JPH0597655A - 植物抽出物含有化粧用組成物 - Google Patents
植物抽出物含有化粧用組成物Info
- Publication number
- JPH0597655A JPH0597655A JP3338438A JP33843891A JPH0597655A JP H0597655 A JPH0597655 A JP H0597655A JP 3338438 A JP3338438 A JP 3338438A JP 33843891 A JP33843891 A JP 33843891A JP H0597655 A JPH0597655 A JP H0597655A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- extract
- taung
- cosmetic composition
- composition according
- tree
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q19/00—Preparations for care of the skin
- A61Q19/08—Anti-ageing preparations
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K36/00—Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
- A61K36/18—Magnoliophyta (angiosperms)
- A61K36/185—Magnoliopsida (dicotyledons)
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K36/00—Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
- A61K36/18—Magnoliophyta (angiosperms)
- A61K36/185—Magnoliopsida (dicotyledons)
- A61K36/85—Verbenaceae (Verbena family)
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/96—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution
- A61K8/97—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution from algae, fungi, lichens or plants; from derivatives thereof
- A61K8/9783—Angiosperms [Magnoliophyta]
- A61K8/9789—Magnoliopsida [dicotyledons]
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P17/00—Drugs for dermatological disorders
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q1/00—Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
- A61Q1/02—Preparations containing skin colorants, e.g. pigments
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q17/00—Barrier preparations; Preparations brought into direct contact with the skin for affording protection against external influences, e.g. sunlight, X-rays or other harmful rays, corrosive materials, bacteria or insect stings
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q19/00—Preparations for care of the skin
- A61Q19/04—Preparations for care of the skin for chemically tanning the skin
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K2800/00—Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
- A61K2800/74—Biological properties of particular ingredients
- A61K2800/78—Enzyme modulators, e.g. Enzyme agonists
- A61K2800/782—Enzyme inhibitors; Enzyme antagonists
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Public Health (AREA)
- Natural Medicines & Medicinal Plants (AREA)
- Dermatology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Botany (AREA)
- Mycology (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Alternative & Traditional Medicine (AREA)
- Birds (AREA)
- Gerontology & Geriatric Medicine (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は東洋の植物抽出物、さらに具体的に
はビルマの植物抽出物を含有する皮膚の保護および処置
用の化粧用組成物を提供するものである。 【構成】 カラメット(マンソニア・ガゲイ)(Ｍansonia
gagei))またはタウング・タウンギー(プレムナ・インテ
グリホリア(Ｐremna integrifolia))木から得られた抽
出物と化粧用品および皮膚科学的に許容される賦形剤ま
たは希釈剤を混合したものを含むことを特徴とする、皮
膚の保護および処置用の化粧用組成物。
はビルマの植物抽出物を含有する皮膚の保護および処置
用の化粧用組成物を提供するものである。 【構成】 カラメット(マンソニア・ガゲイ)(Ｍansonia
gagei))またはタウング・タウンギー(プレムナ・インテ
グリホリア(Ｐremna integrifolia))木から得られた抽
出物と化粧用品および皮膚科学的に許容される賦形剤ま
たは希釈剤を混合したものを含むことを特徴とする、皮
膚の保護および処置用の化粧用組成物。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、東洋の植物抽出物、さ
らに具体的にはビルマの植物抽出物を含有する、皮膚の
保護および処置用の化粧用組成物に関するものである。
らに具体的にはビルマの植物抽出物を含有する、皮膚の
保護および処置用の化粧用組成物に関するものである。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ある
