JPH059649U - 粉砕機のスクリユーフイーダ - Google Patents

粉砕機のスクリユーフイーダ

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JPH059649U
JPH059649U JP6638691U JP6638691U JPH059649U JP H059649 U JPH059649 U JP H059649U JP 6638691 U JP6638691 U JP 6638691U JP 6638691 U JP6638691 U JP 6638691U JP H059649 U JPH059649 U JP H059649U
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screw feeder
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貫太郎 金子
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉砕機の粉砕部へ添加剤を簡易な方法で有効
に添加する。 【構成】 スクリューフィーダ1の回転軸13の軸線を
通る連通孔5を設ける。連通孔の後端51は粉砕機外の
添加剤Tの圧送ポンプと連結し、連通孔の先端52はス
クリューフィーダの砕料排出口14付近で軸から開口す
る。例えば、先端が絞られてノズルを形成し送られてき
た砕料M1 中へ添加剤Tを噴霧し、均一に分散された砕
料M2 となって粉砕部へ供給される。 【効果】 添加剤を別に添加するときのように添加装置
の摩耗状態をチェックしなくてもよい。また、粉砕機へ
供給される前工程への添加のように添加効果の失われる
こともない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は粉砕機内へ砕料を供給するスクリューフィーダに係る。
【0002】
【従来の技術】
現在、産業界の各分野において各種の粉砕機が使用されている。例えば、竪型 のローラミルや連続式遊星ボールミルなどそれぞれ機種の技術的特徴を具え、化 学,薬品,食品,セメントなどでその特徴を活かして稼働を続けている。これら の粉砕機へ連続的に砕料を供給する型式もさまざまであるが、各機種を通じて多 く採用されているのは上方にホッパを具えて砕料を受け入れ、ホッパの底部から 定量切出して粉砕機内の粉砕部へ供給するスクリューフィーダ方式である。 図6は典型的なスクリューフィーダ1aであってホッパ2aの底部に円筒11 aを取り付け、円筒内に螺条12aを周設した回転軸13aを横向けに軸受31 a,32aによって軸支する。回転軸13aの先端は開口した円筒11aの砕料 の排出口14aに達し、回転軸の後端にはスプロケット4aを外嵌しているから 、図示しない駆動力がスプロケットを介して回転軸を回転し、外周に設けた螺条 の作用によってホッパから定量の砕料M1 を切出して円筒内を図の左方向へ送り 出し、粉砕機内へ供給する。 図7は竪型ローラミル7aにスクリューフィーダ1aを取り付けた全体を示し 、竪型ローラミルのケーシング71aの底部で回転するテーブル72aの面上へ 複数のローラ73aを吊支し、底部から空気を上方へ噴き上げつつテーブルとロ ーラの間へ砕料M1 を噛み込ませて粉砕する型式である。
【0003】 粉砕製品の粒度が細かくなるほど粉砕時に粉砕製品がテーブルやローラまたは 粉砕媒体に付着したり、粉砕製品同士の凝集が起り、効果的な粉砕の進行を妨げ 粉砕効率を急速に悪化することが起るので、付着や凝集防止のため砕料の種類に 合わせた多様な添加剤を加えることが有効であるとされている。添加剤は液体, 気体,固体の何れかの一番有効な条件を選び、成分としてはエチレングリコール ,水,アルコールなどが広く利用され、その添加割合も異なるが製品の純度など から見てさほど多くは用いられず、多くの場合1%以下が適当とされている。 図7に従来から実施されてきた添加剤の添加方法を例示しているが、添加ノズ ル101をケーシング71aの外側から粉砕部であるテーブル72aの直上に到 達するように差し込み、この添加ノズルの後端へ添加剤Tの圧送ポンプ62aを 繋ぐ配管を行ない、さらに圧送ポンプは添加剤タンク63aに連結する構成とし ている。この構成によって添加剤Tはテーブル72aの直上から噴出散霧しロー ル73aとの間に噛み込む砕料M1 へ常に定量添加されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
