JPH0596543U - 回転機におけるロータとステータの接触予知装置 - Google Patents

回転機におけるロータとステータの接触予知装置

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JPH0596543U
JPH0596543U JP4342992U JP4342992U JPH0596543U JP H0596543 U JPH0596543 U JP H0596543U JP 4342992 U JP4342992 U JP 4342992U JP 4342992 U JP4342992 U JP 4342992U JP H0596543 U JPH0596543 U JP H0596543U
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JP
Japan
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contact
rotor
stator
detection unit
casing
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Application number
JP4342992U
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English (en)
Inventor
馨一 谷口
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ケーシング1に固定した軸受2で回転軸3を軸
支し、ケーシング1内で、回転軸3にロータ4を外嵌固
定するとともにケーシング1にステータ5を内設固定
し、ロータ4とステータ5とを、所定の接触回避用エア
ギャップ6を保持して対向させた回転機において、次の
ようした。ケーシング1に接触予知検出部7を設け、こ
の接触予知検出部7と回転軸3の周側面とを、接触回避
用エアギャップ6よりも小さい接触予知用エアギャップ
8を保持して対向させた。そして、回転軸3の周側面が
接触予知検出部7に接当した時に、この接当を接触予知
検出部7が検出するようにした。 【効果】ロータ4がステータ5に接触する前に、回転軸
3の周側面が接触予知検出部7に接当し、この接当を接
触予知検出部7が検出するため、ロータ4がステータ5
に接触する前にこれを予知できる。このため、その接触
による短絡事故や、ロータ4及びステータ5の損傷を防
止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転機(発電機、モータ、コンプレッサ等)におけるロータとステ ータの接触予知装置に関し、詳しくはロータがステータに接触する前にこれを予 知し、その接触による事故を未然に防止できるものに関する。
【0002】
【従来技術】
回転機の一種である発電機の従来技術として、図2に示すものがある。これは エンジン発電機であり、ケーシング101に固定した軸受102で回転軸103 を軸支し、上記ケーシング101内で、上記回転軸103にロータ104を外嵌 固定するとともに上記ケーシング101にステータ105を内設固定し、上記ロ ータ104と上記ステータ105とを、所定の接触回避用エアギャップ106を 保持して対向させてある。
【0003】 ところで、この種の発電機では、接触回避用エアギャップ106を規定寸法だ け確保してあるが、長期間の使用により軸受102や回転軸103のジャーナル 部107が摩耗すると、回転軸103及びロータ104が偏心状態で回転して、 ついにはロータ104がステータ105と接触するおそれがある。しかし、この 従来技術では、ロータ104がステータ105に接触する前にこれを予知する手 段を備えていない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術では、図2に示すように、ロータ104がステータ105と接触 するおそれがあるにも拘わらず、これを予知する装置を備えていないので、その 接触により、短絡事故を起こしたり、またロータ104及びステータ105の双 方が修復不能な程度にまで損傷することがある。
【0005】 本考案では、ロータがステータに接触する前にこれを予知できる、回転機にお けるロータとステータの接触予知装置を提供することをその課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案では、図1に例示するように、ケーシング1に固定した軸受2で回転軸 3を軸支し、上記ケーシング1内で、上記回転軸3にロータ4を外嵌固定すると ともに上記ケーシング1にステータ5を内設固定し、上記ロータ4と上記ステー タ5とを、所定の接触回避用エアギャップ6を保持して対向させた回転機におい て、次のようしたことを特徴とする。
【0007】 図1に例示するように、上記ケーシング1に接触予知検出部7を設け、この接 触予知検出部7と上記回転軸3の周側面とを、上記接触回避用エアギャップ6よ りも小さい接触予知用エアギャップ8を保持して対向させ、上記回転軸3の周側 面が上記接触予知検出部7に接当した時に、この接当を上記接触予知検出部7が 検出するようにした。
【0008】
【作用】
図1に示すように、長期間の使用により軸受2や回転軸3のジャーナル部9が 摩耗して、回転軸3及びロータ4が偏心状態で回転し、ロータ4がステータ5に 接近してきても、ロータ4がステータ5に接触する前に、回転軸3の周側面が接 触予知検出部7に接当し、この接当を接当予知検出部7が検出する。このため、 ロータ4がステータ5に接触する前にこれを予知できる。
【0009】
【考案の効果】
ロータがステータに接触する前に、回転軸の周側面が接触予知検出部に接当し 、この接当を接触予知検出部が検出するため、ロータがステータに接触する前に これを予知できる。このため、その接触による短絡事故や、ロータ及びステータ の損傷を防止できる。
【0010】
【実施例】 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案の実施例に係るエン ジン発電機の縦断面側面図である。
【0011】 このエンジン発電機の構成は次の通りである。図1に示すように、エンジン1 0と発電機11とを前後に直列接続し、これらをフレーム12上に支持してある 。そして、エンジン10の上側から発電機11の上側にわたって、燃料タンク1 3を配置してある。エンジン10のクランクケース18の前側にはクランク軸の 前端部14を突設し、これにエンジン冷却ファン15を取り付け、これをファン ケース16で覆い、エンジン冷却風17をエンジン10のクランクケース18と シリンダ19とに供給するようにしてある。
