JPH0599366A - 可逆電磁弁 - Google Patents
可逆電磁弁Info
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- JPH0599366A JPH0599366A JP5225891A JP5225891A JPH0599366A JP H0599366 A JPH0599366 A JP H0599366A JP 5225891 A JP5225891 A JP 5225891A JP 5225891 A JP5225891 A JP 5225891A JP H0599366 A JPH0599366 A JP H0599366A
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- Japan
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- valve
- valve seat
- pilot
- passage
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 制御流路の加工精度が向上する。制御流路の
弁座体が交換可能である。 【構成】 一対のピストン弁25,26がそれぞれ接離する
弁座部23,24を中央部に形成した主通路21に流通口27,
28を形成する。主通路21の両端側にそれぞれ両端側が連
通する制御流路33を形成する。主通路21の両弁座部23,
24間と制御流路33とをパイロット弁座部35を介して連通
するパイロット流路34を形成する。制御流路33に互いに
対向して嵌合固定した一対の弁座体38,39に接離する制
御ピストン弁43を摺動自在に嵌合する。パイロット弁座
部35に接離するパイロット弁は電磁コイルによって進退
する。 【効果】 制御流路33の加工が容易である。制御流路33
の弁座体38,39の交換ができる。制御ピストン弁と弁座
体との接触が均一となる。
弁座体が交換可能である。 【構成】 一対のピストン弁25,26がそれぞれ接離する
弁座部23,24を中央部に形成した主通路21に流通口27,
28を形成する。主通路21の両端側にそれぞれ両端側が連
通する制御流路33を形成する。主通路21の両弁座部23,
24間と制御流路33とをパイロット弁座部35を介して連通
するパイロット流路34を形成する。制御流路33に互いに
対向して嵌合固定した一対の弁座体38,39に接離する制
御ピストン弁43を摺動自在に嵌合する。パイロット弁座
部35に接離するパイロット弁は電磁コイルによって進退
する。 【効果】 制御流路33の加工が容易である。制御流路33
の弁座体38,39の交換ができる。制御ピストン弁と弁座
体との接触が均一となる。
Description
【0001】〔発明の目的〕
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、冷凍サイクル
系などに組込まれ、正方向および逆方向に流れる流体を
制御する可逆電磁弁に関する。
系などに組込まれ、正方向および逆方向に流れる流体を
制御する可逆電磁弁に関する。
【0003】
【従来の技術】従来のこの種の可逆電磁弁は、例えば、
実公昭52ー36248号公報に記載されている構造が
知られている。この公報に記載の構造は図4に示すよう
に、弁本体1の主通路2の両端にそれぞれ傾斜状に形成
した制御流路3,3の先端連通部を主通路2の中心部に
パイロット流路4にて連通させ、この制御流路3,3の
中間部に前記主通路2側を小径に絞った制御弁座部5,
5を形成し、この制御弁座部5,5に接離するボール弁
6,6を前記制御流路3,3に配設し、前記主通路2の
中心部に弁座部7,7を離間形成し、この弁座部7,7
に接離するピストン弁8,8を主通路2に摺動自在に嵌
合し、この弁座部7,7と前記制御流路3,3との間に
流通口9とをそれぞれ形成し、前記パイロット流路4の
開口縁のパイロット弁座部10を電磁コイル12によって動
作されるニードル弁13にて開閉させる構造が採られてい
る。
実公昭52ー36248号公報に記載されている構造が
知られている。この公報に記載の構造は図4に示すよう
に、弁本体1の主通路2の両端にそれぞれ傾斜状に形成
した制御流路3,3の先端連通部を主通路2の中心部に
パイロット流路4にて連通させ、この制御流路3,3の
中間部に前記主通路2側を小径に絞った制御弁座部5,
5を形成し、この制御弁座部5,5に接離するボール弁