種のビルマの木、とりわけタナト−カー(リモニア・ア
シディシマ(Ｌimonia acidissima))およびカラメット
(マンソニア・ガゲイ(Ｍansonia gagei))木の芳香特性
は周知である。ミャンマー(ビルマの正式名)およびタイ
ランドでは、自然に枯れた木の木材が化粧品として用い
られることも周知である。伝統的に、樹皮または木質を
湿らせた大理石上で粉砕し、少量の水と混合して調製
し、得られた物質を皮膚に直接適用する。タナトーカー
の粉末または抽出物を含有する皮膚保護用の化粧用組成
物は、日本特許出願ＪＰ８３−６５２０９に記載されて
いる。プレムナ・インテグリホリア(Ｐremna integrif
olia)の葉抽出物からはルテオリンが得られ(ケミカル・
アブストラクツ(Ｃhemical Ａbstracts)１０２巻n゜１
６３７２２a(１９８５年))、これは非常に多種の植物か
ら抽出され得るフラボノイドであり、これの脱色素特性
はＦＲ−Ａ−２５７８４２２に報告されている。
種のビルマの木、とりわけタナト−カー(リモニア・ア
シディシマ(Ｌimonia acidissima))およびカラメット
(マンソニア・ガゲイ(Ｍansonia gagei))木の芳香特性
は周知である。ミャンマー(ビルマの正式名)およびタイ
ランドでは、自然に枯れた木の木材が化粧品として用い
られることも周知である。伝統的に、樹皮または木質を
湿らせた大理石上で粉砕し、少量の水と混合して調製
し、得られた物質を皮膚に直接適用する。タナトーカー
の粉末または抽出物を含有する皮膚保護用の化粧用組成
物は、日本特許出願ＪＰ８３−６５２０９に記載されて
いる。プレムナ・インテグリホリア(Ｐremna integrif
olia)の葉抽出物からはルテオリンが得られ(ケミカル・
アブストラクツ(Ｃhemical Ａbstracts)１０２巻n゜１
６３７２２a(１９８５年))、これは非常に多種の植物か
ら抽出され得るフラボノイドであり、これの脱色素特性
はＦＲ−Ａ−２５７８４２２に報告されている。
【０００３】現在では、カラメット(マンソニア・ガゲ
イ(Ｍansonia gagei))またはタウング・タウンギー(プ
レムナ・インテグリホリア(Ｐremna integrifolia))木
から、非常に重要で全く独特な化粧品特性を有し、皮膚
保護用の化粧用組成物の調製に非常に適した抽出物が得
られることが知られている。さらに詳細には、これらの
木から抽出すると、コラゲナーゼおよびヒアルロニダー
ゼ阻害特性を示す抽出物を得ることができることが知ら
れている。
イ(Ｍansonia gagei))またはタウング・タウンギー(プ
レムナ・インテグリホリア(Ｐremna integrifolia))木
から、非常に重要で全く独特な化粧品特性を有し、皮膚
保護用の化粧用組成物の調製に非常に適した抽出物が得
られることが知られている。さらに詳細には、これらの
木から抽出すると、コラゲナーゼおよびヒアルロニダー
ゼ阻害特性を示す抽出物を得ることができることが知ら
れている。
【０００４】カラメットまたはタウング・タウンギーか
ら得られた抽出物は、遊離基捕促特性を有し、チロシナ
ーゼ活性を増強させることも知られている。これらの後
者の特性は、ことさら驚くべきことに、カラメットおよ
びタウング・タウンギー抽出物に特異的であるようであ
る。例えば、タナト−カー抽出物は、遊離基捕促剤とし
ては不活性であり、チロシナーゼ活性を増強しない。
ら得られた抽出物は、遊離基捕促特性を有し、チロシナ
ーゼ活性を増強させることも知られている。これらの後
者の特性は、ことさら驚くべきことに、カラメットおよ
びタウング・タウンギー抽出物に特異的であるようであ
る。例えば、タナト−カー抽出物は、遊離基捕促剤とし
ては不活性であり、チロシナーゼ活性を増強しない。
【０００５】
【課題を解決するための手段】カラメット(マンソニア
・ガゲイ(Ｍansonia gagei))はステルクリアケアエ(Ｓ
terculiaceae)科に属する木であり、Ｆ.Ｂ.マンソンに
よりミャンマーの南テナセリムで発見された。これは高
さ１２m、幹の太さ約１mまで成長し、これの分布は極て
一部に限られ、実際にはサラワおよびカラメット川の流
域に限定される。タウング・タウンギー(プレムナ・イ
ンテグリホリア(Ｐremna integrifolia))は、ベルベナ
ケアエ(Ｖerbenaceae)科に属する低木であり、テナセリ
ムの海岸に分布する。これは、相当堅固であり、クリー
ム色がかった茶色の木であるという特徴がある。
・ガゲイ(Ｍansonia gagei))はステルクリアケアエ(Ｓ
terculiaceae)科に属する木であり、Ｆ.Ｂ.マンソンに
よりミャンマーの南テナセリムで発見された。これは高
さ１２m、幹の太さ約１mまで成長し、これの分布は極て
一部に限られ、実際にはサラワおよびカラメット川の流
域に限定される。タウング・タウンギー(プレムナ・イ
ンテグリホリア(Ｐremna integrifolia))は、ベルベナ
ケアエ(Ｖerbenaceae)科に属する低木であり、テナセリ
ムの海岸に分布する。これは、相当堅固であり、クリー
ム色がかった茶色の木であるという特徴がある。
【０００６】抽出物を調製するために、カラメットまた
はタウング・タウンギーの全木、またはその樹木内部分
を非常に小さな断片に切断するかまたは粉末にまです
る。次にその物質を適切に選別した溶媒または溶媒混合
物で処理し、２,３時間後、混合物を濾過し、このよう
にして得られた溶液を蒸発乾固する。望むならば、この
ようにして得られた残留物から始めて同じかもしくは異
なる抽出溶媒または溶媒混合物で抽出操作を繰り返す。
単独または混合物として、有利に用いられる有機溶媒
は、低級アルカノール類、たとえばメタノール、エタノ
ールおよびイソプロパノール、グリコール類、たとえば
エチレングリコールおよびプロピレングリコール、それ
のモノエーテル誘導体、たとえば２−メトキシエタノー
ルおよび２−エトキシエタノール、エーテル類、たとえ
ばエチルエーテル、イソプロピルエーテル、またはジメ
トキシエタン、ハロゲン化脂肪族炭化水素たとえばクロ
ロホルム、塩化メチレンおよび１,１,１−トリクロロエ
タン、ケトン類たとえばアセトン、芳香族炭化水素たと
えばトルエン等である。これらの溶媒または溶媒混合物
は水との混和性によって種々の比率で水をも含有するこ
とができる。
はタウング・タウンギーの全木、またはその樹木内部分
を非常に小さな断片に切断するかまたは粉末にまです
る。次にその物質を適切に選別した溶媒または溶媒混合
物で処理し、２,３時間後、混合物を濾過し、このよう
にして得られた溶液を蒸発乾固する。望むならば、この
ようにして得られた残留物から始めて同じかもしくは異
なる抽出溶媒または溶媒混合物で抽出操作を繰り返す。
単独または混合物として、有利に用いられる有機溶媒
は、低級アルカノール類、たとえばメタノール、エタノ
ールおよびイソプロパノール、グリコール類、たとえば
エチレングリコールおよびプロピレングリコール、それ
のモノエーテル誘導体、たとえば２−メトキシエタノー
ルおよび２−エトキシエタノール、エーテル類、たとえ
ばエチルエーテル、イソプロピルエーテル、またはジメ
トキシエタン、ハロゲン化脂肪族炭化水素たとえばクロ
ロホルム、塩化メチレンおよび１,１,１−トリクロロエ
タン、ケトン類たとえばアセトン、芳香族炭化水素たと
えばトルエン等である。これらの溶媒または溶媒混合物
は水との混和性によって種々の比率で水をも含有するこ
とができる。
【０００７】とりわけ有用な溶媒または溶媒混合物は、
低級アルカノール類、たとえばメタノールおよびエタノ
ール、低級アルカノールたとえばメタノールもしくはエ
タノールの混合物、または低級グリコールたとえばエチ
