JPH0597074U - コネクタ - Google Patents

コネクタ

Info

Publication number
JPH0597074U
JPH0597074U JP4944992U JP4944992U JPH0597074U JP H0597074 U JPH0597074 U JP H0597074U JP 4944992 U JP4944992 U JP 4944992U JP 4944992 U JP4944992 U JP 4944992U JP H0597074 U JPH0597074 U JP H0597074U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
male
connector
base end
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4944992U
Other languages
English (en)
Inventor
純一 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP4944992U priority Critical patent/JPH0597074U/ja
Publication of JPH0597074U publication Critical patent/JPH0597074U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 通電状態で挿抜を行なった際にもコンタクト
の損傷を防ぐことができ、信頼性を増した電気的接続が
行なえるコネクタを提供する。 【構成】 雌コネクタ4は絶縁体42に固定される接触
バネ片43と端子片44を備え、接触バネ片43は絶縁
体42に固定された基端部43aと、基端部43aの一
端を折り返して斜め後方に延伸された摺動バネ部43b
と、摺動バネ部43bの先端から基端部43a側に折り
曲げ延伸されその先端に形成された接点部43cから成
り、端子片44は接触バネ片43の接点部43cと基端
部43aとの間に配置された接触部44aを有し、雄コ
ネクタ3の雄コンタクト31を摺動バネ部43bに当接
摺動して撓ませ、接点部43cを接触部44aに接触さ
せて雄、雌コネクタ3,4を接続することを特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は摺動嵌合方式のコネクタに係り、特に通電状態の挿抜でコンタクト同 士の良好な接触が得られるコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子計算機等の電子機器においては、保守作業等のため通電状態にてコ ネクタの挿抜が行なわれるものがある。この種のコネクタは、図4に示す如く雄 コネクタ1と雌コネクタ2から構成される。雄コネクタ1は絶縁体12にピン状 の雄コンタクト11が植設され、又、雌コネクタ2は絶縁性のハウジング22に 導電材料から形成された雌コンタクト21を配設している。即ち、雌コンタクト 21は一端側の端子部21aをハウジング22の後面より突出し、端子部21a に連続する保持部21bをハウジング22の側壁22bに設けた貫通孔22cに 固定している。又、保持部21bに続く接触バネ部21cは、凹部22aの開口 付近で折り返された後、側壁22bから次第に離れる方向に傾斜延出される。そ の接触バネ部21cには、先端部分を側壁22b側に折り曲げることによって接 点部21dが形成されている。次に、雄コネクタ1と雌コネクタ2とを嵌合する には、雄コネクタ1の雄コンタクト11を雌コネクタ2の凹部22a内に挿入し 、雄コンタクト11の先端部分を雌コンタクト21の接触バネ部21cに当接さ せる。次いで、雄コンタクト11は雄、雌コネクタ1、2の嵌合に伴って凹部2 2aの側壁22b側に接触バネ部21cを弾性的に偏移させつつ、接触バネ部2 1cの板面に沿って摺動する。その後、最終的には図4(b)に示す如く、雄コ ンタクト11の先端部分が雌コンタクト21の接触バネ部21cの接点部21d を乗り越えた状態で、雄、雌コネクタ1、2同士の嵌合が完了する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述した雄、雌コネクタ1、2同士の挿抜が通電状態で行なわれる と、雄コンタクト11と接触バネ部21cとの間にアーク放電が発生する。この 為、雌コンタクト21の接触バネ部21cには、コネクタの挿抜時の摺接による 機械的な摩耗と共に、アーク放電による損傷も加わることになり、この両者の相 乗効果によってそのバネ性が早期に劣化して、雄、雌コンタクト11、21同士 の正常な接触力を保てず、雄、雌コネクタの信頼性ある接続が得られなかった。 本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、通電状態でコネクタの挿抜を行 なった場合でもコンタクトの損傷を防ぎ、信頼性を増した電気的接続が行なえる コネクタを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は雄、雌コネクタ同士を互いに摺動嵌合させるコネクタにおいて、上記 雌コネクタは絶縁体に固定された接触バネ片と端子片を備え、上記接触バネ片は 上記絶縁体に固定された基端部と、基端部の一端を折り返して斜め後方に延伸さ れた摺動バネ部と、摺動バネ部の先端から基端部側に折り曲げ延伸されその先端 に形成された接点部から成り、上記端子片は上記接触バネ片の接点部と基端部と の間に配置された接触部を有し、上記雄コネクタの雄コンタクトを上記摺動バネ 部に当接摺動して撓ませ、上記接点部を上記接触部に接触させて上記雄、雌コネ クタを接続するものである。
