JPH0597346A - 孔あけ位置設定装置 - Google Patents
孔あけ位置設定装置Info
- Publication number
- JPH0597346A JPH0597346A JP28189691A JP28189691A JPH0597346A JP H0597346 A JPH0597346 A JP H0597346A JP 28189691 A JP28189691 A JP 28189691A JP 28189691 A JP28189691 A JP 28189691A JP H0597346 A JPH0597346 A JP H0597346A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vertical direction
- setting device
- drilling position
- display means
- hoistway
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 垂直方向の位置決めが容易で、ピアノ線等を
吊り下げずに孔あけ位置が特定できるようにすることに
より、熟練者でなくとも昇降路壁面に対する孔あけ位置
を精度良く簡単に設定することができる孔あけ位置設定
装置を提供する。 【構成】 昇降路１の壁面８に向けてスポット光９ａ，
９ｂを照射する水平方向位置表示手段７ａ，７ｂと、昇
降路１内に立設されたガイドレール２に沿って移動させ
ることにより基準点からの垂直方向距離を測定する垂直
方向位置測定手段５と、該垂直方向位置測定手段５から
の出力信号に基づいて上記垂直方向距離を表示する垂直
方向位置表示手段６とを備えた。
吊り下げずに孔あけ位置が特定できるようにすることに
より、熟練者でなくとも昇降路壁面に対する孔あけ位置
を精度良く簡単に設定することができる孔あけ位置設定
装置を提供する。 【構成】 昇降路１の壁面８に向けてスポット光９ａ，
９ｂを照射する水平方向位置表示手段７ａ，７ｂと、昇
降路１内に立設されたガイドレール２に沿って移動させ
ることにより基準点からの垂直方向距離を測定する垂直
方向位置測定手段５と、該垂直方向位置測定手段５から
の出力信号に基づいて上記垂直方向距離を表示する垂直
方向位置表示手段６とを備えた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータの昇降路の
壁面に対する孔あけ位置を設定する際に用いて好適な孔
あけ位置設定装置に関する。
壁面に対する孔あけ位置を設定する際に用いて好適な孔
あけ位置設定装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】エレベータの据付過程においては、昇降
路の壁面にハンマードリル等を用いて孔あけし、その孔
にアンカーボルトを装着することによって、ガイドレー
ル支持用のブラケットを昇降路に固定する必要がある。
したがって、アンカーボルトを装着するための孔の位置
決め作業が重要であり、従来、かかる孔あけ位置の設定
に際しては、昇降路の上方からピアノ線を吊り下げ、こ
のピアノ線を基準にして水準器や曲尺（サシガネ）を使
用しながら孔あけ位置を割り出し、昇降路の壁面にその
位置をマーキングするという手法が採用されている。
路の壁面にハンマードリル等を用いて孔あけし、その孔
にアンカーボルトを装着することによって、ガイドレー
ル支持用のブラケットを昇降路に固定する必要がある。
したがって、アンカーボルトを装着するための孔の位置
決め作業が重要であり、従来、かかる孔あけ位置の設定
に際しては、昇降路の上方からピアノ線を吊り下げ、こ
のピアノ線を基準にして水準器や曲尺（サシガネ）を使
用しながら孔あけ位置を割り出し、昇降路の壁面にその
位置をマーキングするという手法が採用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の孔あけ位置設定作業は、水準器や曲尺を使い分
けて孔あけ位置を割り出さねばならず、また、昇降路壁
面から離れているピアノ線を基準線として一点を定める
ため三方向の直角度をチェックしなければならないの
で、設定作業が煩雑で作業者の熟練を要していた。
た従来の孔あけ位置設定作業は、水準器や曲尺を使い分
けて孔あけ位置を割り出さねばならず、また、昇降路壁
面から離れているピアノ線を基準線として一点を定める
ため三方向の直角度をチェックしなければならないの
で、設定作業が煩雑で作業者の熟練を要していた。
【０００４】本発明はこのような孔あけ位置設定作業の
