線図によって説明する
と、AからBの変化は、コンプレッサ28による断熱圧
縮を示すもので、コンプレッサ28によって断熱圧縮さ
れた気体冷媒のエンタルピーiはi1からi2に上昇し、圧
力はP1 からP2 に上昇する。この高温高圧になった気
体冷媒は、コンデンサ29において、ファン34によっ
て送風される空気に放熱することによって液体冷媒とな
り、冷媒の有するエンタルピーiはi2からi3に減少する
(BからE)。
【0018】このBからEの変化中、Dで冷媒は飽和液
となるが、コンデンサ28では、さらに放熱を続けるた
め冷媒温度は液体の状態で低下していき、ついにはEの
状態に達する。このDとEとの温度差、言い換えると
「ある圧力のもとでその飽和液温度とその圧力での液体
の示す温度差」を過冷却度といい、例えば5℃に設定さ
れている。この過冷却を行うことによって、気体冷媒の
液化を確実に行うことができ、冷房サイクルの効率を上
げることができるものである。
【0019】この過冷却された液体冷媒は、レシーバタ
ンク30を通過する際に気液分離され、液冷媒だけが流
出されると共に、レシーバタンク30内に設けられた図
示しないドライヤによって冷媒中の水分が脱水されるも
のである。尚、このレシーバタンク30の上部には、サ
イトグラス35が設けられており、レシーバタンク流出
冷媒の状態を観察することによって冷媒の量の確認がで
きるようになっている。
【0020】この後、膨張弁31に達した液冷媒は、一
般に高圧P2 にある過冷却液であるが、これが膨張弁3
1の狭い弁路を通過する時その抵抗により圧力は高圧P
2 から低圧P1 まで下がる。しかし、この変化は瞬間的
に行われるので、冷媒には熱の出入りもなく仕事の出入
りもない。したがってそのエネルギーには変化はなく冷
媒のエンタルピーiは一定に保たれる。
【0021】このEからFへの変化中、エンタルピーi
は変わらず圧力が低下するので、それに伴って冷媒の温
度は下がり、また液体冷媒の一部が蒸気となって体積は
著しく増大し、冷媒は湿り蒸気となる。
【0022】この湿り蒸気は、エバポレータ8において
エバポレータ8を通過する空気の熱を吸収し、湿り蒸気
から乾燥蒸気に変化する。このFからAの変化中、冷媒
のエンタルピーiは、i3からi1まで増大する。この冷媒
は、Gで完全に乾燥した蒸気となるが、さらに外部の熱
を吸収し続けて温度を上昇させ、過熱蒸気となる。この
Gでの温度とAでの温度の差を過熱度といい、例えば5
℃に設定する。尚、この過熱度が所定値以上に成らない
ように冷房サイクルの低圧側、例えばエバポレータ8の
出口側に感温筒32が設けられ、これによって膨張弁3
1の弁路を調節してエバポレータ8にはいる冷媒量を調
節するものである。
【0023】以上説明した冷房サイクル100において
は、エバポレータ8によってこのエバポレータ8を通過
する空気から吸収した熱を、コンデンサ29によってこ
のコンデンサ29を通過する空気に放熱し、これによっ
てエバポレータ8を通過する空気の冷却を行うものであ
る。
【0024】この冷房サイクル100に冷媒を充填する
場合において、冷房サイクル100の低圧側(膨張弁3
1の吐出側からコンプレッサ28の吸入口まで)のエバ
ポレータ8の出口側とコンプレッサ28の吸入側を接続
する配管に途中に、冷媒充填用にセルフシール継手36
が設けられている。
【0025】このセルフシール継手36は、図3に示す
ように、配管37と、この配管37の側部に延出して形
成された弁部38によって構成され、この弁部38は弁
座39と、バネ41と、この弁座39にバネ41の付勢
力によって着座する球状の弁40によって構成され、先
端に形成された結合部42には、嵌合用の螺子溝が形成
されている。
【0026】この発明に係る冷媒過充填防止装置は、図
3に示されるように、前記セルフシール継手36に嵌挿
される接続部50と、この接続部50と配管結合される
ゲージマンホールド51と、このゲージマンホールド5
1に連結される冷媒充填用のサービス缶52と、接続部
50に内設された電磁弁56と、この電磁弁56を制御
するための出力回路55とによって構成される冷媒充填
装置72、及び冷房サイクル100の高圧側液冷媒(コ
ンデンサ29の吐出側から膨張弁31の入り口まで)の
圧力及び温度を検出する圧力センサ及び温度センサから
なる検出装置53と、この検出手段53からの信号を入
力回路54を介して入力し、所定のプログラムにしたが
って処理するマイクロコンピュータ19と、冷媒補充運
転モードを設定する操作パネル26に配された設定スイ
ッチ70とによって構成される冷媒充填制御装置73に
よって構成されている。尚、この設定スイッチ70は、
この実施例においては操作パネル26内に配したが、マ
イクロコンピュータ19と冷媒充填装置72内の出力回
路55との接続端子71によって接続された場合に冷媒
補充運転モードが設定されるようにしてもよい。
【0027】前記接続部50は、励磁コイル57と、弁
座58と、弁59と、バネ60によって構成される電磁
弁56と、突設部61と、前記結合部42に嵌挿される
結合部62によって形成され、この結合部62が前記結
合部42に嵌挿されることで、前記セルフシール継手3
6の弁40をバネ41の付勢力に逆らって押しセルフシ
ール継手36の流路を開放するものである。
【0028】前記ゲージマンホールド51は、通常高圧
側に接続される高圧側端子63、サービス缶52が接続
される冷媒接続端子64、低圧側に接続される低圧側端
子65、及び高圧ゲージ66と低圧ゲージ67、及び高
圧側端子63と冷媒接続端子64の連通をON/OFF
