JP2782149B2 - 旋動式破砕機の加水装置 - Google Patents

旋動式破砕機の加水装置

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JP2782149B2
JP2782149B2 JP5154505A JP15450593A JP2782149B2 JP 2782149 B2 JP2782149 B2 JP 2782149B2 JP 5154505 A JP5154505 A JP 5154505A JP 15450593 A JP15450593 A JP 15450593A JP 2782149 B2 JP2782149 B2 JP 2782149B2
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司 片山
滋人 福村
依三 工藤
徹 中西
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コーンクラッシャ又は
ジャイレトリークラッシャ等の旋動式破砕機の加水装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、処理物中の水分は、旋動式破砕
機の処理量(通過量)に大きく影響を与え、時としてパ
ッキング現象を生ずる場合がある。かかる傾向は、特
に、処理物が水分,泥,粘土等の付着により粘着性を有
しているときに顕著となる。すなわち、処理量は、図6
に示すように、水分の増加につれて低減し、ある割合を
超すと逆に増加しはじめ(曲線a)、時として乾燥状態
のときの処理量を上回る(曲線b)こともある。又、処
理量が最も少なくなる水分値(水重量/(石重量+水重
量)×100%)も、曲線c,dのように処理物によっ
て異なり、粘着性処理物の場合、曲線eのように処理量
が零となり、破砕機が閉塞することもある。
【0003】従来、上記問題に対処するため、加水によ
って処理量を最低点から増加側に移動させることを意図
し、入口ホッパーの上部に環状の給水パイプを付設し、
その内周全体に亘って配設された貫通状の放水口を通じ
て破砕室内全体に均等的かつ連続的な給水を施すように
構成した旋動式破砕機の加水装置が知られている(特公
昭60−57375号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
旋動式破砕機の加水装置では、破砕室に投入された処理
物の上方から均等的かつ連続的に給水しても、処理物と
水とを均一に混合することが不十分となっていた。ちな
みに、処理物と水を均一に混合する場合、処理物が動的
変化する位置で加水する方法が、最も効率のよいことが
実験により明らかになっている。このため、破砕室内で
部分的なパッキングが生じ、破砕室内の円周方向での処
理能力や歯板の摩耗に差異を生じている。そこで、本発
明は、処理物と水の混合を十分に行えるようにすること
により、部分的なパッキングを生じることなく、かつ破
砕室内の円周方向での処理能力や歯板の摩耗に差異を生
じることがなく、破砕を効率よく行える旋動式破砕機の
加水装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の旋動式破砕機の加水装置は、入口ホ
ッパーの上部中央に配設され、フィーダーより投入され
た処理物を主軸のキャップ上へ案内する漏斗状のシュー
トと、シュートの上縁に沿って配設され、加圧水が導入
される円環状の加圧水導入路と、加圧水導入路にその周
方向へ離隔して装着され、上記シュートの内周面の母線
と0〜5゜の角度をなすようにし、キャップの上面に向
けて加圧水を噴射する多数のノズルとを備えることを特
徴とする。又、第2の旋動式破砕機の加水装置は、上記
第1の旋動式破砕機の加水装置において、前記入口ホッ
パーの上縁内周に沿って配設され、加圧水が導入される
円環状の第2加圧水導入路と、第2加圧水導入路にその
周方向へ離隔して装着され、破砕室の入口に向けて加圧
水を噴射する多数の第2ノズルとを備えることを特徴と
する。
【0006】
【作用】上記第1の手段においては、フィーダーより投
入された処理物は、一部がシュートとの衝突による動的
変化を水を介して行うと共に、水を潤滑剤としてシュー
ト上を滑落する一方、フィーダーより直接落下する残部
がシュートから落下するものと水を介して衝突し、更に
これらが主軸のキャップと水を介して衝突して破砕室に
導入される。又、第2の手段においては、上記第1の手
