JPH05979Y2 - - Google Patents

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JPH05979Y2
JPH05979Y2 JP13529387U JP13529387U JPH05979Y2 JP H05979 Y2 JPH05979 Y2 JP H05979Y2 JP 13529387 U JP13529387 U JP 13529387U JP 13529387 U JP13529387 U JP 13529387U JP H05979 Y2 JPH05979 Y2 JP H05979Y2
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magnetic
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drum
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばVTR(ビデオテープレコー
ダ)に使用される回転ヘツド装置に関する。
〔考案の概要〕
本考案は、磁気ヘツドが走査する磁気テープ上
の斜めトラツクの始端部近傍において磁気テープ
の始端部側のエツジ部のテンシヨンが始端部側と
は逆側のエツジ部のテンシヨンよりも大きくなる
ようにすると共に、回転ドラムの回転軸を固定ド
ラムの中心軸に対して磁気テープが巻き付けられ
ている方向に所定角度傾けるようにしたことによ
り、磁気ヘツドが走査する磁気テープ上の斜めト
ラツクの始端部近傍においても磁気ヘツドと磁気
テープとの接触が良好となるようにし、良好な記
録再生ができるようにすると共に、斜めトラツク
の直線性を確保して互換性を妨げることのないよ
うにしたものである。
〔従来の技術〕
第9図はVTRに使用される回転ヘツド装置の
一例を示すものである。同図において、1は固定
ドラムであり、この固定ドラム1には、テープガ
イドバンド2が螺旋状に設けられている。また、
3は回転ドラムであり、この回転ドラム3の底部
外周には互いに180°の角間隔をもつて2個の磁気
ヘツド(1個のみ図示)4が取り付けられてい
る。この回転ドラム3は固定ドラム1の上面側に
所定間隔、例えば数100μm程度をもつて配される
と共に、この回転ドラム3の回転軸は固定ドラム
1の中心軸に対して一致するようになされ、矢印
a方向に所定速度で回転するようになされてい
る。
また、5は磁気テープであり、固定ドラム1及
び回転ドラム3に跨つて180°強の角範囲に亘つて
斜めに巻き付けられている。この場合、磁気テー
プ5は固定ドラム1の周面に形成されたテープガ
イドバンド2に沿うようになされ、矢印b方向に
所定速度で走行するようになされている。
なお、6は上述したように磁気テープ5をドラ
ム1,3に巻き付けるための案内部材を構成する
テープガイドである。
第10は、ドラム1,3に磁気テープ5が巻き
付いた部分の展開図を示すものである。同図に示
すようにテープガイドバンド2は直線状となるよ
うに加工されている。また、磁気テープ5上に二
点鎖線で示す部分は磁気ヘツド4(第10図には
図示せず)の走査軌跡11を示している。
また、このような回転ヘツド装置による磁気テ
ープ5上の記録トラツク12は、第11図に示す
ように直線状となる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上述したような回転ヘツド装置にお
いては、回転ドラム3が矢印a方向に高速で回転
するため、磁気ヘツド4が走査する磁気テープ5
上の斜めトラツクの始端部近傍13(第9図及び
第10図に一点鎖線丸印で図示)にあつては、ド
ラム1,3と磁気テープ5との間に空気が多量に
流入し、厚い空気膜が生じ、磁気ヘツド4と磁気
テープ5との接触が保てなくなり、良好な記録再
生ができなくなる不都合があつた。
本考案はこのような点を考慮し、磁気ヘツドが
走査する磁気テープ上の斜めトラツクの始端部に
おいても磁気ヘツドと磁気テープとの接触をよく
して、良好な記録再生ができるようにするもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、磁気ヘツド4が取り付けられた回転
ドラム3と、磁気テープ5をガイドするガイド部
2が設けられた固定ドラム1と、磁気テープ5を
上記回転ドラム3に所定の角度巻き付けるための
案内部材6とを備えた回転ヘツド装置であつて、
磁気ヘツド4が走査する磁気テープ5上の斜めト
ラツクの始端部近傍において磁気テープ5の始端
部側P1のエツジ部のテンシヨンが始端部側とは
逆側P2のエツジ部のテンションよりも大きくな
るように案内部材6で磁気テープ5を案内すると
共に、回転ドラム3の回転軸を固定ドラム1の中
心軸に対して磁気テープ5が巻き付けられている
