JPH0597732A - メタノールの製造方法及びそのリアクター装置 - Google Patents

メタノールの製造方法及びそのリアクター装置

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JPH0597732A
JPH0597732A JP4075513A JP7551392A JPH0597732A JP H0597732 A JPH0597732 A JP H0597732A JP 4075513 A JP4075513 A JP 4075513A JP 7551392 A JP7551392 A JP 7551392A JP H0597732 A JPH0597732 A JP H0597732A
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liquid phase
reactor
phase reactor
catalyst
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JP4075513A
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David W Studer
デーヴイツド.ウイリアム.ステユーダー
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Air Products and Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 メタノールは、2段階液相リアクター装置に
おいて、水素、一酸化炭素、及び二酸化炭素からなる合
成ガスから製造される。各リアクターは、最適温度範囲
にて運転し、メタノールの最大の生産性が得られるし、
理想的な触媒の利用により、合成ガス100モル当り最
大9.1モルメタノールの一過性生成物転化が達成され
る。全体的な触媒の利用は逆流触媒移送により増加す
る。運転の別の相においては、液相リアクター装置が、
未反応ガスがガスタービン駆動電力発生装置における燃
料として使用される石炭気化複合サイクル(CGCC)
電力発生方法と一体化されている。 【効果】 該最適温度範囲で各液相リアクターを運転す
ると、蒸気として回収される利用可能な反応熱は最大限
になる。この蒸気はガスタービン燃焼器又はCGCC蒸
気タービンにおいて利用される。液相リアクター装置か
ら得たメタノールは、ガスタービン用のピークシェービ
ング燃料として使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成ガスからのメタノ
ールの製造、特に、多段階液相リアクター装置における
メタノールの製造に関する。
【0002】
【従来の技術】メタノールは商業的な目的により、1基
以上の気相合成リアクターにおいて合成ガスを固形メタ
ノール合成触媒と接触させることにより、水素、一酸化
炭素、及び二酸化炭素からなる合成ガスから製造されて
いる。世界のメタノールの大半は、広く知られたLur
gi及びICIメタノール合成方法を利用したこのリア
クター経路により製造される。液相メタノール方法とし
て知られる、不活性液体と混合された粉末触媒を利用す
る改良されたメタノール合成方法が、米国特許第3,8
88,896号、第4,031,123号、第4,56
7,204号に開示されている。この方法は、反応の熱
を不活性液体に吸収させることにより、リアクターにお
けるより厳密な温度制御を許容しているため、気相方法
よりも効率的である。熱は別々の冷却工程において不活
性液体から除去される。より厳密な温度制御の結果、液
相方法では従来の気相リアクター装置よりもメタノール
に対するパス当りの転化率を高くすることができる。液
相メタノール方法は気相方法よりも広範な合成ガス組成
物を利用することができ、石炭ガス化方法により製造さ
れるようなCOリッチの合成ガスに特に有用である。液
相における運転効率及びメタノール製造量における更な
る改良は、参考のために明細書及び図面を本明細書に含
めた米国特許第4,766,154号に開示された多段
階を使用することにより実現することができる。この方
法は特定の反応機構が各リアクターにおいて発生するよ
うに運転される2段階スラリーリアクター装置を利用し
ている。第1段階リアクターにおいて、運転は一酸化炭
素が水素化し得るように制御される一方、第2段階リア
クターにおいて、運転は二酸化炭素が水素化し得るよう
に制御される。この多段階方法により、1段階液相方法
と比し、メタノール産出量がかなり増加する。多段階方
法は、水素、一酸化炭素、及び二酸化炭素を含有する合
成ガスの第1段階リアクターへの供給、メタノール及
び、未反応合成ガス成分を含有する蒸気の回収、蒸気の
冷却及び蒸気からのメタノール製造物の再生、未反応合
成ガス成分の第2段階リアクターへの移動、及び、第2
段階排出流から得た付加メタノール製造物の再生工程か
ら構成される。未反応合成ガス成分は、第2段階リアク
ターの入口に再循環される。熱は不活性液体の一部をス
ラリーとして回収し、外部熱交換器においてスラリーを
冷却し、冷却されたスラリーをリアクターにポンプで戻
すことにより各リアクターの不活性液体から除去され
る。
【0003】米国特許第2,467,802号は、水素
及び酸化炭素を含有する合成ガスを炭化水酸及び水素化
された有機成分に転化し得る多段階気相流動床方法を開
示している。この方法は、合成ガスの一連の流動触媒床
を通った上方への移動、床の各々における製造物成分の
形成、及び最終段階リアクターから得た製造物及び未反
応合成ガスの回収から構成される。各リアクターの容積
及び直径は、ガス流の方向において減少する。新鮮な触
媒が最終段階リアクターに導入され、リアクター内部で
部分的に使用される。触媒は次に、合成ガス流と逆方向
に一連の1つ以上の付加床を通って流れ、最終的に使用
された触媒は第1段階リアクターから除去される。望ま
しくは、反応製造物が各工程の間にガス流から除去さ
れ、未反応合成ガスが次の段階に送られる。熱は、各リ
アクターに設置された冷却コイルにより各工程から除去
される。ガス及び触媒の逆流及びガス流の方向における
リアクター段階の規模を変更した結果、圧力、温度、ガ
ス速度の最適条件を全てのリアクター段階において略同
一にすることができるようになっている。
【0004】米国特許第2,852,350号は、フィ
ッシャートロプシュ方法に従いスラリーリアクターにお
いて水素及び一酸化炭素から炭化水素を製造し得るリア
クターを開示している。リアクターは、管の有効数、従
って効果的な熱伝導表面領域がガス流の方向において減
少するように束が配列された冷却管の複数の内部垂直束
を備えた圧力槽から構成されている。ガスは、管のシェ
ル側面上の触媒スラリーを通って上方に流動する一方、
冷却水が管内を流れる。
【0005】一体化石炭ガス化プラントを備えた中規模
負荷電力を製造するプラントが米国特許第4,608,
818号に開示されている。低電力要件の期間中、余剰
合成ガスは並列気相メタノール合成リアクターにおいて
メタノールに転化される。これらのメタノール合成リア
クターの1つは、一過相で運転され、未反応合成ガスは
プラント合成ガス処理システムに戻される。残りのメタ
ノール合成リアクターにおいて、未処理合成ガスはリア
クター供給物として再循環される。
【0006】米国特許第4,665,688号は、合成
ガスを製造し、その一部がガスタービン電力製造システ
ムにおいて燃焼され、残りの部分が、メタノール及び酢
酸のような他の化学製造物を製造するのに使用される一
体化石炭ガス化プラントを備えた電力製造プラントを開
示している。メタノール及び酢酸リアクターからの未反
応合成ガスがガスタービン燃料に利用されている。
【0007】米国特許第4,946,477号は、明細
書及び図面を参考の目的で本明細書に含めてあり、ガス
化装置により提供される合成ガスからの一過メタノール