【0005】 以上の如く構成された本考案のコネクタでは、上記雄、雌コネクタ同士を嵌合 する場合、上記雄コンタクトが上記雌コンタクトの接触バネ片の摺動バネ部に沿 って摺動している間は、上記接触バネ片の接点部と端子片の接触部は互いに離間 している為、上記雄、雌コンタクト間には通電されない。この為、上記雄コンタ クトと雌コンタクトの摺動バネ部との間にはアーク放電が起きず、従来例のよう な摺動時の摩耗とアーク放電との相乗効果による消耗を防止することができる。 更に上記雄、雌コネクタ同士の嵌合が進み上記雄コンタクトの先端部分が上記接 触バネ片の接点部に達したところで、上記接点部と上記端子片の接触部とが接触 し通電状態になり嵌合を終了する。この場合、上記接点部の表面に耐熱性の高い 材料で表面処理を施すことでアーク放電による接点部の消耗が抑えられ、雄、雌 コネクタ同士の電気的接続の信頼性を増したコネクタが得られる。
【0006】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は雄コネクタ3と雌 コネクタ4とが嵌合される前のコネクタを示している。雄コネクタ3は絶縁体3 2にピン状の雄コンタクト31が植設され、又、雌コネクタ4は、絶縁性のハウ ジング42に雌コンタクト41を構成する接触バネ片43と端子片44とが配設 されている。接触バネ片43は弾性を有する金属板、例えばリン青銅板から帯状 に打ち抜き曲げ加工を施すことにより、従来例の雌コンタクト21の接触バネ部 21cとほぼ同一の形状に形成される。即ち、接触バネ片43はハウジング42 に固定される基端部43aと、基端部43aの一端側延長部分を折り返した後基 端部43aから遠ざかる方向に延伸する摺動バネ部43bと、摺動バネ部43b の先端に形成された接点部43cから成る。接点部43cは摺動バネ部43bの 先端を基端部43a側に近付く方向へ折り曲げ延出し、その先端部を逆方向に折 り曲げることにより基端部43側に突出する接点43eを設けている。尚、上述 した接触バネ片43の図中斜線で示す基端部43a及び摺動バネ部43bの表面 には、例えばニッケル、パラジウム等の耐摩耗性に優れた材料によってメッキ、 又はクラッド処理が施されている。又、接触バネ片43の接点部43cには、ア ーク放電による溶融を防ぐ為、例えば白金合金等の高耐熱性の材料によってメッ キ又はクラッド処理が施されている。一方、端子片44は導電材料からなる帯板 状で接触バネ片43の接点43eに接触する接触部44aと、ハウジング42に 取り付けられる固定部44bと、プリント基板等に接続される端子部44cとを 一端から順に一体形成されている。尚、端子片44の接触部44a部分にも、ア ーク放電による溶融を防ぐため白金合金等によりメッキ、又はクラッド処理が施 されている。次に、上記接触バネ片43及び端子片44を配設するハウジング4 2は、絶縁材料により略直方体形状に成形されたものであり、その前面には、雄 コネクタ3が嵌合される凹部42aを設けている。凹部42aの下側の側壁42 bには、接触バネ片43の基端部43aが圧入される貫通孔42cを長手方向に 配設している。又、側壁42bに近接する凹部42aの底壁42dには、端子片 44の固定部44bが圧入される貫通孔42eを側壁42bの貫通孔42cに対 向させ、且つ、側壁42bの内面に沿うように配設している。次に、接触バネ片 43と端子片44をハウジング42に組み込む際、端子片44はハウジング42 の後面から貫通孔42eに、接触部44a側を先にして挿入される。この為、端 子片44は側壁42bの内壁面上に接触部44aを位置させ、且つ、端子部44 cをハウジング42の後面から突出させた状態で固定部44bが貫通孔42eに 圧入される。接触バネ片43は摺動バネ部43bを上方に向け、且つ、基端部4 3aを先にしてハウジング42の凹部42a側より貫通孔42cに挿入し、基端 部43aを貫通孔42cに圧入する。その場合、接触バネ片43は接触部43c の接点43eを端子片44の接触部44aに対向させると共に、自己の弾性力に よって端子片44の接触部44aから接点43eを離反させた状態で、ハウジン グ42の凹部42a内に取り付けられる。
