JPH0596611U - プーリ - Google Patents

プーリ

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Publication number
JPH0596611U
JPH0596611U JP3656592U JP3656592U JPH0596611U JP H0596611 U JPH0596611 U JP H0596611U JP 3656592 U JP3656592 U JP 3656592U JP 3656592 U JP3656592 U JP 3656592U JP H0596611 U JPH0596611 U JP H0596611U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
rim
pulley
curvature
cross
Prior art date
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Pending
Application number
JP3656592U
Other languages
English (en)
Inventor
沢登修
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
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Publication of JPH0596611U publication Critical patent/JPH0596611U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベルトの中央部の摩耗が少なく且つ蛇行の生
じないプーリの開示 【構成】 リム12の左右中心線l近傍のベルトの中心
部を支持する部位の曲率が、リム12の左右縁部近傍の
ベルトの左右端部を支持する部位の曲率よりも小さく、
リム12の左右縁部がリム12の左右中心線lを基準と
して対称に形成されていることを特徴とするプーリ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、平ベルト等を掛け渡して動力を伝達するプーリに関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
従来、平ベルトを掛け渡すプーリとしては、図3ないし図6に示すものが知ら れている。
【0003】 図3に示すプーリ1のリム2はベルト3を掛け渡す表面の断面形状が平に形成 されている。このような平らなプーリ1ではベルト3の蛇行を規制するために、 プーリ1の近傍にベルト3の両端を案内する案内板等を設ける必要が生ずる。
【0004】 図4に示すプーリ1のリム4の場合、ベルト5を掛ける表面の断面形状が円弧 状に形成され、ベルト5には図7に示すような引張応力が生じており、リム4に 掛けられたベルト5がプーリ1の回転中に左右に蛇行しようとしても、ベルト3 の幅中心をリム3の厚さ中心位置に復帰させる力が作用にするようになっている 。
【0005】 又、図5に示すプーリ1の場合、リム6の中央部が高くなるようにリム6の断 面形状が山形に形成され、リム6の山の稜線部が面取りされており、リム6に掛 けられたベルト7が左右に蛇行しないようになっている。
【0006】 更に、図6に示すプーリ1の場合には、リム8の断面の左右端部が丸く形成さ れており、ベルト9の両端部がリム8の左右端部の曲面に沿って当接することに より、ベルト9の蛇行を防止するようにしている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、図3に示すプーリ1では、案内板等に接触するために、ベルト 3の両端部が綻び易いと共に、ベルト3或はプーリ1の着脱における案内板など の着脱が面倒であるという問題がある。
【0008】 次に、図4、図5に示すプーリ1では、リム4の断面形状が円弧状若しくは山 形に形成されているために、ベルト5、7が蛇行し難いようになっているが、プ ーリ1の引張力によりベルト5、7の幅方向の中心部位が疲労し易くなる問題が ある。
【0009】 又、図6に示すプーリ1では、ベルト9の幅方向の中心部位の疲労し易さが緩 和されているが、ベルト9の蛇行を規制し難い問題がある。
【0010】 本考案にかかるプーリは上記の問題点に着目したものであり、ベルトの疲労を 従来より軽減すると共に、ベルトの蛇行が生じ難いプーリを提供することを目的 とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案にかかるプーリは、 ベルトが掛けられるリム表面の回転中心線を含む直径方向の断面が曲面を呈す るプーリであって、 前記断面の前記ベルトの中心部位を支持する中央部の曲率が、前記断面の前記 ベルトの左右端部を支持する縁部の曲率より小さく、リムの左右の縁部によりベ ルトを幅方向に引く力を均衡させることを特徴とする。
【0012】
【作用】
本考案にかかるプーリによれば、リム表面の断面形状が同一の曲率半径ではな く、リムの中央部の曲率が、リムの縁部の曲率よりも小さいので、ベルトの中心 部の疲労が緩和されると共に、ベルトを左右の幅方向に引張する力が均衡してプ ーリに掛けられたベルトが蛇行しにくくなる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例にかかるプーリを図面に基づいて説明する。
【0014】 図1、図2は、本考案の実施例に係るプーリ10の断面形状を示したものであ る。
【0015】 プーリ10の回転中心となるボス部から延びるスポーク部の端部にはベルト1 1を掛け渡すリム12が形成されており、図1の断面形状は、ボス部の回転中心 線を含むリム12の直径方向の仮想面によりリム12の断面をとった場合の断面 形状を示している。
