JPH0596466A - 両面研磨方法及び装置 - Google Patents

両面研磨方法及び装置

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Publication number
JPH0596466A
JPH0596466A JP3282235A JP28223591A JPH0596466A JP H0596466 A JPH0596466 A JP H0596466A JP 3282235 A JP3282235 A JP 3282235A JP 28223591 A JP28223591 A JP 28223591A JP H0596466 A JPH0596466 A JP H0596466A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
sun gear
rotation
gear
double
Prior art date
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Pending
Application number
JP3282235A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Maeda
田 誠 一 前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SpeedFam Co Ltd
Original Assignee
SpeedFam Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by SpeedFam Co Ltd filed Critical SpeedFam Co Ltd
Priority to JP3282235A priority Critical patent/JPH0596466A/ja
Publication of JPH0596466A publication Critical patent/JPH0596466A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な機構によりキャリヤを一定の位置及び
向きに停止させることができる両面研磨装置を提供する
こと。 【構成】 回転自在の太陽歯車1、固定的に配設された
内歯歯車2、これら両歯車1,2に噛合する複数のキャ
リヤ3、各キャリヤ3に保持されたワーク6を両側から
挟んでその両面を研磨する回転自在の上下の定盤4,5
を備えた両面研磨装置において、太陽歯車1とキャリヤ
3の歯数の比を、該キャリヤ3の自転数及び公転数が共
に整数のとき太陽歯車1の回転数も整数となるような値
に設定すると共に、太陽歯車1の回転数を検出するセン
サ10と、該センサ10からの出力に基づいて太陽歯車
1の回転数を制御する制御手段11を設け、該制御手段
11で太陽歯車1の回転数を制御することにより、加工
終了時にキャリヤ3を所望の整数回自転及び公転した位
置で停止させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウエハ、磁器デ
ィスク基板、ガラス基板、その他のセラミック基板等の
ワークの両面を研磨加工するための両面研磨方法及び装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワークを保持するキャリヤを太陽歯車と
内歯歯車とに噛合させ、太陽歯車を回転させることによ
りキャリヤを遊星運動させながら、該キャリヤに保持さ
れたワークを上下の定盤により両側から挟んで研磨する
両面研磨装置は公知である。
【0003】この種の両面研磨装置においては、作業の
能率向上を図ったり、ワークの汚染を防いで研磨精度の
維持を図るため、ワークのローディング及びアンローデ
ィングを自動的に行うことが要望されているが、その自
動化を実現するためには、加工が終了して装置を停止さ
せたときキャリヤを常に一定の位置及び向きに停止させ
ることが必要であり、そのための方法が各種提案されて
いる。例えば実公昭63-9407 号公報には、遊星歯車装置
駆動用モータに速度信号用タコジェネレータを設けると
共に、遊星歯車装置駆動軸に太陽歯車の回転数を出力す
るロータリエンコーダを設け、該ロータリエンコーダか
らのフィードバックパルス数と、太陽歯車と内歯歯車の
歯数及び回転数比から算出された太陽歯車1回転当りの
遊星歯車(キャリヤ)の公転数に基づく算出データとを
比較し、数値制御装置で遊星歯車装置駆動用モータを制
御することにより、遊星歯車に保持された被加工物を取
出し位置に停止させるようにした両面加工装置が開示さ
れている。
【0004】しかしながら、上記従来の加工装置は、被
加工物を取出し位置に停止させるための機構が非常に複
雑で構成部品数も多く、装置全体の容積が大きくなって
コストも高くなるという欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、簡単
な機構によりキャリヤを一定の位置及び向きに停止させ
ることができる両面研磨装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の両面研磨方法は、ワークを保持するキャリ
ヤを太陽歯車と内歯歯車とに噛合させ、太陽歯車を回転
させることによりキャリヤを遊星運動させながら、該キ
ャリヤに保持されたワークを回転する上下の定盤により
両側から挟んで研磨する両面研磨方法において、前記太
陽歯車とキャリヤの歯数の比を、キャリヤの自転数及び
公転数が整数のとき太陽歯車の回転数も整数となる値に
設定し、太陽歯車の回転数を制御することにより、加工
終了時にキャリヤを所望の整数回自転及び公転した位置
で停止させるようにしている。
【0007】また、本発明の両面研磨装置は、回転自在
の太陽歯車、固定的に配設された内歯歯車、両歯車に噛
合して遊星運動するキャリヤ、該キャリヤに保持された
ワークを両側から挟んで研磨する回転自在の上下の定盤
を備えた両面研磨装置において、前記太陽歯車とキャリ
ヤの歯数の比を、該キャリヤの自転数及び公転数が共に
整数のとき太陽歯車の回転数も整数となる値に設定する
と共に、太陽歯車の駆動系に該太陽歯車の回転数を制御
する制御手段を付設し、該制御手段による太陽歯車の回
転数の制御により、加工終了時にキャリヤを所望の整数
回自転及び公転した位置で停止させるものとして構成し
たことを特徴とするものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。図1及び図2に示す両面研磨装置は、
回転自在の太陽歯車1、固定的に配設された内歯歯車
2、これら両歯車1,2に噛合する複数のキャリヤ3、
