JPH0598889A - 地中障害物解体装置 - Google Patents
地中障害物解体装置Info
- Publication number
- JPH0598889A JPH0598889A JP25783791A JP25783791A JPH0598889A JP H0598889 A JPH0598889 A JP H0598889A JP 25783791 A JP25783791 A JP 25783791A JP 25783791 A JP25783791 A JP 25783791A JP H0598889 A JPH0598889 A JP H0598889A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- obstacle
- water
- cutter
- opening
- hydraulic jack
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 工期を短くし、また周辺地盤の崩壊や弛みを
防止する。また解体作業時、振動による健全部の損傷を
防止する。。 【構成】 角度調整用油圧ジヤツキ4を伸縮方向に作動
し、架台11を枢支リンク12を中心に揺動させて、架
台11の角度を調整し、次いで土砂・水の流入防止用ボ
ールバルブ13を開き、ロツド送り用油圧ジヤツキ5を
作動して、継足し式ロツド7を前進させ、その先端部を
カツタ支持軸3に設けた開口部15とカツタ2を有する
回転部材1に設けた開口部16とから回転部材1前方の
地盤中に貫入させて、ウオータジエツトノズル19を有
する円錐状コーン6を障害部の斜め前に位置させ、次い
でウオータジエツト発生用ポンプ10を起動し、圧力水
をフレキシブルホース9→スイベルジヨイント8→中空
の継足し式ロツド7→円錐状コーン6内の圧力水通路→
ノズル19を経て障害物20へウオータジエツトとして
斜め後ろ方向に噴射して、障害物20を切断する。その
際、噴射した圧力水の多くを回転部材1の開口部16→
カツタチヤンバー2内へ回収する。
防止する。また解体作業時、振動による健全部の損傷を
防止する。。 【構成】 角度調整用油圧ジヤツキ4を伸縮方向に作動
し、架台11を枢支リンク12を中心に揺動させて、架
台11の角度を調整し、次いで土砂・水の流入防止用ボ
ールバルブ13を開き、ロツド送り用油圧ジヤツキ5を
作動して、継足し式ロツド7を前進させ、その先端部を
カツタ支持軸3に設けた開口部15とカツタ2を有する
回転部材1に設けた開口部16とから回転部材1前方の
地盤中に貫入させて、ウオータジエツトノズル19を有
する円錐状コーン6を障害部の斜め前に位置させ、次い
でウオータジエツト発生用ポンプ10を起動し、圧力水
をフレキシブルホース9→スイベルジヨイント8→中空
の継足し式ロツド7→円錐状コーン6内の圧力水通路→
ノズル19を経て障害物20へウオータジエツトとして
斜め後ろ方向に噴射して、障害物20を切断する。その
際、噴射した圧力水の多くを回転部材1の開口部16→
カツタチヤンバー2内へ回収する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド掘削機等のト
ンネル工事機械を利用した地中障害物解体装置に関する
ものである。
ンネル工事機械を利用した地中障害物解体装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のシールド掘削機等のトンネル工事
機械を利用した地中障害物解体装置を図10、11によ
り説明すると、1が回転可能なカツタ、20が障害物、
21がシールド掘削機本体、22がシールドジヤツキ、
23が土砂搬出用スクリーコンベア、24がカツタ駆動
モータ、25が土砂搬出用台車、26がセグメント、2
7が上記カツタ駆動モータ24の回転を上記カツタ1に
伝える歯車装置、28が土砂搬出用スクリーコンベア2
3からの土砂を上記台車25へ搬送するコンベア、29
がカツタ1上に配設した障害物切削用カツタビツト、3
0がカツタビツトである。
機械を利用した地中障害物解体装置を図10、11によ
り説明すると、1が回転可能なカツタ、20が障害物、
21がシールド掘削機本体、22がシールドジヤツキ、
