JPH0599122A - アキシヤルピストン型液圧回転機 - Google Patents

アキシヤルピストン型液圧回転機

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JPH0599122A
JPH0599122A JP3283631A JP28363191A JPH0599122A JP H0599122 A JPH0599122 A JP H0599122A JP 3283631 A JP3283631 A JP 3283631A JP 28363191 A JP28363191 A JP 28363191A JP H0599122 A JPH0599122 A JP H0599122A
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JP
Japan
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vibration
casing
force
valve plate
cylinder block
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Application number
JP3283631A
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English (en)
Inventor
Takayuki Kubota
隆之 久保田
Morio Oshina
守雄 大科
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダブロックが回転するときに発生する
開離力と押圧力とによる加振力を吸振器により吸振し、
液圧回転機の振動、騒音を確実に防止することができ
る。 【構成】 リアケーシング21Cの吸振器取付穴21C
2 ,21C2 に液圧式の吸振器30,30を水平面上で
左,右方向に2個設ける。そして、各吸振器30の取付
板34を弁板22に固着させることにより、リアケーシ
ング21Cと弁板22との間に配設する。また、吸振器
30の吸振力は液体の粘弾性,圧縮性等の物性、吸振ピ
ストン32の断面積、絞り穴35の長さ、径寸法等の構
造を選択することにより、容易に設定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は斜板型液圧ポンプまたは
モータ、斜軸型液圧ポンプまたはモータ等として用いら
れるアキシャルピストン型液圧回転機に関する。
【0002】
【従来の技術】ここで、図4ないし図7に従来技術とし
て先に出願した特願昭63-268930 号(特開平2−115
574号)による斜板型液圧回転機を示し説明する。
【0003】図中、1はケーシングを示し、該ケーシン
グ1は筒状のケーシング本体1Aと、該ケーシング本体
1Aの一端側開口部を閉塞するフロントケーシング1B
と、前記ケーシング本体1Aの他端側開口部を閉塞する
リアケーシング1Cとから構成されている。2はケーシ
ング1に軸受3を介して回転自在に支持された回転軸を
示し、該回転軸2はケーシング1のフロントケーシング
1Bの回転軸挿通穴1B1 を介して外部に突出してい
る。
【0004】4はケーシング1内に位置して回転軸2と
スプライン5を介して一体回転可能に設けられたシリン
ダブロックを示し、該シリンダブロック4には軸方向に
複数(通常奇数個)のシリンダ6(1個のみ図示)が穿
設され、該各シリンダ6には摺動面4Aに開口するシリ
ンダポート6Aが形成されている。7,7,…は該各シ
リンダ6内に往復動可能に挿嵌されたピストンを示し、
該各ピストン7のシリンダブロック4から突出した先端
部には球形部7Aが形成されている。
【0005】8,8,…は各ピストン7の球形部7Aに
それぞれ設けられた複数の摺動部材としてのシューを示
し、該各シュー8は球形部7Aと嵌合し、該球形部7A
を介してピストン7を摺動可能に支持している。
【0006】9はケーシング1の一端側に設けられた円
板状の斜板を示し、該斜板9の表面側は摺接面9Aとな
り、中央部に回転軸2が挿通される回転軸挿通穴9Bが
