JPH0596423A - 放電加工方法と放電加工装置 - Google Patents

放電加工方法と放電加工装置

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JPH0596423A
JPH0596423A JP17033391A JP17033391A JPH0596423A JP H0596423 A JPH0596423 A JP H0596423A JP 17033391 A JP17033391 A JP 17033391A JP 17033391 A JP17033391 A JP 17033391A JP H0596423 A JPH0596423 A JP H0596423A
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JP
Japan
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machining
pressure
electric discharge
tool electrode
gap
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JP17033391A
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Kiyoshi Sawada
潔 沢田
Shunichi Otaka
俊一 尾高
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Fanuc Corp
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 放電加工装置において、放電で生じる気体の
泡を小さく抑制するとともに速やかにこれらの気体を加
工液中に溶解させ、放電間隙に対する加工液の供給を改
善して加工能率の向上と異常放電現象の低減を図る。 【構成】 放電加工装置1の放電間隙を密閉してそこに
静水圧、加工液の圧入による圧あるいはスクイズ圧など
を加えて、放電間隙の雰囲気圧を大気圧より高く維持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加工液中に放電間隙を
配置して行う放電加工方法およびその装置であって、特
に底付き型彫り放電加工を行なうものに関する。
【0002】
【従来の技術】図8のように、特に型彫り放電加工で
は、放電によって生じた加工液の蒸気や分解ガスからな
る気体あるいは加工屑を放電間隙から除去する必要があ
る。この除去が不良であると上記の気体が工具電極aと
被加工物bの間の間隙に泡cとして存在するので、この
泡が邪魔になり、泡に覆われた部分に加工液dを十分供
給することができない。このため、加工屑eの除去が不
良となる。また、泡の混入によって加工液の見かけの密
度が不均一となるため、立体的な形状の加工においては
重力によって加工液の流動が不均一となる。この様な事
態はいずれも良好な放電加工の持続を阻害する。
【0003】これを解決するために従来、工具電極また
は被加工物、あるいはその両方に加工液流路となる穴を
設け、この穴を通じて加工液を放電間隙に供給したり、
逆に間隙内の気体を吸引するなどすることによって気体
の泡を放電間隙外に排除している。また、このような流
路となる穴を設けられない場合は、工具電極と被加工物
の間隙を一旦広げた後再び接近させるジャンプ運動によ
り間隙に加工液を出入りさせることで間隙内の気体を排
除している。さらに、このようなジャンプ運動と併用す
るかまたは単独で、間隙の外部から間隙に向けて加工液
を噴射し、この加工液が間隙に侵入する圧力により気体
を間隙から排除している。
【0004】しかし、これらはいずれも工具電極と被加
工物の間の狭い間隙に加工液の流動を生じさせることに
よって間隙に生成した加工液蒸気、分解ガスなどの気体
を排除しようとするものであって、次のような難点があ
る。
【0005】放電加工間隙は数十〜百数十μmと微小で
あるため、これを通じて加工液を十分流すためには高い
圧力を要し、また均一な液流を得難い。
【0006】液流の不均一により被加工物の加工形状の
誤差や工具電極の異常な不均一消耗を生じる。加工液供
給の圧力を上げると上記の不均一による異常消耗,不均
一消耗が増長される。
【0007】特に比較的工具電極面積が大きい場合は、
放電間隙の全域に亘る十分な液流が得難いと同時に、工
具電極と被加工物の間隙を制御する駆動機構に過大な荷
重を生じることがあった。
【0008】一方で工具電極と被加工物の間の泡によっ
て加工液を十分供給出来なくなり、加工液の供給、循環
がよくない。これらの泡が結合して大きな泡になると、
加工液の表面張力のため狭い間隙を通してこれを排出す
ることが更に困難になる。特に、上方へ凹む凹面のよう
に加工形状によっては泡のたまりやすい部分ができ、加
工液を流動させることでは除去できない場合がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、放電間隙
に対する加工液の供給状態を改善し、加工能率の向上と
異常放電現象の低減を図ることができる、加工液中で放
電を生ぜしめ被加工物を除去加工する方法および装置の
