JPH0596728U - 高負荷燃焼器 - Google Patents
高負荷燃焼器Info
- Publication number
- JPH0596728U JPH0596728U JP4448292U JP4448292U JPH0596728U JP H0596728 U JPH0596728 U JP H0596728U JP 4448292 U JP4448292 U JP 4448292U JP 4448292 U JP4448292 U JP 4448292U JP H0596728 U JPH0596728 U JP H0596728U
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- Japan
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- gas injection
- injector
- ignition
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- gas
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- Pending
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- Pre-Mixing And Non-Premixing Gas Burner (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高負荷燃焼器の維持費を低減させる。
【構成】 略筒状のノズル本体1の一端を閉塞するよう
に取り付けられたインジェクタ本体11と、外部からイ
ンジェクタ本体11のノズル本体側端面へ貫通する混合
体流路16と、前記インジェクタ本体11の反ノズル本
体側に設けられた点火器12と、前記インジェクタ本体
11のノズル本体側端面に形成された凹陥部14と、前
記点火器12内に形成された点火チャンバ13から凹陥
部14の底部へ貫通する点火ガス流路15と、前記凹陥
部14に螺合されたガス噴射チップ本体17と、前記点
火ガス流路15に連通し得るようにガス噴射チップ本体
17に形成されたガス噴射孔18を備えている。
に取り付けられたインジェクタ本体11と、外部からイ
ンジェクタ本体11のノズル本体側端面へ貫通する混合
体流路16と、前記インジェクタ本体11の反ノズル本
体側に設けられた点火器12と、前記インジェクタ本体
11のノズル本体側端面に形成された凹陥部14と、前
記点火器12内に形成された点火チャンバ13から凹陥
部14の底部へ貫通する点火ガス流路15と、前記凹陥
部14に螺合されたガス噴射チップ本体17と、前記点
火ガス流路15に連通し得るようにガス噴射チップ本体
17に形成されたガス噴射孔18を備えている。
Description
【0001】
本考案は高負荷燃焼器に関するものである。
【0002】
図4はガスダイナミックレーザ発生装置等に用いられている高負荷燃焼器の一 例を示すもので、1は一端にフランジ部2を有し、内部にスロート3を形成する ノズル部4を有する略筒状のノズル本体、5はノズル本体1の一端を閉塞するよ うにフランジ部2にボルト等の係合手段により接合されたインジェクタ本体、6 はインジェクタ本体5の反ノズル本体側に設けられた点火器、7は点火器6内に 形成された点火チャンバ、8は点火チャンバ7からインジェクタ本体5のノズル 本体側端面の略中心部へ貫通する点火ガス流路、9は外部からインジェクタ本体 5のノズル本体側端面へ貫通する混合体流路、10は前記ノズル本体1の内周部 とインジェクタ本体5のノズル本体側端面とにより形成される燃焼室である。
【0003】 上述した構成を有する高負荷燃焼器では、液体燃料と酸化剤の混合体G1を混 合体流路9を介して燃焼室10へ噴射するとともに、点火チャンバ7において燃 料を燃焼させると、燃料が燃焼することにより発生する燃焼ガスG2が点火ガス 流路8を経て燃焼室10へ噴射され、この燃焼ガスG2により前記燃料と酸化剤 の混合体G1が反応して爆発的に燃焼し、混合体G1の燃焼ガス流がスロート3か ら外部へ噴出する。
【0004】
しかしながら、上記高負荷燃焼器では、混合体G1が燃焼する際に、インジェ クタ本体5のノズル本体側端面略中心部に位置する点火ガス流路8の出口部付近 が高温になるので、この点火ガス流路8の出口部付近が熱により溶融が生じやす い。
【0005】 このため、使用頻度が高い場合には、点火ガス流路8の出口部付近の損傷によ るインジェクタ本体5の交換を頻繁に行わなければならず、高負荷燃焼器の維持 に要する費用が多額となる。
【0006】 本考案は、上述した実情に鑑みなしたもので、高負荷燃焼器の維持費を低減さ せることを目的としている。
【0007】
上記目的を達成するために本考案の高負荷燃焼器においては、略筒状のノズル 本体の一端を閉塞するように取り付けられたインジェクタ本体と、外部からイン ジェクタ本体のノズル本体側端面へ貫通する混合体流路と、前記インジェクタ本 体の反ノズル本体側に設けられた点火器と、前記インジェクタ本体のノズル本体 側端面に形成された凹陥部と、前記点火器内に形成された点火チャンバから前記 凹陥部の底部へ貫通する点火ガス流路と、前記凹陥部に嵌入可能なガス噴射チッ プ本体と、該ガス噴射チップ本体を前記凹陥部内に固定する固定手段と、前記点 火ガス流路に連通し得るようにガス噴射チップ本体に形成されたガス噴射孔とを 備えている。
【0008】