23が土砂搬出用スクリーコンベア、24がカツタ駆動
モータ、25が土砂搬出用台車、26がセグメント、2
7が上記カツタ駆動モータ24の回転を上記カツタ1に
伝える歯車装置、28が土砂搬出用スクリーコンベア2
3からの土砂を上記台車25へ搬送するコンベア、29
がカツタ1上に配設した障害物切削用カツタビツト、3
0がカツタビツトである。
【0003】上記図10、11に示す従来の地中障害物
解体装置では、シールド掘削機21を前進させる一方、
カツタ1を回転させて、シールド掘削機本体21前方の
障害物20を障害物切削用カツタビツト29により切削
する。そしてシールド掘削機本体21前方の地盤を薬注
により改良し、作業員が切羽に入って、切削した障害物
20を機械的手段、熱的手段により解体除去するように
している。
解体装置では、シールド掘削機21を前進させる一方、
カツタ1を回転させて、シールド掘削機本体21前方の
障害物20を障害物切削用カツタビツト29により切削
する。そしてシールド掘削機本体21前方の地盤を薬注
により改良し、作業員が切羽に入って、切削した障害物
20を機械的手段、熱的手段により解体除去するように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記図10、11に示
す従来の地中障害物解体装置には、次の問題があった。 (1)地盤改良工事や止水工事が必要で、工期が長くな
る上に、工費が嵩む。 (2)切削した障害物20を機械的手段により解体除去
する場合には、機械的手段で反力をとる必要がある上
に、周辺地盤が崩壊したり、弛む危険がある。 (3)障害物20が使用中の構造物の基礎等の場合、解
体作業時、振動が発生して、健全部(非解体部)に損傷
が発生する。また基礎と地盤との間の摩擦力や支持力が
失われて、構造物の基礎としての機能が損なわれる。 (4)障害物20が矢板等の比較的剛性の低い障害物の
場合には、地盤の反力不足により、矢板に変形が生じ
て、解体除去が困難になるという問題があった。
す従来の地中障害物解体装置には、次の問題があった。 (1)地盤改良工事や止水工事が必要で、工期が長くな
る上に、工費が嵩む。 (2)切削した障害物20を機械的手段により解体除去
する場合には、機械的手段で反力をとる必要がある上
に、周辺地盤が崩壊したり、弛む危険がある。 (3)障害物20が使用中の構造物の基礎等の場合、解
体作業時、振動が発生して、健全部(非解体部)に損傷
が発生する。また基礎と地盤との間の摩擦力や支持力が
失われて、構造物の基礎としての機能が損なわれる。 (4)障害物20が矢板等の比較的剛性の低い障害物の
場合には、地盤の反力不足により、矢板に変形が生じ
て、解体除去が困難になるという問題があった。
【0005】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、工期を短くできる上に、
工費を節減できる。また周辺地盤の崩壊や弛みを防止で
きる。また解体作業時、振動による健全部の損傷を防止
できる。さらに矢板等の比較的剛性の低い障害物でも、
容易に解体除去できる地中障害物解体装置を提供しよう
とする点にある。
であり、その目的とする処は、工期を短くできる上に、
工費を節減できる。また周辺地盤の崩壊や弛みを防止で
きる。また解体作業時、振動による健全部の損傷を防止
できる。さらに矢板等の比較的剛性の低い障害物でも、
容易に解体除去できる地中障害物解体装置を提供しよう
とする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の地中障害物解体装置は、シールド掘削機
等のトンネル工事機械のカツタとともに回転する回転部
材に角度調整用油圧ジヤツキと枢支用リンクとを介して
架台を角度可変に設置し、同架台上にロツド送り用油圧
ジヤツキを設置し、同油圧ジヤツキロツド送り用により
中空の継足し式ロツドを回転部材の開口部から回転部材
前方の地盤中へ貫入可能に支持し、同継足し式ロツドの
先端部に円錐状コーンを取付け、同円錐状コーンにウオ
ータジエツトノズルを設けて、回転部材前方から斜め後
方へウオータジエツトを噴射可能にし、上記継足し式ロ
ツドの内部をスイベルジヨイントとフレキシブルホース
とを介してウオータジエツト発生用ポンプに接続し、上