製造を含む、改良された一体化石炭ガス化複合サイクル
発電方法を開示している。未反応合成ガスは、ガスター
ビン発電装置で発電するために利用されている。改良方
法は、製造される未反応合成ガスの一部を、水素を多量
に含有する流れと、COを多量に含有する流れに分離す
る液相メタノール合成反応システムを備えている。CO
を多量に含有する流れはガスタービン、燃料として使用
される。未反応合成ガスの残留物は水素を多量に含有す
る流れと混合され、混合された流れからCOが除去さ
れると共に、製造される流れが気相メタノールリアクタ
ーに流入し、更にメタノールを製造する。このリアクタ
ーからの未反応合成ガスがガスタービン燃料として使用
される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】液相反応方法は、合成
ガス、特にCOを多量に含有する合成ガスからメタノー
ルを製造し得る効率的な方法である。しかし石炭を気化
して合成ガスを製造するとき、ガスの組成は、石炭の原
料特性及び気化装置運転条件における変化により時の経
過と共に変化する。特に触媒の活性を制限する一定の化
合物の濃度が時と共に変化することがあるため、方法の
最適な運用が影響を受ける。合成ガスにおける水素と酸
化炭素の相対量の変化は方法の最適な運転に更に影響を
及ぼす。
【0009】本発明は、これらの問題を取り上げ、か
つ、液相メタノールリアクターを運転し、リアクターを
石炭気化複合サイクル電力製造装置と一体化する改良さ
れた方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、一連の少くと
も2つの液相メタノールリアクターにおける反応によ
り、水素、一酸化炭素、及び二酸化炭素からなる合成ガ
スからメタノールを製造する方法であって、合成ガス
は、不活性液体内に固形メタノール合成触媒を含有する
第1液相リアクターに導入され、リアクター内でメタノ
ールが製造される。メタノール、水素、一酸化炭素、二
酸化炭素からなる排出ガス流は第1リアクターから回収
され、同一の種類の不活性液体内に同一の種類のメタノ
ール合成触媒を含有する第2液相リアクター内に導入さ
れ、更に、メタノールが製造され、第2リアクターから
混合製造物流が回収される。第1及び第2液相リアクタ
ーから熱が除去され、リアクターにおけるそれぞれの温
度を調節することにより、混合ガス供給物の一定の組成
及びリアクターの各々における触媒の一定の活性に対し
てメタノール生産性が最大になるようにされている。こ
の熱は、それぞれ第1及び第2リアクター内に位置決め
された第1及び第2熱交換器における合成ガス供給、合
成ガス流、又はボイラー給水との間接的な熱交換により
除去される。
【0011】触媒の貯留及び活性は、第1液相リアクタ
ーから使用済み触媒を回収し、一部使用済みの触媒を第
2液相リアクターから第1液相リアクターに移送するこ
とによってリアクター内で維持される。又、新鮮な触媒
を一定のリアクター内に個々に導入することができ、か
つ、使用済み触媒を一定のリアクターから個々に回収す
ることができる。
【0012】混合された製造物流における蒸発済み不活
性液体は、圧縮、分離され、第1及び第2のリアクター
に再循環される。本来蒸発済み不活性液体のない混合製
造物流は更に分離され、粗メタノール製造物と、水素、
一酸化炭素、及び二酸化炭素からなる未反応合成ガス成
分に分解される。
【0013】本発明の別の特徴は、石炭気化複合サイク
ル装置におけるメタノールと電力を同時に発生させる一
体化方法である。この方法は、石炭が気化され、水素、
一酸化炭素、二酸化炭素、硫黄含有の不純物、及び微粒
子からなる粗合成ガスを製造する。硫黄含有不純物及び
微粒子は除去され、水素、一酸化炭素、及び二酸化炭素
からなる合成ガス供給物を製造する。合成ガス供給物の
第1の部分は不活性液体内に固形メタノール合成触媒を
含有する第1液相リアクター内に導入され、合成ガス供
給物の第1の部分はリアクターにおいて触媒が存在する
ことによって反応しメタノールを製造する。第1液相リ
アクターから十分な量の熱が除去され、リアクターにお
ける温度を制御することにより、合成ガス供給物におけ
る一定の組成及び、触媒の一定の活性に対してメタノー
ル生産性が最大になるようになっている。ボイラー給水
と不活性液体間の間接的熱交換によりこの十分な量の熱
が除去され、それにより蒸気の第1の流れが製造され
る。メタノール、水素、一酸化炭素、及び二酸化炭素か
らなる排出ガス流は、第1液相リアクターから回収さ
れ、第1リアクターと同一の種類のメタノール合成触媒
及び不活性液体を備えた第2液相リアクターに導入され
る。十分な量の熱が除去され温度を制御することにより
排出ガス流の一定の組成及び触媒の一定の活性に対して
メタノールの生産性が最大になるようになっている。ボ
イラー給水と不活性液体間の間接的熱交換によりこの十
分な量の熱が除去されそれにより蒸気の第2の流れが製
造される。
【0014】メタノール、水素、一酸化炭素、及び二酸
化炭素からなる混合製造物流が第2液相リアクターから
回収され、粗メタノール製造物と、水素、一酸化炭素、
及び二酸化炭素からなる未反応合成ガスの流れに分離さ
れる。合成ガス供給物の第2の部分が未反応合成ガスの
少くとも一部と混合され、混合流が、石炭気化複合サイ
クル装置の一部であるガスタービン駆動発電装置の燃焼
機内に導入され、それにより発電を行う。上記の第1及
び第2の流れによるエネルギーは、石炭気化複合サイク
ル装置の1つ以上の副装置、即ちガスタービン燃焼機、
蒸気タービン、及びユーティリティスチーム装置に蒸気
を注入することにより回収される。粗メタノール製造物
の少くとも一部がガスタービン燃焼機における燃料とし
て利用される。
【0015】本発明は又、不活性液体内に固形メタノー
ル合成触媒を含有する第1の槽を備えた第1のリアクタ
ーと、第1の槽内に合成ガス供給物流を導入し得る手段
と、固形メタノール合成触媒及び不活性液体を第1の槽
内に導入する手段と、第1の槽から排出ガス流を回収す
る手段と、第1の槽から固形メタノール合成触媒及び不
活性液体の少くとも一部を回収する手段と、第1の槽の
内容物から熱を除去し得る第1の熱交換器手段と、第1
の槽の内容物から除去された熱の量を調節することによ
り第1の槽における温度を予め決定された温度に調節す
る第1の制御手段とを備える、水素、一酸化炭素、及び
二酸化炭素を含有する合成ガス供給物からメタノールを
製造し得るリアクター装置である。リアクター装置は、
更に、同一の不活性液体内に同一の固形メタノール合成
触媒を含有する第2の槽と、第1の槽から第2の槽に排
出ガス流を移動し得る手段と、固形メタノール合成触媒
及び不活性液体を第2の槽内に導入し得る手段と、第2
の槽から混合製造物ガス流を回収し得る手段と、第2の
槽から固形メタノール合成触媒及び不活性液体の少くと
も一部を回収し得る手段と、固形メタノール合成触媒及
び不活性液体の少くとも一部を第2の槽から第1の槽ま
で移動し得る手段と、第2の槽の内容物から熱を除去し
得る第2の熱交換手段と、第2の槽の内容物から除去さ
れる熱の量を調節することにより第2の槽における温度
を予め決定された値に調整する第2の制御手段とを備え
る第2のリアクターを備えている。
【0016】
【作用】本発明においては、従来の液相メタノール方法
と比較し、幾つかの利点が実現されている。第1に、多
段階運転が効率的なため、合成ガス供給物の1単位当り
のメタノール製造量が大幅に増加する。第2に、触媒の
利用が改良されているため、1段階リアクター装置と比
べ、触媒消費量の1単位当りに製造されるメタノールの
量が増加している。更に、未反応合成ガス(図1の流れ
77又は図3の流れ514)においては、ガス流の流量
が1段階装置における対応する流れよりも少いため、メ
タノールの損失が軽減されている。更に、最終リアクタ
ー排出(図3の流れ505)におけるメタノール濃度
が、1段階操作よりも2段階操作の方が高いので、最大
