JPH0596848U - スライドアップスクリーン - Google Patents
スライドアップスクリーンInfo
- Publication number
- JPH0596848U JPH0596848U JP043432U JP4343292U JPH0596848U JP H0596848 U JPH0596848 U JP H0596848U JP 043432 U JP043432 U JP 043432U JP 4343292 U JP4343292 U JP 4343292U JP H0596848 U JPH0596848 U JP H0596848U
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- Japan
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- screen
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- Pending
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- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 パンタグラフリンク4の下部リンク4aと上
部リンク4bとを折畳み自在にピン連結し、且つこれら
下部リンクと上部リンクとに引張りばね15とワイヤロ
ープ16とからなるオープニング機構10を掛け渡して
なるスライドアップスクリーン1。 【効果】 下部リンクと上部リンクとがくの字からIの
字になろうとする作用でスクリーンが立ち上げることに
したので、従来のガスシリンダを無くすことができ、全
体として簡潔になりスライドアップスクリーンの軽量化
が実現できる。
部リンク4bとを折畳み自在にピン連結し、且つこれら
下部リンクと上部リンクとに引張りばね15とワイヤロ
ープ16とからなるオープニング機構10を掛け渡して
なるスライドアップスクリーン1。 【効果】 下部リンクと上部リンクとがくの字からIの
字になろうとする作用でスクリーンが立ち上げることに
したので、従来のガスシリンダを無くすことができ、全
体として簡潔になりスライドアップスクリーンの軽量化
が実現できる。
Description
【0001】
本考案はスライドアップスクリーンの改良に関する。
【0002】
図6は従来のスライドアップスクリーンの背面図であり、スクリーン100は 横長の収納箱101に回転自在に収められたスクリーン巻取パイプ102に回巻 され、スクリーン100の一端(上端)がガスシリンダ103,103で駆動さ れるパンタグラフリンク104の上端に係止されていている。
【0003】 上記ガスシリンダ103は高圧のガスが封入されていて、ピストンロッド10 3aがシリンダに押込まれる(以下、「退動」という)と封入ガスが圧縮され、 ピストンロッド103aを押出そうとする(以下、「進動」という)。
【0004】 図において、P1で示した使用状態のスクリーン100を収納箱101に収納 するには、電動機(図示せず)でスクリーン巻取パイプ102を巻取方向に回転 する。すると、スクリーン100は引下げられ、結果、パンタグラフリンク10 4はP2の状態を介して、P3の如く折畳まれる。P3ではガスシリンダ103 ,103に大きなエネルギが蓄えられる。
【0005】 収納されているスクリーン100を使用のためにセットするには、P3→P2 →P1の順で立ち上げればよい。
【0006】
上記P3においてガスシリンダ103はごく水平に近い。収納箱102の高さ 寸法を小さくする課程でそうなった訳である。 しかし、ガスシリンダ103がごく水平に近いと不要な水平分力が大きく、肝 心の垂直分力は小さくなり、その結果、P3→P2間のスクリーン100の立上 りが遅く、不安定である。 ガスシリンダ103の傾斜を確保すると、収納箱102の高さが増大するいう 不都合がある。
【0007】 また、ガスシリンダ103は高圧に耐えるように厚肉のチューブで構成されて いるために重く、スライドアップスクリーンの重量増加の原因になっている。
【0008】 そこで本考案の目的は、収納箱の高さが小さいにもかかわらず、スクリーンの 初期立上りが円滑であり、且つ軽量のスライドアップスクリーンを提供すること にある。
【0009】
上記目的を達成するために本考案は、パンタグラフリンクの下部リンクと上部 リンクとを折畳み自在にピン連結し、且つこれら下部リンクと上部リンクとに引 張りばねとワイヤロープとからなるオープニング機構を掛け渡したことを特徴と する。
【0010】
ワイヤロープが緊張しているので、下部リンクと上部リンクはくの字からIの 字になろうとし、もってスクリーンが立ち上げられる。
【0011】
本考案の実施例を添付図面に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向 きに見るものとする。
【0012】 図1は本考案のスライドアップスクリーンの背面図であり、スライドアップス クリーン1は、上面が開口した収納箱2の内部中央にブラケット3を起設し、こ のブラケット3に菱形パンタグラフリンク4(下部リンク4a,4aと上部リン ク4b,4bとからなる。)の下部をピン係止し、パンタグラフリンク4の上端 にプレート5を介して上蓋6を取付け、この上蓋6の側面にスクリーン7の上縁 を固定し、一方、収納箱2の内部に別のブラケット8,8を介して、スクリーン 巻取パイプ9を回転可能に水平保持し、且つ、下部リンク4a,4a内部と上部 リンク4b,4b内部にオープニング機構10,10を掛け渡してなる。