レングリコールまたはプロピレングリコールの混合物で
あり、水を容量比３０／７０および７０／３０の間から
なる比率で含む;その他の好ましい混合物は、上記で定
義した低級アルカノールまたはグリコールと、ハロゲン
化脂肪族炭化水素たとえばクロロホルム、塩化メチレ
ン、または１,１,１−トリクロロエタンとの、各々の混
和性による種々の比率の混合物である。用いる基質容量
および抽出溶媒または溶媒混合物(抽出溶媒)容量の間の
比率に関しては、一般的に１／３および１／２０の間で
あり、１／７および１／１５の間であるのが好ましい。
抽出溶媒を多量に用いてもよいが、生産経費が高くな
り、対応する抽出収量の増加では補うことができない。
数時間後、一般的には８から１６時間後、混合物を室温
で濾過し、溶媒を減圧下留去し、残留物を得る。この残
留物は、上記で示したように、さらに抽出し、続いて減
圧下溶媒または溶媒混合物を留去してもよい。たとえ極
わずかな量であったとしても、毒性があるかまたは化粧
用として不適である溶媒を用いた場合、得られた抽出物
は少量のメタノールまたはエタノールで処理して精製
し、続いてこの最後の溶媒を留去してもよい。この処理
は所望により繰り返すことができる。
低級アルカノール類、たとえばメタノールおよびエタノ
ール、低級アルカノールたとえばメタノールもしくはエ
タノールの混合物、または低級グリコールたとえばエチ
レングリコールまたはプロピレングリコールの混合物で
あり、水を容量比３０／７０および７０／３０の間から
なる比率で含む;その他の好ましい混合物は、上記で定
義した低級アルカノールまたはグリコールと、ハロゲン
化脂肪族炭化水素たとえばクロロホルム、塩化メチレ
ン、または１,１,１−トリクロロエタンとの、各々の混
和性による種々の比率の混合物である。用いる基質容量
および抽出溶媒または溶媒混合物(抽出溶媒)容量の間の
比率に関しては、一般的に１／３および１／２０の間で
あり、１／７および１／１５の間であるのが好ましい。
抽出溶媒を多量に用いてもよいが、生産経費が高くな
り、対応する抽出収量の増加では補うことができない。
数時間後、一般的には８から１６時間後、混合物を室温
で濾過し、溶媒を減圧下留去し、残留物を得る。この残
留物は、上記で示したように、さらに抽出し、続いて減
圧下溶媒または溶媒混合物を留去してもよい。たとえ極
わずかな量であったとしても、毒性があるかまたは化粧
用として不適である溶媒を用いた場合、得られた抽出物
は少量のメタノールまたはエタノールで処理して精製
し、続いてこの最後の溶媒を留去してもよい。この処理
は所望により繰り返すことができる。
【０００８】たとえば、本発明によると、上記に示した
一般的な方法により、低級アルカノールたとえばメタノ
ールもしくはエタノール、またはメタノール／水５０／
５０(容量／容量)混合物もしくはメタノール／塩化メチ
レン５０／５０(容量／容量）混合物を抽出溶媒として
用いて、基質／溶媒比を１／１０とし、１２時間抽出を
続け、次いで不溶物を室温で濾過して取り除き、減圧下
（１０mmＨg、１３００Ｐａに相当)溶媒を留去すること
により、抽出物がたやすく得られる。このようにして得
られた抽出物は、上記の一般法に従って、さらに抽出し
てもよい。
一般的な方法により、低級アルカノールたとえばメタノ
ールもしくはエタノール、またはメタノール／水５０／
５０(容量／容量)混合物もしくはメタノール／塩化メチ
レン５０／５０(容量／容量）混合物を抽出溶媒として
用いて、基質／溶媒比を１／１０とし、１２時間抽出を
続け、次いで不溶物を室温で濾過して取り除き、減圧下
（１０mmＨg、１３００Ｐａに相当)溶媒を留去すること
により、抽出物がたやすく得られる。このようにして得
られた抽出物は、上記の一般法に従って、さらに抽出し
てもよい。
【０００９】このようにして得られた抽出物の活性は、
生化学において通常用いられ、現在では化粧品学におい
ても周知になりつつあり、広く用いられている古典的な
技術から誘導した方法により評価した。さらに具体的に
は、これらの抽出物は、コラゲナーゼ阻害試験、遊離基
捕促試験、チロシナーゼ活性化試験およびヒアルロニダ
ーゼ阻害試験に供した。上記試験の最初に、本発明の抽
出物はコラゲナーゼ活性の著明な阻害を示した。コラゲ
ナーゼは、タンパク分解酵素であり、２大皮膚構成タン
パクの１つであり、皮膚保全の維持、主に皮膚の老化過
程において重要な役割を果たすコラーゲンを減成する。
生化学において通常用いられ、現在では化粧品学におい
ても周知になりつつあり、広く用いられている古典的な
技術から誘導した方法により評価した。さらに具体的に
は、これらの抽出物は、コラゲナーゼ阻害試験、遊離基
捕促試験、チロシナーゼ活性化試験およびヒアルロニダ
ーゼ阻害試験に供した。上記試験の最初に、本発明の抽
出物はコラゲナーゼ活性の著明な阻害を示した。コラゲ
ナーゼは、タンパク分解酵素であり、２大皮膚構成タン
パクの１つであり、皮膚保全の維持、主に皮膚の老化過
程において重要な役割を果たすコラーゲンを減成する。
【００１０】本発明の抽出物は、遊離基捕促剤（free r
adical scavenger）としても活性を示した。種々の環境
上の物理的および化学的攻撃物質により、および主に紫
外線照射により皮膚レベルで発生する遊離基は、非常に
危険である(Ｂ.ハリウェルおよびＪ.Ｍ.Ｃ.グッテリッ
ジ、フリー・ラジカルズ・イン・バイオロジー・アンド
・メディシン−オックスフォード:クラレンドン・プレ
ス(Ｆree radicals in biology and medicine−Ｏ
xford:Ｃlarendon Ｐress)３４６頁(１９８５年))。実
際に、遊離基は細胞膜脂質を酸化し、構成タンパクを破
壊し、酵素を脱制御し、遺伝子配列をも変化させること
もある。遊離基が形成された時遊離基の捕促に非常に活
性が高い本発明の抽出物は、それ故に、化粧用組成物に
都合よく用いられ、攻撃物質、主に太陽の(紅疹、早加
齢等)皮膚に対する有害な影響を減じる。本発明のいく
つかの抽出物は、また、チロシナーゼをも活性化する。
チロシナーゼは、チロシンから正常メラニンを生合成す
るのに重要な役割を果たし、それ故に化粧用組成物に用
いられ、日焼けを緩解する。
adical scavenger）としても活性を示した。種々の環境
上の物理的および化学的攻撃物質により、および主に紫
外線照射により皮膚レベルで発生する遊離基は、非常に
危険である(Ｂ.ハリウェルおよびＪ.Ｍ.Ｃ.グッテリッ
ジ、フリー・ラジカルズ・イン・バイオロジー・アンド
・メディシン−オックスフォード:クラレンドン・プレ
ス(Ｆree radicals in biology and medicine−Ｏ
xford:Ｃlarendon Ｐress)３４６頁(１９８５年))。実
際に、遊離基は細胞膜脂質を酸化し、構成タンパクを破
壊し、酵素を脱制御し、遺伝子配列をも変化させること
もある。遊離基が形成された時遊離基の捕促に非常に活
性が高い本発明の抽出物は、それ故に、化粧用組成物に
都合よく用いられ、攻撃物質、主に太陽の(紅疹、早加
齢等)皮膚に対する有害な影響を減じる。本発明のいく
つかの抽出物は、また、チロシナーゼをも活性化する。
チロシナーゼは、チロシンから正常メラニンを生合成す
るのに重要な役割を果たし、それ故に化粧用組成物に用
いられ、日焼けを緩解する。
【００１１】本発明の抽出物を化粧品の分野で皮膚の老
化および組織の変質の遅延または処置のため、および日
焼けの改善のために用いることは、従って、本発明のさ
らに具体的な目的である。日焼けを改善するための用途
では、日光が遊離基の形成を助長するので、抽出物の遊
離基捕促特性が非常に有益である。化粧用に使用するた
めに、本発明による抽出物は、この抽出物を重量で０.