6,6を前記制御流路3,3に配設し、前記主通路2の
中心部に弁座部7,7を離間形成し、この弁座部7,7
に接離するピストン弁8,8を主通路2に摺動自在に嵌
合し、この弁座部7,7と前記制御流路3,3との間に
流通口9とをそれぞれ形成し、前記パイロット流路4の
開口縁のパイロット弁座部10を電磁コイル12によって動
作されるニードル弁13にて開閉させる構造が採られてい
る。
【0004】そして、主通路2の一方の流通口9より入
った流体は、一方のピストン弁8と主通路2との間の間
隙を通過して一方の制御流路3のボール弁6を押上げ、
このとき、ニードル弁13にてパイロット流路4が閉塞さ
れていると、他方の制御流路3に流れ、他方のボール弁
6を弁座部5に押圧して閉塞する。この状態で一方のピ
ストン弁8の背面側が高圧となり、このピストン弁8は
弁座部7に圧接されて閉塞している。この状態で電磁コ
イル12に通電されると、ニードル弁13が吸引されてパイ
ロット流路4を開放し、流体はパイロット流路4を流れ
て他方のピストン弁8はスプリング14に抗して摺動し、
弁座部7を開き、流体は他方の流通口9に流れる。さら
に、一方のピストン弁8の背面側圧も低下して一方のピ
ストン弁8も後退し、流体は一方の流通口9から主通路
2を経て他方の流通口9から流出するようになってい
る。
った流体は、一方のピストン弁8と主通路2との間の間
隙を通過して一方の制御流路3のボール弁6を押上げ、
このとき、ニードル弁13にてパイロット流路4が閉塞さ
れていると、他方の制御流路3に流れ、他方のボール弁
6を弁座部5に押圧して閉塞する。この状態で一方のピ
ストン弁8の背面側が高圧となり、このピストン弁8は
弁座部7に圧接されて閉塞している。この状態で電磁コ
イル12に通電されると、ニードル弁13が吸引されてパイ
ロット流路4を開放し、流体はパイロット流路4を流れ
て他方のピストン弁8はスプリング14に抗して摺動し、
弁座部7を開き、流体は他方の流通口9に流れる。さら
に、一方のピストン弁8の背面側圧も低下して一方のピ
ストン弁8も後退し、流体は一方の流通口9から主通路
2を経て他方の流通口9から流出するようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構造の可逆
電磁弁では、弁本体1に形成した制御流路3,3は傾斜
状に形成するとともに、中間部に絞り弁座部5を形成す
るため、加工が困難で面精度が低く、さらに、ボール弁
6の接触衝撃で、ボール弁6または弁座部5に傷が付き
易く、また、ボール弁6と制御流路5との間にボール弁
6が移動できるクリアランスを必要としボール弁6と弁
座部5との接触一定とならず、流体の漏洩の原因とな
り、さらに、2個のボール弁6を必要とし、部品数が多
いなどの問題があった。
電磁弁では、弁本体1に形成した制御流路3,3は傾斜
状に形成するとともに、中間部に絞り弁座部5を形成す
るため、加工が困難で面精度が低く、さらに、ボール弁
6の接触衝撃で、ボール弁6または弁座部5に傷が付き
易く、また、ボール弁6と制御流路5との間にボール弁
6が移動できるクリアランスを必要としボール弁6と弁
座部5との接触一定とならず、流体の漏洩の原因とな
り、さらに、2個のボール弁6を必要とし、部品数が多
いなどの問題があった。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、弁本体の制御流路の加工が容易となり、ボール弁を
用いず、制御ピストン弁を用いて制御流路に弁座体を嵌
合固定することにより、弁座体の交換も可能となり、流
体の漏洩のおそれのない可逆電磁弁を提供するものであ
る。
で、弁本体の制御流路の加工が容易となり、ボール弁を
用いず、制御ピストン弁を用いて制御流路に弁座体を嵌
合固定することにより、弁座体の交換も可能となり、流
体の漏洩のおそれのない可逆電磁弁を提供するものであ
る。
【0007】〔発明の構成〕
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の可逆電磁弁は、
一対のピストン弁をそれぞれ摺動自在に嵌合しこの各ピ
ストン弁がそれぞれ接離される弁座部を中央部に形成し
た主通路に前記各弁座部より両端側位置にそれぞれ互い
に連通される流通口を形成し、この各ピストン弁を弁座
部に圧接される方向にスプリングに付勢し、この主通路
の両端側に連通路を介してそれぞれ両端側が連通される
制御流路を前記弁本体に形成し、前記主通路の両弁座部
間と前記制御流路とをパイロット弁座部を介して連通さ