各キャリヤ3に保持されたワーク6の両面を研磨する回
転自在の上下の定盤4,5を備え、上定盤4は、シリン
ダ12により昇降自在の定盤吊り13に複数のスタッド
14及び中継プレート15を介して吊設され、図示の如
くワーク6に当接する加工位置まで下降したとき、中継
プレート15上のフック16が上定盤駆動軸4aの上端
のドライバ17に係合するようになっている。また、前
記太陽歯車1に連なる太陽歯車駆動軸1aと、下定盤5
に連なる下定盤駆動軸5a及び前記上定盤駆動軸4aと
は、互いに独立した駆動系7,8に接続されて別々に駆
動されるようになっており、駆動系7で太陽歯車1を回
転させることによりキャリヤ3を遊星運動させながら、
駆動系8で上下の定盤4,5を回転させ、キャリヤ3に
保持されたワーク6をこれらの定盤4,5により両側か
ら挟んで研磨加工するように構成されている。
【0009】前記太陽歯車1とキャリヤ3の歯数の比
は、該キャリヤ3の自転数及び公転数が共に整数のとき
太陽歯車1の回転数も整数となるような値に設定されて
おり、また、研磨装置の適宜位置には、前記太陽歯車1
の回転数を検出するセンサ10が設けられると共に、該
センサ10からの出力に基づいて太陽歯車1の回転数を
制御する制御手段11が前記駆動系7に接続されて配設
され、該制御手段11で太陽歯車1の回転数を制御する
ことにより、加工終了時にキャリヤ3を所望の整数回自
転及び公転した位置で停止させ得るようになっている。
【0010】いま、太陽歯車1の歯数をZa、キャリヤ
3の歯数をZb、太陽歯車1の回転数をa1 、キャリヤ
3の自転数をb1 、キャリヤ3の公転数をb2 とすれ
ば、遊星歯車の原理から である。
【0011】ここで、例えば太陽歯車1の歯数をZa=
80、キャリヤ3の歯数をZb=80とすることにより
それらの歯数比を1:1とし、且つキャリヤ3の公転数
をb2 =1とすると、前式から太陽歯車1の回転数はa
1 =4、キャリヤ3の自転数はb1 =−3となる。従っ
て、太陽歯車1の回転数が4n(nは自然数)であると
き、キャリヤ3の公転数はn、自転数は−3nとなっ
て、該キャリヤ3は必ず一定の位置及び向きに停止する
ことになる。即ち、歯数比を1:1に設定した場合に
は、制御手段11で太陽歯車1の回転数を4nに制御す
ることにより、キャリヤ3を必ず一定の位置及び向きに
停止させることができる。
【0012】また、太陽歯車1の歯数をZa=160、
キャリヤ3の歯数をZb=80とすることによりそれら
の歯数比を2:1とし、且つキャリヤ3の公転数をb2
=1とすると、太陽歯車1の回転数はa1 =3、キャリ
ヤ3の自転数はb1 =−4となる。従って、制御手段1
1で太陽歯車1の回転数を3nに制御すれば、キャリヤ
3の公転数がn、自転数が−4nとなるから、前記の例
と同様に該キャリヤ3を必ず一定の位置及び向きに停止
させることができる。
【0013】図示の実施例では、太陽歯車1と上定盤4
及び下定盤5とを互いに独立した駆動系7,8で別個に
駆動するようにしているが、それぞれをクラッチにより
切り離し自在の動力伝達機構を介して共通の駆動源で駆
動するように構成することもできる。
【0014】
【発明の効果】このように本発明によれば、太陽歯車と
キャリヤの歯数の比を、キャリヤの自転数及び公転数が
共に整数のとき太陽歯車の回転数も整数となるように設
定し、太陽歯車の回転数を制御するという簡単な方法に
より、加工終了時にキャリヤを一定の位置及び向きに確
実に停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る両面研磨装置の一実施例を示す要
部断面図である。
【図2】図1の両面研磨装置の要部平面図である。
【符号の説明】
1 太陽歯車 2 内歯歯車 3 キャリヤ 4 上定盤 5 下定盤 6 ワーク 11 制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを保持するキャリヤを太陽歯車と
    内歯歯車とに噛合させ、太陽歯車を回転させることによ
    りキャリヤを遊星運動させながら、該キャリヤに保持さ
    れたワークを回転する上下の定盤により両側から挟んで
    研磨する両面研磨方法において、 前記太陽歯車とキャリヤの歯数の比を、キャリヤの自転
    数及び公転数が共に整数のとき太陽歯車の回転数も整数
    となる値に設定し、太陽歯車の回転数を制御することに
    より、加工終了時にキャリヤを所望の整数回自転及び公
    転した位置で停止させる、 ことを特徴とする両面研磨方法。
  2. 【請求項2】 回転自在の太陽歯車、固定的に配設され
    た内歯歯車、両歯車に噛合して遊星運動するキャリヤ、
    該キャリヤに保持されたワークを両側から挟んで研磨す
    る回転自在の上下の定盤、を備えた両面研磨装置におい
    て、 前記太陽歯車とキャリヤの歯数の比を、該キャリヤの自
    転数及び公転数が共に整数のとき太陽歯車の回転数も整
    数となる値に設定すると共に、太陽歯車の駆動系に該太
    陽歯車の回転数を制御する制御手段を付設し、該制御手
    段による太陽歯車の回転数の制御により、加工終了時に
    キャリヤを所望の整数回自転及び公転した位置で停止さ
    せるものとして構成した、ことを特徴とする両面研磨装
    置。
JP3282235A 1991-10-02 1991-10-02 両面研磨方法及び装置 Pending JPH0596466A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000010771A1 (fr) * 1998-08-20 2000-03-02 Hamai Co., Ltd. Dispositif a plans paralleles pour systeme de train d'engrenages planetaire
JP2013129004A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Olympus Corp 光学素子製造装置及び製造方法
CN115302404A (zh) * 2022-09-13 2022-11-08 广东顺捷威玻璃机械有限公司 一种光学玻璃双面研磨抛光游星轮定位设备

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JP2013129004A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Olympus Corp 光学素子製造装置及び製造方法
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20001107