の製造物回収率が実現されている。本発明の別の特徴に
おいては、石炭気化複合サイクル装置に利用し得る、第
1及び第2液相リアクターから回収される利用可能なエ
ネルギーの総量は、液相リアクターの各々をメタノール
の生産性を最大にする温度の範囲内で運転することによ
り最大になる。
【0017】水素、一酸化炭素、及び二酸化炭素を含有
する合成ガスは、石炭の気化、炭化水素の部分的酸化、
又は軽気体炭化水素の水蒸気改質により製造することが
できる。本発明の方法は、かかる方法に典型的な広範な
合成ガス供給物組成において正常に運用することがで
き、テクサコ社、シェル社、及びその他などにより開発
された石炭気化方法によって得られる高CO濃度を有す
る合成ガスからメタノールを製造するのに特に適してい
る。
【0018】本発明の方法用の概略流れ図を図1に示
す。本来固形粒子及び硫黄含有化合物のない水素、一酸
化炭素、及び二酸化炭素からなるガス供給物が管路1及
び2を流れ、圧縮器102において約300psig乃
至500psigに圧縮され、冷却器104において8
0乃至120°Fに冷却される。圧縮されたガスが管路
6を通ってカルボニル保護床106に流入し、床におい
て、メタノール合成触媒に毒性を付与する鉄及びニッケ
ルカルボニル化合物が除去される。合成ガスは次に管路
8を通って流動し、第2段階圧縮器108において、更
に約500乃至1500psigまで圧縮される。現
在、約250乃至350°Fの圧縮済み合成ガス流10
の少くとも一部が、流れ11として熱交換器110まで
任意選択的に流れ、熱交換器において合成ガス流の一部
は、分離器126からの高温の排出流との間接的熱交換
により更に加熱される。交換器110からの蒸気12は
蒸気10の残留物と混合され、混合流13を形成し、混
合流は熱交換器112において更に加熱される。現在温
度が約325乃至430°Fの合成ガス供給物は管路1
4を通過し、硫黄保護床114に流入し、床において硫
化水素及び硫化カルボニルが吸収される。合成ガス供給
物は最終的に管路16を通過し、第1段階液相メタノー
ルリアクター116に流入する。管路18を介してリア
クター供給物に水が任意選択的に付加されるが、これは
合成ガスがCOを多量に含有するとき特に有用である。
管路4を介して供給ガスにCOが任意選択的に付加さ
れるが、これは、合成ガスのCO含有量が少いときに
特に有用である。液相メタノールリアクター116は、
不活性液体内に浮遊する粉末メタノール合成触媒のスラ
リーを備えている。アルミナ上に酸化銅及び、酸化亜鉛
を含有するBASF S3−86のような商業的触媒を
使用することができる。不活性液体は、特にパラフィン
性及び/又はナフテン性の含有物を含む、多数の商業的
に利用可能な有機液体及び、炭化水素鉱油から選択する
ことができる。好適な商業製品は、Penreco社が
販売するDrakoel−10及びWitco社が販売
するFreezene100を包含する。又、触媒をペ
レットとして使用し、各リアクターを沸騰床として運転
することができるが粉末触媒を備えた流動床相での操作
が望ましい。
【0019】合成ガス供給物は、触媒スラリーを上方に
通過し、発熱反応してメタノールを製造する。反応の熱
は不活性液体により吸収され熱交換器118により除去
されて、第1段階リアクター内の温度を約455°F乃
至535°F、望ましくは475°F乃至515°Fに
調節する。冷却流体流20は、熱交換器118における
間接的熱交換によりスラリーから熱を吸収し、高温の流
体は流れ22としてリアクターから流出する。冷却用流
体は、低温合成ガス供給物、蒸気、ボイラー給水、又
は、別の方法の流れとすることができる。リアクター1
16における温度は、触媒スラリーの平均温度を決定
し、この温度を選択された設定点と比較しかつ、この設
定点からの偏差を利用して流れ20か22のいずれかの
流量を調整する流量調整弁(図示せず)を駆動する典型
的なフィードバック制御装置により制御される。従来技
術で公知の他の制御方法もリアクターの温度の制御に使
用することができる。現在、メタノール、未反応合成ガ
ス成分、少量の蒸発済み不活性液体、及び少量の取り込
まれたスラリーを含有する排出ガス流24は、略全ての
取り込まれたスラリーが流れ26として除去される分離
器119内に流入し、流れ26は分離器120に流入す
る。流れ28における残留成分は熱交換器112を通過
して流れ、合成ガス供給流13との間接的熱交換により
冷却され、元は流れ28に存在した蒸発済み不活性液体
の留分を凝縮する。熱は任意選択的に、リアクターの蒸
気スペース(図3に示す)における熱交換器により未反
応合成ガスから除去することができる。冷却された流れ
30は、分離器120に流入し、分離器において凝縮さ
れた不活性液体及び、以前に取り込まれた触媒スラリー
が除去され、ポンプ122を介してリアクター116及
び分離器119に戻される。スラリー流32の一部は流
れ34としてリアクター116に戻され、流れ36とし
ての残留物は分離器119まで流れ、流れ24に取り込
まれた触媒スラリーの分離を支援する。従来技術で公知
のその他の制御方法もリアクターの温度の調節に使用す
ることができる。
【0020】未反応合成ガス成分及び気体メタノールは
流れ38として、リアクター116に関して説明したも
のと同様な、不活性液体内に浮遊する粉末メタノール合
成触媒のスラリーを含有する第2段階液相メタノールリ
アクター122に流入する。未反応合成ガス成分は、触
媒スラリーを上方に通過し、発熱反応してメタノールを
製造する。反応の熱は不活性液体により吸収され熱交換
器124により除去されて、第2段階リアクター内の温
度を約415°F乃至475°F、望ましくは425°
F乃至465°Fに調節する。冷却流体流40は、熱交
換器124における間接的熱交換によりスラリーから熱
を吸収し、高温の流体は流れ42としてリアクターから
流出する。冷却用流体は、低温合成ガス供給物、蒸気、
ボイラー給水、又は別の工程の流れとすることができ
る。水は管路40を通じてリアクターの供給流38に任
意選択的に追加される。リアクター122における温度
は、触媒スラリーの平均温度を決定し、この温度を選択
された設定温度と比較し、かつ、この設定温度からの偏
差を利用して、流れ40か42のいずれかの流量を調整
する流量調整弁(図示せず)を駆動する典型的なフィー
ドバック制御装置により制御される。
【0021】現在、メタノール、未反応合成ガス成分、
少量の蒸発済み不活性液体、及び少量の取り込まれたス
ラリーを含有する排出ガス流44は、略全ての取り込ま
れたスラリーが流れ46として除去される分離器126
内に流入し、流れ466は分離器128に流入する。
【0022】流れ48中の残留成分は熱交換器110を
通過して流れ、合成ガス供給流10の少くとも一部11
との間接的熱交換により冷却される。冷却された流れ5
0は熱交換器111を通過し、熱交換器において、流れ
52との間接的熱交換により更に冷却され、残留する蒸
発済み不活性液体の略全てを凝縮させ、かつ、冷却され
た流れ54は分離器128に流入し、分離器において、
凝縮された不活性液体及び以前に取り込まれた触媒スラ
リーが回収される。付加不活性液体補給水が必要に応じ
て流れ56を介して導入される。不活性液体補給水を含
む回収されたスラリーは、分離器128の底から除去さ
れ、ポンプ130によって流れ58としてリアクター装
置に戻される。典型的には0.5乃至2.0重量%の触
媒を含有する、流れ58におけるスラリーは、次の1つ
以上の位置に戻される。即ち、流れ60として分離器1
26に、流れ62としてリアクター122に、又は流れ
64として分離器120に戻される。粗製造物流68
は、熱交換器132における未反応合成ガス流74の一
部及び熱交換器134における冷却水との間接的熱交換
により冷却され、部分的に凝縮する。又、一定の工程条
件の下では、流れ68を第3段階液相リアクター装置
(図示せず)として利用し、更に、メタノールに転化す
ると有益な場合がある。冷却され部分的に凝縮された粗