現状に鑑みてなされたもので、その目的は、熟練者でな
くとも昇降路壁面に対する孔あけ位置を精度良く簡単に
設定することができる孔あけ位置設定装置を提供するこ
とにある。
現状に鑑みてなされたもので、その目的は、熟練者でな
くとも昇降路壁面に対する孔あけ位置を精度良く簡単に
設定することができる孔あけ位置設定装置を提供するこ
とにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記した本発明の目的
は、昇降路の壁面に向けてスポット光を照射する水平方
向位置表示手段と、昇降路内に立設されたガイドレール
に沿って移動させることにより基準点からの垂直方向距
離を測定する垂直方向位置測定手段と、該垂直方向位置
測定手段からの出力信号に基づいて上記垂直方向距離を
表示する垂直方向位置表示手段とを備え、該垂直方向位
置表示手段の表示内容を視認してから上記スポット光の
位置にて孔あけを行うようにすることによって達成され
る。
は、昇降路の壁面に向けてスポット光を照射する水平方
向位置表示手段と、昇降路内に立設されたガイドレール
に沿って移動させることにより基準点からの垂直方向距
離を測定する垂直方向位置測定手段と、該垂直方向位置
測定手段からの出力信号に基づいて上記垂直方向距離を
表示する垂直方向位置表示手段とを備え、該垂直方向位
置表示手段の表示内容を視認してから上記スポット光の
位置にて孔あけを行うようにすることによって達成され
る。
【０００６】
【作用】上記手段によれば、作業者は孔あけ位置設定装
置をガイドレールに押しつけた状態で保持しつつ、次の
孔あけ位置に相当する距離程度作業床を移動させ、垂直
方向位置表示手段の表示内容を見ながら、その値が所定
値となるように孔あけ位置設定装置を上下動させ、所定
値となった位置において、水平方向位置表示手段から昇
降路の壁面に向けて照射されるスポット光の照射位置を
マーキングして孔あけ位置を設定することができる。
置をガイドレールに押しつけた状態で保持しつつ、次の
孔あけ位置に相当する距離程度作業床を移動させ、垂直
方向位置表示手段の表示内容を見ながら、その値が所定
値となるように孔あけ位置設定装置を上下動させ、所定
値となった位置において、水平方向位置表示手段から昇
降路の壁面に向けて照射されるスポット光の照射位置を
マーキングして孔あけ位置を設定することができる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１および図２を
参照して説明する。ここで、図１は本実施例に係る孔あ
け位置設定装置の使用時の平面図、図２は該孔あけ位置
設定装置の使用時の正面図をそれぞれ示している。
参照して説明する。ここで、図１は本実施例に係る孔あ
け位置設定装置の使用時の平面図、図２は該孔あけ位置
設定装置の使用時の正面図をそれぞれ示している。
【０００８】図１，２に示すように、この孔あけ位置設
定装置は、昇降路１内に仮固定状態で立設されたガイド
レール２に沿って転動可能な３個のローラ３ａ，３ｂ，
３ｃと、ローラ３ａをガイドレール２に向けて付勢する
スプリング４と、ローラ３ｃに直結されている垂直方向
位置測定手段としてのエンコーダ５と、このエンコーダ
５の出力信号に基づいて算出した距離を表示部６ａに表
示する垂直方向位置表示手段６と、昇降路１の壁面８に
孔あけされる左右一対の孔間の水平距離に予め設定して
２個取り付けられている水平方向位置表示手段としての
光放出器７ａ，７ｂと、作業床１０に乗った図示せぬ作
業者が把持するためのハンドル１１と、光放出器７ａ，
７ｂからそれぞれ放出されるスポット光９ａ，９ｂの水
平度をチェックするための下げ振り１２とを具備してお
り、これら各部材はベース１３に支持されている。な
お、この孔あけ位置設定装置をガイドレール２に沿って
移動させる際には、作業者がハンドル１１を把持してロ
ーラ３ｂをガイドレール２の表面に押しつけながら転動
させ、このときローラ３ａ，３ｃもスプリング４の付勢
力によってガイドレール２の表面に密着した状態で転動
する。また、下げ振り１２の後ろ側には、図示せぬケガ
キ線がベース１３の表面に付されている。
定装置は、昇降路１内に仮固定状態で立設されたガイド
レール２に沿って転動可能な３個のローラ３ａ，３ｂ，
３ｃと、ローラ３ａをガイドレール２に向けて付勢する
スプリング４と、ローラ３ｃに直結されている垂直方向
位置測定手段としてのエンコーダ５と、このエンコーダ
５の出力信号に基づいて算出した距離を表示部６ａに表
示する垂直方向位置表示手段６と、昇降路１の壁面８に
孔あけされる左右一対の孔間の水平距離に予め設定して