００１から１０％、好ましくは０.００５から５％含有
する、クリーム、ゲル、ローション、乳剤、溶液、軟膏
等として、製剤化できる。タウング・タウンギー木から
抽出した場合、本発明の化粧用組成物は、抽出物により
最終産物が着色されるので、一般的に０.１％未満、好
ましくは０.０５％未満、とりわけ０.００５から０.０
２％含有する。
化および組織の変質の遅延または処置のため、および日
焼けの改善のために用いることは、従って、本発明のさ
らに具体的な目的である。日焼けを改善するための用途
では、日光が遊離基の形成を助長するので、抽出物の遊
離基捕促特性が非常に有益である。化粧用に使用するた
めに、本発明による抽出物は、この抽出物を重量で０.
００１から１０％、好ましくは０.００５から５％含有
する、クリーム、ゲル、ローション、乳剤、溶液、軟膏
等として、製剤化できる。タウング・タウンギー木から
抽出した場合、本発明の化粧用組成物は、抽出物により
最終産物が着色されるので、一般的に０.１％未満、好
ましくは０.０５％未満、とりわけ０.００５から０.０
２％含有する。
【００１２】化粧用組成物を調製するために、抽出物は
化粧品の分野で通常的に用いられる賦形剤、たとえば動
物性脂肪、植物油、飽和または不飽和脂肪酸、アルコー
ル類、脂肪酸と脂肪族アルコール類とのエステル、ポリ
アルキレン・グリコール類、ろう、ワセリン、ポリエー
テル類、およびそれと類似のものと混合し、適合する場
合は水およびゼリー化物質と一緒に用いることができ
る。本発明の抽出物を化粧用組成物の調製においてより
よく用いるために、この抽出物を、望ましい化粧品に適
した溶媒または溶媒混合物中溶液として、賦形剤または
添加剤と混合する。たとえば、これらの抽出物を、抽出
物自身の溶解性に依存してグリコール／水混合物中溶液
として用いることができる。
化粧品の分野で通常的に用いられる賦形剤、たとえば動
物性脂肪、植物油、飽和または不飽和脂肪酸、アルコー
ル類、脂肪酸と脂肪族アルコール類とのエステル、ポリ
アルキレン・グリコール類、ろう、ワセリン、ポリエー
テル類、およびそれと類似のものと混合し、適合する場
合は水およびゼリー化物質と一緒に用いることができ
る。本発明の抽出物を化粧用組成物の調製においてより
よく用いるために、この抽出物を、望ましい化粧品に適
した溶媒または溶媒混合物中溶液として、賦形剤または
添加剤と混合する。たとえば、これらの抽出物を、抽出
物自身の溶解性に依存してグリコール／水混合物中溶液
として用いることができる。
【００１３】本発明の化粧用組成物はクリームの形態に
でき、その中では抽出物は、化粧品学において通常用い
られ、それと適合する賦形剤、たとえばラノリンおよび
それの誘導体と組み合わせることができる。本発明の化
粧用組成物はまた、適当な賦形剤たとえばセルロースエ
ステル、またはその他のゼリー化剤たとえばカルボポー
ル、グアー・ゴム等でゲルの形態にもできる。本発明に
よる化粧用組成物はまた、ローションまたは溶液の形態
にもでき、その際、抽出物は溶解するかまたは微細乳剤
中微細分散している。本発明の化粧用組成物は、それ故
に、水および１またはそれ以上の界面活性剤を含有する
液中抽出物の微細分散物の形態にできる。これらの分散
物は微細乳剤と同じ特性を有し、真の溶液と同じ外観を
呈する。これらは使用の直前に調製するのが好ましい。
でき、その中では抽出物は、化粧品学において通常用い
られ、それと適合する賦形剤、たとえばラノリンおよび
それの誘導体と組み合わせることができる。本発明の化
粧用組成物はまた、適当な賦形剤たとえばセルロースエ
ステル、またはその他のゼリー化剤たとえばカルボポー
ル、グアー・ゴム等でゲルの形態にもできる。本発明に
よる化粧用組成物はまた、ローションまたは溶液の形態
にもでき、その際、抽出物は溶解するかまたは微細乳剤
中微細分散している。本発明の化粧用組成物は、それ故
に、水および１またはそれ以上の界面活性剤を含有する
液中抽出物の微細分散物の形態にできる。これらの分散
物は微細乳剤と同じ特性を有し、真の溶液と同じ外観を
呈する。これらは使用の直前に調製するのが好ましい。
【００１４】これらの微細乳剤は安定性が良く、使用に
必要な時間、０から６０℃の温度で、構成成分の沈殿ま
たは非可逆的な相分離もなく、貯蔵することでができ
る。
必要な時間、０から６０℃の温度で、構成成分の沈殿ま
たは非可逆的な相分離もなく、貯蔵することでができ
る。
【００１５】組成物中に用いた界面活性剤は、化粧品学
において適切に用いることができるものの中から選択す
る。適切な界面活性剤を例として示すがこれに限るもの
ではない:ソルビトールエステル類およびそのポリエト
キシル化誘導体、ポリエトキシル化(水素化または非水
素化)ひまし油、酸化エチレン／酸化プロピレンブロッ
ク重合体、ポリエトキシル化脂肪酸、ポリエトキシル化
脂肪族アルコール類、ラウリル硫酸ナトリウム、ジオク
チルスルホコハク酸ナトリウム、卵または豆レシチン。
において適切に用いることができるものの中から選択す
る。適切な界面活性剤を例として示すがこれに限るもの
ではない:ソルビトールエステル類およびそのポリエト
キシル化誘導体、ポリエトキシル化(水素化または非水
素化)ひまし油、酸化エチレン／酸化プロピレンブロッ
ク重合体、ポリエトキシル化脂肪酸、ポリエトキシル化
脂肪族アルコール類、ラウリル硫酸ナトリウム、ジオク
チルスルホコハク酸ナトリウム、卵または豆レシチン。
【００１６】本発明の化粧用組成物はまた、通例化粧品
学に用いられる適当な添加剤または補助剤たとえば抗菌
剤または芳香剤をも含有することができる。本発明の化
粧用組成物はまた、その作用、たとえば細胞栄養、細胞
呼吸、水和作用および細胞再生に基づいて選択した、そ
の他の補足的な活性成分、並びに同型の皮膚保護活性を
有する活性成分をも含有できる。本発明の化粧用組成物
が捕促的な活性成分を含む場合、これらを一般的に組成
物中十分に高濃度で含有し、望ましい補足的な活性が得
られるようにする。
学に用いられる適当な添加剤または補助剤たとえば抗菌
剤または芳香剤をも含有することができる。本発明の化
粧用組成物はまた、その作用、たとえば細胞栄養、細胞
呼吸、水和作用および細胞再生に基づいて選択した、そ
の他の補足的な活性成分、並びに同型の皮膚保護活性を
有する活性成分をも含有できる。本発明の化粧用組成物
が捕促的な活性成分を含む場合、これらを一般的に組成
物中十分に高濃度で含有し、望ましい補足的な活性が得