れるパイロット流路を前記弁本体に形成し、前記弁本体
の制御流路の両連通路の内側位置して互いに対向して一
対の弁座体を嵌合固定し、前記制御流路に前記両弁座体
間に前記弁座体に接離される制御ピストン弁を摺動自在
に嵌合し、前記パイロット流路のパイロット弁座部に接
離されるパイロット弁を前記弁本体に設け、このパイロ
ット弁を作動させる電磁コイルを前記弁本体に取付けた
ものである。
一対のピストン弁をそれぞれ摺動自在に嵌合しこの各ピ
ストン弁がそれぞれ接離される弁座部を中央部に形成し
た主通路に前記各弁座部より両端側位置にそれぞれ互い
に連通される流通口を形成し、この各ピストン弁を弁座
部に圧接される方向にスプリングに付勢し、この主通路
の両端側に連通路を介してそれぞれ両端側が連通される
制御流路を前記弁本体に形成し、前記主通路の両弁座部
間と前記制御流路とをパイロット弁座部を介して連通さ
れるパイロット流路を前記弁本体に形成し、前記弁本体
の制御流路の両連通路の内側位置して互いに対向して一
対の弁座体を嵌合固定し、前記制御流路に前記両弁座体
間に前記弁座体に接離される制御ピストン弁を摺動自在
に嵌合し、前記パイロット流路のパイロット弁座部に接
離されるパイロット弁を前記弁本体に設け、このパイロ
ット弁を作動させる電磁コイルを前記弁本体に取付けた
ものである。
【0009】
【作用】本発明の可逆電磁弁は、電磁コイルの非通電時
には、弁本体の一方の流通口に流動する流体圧力が高い
と、流体は一方の流通口から流入して一方のピストン弁
と主通路との間隙から一方の連通路を経て制御流路に流
れ、パイロット弁座部はパイロット弁にて閉塞されてい
るため、制御流路に流入した流体により制御ピストン弁
は他方の弁座体に圧接されて閉塞され、主通路の一方の
ピストン弁の背面側の圧力が高まり、一方のピストン弁
は弁座部に圧接され、流体は遮断される。この状態で電
磁コイルが励磁されると、パイロット弁はパイロット弁
座部を開き、パイロット流路に流入した流体は、パイロ
ット流路から主通路に流入し、他方のピストン弁をスプ
リングに抗して押圧し、他方の弁座部を開放し、流体は
他方の流通口から流出され、一方のピストン弁の背面側
の圧力が低下し、一方の弁座部も開き、流体は一方の流
通口から主通路を経て直接他方の流通口に流出される。
そして、電磁コイルが非励磁となると、パイロット流路
が閉塞され、流体は遮断される。
には、弁本体の一方の流通口に流動する流体圧力が高い
と、流体は一方の流通口から流入して一方のピストン弁
と主通路との間隙から一方の連通路を経て制御流路に流
れ、パイロット弁座部はパイロット弁にて閉塞されてい
るため、制御流路に流入した流体により制御ピストン弁
は他方の弁座体に圧接されて閉塞され、主通路の一方の
ピストン弁の背面側の圧力が高まり、一方のピストン弁
は弁座部に圧接され、流体は遮断される。この状態で電
磁コイルが励磁されると、パイロット弁はパイロット弁
座部を開き、パイロット流路に流入した流体は、パイロ
ット流路から主通路に流入し、他方のピストン弁をスプ
リングに抗して押圧し、他方の弁座部を開放し、流体は
他方の流通口から流出され、一方のピストン弁の背面側
の圧力が低下し、一方の弁座部も開き、流体は一方の流
通口から主通路を経て直接他方の流通口に流出される。
そして、電磁コイルが非励磁となると、パイロット流路
が閉塞され、流体は遮断される。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例の構成を図1ないし図3に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0011】20は弁本体で、この弁本体20には主通路21
が形成され、この主通路21の中央部には環状の突部22が
形成され、この突部22の両端面にて弁座部23,24が形成
されている。そして、この弁座部23,24にそれぞれ接離
される一対のピストン弁25,26を前記主通路21に摺動自
在に嵌合する。また、この主通路21に前記各弁座部23,
24より両端側位置にそれぞれ互いにこの弁座部23,24を
経て連通される流通口27,28が形成されている。そし
て、この各ピストン弁25,26は弁座部23,24に圧接され
る方向にコイル状のスプリング29,30にて付勢され、各
ピストン弁25,26は常時弁座部23,24に接触されて閉塞
している。
が形成され、この主通路21の中央部には環状の突部22が
形成され、この突部22の両端面にて弁座部23,24が形成
