JPH059907Y2 - - Google Patents

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JPH059907Y2
JPH059907Y2 JP19225887U JP19225887U JPH059907Y2 JP H059907 Y2 JPH059907 Y2 JP H059907Y2 JP 19225887 U JP19225887 U JP 19225887U JP 19225887 U JP19225887 U JP 19225887U JP H059907 Y2 JPH059907 Y2 JP H059907Y2
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chemical
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、手洗槽又は洗面槽の上部に設けら
れて、石鹸液や消毒液等の薬液を供給する薬液供
給装置に関する。
(従来技術) 従来の薬液供給装置には、手洗槽や洗面槽の上
隅に立設した支柱に薬液タンクを支持し、この薬
液タンクの下端に中空の吐出管を上下に出没可能
に取り付け、この吐出管を手で押上げた時に弁が
開いて薬液が管内を通つて手の平上に滴下する構
造のものがある。
又、前記の他に薬液タンクを壁内や手洗槽内等
に収容し、この薬液タンクから連通管を介して手
洗槽等の上方又は上隅に取り付けられたノズルへ
薬液を導くとともに、ノズルに設けられたプツシ
ユボタンを手で押した時にノズル内の弁が開い
て、ノズルから薬液が滴下するものが知られてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら前記従来例にあつては、前者の薬
液タンクを支柱で支持した構成のものは、薬液タ
ンクが手洗槽上の使用者の動作可能範囲を制限
し、小さな手洗槽等では邪魔な存在になる。
又、後者のプツシユボタン付ノズルを用いたも
のは、薬液を使用する際に片手でプツシユボタン
を押し、他方の手でノズルから吐出される薬液を
受けなければならず、使用上の煩わしさがあつ
た。又、ノズルを手洗槽等の内部に収容させる場
合には、ノズルを手洗槽表面から露出させる穴の
他に、プツシユボタンを露出させる穴を別個に設
ける必要があり、手洗槽の改造を困難なものにし
ている。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために、本考案は、石鹸
液や消毒液等の薬液の貯蔵タンクに連通して薬液
を導入する薬液導入口を上部に備え、手洗槽又は
洗面槽の上部に固定される装置本体と、該装置本
体内に形成され、前記薬液導入口から導入された
薬液を前記装置本体の下方へ通過させる薬液通路
と、前記装置本体内に摺動可能に収容され、リタ
ーンスプリングにより付勢されることにより、常
時は前記薬液通路を閉鎖する弁体と、前記装置本
体の下面に回動軸を介して前後方向に回動可能に
取り付けられ、前記装置本体下面から下方へ向け
て収縮するロート状に形成されたレバーと、該レ
バーの上部内面に形成されて、前記弁体に係合す
るとともに、前記レバーの回動に伴つて回動し
て、前記弁体を前記リターンスプリングの付勢力
に反して移動させることにより、前記弁体による
前記薬液通路の閉鎖を解除する係合部材とを具備
することを特徴とする。
(作用) 前記のように本考案は、手洗槽等の上部に固定
される装置本体の下面に前後方向に回動可能なロ
ート状のレバーを取り付け、このレバーを回動さ
せることにより装置本体内の弁体を移動させて弁
を開き、薬液を前記レバー先端から吐出する構成
としたことにより、片手で前記レバーを操作する
ことで薬液を手の平上に吐出させることができ
る。又、本考案の薬液供給装置を手洗槽等に収容
させる場合には、前記装置本体を固定し、レバー
を露出させるための穴が一つ必要なだけであり、
従来のようなプツシユボタンを露出させるための
穴を別個に設ける必要がない。このため、本考案
の薬液供給装置を取り付けるための手洗槽等の改
造が簡単になり、家庭用としても使用できる。さ
らに、外部に露出する部分をレバーのみにするこ
とができるため、手洗槽等の外観を向上させるこ
とができる。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例の構成を示す縦断面
図であり、第2図は本実施例の薬液供給装置を手
洗槽20に装着した状態を示す部分透視斜視図で
ある。
第1図に示すように、本実施例の薬液供給装置