【0016】 リム12の表面にはベルト(例えばスチールベルト、布ベルト、皮ベルト等) 13を掛ける表面12aが形成されている。表面12aはリム12の左右中心線 lを基準として左右対象な断面形状を有しており、ベルト11をリム2の正規の 位置に掛けるときに、ベルト11の左右中心部はリム12の左右中心線l上に位 置する。リム12の表面並びにリム12の左右縁部は、突起を形成することなく 滑らかに連続する曲線を形成しており、リム12の左右中心線l上の曲率半径が 最も長く、リム12の左右縁部の曲率半径が最も短い。このリム12の断面形状 を形成する曲線は、例えば、楕円曲線、若しくはサイクロイド曲線、あるいはカ テナリー曲線によって構成されている。
【0017】 例えば、楕円曲線の場合には、楕円の式はX2/a2+Y2/b2=1と表される から、a,bの値を(a>bとして)設定することにより、リム12の中央部の 曲率がリム12の左右縁部の曲率より大きくなる。
【0018】 又、リム12の表面の断面形状をサイクロイド曲線で構成すると、サイクロイ ド曲線の式は、X=a(θ−sinθ)−a・π、Y=b・a(1−cosθ)と表さ れる。従って、この式においてa及びbの値を設定することにより、リム12の 中央部の曲率がリム12の左右縁部の曲率より大きくなる。
【0019】 更に、リム12の表面の断面形状をカテナリー曲線で構成すると、カテナリー 曲線の式は、Y=c−cosh{a・tan(bx)}として表されるから、a ,bの選択により、リム12の断面形状が決定される。
【0020】 尚、本考案の実施例かかるプーリ10のリム12は、楕円曲線により構成され ているが、これに限るものではなく、例えば、楕円と円弧との組み合わせてもよ いし、半径の異なる円弧を組み合わせても良い。
【0021】 半径の異なる円弧を組み合わせる場合、半径の長い円弧によりリム12の左右 中心線l近傍の部位を形成すると共に、これより半径の短い円弧によりリム12 の左右縁部を形成する。この場合、半径の長い円弧と半径の短い円弧とが筋状に ならないように滑らかに連続させる。又、ベルト11の左右端部に作用する応力 が等しくなるように、リム12の左右縁部の曲率半径は等しいものとする。左右 縁部の円弧の中心はリム12の左右中心線l上に設定しても良いが、左右中心線 lから開く角度は等しいものとする。
【0022】 本実施例にかかるプーリ10によれば、リム12の左右中心線l近傍のベルト の中心部を支持する部位の曲率が、リム12の左右縁部近傍のベルトの左右端部 を支持する部位の曲率よりも小さく、リム12の左右縁部がリム12の左右中心 線lを基準として対称に形成されているので、ベルト11の中央部の疲労及び摩 耗が従来のものと比べて減少すると共に、ベルト11の蛇行を有効に防止でき、 ベルト11の耐久性を向上させることが出来ることとなる。
【0023】
【効果】
本考案にかかるプーリによれば、リム表面の断面形状が同一の曲率半径ではな く、リムの中央部の曲率が、リムの縁部の曲率よりも小さいので、ベルトの中心 部の疲労及び摩耗が緩和されると共に、ベルトを左右の幅方向に引張する力が均 衡してプーリに掛けられたベルトが蛇行しにくくなる。これによって、ベルトの 蛇行を有効に防止でき、ベルトの耐久性を向上させることが出来ることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例にかかるプーリのリムの断面図
である。
【図2】図1のプーリにベルトを掛けた状態の側面図で
ある。
【図3】従来の平型リムのプーリにベルトを掛けた状態
の断面図である。
【図4】従来の円弧状リムのプーリにベルトを掛けた状
態の断面図である。
【図5】従来の山形状リムのプーリにベルトを掛けた状
態の断面図である。
【図6】従来の面取り型プーリにベルトを掛けた状態の
断面図である。
【図7】従来のプーリのベルトに働く引張応力の分布状
態を示すグラフである。
【符号の説明】
10…プーリ 11…ボス l…リムの左右中心線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベルトが掛けられるリム表面の回転中心線
    を含む直径方向の断面が曲面を呈するプーリであって、 前記断面の前記ベルトの中心部位を支持する中央部の曲
    率が、前記断面の前記ベルトの左右端部を支持する縁部
    の曲率より小さく、リムの左右の縁部によりベルトを幅
    方向に引く力を均衡させることを特徴とするプーリ。
JP3656592U 1992-05-29 1992-05-29 プーリ Pending JPH0596611U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3656592U JPH0596611U (ja) 1992-05-29 1992-05-29 プーリ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3656592U JPH0596611U (ja) 1992-05-29 1992-05-29 プーリ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0596611U true JPH0596611U (ja) 1993-12-27

Family

ID=12473288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3656592U Pending JPH0596611U (ja) 1992-05-29 1992-05-29 プーリ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0596611U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009142983A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Hilti Ag 手持ち式打ち込み装置
JP2020143729A (ja) * 2019-03-06 2020-09-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 駆動伝達装置及び画像形成装置

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