されている。そして、この弁座部23,24にそれぞれ接離
される一対のピストン弁25,26を前記主通路21に摺動自
在に嵌合する。また、この主通路21に前記各弁座部23,
24より両端側位置にそれぞれ互いにこの弁座部23,24を
経て連通される流通口27,28が形成されている。そし
て、この各ピストン弁25,26は弁座部23,24に圧接され
る方向にコイル状のスプリング29,30にて付勢され、各
ピストン弁25,26は常時弁座部23,24に接触されて閉塞
している。
【0012】また弁本体20には、前記主通路21の両端側
に連通路31,32を介してそれぞれ両端側が連通される制
御流路33が形成され、この制御通路33の中央部には前記
主通路21の両弁座部23,24間に連通するパイロット流路
34が開口され、このパイロット流路34の中間部にはパイ
ロット弁座部35が形成されている。そして、前記弁本体
20の制御流路33は両連通路31,32の内側位置に縮径され
た段部36, 37がそれぞれ形成され、この段部36,37に制
御流路33に互いに対向して嵌合した一対の環状の弁座体
38,39の拡径段部41,42が係止した状態で固定されてい
る。
に連通路31,32を介してそれぞれ両端側が連通される制
御流路33が形成され、この制御通路33の中央部には前記
主通路21の両弁座部23,24間に連通するパイロット流路
34が開口され、このパイロット流路34の中間部にはパイ
ロット弁座部35が形成されている。そして、前記弁本体
20の制御流路33は両連通路31,32の内側位置に縮径され
た段部36, 37がそれぞれ形成され、この段部36,37に制
御流路33に互いに対向して嵌合した一対の環状の弁座体
38,39の拡径段部41,42が係止した状態で固定されてい
る。
【0013】また、43は前記制御流路33に前記両弁座体
38,39間に摺動自在に嵌合された制御ピストン弁で、こ
の制御ピストン弁43は前記弁座体38,39に接離されて弁
座体38,39を閉塞するようになっている。
38,39間に摺動自在に嵌合された制御ピストン弁で、こ
の制御ピストン弁43は前記弁座体38,39に接離されて弁
座体38,39を閉塞するようになっている。
【0014】また、44はパイロット弁としてのニードル
弁で、前記パイロット流路34のパイロット弁座部35に接
離される。このニードル弁44は前記弁本体20に設けた電
磁コイル45の励磁によってパイロット弁座部35から離反
方向に吸引され、電磁コイル45の非励磁時にはコイル状
のスプリング46によってパイロット弁座部35を閉塞する
方向に付勢されている。
弁で、前記パイロット流路34のパイロット弁座部35に接
離される。このニードル弁44は前記弁本体20に設けた電
磁コイル45の励磁によってパイロット弁座部35から離反
方向に吸引され、電磁コイル45の非励磁時にはコイル状
のスプリング46によってパイロット弁座部35を閉塞する
方向に付勢されている。
【0015】なお、前記弁本体20の主通路21および制御
流路33の両端部は両端開口部にそれぞれ螺合された栓体
47, 48にて閉塞されている。
流路33の両端部は両端開口部にそれぞれ螺合された栓体
47, 48にて閉塞されている。
【0016】次にこの実施例の作用を説明する。
【0017】電磁コイル45の非通電時には、弁本体20の
一方の流通口27に流動する流体圧力が高いと、流体は一
方の流通口27から流入して一方のピストン弁25と弁本体
20との間隙から一方の連通路31を経て制御流路33に流れ
る。このとき、パイロット弁座部35はスプリング46にて
付勢されているニードル弁44にて閉塞されているため、
制御流路33に流入した流体により制御ピストン弁43は他
方の弁座体39に圧接されて閉塞し、主通路21の一方のピ
ストン弁25の背面側の圧力が高まり、一方のピストン弁
25は一方の弁座部23に圧接され、流体は他方の流通口28
に流れることなく、遮断される。
一方の流通口27に流動する流体圧力が高いと、流体は一
方の流通口27から流入して一方のピストン弁25と弁本体
20との間隙から一方の連通路31を経て制御流路33に流れ
る。このとき、パイロット弁座部35はスプリング46にて
付勢されているニードル弁44にて閉塞されているため、
制御流路33に流入した流体により制御ピストン弁43は他
方の弁座体39に圧接されて閉塞し、主通路21の一方のピ
ストン弁25の背面側の圧力が高まり、一方のピストン弁
25は一方の弁座部23に圧接され、流体は他方の流通口28
に流れることなく、遮断される。