られるようにする。
【００１７】補足的な活性成分の実例を挙げると、水和
剤たとえばヒアルロン酸またはピロリジンカルボキシル
酸ナトリウム塩、保護剤たとえばパンテノール、保護ビ
タミン物質、細胞成長因子たとえばウシ脾臓抽出物また
は酵母抽出物等である。本発明の化粧用組成物は、毎
日、皮膚の状態により１日１回またはそれ以上適用する
のが好ましい。本発明の化粧用組成物は一般に耐性がよ
い;これらには光毒性がなく、皮膚に長期間適用しても
何ら系統だった効果には至らない。一般的に、本発明の
化粧用組成物を３０日間適用すると、皮膚に注目すべき
改善が現われ、しわの形成を遅延できる。本発明の化粧
用組成物は、メークアップ用品、たとえばファンデーシ
ョン、粉おしろい、アイシャドーまたは口紅としても処
方できる。
剤たとえばヒアルロン酸またはピロリジンカルボキシル
酸ナトリウム塩、保護剤たとえばパンテノール、保護ビ
タミン物質、細胞成長因子たとえばウシ脾臓抽出物また
は酵母抽出物等である。本発明の化粧用組成物は、毎
日、皮膚の状態により１日１回またはそれ以上適用する
のが好ましい。本発明の化粧用組成物は一般に耐性がよ
い;これらには光毒性がなく、皮膚に長期間適用しても
何ら系統だった効果には至らない。一般的に、本発明の
化粧用組成物を３０日間適用すると、皮膚に注目すべき
改善が現われ、しわの形成を遅延できる。本発明の化粧
用組成物は、メークアップ用品、たとえばファンデーシ
ョン、粉おしろい、アイシャドーまたは口紅としても処
方できる。
【００１８】ファンデーションは液体またはローション
を基剤とするものであり、本発明の抽出物を適当量の濃
化剤、顔料および芳香剤と共に含有する。粉おしろいお
よびアイシャドーは、常法に従って、本発明による抽出
物を、一般的にタルク・カルボン酸塩、酸化物、適切な
比率の芳香剤および顔料、好ましくは有機物、および所
望により結合剤を含有する粉末またはアイシャドー基剤
と共に混合することにより得ることができる。口紅を調
製するためには、抽出物を、棒状に成型するのに十分な
堅さの油−ろう基剤と、その中に分散する顔料と共に混
合する。
を基剤とするものであり、本発明の抽出物を適当量の濃
化剤、顔料および芳香剤と共に含有する。粉おしろいお
よびアイシャドーは、常法に従って、本発明による抽出
物を、一般的にタルク・カルボン酸塩、酸化物、適切な
比率の芳香剤および顔料、好ましくは有機物、および所
望により結合剤を含有する粉末またはアイシャドー基剤
と共に混合することにより得ることができる。口紅を調
製するためには、抽出物を、棒状に成型するのに十分な
堅さの油−ろう基剤と、その中に分散する顔料と共に混
合する。
【００１９】以下の実施例は本発明を限定するものでは
なく、さらに説明するものである。
なく、さらに説明するものである。
実施例１ カラメット木は切断して断片にし、メタノール／水５０
／５０混合物で処理する(切断した木材グラムあたり溶
媒混合物１０ml)。室温で１２時間後、混合物を濾過
し、濾液を減圧下(約１３００パスカル)留去し、ペース
ト状の残留物を得る。この残留物をメタノール(２ml)に
とる。このようにして得られた溶液を上記で示した化粧
品用試験に供し、コラゲナーゼ阻害活性、遊離基捕促活
性、およびヒアルロニダーゼ阻害活性を示す。 実施例２ 実施例１記載の方法に従うが、抽出溶媒として９５％エ
タノールを使用し、切断木材２５０gから抽出すると、
乾燥抽出物(３.１g)が得られ、これをメタノールに溶解
すると、コラゲナーゼ阻害活性、遊離基捕促活性および
ヒアルロニダーゼ阻害活性を示す。 実施例３ 実施例１記載の方法に従うが、抽出溶媒としてメタノー
ル／塩化メチレン５０／５０(容量／容量)混合物を使用
すると、抽出物が得られ、これをメタノールに溶解する
と、非常に興味深い遊離基捕促活性およびコラゲナーゼ
阻害活性を示す。 実施例４ 実施例１の方法に従うが、生木の粉砕により得られたカ
ラメット粉末から抽出すると、抽出物が得られ、これは
実施例１の抽出物と同様にコラゲナーゼ阻害および遊離
基捕促活性を示し、またチロシナーゼ刺激特性をも示
す。 実施例５ 実施例３の方法に従うが、実施例４で用いたカラメット
粉末から抽出すると抽出物が得られ、これは実施例３で
得られた抽出物と同じ活性を示す。 実施例６ 実施例１記載のとおり操作するが、粉砕したタウング・
タウンギー木から抽出すると、抽出物が得られ、これは
コラゲナーゼ阻害剤、遊離基捕促剤およびチロシナーゼ
賦活剤として非常に活性が高い。 実施例７ 粉砕したタウング・タウンギーから抽出し、実施例３記
載のとおり操作すると、抽出物が得られ、これは実施例
６で得られた抽出物と同じ活性を示す。 実施例８ 生木と粉砕して得られたタウング・タウンギー粉末から
抽出し、実施例２記載の抽出方法を用い、メタノールを
留去すると、抽出物が得られ、これは実施例６で得られ
た抽出物と同じ特性を示す。
／５０混合物で処理する(切断した木材グラムあたり溶
媒混合物１０ml)。室温で１２時間後、混合物を濾過
し、濾液を減圧下(約１３００パスカル)留去し、ペース
ト状の残留物を得る。この残留物をメタノール(２ml)に
とる。このようにして得られた溶液を上記で示した化粧
品用試験に供し、コラゲナーゼ阻害活性、遊離基捕促活
性、およびヒアルロニダーゼ阻害活性を示す。 実施例２ 実施例１記載の方法に従うが、抽出溶媒として９５％エ
タノールを使用し、切断木材２５０gから抽出すると、
乾燥抽出物(３.１g)が得られ、これをメタノールに溶解
すると、コラゲナーゼ阻害活性、遊離基捕促活性および
ヒアルロニダーゼ阻害活性を示す。 実施例３ 実施例１記載の方法に従うが、抽出溶媒としてメタノー
ル／塩化メチレン５０／５０(容量／容量)混合物を使用
すると、抽出物が得られ、これをメタノールに溶解する
と、非常に興味深い遊離基捕促活性およびコラゲナーゼ
阻害活性を示す。 実施例４ 実施例１の方法に従うが、生木の粉砕により得られたカ
ラメット粉末から抽出すると、抽出物が得られ、これは
実施例１の抽出物と同様にコラゲナーゼ阻害および遊離
基捕促活性を示し、またチロシナーゼ刺激特性をも示
す。 実施例５ 実施例３の方法に従うが、実施例４で用いたカラメット
粉末から抽出すると抽出物が得られ、これは実施例３で
得られた抽出物と同じ活性を示す。 実施例６ 実施例１記載のとおり操作するが、粉砕したタウング・
タウンギー木から抽出すると、抽出物が得られ、これは
コラゲナーゼ阻害剤、遊離基捕促剤およびチロシナーゼ