は手洗槽(洗面槽でも良い)20の上部に連続し
て設けられた収容部20aの下面に固定された装
置本体10と、この装置本体10の下面に回動軸
17を介して前後方向へ回動可能に取り付けられ
たレバー19と、装置本体10内に配置され、そ
の軸方向に摺動可能に収容された弁体1とから概
略構成されている。
前記装置本体10は、装置本体10を手洗槽2
0の収容部20aの下面に固定するための固定部
2と、該固定部2の上にネジにより螺合されたス
ペーサ3と、該スペーサ3の上にネジにより螺合
された連結部4とから構成されている。
前記固定部2は、手洗槽20の収容部20aの
下面から挿入されて収容部20a内でワツシヤ1
5を介在させてナツト14,16により締め付け
ることにより手洗槽20に固定されている。又、
固定部2とスペーサ3の間及びスペーサ3と連結
部4の間には、液洩れ防止用のパツキング12,
11が挟み込まれている。
連結部4には、上端に薬液導入口4aが形成さ
れている。
第2図に示すように、手洗槽20が取り付けら
れた壁21内に設けられたタンク装着部23と前
記連結部4を連通管30で連結してある。タンク
装着部23は、壁21の上面開口24から壁21
内に収容した薬液タンク22を装着する部材であ
る。図示は省略するが、薬液タンク22の下口2
2aには弁が設けられており、この下口22aが
装着部23に乗つた時に、装着部23上に形成さ
れた突起が前記弁を押し開き、薬液タンク22か
ら薬液を流出させる構造になつている。
第1図に戻つて、装置本体10内には、固定部
2とスペーサ3により軸方向へ摺動可能に支持さ
れた棒状の弁体1が収容されている。この弁体1
の上端外周にはOリング18が嵌め込まれてい
る。又、弁体1はリターンスプリング9により上
方に付勢されている。これにより、弁体1の上端
は常時は連結部4の薬液導入口4aを閉鎖してい
る。弁体1の下端は固定部2よりも下方へ延びて
おり、円盤6がワツシヤ7とボルト8により固定
されている。
固定部2の下面の一部には、前記円盤6を貫通
して円盤6の下方で開口する案内管5が取り付け
られている。
そして、薬液を薬液導入口4aから装置本体1
0の下方へ通過させる薬液通路25は、弁体1と
スペーサ3及び固定部2の間の空間と前記案内管
5によつて形成されている。
又、固定部2の下面前部には軸受け26が形成
されており、この軸受け26に挿通された回動軸
17を介してレバー19が前後方向(第1図中の
左方を前方とする)へ回動可能に取り付けられて
いる。このレバー19は装置本体1の下面から下
方へ向けて収縮するロート状に形成されている。
又、このレバー19の下部の吐出管部19aは後
方へ傾斜している。
レバー19の前記回動軸17により支持されて
いる部分の内面には、爪状に突設された係合部材
27が形成されている。この係合部材27は前記
円盤6の上面に係合している。
又、前記回動軸17はスプリングピンであり、
常時はその付勢力によりレバー19を第1図に示
す後方位置(これを原位置とする)に保持してい
る。
次に本実施例の動作を説明する。
常時は前述したように、レバー19は第1図に
示す原位置に保持されている。又、弁体1はリタ
ーンスプリング9により上方へ付勢されて薬液導
入口4aを閉鎖し、薬液通路25を遮断してい
る。このため、前記薬液タンク22から流出して
連通管30を通つてきた薬液は薬液導入口4aに
停滞して、装置本体10の下方へ通過することは
できない。
この状態から、使用者が片手でレバー19の吐
出管19aを前方へ回動させると、レバー19は
回動軸17を軸として回動する。この時、係合部
材27も回動軸17を軸として回動するため、円
盤6を下方へ押し下げる。
円盤6が下方へ移動すると弁体1も下方へ移動
するため、その上端部が薬液導入口4aから離れ
て薬液通路25を開放する。薬液通路25が開放
されると薬液導入口4aから導入された薬液は、
装置本体10内を通過して案内管5から滴下し、
レバー19内に滴下する。そして、レバー19内
に滴下した薬液は、吐出管19aを通つてレバー
19を操作した手の平上に流出する。
使用者は適量の薬液が流出した後にレバー19
から手を離せば、レバー19は回動軸17の付勢
力により原位置に戻され、これに伴つて弁体1も
リターンスプリング9の付勢力により上動し、再
び薬液導入口4aを閉鎖する。
以上の説明のように、本実施例は片手でレバー
19を回動させることによつて、薬液を手の平上
に吐出させることができる。これにより、従来の
ようにプツシユボタンを片手で押しながら他方の
手で薬液を受けるといつた煩わしい操作が不要に
なる。又、装置本体10は手洗槽20の収容部2