図7は従来技術の一例に過ぎないが、このように粉砕室内を横切って粉砕部の 直上へ添加装置(この図では添加ノズル101)を取り付けると、添加装置は激 しい摩耗に曝され早期に損耗して使用できなくなる。この図の例ではテーブル上 で粉砕された微粉はケーシング上部に設けた分級ロータ74aへ届くように下方 から気流を受けるが、添加装置は気流に乗った粉体の衝突を一番強く受けるから 損耗も甚だしい。この損耗に対する保全点検を複数のロールごとに日常行なうこ とは極めて煩瑣な作業を強いられることとなる。
【0005】 また、連続式の遊星ボールミルは、回転主軸の周りに均等に配設した複数のミ ルポットが主軸の周りを公転しつつミルポット自身の軸線を中心として自転もす る型式の粉砕機である。ミルポットは一方から連続的に砕料の供給を受け他方か ら粉砕した製品を連続的に排出するが、この一連の系路が閉鎖した密封状態にあ り、粉砕中のミルポットへ別途添加剤を供給することは不可能な構成となってい る。
【0006】 粉砕部へ直接添加剤を添加することが構造上難しかったり保全が煩瑣に過ぎる ので、砕料を供給する前に予め添加しておくという方法も採られている。例えば 、ホッパへ供給するベルトコンベア上で添加剤を噴霧したり滴下したりする方法 である。しかし、粉砕部より前工程において添加すればその効果が著しく減退す ることは避けられず、これについての試験報告も提出されている。特に、蒸発, 気化性の添加剤を加える場合、タイミングを失えば全く無効となることはしばし ば経験するところである。
【0007】 本考案は以上に述べた課題を解決するため、適切で有効な添加剤の添加手段を 具えた粉砕機のスクリューフィーダの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る粉砕機のスクリューフィーダは、螺条を周設した回転軸の軸線を 貫通する連通孔を設け、該連通孔の後端は粉砕機外の添加剤圧送ポンプと連結し 、先端はスクリューフィーダの砕料排出口付近で回転軸から開口したことによっ て前記の課題を解決した。また、更に連通孔は軸線上の所望の位置から回転軸外 周面へ開口する分岐孔を少なくとも1ヶ設けた実施例や、このとき連通孔の先端 は回転軸内で閉塞し分岐孔のみ回転軸外へ開口している例も示した。
【0009】
【作用】
スクリューフィーダの回転軸内に設けた連通孔の後端から添加剤の圧送ポンプ によって添加剤が供給され先端の開口部から噴霧または滴下するが、この開口部 はスクリューフィーダの砕料排出口の近くであるから、砕料は添加剤の均一な添 加を受けて直接粉砕部へ供給される。すなわち、粉砕作用を受ける直前に添加剤 の添加があり、図7に示す従来技術と変らない添加効果を保つ。最も、砕料や添 加剤の種類によって単純な噴霧や滴下だけでは均一な添加が難しい場合もある。 その時は回転軸の中途で少なくとも1ヶ所以上分岐孔を開口して添加剤を噴霧し スクリューフィーダの砕料排出口へ達するまでの間、回転軸の外周に付けた螺条 によって混合作用を受けて前進しつつ均一な分散を行なう。さらに、このとき回 転軸内の連通孔の先端を軸内で閉塞し、分岐孔からだけの添加にすれば添加剤へ かかる圧送ポンプの圧力は全て分岐孔からの噴出に向けられ、強い噴霧が添加を 一層均一に分散する作用を生じる。
【0010】
【実施例】
図1は本考案に係るスクリューフィーダ1の実施例であり、ホッパ2の底部に 一体的に取り付けられる。 スクリューフィーダは水平方向に伸びる中空円筒11の中心線に、螺条12を 外周に取り付けた回転軸13が本体3の軸受31,32によって回転自在に軸支 される。なお、軸受31の手前にシール33を介装して砕料M1 が軸受部へ侵入 しないように封止する。回転軸13の後端側(図の右側)にはスプロケット4を 固着し、図示しない駆動源からの回転を受けて適正な速度で回転する。回転軸1 3の軸線に連通孔5を穿孔する。連通孔の後端51はスプロケット4からさらに 突出する回転軸の後尾を通り、ロータリジョイント6で添加剤Tの圧送管61と 連通し図示しない添加剤の圧送ポンプから圧送される添加剤Tで連通孔は充満す る。 一方、連通孔の先端52は中空円筒11が開口しホッパから螺条の動きに乗っ て送られてきた砕料M1 が円筒外へ排出される排出口14付近で開口し、この図 の例では開口付近で絞られているので後方からの圧力を受けてノズルを形成して 排出中の砕料中へ噴出するから、粉砕部へ供給される砕料M2 は砕料M1 と添加 剤Tの混合体となる。
