JPH059765U - 箱桁外面隅肉溶接用自動溶接装置 - Google Patents

箱桁外面隅肉溶接用自動溶接装置

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Publication number
JPH059765U
JPH059765U JP6213491U JP6213491U JPH059765U JP H059765 U JPH059765 U JP H059765U JP 6213491 U JP6213491 U JP 6213491U JP 6213491 U JP6213491 U JP 6213491U JP H059765 U JPH059765 U JP H059765U
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JP
Japan
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welding
box girder
pair
fillet
torch
Prior art date
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Pending
Application number
JP6213491U
Other languages
English (en)
Inventor
道也 若菜
憲明 村上
悦己 広本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH059765U publication Critical patent/JPH059765U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 箱桁外面隅肉溶接における溶接作業の省人化
及びクレーン反転工程の省略化を図る。 【構成】 上フランジ1,下フランジ2と1対のウェブ
3から組立てられ4個所の外面隅肉溶接部41 ,42
有する箱桁ワーク5に跨り走行する門型走行台車7に、
上下2段にかつ走行方向に間隔を存し上下前後のストロ
ーク機能を有する各1対の上ブーム9及び下ブーム10
を装架し、上ブーム9の先端に上下前後スライド可能に
上向溶接トーチ11を載架するとともに、下ブーム10
の先端に同様に下向溶接トーチ12を載架し、更に各ト
ーチ11,12の倣い検知器14及び光電子管15を取
付けている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は箱桁外面隅肉溶接用自動溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、橋梁箱桁の外面隅肉溶接においては、図5説明図に示すように、上フラ ンジ1とウェブ3の外面隅肉溶接部41 を半自動溶接又は簡易走行台車を用いて の1アーク/人又は2アーク/人で溶接を行い、クレーンで反転した後、下フラ ンジ2とウェブ3の外面隅肉溶接部42 を同様の施工法で溶接しており、従って 溶接作業及びクレーン反転作業に人手を要するとともに、多大の工数,工費を要 している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような事情に鑑みて提案されたもので、箱桁外面隅肉溶接にお ける溶接作業の省人化及びクレーン反転工程の省略化を図ることができる箱桁外 面隅肉溶接用自動溶接装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そのために本考案は、上下フランジと1対のウェブから組立てられた箱桁の4 個所の外面隅肉溶接部に同時に自動溶接を施す装置であって、上記箱桁に跨り走 行する門型走行台車と、上記門型走行台車に上下2段にかつ走行方向に間隔を存 し上下前後のストローク機能を有して装架された各1対の上ブーム及び下ブーム と、上記上ブームの先端に上下前後スライド可能に載架された1対の上向溶接ト ーチ及び上記下ブームの先端に上下前後スライド可能に載架された1対の下向溶 接トーチと、上記各トーチに取付けられた倣い機構及び位置検出機構とを具えた ことを特徴とする。
【0005】
【作用】 本考案箱桁外面隅肉溶接用自動溶接装置においては、門型走行台車の走行方向 に間隔を存し配設されている上向,下向溶接トーチにより、箱桁の4個所の外面 隅肉溶接部に同時に溶接を施すにあたり、下向側の溶接位置から溶接を開始し、 その後上向側を溶接スタートするので、溶接時のスパッター,スラグの落下によ る下向溶接部の溶接欠陥の発生が防止される。また上向溶接トーチの溶接電源, ワイヤ,ワイヤ送給装置及びシールドガス等の設定によって上向隅肉溶接を高速 化することにより、上下隅肉溶接を同一速度で施工し、ともに健全良好な隅肉溶 接部を得ることができる。
【0006】
【実施例】
本考案箱桁外面隅肉溶接用自動溶接装置の一実施例を図面について説明すると 、図1は本装置の正面図、図2は平面図、図3は溶接トーチの正面図,図4は倣 い機構の正面図である。
【0007】 図1及び図2において、箱桁ワーク5は上フランジ1,下フランジ2及び1対 のウェブ3が箱桁に組立てられ上下に2個所づつ計4個所の外面隅肉溶接部41 ,42 が形成されており、この箱桁ワーク5が中間にセットされる2条のレール 6の上に門型走行台車7が跨って乗載されている。門型走行台車7の左右1対の 支柱8には、箱桁ワーク5の大小に対応できるようそれぞれ上下前後のストロー ク機構を持たせた上ブーム9及び下ブーム10が、上ブーム9を溶接方向の前位 置,下ブーム10を後位置にして装架されている。この1対の上ブーム9の先端 には上向溶接トーチ11がそれぞれ載架されるとともに、1対の下ブーム10の 先端には下向溶接トーチ12がそれぞれ載架されており、これらの上向溶接トー チ11及び下向溶接トーチ12は、外面隅肉溶接部41 ,42 の狙い位置を容易 にセッティングできるように、図3に示すように、上下前後スライドユニット1 3で動く機構となっている。
【0008】 また上向溶接トーチ11及び下向溶接トーチ12には、図4に示すように、外 面隅肉溶接部41 ,42 の縦横曲がりに追従できるようそれぞれ機械的な倣い検 知器14が取付けられるとともに、アークスタート後の無監視溶接を可能とする ために光電子管15が取付けられ、箱桁ワーク5の溶接開始点及び終了点を自動 検知する機能を持たせている。更に操作性の観点より、門型走行台車7上にワイ ヤ送給装置16,ワイヤパック17,溶接電源18及び制御盤19を搭載してい る。
【0009】 なおこの制御盤19では予めインプットしてある溶接条件データ(脚長別台車 走行速度,脚長別上向のワイヤ送給速度,電圧,オシレート振巾,脚長別下向の ワイヤ送給速度,電圧)及び溶接長設定をワーク条件に合わせ選択する役割を持 っている。更に制御装置としては、各溶接トーチ11,12の近傍に図示せざる 手元操作箱が設置されており、ここではブーム9,10,上下前後スライドユニ ット13及び倣い検知器14を作動させ、外面隅肉溶接部41 ,42 にワイヤを セッティングする役割を持っている。
【0010】 このような装置により、箱桁ワーク5の4個所の外面隅肉溶接部41 ,42 を 一回の走行で同時に溶接する要領を、順を追って説明すると、まずレール6間に 箱桁ワーク5をセットしたうえ、門型走行台車7を走行させ、箱桁ワーク5端の 上向溶接トーチ11及び下向溶接トーチ12がセットできる位置まで移動し、各 トーチ11,12の倣い検知器14が縦,横とも約20mmの位置になるよう上ブ ーム9及び下ブーム10を上下,前後調整移動する。次いでワイヤ狙いを所定の 位置にセットしたのち、上下前後スライドユニット13を引き上げ方向に動作さ せて、倣い検知器14が縦,横とも約10mmの位置で停止させ、更に下向溶接ト ーチ12が箱桁ワーク5端の溶接スタート位置になるよう門型走行台車7を走行 させる。
【0011】 その後、溶接条件,すなわち1ワーク中の脚長変化の数,選択した脚長の溶接 長,上向及び下向の各脚長(但し上向の脚長を基準にして台車走行速度を決定す ることとし下向脚長は上向脚長との組合わせとする)等を設定したうえ、自動溶 接をスタートさせる。そしてこの自動溶接は、まず下向溶接トーチ12の倣い検 知器14が外面隅肉溶接部42 の下向倣いを開始するとともに、下向溶接トーチ 12がアークスタートしながら、門型走行台車7が走行し、門型走行台車7が一 定距離走行後、上向溶接トーチ11の倣い検知器14が外面隅肉溶接部41 の上 向倣いを開始するとともに、上向溶接トーチ11がアークスタートする。かくし て箱桁ワーク5の4個所の外面隅肉溶接部41 ,42 の同時溶接が進行し、門型 走行台車7が箱桁ワーク5の終端に達すると、各溶接トーチ11,12の光電子 管15によりアークストップするとともに、門型走行台車7が停止する。
【0012】 以上のようにして、この装置によれば、箱桁ワーク5の4個所の外面隅肉溶接 部41 ,42 が、クレーンによる箱桁ワーク5の反転作業を行うことなく、更に 人手による溶接状況の監視を行うことなく、同時に適確な隅肉溶接を施され、従 ってこの種箱桁ワーク組立溶接の工数,工費を大巾に低減することができる。
【0013】
【考案の効果】
要するに本考案によれば、上下フランジと1対のウェブから組立てられた箱桁 の4個所の外面隅肉溶接部に同時に自動溶接を施す装置であって、上記箱桁に跨 り走行する門型走行台車と、上記門型走行台車に上下2段にかつ走行方向に間隔 を存し上下前後のストローク機能を有して装架された各1対の上ブーム及び下ブ ームと、上記上ブームの先端に上下前後スライド可能に載架された1対の上向溶 接トーチ及び上記下ブームの先端に上下前後スライド可能に載架された1対の下 向溶接トーチと、上記各トーチに取付けられた倣い機構及び位置検出機構とを具 えたことにより、箱桁外面隅肉溶接における溶接作業の省人化及びクレーン反転 工程の省略化を図ることができる箱桁外面隅肉溶接用自動溶接装置を得るから、 本考案は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案箱桁外面隅肉溶接用自動溶接装置の一実
施例の正面図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】図1における溶接トーチの正面図である。
【図4】図1における倣い機構の正面図である。
【図5】橋梁箱桁外面隅肉溶接部の説明図である。
【符号の説明】 1 上フランジ 2 下フランジ 3 ウェブ 41 ,42 外面隅肉溶接部 5 箱桁ワーク 6 レール 7 門型走行台車 8 支柱 9 上ブーム 10 下ブーム 11 上向溶接トーチ 12 下向溶接トーチ 13 上下前後スライドユニット 14 倣い検知器 15 光電子管 16 ワイヤ送給装置 17 ワイヤパック 18 溶接電源 19 制御盤