提供を課題とする。
【0010】
【問題点を解決するための手段】工具電極と被加工物間
の放電間隙における加工液の圧(雰囲気圧)を高くする
ことによって、放電に際し加工液の蒸気や分解ガスから
生じる気体の泡を縮小し、また、気体を加工液の中に溶
解させて消滅させる。これにより、放電間隙の加工液の
流れを改善する。
【0011】
【作用】工具電極は被加工物との放電によって被加工物
を加工する。
【0012】加工液は放電電圧の休止期に工具電極と被
加工物間との絶縁を速やかに回復する。
【0013】工具電極と被加工物間の放電間隙における
高い雰囲気圧は、放電によって生じる気体の泡が大きく
成長するのを抑制し、また、気体が加工液に溶解するの
を助長する。
【0014】放電により発生する気体の泡が縮小され、
速やかに溶解することで放電間隙における加工液の流れ
が改善される。
【0015】
【実施例】図1は本発明の第1実施例の構成を示し、放
電加工装置1における放電加工槽2の内部にテーブル3
が配置され、その上に圧力容器4が開閉可能に配置され
ている。そして、この圧力容器4の内部に工具電極5及
び被加工物6が閉じ込められている。圧力容器4の上部
には電極駆動装置7が電極運動伝達機構8を介して工具
電極5に連結されている。圧力容器4には加工液ポンプ
9によって加圧した加工液が供給されて満ちており、リ
リーフ弁10によって圧力容器4の圧力が設定した値
(概ね0.2Mpa〜2Mpa)に保たれている。この値は
圧力計11によって監視される。電極運動伝達機構8と
圧力容器4の間はオイルシール12によって気密とさ
れ、機構の運動を妨げることなく加圧された加工液の漏
出が防がれている。なお、工具電極5に運動を伝達する
機構が圧力容器4を貫通する部分の気密は接触シール、
すなわち上記のオイルシール12、パッキン、メカニカ
ルシール等によって、運動伝達機構の変位をこれらのシ
ール部分の滑り変位または転がり変位で吸収して達成す
ることができる。また、加圧された加工液の漏出はシー
ル部分の接触圧力によって防止される。また、バルブ1
3は放電加工中は閉状態とするが、加工終了後など圧力
容器4を開閉する時に開放され、圧力容器3内の圧力を
大気圧と等しくする。
【0016】本実施例では、加工液ポンプ9によって放
電加工槽2の加工液が圧力容器4に供給され、圧力容器
4から排出された加工液も放電加工槽2の中に放出され
ているが、これを放電加工槽2とは別の加工液タンクか
ら供給したり、または排出した加工液をその加工液タン
クに直接戻す構造とすることもできる。
【0017】放電加工は、工具電極5と被加工物6が加
工液で満たされた微小な間隙を隔てて対峙させ、両者の
間に放電電圧を印加して行う。すなわち、放電に伴う熱
によって被加工物の表面を熔融蒸発させるとともに、上
記の間隙を満たした加工液が蒸発、分解して膨張し、こ
の圧力と衝撃によって蒸発熔融した被加工物6の材料が
除去され加工が進行する。また、放電の瞬間に2000
〜3000℃に達した温度は、工具電極5と被加工物6
内部への熱の拡散および周辺の加工液による冷却によっ
て低下し、加工液の蒸気の凝縮と分解ガスの加工液中へ
の溶解が起こり、これによって放電間隙が再び加工液で
満たされ、次の放電の際にも加工液の気化圧力によって
放電加工作用が行なわれる。
【0018】ところで、放電を繰り返して加工を進める
と、工具電極5と被加工物6間の加工液の温度が高くな
り、加工液蒸気の凝縮と分解ガスの溶解が起こりにくく
なる。このため、工具電極5と被加工物6の間が加工液
蒸気と分解ガスからなる気体で満たされ、放電を生じて
も十分に除去作用を生じなくなって加工能率が低下して
くる。
【0019】しかし、本願発明によるこの実施例では、
工具電極5と被加工物6間の間隙における加工液に、上
記のようにポンプ9によって大気圧より高い静水圧を加
える放電加工方法が採用されているので、放電加工の継
続によって加工液の温度が高くなった状態でも、放電に
よって生じた加工液の蒸気と分解ガスからなる気体の泡
は高い静水圧によって大きく成長するのが抑制され、ま
た、加工液中に積極的に溶解されて消滅する。これによ
り、工具電極5と被加工物6の間の加工液の流れが改善
され、加工屑と残った気体の泡が放電間隙から排除さ
れ、また、清浄な加工液が放電間隙へ容易に供給され
る。さらに、新しく流れ込む加工液によって放電部分は
冷却され、次の放電に対する準備が速やかに整う。
【0020】したがって、気体が泡となって滞溜し工具
電極5と被加工物6間の加工液循環が阻害されることに
基づく異常放電や加工形状に関する精度の低下、あるい
は工具電極5と被加工物6の冷却が正しく行なわれなく
なることにより生じる異常放電や異常損傷が防止され
る。
【0021】なお、一般に放電加工では、放電熱によっ
て熔融した加工物材料が加工液の蒸発、分解による気化
の圧力により除去される効果が大きい。したがって過度
の静水圧を加えると、放電の瞬間に加工液の気化が妨げ
られ、加工除去能率が低下する。しかし、放電の瞬間に
温度は上記のように2000〜3000℃に達し、発生
する気体の圧力も数十Mpa(メガパスカル)に達するた
め、0.2Mpa〜2Mpa程度の静水圧を加えても加工除
去効率の低下はわずかである。
【0022】これに対し通常の加工環境は1気圧(0.