賦活剤として非常に活性が高い。 実施例７ 粉砕したタウング・タウンギーから抽出し、実施例３記
載のとおり操作すると、抽出物が得られ、これは実施例
６で得られた抽出物と同じ活性を示す。 実施例８ 生木と粉砕して得られたタウング・タウンギー粉末から
抽出し、実施例２記載の抽出方法を用い、メタノールを
留去すると、抽出物が得られ、これは実施例６で得られ
た抽出物と同じ特性を示す。
【００２０】実施例９−１５ 以下の組成物は、各々の実施例で指示した用途のために
調製する。 実施例９ 保湿ゲル 実施例１の抽出物 ０.５０g カルボポール９４０ ０.２０g ポリエチレングリコール ３.００g 保存剤 ０.５０g ブチレングリコール ５.００g エトキシル化ソルビタンラウレート ０.５０g 芳香剤 ０.２０g トリエタノールアミン ０.２５g 脱塩水 適量を加えて、全量１００gとする。
調製する。 実施例９ 保湿ゲル 実施例１の抽出物 ０.５０g カルボポール９４０ ０.２０g ポリエチレングリコール ３.００g 保存剤 ０.５０g ブチレングリコール ５.００g エトキシル化ソルビタンラウレート ０.５０g 芳香剤 ０.２０g トリエタノールアミン ０.２５g 脱塩水 適量を加えて、全量１００gとする。
【００２１】実施例１０ ナイトクリーム 実施例４の抽出物 １.００g セチルアルコール ２.００g ステアリン ２.５０g グリセロール・モノステアレート ５.００g イソプロピル・パルミテート ５.００g 植物油 ３.００g 鉱物油 ２.００g 過水素スクアレン ２.００g シリコン油 １.００g シェア（Shea）・バター ２.００g ２−エチル−ヘキシルパルミテート ５.００g トリエタノールアミン ５.５０g 保存剤 ０.５０g ブチレングリコール ５.００g ＥＤＴＡ四ナトリウム ０.３０g 芳香剤 ０.３１ｇ 抗酸化剤
０.１０g 脱塩水 適量を加えて、全量１００gとする。
０.１０g 脱塩水 適量を加えて、全量１００gとする。
【００２２】実施例１１ 保湿セーラム(moisturizing serum) 実施例８の抽出物 ０.０１g ヒドロキシプロピルメチルセルロース ０.３０g プロピレングリコール ５.００g グリセリン ５.００g エトキシル化オレイックアルコール ０.５０g 芳香剤 ０.３０g ＥＤＴＡ四ナトリウム ０.１０g 保存剤 ０.５０g ウシアルブミン ５.００g 脱塩水 適量を加えて、全量１００gとする。
【００２３】実施例１２ 液状メークアップベース 実施例８の抽出物 ０.００５g エトキシル化大豆ステロール ４.００g 大豆ステロール ０.５０g グリセロリン・モノステアレート １.００g 植物油 １.５０g ２−エチル−ヘキシルパルミテート ４.００g セチルアルコール ０.５０g カプリック／カプリリック トリグリセリド １.５０g シリコン油 １.００g 鉱物油 １.８０g ラノリンアルコール ０.２０g プロピレングリコール・ジペラルゴネート ３.００g レシチン １.００g 保存剤 ０.５０g ブチレングリコール ５.００g カルボポール ０.２０g トリエタノールアミン ０.２０g ＥＤＴＡ四ナトリウム ０.１０g 抗酸化剤 ０.０１g 芳香剤 ０.３０g 脱塩水 適量を加えて、全量１００gとする。
【００２４】実施例１３ 保護用デークリーム（day cream） 実施例６の抽出物 ０.０２g エトキシル化ソルビタンモノステアレート ２.６０g シリコン油 １.００g セチルアルコール ２.００g 鉱物油 ３.００g ラノリンアルコール １.００g ペルヒドロスクアレン １.００g ソルビタン・モノステアレート ２.４０g セチルパルミテート ３.００g イソプロピルパルミテート ４.００g ＵＶＡ−ＵＶＢフィルター ２.００g ＥＤＴＡ四ナトリウム ０.１０g カルボポール ０.３０g トリエタノールアミン ０.３０g 抗酸化剤 ０.０１g 保存剤 ０.５０ｇ 芳香剤
０.３０g ブチレングリコール ５.００g 脱塩水 適量を加えて、全量１００gとする。
０.３０g ブチレングリコール ５.００g 脱塩水 適量を加えて、全量１００gとする。
【００２５】実施例１４ 保湿微細乳液 実施例３の抽出物 ０.１０g ポリエチレングリコール６００ヒドロキシ １.００g ステアレート ポリオキシエチレンＣ7−Ｃ8トリグリセリド ０.２５g ポリエチレングリコール−７グリセリル −ココアート（cocoate） ０.２０g ジメチコン・コポリオール ０.０５g プロピレングリコール １２.５０g エタノール １２.５０g カルボポール ０.４０g トリエタノールアミン ０.４０g 芳香剤 ０.３０g 顔料 適量 保存剤 ０.５０g 脱塩水 適量を加えて、全量１００gとする。
【００２６】実施例１５ 保湿ファンデーション 実施例２の抽出物 ５.００g ＥＤＴＡ四ナトリウム ０.１０g カルボキシメチルセルロース ０.２０g エトキシル化ソルビタンラウレート １.００g プロピレングリコール ５.００ｇ 酸化チタニウム
２.００g タルク １.００g 顔料 １.００g トリエタノールアミン ０.５０g 保存剤 ０.５０g セチルアルコール １.００g ラノリンアルコール ３.００g ステアリン酸 １.８０g プロピレングリコール・モノステアレート ３.００g イソプロピルパルミテート ８.００g 植物油 ２.００g 抗酸化剤 ０.０５g 芳香剤 ０.３０g 脱塩水 適量を加えて、全量１００gとする。
２.００g タルク １.００g 顔料 １.００g トリエタノールアミン ０.５０g 保存剤 ０.５０g セチルアルコール １.００g ラノリンアルコール ３.００g ステアリン酸 １.８０g プロピレングリコール・モノステアレート ３.００g イソプロピルパルミテート ８.００g 植物油 ２.００g 抗酸化剤 ０.０５g 芳香剤 ０.３０g 脱塩水 適量を加えて、全量１００gとする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミシエル・サバデイ フランス27500ベルネ、リユ・ドウ・ラ・ フオンテーヌ・サン−ジエルマン（番地の 表示なし）
Claims (9)
- 【請求項１】 カラメット(マンソニア・ガゲイ)(Ｍans
onia gagei))またはタウング・タウンギー(プレムナ・
インテグリホリア(Ｐremna integrifolia))木から得ら