穿設され、裏面側が後述する弾性体12を介して斜板支
持部材11に貼着されている。10は前記斜板9の摺接
面9Aに設けられた環状のシュー案内レールを示し、該
シュー案内レール10の環状軌道に沿って各シュー8が
斜板9の摺接面9A上を環状に摺接しつつ移動するよう
になっている。
【0007】11は前記斜板9を傾転した状態で支持す
る斜板支持部材を示し、該斜板支持部材11は大径部1
1Aと、該大径部11Aの裏面側に一体形成された半円
柱状の摺動部11Bと、該摺動部11Bの両端側に形成
された凸円弧状のガイド突起部11C(1個のみ図示)
と、表面側から裏面側に向け拡径しつつ穿設された回転
軸挿通穴11Dと、前記摺動部11Bの一側側面から軸
方向に形成され、傾転駆動機構(図示せず)の一部が挿
入される傾転機構装着穴11Eとから大略構成されてい
る。そして、傾転駆動機構を操作することによって、斜
板支持部材11の傾転角を変更し、斜板9を傾斜させ、
油圧ポンプの容量を可変制御する。
【0008】12は斜板9と斜板支持部材11との間に
位置して設けられた弾性体を示し、該弾性体12の中央
部には回転軸2が挿通される回転軸挿通穴12Aが穿設
され、該弾性体12は銅,アルミニウム,合成樹脂等の
一般にケーシング1や斜板9に用いられる鋼,鋳鉄など
に比べて弾性に富み、ヤング率の小さい材料から形成さ
れている。
【0009】13はフロントケーシング1Bに凹湾曲状
に形成されたガイド溝を示し、該ガイド溝13は両端側
が前記斜板支持部材11の各ガイド突起部11Cが摺動
する凹湾曲状のガイド突起部摺接面13A(一方のみ図
示)となる。
【0010】14はケーシング1のリアケーシング1C
に固定され、一側面が切換摺接面14Aとなった弁板を
示し、該弁板14には一対の眉形状(図5および図6参
照)の吸排ポート15,16が形成され、該吸排ポート
15,16はリアケーシング1Cに設けられた吸排通路
17,18を恒久的に連通している。ここで、吸排ポー
ト15,16は、シリンダブロック4の回転時に、該シ
リンダブロック4の各シリンダポート6Aと間欠的に連
通することにより、吸排通路17,18を介して油液の
吸排を行なう。
【0011】従来の可変容量式の斜板型油圧ポンプは前
述のような構成を有するもので、吸排通路17,18の
うち、通路17を吸入側通路とし、通路18を吐出側通
路として使用した場合の作動について説明する。
【0012】エンジン等の駆動機構(図示せず)を使用
して回転軸2を回転させると、スプライン5を介してシ
リンダブロック4も同時に回転する。該シリンダブロッ
ク4の回転により、シリンダ6内に挿嵌されたピストン
7は球形部7Aに嵌合したシュー8を介して斜板9の摺
接面9Aに設けられたシュ−案内レール10に案内され
つつ往復動する。この際、斜板9の摺接面9Aは斜板支
持部材11により所定の傾転角を有しているから、シリ
ンダブロック4が1回転する間に、ピストン7はシリン
ダ6内に最も進入した上死点位置とシリンダ6から最も
伸長した位置下死点位置との間をストロークするように
なる。
【0013】ここで、前記各ピストン7が上死点位置か
ら下死点位置まで移行する半回転の間はシリンダポート
6Aは吸排ポート15と連通し、該吸排ポート15を介
して吸入側通路17からシリンダ6内に油液を吸込む吸
込行程となる。一方、ピストン7の下死点位置から上死
点位置にまで移行する半回転の間はシリンダポート6A
は吸排ポート16と連通せしめられ、シリンダ6内に吸
込んだ油液を吸排ポート16を介して吐出側通路18か
ら吐出する吐出行程となる。このように、ピストン7が
シリンダ6内を往復動せしめられ、吸込行程と吐出行程
とが繰り返されることにより、ポンプ作用が行なわれ
る。
【0014】一方、ポンプの吐出容量を可変制御させる
には、傾転駆動機構によって斜板支持部材11の傾転機
構装着穴11Eに作用させ、該斜板支持部材11の摺動
部11Bをガイド溝13に沿って傾転させ、前記斜板9
の傾転角を制御し、シリンダ6内の押除け容量を変更す
ることによって行なうことができる。
【0015】ところが、ポンプ作用が行なわれる間にお
いて、吐出行程時にシリンダブロック4の摺動面4Aと
弁板14の切換摺接面14Aとの間の微小隙間に高圧が