製造物流70は分離器136に流入し、粗メタノール流
72は分離器の底から回収される。未反応合成ガス成分
を含有する蒸気流74は分離器136の上部から回収さ
れ、流れ74の少くとも一部は交換器132において加
熱される。製造される加熱流52は交換器111におい
て更に加熱され、流れ77を産出する。分離器136は
任意選択的に、短い充填区間137、再循環ループ8
4、及びポンプ139を備えることにより、蒸気流74
における不活性液体の液滴のキャリオーバを最低限に抑
えることができる。
【0023】通常温度が80乃至120°Fで圧力が4
50乃至1,450psiaである粗メタノール流72
は、溶剤未反応合成成分を含有している。これらの成分
を除去するため、流れ72が50乃至100psiaの
圧力にて弁144を介してフラッシュされ、分離器14
6に流入し、分離器が中間粗メタノール液体流76及び
燃料として適切なガス流75を発生させる。流れ76は
次に大気圧付近の圧力にて弁148を介してフラッシン
グされ、貯留タンク150に流入し、貯留タンクにおい
て、最終ガス流78が燃料用に回収される。粗メタノー
ル製造物は、タンク150にて貯留され、必要時に流れ
80として回収される。ポンプ152は、流れ82とし
て最終粗メタノール製造物を供給する。
【0024】本発明の方法は、未反応合成ガス流77が
エキスパンダー140において膨脹され合成ガス供給流
1の部分3と混合される石炭気化複合サイクル(CGC
C)電力発生装置と一体化することができる。混合され
た流れ5は、電気発生装置を駆動するガスタービンにお
いて燃焼される。エキスパンダ140において回収され
た仕事はモータ142にて、圧縮器102及び108を
駆動するのに利用することができる。パージ流75及び
78は又、ガスタービンにおける燃料として使用するこ
とができる。本発明の方法は、リアクター116及び1
22における反応の熱により蒸気を発生させ、この蒸気
をCGCC蒸気タービン又は、CGCCガスタービン燃
焼器に送ることによりCGCCシステムと熱統合するこ
とができる。この蒸気は、管路20及び40によりボイ
ラー給水をそれぞれ熱交換器118及び124に導入
し、蒸気を熱交換器から流れ22及び42として回収す
ることにより得られる。粗メタノール製造物流82の少
くとも一部は、高電力需要時にCGCCガスタービン用
のピークシェービング燃料として利用することができ
る。
【0025】触媒リアクター116及び122における
触媒の貯留及び活性の管理は、数種の方法で行うことが
できる。第1の方法では、各リアクターから使用済み触
媒を個別に除去し、次に各リアクターに十分な量の新鮮
な触媒を付加して、平均的な触媒の活性を各リアクター
における希望のレベルに調節する必要がある。この運転
相では、使用済み触媒がリアクターの各々からそれぞれ
管路85及び86を介して直接除去され、新鮮な触媒が
リアクターの各々にそれぞれ管路88及び90を介して
導入される。触媒は、選択された不活性液体を含有する
スラリーとして好都合に処理される。触媒の貯留及び活
性のレベルを管理する別の及び好適な方法は、管路85
を介して使用済み触媒を第1段階リアクター116から
除去し、管路92を介して一部使用済みの触媒を第2段
階リアクター122からリアクター116まで送り、か
つ、管路90を介して新鮮な触媒を第2リアクター12
2に付加することである。触媒の付加、移送、及び回収
は連続的又は間欠的に行うことができ、1日に各リアク
ターにおいて交換される触媒の量は、リアクターにおけ
る総触媒の約0.2乃至1.5wt%である。リアクタ
ーにおける総触媒充填量は、約6,000乃至17,0
00kgの範囲で変化する。触媒の追加、移送、及び回
収の実量は、リアクターの運転条件及び合成供給ガスに
おける触媒汚染のレベルに依存する。
【0026】液相メタノールリアクターの最適温度は、
運動反応速度、触媒失活速度、及び熱力学的平衡の均衡
により決定される。温度が高いほど運動反応速度が速く
なる一方、温度が低いほど、リアクター製造物における
高メタノール濃度を好気する熱力学的反応をもたらす。
温度が高いほど、焼結のため失活速度が速くなり、合成
ガス供給物における不純物との表面反応により失活が促
進されるため、触媒の寿命も又最適温度を決定する際に
重要である。触媒を失活させる特定の汚染物質は、鉄カ
ルボニル化合物、硫黄化合物、塩化物、及び各種金属を
包含する。メタノールの生産性に平衡を保つには、触媒
の活性が低いほど温度を高くする必要があり、触媒の活
性が高いほど温度を低くする必要があるので、リアクタ
ー触媒の活性も又、最適温度の選択に影響を及ぼす。本
発明に従い合成ガスのメタノールへの最大転化をもたら
す最適リアクター温度は従って、数種の運転パラメータ
の複雑な関数であり、従来技術から演繹的に予測するこ
とはできない。
【0027】上述のような本発明の多段階液相リアクタ
ー装置は、従来技術の方法に比べ合成ガスのメタノール
への転化率が大きく、触媒の消費量が少ない。以下の例
は、本発明の多段階方法の典型的な運転条件を説明し、
多段階方法の運転を1段階液相メタノール方法と比較
し、かつ、多段階リアクターにおける温度の最適化の効
果を以下の実施例により示す。
【0028】
【実施例】
実施例1 図2に概略的に示す1段階液相メタノール方法につい
て、工程シミュレーションを実施した。硫黄化合物を冷
却及び除去した後テキサコ社の石炭気化により得られた
合成ガスに典型的な合成ガス供給物499は、水素が3
6.5モル%、一酸化炭素が53.6モル%、二酸化炭
素が8.9モル%、窒素が1.0モル%、並びにメタン
及び水が0.1モル%未満という組成を有している。初
期には74°F及び750psiaである供給物の流れ
499は、熱交換器200及び202において、リアク
ター204からの高温のガス流505及び506に当て
て加熱される。加熱された流れ502は、リアクター2
04における不活性液体内に浮遊する粉末メタノール合
成触媒と接触する。初期の実験室のオートクレーブ及び
パイロットプラントの実験の結果に基づく運動モデル
が、アルミナ上に酸化銅及び酸化亜鉛を含有する商業的
メタノール合成触媒BASF S3−86を利用した反
応及びメタノール製造の程度を予測するために使用し
た。これらの実験において、該触媒は約20乃至50w
t%の濃度にてDrakoel−10(パラフィンを6
5wt%及び芳香族を35wt%含有する不活性炭化水
素油)に浮遊する1乃至10ミクロンの粒径範囲を有す
る粉末であった。メタノール、水素、一酸化炭素、二酸
化炭素及び少量の蒸発済み不活性液体からなるリアクタ
ー製造物の流れ505は交換器202において冷却さ
れ、不活性液体を凝縮した後、分離器210内にフラッ
シングされる。製造される冷却流は分離器210におい
て分離され、リアクターに再循環される不活性液体流5
07、及び交換器200において更に冷却されメタノー
ル製造物を凝縮する粗気体製造物の流れ506となる。
不活性液体補給水が必要に応じて、分離器210に付加
される。冷却された粗製造物流510は分離器212内
にフラッシングされ、該蒸気流511は交換器214に
おける冷却水に当てて冷却されかつ分離器216内にフ
ラッシングされ、パージガス流514及びメタノール液
体流513を発生させる。分離器212からの粗液体メ
タノール流512及び粗液体メタノール流513は分離
器218内にフラッシングされ、燃料及び最終粗メタノ
ール流551として使用されるパージ流550を発生す
る。
【0029】リアクター204における触媒の活性は、
使用済み触媒を除去し、リアクターにおける平均触媒の
活性が、新鮮な触媒活性の50%となるような十分な比
率にて新鮮な触媒を付加することにより制御される(触
媒供給及び回収管路は図示せず)。触媒の活性は又、平
均触媒活性と新鮮な触媒活性の比率であるnと定義され
る。この場合n=0.5である。1日当たり0.5%の
触媒交換率が選択されたが、これは、総触媒貯留の0.