段の作用に加えて、破砕室内の処理物に直接水が均一に
むらなく供給される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1,図2は本発明の一実施例を示すコー
ンクラッシャの一部を省略した断面図、要部の拡大断面
図である。図中1は上部フレームで、架台2に載置した
下部フレーム3の上部に連設されている。上部フレーム
1の上部には、処理物としての原石等の入口となる円筒
状の入口ホッパー4が連設されている一方、上部フレー
ム1内には、截頭円錐筒状のコーンケーブ5が装着され
ている。下部フレーム3のボス(図示せず)には、偏心
軸孔を有するスリーブが回転自在に嵌挿されており、こ
のスリーブの偏心軸孔には、主軸6が回転可能に挿通さ
れている。主軸6の下端は、下部軸受(図示せず)に支
持され、又、その上端は、スパイダー7を介して上部フ
レーム1に取り付けた上部軸受8に支持されており、上
部軸受8は、キャップ9によって覆われている。主軸6
には、前記コーンケーブ5と協同して空断面楔形の破砕
室10を形成する截頭円錐筒状のマントル11がマント
ルコア(図示せず)を介して取り付けられている。一
方、主軸6が挿通されたスリーブの下端には、図示は省
略するが従動傘歯車が取り付けられており、この従動傘
歯車には、水平回転軸12の内端に取り付けた原動傘歯
車が噛合されている。水平回転軸12の外端には、ベル
トを介して電動機(共に図示せず)と連動連結されるプ
ーリ13が取り付けられている。そして、主軸6は、電
動機の駆動に伴うスリーブの回転によって、その下端部
がスリーブの偏心量に応じて偏心旋回運動するものであ
り、破砕室10に処理物が投入されることによって、マ
ントル11と共に上記旋回運動と逆方向へ回転するもの
である。
【0008】前記入口ホッパー4の上部には、第1加水
装置14と、第2加水装置15が搭載されている。第1
加水装置14は、フィーダー16(図3参照)から投入
される処理物に加水して両者を均一に混合するもので、
次のように構成されている。すなわち、入口ホッパー4
の上部中央には、漏斗状のシュート17が複数のアーム
18を介して配設されており、その内周面の母線は、フ
ィーダー16から投入された処理物を主軸6のキャップ
9上へ案内すべく、キャップ9の上面中央部で交差する
ように設けられている。シュート17の上縁部には、図
示しない加圧水源から加圧水導入パイプ19を介して加
圧水が導入される円環状の第1加圧水導入路20が、全
周に沿って配設されており、この第1加圧水導入路20
の内周壁21は、後述するノズル保護等を兼ねるべく上
下方向へ適宜延在されている。そして、第1加圧水導入
路19の下面には、前記キャップ9の上面に向けて加圧
水を噴射する多数の第1ノズル22が、その噴射方向を
シュート17の内周面の母線と0〜5°の角度θをなす
ようにし(図3参照)、周方向へ適宜に離隔して装着さ
れている。
【0009】第2加水装置15は、破砕室10での破砕
による処理物の表面積の増加に伴う適量水の不足分を補
うもので、次のように構成されている。すなわち、入口
ホッパー4の上縁付近の内周には、加圧水源から加圧水
導入パイプ23を介して加圧水が導入される円環状の第
2加圧水導入路24が、前記アーム18を介し全周に沿
って配設されている。第2加圧水導入路24の下面に
は、破砕室10の入口に向けて加圧水を均一に噴射する
多数の第2ノズル25が、周方向へ適宜に離隔して取り
付けられている。
【0010】図1,図2において26はシュート17の
下部外周に吊下したカーテン、27は第2加圧水導入路
24の内周に吊下したカーテンで、それぞれ飛散する処
理物による第2加圧水導入路24,第2ノズル25の損
傷を防止するものである。
【0011】上記構成のコーンクラッシャにおいて、電
動機を駆動してマントル11を旋動し、加圧水源から第
1,第2加水装置14,15に加圧水を供給し、かつフ
ィーダー16より処理物を投入すると、図4に示すよう
に、処理物Mは、位置エネルギーを速度エネルギーに換
え、一部が速度v0 m/secで第1加水装置14のシュー
ト17に衝突し、ここで速度v1 m/secの動的変化を第
1ノズル22からの水を介して行うと共に、水を潤滑剤
としてシュート17上を滑落する。このため、処理物M
がシュート17に付着することがなく、合理的に水と処
理物Mの混合が行われる。一方、フィーダー16より速
度v2 m/secで直接落下する処理物Mの残部が、シュー
ト17から落下するものと水を介して衝突し、更にこれ