0a内に完全に隠されるため、従来のようにプツ
シユボタンの露出用の穴は不要となり、手洗槽2
0の外観を向上させることができる。
尚、本考案は前記実施例に限定されることはな
い。例えば前記弁体1の形状構成は棒状のものに
限定されることはなく、薬液通路25の途中を開
閉できるものであればどのようなものでも良い。
例えば、前記実施例では弁体1がリターンスプリ
ング9により上方へ付勢される構成を示したが、
逆に下方へ付勢されるものでも良く、この場合に
は薬液通路25を開閉する弁を、例えば第1図中
のスペーサ3の下面の穴28を閉鎖するように、
円盤状の弁を弁体1の周囲に形成する等の構成と
すれば良い。
さらに、係合部材27の構成も、前記実施例の
ような爪状のものに限定されることはなく、リン
ケージを介して弁体を移動させるものでも良い。
又、装置本体10を取り付ける場所は、手洗槽
20の上部であればどのような場所でも良く、前
記実施例のような手洗槽20と一体となつた収容
部20aに限定されることはなく、別体の収容部
を壁に設けて、この中に収容する構成としても良
い。勿論、洗面槽に適用可能なことはいうまでも
ない。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案は洗面槽等
の上部に固定される装置本体の下面に前後方向に
回動可能なロート状のレバーを取り付け、このレ
バーを回動させることにより装置本体内の弁体を
移動させて弁を開き、薬液を前記レバー先端から
吐出させる構成としたことにより、片手で前記レ
バーを操作することで薬液を手の平上に吐出させ
ることができる。又、本考案の薬液供給装置を手
洗槽等に収容させる場合には、前記装置本体を固
定し、レバーを露出させるための穴が1つ必要な
だけであり、従来のようなプツシユボタンを露出
させるための穴を別個に設ける必要がない。この
ため、本考案の薬液供給装置を取り付けるための
手洗槽等の改造が簡単になり、家庭用としても使
用できる。さらに、外部に露出する部分をレバー
のみにすることができるため、手洗槽等の外観を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成を示す縦断面
図、第2図は同実施例を手洗槽に装着した状態を
示す部分透視斜視図である。 1……弁体、4a……薬液導入口、9……リタ
ーンスプリング、10……装置本体、17……回
動軸、19……レバー、20……手洗槽、25…
…薬液通路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 石鹸液や消毒液等の薬液の貯蔵タンクに連通し
    て薬液を導入する薬液導入口を上部に備え、手洗
    槽又は洗面槽の上部に固定される装置本体と、 該装置本体内に形成され、前記薬液導入口から
    導入された薬液を前記装置本体の下方へ通過させ
    る薬液通路と、 前記装置本体内に摺動可能に収容され、リター
    ンスプリングにより付勢されることにより、常時
    は前記薬液通路を閉鎖する弁体と、 前記装置本体の下面に回動軸を介して前後方向
    に回動可能に取り付けられ、前記装置本体下面か
    ら下方へ向けて収縮するロート状に形成されたレ
    バーと、 該レバーの上部内面に形成されて、前記弁体に
    係合するとともに、前記レバーの回動に伴つて回
    動して、前記弁体を前記リターンスプリングの付
    勢力に反して移動させることにより、前記弁体に
    よる前記薬液通路の閉鎖を解除する係合部材とを
    具備することを特徴とする薬液供給装置。
JP19225887U 1987-12-17 1987-12-17 Expired - Lifetime JPH059907Y2 (ja)

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JP19225887U JPH059907Y2 (ja) 1987-12-17 1987-12-17

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JP19225887U JPH059907Y2 (ja) 1987-12-17 1987-12-17

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JPH0195183U JPH0195183U (ja) 1989-06-23
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