5wt%を毎日交換することを意味する。該運転パラメ
ータは8,000(stdl)のスペース速度(S
V)、23,000ポンドモル/時の供給速度、750
psigのリアクター圧力を包含する。これらの運転条
件、供給物消費量、及び平均リアクター触媒活性につい
ては、メタノール生産量を最大化する最適リアクター温
度は約482°Fであることがわかった。従って、反応
の発熱は、リアクター温度を482°Fに調節するのに
十分な量の冷却コイル206により除去される。このシ
ミュレーション用の熱と材料の平衡について表1及び表
2に示し、リアクター性能パラメータについては、1段
階リアクター基本事例を代表する表3における事例1と
して簡単に説明する。
【0030】
【表1】 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 熱と材料の均衡の要約 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 単一リアクター設計(事例1) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 流れ番号 499 502 505 510 514 550 551 圧力(psia) 800 790 765 752 742 44 44 温度(°F) 74 380 482 182 100 107 107 組成(mol %) 水素 35.00 35.00 26.93 26.94 28.53 5.09 0.00 一酸化炭素 51.00 51.00 51.21 51.24 54.22 20.79 0.02 二酸化炭素 13.00 13.00 14.46 14.46 15.07 60.65 1.24 窒素 1.00 1.00 1.12 1.12 1.19 0.61 0.00 水 0.00 0.00 0.12 0.12 0.01 0.10 2.19 メタノール 0.00 0.00 6.11 6.11 0.99 12.76 96.53 鉱油 0.00 0.00 0.06 0.00 0.00 0.00 0.01 総流量 23000 23000 20513 20498 19351 57.77 1089.40 (mol/hr) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0031】
【表2】 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 熱と材料の均衡の要約 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 多段階リアクター設計(事例2) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 流れ 499 501 502 504 505 510 514 550 551 番号 圧力 800 790 790 765 745 732 723 44 44 (psia) 温度 74 350 380 450 452 203 100 120 120 (°F) 組成(mol%) 水素 35.00 35.00 35.00 28.02 21.06 21.07 23.50 3.74 0.00 一酸化 51.00 51.00 51.00 51.23 51.27 51.29 57.12 19.80 0.03 炭 素 二酸化 13.00 13.00 13.00 14.25 15.68 15.69 16.99 57.63 1.12 炭 素 窒 素 1.00 1.00 1.00 1.11 1.21 1.21 1.35 0.67 0.00 水 0.00 0.00 0.00 0.12 0.08 0.08 0.00 0.05 0.80 メタ 0.00 0.00 0.00 5.27 10.66 10.66 1.04 18.09 98.05 ノール 鉱 油 0.00 0.00 0.00 0.00 0.04 0.00 0.00 0.00 0.01 総流量 23000 23000 23000 20806 18972 18963 16986 118.19 1858.37 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0032】
【表3】 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 運転相の比較 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― (COの豊富なガス、750psig) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 空間速度 温 度 製造物転化 相 対 触媒消費量 (std 1/hr-kg cat) (°F) (100 モル供給物当り のメタノールモル) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 事例 1段階 2段階 1段階 2段階 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 8000 -- 482 -- 5.3 2 2 8000 〜 7000 482 452 8.6 1 3 4000 -- 482 -- 6.6 1 4 4000 -- 482 -- 7.1 2 5 8000 〜 7000 482 482 7.3 1 6 8000 〜 7000 482 482 7.9 2 7 8000 〜 7000 482 452 9.1 2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 図3に概略的に示す2段階液相リアクター装置につい
て、2回目のシミュレーションを実施した。この装置
は、冷却コイル207を備えた2段階リアクター208
を追加し、リアクター204のフリーボードに位置決め
された供給ガス予熱交換器205を追加し、触媒付加/
回収手順を用いた点を除き図2の1段階システムと同一
である。合成ガス供給物組成、圧力、及び温度は1段階
方法に使用したものと同一である。第1段階リアクター
圧力は750psigであり、第2段階リアクター圧力
は730psigである。熱は交換器205及び冷却コ
イル206によりかなりの量を除去し、例1のように第
1段階リアクター204の温度を482°Fに調節して
いる。更に、第1段階リアクターにおける供給速度及び
空間速度は、図2の1段階リアクターのものと同一であ
る。第2段階リアクターにおける空間速度は、第1段階
リアクターにおける転化の程度に依存し研究された各種
のシミュレーションの事例においては7,000乃至
7,400std.lの範囲で変化する。新鮮な触媒を
第2段階リアクターに付加し、該リアクターから使用済
み触媒を回収して、平均リアクター触媒活性を新鮮な触
媒の活性の80%、即ち、n=0.8に維持している。
第2リアクターから得た一部使用済み触媒を第1段階リ
アクターに移送し、使用済み触媒を第1段階リアクター
から回収している(触媒付加及び回収管路は図示せ
ず)。0.5%/日の触媒交換率を選択したが、これ
は、各リアクターにおける総触媒貯留の0.5wt%を
毎日交換することを意味する。前述のようにリアクター
温度及び供給ガス組成の関数である触媒失活速度は、平
均リアクター触媒活性が新鮮な触媒の活性の40%、即
ち、n=0.4になるようにしている。第2段階リアク
ター208における運転条件、供給物組成、及び平均リ
アクター触媒活生については、メタノール生産性を最大
限にするための最適リアクター温度は、略452°Fで
あることが分かった。反対の発熱は冷却コイル207に
よりかなりの量を除去し、リアクターの温度を452°
Fに調節している。このシミュレーション用の熱と材料
の平衡については表1に示しており、リアクター性能パ
ラメータについては、表2の事例2に簡単に示してあ
る。これは、本発明の好適な相を表している。
【0033】該基本事例(事例1)及び該好適な相(事
例2)と比較するため、他の方法条件において数種の別
のシミュレーションを行った。これらの別のシミュレー
ションの方法条件を以下に簡単に示す。 事例3 事例1の2倍の触媒貯留量で運転した一段階リ
アクター。 事例4 事例3の2倍の触媒交換率で運転した一段階リ
アクター。 事例5 事例2と同様の2段階装置だが、第2段階では
482°Fで運転した。 事例6 事例5の2倍の触媒交換率で運転した2段階装
置。 事例7 事例2の2倍の触媒交換率で運転した2段階装
置。
【0034】これらのシミュレーションの結果を表2に
簡単に示し、本発明の好適な相に関する数種の重要な結
果を導く(事例2)。まず、事例2を事例1と比較する
と、多段階運転の重要な効果、即ち、半分の触媒消費量
において製造物転化が62%増加することが分かる。第
2に、事例2を事例5と比較すると、最適な第2段階温
度の効果、具体的に言うと、同一の触媒消費量において
事例2では製造物転化が事例5より18%向上している
ことが分かる。第3に、事例6を事例5と比較すると、
触媒消費量が2倍になると、製造物の転化は増加率が
7.6%と比較的少ないことが分かる。最後に、事例7
を事例2と比較すると、触媒消費量が2倍になると、最
適第2段階温度でも、製造物の転化は増加率が5.8%
と少いことがわかる。 実施例2 上記事例2の好適な相の場合と同一の触媒、不活性液
体、触媒スラリー濃度、供給ガス組成、圧力、及びリア
クター空間速度を使用して更にシミュレーションを実施
した。メタノールの生産性は、実施例1の運動モデルを
第1及び第2段階における典型的な触媒の活動における
温度の関数として利用し予測したが、その結果を図4に
示す。第1段階リアクターについては相対触媒活性、n
を0.5に設定し、第2段階リアクターについては0.