作用し、この高圧によって図4に示すようにシリンダブ
ロック4と弁板14とを離反させる方向の開離力Fが発
生する。
【0016】一方、シリンダブロック4には各シリンダ
6内のピストン7の油圧反力により図2に示すようにシ
リンダブロック4を弁板14の方に押し付ける押付力R
が作用する。
【0017】ここで、開離力Fと押付力Rとの関係につ
いて説明する。
【0018】まず、シリンダブロック4には5個のシリ
ンダ6が穿設されているものとすると、シリンダブロッ
ク4が図5および図6中矢示方向に回転すると、その回
転に伴って各シリンダ6のうち、図5に示すように3個
のシリンダポート6Aが高圧側の吸排ポート16に連通
している状態と、図6に示すように2個のシリンダポー
ト6Aが高圧側の吸排ポート16に連通している状態と
がある。この結果、シリンダブロック4と弁板14との
間の開離方向Fに作用する圧力作用面積(図5および図
6中の斜線部分)は、図5の状態と図6の状態とでは異
なっている。
【0019】このため、図7中に実線で示すようにシリ
ンダブロック4の1回転中に開離力Fの大きさが変動
し、高開離力発生区間Aと低開離力発生区間Bとが生じ
る。また、押付力Rについても図5および図6に示すよ
うに3個のシリンダポート6Aが高圧側の吸排ポート1
6と連通する状態と、2個のシリンダポート6Aが高圧
側の吸排ポート16と連通する状態とがある。このた
め、図7中に一点鎖線で示す如く、押付力Rも変動し、
高圧押付力発生区間Aと低圧押付力発生区間Bとが生じ
る。
【0020】さらに、開離力Fはシリンダブロック4の
摺動面4Aと弁板14の切換摺接面14Aとの間の摺動
抵抗を低下させて機械効率を向上させる効果を有してい
るが、押付力Rよりも大き過ぎると、シリンダブロック
4と弁板14との間に隙間が生じて流体が漏洩するとい
う現象が発生する。そこで、押付力Rが開離力Fよりも
大となるように適宜設計し、シリンダブロック4と弁板
14との密着性を維持している。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術における斜板型液圧回転機においては、シリンダ
ブロック4と弁板14との間に微小隙間が発生するのを
防止するために、押付力Rを開離力Fよりも大きくなる
ように設計されているから、弁板14の切換摺接面14
Aに図5および図6のPのような変動する力が作用す
る。この力は弁板14の高圧側の吸排ポート16に作用
する平均的な油圧反力の着力点の変動分であるから、こ
の力が弁板14に対して周期的に繰り返される加振力と
なって、作用する。
【0022】この場合、振動理論によれば、加振力の振
動数をω、弾性体12の固有振動数をω0 とし、また臨
界減衰係数をγcr、減衰係数をγとした場合、振動数の
比ω/ω0 と振動の倍率Mとの関係は、図8のようにな
ることが知られている。
【0023】ここで、図8よれば、加振力の振動数ωが
固有振動数ω0 に近く、減衰係数の比γ/γcrが小さい
と、振幅の倍率Mは大きな値となり、いわゆる共振状態
となることが分かる。
【0024】而して、従来技術においては、弁板14と
リアケーシング1Cとが直接金属接触状態で固着されて
いるから、減衰力は材質に応じた構造的な減衰作用のみ
となり、減衰係数の比γ/γcrは小さな値となる。一
方、押付力Rおよび開離力Fは図7示すようなパルス波
となるために加振力もパルス波となり、高周波成分を含
み振動数レンジが広範囲となり、共振状態を起こす可能
性が大であるという問題がある。
【0025】これらのことから、従来技術による斜板型
液圧回転機では、減衰係数の比γ/γcrが小さく、かつ
共振状態となると、振動数の比ω/ω0が1の近傍で図
8に示すような大きな振動を引き起し、弾性体12によ
る吸振作用が著しく損なわれるという問題がある。
【0026】また、この振動はリアケーシング1Cを介
して斜板型液圧回転機のケーシング1を振動させるか
ら、騒音を引き起こすという問題がある。
【0027】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は減衰特性を任意に設定可能と
