JPH059683U - 分級機 - Google Patents

分級機

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JPH059683U
JPH059683U JP6385191U JP6385191U JPH059683U JP H059683 U JPH059683 U JP H059683U JP 6385191 U JP6385191 U JP 6385191U JP 6385191 U JP6385191 U JP 6385191U JP H059683 U JPH059683 U JP H059683U
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JP
Japan
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sieve
fine powder
chamber
classifier
powder
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Pending
Application number
JP6385191U
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English (en)
Inventor
暢哉 八田
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成が簡単で高い処理能力を得ることがで
き、且つ精粉と、篩上微粉と、篩下微粉とに分級するこ
とができる分級機を提供する。 【構成】 所要の傾斜角度を有する篩板33を内部に備
え、且つ該篩板33の上側に篩上室34を形成すると共
に篩板33の下側に篩下室35を形成した分級機ケーシ
ング32を設け、該分級機ケーシング32に、前記篩板
33の上端部上側に原粉36を供給する如く前記篩上室
34に接続した原粉投入口37と、前記篩下室35に形
成した篩下微粉取出し口38と、前記篩板33の下端部
にて前記篩上室34に連通し且つ下端に篩上微粉取出し
口39を形成した篩上微粉取出し部40と、前記篩上室
34に連通し精粉補集装置44に接続された精粉吸引口
41と、空気取入れ調整弁45を有して前記篩下室35
に接続した空気管47とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、微粉の分級を行う分級機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3はセメント製造設備に於けるセメント原料を予備粉砕装置20と本粉砕装 置30により二段階に粉砕することにより粉砕効率を上げるようにした一例を示 すもので、原料ホッパ1からのセメント原料2を、原料供給フィーダ3を介して クラッシャ或いはローラミル等のように乾燥能力があり、且つ粉砕能力に優れた 予備粉砕機21にて予備粉砕し、該予備粉砕した粉砕物22をコンベヤ23及び バケットエレベータ等の搬送装置24を介して篩式分級機25に導いて分級を行 うようにしている。
【0003】 篩式分級機25は、傾斜した篩板25aと該篩板25aを振動させる振動発生 装置25bとを備えており、前記篩式分級機25にて分離された篩上微粉26は コンベヤ27を介して前記原料供給フィーダ3に再び戻し、篩式分級機25によ って分離された篩下微粉28はコンベヤ29を介して微粉細性能が優れた横型の ボールミル4に、軸方向一端の粉砕物導入口5から導入して粉砕するようにして いる。ボールミル4は、略水平な軸を中心に回転する円筒体内に多数の鋼球(ボ ール)又は円筒体ペブルがつめられ、前記篩下微粉28の粉砕を行うようになっ ている。
【0004】 ボールミル4の他端出口チャンバ6からでた粉砕物7は、バケットエレベータ 等の搬送装置8により上部に搬送された後、エアスライド9等を介して空気式分 級機10に導かれるようになっている。
【0005】 空気式分級機10は、大気或いは熱ガスを一部吸引して循環を行う循環ファン 11による循環ガス12を利用して前記粉砕物7を精粉(製品)13と戻し粉1 4とに分級するようになっており、前記空気式分級機10で分級された戻し粉1 4はエアスライド15を介して前記ボールミル4の粉砕物導入口5に循環し、又 空気式分級機10で分級された精粉13は精粉搬出エアスライド16を介して製 品として取出すようにしている。
【0006】 又、ボールミル4の出口チャンバ6が、吸引管17によりボールミル集塵機1 8を介して集塵ファン19に接続されていると共に、前記循環ガス12の一部が 前記ボールミル集塵機18に導かれるように接続されており、ボールミル集塵機 18にて精粉13が分離され、分離された精粉13は前記精粉搬出エアスライド 16に投入されるようになっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記したような従来装置に於いては、予備粉砕機21にて予備粉砕し した粉砕物22を、単に振動する篩板25aを有した篩式分級機25にて篩上微 粉26と篩下微粉28とに分離するようにしているが、篩式分級機25は構成が 簡単で処理能力を上げることも比較的容易である反面、篩上微粉26と篩下微粉 28とに分離するのみであるために、ボールミル4に導入される篩下微粉28に は製品となる精粉13が多量に含まれており、従ってボールミル4では精粉13 を再び粉砕する過粉砕となってボールミル4の粉砕効率を著しく低下させ、ボー ルミル4の粉砕能力を低減する結果となっていた。
【0008】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなしたもので、構成が簡単で処理能力を 高く保持することができ、しかも精粉と、篩上微粉と、篩下微粉とに分級するこ とができる分級機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、所要の傾斜角度を有する篩板を内部に備え、且つ該篩板の上側に篩 上室を形成すると共に篩板の下側に篩下室を形成した分級機ケーシングを設け、 該分級機ケーシングに、前記篩板の上端部上側に原粉を供給する如く前記篩上室 に接続した原粉投入口と、前記篩下室に形成した篩下微粉取出し口と、前記篩板 の下端部にて前記篩上室に連通し且つ下端に篩上微粉取出し口を形成した篩上微 粉取出し部と、前記篩上室に連通し精粉補集装置に接続された精粉吸引口と、空 気取入れ調整弁を有して前記篩下室に接続した空気管とを備えたことを特徴とす る分級機、及び空気取入れ調整弁を有した空気管を、篩上微粉取出し部にも接続 するようにした分級機、に係るものである。