方向に所定角度θだけ傾けるものである。
〔作用〕
上述構成においては、磁気ヘツド4が走査する
磁気テープ5上の斜めトラツクの始端部側はドラ
ム1,3に強く押し付けられるようになるので、
この始端部近傍13においても磁気ヘツド4と磁
気テープ5との接触がよくなる。また、磁気テー
プ5上の斜めトラツクの始端部において磁気テー
プ5の始端部側P1のエツジ部テンシヨンを始端
部側とは逆側P2のエツジ部のテンションよりも
大きくするときには、この始端部近傍13におい
て磁気テープ5がわん曲することとなるが、上述
構成においては、回転ドラム3の回転軸を所定角
度θだけ傾けたことにより、磁気テープ5のわん
曲が実質的に相殺され、斜めトラツクの直線性が
確保される。
〔実施例〕
以下、第1図を参照しながら本考案の一実施例
について説明する。この第1図において第9図と
対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明
は省略する。
本例においては、テープガイド6の軸が従来位
置(一点鎖線で図示)から実線で示す位置に傾け
られ、磁気ヘツド4が走査する磁気テープ5上の
斜めトラツクの始端部近傍13において、磁気テ
ープ5の始端部側P1のエツジ部のテンションが
始端部側とは逆側P2のエツジ部のテンションよ
りも大きくなるようにされる。
また、本例においては、第2図に示すように回
転ドラム3の回転軸(一点鎖線で図示)は固定ド
ラム1の中心軸(実線で図示)に対して所定角度
θだけ傾けられる。この場合、回転ドラム3の回
転軸は磁気テープ5が巻き付けられている方向に
傾けられる。例えば、磁気テープ5のドラム1,
3への巻き付け開始角位置をEとして45°ずつ回
転した位置を夫々D,C,B,Aとすると、第3
図に示すように、磁気テープ5のドラム1,3へ
の巻き付け開始角位置Eより略135°だけ回転した
角位置Bの方向に傾けられる。ここで、回転ドラ
ム3の回転軸を傾けるためには、第4図に示すよ
うにモータハウジング20を固定ドラム1に固定
するためのビス21を緩めて、ハウジング20の
位置を水平方向に動かすことにより、行なうこと
ができる。なお、第4図において、22及び23
は軸受け、24はマグネツト、25はモータコイ
ル、26は回転ドラム3の回転数に対応した周波
数信号を発生するロータリエンコーダである。
また、第5図は、ドラム1,3に磁気テープ5
が巻き付いた部分の展開図を示すものである。上
述したように、磁気ヘツド4が走査する磁気テー
プ5上の斜めトラツクの始端部近傍13において
磁気テープ5の始端部側P1のエツジ部のテンシ
ョンを始端部側とは逆側P2のエツジ部のテンシ
ョンよりも大きくするときには、この始端部近傍
13において磁気テープ5がわん曲するが、本例
においては、第5図に示すように、この磁気テー
プ5のわん曲と同じように、固定ドラム1に形成
されるテープガイドバンド2はわん曲して形成さ
れる。
本例は以上のように構成され、磁気ヘツド4が
走査する磁気テープ5上の斜めトラツクの始端部
近傍13において磁気テープ5の始端部側P1
エツジ部のテンションが始端部側とは逆側P2
エツジ部のテンションよりも大きくされるので、
磁気ヘツド4が走査する磁気テープ5上の斜めト
ラツクの始端部側はドラム1,3に強く押しつけ
られるようになる。そのため、回転ドラム3が高
速で回転し、ドラム1,3と磁気テープ5との間
に空気が多量に流入しても、磁気ヘツド4と磁気
テープ5との良好な接触が得られる。これにより
本例によれば良好な記録再生を行なうことができ
る。
また、磁気ヘツド4が走査する磁気テープ5上
の斜めトラツクの始端部近傍13において上述し
たようにエツジ部のテンションが規制されること
により、磁気テープ5は第5図に示すように始端
部近傍13においてわん曲する。ところが、本例
において、回転ドラム3の回転軸が磁気テープ5
のドラム1,3への巻き付け開始角位置Eより略
135°だけ回転した角位置Bの方向に所定角度θだ
け傾けられる。そのため、本例において磁気ヘツ
ド4の磁気テープ5上における走査軌跡は正弦波
形状となつて凹凸を生じ、その走査軌跡11は、
第5図に二点鎖線で示すように、始端部近傍13
において、磁気テープ5と同様にわん曲したもの
となる。そのため、本例によれば、これらのわん
曲が相殺され、磁気テープ5上の記録トラツク1
2は第6図に示すように直線状となる。これによ
り斜めトラツクの直線性が確保され互換性が妨げ
られないものとなる。
なお、上述していないが、角度θの大きさによ
り磁気ヘツド4の走査軌跡の凹凸の大きさが変化
し、上述した相殺量が変わることになるが、角度
θは相殺すべき磁気テープ5のわん曲の大きさに
応じて任意に変えられる。例えば、磁気テープ5
のわん曲による直線からのずれは10〜20μmであ