本考案の高負荷燃焼器では、液体燃料と酸化剤の混合体を混合体流路を介して ノズル本体内へ噴射するとともに、点火器チャンバにおいて燃料を燃焼させると 、燃料が燃焼することにより発生する燃焼ガスが点火ガス流路、ガス噴射孔を経 てノズル本体内へ噴射され、この燃焼ガスにより前記混合体が着火して爆発的に 燃焼し、混合体の燃焼ガス流がノズル本体の外部へ噴出する。
【0009】 一方、混合体が燃焼する際に、インジェクタ本体の凹陥部に装着されたガス噴 射チップ本体が溶融した場合には、この損傷を受けたガス噴射チップ本体をイン ジェクタ本体より取り外し、前記凹陥部に別のガス噴射チップ本体を固定手段に より装着する。
【0010】
以下本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0011】 図1及び図2は本考案の高負荷燃焼器の一実施例を示すもので、図中図4と同 一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0012】 11はノズル本体1の一端を閉塞するようにフランジ部2にボルト等の係合手 段により接合されたインジェクタ本体であり、前記ノズル本体1の内周部とイン ジェクタ本体11のノズル本体側端面とにより燃焼室20を形成している。
【0013】 12はインジェクタ本体11の反ノズル本体側に設けられた点火器、13は点 火器12内に形成された点火チャンバ、14はインジェクタ本体11のノズル本 体側端面の略中心部に形成された端面形状が略円形の凹陥部であり、該凹陥部1 4の内周面には雌ねじ部21が形成されている。
【0014】 15は点火チャンバ13から前記凹陥部14の略中心部へ貫通する点火ガス流 路、16は外部からインジェクタ本体11のノズル本体側端面へ貫通する混合体 流路である。
【0015】 17は略中心部にガス噴射孔18を有し且つ外周部に前記雌ねじ部21に螺合 可能な雄ねじ部22を有する環状のガス噴射チップ本体であり、該ガス噴射チッ プ本体17は前記凹陥部14に螺合されている。
【0016】 上記ガス噴射チップ本体17は、耐熱性に優れたインコネル(ニッケル系耐熱 金属)等の材料により形成されている。
【0017】 また、ガス噴射チップ本体17のノズル本体側端面には、ガス噴射孔18を中 心に略対称な位置にチップ着脱用穴19が設けられている。
【0018】 なお、上記ガス噴射チップ本体17をインジェクタ本体11に装着あるいは取 り外す際には、前記チップ着脱用穴19にそれぞれ嵌入可能なピンを有する治具 を使用し、前記ピンをチップ着脱用穴19に嵌入して治具とともに前記ガス噴射 チップ本体17を周方向に回動させるようにする。
【0019】 上述した構成を有する高負荷燃焼器では、燃料と酸化剤の混合体G1を混合体 流路16を介して燃焼室20へ噴射するとともに、点火チャンバ13において燃 料を燃焼させると、燃料が燃焼することにより発生する燃焼ガスG2が点火ガス 流路15、ガス噴射孔18を経て燃焼室20へ噴射され、この燃焼ガスG2によ り前記混合体G1が着火して爆発的に燃焼し、混合体G1の燃焼ガス流がスロート 3から外部へ噴出する。
【0020】 一方、混合体G1が燃焼する際に生ずる高熱により、インジェクタ本体11の 凹陥部14に螺合されたガス噴射チップ本体17のガス噴射孔18付近が溶融し た場合には、このガス噴射チップ本体17をインジェクタ本体11に対して周方 向に回動させて損傷を受けたガス噴射チップ本体17をインジェクタ本体11よ り取り外し、前記凹陥部14に別のガス噴射チップ本体17を螺合する。
【0021】 このように、本実施例の高負荷燃焼器では、ガス噴射チップ本体17を交換す ることができるので、ガス噴射孔18付近が溶融による損傷を受けた際に、イン ジェクタ本体11を交換する必要がなく、よって、高負荷燃焼器の維持に要する 費用を低減させることができる。
【0022】 また、高負荷燃焼器の稼働時に、最も高温条件下にさらされる部分であるガス 噴射チップ本体17がインジェクタ本体11とは別部品であるので、該インジェ クタ本体11に作用する熱応力が小さく、インジェクタ本体11の耐久性が向上 する。
【0023】 図3は本実施例の高負荷燃焼器に用いる他のガス噴射チップ本体23を示すも ので、図中図2と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0024】 このガス噴射チップ本体23は、流路断面形状が六角形のガス噴射孔24を有 している。
【0025】 上記ガス噴射チップ本体23を図1に示すインジェクタ本体11に螺合する際 には、ガス噴射孔24に六角レンチを挿入し、該六角レンチを回動させることに より、ガス噴射チップ本体23をインジェクタ本体11に対して強固に装着する 。
【0026】 なお、本考案の高負荷燃焼器は、上述した実施例にのみ限定されるものではな く、ガス噴射チップ本体のガス噴射孔の流路断面形状やガス噴射チップ本体をイ ンジェクタ本体に固定する固定手段を適宜変更すること、その他、本考案の要旨 を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0027】
以上述べたように、本考案の高負荷燃焼器によれば、下記のような種々の優れ た効果を奏し得る。
【0028】 (1)ガス噴射孔付近が溶融による損傷を受けた際に、従来の如くインジェク タ本体を交換する必要がなく、ガス噴射チップ本体を交換することにより対応で きるので、高負荷燃焼器の維持に要する費用を低減させることができる。