8乃至0.9に設定した。図4は、本発明の主要な特
徴、即ち、温度とメタノール生産性の関数は各リアクタ
ー段階において明確に異なるということを示している。
結果的に、メタノール生産性を最大限にする最適温度範
囲は各リアクター段階において明確に異なっている。各
最適温度は相対触媒活性、合成ガス供給物組成、段階間
ガス組成、及び温度の複雑な関数である。これらのシミ
ュレーションの特定の条件については、第1段階におけ
る最適温度は略495°Fであり第2段階において略4
50°Fである。n=0.94における第2段階曲線を
n=0.8における該曲線と比較して示したように、触
媒の活性が高いほど、最適第2段階温度は低くなる。 実施例3 別のシミュレーションを実施して、1段階及び2段階リ
アクター装置におけるメタノールの生産量に対する圧力
及び供給ガス組成の効果を求めた。他の運転パラメータ
は実施例1と同一であった。3種の供給ガス組成を使用
した。即ち、例1及び2のCOを多量に含有するガス、
CO及び水素の化学量濃度を有する蒸気−メタン改質装
置から得た平衡状態のガス、交換及びCO除去を受け
たLurgi気化装置から得た合成ガスである。これら
の3種の供給ガスの成分を表4に示す。
【0035】
【表4】 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 供給ガス成分 (モル%) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― CO豊富 SMR平衡 交換されたLurgi (CO除去) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 水素 35 54 60 CO 51 23 21 CO 13 2 1 N 1 21 1 メタン 0 0 17 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 別のシミュレーションの結果を表5に示す。メタノール
生産量は、最終リアクター排出及び最終メタノール製造
物流(図2及び3においてそれぞれ流れ505及び55
1)におけるトン/日で示してある。回収率は、最終製
造物流551において回収されたリアクター排出流50
5におけるメタノールの割合と定義してある。
【0036】
【表5】 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 供給ガス組成及び圧力のリアクター性能に対する効果 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ガ ス 第1段階圧力 段階の メタノール生産量 メタノール回収率 (psig) 番 号 (トン/日) (%) リアクター 最 終 生産量 生産量 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― coリッチ 750 1 468 404 86 2 759 681 90 増加 62% 69% 1000 1 611 540 87 2 946 869 92 増加 55% 61% 平衡 750 1 469 412 88 2 794 739 92 増加 69% 80% 1000 1 625 577 88 2 1023 968 93 増加 64% 68% 交換された 750 1 427 358 84 Lurgi 2 737 671 91 CO除去 増加 73% 88% 1000 1 571 513 90 2 962 902 94 増加 68% 76% ――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0037】これらのシミュレーションの結果は、2段
階運転は1段階運転と比較すると、使用した全ての供給
ガス成分及び圧力においてメタノールの生産性が改善さ
れていることが分かる。又、2段階運転は全ての事例に
おいて、製造物の回収率が増加していることが分かる
が、これは2つの理由による。第1に、流れ514の流
量が1段階装置における該当する流れ514より13%
少いので、2段階装置についての未反応合成ガス流51
4におけるメタノール損失は少い。第2に、最終リアク
ター排出流505におけるメタノール濃度は、1段階運
転よりも2段階運転の方が高く、これにより製造物回収
率が高くなっている。
【0038】前述の本発明の別の相において、液相メタ
ノール方法は、石炭気化複合サイクル(CGCC)電力
発生装置と一体化されている。水素、一酸化炭素、二酸
化炭素、及び各種不純物を含有する粗合成ガスは、テキ
サコ社の方法のような公知の石炭気化方法により製造さ
れている。微粒子を含む不純物及び、硫黄含有化合物
は、各種の公知のガス浄化方法のいずれかを使用して粗
合成ガスから除去され、清澄な合成ガス供給物を製造し
ている。浄化された合成ガス供給物の一部は、前述のよ
うに一過性に稼動される2段階液相メタノール工程まで
流れる。未反応合成ガス及び粗メタノールは該第2段階
リアクター排出ガスから回収される。該未反応合成ガス
及び浄化された合成ガス供給物の残留部分は、CGCC
電力発生装置の一部であるガスタービン駆動電気発生装
置用の燃料として使用される。粗メタノールは貯留さ
れ、少くとも一部がガスタービン用のピークシェービン
グ燃料として使用される。該2段階メタノール合成工程
とCGCCシステム間の熱統合は、メタノール合成反応
の熱を利用して該リアクター段階の各々に蒸気を発生さ
せることにより行っている。該蒸気は該ガスタービン駆
動電気発生装置の燃焼器に送られる。又、該蒸気は、該
プラントにおける各種の位置及び別の電気発生装置を駆
動する上記タービンへ、ユーティリティスチームを提供
するCGCC蒸気システムの1つに送ることができる。
メタノール合成反応における反応の発熱は水とガスの交
換のような競争反応における反応の熱よりも高いので、
メタノール生産性を最大限にすると又、図1における該
2基のリアクター冷却交換器118及び、124からの
蒸気として回収される熱エネルギーの量も最大限にな
る。更に、メタノールの燃焼のモル比熱は水素又はCO
のモル比熱の略3倍なので、未反応合成ガス(図1にお
ける流れ75、78及び81)の燃焼及び総粗メタノー
ルの燃焼により利用可能なエネルギーの量は、リアクタ
ーを最適温度にて運転すると最大になる。
【0039】触媒の利用は、新鮮な触媒が該第2段階リ
アクターに付加され、一部使用済み触媒が該第2段階リ
アクターから該第1段階リアクターに送られ、使用済み
触媒が該第1リアクターから除去される多段階運転によ
り改善される。該第1段階リアクターは該供給合成ガス
に存在する触媒毒の大半を除去するので、該第2段階リ
アクターにおいて該平均触媒を高レベルに維持すること
ができ、この高触媒活性により、該第2段階リアクター
を、焼結による触媒失活の程度を削減する低温にて運転
することができる。更に、該第2段階リアクターを、低
温にて運転すると、該メタノール製造物における不活性
油の損失が削減されるため、補給油の費用が削減され、
より高純度のメタノール製造物が得られる。従来の多段
階メタノール合成方法に対する本発明の明確な特徴は、
該第1段階リアクター排出が該第2段階リアクターに直
接流入するため、その間に製造物を回収する必要がない
ことである。これは、メタノール製造物が該第1段階排
出から回収され、該残留未反応合成ガスが該第2段階リ
アクターに供給される、すでに引用した米国特許第4,
766,154号の多段階リアクター装置とは異なるも
のである。
【0040】
【発明の効果】従って、本発明は、メタノール生産性、
メタノール回収率、及び触媒利用が従来の方法よりもか
なり高い、広範な合成ガス成分からメタノールを製造す
ることができる2段階液相方法である。各段階における
最適温度は、一定の供給ガス組成、触媒の種類、平均触
媒活性、リアクター空間速度、及びリアクター圧力につ
いてメタノール生産性が最大限になるように選択され
る。これらの最適温度でリアクターを運転すると又(一
過相で稼動する)該2段階リアクター装置により他の場
所、望ましくは前述のようなCGCC電力発生システム
で製造される利用可能なエネルギーの総量も最大限にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法のフローチャート図である。
【図2】1段階液相メタノール方法の単純なフローチャ
ート図である。
【図3】本発明の方法の単純なフローチャート図であ
る。
【図4】本発明のリアクター装置の各段階におけるメタ