【0011】 図2は竪型ロールミル7へ本考案を適用したときの実施例を示し、ケーシング 71内の回転テーブル72と複数のロール73間で形成する粉砕部へ砕料を供給 する例である。 ケーシング71内へ挿入されたスクリューフィーダ1は上方でホッパ2の底部 と連通し、後端は添加剤の圧送ポンプ62を介して添加剤Tのタンク63と開閉 自在に連結している。スクリューフィーダの詳細は図1によって既に述べたとお りで砕料の排出口付近で先端から添加剤Tを噴霧しホッパに収容された砕料M1 に添加剤Tを加えた砕料M2 として回転テーブルの中心付近へ供給される。
【0012】 図3は連続式の遊星ボールミル8に本考案を適用した実施例であり、主軸81 はプーリ82で伝わる回転力を受けて回転し、ミルポット83は主軸を中心とし て公転すると同時に固定歯車84と遊星歯車85の噛合によってミルポットを自 転させる。主軸は軸受86A,86Bによって軸支され、主軸81の一方に外部 へ連通する中空部87を軸線に設け、この中空部を貫通してスクリューフィーダ 1を内部へ差し込みその先端をミルポットに通じるフィードパイプ88の始端へ 開口する。 ホッパ2へ供給された砕料M1 はスクリューフィーダ1の先端から添加剤Tを 均一に添加した砕料M2 となって排出され、フィードパイプ88を介して各ミル ポット内へ均等に分配される。
【0013】 図4は本考案によるスクリューフィーダの別の実施例を示し、連通孔5の回転 軸外へ開口するのが連通孔の先端52だけでなく、軸線上の所望の位置において も連通する分岐孔53A,53B,‥‥‥を設けた例である。 図5は図4の実施例に対し、連通孔の先端52における開口を閉塞し分岐孔5 3A,53B,‥‥‥だけの連通とした例である。
【0014】
【考案の効果】
本考案は以上に述べたとおり、粉砕効率を高めるために効果的な添加剤の添加 手段を砕料供給のスクリューフィーダに内蔵させたため、粉砕部へ供給する砕料 には均一に添加された添加剤を含み、直接別途粉砕部に添加されたのと同様の効 果が得られる。 また、均一な割合で万遍なく添加するという点では寧ろ直接粉砕部へ添加する よりも優れていると考えられる。しかも、煩瑣な保全作業を免れ、従来から使用 してきた砕料のスクリューフィーダを多少改造するだけで実施できるから、経済 的な負担も小さく有利であると言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す縦断面図である。
【図2】本考案の実施例を竪型ローラミルに適用した時
の縦断面図である。
【図3】本考案の実施例を遊星ボールミルに適用した時
の縦断面図である。
【図4】本考案の別の実施例を示す縦断面図である。
【図5】本考案のさらに別の実施例を示す縦断面図であ
る。
【図6】従来技術を示す縦断面図である。
【図7】従来技術の実施例を適用した竪型ローラミルの
縦断面図である。
【符号の説明】
1 スクリューフィーダ 2 ホッパ 5 連通孔 12 螺条 13 回転軸 14 砕料の排出口 51 連通孔の後端 52 連通孔の先端 53 分岐孔 62 圧送ポンプ M1 ホッパ中の砕料 M2 粉砕部へ供給される砕料 T 添加剤

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉砕機内へ砕料を供給するホッパ底部へ
    取り付けた定量切出し用のスクリューフィーダにおい
    て、螺条を周設した回転軸の軸線を貫通する連通孔を設
    け、該連通孔の後端は粉砕機外の添加剤圧送ポンプと連
    結し、先端はスクリューフィーダの砕料排出口付近で回
    転軸から開口することを特徴とする粉砕機のスクリュー
    フィーダ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、連通孔は軸線上の所
    望の位置から回転軸外周面へ開口する分岐孔を少なくと
    も1ヶ設けたことを特徴とする粉砕機のスクリューフィ
    ーダ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、連通孔の先端は回転
    軸内で閉塞し分岐孔のみ回転軸外へ開口していることを
    特徴とする粉砕機のスクリューフィーダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107826274A (zh) * 2017-11-20 2018-03-23 广东至富实业有限公司 一种螺旋气力复合式输送粉体装料设备
JP2022516134A (ja) * 2019-01-03 2022-02-24 レール・リキード-ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード 製品を低温粉砕するための方法及び設備
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