【0018】この状態で電磁コイル45が励磁されると、
ニードル弁44はパイロット弁座部35から離反して開き、
制御流路33の流体はパイロット流路34に流入し、パイロ
ット流路34から主通路21の弁座部23,24間に流入し、他
方のピストン弁26をスプリング30に抗して押圧し、他方
の弁座部24を開放し、流体は他方の流通口28から流出さ
れ、一方のピストン弁25の背面側の圧力が低下し、一方
の弁座部23も開き、流体は一方の流通口27から主通路21
を経て直接他方の流通口28に流出される。
ニードル弁44はパイロット弁座部35から離反して開き、
制御流路33の流体はパイロット流路34に流入し、パイロ
ット流路34から主通路21の弁座部23,24間に流入し、他
方のピストン弁26をスプリング30に抗して押圧し、他方
の弁座部24を開放し、流体は他方の流通口28から流出さ
れ、一方のピストン弁25の背面側の圧力が低下し、一方
の弁座部23も開き、流体は一方の流通口27から主通路21
を経て直接他方の流通口28に流出される。
【0019】そして、この状態で、電磁コイル45が非励
磁となると、ニードル弁44がスプリング46によりパイロ
ット流路34のパイロット弁座部35を閉塞し、制御ピスト
ン弁43は他方の弁座体39に圧接し、主通路21の一方のピ
ストン弁25の背面側の圧力が高まり、一方のピストン弁
25は一方の弁座部23に圧接され、他方の流通口28に流れ
る流体は遮断される。
磁となると、ニードル弁44がスプリング46によりパイロ
ット流路34のパイロット弁座部35を閉塞し、制御ピスト
ン弁43は他方の弁座体39に圧接し、主通路21の一方のピ
ストン弁25の背面側の圧力が高まり、一方のピストン弁
25は一方の弁座部23に圧接され、他方の流通口28に流れ
る流体は遮断される。
【0020】また、弁本体20の他方の流通口28に流れる
流体圧力が高い場合には、電磁コイル45の非通電時に
は、流体は他方の流通口28から流入して他方のピストン
弁26と弁本体20との間隙から他方の連通路32を経て制御
流路33に流れ、パイロット弁座部35がニードル弁44にて
閉塞されているため、制御流路33に流入した流体により
制御ピストン弁43は一方の弁座体38を閉塞し、主通路21
の他方のピストン弁26の背面側の圧力が高まり、他方の
ピストン弁26は他方の弁座部24に圧接して、一方の流通
口27に流れる流体は遮断される。
流体圧力が高い場合には、電磁コイル45の非通電時に
は、流体は他方の流通口28から流入して他方のピストン
弁26と弁本体20との間隙から他方の連通路32を経て制御
流路33に流れ、パイロット弁座部35がニードル弁44にて
閉塞されているため、制御流路33に流入した流体により
制御ピストン弁43は一方の弁座体38を閉塞し、主通路21
の他方のピストン弁26の背面側の圧力が高まり、他方の
ピストン弁26は他方の弁座部24に圧接して、一方の流通
口27に流れる流体は遮断される。
【0021】そして、この状態で電磁コイル45が励磁さ
れると、ニードル弁44がパイロット弁座部35を開き、制
御流路33の流体はパイロット流路34から主通路21の弁座
部23,24間に流入し、一方のピストン弁25を押圧して、
一方の弁座部23を開放し、流体は一方の流通口27から流
出され、他方のピストン弁24の背面側の圧力が低下し、
他方の弁座部24も開き、流体は他方の流通口28から主通
路21を経て直接一方の流通口27に流出される。
れると、ニードル弁44がパイロット弁座部35を開き、制
御流路33の流体はパイロット流路34から主通路21の弁座
部23,24間に流入し、一方のピストン弁25を押圧して、
一方の弁座部23を開放し、流体は一方の流通口27から流
出され、他方のピストン弁24の背面側の圧力が低下し、
他方の弁座部24も開き、流体は他方の流通口28から主通
路21を経て直接一方の流通口27に流出される。
【0022】そして、この状態で、電磁コイル45が非励
磁となると、ニードル弁44がパイロット弁座部35を閉塞
し、制御ピストン弁43は一方の弁座体38に圧接し、主通
路21の他方のピストン弁26の背面側の圧力が高まり、他
方のピストン弁26は他方の弁座部24に圧接され、一方の
流通口27に流れる流体は遮断される。
磁となると、ニードル弁44がパイロット弁座部35を閉塞
し、制御ピストン弁43は一方の弁座体38に圧接し、主通
路21の他方のピストン弁26の背面側の圧力が高まり、他
方のピストン弁26は他方の弁座部24に圧接され、一方の