ノールの生産性とリアクター温度をプロットした図であ
る。
【符号の説明】
1 管路 2 管路 3 ガス供給流の一部 4 管路 5 混合流 6 管路 8 管路 10 圧縮合成ガス流 11 流れ 12 蒸気 13 混合流 14 管路 16 管路 18 管路 20 冷却流体流 22 流れ 24 排出ガス流 26 流れ 28 流れ 30 流れ 32 スラリー流 34 流れ 36 流れ 38 リアクター供給流 40 冷却流体流 42 流れ 44 製造物流 46 流れ 48 排出流 50 冷却された流れ 52 加熱された流れ 54 冷却された流れ 56 流れ 58 流れ 60 流れ 68 粗製造物流 72 粗メタノール流 74 未反応合成ガス流 75 ガス流 76 粗メタノール液体流 77 未反応合成ガス流 78 最終ガス流 80 流れ 81 流れ 82 粗メタノール製造物流 85 管路 86 再循環ループ 88 管路 90 管路 92 管路 102 圧縮器 104 冷却器 106 カルボニル保護床 108 圧縮器 110 交換器 111 熱交換器 112 熱交換器 114 硫黄保護床 116 第1段階液相メタノールリアクター 118 熱交換器 119 分離器 120 分離器 122 リアクター 124 熱交換器 126 分離器 128 分離器 130 ポンプ 132 熱交換器 134 熱交換器 136 分離器 137 短い充填区間 139 ポンプ 140 エキスパンダ 142 モータ 144 弁 146 分離器 148 弁 150 貯留タンク 152 ポンプ 200 熱交換器 202 熱交換器 204 リアクター 205 予熱交換器 206 冷却コイル 207 冷却コイル 208 第2段階リアクター 210 分離器 212 分離器 214 交換器 216 分離器 499 合成ガス供給物 502 加熱された流れ 505 高温排出ガス流 506 高温排出ガス流 507 不活性液体流 510 冷却された粗製造物流 511 蒸気流 512 粗液体メタノール流 513 粗メタノール液体流 514 パージガス流 551 最終粗メタノール流

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水素、一酸化炭素、及び二酸化炭素を含
    有する合成ガスからメタノールを製造する方法にして、 (a) 不活性液体内に固形メタノール合成触媒を含有する
    第1の液相リアクター内に前記合成ガス供給物を導入す
    る工程と、 (b) 前記第1の液相リアクター内に前記触媒を存在させ
    ることにより前記合成ガスを反応させてメタノールを製
    造する工程と、 (c) 前記第1の液相リアクターからメタノール、水素、
    一酸化炭素、及び二酸化炭素からなる排出ガス流を回収
    し、かつ前記不活性液体内に前記固形メタノール合成触
    媒を含有する第2の液相リアクターに、前記排出ガス流
    を導入する工程と、 (d) 前記第2の液相リアクター内に前記触媒を存在させ
    ることにより前記合成ガスを反応させてメタノールを製
    造する工程と、 (e) メタノールの生産性が前記液相リアクターの各々に
    おける前記合成ガス供給物の一定の組成及び前記触媒の
    一定の活動に対して最大になるように、前記第1及び第
    2の液相リアクターから相当な量の熱を除去してそれぞ
    れの温度を調節する工程と、 (f) メタノール、水素、一酸化炭素、及び二酸化炭素か
    らなる混合生成物流を前記第2の液相リアクターから回
    収する工程と、を備えることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法にして、前記第1
    の液相リアクターから使用済み触媒を回収し、前記第2
    の液相リアクターから前記第1の液相リアクターまで一
    部使用済み触媒を移送し、かつ、前記第2の液相リアク
    ターに新鮮な触媒を導入する工程を更に備えることを特
    徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の方法にして、前記第1
    の液相リアクターから使用済み触媒を回収し、前記第1
    の液相リアクターに新鮮な触媒を導入する工程を更に備
    えることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の方法にして、前記第2
    の液相リアクターから使用済み触媒を回収し、前記第2
    の液相リアクターに新鮮な触媒を導入する工程を更に備
    えることを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の方法にして、前記第2
    の液相リアクターから使用済み触媒を回収し、前記第2
    の液相リアクターに新鮮な触媒を導入する工程を更に備
    えることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の方法にして、前記混合
    生成物流との間接的熱交換により前記合成ガス供給物を
    加熱する工程を更に備えることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の方法にして、前記排出
    ガスとの間接的熱交換により前記合成ガス供給物を更に
    加熱する工程を更に備えることを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の方法にして、前記生成
    物流が前記不活性液体の蒸発した部分を含有し、かつ、
    前記混合生成物流が冷却され、前記第1及び第2の液相
    リアクターに再循環される凝縮不活性液体流(1)と、
    本来前記不活性液体のない最終混合生成物流とに分離さ
    れることを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の方法にして、前記混合
    生成物流を冷却し、部分的に凝縮し、製造される一部凝
    縮された流れを粗メタノール液体生成物と、水素、一酸
    化炭素、及び二酸化炭素からなる未反応合成ガス成分の
    流れとに分離する工程を更に備えることを特徴とする方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の方法にして、前記熱
    が、前記リアクターの各々の中に位置決めされた個々の
    交換器を介して流れる冷却流体との間接的熱交換によ
    り、前記第1及び第2の液相リアクターから除去される
    ことを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の方法にして、前記
    冷却流体が、前記合成ガス供給物、蒸気、及びボイラー
    供給水からなる群から選択されることを特徴とする方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の方法にして、前記第
    1の液相リアクターが、略455°F乃至535°Fに
    て運転されることを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の方法にして、前記
    第1の液相リアクターが、略475°F乃至515°F
    にて運転されることを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の方法にして、前記
    第2の液相リアクターが、略415°F乃至475°F
    にて運転されることを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の方法にして、前記
    第2の液相リアクターが、略425°F乃至465°F
    にて運転されることを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載の方法にして、水が、
    前記第1の液相リアクターより前に前記合成ガス供給物
    に付加されることを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 請求項1に記載の方法にして、二酸化
    炭素が前記第1の液相リアクターより前に前記合成ガス
    供給物に付加されることを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 請求項1に記載の方法にして、水が、