記開口部の内側にボールジヨイントを介して土砂・水の
流入防止用ボルーバルブを取付けている。
めに、本発明の地中障害物解体装置は、シールド掘削機
等のトンネル工事機械のカツタとともに回転する回転部
材に角度調整用油圧ジヤツキと枢支用リンクとを介して
架台を角度可変に設置し、同架台上にロツド送り用油圧
ジヤツキを設置し、同油圧ジヤツキロツド送り用により
中空の継足し式ロツドを回転部材の開口部から回転部材
前方の地盤中へ貫入可能に支持し、同継足し式ロツドの
先端部に円錐状コーンを取付け、同円錐状コーンにウオ
ータジエツトノズルを設けて、回転部材前方から斜め後
方へウオータジエツトを噴射可能にし、上記継足し式ロ
ツドの内部をスイベルジヨイントとフレキシブルホース
とを介してウオータジエツト発生用ポンプに接続し、上
記開口部の内側にボールジヨイントを介して土砂・水の
流入防止用ボルーバルブを取付けている。
【0007】
【作用】本発明の地中障害物解体装置は前記のように構
成されており、角度調整用油圧ジヤツキを伸縮方向に作
動し、架台を枢支リンクを中心に揺動させて、架台の角
度を調整し、次いで土砂・水の流入防止用ボールバルブ
を開き、ロツド送り用油圧ジヤツキを作動して、継足し
式ロツドを前進させ、その先端部をカツタ支持軸に設け
た開口部と回転部材に設けた開口部とから回転部材前方
の地盤中に貫入させて、円錐状コーン(ウオータジエツ
トノズル)を障害部の斜め前に位置させ、次いでウオー
タジエツト発生用ポンプを起動し、圧力水をフレキシブ
ルホース→スイベルジヨイント→中空の継足し式ロツド
→円錐状コーン内の圧力水通路→ノズルを経て障害物へ
ウオータジエツトとして斜め後ろ方向に噴射して、障害
物を切断する。その際、噴射した圧力水の多くを回転部
材の開口部→回転部材背後のチヤンバー内へ回収する。
成されており、角度調整用油圧ジヤツキを伸縮方向に作
動し、架台を枢支リンクを中心に揺動させて、架台の角
度を調整し、次いで土砂・水の流入防止用ボールバルブ
を開き、ロツド送り用油圧ジヤツキを作動して、継足し
式ロツドを前進させ、その先端部をカツタ支持軸に設け
た開口部と回転部材に設けた開口部とから回転部材前方
の地盤中に貫入させて、円錐状コーン(ウオータジエツ
トノズル)を障害部の斜め前に位置させ、次いでウオー
タジエツト発生用ポンプを起動し、圧力水をフレキシブ
ルホース→スイベルジヨイント→中空の継足し式ロツド
→円錐状コーン内の圧力水通路→ノズルを経て障害物へ
ウオータジエツトとして斜め後ろ方向に噴射して、障害
物を切断する。その際、噴射した圧力水の多くを回転部
材の開口部→回転部材背後のチヤンバー内へ回収する。
【0008】
【実施例】次に本発明の地中障害物解体装置を図1乃至
図9に示す一実施例により説明すると、図1の1がカツ
タを有する回転部材、2が同回転部材1の直後に形成し
たカツタチヤンバー、3が同回転部材1に取付けたカツ
タ支持軸、図1、3、6の11が架台、4が同架台11
と上記カツタ支持軸3との間に介装した角度調整用油圧
ジヤツキ、15が同カツタ支持軸3に設けた開口部、1
2が上記架台11を同開口部15付近のカツタ支持軸3
に枢支する枢支用リンクで、架台11が角度調整用油圧
ジヤツキ4と枢支用リンク12とによりカツタ支持軸3
に角度可変に取付けられている。また図2の16及び図
8、9の16a、16bが回転部材1に設けた開口部
(スリツト)で、後記継足し式ロツド7の先端部がカツ
タ支持軸3に設けた開口部15とカツタ1に設けた開口
部16とを経て回転部材1前方の地盤中に貫入するよう
になっている。
図9に示す一実施例により説明すると、図1の1がカツ
タを有する回転部材、2が同回転部材1の直後に形成し
たカツタチヤンバー、3が同回転部材1に取付けたカツ
タ支持軸、図1、3、6の11が架台、4が同架台11
と上記カツタ支持軸3との間に介装した角度調整用油圧
ジヤツキ、15が同カツタ支持軸3に設けた開口部、1
2が上記架台11を同開口部15付近のカツタ支持軸3
に枢支する枢支用リンクで、架台11が角度調整用油圧
ジヤツキ4と枢支用リンク12とによりカツタ支持軸3
に角度可変に取付けられている。また図2の16及び図
8、9の16a、16bが回転部材1に設けた開口部
(スリツト)で、後記継足し式ロツド7の先端部がカツ