【0029】 (2)高負荷燃焼器の稼働時に、最も高温条件下にさらされる部分であるガス 噴射チップ本体がインジェクタ本体とは別部品であるので、該インジェクタ本体 に作用する熱応力が小さく、インジェクタ本体の耐久性が向上する。
【図1】本考案の高負荷燃焼器の一実施例を示す概念図
である。
である。
【図2】本考案の高負荷燃焼器に用いるガス噴射チップ
本体の一例の概念図である。
本体の一例の概念図である。
【図3】本考案の高負荷燃焼器に用いるガス噴射チップ
本体の他の例の概念図である。
本体の他の例の概念図である。
【図4】従来の高負荷燃焼器の一例を示す概念図であ
る。
る。
1 ノズル本体 11 インジェクタ本体 12 点火器 13 点火チャンバ 14 凹陥部 15 点火ガス流路 16 混合体流路 17,23 ガス噴射チップ本体 18,24 ガス噴射孔 21 雌ねじ部(固定手段) 22 雄ねじ部(固定手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 略筒状のノズル本体の一端を閉塞するよ
うに取り付けられたインジェクタ本体と、外部からイン
ジェクタ本体のノズル本体側端面へ貫通する混合体流路
と、前記インジェクタ本体の反ノズル本体側に設けられ
た点火器と、前記インジェクタ本体のノズル本体側端に
形成された凹陥部と、前記点火器内に形成された点火チ
ャンバから前記凹陥部の底部へ貫通する点火ガス流路
と、前記凹陥部に嵌入可能なガス噴射チップ本体と、該
ガス噴射チップ本体を前記凹陥部内に固定する固定手段
と、前記点火ガス流路に連通し得るようにガス噴射チッ
プ本体に形成されたガス噴射孔とを備えてなることを特
徴とする高負荷燃焼器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4448292U JPH0596728U (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 高負荷燃焼器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4448292U JPH0596728U (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 高負荷燃焼器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0596728U true JPH0596728U (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=12692764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4448292U Pending JPH0596728U (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 高負荷燃焼器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0596728U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180057538A (ko) * | 2016-11-21 | 2018-05-30 | 미츠비시 히타치 파워 시스템즈 가부시키가이샤 | 가스 터빈 연소기 |
JP2019035401A (ja) * | 2017-06-19 | 2019-03-07 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | ターボ機械燃料噴射器の空気力学的固定 |
CN113307416A (zh) * | 2021-06-29 | 2021-08-27 | 洛阳永宁有色科技有限公司 | 一种多功能污水处理池 |
JP2021524011A (ja) * | 2018-05-15 | 2021-09-09 | エア プロダクツ アンド ケミカルズ インコーポレイテッドAir Products And Chemicals Incorporated | ガスタービンにおいて燃焼安定性を向上させるシステムおよび方法 |
-
1992
- 1992-06-03 JP JP4448292U patent/JPH0596728U/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180057538A (ko) * | 2016-11-21 | 2018-05-30 | 미츠비시 히타치 파워 시스템즈 가부시키가이샤 | 가스 터빈 연소기 |
JP2018084340A (ja) * | 2016-11-21 | 2018-05-31 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | ガスタービン燃焼器 |
US11300294B2 (en) | 2016-11-21 | 2022-04-12 | Mitsubishi Power, Ltd. | Gas turbine combustor |
JP2019035401A (ja) * | 2017-06-19 | 2019-03-07 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | ターボ機械燃料噴射器の空気力学的固定 |
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