し、吸振作用を向上させ、振動,騒音を低減できるよう
にしたアキシャルピストン型液圧回転機を提供すること
を目的としている。
【0028】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明が採用する構成の特徴は、ケーシングと弁
板との間には、シリンダブロックが回転するときの振動
を吸収する液圧式の吸振器を少なくとも1個設けたこと
にある。
【0029】
【作用】上記構成により、押圧力と開離力とが変動する
ことによって、弁板に加わる加振力を、液体の粘弾性,
圧縮性を利用した液圧式の吸振器で吸振することができ
る。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図3に基
づき説明する。なお、実施例では前述した従来技術と同
一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略する
ものとする。
【0031】図中、21は本実施例によるケーシングを
示し、該ケーシング21は前述した従来技術のケーシン
グ1とほぼ同様に構成され、該ケーシング21は筒状の
ケーシング本体21Aと、該ケーシング本体21Aの一
端側開口部を閉塞し、回転軸2を挿通される回転軸挿通
穴21B1 を有するフロントケーシング21Bと、前記
ケーシング本体21Aの他端側開口部を閉塞するリアケ
ーシング21Cとから構成されている。ここで、該リア
ケーシング21Cの一側端面には後述する弁板22を収
容する凹部21C1 が形成されると共に、該凹部21C
1 の底部には図2に示すように、水平面上で左,右に位
置して、吸振器30が取付けられる2個の吸振器取付穴
21C2 ,21C2 が形成されている。そして、吸振器
取付穴21C1 の一方は押付力Rの合力の着力点P(図
5および図6参照)に位置する。
【0032】22はリアケーシング21Cの凹部21C
1 内に軸方向に移動可能で、回転を規制するようにして
収容された厚肉板状の弁板を示し、該弁板22には切換
摺接面22Aに形成された眉形状(図5および図6参
照)の吸排ポート23,24と、該吸排ポート23,2
4と連通するように径方向に穿設された吸排連通路2
5,26を有している。一方、リアケーシング21Cに
は径方向に吸排通路27,28が穿設され、該吸排通路
27,28は前記吸排連通路25,26に連通し、これ
らの間はOリング29,29によって液密にシールされ
ている。そして、該弁板22の吸排ポート23,24に
は従来技術と同様にシリンダブロック4の回転時に、該
シリンダブロック4の各シリンダポート6Aが間欠的に
連通するようになる。
【0033】30,30は弁板22とリアケーシング2
1Cとの間に位置し、該リアケーシング21Cの2個の
吸振器取付穴21C1 に取付けられた液圧式の吸振器を
示し、該各吸振器30は図3に示す如く、内部に液体Y
を密閉した状態で収容する有底筒状の吸振器本体31
と、該吸振器本体31内に摺動可能に設けられ、内部に
2つの液体室31A,31Bを画成する吸振ピストン3
2と、一端が該吸振ピストン32に固着され、他端が前
記吸振器本体31外に突出するピストンロッド33と、
該ピストンロッド33の他端に設けられた円板状の取付
板34と、前記吸振ピストン32に穿設され、2つの液
体室31A,31Bを連通する絞り穴35とから構成さ
れている。そして、前記各取付板34は弁板22に溶
接,貼着等の手段で固定されている。
【0034】なお、36は吸振ピストン32を伸長方向
に弱い付勢力を発生させる予圧ばねを示し、該予圧ばね
36は押付力Rを開離力Fよりも若干大きな力で弁板2
2をシリンダブロック4に付勢させる。
【0035】本実施例による斜板型液圧回転機は、上述
の如き構成を有するもので、斜板型液圧回転機を油圧ポ
ンプとして用いた場合の基本的作動については、従来技
術によるものと格別差異はない。
【0036】然るに、本実施例においては、弁板22と
リアケーシング21Cとの間に、該リアケーシング21
Cの水平方向上の左,右方向に位置して液圧式の吸振器
30を2個設ける構成としている。この際、吸振器30
の吸振力は、液体Yの粘弾性と圧縮性、および絞り穴2