タ支持軸3に設けた開口部15とカツタ1に設けた開口
部16とを経て回転部材1前方の地盤中に貫入するよう
になっている。
【0009】図3の14が上記開口部15付近のカツタ
支持軸3に取付けたボールジヨイント、13が同ボール
ジヨイント14に取付けた土砂・水の流入防止用ボール
バルブである。図6の20が障害物、図1、6の21が
シールド掘削機本体、22がシールドジヤツキ、23が
土砂搬出用スクリーコンベア、24がカツタ駆動モー
タ、25が土砂搬出用台車、26がセグメント、27が
上記カツタ駆動モータ24の回転を上記カツタ1に伝え
る歯車装置、28が土砂搬出用スクリーコンベア23か
らの土砂を上記台車25へ搬送するコンベア、29が回
転部材1上に配設した障害物切削用カツタビツト、30
がカツタビツトである。
支持軸3に取付けたボールジヨイント、13が同ボール
ジヨイント14に取付けた土砂・水の流入防止用ボール
バルブである。図6の20が障害物、図1、6の21が
シールド掘削機本体、22がシールドジヤツキ、23が
土砂搬出用スクリーコンベア、24がカツタ駆動モー
タ、25が土砂搬出用台車、26がセグメント、27が
上記カツタ駆動モータ24の回転を上記カツタ1に伝え
る歯車装置、28が土砂搬出用スクリーコンベア23か
らの土砂を上記台車25へ搬送するコンベア、29が回
転部材1上に配設した障害物切削用カツタビツト、30
がカツタビツトである。
【0010】図1、3、6の5が上記架台11上に設置
したロツド送り用油圧ジヤツキ、7が同ロツド送り用油
圧ジヤツキ5により進退可能に支持された継足し式ロツ
ド、図4の6が同継足し式ロツド7の先端部に取付けた
円錐状コーン、18が同円錐状コーン6内に設けたオリ
フイス、19が同円錐状コーン6に設けたウオータジエ
ツトノズルである。
したロツド送り用油圧ジヤツキ、7が同ロツド送り用油
圧ジヤツキ5により進退可能に支持された継足し式ロツ
ド、図4の6が同継足し式ロツド7の先端部に取付けた
円錐状コーン、18が同円錐状コーン6内に設けたオリ
フイス、19が同円錐状コーン6に設けたウオータジエ
ツトノズルである。
【0011】図1、6の8が上記継足し式ロツド7の後
端部に取付けたスイベルジヨイント、9が同スイベルジ
ヨイント8を介して上記継足し式ロツド7に連通したフ
レキシブルホース、10が同フレキシブルホース9を介
して上記継足し式ロツド7に連通したウオータジエツト
発生用ポンプである。次に前記図1乃至図9に示す地中
障害物解体装置の作用を具体的に説明する。角度調整用
油圧ジヤツキ4を伸縮方向に作動し、架台11を枢支リ
ンク12を中心に揺動させて、架台11の角度を調整す
る。
端部に取付けたスイベルジヨイント、9が同スイベルジ
ヨイント8を介して上記継足し式ロツド7に連通したフ
レキシブルホース、10が同フレキシブルホース9を介
して上記継足し式ロツド7に連通したウオータジエツト
発生用ポンプである。次に前記図1乃至図9に示す地中
障害物解体装置の作用を具体的に説明する。角度調整用
油圧ジヤツキ4を伸縮方向に作動し、架台11を枢支リ
ンク12を中心に揺動させて、架台11の角度を調整す
る。
【0012】次いで土砂・水の流入防止用ボールバルブ
13を開き、ロツド送り用油圧ジヤツキ5を作動して、
継足し式ロツド7を前進させ、その先端部をカツタ支持
軸3に設けた開口部15と回転部材1に設けた開口部1
6とから回転部材1前方の地盤中に貫入させて、円錐状
コーン6(ウオータジエツトノズル19)を図6、7に
示すように障害部20の斜め前に位置させる。
13を開き、ロツド送り用油圧ジヤツキ5を作動して、
継足し式ロツド7を前進させ、その先端部をカツタ支持
軸3に設けた開口部15と回転部材1に設けた開口部1
6とから回転部材1前方の地盤中に貫入させて、円錐状
コーン6(ウオータジエツトノズル19)を図6、7に
示すように障害部20の斜め前に位置させる。
【0013】次いでウオータジエツト発生用ポンプ10
を起動し、圧力水をフレキシブルホース9→スイベルジ
ヨイント8→中空の継足し式ロツド7→オリフイス18
→円錐状コーン6内の圧力水通路→ノズル19を経て障
害物20へウオータジエツトとして斜め後ろ向きに噴射
して、障害物20を切断する。その際、噴射した圧力水