【0007】 以上の如く組み立てられた雌コネクタ4に雄コネクタ3を嵌合させるには、図 1の如く雄、雌コネクタ3、4同士を向い合わせた後、図2(a)に示す様に雄 コネクタ3の雄コンタクト31を雌コネクタ4の凹部42a内に挿入して行く。 この為、挿入過程において、先ず、雄コンタクト31が接触バネ片43の摺動バ ネ部43bに当接するが、この時、接触バネ片43の接点部43cと端子片44 の接触部44aは離れた状態にあるので、雄コンタクト31と摺動バネ部43b との間にアーク放電を生じることはない。その後、更に挿入を進めて行くと、雄 コンタクト31は摺動バネ部43bの板面上を摺接して摺動バネ部43bを下方 へ弾性偏位させ、接点43eを端子片44の接触部44aに接触し、雄、雌コネ クタ3、4間が通電状態になる。最終的には、雄コンタクト31の先端部分が摺 動バネ部43bの先端に続く湾曲部43dを乗り越えたところで、雄、雌コネク タ3、4間の嵌合が終了する。この様に本考案では、雄コネクタ3の雄コンタク ト31が雌コネクタ4の接触バネ片43の摺動バネ部43bに摺接した後これと は別の位置に設けた接点43eが端子片44に接触するようになっている。従っ て、雄コンタクト31は摺動バネ部43bに摺接するだけでその間にアーク放電 が生じることはない。この為、従来例の様なアーク放電と摺接摩耗との相乗効果 により摺動バネ部43bが早期に損傷劣化して接続信頼性が低下するおそれはな い。尚、実施例の如く摺動バネ部43bの表面に耐摩耗性の高い材料により表面 処理を施すことで摺接によるその部分の摩耗を更に防げる。又、実施例の如く接 点部43cの表面に耐熱性の高い材料で表面処理を施すことで、アーク放電によ る損傷を防止できる。次に、図3は本考案の他の実施例を示している。即ち、接 触バネ片52と端子片53とを絶縁体51にモールドインすることによって雌コ ンタクト5を構成し、その雌コンタクト5を図示しないハウジングに取り付ける ことにより雌コネクタを組み立てるようにしなものである。
【0008】
【考案の効果】
この考案は上記実施例によって説明したように、雄コネクタを雌コネクタに嵌 合する場合、雄コンタクトが雌コネクタの接触バネ片の摺動バネ部に摺接した後 、これとは別の位置に設けた接点が端子片に接触するようになっている。従って 、雄コンタクトは摺動バネ部に摺接するだけでその間にアーク放電が生じること はない。この為、従来例の様なアーク放電と摺接摩耗との相乗効果により摺動バ ネ部が早期に損傷劣化してしまう恐れはない。又、摺動バネ部の表面に耐摩耗性 の高い材料により表面処理を施すことで摺接による摩耗を防げる。更には、接点 部の表面に耐熱性の高い材料で表面処理を施すことでアーク放電による損傷も防 止でき、電気的接続の信頼性を高めたコネクタを提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るコネクタの断面図。
【図2】(a),(b)は図1のコネクタの嵌合過程を
示す説明図。
【図3】本考案の他の実施例を説明する断面図。
【図4】(a),(b)は従来のコネクタを説明する断
面図。
【符号の説明】
3 雄コネクタ 31 雄コンタクト 4 雌コネクタ 42 ハウジング 43 接触バネ片 43a 基端部 43b 摺動バネ部 43c 接点部 44 端子片 44a 接触部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄、雌コネクタ同士を互いに摺動嵌合さ
    せるコネクタにおいて、上記雌コネクタは絶縁体に固定
    された接触バネ片と端子片を備え、上記接触バネ片は上
    記絶縁体に固定された基端部と、基端部の一端を折り返
    して斜め後方に延伸された摺動バネ部と、摺動バネ部の
    先端から基端部側に折り曲げ延伸されその先端に形成さ
    れた接点部から成り、上記端子片は上記接触バネ片の接
    点部と基端部との間に配置された接触部を有し、上記雄
    コネクタの雄コンタクトを上記摺動バネ部に当接摺動し
    て撓ませ、上記接点部を上記接触部に接触させて上記
    雄、雌コネクタを接続することを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 上記摺動バネ部の表面は耐摩耗性材料に
    より表面処理が施され、上記接点部の表面には耐熱性材
    料により表面処理が施されていることを特徴とする請求
    項1に記載のコネクタ。
JP4944992U 1992-06-04 1992-06-04 コネクタ Pending JPH0597074U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4944992U JPH0597074U (ja) 1992-06-04 1992-06-04 コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4944992U JPH0597074U (ja) 1992-06-04 1992-06-04 コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0597074U true JPH0597074U (ja) 1993-12-27