れた抽出物と化粧用品および皮膚科学的に許容される賦
形剤または希釈剤を混合したものを含むことを特徴とす
る、皮膚の保護および処置用の化粧用組成物。 - 【請求項２】 カラメットまたはタウング・タウンギー
木抽出物０.００１から１０重量％含むことを特徴とす
る、請求項１記載の化粧用組成物。 - 【請求項３】 カラメットまたはタウング・タウンギー
木抽出物０.００５から５重量％含むことを特徴とす
る、請求項２記載の化粧用組成物。 - 【請求項４】 タウング・タウンギー木抽出物０.００
５から０.０２重量％含むことを特徴とする、請求項３
記載の化粧用組成物。 - 【請求項５】 カラメットまたはタウング・タウンギー
抽出物が、全木または樹木内部分を適切な抽出溶媒で抽
出し、混合物を濾過し不溶物を除き、濾液を蒸発乾固
し、得られた抽出物につき、所望により、上記の操作を
繰り返すことを特徴とする、請求項１−４のいずれか１
項記載の化粧用組成物。 - 【請求項６】 抽出溶媒が、低級アルカノール類、低級
グリコール類、グリコールモノエーテル類、アルキルエ
ーテル類、ハロゲン化脂肪族炭化水素、ケトン類、芳香
族炭化水素およびそれの混合物から成る群から選択さ
れ、所望により種々の比率で水を含有することを特徴と
する、請求項５記載の化粧用組成物。 - 【請求項７】 抽出溶媒が、メタノール、エタノール、
メタノール／水混合物およびメタノール／塩化メチレン
混合物から成る群から選択されることを特徴とする、請
求項６記載の化粧用組成物。 - 【請求項８】 皮膚老化および組織の変性の遅延または
処置のための、請求項１−７の何れか１項記載の化粧用
組成物の使用。 - 【請求項９】 請求項１記載の組成物を皮膚に局所的に
適用することを含む、皮膚老化および組織の変性を遅延
または処置するための方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR9016159A FR2670672B1 (fr) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | Compositions cosmetiques a base d'extraits vegetaux. |
| FR9016159 | 1990-12-21 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0597655A true JPH0597655A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=9403580
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3338438A Withdrawn JPH0597655A (ja) | 1990-12-21 | 1991-12-20 | 植物抽出物含有化粧用組成物 |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0493223B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0597655A (ja) |
| AT (1) | ATE114457T1 (ja) |
| DE (1) | DE69105474T2 (ja) |
| ES (1) | ES2067898T3 (ja) |
| FR (1) | FR2670672B1 (ja) |
| IE (1) | IE67165B1 (ja) |
| PT (1) | PT99891A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06345636A (ja) * | 1993-06-08 | 1994-12-20 | Nonogawa Shoji Kk | 化粧料 |
| WO2000051562A1 (en) * | 1999-03-03 | 2000-09-08 | Shiseido Company, Ltd. | Matrix metalloprotease inhibitor and utilization thereof |
| JP2002145722A (ja) * | 2000-11-01 | 2002-05-22 | Fancl Corp | 化粧料 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2710839B1 (fr) * | 1993-10-08 | 1995-12-08 | Rocher Yves Biolog Vegetale | Composition cosmétique et méthode de traitement esthétique s'opposant au vieillissement de la peau. |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2563109B1 (fr) * | 1984-04-18 | 1987-10-16 | Truc Daniel | Composition de phytotherapie composee de vegetaux a essences, de vegetaux a sels mineraux, de vegetaux a cires, oxydases et sels mineraux, qui traite les maladies des voies respiratoires et son procede de preparation |
| FR2578422B1 (fr) * | 1985-03-05 | 1987-06-26 | Cariel Leon | Composition de traitement a usage topique externe a base de luteoline et procede de preparation |
-
1990
- 1990-12-21 FR FR9016159A patent/FR2670672B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1991
- 1991-12-18 IE IE442991A patent/IE67165B1/en not_active IP Right Cessation