【0010】
【作用】
請求項1の考案では、篩下室に空気管を介して空気を供給し且つ篩上室を精粉 吸引口により吸引するようにしているので、原粉投入口から供給された粉砕物等 の原粉は篩板の下から上昇してくる空気により精粉が浮遊により分離されて吸引 口から精粉補集装置に導かれると共に、篩板を通り抜ける篩下微粉と篩板の上を 篩上微粉取出し部に向かう篩上微粉とに分級される。
【0011】 請求項2の考案では、篩板上で分離されなかった精粉を、篩上微粉取出し部に 供給する空気により更に確実に浮遊させて分離することができる。
【0012】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0013】 図1は本考案の分級機31の一例を示すもので、分級機ケーシング32の内部 に、所要の傾斜角度を有して篩板33を設け、該篩板33により前記分級機ケー シング32の内部に篩上室34と篩下室35を形成する。
【0014】 前記分級機ケーシング32に、前記篩板33の上端部上側に原粉36を供給す る如く前記篩上室34に接続した原粉投入口37を設けると共に、前記篩下室3 5に篩下微粉28を取出す篩下微粉取出し口38を形成する。又前記篩板33の 下端部に、前記篩上室34に連通し且つ下端に篩上微粉26を取出す篩上微粉取 出し口39を有した篩上微粉取出し部40を形成する。
【0015】 更に、前記篩上室34に連通する精粉吸引口41を設け、該精粉吸引口41を 吸引ファン42とサイクロン式或いはバグフィルタ式等の捕集機43とからなる 精粉捕集装置44に接続する。更に、前記篩下室35に、空気取入れ調整弁45 を有して空気46の供給量を調整可能にした空気管47を接続する。
【0016】 又、前記篩上微粉取出し部40に、空気取入れ調整弁48を有して空気46の 供給量を調整するようにした空気管49を接続する。
【0017】 上記構成によれば、篩下室35に空気管47を介して空気46を供給し、且つ 篩上室34を精粉吸引口41を介して精粉捕集装置44の吸引ファン42により 吸引するようにしているので、原粉投入口37から原粉36を投入すると、原粉 36は篩板33の下から上昇してくる空気46により精粉13が浮遊して分離さ れ、精粉吸引口41から精粉捕集装置44に導かれて捕集機43に補集される。
【0018】 空気46に浮遊して分離されない微粉は、篩板33上を流動しつつ篩板33を 通り抜ける篩下微粉28と篩板33の上を篩上微粉取出し部40に向かって移動 する篩上微粉26とに分級され、篩下微粉28は篩下室35を介して篩下微粉取 出し口38から取出され、篩上微粉26は篩上微粉取出し部40を介して篩上微 粉取出し口39から取出される。
【0019】 上記したように、篩下室35に空気管47を介して空気46を供給し、且つ篩 上室34を精粉吸引口41を介して精粉捕集装置44により吸引するようにして いるので、簡単な構成でありながら、原粉投入口37から供給される原粉36を 、空気46により浮遊させて精粉捕集装置44に回収する精粉13と、篩板33 を通り抜ける篩下微粉28と、篩板33の上を篩上微粉取出し部40に向かう篩 上微粉26とに効果的に分級することができると共に、原粉36を空気46によ り流動化させることによって分級機31の分級能力を増大することができる。
【0020】 又、篩上微粉取出し部40に空気取入れ調整弁48を有した空気管49を介し て空気46を導入するようにしているので、篩板33上で分離されなかった精粉 13を、篩上微粉取出し部40に供給する空気46により更に確実に浮遊させて 分離することができる。
【0021】 図2は前記図1の分級機31を前記図3に示した従来のセメント製造設備に適 用した場合を示すもので、予備粉砕機21にて予備粉砕された粉砕物22を、搬 送装置24を介して原粉投入口37から分級機ケーシング32内に供給し、前記 空気46の作用により浮遊して精粉吸引口41から精粉捕集装置44に吸引され て捕集機43に補集された精粉13は精粉搬出エアスライド16に送り、又篩上 微粉取出し口39からの篩上微粉26はコンベヤ27により予備粉砕機21に戻 して再び予備粉砕し、篩下微粉取出し口38からの篩下微粉28はコンベヤ29 によりボールミル4に送って本粉砕を行うようにしている。
【0022】 上記によれば、分級機31に於いて精粉13を分離してしまうので、ボールミ ル4に精粉13が導入されて過粉砕されることがなくなり、よってボールミル4 の粉砕効率を高めて粉砕能力を増大させることができる。
【0023】 尚、本考案は上記実施例にのみ限定されるものではなく、篩下微粉を更に粉砕 する必要があるような場合における種々の装置に適用することができること、篩 板を振動させる装置を更に組み合わせて備えるようにしても良いこと、その他本 考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ること等は勿論である 。
【0024】
【考案の効果】
請求項1の考案によれば、篩下室に空気管を介して空気を供給し且つ篩上室を 精粉吸引口を介して精粉補集装置により吸引するようにしているので、簡単な構 成でありながら、原料投入口から供給される原粉を、空気により浮遊させて分離 する精粉と、篩板を通り抜ける篩下微粉と、篩板の上を篩上微粉取出し部に向か う篩上微粉とに効果的に分級することができ、且つ原粉を流動化することによっ て分級能力を増大させることができる優れた効果を奏し得る。
【0025】 請求項2の考案によれば、篩上微粉取出し部にも空気管を介して空気を取入れ るようにしているので、篩板上で分離されなかった精粉を、篩上微粉取出し部に おいて更に確実に浮遊させて分離させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1の分級機をセメント製造設備に適用した場
合の系統図である。
【図3】従来のセメント製造設備の一例を示す系統図で
ある。
【符号の説明】
32 分級機ケーシング 33 篩板 34 篩上室 35 篩下室 36 原粉 37 原粉投入口 38 篩下微粉取出し口 39 篩上微粉取出し口 40 篩上微粉取出し部 41 精粉吸引口 44 精粉捕集装置 45 空気取入れ調整弁 47 空気管 48 空気取入れ調整弁 49 空気管