２個取り付けられている水平方向位置表示手段としての
光放出器７ａ，７ｂと、作業床１０に乗った図示せぬ作
業者が把持するためのハンドル１１と、光放出器７ａ，
７ｂからそれぞれ放出されるスポット光９ａ，９ｂの水
平度をチェックするための下げ振り１２とを具備してお
り、これら各部材はベース１３に支持されている。な
お、この孔あけ位置設定装置をガイドレール２に沿って
移動させる際には、作業者がハンドル１１を把持してロ
ーラ３ｂをガイドレール２の表面に押しつけながら転動
させ、このときローラ３ａ，３ｃもスプリング４の付勢
力によってガイドレール２の表面に密着した状態で転動
する。また、下げ振り１２の後ろ側には、図示せぬケガ
キ線がベース１３の表面に付されている。
【０００９】次に、上記の如くに構成された孔あけ位置
設定装置を用いた設定作業について説明する。
設定装置を用いた設定作業について説明する。
【００１０】作業者は、本装置を携帯して作業床１０上
に乗り込み、孔あけが完了した孔に装着された最上方の
ブラケット用アンカーボルト（図示せず）の位置にスポ
ット光９ａ，９ｂを合致させてローラ３ｂをガイドレー
ル２に押しつけ、該アンカーボルトの位置を基準点とす
る。そして、ローラ３ａ，３ｂ，３ｃをガイドレール２
の表面に沿って転動させながら本装置を保持しつつ、作
業床１０を移動させ、基準点からの垂直方向距離を測定
するエンコーダ５の出力信号に基づく表示部６ａの表示
がブラケットピッチとほぼ同等になったときに作業床１
０を停止させ、しかる後、作業者が表示部６ａを見なが
らハンドル１１を上下動させることによって、本装置の
基準点からの垂直方向距離を精度良く簡単に所定値に設
定することができる。こうして垂直方向距離の位置合わ
せが完了したなら、ベース１３に付されたケガキ線と下
げ振り１２とのずれを修正することによって本装置の傾
きを直し、この状態を保ったまま、光放出器７ａ，７ｂ
から昇降路１の壁面８に向けて照射されるスポット光９
ａ，９ｂの照射位置をマーキングして孔あけ位置を設定
し、以下同様の手順を繰り返すことで、ガイドレール２
を壁面８に本固定するために必要なすべての孔あけ位置
設定作業を行うことができる。
に乗り込み、孔あけが完了した孔に装着された最上方の
ブラケット用アンカーボルト（図示せず）の位置にスポ
ット光９ａ，９ｂを合致させてローラ３ｂをガイドレー
ル２に押しつけ、該アンカーボルトの位置を基準点とす
る。そして、ローラ３ａ，３ｂ，３ｃをガイドレール２
の表面に沿って転動させながら本装置を保持しつつ、作
業床１０を移動させ、基準点からの垂直方向距離を測定
するエンコーダ５の出力信号に基づく表示部６ａの表示
がブラケットピッチとほぼ同等になったときに作業床１
０を停止させ、しかる後、作業者が表示部６ａを見なが
らハンドル１１を上下動させることによって、本装置の
基準点からの垂直方向距離を精度良く簡単に所定値に設
定することができる。こうして垂直方向距離の位置合わ
せが完了したなら、ベース１３に付されたケガキ線と下
げ振り１２とのずれを修正することによって本装置の傾
きを直し、この状態を保ったまま、光放出器７ａ，７ｂ
から昇降路１の壁面８に向けて照射されるスポット光９
ａ，９ｂの照射位置をマーキングして孔あけ位置を設定
し、以下同様の手順を繰り返すことで、ガイドレール２
を壁面８に本固定するために必要なすべての孔あけ位置
設定作業を行うことができる。
【００１１】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、作業者が垂直方向位置表示手段の表示内容を見な
がら孔あけ位置設定装置を上下動させて垂直方向の位置
決めを行った後、水平方向位置表示手段から昇降路の壁
面に向けて照射されるスポット光の照射位置をマーキン
グすることで、孔あけ位置が精度良く簡単に設定できる
ので、従来の孔あけ位置設定作業のような煩雑さがなく
なり、熟練者でなくとも十分に設定作業を遂行すること
ができる。
れば、作業者が垂直方向位置表示手段の表示内容を見な
がら孔あけ位置設定装置を上下動させて垂直方向の位置
決めを行った後、水平方向位置表示手段から昇降路の壁
面に向けて照射されるスポット光の照射位置をマーキン
グすることで、孔あけ位置が精度良く簡単に設定できる
ので、従来の孔あけ位置設定作業のような煩雑さがなく
なり、熟練者でなくとも十分に設定作業を遂行すること
ができる。
【図１】本発明の一実施例に係る孔あけ位置設定装置の
使用時の平面図である。
使用時の平面図である。
【図２】該孔あけ位置設定装置の使用時の正面図であ
る。
る。