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 上下フランジと1対のウェブから組立て
    られた箱桁の4個所の外面隅肉溶接部に同時に自動溶接
    を施す装置であって、上記箱桁に跨り走行する門型走行
    台車と、上記門型走行台車に上下2段にかつ走行方向に
    間隔を存し上下前後のストローク機能を有して装架され
    た各1対の上ブーム及び下ブームと、上記上ブームの先
    端に上下前後スライド可能に載架された1対の上向溶接
    トーチ及び上記下ブームの先端に上下前後スライド可能
    に載架された1対の下向溶接トーチと、上記各トーチに
    取付けられた倣い機構及び位置検出機構とを具えたこと
    を特徴とする箱桁外面隅肉溶接用自動溶接装置。
JP6213491U 1991-07-11 1991-07-11 箱桁外面隅肉溶接用自動溶接装置 Pending JPH059765U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5093550U (ja) * 1973-12-28 1975-08-06
CN111390340A (zh) * 2020-04-29 2020-07-10 安徽马钢设备检修有限公司 Glama桥式机械手横梁连体导轨在线修复装置及工艺

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5482975A (en) * 1977-12-15 1979-07-02 Oki Electric Ind Co Ltd Microwave semiconductor device
JPS614086A (ja) * 1984-06-19 1986-01-09 Fuji Xerox Co Ltd 複写機の現像装置

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970408