らが主軸6のキャップ9と水を介して衝突して速度v3
m/secとなり、処理物Mと水が均一にむらなく十分に混
合されて破砕室10へ導入される。したがって、破砕室
10においては、コーンケーブ5との間に処理物Mを介
在したマントル11の旋動運動によって、部分的なパッ
キングを生じることなく、かつ破砕室10内の円周方向
での処理能力や歯板(コーンケーブ及びマントル)の摩
耗に差異を生じることなく、処理物Mが効率よく破砕さ
れる。しかして、破砕室10における処理物の破砕の進
行に伴ってその表面積が増加するが、第2加水装置15
の第2ノズル25から、図5に示すように、破砕室10
内の処理物Mに直接水が均一にむらなく供給され、表面
積の増加に伴う適量水の不足分が補給されるので、部分
的なパッキング、処理能力や歯板の摩耗の差異が生じる
ことなく効率的な破砕が行われる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の旋
動式破砕機の加水装置によれば、フィーダーより投入さ
れた処理物は、一部がシュートとの衝突による動的変化
を水を介して行うと共に、水を潤滑剤としてシュート上
を滑落する一方、フィーダーより直接落下する残部がシ
ュートから落下するものと水を介して衝突し、更にこれ
らが主軸のキャップと水を介して衝突して破砕室に導入
されるので、処理物と水を均一にむらなく十分に混合す
ることができ、ひいては破砕室における処理物の破砕に
際し、部分的なパッキングを生じることがないと共に、
破砕室内の円周方向での処理能力や歯板の摩耗に差異を
生じることがなく、処理物を効率よく破砕することがで
きる。又、第2の旋動式破砕機の加水装置によれば、第
1のものの作用効果に加えて、破砕室内の正に破砕によ
り新たな表面を形成しようとしている処理物に直接水が
均一にむらなく供給されるので、破砕による処理物の表
面積の増加に伴う適量水の不足分を補うことができ、一
層効率よく破砕することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すコーンクラッシャの一
部を省略した断面図である。
【図2】図1に示すコーンクラッシャの要部の拡大断面
図である。
【図3】図1に示すコーンクラッシャにおける第1加水
装置の第1ノズルの作用を説明する説明図である。
【図4】図1に示すコーンクラッシャにおける第1加水
装置の作用を説明する説明図である。
【図5】図1に示すコーンクラッシャにおける第2加水
装置の作用を説明する説明図である。
【図6】旋動式破砕機における処理物の水分値と処理量
の関係を説明する説明図である。
【符号の説明】
4 入口ホッパー 6 主軸 9 キャップ 16 フィーダー 17 シュート 20 第1加圧水導入路 22 第1ノズル 24 第2加圧水導入路 25 第2ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 徹 千葉県八千代市上高野1780番地 川崎重 工業株式会社 八千代工場内 (56)参考文献 特開 昭62−193656(JP,A) 特開 昭61−120646(JP,A) 実開 平1−139847(JP,U) 実公 昭46−37186(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B02C 2/00 - 2/10,23/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口ホッパーの上部中央に配設され、フ
    ィーダーより投入された処理物を主軸のキャップ上へ案
    内する漏斗状のシュートと、シュートの上縁に沿って配
    設され、加圧水が導入される円環状の加圧水導入路と、
    加圧水導入路にその周方向へ離隔して装着され、上記
    ュートの内周面の母線と0〜5゜の角度をなすように
    し、キャップの上面に向けて加圧水を噴射する多数のノ
    ズルとを備えることを特徴とする旋動式破砕機の加水装
    置。
  2. 【請求項2】 前記入口ホッパーの上縁内周に沿って配
    設され、加圧水が導入される円環状の第2加圧水導入路
    と、第2加圧水導入路にその周方向へ離隔して装着さ
    れ、破砕室の入口に向けて加圧水を噴射する多数の第2
    ノズルとを備えることを特徴とする請求項1記載の旋動
    式破砕機の加水装置。
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