の多くを図8に示すようにカツタ1の開口部16b→カ
ツタチヤンバー2内へ回収するので、円錐状コーン6前
方の地盤やウオータジエツトの通過しない地盤を弛めた
り、崩壊させたりしない。
を起動し、圧力水をフレキシブルホース9→スイベルジ
ヨイント8→中空の継足し式ロツド7→オリフイス18
→円錐状コーン6内の圧力水通路→ノズル19を経て障
害物20へウオータジエツトとして斜め後ろ向きに噴射
して、障害物20を切断する。その際、噴射した圧力水
の多くを図8に示すようにカツタ1の開口部16b→カ
ツタチヤンバー2内へ回収するので、円錐状コーン6前
方の地盤やウオータジエツトの通過しない地盤を弛めた
り、崩壊させたりしない。
【0014】図9は、障害物20の切断途中の状態を示
しており、ノズル19及び継足し式ロツド7の送り速度
を障害部20の断面、即ち、切断厚さの変化に応じて調
整する。
しており、ノズル19及び継足し式ロツド7の送り速度
を障害部20の断面、即ち、切断厚さの変化に応じて調
整する。
【0015】
【発明の効果】本発明の地中障害物解体装置は前記のよ
うに角度調整用油圧ジヤツキを伸縮方向に作動し、架台
を枢支リンクを中心に揺動させて、架台の角度を調整
し、次いで土砂・水の流入防止用ボールバルブを開き、
ロツド送り用油圧ジヤツキを作動して、継足し式ロツド
を前進させ、その先端部をカツタ支持軸に設けた開口部
と回転部材に設けた開口部とから回転部材前方の地盤中
に貫入させて、円錐状コーン(ウオータジエツトノズ
ル)を障害部の斜め前に位置させ、次いでウオータジエ
ツト発生用ポンプを起動し、圧力水をフレキシブルホー
ス→スイベルジヨイント→中空の継足し式ロツド→円錐
状コーン内の圧力水通路→ノズルを経て障害物へウオー
タジエツトとして斜め後ろ方向に噴射して、障害物を切
断するので、地盤改良工事や止水工事を不要にできて、
工期を短くできる上に、工費を節減できる。
うに角度調整用油圧ジヤツキを伸縮方向に作動し、架台
を枢支リンクを中心に揺動させて、架台の角度を調整
し、次いで土砂・水の流入防止用ボールバルブを開き、
ロツド送り用油圧ジヤツキを作動して、継足し式ロツド
を前進させ、その先端部をカツタ支持軸に設けた開口部
と回転部材に設けた開口部とから回転部材前方の地盤中
に貫入させて、円錐状コーン(ウオータジエツトノズ
ル)を障害部の斜め前に位置させ、次いでウオータジエ
ツト発生用ポンプを起動し、圧力水をフレキシブルホー
ス→スイベルジヨイント→中空の継足し式ロツド→円錐
状コーン内の圧力水通路→ノズルを経て障害物へウオー
タジエツトとして斜め後ろ方向に噴射して、障害物を切
断するので、地盤改良工事や止水工事を不要にできて、
工期を短くできる上に、工費を節減できる。
【0016】また上記障害物の切削時、噴射した圧力水
を回転部材の開口部→回転部材背後のチヤンバー内へ回
収するので、周辺地盤の崩壊や弛みを防止できる。また
障害物をウオータジエツトにより切断するので、解体作
業時、振動を発生させなくて、健全部(非解体部)の損
傷を防止できる。また障害物をウオータジエツトにより
切断するので、障害物が矢板等の比較的剛性の低い障害
物の場合でも、変形させずに切断できて、これを容易に
解体除去できる効果がある。
を回転部材の開口部→回転部材背後のチヤンバー内へ回
収するので、周辺地盤の崩壊や弛みを防止できる。また
障害物をウオータジエツトにより切断するので、解体作
業時、振動を発生させなくて、健全部(非解体部)の損
傷を防止できる。また障害物をウオータジエツトにより
切断するので、障害物が矢板等の比較的剛性の低い障害
物の場合でも、変形させずに切断できて、これを容易に
解体除去できる効果がある。
【図1】本発明の地中障害物解体装置の一実施例を示す
縦断側面図である。
縦断側面図である。
【図2】図1の矢視AーA線に沿う正面図である。
【図3】同地中障害物解体装置の架台部分を示す側面図
である。
である。
【図4】同地中障害物解体装置の円錐状コーン及びウオ
ータジエツトノズルを示す縦断側面図である。
ータジエツトノズルを示す縦断側面図である。
【図5】図4の矢視BーB線に沿う縦断背面図である。
【図6】同地中障害物解体装置の障害物切断作用を示す
縦断側面図である。
縦断側面図である。