- 1991-12-20 PT PT99891A patent/PT99891A/pt not_active Application Discontinuation
- 1991-12-20 ES ES91403484T patent/ES2067898T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1991-12-20 AT AT91403484T patent/ATE114457T1/de not_active IP Right Cessation
- 1991-12-20 JP JP3338438A patent/JPH0597655A/ja not_active Withdrawn
- 1991-12-20 DE DE69105474T patent/DE69105474T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-12-20 EP EP91403484A patent/EP0493223B1/fr not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06345636A (ja) * | 1993-06-08 | 1994-12-20 | Nonogawa Shoji Kk | 化粧料 |
| WO2000051562A1 (en) * | 1999-03-03 | 2000-09-08 | Shiseido Company, Ltd. | Matrix metalloprotease inhibitor and utilization thereof |
| JP2002145722A (ja) * | 2000-11-01 | 2002-05-22 | Fancl Corp | 化粧料 |
| JP4516202B2 (ja) * | 2000-11-01 | 2010-08-04 | 株式会社ファンケル | 化粧料 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| ES2067898T3 (es) | 1995-04-01 |
| IE914429A1 (en) | 1992-07-01 |
| EP0493223A1 (fr) | 1992-07-01 |
| FR2670672B1 (fr) | 1995-02-03 |
| PT99891A (pt) | 1992-12-31 |
| ATE114457T1 (de) | 1994-12-15 |
| FR2670672A1 (fr) | 1992-06-26 |
| DE69105474T2 (de) | 1995-05-24 |
| IE67165B1 (en) | 1996-03-06 |
| DE69105474D1 (de) | 1995-01-12 |
| EP0493223B1 (fr) | 1994-11-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3012594B2 (ja) | オレンジ抽出物を用いたフリーラジカルを捕捉する方法及びその組成物 | |
| WO2007144521A2 (fr) | Composition cosmetique a usage topique comprenant du wasabi | |
| US20040033246A1 (en) | Cosmetic for prevention of skin aging and agent for prevention of skin aging | |
| JP2006069954A (ja) | チロシナーゼ活性阻害剤、美白剤及び皮膚化粧料 | |
| KR20190075828A (ko) | 안틸리스 불네라리아 지상부의 알콜 추출물, 이를 수득하는 방법, 및 이를 포함하는 화장료 또는 약학 조성물 | |
| JP2007509133A (ja) | アカメガシワ抽出物を含有する皺改善用化粧料組成物｛ＣｏｓｍｅｔｉｃＣｏｍｐｏｓｉｔｉｏｎｓＣｏｍｐｒｉｓｉｎｇＥｘｔｒａｃｔｆｒｏｍＭａｌｌｏｔｕｓｊａｐｏｎｉｃｕｓｆｏｒＩｍｐｒｏｖｉｎｇＳｋｉｎＷｒｉｎｋｌｅ｝ | |
| JPH09301880A (ja) | 皮膚外用剤 | |
| JP2001114636A (ja) | ヒアルロン酸産生及びカタラーゼ産生促進剤、線維芽細胞賦活剤、並びに皮膚外用剤 | |
| JPH0597655A (ja) | 植物抽出物含有化粧用組成物 | |
| JPH0532556A (ja) | 皮膚外用剤 | |
| JP2001288098A (ja) | メラニン産生促進剤及び白髪改善剤 | |
| JPH07233044A (ja) | 老化防止用化粧料 | |
| JP3397552B2 (ja) | 化粧料 | |
| JPH11147833A (ja) | コラゲナーゼ阻害剤 | |
| JP3591832B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
| JP2000143491A (ja) | 老化用の化粧料 | |
| CN112569146A (zh) | 一种含有雪绒花提取物的美白化妆品 | |
| KR20200057337A (ko) | 민들레, 금은화 및 들깨 복합 추출물을 유효성분으로 포함하는 슬리밍 화장료 조성물 | |
| KR102461687B1 (ko) | 항산화 및 항노화 효과를 가지는 두피용 화장료 조성물 및 이의 제조방법 | |
| CN115137677B (zh) | 山茶水醇提取物和包含它的化妆品组合物 | |
| JP3027428B2 (ja) | 化粧料 | |
| KR102555418B1 (ko) | 바실러스 서브틸리스 j2k-351 균주를 이용하여 발효된 천심련 및 바위손의 혼합추출물을 유효 성분으로 함유하는 피부보호용 화장료 조성물 | |
| KR102308715B1 (ko) | 가는 갯능쟁이 추출물을 포함하는 화장료 조성물 | |
| KR20120001161A (ko) | 효소 처리하여 수득한 추출물을 포함하는 피부 보습용 조성물 | |
| KR20230119494A (ko) | 피부 재생 및 주름 개선용 화장료 조성물 및 그의 제조방법 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990311 |