Family

ID=12831453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4944992U Pending JPH0597074U (ja) 1992-06-04 1992-06-04 コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0597074U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009146780A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Panasonic Electric Works Co Ltd 直流接続装置
US9882300B2 (en) 2014-12-05 2018-01-30 Fujitsu Component Limited Connector

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60251285A (ja) * 1984-05-25 1985-12-11 Showa Denko Kk 電気接点のめつき用表面処理剤
JPH01115071A (ja) * 1987-10-28 1989-05-08 Shinko Electric Ind Co Ltd 防錆処理被膜層を有する接触部品及びその製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60251285A (ja) * 1984-05-25 1985-12-11 Showa Denko Kk 電気接点のめつき用表面処理剤
JPH01115071A (ja) * 1987-10-28 1989-05-08 Shinko Electric Ind Co Ltd 防錆処理被膜層を有する接触部品及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009146780A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Panasonic Electric Works Co Ltd 直流接続装置
US9882300B2 (en) 2014-12-05 2018-01-30 Fujitsu Component Limited Connector

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1172893B1 (en) Electrical receptacle terminal and connection structure thereof with pin terminal
JP3337318B2 (ja) コネクタ
JPH0324036B2 (ja)
JPH10503319A (ja) 電気端子
US6231396B1 (en) Jack connector
AU591635B2 (en) Electrical connector
JP2000067974A (ja) 電気端子
CA1265221A (en) Electrical connecting terminal for a connector
JP2001155808A (ja) 雌形接続端子
CA2016132C (en) Separable electrical connector
KR19980702909A (ko) 전기 리셉터클 어셈블리 및 그를 위한 스프링컨택트
JP2868405B2 (ja) 雌型端子
US7086912B2 (en) Electrical terminal having resistance against mating terminal removal
JP2005019144A (ja) コネクタ
JP2003017162A (ja) コネクタ
US6276942B1 (en) Terminal for board to board connector
US6428366B1 (en) Electrical terminal socket and method of fabricating same
JPH0597074U (ja) コネクタ
JP2004363017A (ja) コネクタ
JP3906786B2 (ja) 回路基板用コネクタおよび端子圧入治具
JP2000277194A (ja) 嵌合型接続端子
JP2003338333A (ja) プリント基板用端子
JPH0332057Y2 (ja)
WO2021131593A1 (ja) 雄端子
JPS5911415Y2 (ja) 雌型電気接続子

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980407