１ 昇降路 ２ ガイドレール ５ エンコーダ（垂直方向位置測定手段） ６ 垂直方向位置表示手段 ６ａ 表示部 ７ａ，７ｂ 光放出器（水平方向位置表示手段） ８ 壁面 ９ａ，９ｂ スポット光
Claims (1)
- 【請求項１】 昇降路の壁面に向けてスポット光を照射
する水平方向位置表示手段と、昇降路内に立設されたガ
イドレールに沿って移動させることにより基準点からの
垂直方向距離を測定する垂直方向位置測定手段と、該垂
直方向位置測定手段からの出力信号に基づいて上記垂直
方向距離を表示する垂直方向位置表示手段とを備え、該
垂直方向位置表示手段の表示内容を視認してから上記ス
ポット光の位置にて孔あけを行うようにしたことを特徴
とする孔あけ位置設定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28189691A JPH0597346A (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | 孔あけ位置設定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28189691A JPH0597346A (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | 孔あけ位置設定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0597346A true JPH0597346A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17645471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28189691A Pending JPH0597346A (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | 孔あけ位置設定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0597346A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010037054A (ja) * | 2008-08-05 | 2010-02-18 | Toshiba Elevator Co Ltd | レールブラケットの取り付け穴の位置出し装置、およびガイドレールの据え付け方法 |
| CN110683451A (zh) * | 2018-07-06 | 2020-01-14 | 株式会社日立大厦系统 | 电梯安装装置 |
| WO2020039596A1 (ja) * | 2018-08-24 | 2020-02-27 | 三菱電機株式会社 | エレベーターのマーキング位置決め装置 |
-
1991
- 1991-10-03 JP JP28189691A patent/JPH0597346A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010037054A (ja) * | 2008-08-05 | 2010-02-18 | Toshiba Elevator Co Ltd | レールブラケットの取り付け穴の位置出し装置、およびガイドレールの据え付け方法 |
| CN110683451A (zh) * | 2018-07-06 | 2020-01-14 | 株式会社日立大厦系统 | 电梯安装装置 |
| WO2020039596A1 (ja) * | 2018-08-24 | 2020-02-27 | 三菱電機株式会社 | エレベーターのマーキング位置決め装置 |
| KR20210025661A (ko) | 2018-08-24 | 2021-03-09 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 엘리베이터의 마킹 위치 결정 장치 |
| JPWO2020039596A1 (ja) * | 2018-08-24 | 2021-08-10 | 三菱電機株式会社 | エレベーターのマーキング位置決め装置 |
| US11981538B2 (en) | 2018-08-24 | 2024-05-14 | Mitsubishi Electric Corporation | Marking positioning device for elevator |
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