【0012】 そして、発電機11の構成は次の通りである。クランクケース18の後側にケ ーシング1を連結してある。ケーシング1は円筒状のケーシング本体20とケー シング本体20の後側に取り付けた後壁部21とで構成してある。図1下部の拡 大箇所に示すように、後壁部21には軸受ボス22を前向きに突設し、ここにこ ろがり軸受2を内嵌してある。また、クランク軸の後端部23に円環状の接続部 24を介して回転軸3の前端部25を接続し、回転軸3の後端部26をころがり 軸受2に内嵌してある。図1下部の拡大箇所に示すように、回転軸3の後端部2 6には後向きの段付部27を設け、これをころがり軸受2の内レース28に前側 から接当させ、外レース29に外嵌したサークリップ30を軸受ボス22の前端 面にその前側から接当させ、これにより、ころがり軸受2を軸受ボス22に固定 するとともに、これに回転軸3の後端部26のジャーナル部9を軸受けして、回 転軸3を軸支してある。
【0013】 回転軸3にはロータ4を外嵌固定し、ケーシング1の内周面にはステータ5を 固定し、ロータ4とステータ5とを、規定の接触回避用エアギャップ6を保持し て対向させてある。尚、接続部24には発電機冷却ファン31を取り付け、後壁 部21に冷却風入口32をあけ、ケーシング本体20の前部下側に冷却排風出口 33をあけ、発電機冷却風34がケーシング1内の後部から前部に向けて通過す るようにしてある。
【0014】 このエンジン発電機では、ロータ4がステータ5に接触する前にこれを予知す るため、次のような構成を採用している。図1下部の拡大箇所に示すように、ケ ーシング1の後壁部21にブラケット38を介して接触予知検出部7を固定し、 この接触予知検出部7を後壁部26から突出した回転軸3の周側面にその下側か ら対向させてある。接触予知検出部7は、回転軸3の後端部26の周側面に接触 回避用エアギャップ6よりも小さい接触予知用エアギャップ8を保持して対向さ せてある。この接触予知用エアギャップ8は、接触回避用エアギャップ6の半分 以下にしてある。接触予知検出部7には感圧スイッチを用い、回転軸3の周側面 が接触予知検出部7に接当すると、接触予知検出部7がスイッチオンされること により、その接当が検出されるようになっている。この接触予知検出部7は、警 報回路35の途中に接続してある。警報回路35はバッテリー36と警報ランプ 37とを備えている。
【0015】 このような構成によれば、長期間の使用により軸受2や回転軸3のジャーナル 部9が摩耗して、回転軸3及びロータ4が偏心状態で回転し、ロータ4がステー タ5に接近してきても、ロータ4がステータ5に接触する前に、回転軸3の後端 部26の周側面が接触予知検出部7に接当し、この接当で接触予知検出部7がス イッチオンされ、警報回路35が閉じて警報ランプ37が点灯する。このため、 ロータ4がステータ5に接触する前にこれを予知できる。
【0016】 本考案の実施例の内容は以上の通りであるが、本発明は上記実施例に限定され るものではない。例えば、接触予知検出部7は警報回路35の途中に接続したが 、これをエンジン停止回路の途中に接続し、回転軸3の周側面が接触予知検出部 7に接当した時に、エンジン10の運転を自動的に停止させるようにしてもよい 。また、接触予知検出部7は回転軸3の下側の箇所に設けたが、これは回転軸3 の上側その他の箇所に単一、または複数設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るエンジン発電機の縦断面
側面図である。
【図2】従来技術に係るエンジン発電機の縦断面側面図
である。
【符号の説明】
1…ケーシング、2…軸受、3…回転軸、4…ロータ、
5…ステータ、6…接触回避用エアギャップ、7…接触
予知検出部、8…接触予知用エアギャップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング(1)に固定した軸受(2)で回転
    軸(3)を軸支し、上記ケーシング(1)内で、上記回転軸
    (3)にロータ(4)を外嵌固定するとともに上記ケーシン
    グ(1)にステータ(5)を内設固定し、上記ロータ(4)と
    上記ステータ(5)とを、所定の接触回避用エアギャップ
    (6)を保持して対向させた回転機において、 上記ケーシング(1)に接触予知検出部(7)を設け、この
    接触予知検出部(7)と上記回転軸(3)の周側面とを、上
    記接触回避用エアギャップ(6)よりも小さい接触予知用
    エアギャップ(8)を保持して対向させ、上記回転軸(3)
    の周側面が上記接触予知検出部(7)に接当した時に、こ
    の接当を上記接触予知検出部(7)が検出するようにし
    た、ことを特徴とする回転機におけるロータとステータ
    の接触予知装置。
JP4342992U 1992-05-29 1992-05-29 回転機におけるロータとステータの接触予知装置 Pending JPH0596543U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4342992U JPH0596543U (ja) 1992-05-29 1992-05-29 回転機におけるロータとステータの接触予知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4342992U JPH0596543U (ja) 1992-05-29 1992-05-29 回転機におけるロータとステータの接触予知装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0596543U true JPH0596543U (ja) 1993-12-27

Family

ID=12663458

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JP4342992U Pending JPH0596543U (ja) 1992-05-29 1992-05-29 回転機におけるロータとステータの接触予知装置

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JP (1) JPH0596543U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1054145A2 (en) 1999-05-20 2000-11-22 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Engine generator unit
CN106050407A (zh) * 2016-08-01 2016-10-26 东急电机(福安)有限公司 引擎与发电机一体式结构及其工作方法

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1054145A2 (en) 1999-05-20 2000-11-22 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Engine generator unit
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