7を通過する液体Yの粘性抵抗により設定されるもので
あるから、液体Yの有する粘弾性等の物性と、吸振ピス
トン32の断面積および絞り穴27の径,長さ等の構造
とを選択することにより、当該吸振力を容易に変更する
ことが可能である。
【0037】従って、図8に示すように、減衰係数の比
γ/γcrを1に近づけるように設定した各吸振器30を
選択することで、振動数の比ω/ω0 の値が1に近づい
た場合(共振状態)でも、振幅の値を大幅に低減させる
ことができ、加振力の振動数がいかなる周波数でも振動
を確実に吸振することができる。そして、リアケーシン
グ21Cでの振動を低減でき、油圧ポンプの振動,騒音
を効果的に低減することができる。
【0038】さらに、各吸振器30の吸振作用の特性
は、使用する液体Yの粘弾性と圧縮性等の物性を選択す
ると共に、吸振ピストン32の断面積および絞り穴27
の径,長さ等の構造を変更することにより、容易に設定
することができるから、必要な吸振力を得ることができ
る。
【0039】なお、前記実施例では、斜板型液圧回転機
を可変容量式の油圧ポンプについて説明したが、本発明
はこれに限らず、固定容量式のものでもよく、また油圧
モータに用いてもよい。さらに、斜軸型液圧回転機に用
いてもよい。
【0040】さらに、前記実施例では、吸振器30を弁
板22とリアケーシング21Cとの間に2個設けるもの
として述べたが、本発明はこれに限らず、押付力の合力
の着力点に単一の吸振器30を設け、反対側に制振鋼板
を設けるようにしてもよく。また、弁板22の上,下、
左,右に4個の吸振器を設けるようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば、弁
板とケーシングとの間には、液圧式の吸振器を少なくと
も1個設けることにより、シリンダブロックの回転によ
り発生するピストン推力による加振力を効果的に吸収す
ることができ、アキシャルピストン型液圧回転機の振
動,騒音を効果的に低減することができる。しかも、吸
振器の吸振特性は液体の粘弾性,圧縮性および流動抵抗
を選択することにより、容易に設定することができるか
ら、仕様に応じた必要な減衰力を得ることができ、設計
の自由度を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による斜板型油圧ポンプを示す
縦断面図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向からみた吸振器の取付
け位置を示す横断面図である。
【図3】図2中に示す液圧式吸振器の拡大縦断面図であ
る。
【図4】従来技術による斜板型油圧ポンプを示す縦断面
図である。
【図5】吸排ポートと油通路との関係を示す動作説明図
である。
【図6】図5と異なる状態を示す動作説明図である。
【図7】開離力と押圧力との関係とを示す線図である。
【図8】減衰係数の比と振幅の関係を示す特性線図であ
る。
【符号の説明】
2 回転軸 4 シリンダブロック 6 シリンダ 7 ピストン 21 ケーシング 21A ケーシング本体 21B フロントケーシング 21C リアケーシング 22 弁板 23,24 吸排ポート 30 吸振器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、該ケーシング内に回転軸
    と一体に回転自在に設けられ、ピストンが往復動する複
    数のシリンダが穿設されたシリンダブロックと、前記ケ
    ーシングとシリンダブロックの端面との間に設けられ、
    前記各シリンダと連通する一対の吸排ポートが穿設され
    た弁板とからなるアキシャルピストン型液圧回転機にお
    いて、前記ケーシングと弁板との間には、前記シリンダ
    ブロックが回転するときの振動を吸収する液圧式の吸振
    器を少なくとも1個設けたことを特徴とするアキシャル
    ピストン型液圧回転機。
JP3283631A 1991-10-03 1991-10-03 アキシヤルピストン型液圧回転機 Pending JPH0599122A (ja)

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