るので、これに見合う角度とされる。
また、回転ドラム3の回転軸を所定角度θだけ
傾けることにより磁気ヘツド4の走査軌跡は正弦
波形状に変化し、磁気テープ5のわん曲部以外の
部分においても、その走査軌跡が曲がることとな
るが、その曲がりの程度は数μm程度であるので
何等問題はない。
ところで、第7図は第9図例において、良好な
記録再生をするために、単にテープガイド6の軸
が本例のように傾けられて、磁気ヘツド4が走査
する磁気テープ5上の斜めトラツクの始端部近傍
13でのエツジ部のテンシヨンが規制された場合
における展開図を示すものである。この場合に
は、磁気テープ5は同図に示すように始端部近傍
13においてわん曲するが、磁気ヘツド4の磁気
テープ5上における走査軌跡11は同図に二点鎖
線で示すように直線状のままである。したがつ
て、磁気テープ5上の記録トラツク12は、第8
図に示すように始端部近傍においてわん曲したも
のとなり、互換性が妨げられるものとなつて不都
合である。
また、本例によれば、磁気テープ5のわん曲と
同じように、固定ドラム1に形成されるテープガ
イドバンド2はわん曲して形成され、磁気テープ
5は、これに沿つて走行するようになされている
ので、磁気テープ5には常に同様のわん曲が形成
され、良好な記録が行なわれる利益がある。
〔考案の効果〕
以上述べた本考案によれば、磁気ヘツドが走査
する磁気テープ上の斜めトラツクの始端部近傍に
おいて磁気テープの始端部側のエツジ部のテンシ
ョンが始端部側とは逆側のエツジ部のテンション
よりも大きくされると共に、回転ドラムの回転軸
を固定ドラムの中心軸に対して磁気テープが巻き
付けられている方向に所定角度傾けるようにした
ので、磁気ヘツドが走査する磁気テープ上の斜め
トラツクの始端部近傍においても磁気ヘツドと磁
気テープとの接触が良好となり、良好な記録再生
ができると共に、斜めトラツクの直線性を確保す
ることができ、互換性を防げることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す構成図、第2
図〜第8図はその説明のための図、第9図は回転
ヘツド装置の一例の構成図、第10図及び第11
図はその説明のための図である。 1は固定ドラム、2はテープガイドバンド、3
は回転ドラム、4は磁気ヘツド、5は磁気テー
プ、6はテープガイド、11は走査軌跡、12は
記録トラツクである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 磁気ヘツドが取り付けられた回転ドラムと、磁
    気テープをガイドするガイド部が設けられた固定
    ドラムと、上記磁気テープを上記回転ドラムに所
    定の角度巻き付けるための案内部材とを備えた回
    転ヘツド装置において、 上記磁気ヘツドが走査する上記磁気テープ上の
    斜めトラツクの始端部近傍において上記磁気テー
    プの上記始端部側のエツジ部のテンシヨンが上記
    始端部側とは逆側のエツジ部のテンションよりも
    大きくなるように上記案内部材で上記磁気テープ
    を案内すると共に、上記回転ドラムの回転軸を上
    記固定ドラムの中心軸に対して上記磁気テープが
    巻き付けられている方向に所定角度傾けることを
    特徴とする回転ヘツド装置。
JP13529387U 1987-09-04 1987-09-04 Expired - Lifetime JPH05979Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13529387U JPH05979Y2 (ja) 1987-09-04 1987-09-04

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JP13529387U JPH05979Y2 (ja) 1987-09-04 1987-09-04

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JPS6442537U JPS6442537U (ja) 1989-03-14
JPH05979Y2 true JPH05979Y2 (ja) 1993-01-12

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JP5515036B2 (ja) * 2007-05-25 2014-06-11 国立大学法人東北大学 応力保持装置およびx線回折装置

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JPS6442537U (ja) 1989-03-14

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