【0013】 図2は本考案のスライドアップスクリーンの側面図であり、スクリーン巻取パ イプ9に回巻きされているスクリーン7は上蓋6でセット状態まで引き上げられ る。
【0014】 図3は本考案のパンタグラフリンクおよびオープニング機構の拡大図である。 下部リンク4aは、詳しくは、角パイプ4cの下端にエンドシャフト4dを嵌 合し、上端に断面コ字形のブラケット4eをビス止めしてなる。エンドシャフト 4dは図示せぬビスで角パイプ4cに固定され、必要に応じてそれらは分解、組 立される。
【0015】 上部リンク4bは、角パイプ4fの上端にエンドシャフト4gを嵌合し、ビス 止めし、下端にプーリ部11のネック12を嵌合し、ビス止めしてなる。 上記プーリ部11はかたつむり形を呈している。 プーリ部11の偏心中心をブラケット4eにピン13にて結合することで上部 ・下部リンク4a,4bが連結されている。
【0016】 オープニング機構10は引張りばね15とワイヤロープ16と前記プーリ部1 1とからなり、引張りばね15は下部リンク4aの下部のエンドシャフト4dに 係止され下部リンク4aに沿って延設される。
【0017】 図4は図3の4矢視図であり、引張りばね15の上部に掛けられたワイヤーロ プ16は、下部リンク4aの角パイプ4c内を通り、前記プーリ部11の2条の 溝11a,11aに嵌合し、ネック12を貫通し、上部リンク4bの角パイプ4 f内へ延ばされ、そこでクランパ17により止められている。従って、図3に示 す通りワイヤロープ16はかたつむり形のプーリ部11を経由して下部リンク4 aと上部リンク4bとを結んでいることになる。
【0018】 以上の構成からなるオープニング機構の作用を次に説明する。 図3において、ワイヤロープ16が緊張しているので、下部リンク4aと上部 リンク4bはくの字からIの字になろうとする。 スクリーン7が下げられ、リンク4a,4bが折畳まれると引張りばね15が 引張られて、上記緊張力は最大になる。
【0019】 図5は収納状態図であり、収納箱2からスクリーン7を立ち上げるには図2の 昇降スイッチ20のアップボタン21を押し、スクリーン巻取パイプ9を回転す る。 上記した通り、くの字をなす下部リンク4aと上部リンク4bとはIの字にな ろうとするので上蓋6は上昇し、図2の如くスクリーン7は立ち上りセットされ る。
【0020】 図3で説明したとおり、プーリ部11を本実施例ではかたつむり形にしたこと に特徴がある。図3では半径の大きな周面11bにワイヤロープ16が掛かって いるので引張りばね15は急激に長さが変わる。一方、半径の小さな周面11c では引張りばね15の長さの変化は小さい。 このことによって、引張りばね15がかなり伸びて弾性エネルギがすくなくな るところの上昇限付近での緊張力を十分に保持することができる。
【0021】 しかし、下部リンク4a,上部リンク4bをくの字からIの字に変換すること はプーリ部11が円又は円の一部でも可能であるから、プリー部11はワイヤロ ープ16を滑らかに折返すものであればよい。
【0022】 なお、本実施例では下部リンク4a,上部リンク4bを角パイプとしたが丸パ イプに変更してもよい。角パイプ若しくは丸パイプであれば引張りばね15の全 て及びワイヤロープ16の大部分が外から見えないので安全上及び美感上好まし い。引張りばね15及びワイヤロープ16の点検、交換はエンドシャフトを外し て行なえばよい。そこで、下部リンク4a,上部リンク4bをUやコ断面の型鋼 に変更して、組立、調整を容易にしてもよい。要は下部リンク4a,上部リンク 4bは必要に応じて形状を決定して差し支えない。
【0023】
以上に述べた通り本考案は、本考案は、パンタグラフリンクの下部リンクと上 部リンクとを折畳み自在にピン連結し、且つこれら下部リンクと上部リンクとに 引張りばねとワイヤロープとからなるオープニング機構を掛け渡すという極めて 簡単な構成で、下部リンクと上部リンクとがくの字からIの字になろうとする作 用でスクリーンが立ち上げることにしたので、初期立ち上がり動作が確実になり 、又、従来のガスシリンダを無くすことができたので、全体として簡潔になりス ライドアップスクリーンの軽量化が実現できる。
【0024】 また、ほぼ水平に折畳まれたパンタグラフリンクを容易に立ち上げることがで き、パンタグラフリンクを充分に水平に折畳めるので収納箱の高さ寸法を小さく することができる。
【図1】本考案のスライドアップスクリーンの背面図
【図2】本考案のスライドアップスクリーンの側面図
【図3】本考案のパンタグラフリンクおよびオープニン
グ機構の拡大図
グ機構の拡大図
【図4】図3の4矢視図
【図5】本考案のスライドアップスクリーンの収納状態
図
図
【図6】従来のスライドアップスクリーンの背面図
1…スライドアップスクリーン、2…収納箱、4…パン
タグラフリンク、4a…下部リンク、4b…上部リン
ク、7…スクリーン、9…スクリーン巻取パイプ、10
…オープニング機構、11…プーリ部、15…引張りば
ね、16…ワイヤロープ。
タグラフリンク、4a…下部リンク、4b…上部リン
ク、7…スクリーン、9…スクリーン巻取パイプ、10
…オープニング機構、11…プーリ部、15…引張りば
ね、16…ワイヤロープ。