    前記第2の液相リアクターより前に前記排出ガス流に付
    加されることを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 石炭気化複合サイクルシステムにおい
    てメタノール及び電力を同時に製造する方法にして、 (a) 石炭を気化して、水素、一酸化炭素、二酸化炭素、
    硫黄含有不純物、及び微粒子からなる粗合成ガスを製造
    する工程と、 (b) 前記粗合成ガスから前記硫黄含有不純物及び微粒子
    を除去して水素、一酸化炭素、及び二酸化炭素からなる
    合成ガス供給物を製造する工程と、 (c) 不活性液体内に固形メタノール合成ガスを含有する
    第1の液相リアクターに前記合成ガス供給物の第1の部
    分を導入する工程と、 (d) 前記第1の液相リアクターにおいて前記触媒の存在
    により合成ガス供給物の前記第1の部分を反応させてメ
    タノールを製造する工程と、 (e) 前記第1の液相リアクターから十分な量の熱を除去
    し、メタノールの生産性が、前記合成ガス供給物の一定
    の組成及び前記触媒の一定の活性において最大となるよ
    うに該第1の液相リアクターにおける温度を調節する工
    程であって、前記量の熱がボイラー給水と前記不活性液
    体間の間接的熱交換により除去されることにより第1の
    蒸気の流れを発生させる工程と、 (f) 前記第1の液相リアクターからメタノール、水素、
    一酸化炭素、及び二酸化炭素からなる排出ガスを回収
    し、前記不活性液体内に前記固形メタノールを含有する
    第2の液相リアクターに前記排出ガス流を導入する工程
    と、 (g) 前記第2の液相リアクター内の前記不活性液体にお
    ける前記固形メタノール合成触媒の存在により前記排出
    ガス流を反応させて付加メタノールを製造する工程と、 (h) 前記第2の液相リアクターから十分な量の熱を除去
    し、メタノールの生産性が、前記合成ガス供給物の一定
    の組成及び前記触媒の一定の活性度において最大となる
    ように該第2の液相リアクターにおける温度を調節する
    工程であって、前記量の熱がボイラー給水と前記不活性
    液体間の間接的熱交換により除去されることにより第2
    の蒸気の流れを発生させる工程と、 (i) 前記第2の液相リアクターからメタノール、水素、
    一酸化炭素、及び二酸化炭素からなる混合生成物流を回
    収する工程と、 (j) 前記混合生成物流を粗メタノール生成物と、水素、
    一酸化炭素、及び二酸化炭素からなる混合生成物流とに
    分離する工程と、 (k) 前記合成ガス供給物の第2の部分を前記未反応合成
    ガスの少くとも一部と混合し、生成される混合ガス流
    を、前記石炭気化複合サイクル流の部分であるガスター
    ビン駆動電気発生装置の燃焼器に導入することにより電
    力を発生させる工程と、 (l) 前記燃焼器、蒸気タービン、及びユーティリティス
    チーム装置からなる群から選択された前記石炭気化複合
    サイクル装置の1つ以上の副装置に前記蒸気の第1及び
    第2の流れを注入することにより、該流れからエネルギ
    ーを回収する工程と、 (m) 前記粗メタノール生成物の少くとも一部を前記燃焼
    器における燃料として利用する工程とを備え、 前記気化複合サイクル装置において利用し得るように前
    記第1及び第2の液相リアクターから回収された利用可
    能なエネルギーの総量が、メタノールの生産性を最大に
    する温度の範囲において前記液相リアクターの各々を運
    転することにより最大になることを特徴とする方法。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の方法にして、前記
    第1の液相リアクターが、略455°F乃至535°F
    の間の温度で運転されることを特徴とする方法。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の方法にして、前記
    第1の液相リアクターが略、475°F乃至515°F
    の間の温度で運転されることを特徴とする方法。
  22. 【請求項22】 請求項19に記載の方法にして、前記
    第2の液相リアクターが、略415°F乃至475°F
    の間の温度で運転されることを特徴とする方法。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の方法にして、前記
    第2の液相リアクターが、略425°F乃至465°F
    の間の温度で運転されることを特徴とする方法。
  24. 【請求項24】 水素、一酸化炭素、二酸化炭素を含有
    する合成ガス供給物からメタノールを製造するリアクタ
    ー装置にして、 (a) 不活性液体内に固形メタノール合成触媒を含有する
    第1の槽と、前記第1の槽に合成ガス供給物を導入する
    手段と、前記固形メタノール合成触媒及び前記不活性液
    体を前記第1の槽に導入する手段と、前記第1の槽から
    排出ガス流を回収する手段と、前記固形メタノール合成
    触媒及び前記不活性液体の少くとも一部を前記第1の槽
    から回収する手段と、前記第1の槽の内容物から熱を除
    去する第1熱交換器手段と、前記第1の槽の中身から除
    去された熱の量を調節することにより、該槽における温
    度を予め決定された値に調節する第1の制御手段とを有
    する第1のリアクターと、 (b) 固形メタノール合成触媒を含有する第2の槽と、不
    活性液体内に前記第1の槽から得た前記排出ガス流を移
    送する手段と、前記固形メタノール合成触媒及び前記不
    活性液体を前記第2の槽に導入する手段と、前記第1の
    槽から混合生成物ガス流を回収する手段と、前記固形メ
    タノール合成触媒及び前記不活性液体の少くとも一部を
    前記第2の槽から回収する手段と、前記固形メタノール
    合成触媒及び前記不活性液体の少くとも一部を前記第2
    の槽から前記第1の槽へ移送する手段と、前記第2の槽
    の中身から熱を除去する第2の熱交換器手段と、前記第
    2の槽の中身から除去された熱の量を調節することによ
    り、該槽における温度を予め決定された値に調節する第
    2の制御手段とを有する第2のリアクターと、を備える
    ことを特徴とするリアクター装置。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載のリアクター装置に
    して、前記第1の熱交換手段が前記第1の槽内に位置決
    めされた熱交換器を備え、前記熱交換器を通って流れる
    冷却流体との間接的な熱交換により、前記槽の中身から
    熱を除去するように作動することを特徴とするリアクタ
    ー装置。
  26. 【請求項26】 請求項24に記載のリアクター装置に
    して、前記第2の熱交換器手段が前記第2の槽内に位置
    決めされた熱交換器を備え、前記熱交換器を通って流れ
    る冷却流体との間接的な熱交換により、前記槽の中身か
    ら熱を除去するように作動することを特徴とするリアク
    ター装置。
  27. 【請求項27】 請求項24に記載のリアクター装置に
    して、前記混合生成物の流れを粗メタノール生成物、前
    記不活性液体の一部、及び未反応ガス成分の流れに分離
    する分離器手段を備えることを特徴とするリアクター装
    置。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載のリアクター装置に
    して、前記不活性液体を前記第1及び第2槽に再循環す
    る液体再循環手段を備えることを特徴とするリアクター
    装置。
  29. 【請求項29】 請求項24に記載のリアクター装置に
    して、前記合成ガス供給物に水を導入する注入手段を更
    に備えることを特徴とするリアクター装置。
JP4075513A 1991-03-01 1992-02-26 メタノールの製造方法及びそのリアクター装置 Pending JPH0597732A (ja)

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