する弁68、及び低圧側端子65と冷媒接続端子64の
連通をON/OFFする弁69によって構成されてい
る。
【0029】以上の構成による車両用空調装置1におい
て、冷房能力の低下等の理由により冷媒の補充を必要と
する場合、先ず冷媒充填装置72を冷房サイクル100
に連結し、冷媒補充運転モードの設定スイッチ70を入
れる。
【0030】これによって、図5で示すフローチャート
に従ったプログラムがマイクロコンピュータ19におい
て実行を開始される。先ず、ステップ210において、
空調機器110の稼動を固定する。具体的には、内外気
切替ドア6を外気導入モードに固定し、送風機7を低速
で回転させる。また、エアミックスドア10は全閉と
し、吹出モードはベントモードに固定する。また、EC
U(エンジン・コントロール・ユニット)74を介して
エンジン17の回転を一定にしてコンプレッサ17の運
転を一定にし、さらにコンデンサファン34の稼動を一
定にする。
【0031】これによって、エバポレータ8を通過する
空気の量及びコンデンサ29を通過する空気の量が一定
となり、コンプレッサ28の稼動も一定となるため、冷
房負荷を変化させる要因は、外気温度のみとなるもので
ある。
【0032】ステップ220において、この外気温度T
dを入力し、この外気温度Tdによってステップ230
において目標過冷却度TCAを演算する。冷媒充填量と過
冷却度の関係は、図6に示すように外気温度の高低によ
って過冷却度の立ち上がり時期が変化する。この変化
は、図7に示すように適正充填量に対して、外気温度と
過冷却度は略比例関係となることから、外気温度から目
標過冷却度TCAが演算できるものである。
【0033】ステップ240においては、検出手段53
によって検出された高圧側の圧力P及び温度TSCが入力
され、これによってステップ250において現実の過冷
却度TCRが演算される。この過冷却度TCRは、図4の飽
和液体線上のDの温度t1を演算し、E点での検出した温
度t2との差を演算することによって現実の過冷却度TCR
を演算できるものである。
【0034】この後、ステップ260において、前記目
標過冷却度TCAと現実の冷却度TCRを比較し、目標過冷
却度TCAが大きい場合には、ステップ270において電
磁弁56に通電して冷媒の流路を開放し、冷房サイクル
100へ冷媒を補充するものである。このステップ24
0、ステップ250、ステップ260、及びステップ2
70の動作は、ステップ260において、現実の過冷却
度TCRが目標過冷却度TCAより大きくなるまで継続さ
れ、現実の過冷却度TCRが大きくなった時点で、ステッ
プ280に進んで、電磁弁56への通電が停止され、冷
媒の充填が停止されるものである。
【0035】これによって、冷房サイクルへの適正な冷
媒の補充が可能となり、過充填や冷媒不足による冷房レ
ベルの低下を防止できるものである。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、外気温度から目標過冷却度を演算し、この目標過冷
却度に現実の過冷却度が一致する時点で冷媒の補充を自
動的に停止するために、サイトグラスによる目視よりも
常に適正な冷媒充填量を冷房サイクルに補充できるた
め、冷房サイクルへの冷媒の過充填や冷媒不足を防止で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示したブロック図である。
【図2】本発明に係る実施例に使用される車両用空調装
置の説明概略図である。
【図3】本発明に係る実施例の冷媒過充填防止装置の説
明概略図である。
【図4】冷房サイクルの特性を示したモリエル線図であ
る。
【図5】マイクロコンピュータで実行される制御のフロ
ーチャート図である。
【図6】外気温度に基づく冷媒充填量と過冷却度の関係
を示したグラフ図である。
【図7】適正充填時の外気温度と過冷却度の関係を示し
たグラフ図である。
【符号の説明】
8 エバポレータ 28 コンプレッサ 29 コンデンサ 30 レシーバタンク 31 膨張弁 100 冷房サイクル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも冷房サイクルを構成するエバ
    ポレータが空調ダクト内に配されて、吸込空気を冷却す
    る車両用空調装置において、 空調機器及び冷房サイクルの制御を固定して、冷房負荷
    を一定にする冷房負荷固定手段と、 この冷房負荷固定手段によって一定にされた冷房負荷に
    よって稼動する冷房サイクルの高圧側液冷媒流路の圧力
    及び温度を検出する冷房サイクル高圧側条件検出手段
    と、 この冷房サイクル高圧側条件検出手段によって検出され
    た圧力及び温度から現実の過冷却度を演算する過冷却度
    演算手段と、 外気温度に基づいて目標過冷却度を演算する目標過冷却
    度演算手段と、 前記過冷却度演算手段によって演算された現実の過冷却
    度と、前記目標過冷却度演算手段によって演算された目
    標過冷却度とを比較し大小を判定する判定手段と、 この判定手段によって現実の過冷却度が目標過冷却度よ
    り小さいと判定された場合に、前記冷房サイクルに冷媒
    を供給する冷媒充填手段と、 前記比較手段によって現実の過冷却度が目標過冷却度と
    一致したと判定された場合に、前記冷媒充填手段を停止
    させる充填停止手段とを具備することを特徴とする車両
    用空調装置の冷媒過充填防止装置。
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