フロントページの続き (72)考案者 渡辺 勝 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)考案者 植松 貞雄 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)考案者 高橋 実 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)考案者 長南 幸一 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)考案者 根津 美智子 東京都新宿区市谷加賀町1丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)考案者 下山 和夫 大阪府大阪市西成区南津守6丁目5番53号 株式会社オーエス内
Claims (1)
- 【請求項1】 スクリーンをパンタグラフリンクで吊り
上げることで使用状態にするところのスライドアップス
クリーンにおいて、前記パンタグラフリンクは下部リン
クと上部リンクとを折畳み自在にピン連結し、且つ引張
りばねとワイヤロープとで構成しくの字をなす下部リン
クと上部リンクをIの字に近づけるところのオープニン
グ機構を、上記下部リンクと上部リンクとに掛け渡して
なることを特徴としたスライドアップスクリーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP043432U JPH0596848U (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | スライドアップスクリーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP043432U JPH0596848U (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | スライドアップスクリーン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0596848U true JPH0596848U (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=12663541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP043432U Pending JPH0596848U (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | スライドアップスクリーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0596848U (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0636048U (ja) * | 1992-10-02 | 1994-05-13 | 株式会社オーエス | 卓上型映写スクリーン |
JP2006509249A (ja) * | 2002-12-10 | 2006-03-16 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 組み合わせ使用のためのディスプレイ装置及び電子機器 |
WO2006085504A1 (ja) * | 2005-02-10 | 2006-08-17 | Os Mfg Co., Ltd | 自立式昇降スクリーン |
JP2008516270A (ja) * | 2004-10-05 | 2008-05-15 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 巻込可能型表示装置 |
KR100968703B1 (ko) * | 2008-05-16 | 2010-07-06 | 박용균 | 이동수단을 구비한 상향식 전동스크린 |
JP2011028209A (ja) * | 2009-07-24 | 2011-02-10 | Guangzhou Grandview Crystal Screen Co Ltd | スクリーン装置 |
JP2011128510A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Guangzhou Grandview Crystal Screen Co Ltd | スクリーン装置 |
JP2017198970A (ja) * | 2016-04-29 | 2017-11-02 | エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド | ローラブルディスプレイ装置 |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP043432U patent/JPH0596848U/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0636048U (ja) * | 1992-10-02 | 1994-05-13 | 株式会社オーエス | 卓上型映写スクリーン |
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DE102017108588B4 (de) | 2016-04-29 | 2023-08-03 | Lg Display Co., Ltd. | Rollbare Anzeigevorrichtung |
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