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要の傾斜角度を有する篩板を内部に備
    え、且つ該篩板の上側に篩上室を形成すると共に篩板の
    下側に篩下室を形成した分級機ケーシングを設け、該分
    級機ケーシングに、前記篩板の上端部上側に原粉を供給
    する如く前記篩上室に接続した原粉投入口と、前記篩下
    室に形成した篩下微粉取出し口と、前記篩板の下端部に
    て前記篩上室に連通し且つ下端に篩上微粉取出し口を形
    成した篩上微粉取出し部と、前記篩上室に連通し精粉補
    集装置に接続された精粉吸引口と、空気取入れ調整弁を
    有して前記篩下室に接続した空気管とを備えたことを特
    徴とする分級機。
  2. 【請求項2】 空気取入れ調整弁を有した空気管を、篩
    上微粉取出し部に接続している請求項1の分級機。
JP6385191U 1991-07-17 1991-07-17 分級機 Pending JPH059683U (ja)

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JP6385191U JPH059683U (ja) 1991-07-17 1991-07-17 分級機

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JPH059683U true JPH059683U (ja) 1993-02-09

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003010725A (ja) * 2001-06-29 2003-01-14 Kotobuki Giken Kogyo Kk 製砂装置及び製砂方法
CN111570064A (zh) * 2020-05-29 2020-08-25 中钢天源股份有限公司 一种细粒级干法制粉系统及其制粉工艺

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