【図7】図6の矢視CーC線に沿う正面である。
【図8】ウオータジエツトノズルからの圧力水噴射状況
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図9】ウオータジエツトノズルからの圧力水による障
害物の切断状況を示す説明図である。
害物の切断状況を示す説明図である。
【図10】従来の地中障害物解体装置を示す縦断側面図
である。
である。
【図11】図10の矢視DーD線に沿う正面図である。
1 回転部材(カツタ) 4 角度調整用油圧ジヤツキ 5 ロツド送り用油圧ジヤツキ 6 円錐状コーン 7 中空の継足し式ロツド 8 スイベルジヨイント 9 フレキシブルホース 10 ウオータジエツト発生用ポンプ 11 架台 12 枢支用リンク 13 土砂・水の流入防止用ボールバルブ 14 ボールジヨイント 16 回転部材1の開口部 19 ウオータジエツトノズル 20 障害物 21 シールド掘削機本体
Claims (1)
- 【請求項1】 シールド掘削機等のトンネル工事機械の
カツタとともに回転する回転部材に角度調整用油圧ジヤ
ツキと枢支用リンクとを介して架台を角度可変に設置
し、同架台上にロツド送り用油圧ジヤツキを設置し、同
油圧ジヤツキロツド送り用により中空の継足し式ロツド
を回転部材の開口部から回転部材前方の地盤中へ貫入可
能に支持し、同継足し式ロツドの先端部に円錐状コーン
を取付け、同円錐状コーンにウオータジエツトノズルを
設けて、回転部材前方から斜め後方へウオータジエツト
を噴射可能にし、上記継足し式ロツドの内部をスイベル
ジヨイントとフレキシブルホースとを介してウオータジ
エツト発生用ポンプに接続し、上記開口部の内側にボー
ルジヨイントを介して土砂・水の流入防止用ボルーバル
ブを取付けたことを特徴とする地中障害物解体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25783791A JPH0598889A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 地中障害物解体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25783791A JPH0598889A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 地中障害物解体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0598889A true JPH0598889A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17311829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25783791A Pending JPH0598889A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 地中障害物解体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0598889A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107165647A (zh) * | 2017-05-25 | 2017-09-15 | 中国铁建重工集团有限公司 | 一种用于软土层隧道施工的盾构机 |
-
1991
- 1991-10-04 JP JP25783791A patent/JPH0598889A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107165647A (zh) * | 2017-05-25 | 2017-09-15 | 中国铁建重工集团有限公司 | 一种用于软土层隧道施工的盾构机 |
CN107165647B (zh) * | 2017-05-25 | 2023-10-13 | 中国铁建重工集团股份有限公司 | 一种用于软土层隧道施工的盾构机 |
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990727 |