流通口27に流れる流体は遮断される。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、弁本体に形成した制御
流路の加工が容易となり、制御流路の加工精度を高めら
れ、特に弁座体を嵌合したため、磨耗損傷に際しては交
換も可能となり、また、制御流路にはボール弁を用いな
いため、制御ピストン弁と弁座体との接触が均一となっ
てクリアランスが少なくして確実に閉塞できる。
流路の加工が容易となり、制御流路の加工精度を高めら
れ、特に弁座体を嵌合したため、磨耗損傷に際しては交
換も可能となり、また、制御流路にはボール弁を用いな
いため、制御ピストン弁と弁座体との接触が均一となっ
てクリアランスが少なくして確実に閉塞できる。
【図1】本発明の一実施例の可逆電磁弁の縦断正面図で
ある。
ある。
【図2】同上縦断側面図である。
【図3】同上AーA線部の断面図である。
【図4】従来の可逆電磁弁の縦断正面図である。
20 弁本体 21 主通路 23,24 弁座部 25,26 ピストン弁 27,28 流通口 29,30 スプリング 31,32 連通路 33 制御流路 34 パイロット流路 35 パイロット弁座部 38,39 弁座体 43 制御ピストン弁 44 パイロット弁 45 電磁コイル
Claims (1)
- 【請求項1】 一対のピストン弁をそれぞれ摺動自在に
嵌合しこの各ピストン弁がそれぞれ接離される弁座部を
中央部に形成した主通路に前記各弁座部より両端側位置
にそれぞれ互いに連通される流通口を形成し、この各ピ
ストン弁を弁座部に圧接される方向にスプリングに付勢
し、 この主通路の両端側に連通路を介してそれぞれ両端側が
連通される制御流路を前記弁本体に形成し、前記主通路
の両弁座部間と前記制御流路とをパイロット弁座部を介
して連通されるパイロット流路を前記弁本体に形成し、 前記弁本体の制御流路の両連通路の内側位置して互いに
対向して一対の弁座体を嵌合固定し、 前記制御流路に前記両弁座体間にこの弁座体に接離され
る制御ピストン弁を摺動自在に嵌合し、 前記パイロット流路のパイロット弁座部に接離されるパ
イロット弁を前記弁本体に設け、 このパイロット弁を作動させる電磁コイルを前記弁本体
に取付けたことを特徴とする可逆電磁弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5225891A JPH0599366A (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 可逆電磁弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5225891A JPH0599366A (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 可逆電磁弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0599366A true JPH0599366A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=12909732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5225891A Pending JPH0599366A (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 可逆電磁弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0599366A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022242736A1 (zh) * | 2021-05-20 | 2022-11-24 | 浙江盾安人工环境股份有限公司 | 可逆电磁阀及具有其的空调机组 |
-
1991
- 1991-03-18 JP JP5225891A patent/JPH0599366A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022242736A1 (zh) * | 2021-05-20 | 2022-11-24 | 浙江盾安人工环境股份有限公司 | 可逆电磁阀及具有其的空调机组 |
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