1Mpa)であるので、放電間隙における雰囲気圧として
1Mpa〜2Mpaの静水圧力を加えることにより気圧の泡
の大きさを十数分の一に縮小し、気体の溶解速度も圧力
に比例して増加させることが出来る。このため、工具電
極5と被加工物6の間の放電間隙に静水圧力を加えるこ
とにより、個々の放電による被加工物6の加工除去の効
率をさほど低下させずに、加工液の供給、加工屑の除去
といったマクロな加工機構の状態と効率を改善すること
ができ、放電加工の能率を改善することが出来る。
【0023】図2は、本発明による第2実施例を示し、
上記した第1実施例の構造において、電極運動伝達機構
8と圧力容器4の間をロールソックシール14によって
気密とし、機構の運動を妨げることなく加圧された加工
液の漏出を防いだ構造となっている。このように、工具
電極5に運動を伝達する機構が圧力容器4を貫通する部
分の気密は上記のロールソックシール14のように運動
伝達機構の変位をこれらのシール部分の弾性変形で吸収
して達成することができる。また、加圧された加工液の
漏出はシール部分の接触圧力によって防止される。
【0024】図3は、本発明による第3実施例を示し、
上記した第1実施例の構造において、電極運動伝達機構
8と圧力容器4の間をダイヤフラム15によって気密と
し、機構の運動を妨げることなく加圧された加工液の漏
出を防いだ構造となっている。このように、工具電極5
と被加工物6に運動を伝達する機構が圧力容器4を貫通
する部分を弾性体、すなわち、ダイヤフラム、ロールソ
ックチューブ、蛇腹などの気密を保った弾性体により気
密に維持することができる。そして、この弾性体の弾性
変形によって運動伝達機構の変位が吸収され、かつ加工
液の漏出が防止される。
【0025】図4は、本発明による第4実施例を示し、
上記した第1実施例の構造において、電極運動伝達機構
8と圧力容器4の間をラビリンスシール16によって気
密とし、機構の運動を妨げることなく加圧された加工液
の漏出を防いだ構造となっている。このように、工具電
極5と被加工物6に運動を伝達する機構が圧力容器4を
貫通する部分に非接触シール、すなわちラビリンスシー
ル等を用い、圧力容器4からの加工液の漏出を圧力容器
4への加工液供給量以下に制御しつつ、容器内の圧力を
維持することもできる。
【0026】図5は、本発明による第5実施例を示す。
工具電極5及び被加工物6、さらに、サーボモータ等の
アクチュエータ17とボールネジなどの伝動機構18か
らなる電極駆動機構7も共に圧力容器4の内部に入れ
る。圧力容器4内に設けた放電加工槽2には加工液タン
ク19から加工液ポンプ9で加工液を供給し、放電加工
槽2から排出された加工液は減圧弁20を経て加工液タ
ンク19に戻る。圧力容器6には加圧用バルブ21と圧
力調整機22を経て圧縮空気を供給し、容器内の加工液
に静水圧を加える。圧力容器6内の圧力は圧力調整器2
2に設定することで制御されるが、さらにリリーフ弁1
0及び圧力計11で監視される。放電加工を行なわない
時および加工液に静水圧を加えずに放電加工を行なう場
合は、加圧用バルブ21を閉じると共に圧力開放バルブ
23を開き、圧力容器6内の圧力を大気圧と等しくす
る。また、被加工物6のセッティング時には圧力開放バ
ルブ23を開いて圧力容器4内の圧力を大気圧と等しく
してから、圧力容器6を開閉する。
【0027】この実施例によれば、圧力容器4からから
外部に突出する可動部分が無いから、実施例2〜4のよ
うなシール構造を必要としない。なお、圧力容器4に納
める範囲は図5において破線で示す範囲であっても良
い。
【0028】なお、本実施例では加工液タンク19を圧
力容器の外に設けたが、これも圧力容器4の内部に設け
ることができ、その場合には減圧弁20が不要となる。
【0029】図6は、本発明による第6実施例を示す。
工具電極5と被加工物6の間における放電間隙の出口に
絞り24を設け、加工液ポンプ9によってこの放電間隙
に加工液を加圧して供給する。この時、絞り24の効果
によって加工液の流量が制限されるため、放電間隙の雰
囲気、すなわち放電間隙を満たす加工液に十分な圧力
(雰囲気圧)が発生する。放電間隙の加工液圧力は圧力
計11で測定され、その圧力信号25が圧力制御装置2
6に入力される。加工液圧力は、電極駆動装置7または
電極運動伝達機構8に設けられた荷重検出機27で工具
電極5に加わる加工液の圧力を検出した信号28を圧力
制御装置26に入力しても良い。これらの双方を使用し
ても良い。圧力制御装置26はこれらの信号と加工液圧
力設定器29によって設定された圧力の値を比較し、両
者が等しくなるように加工液ポンプ9に運転指令30を
発する。
【0030】このように、放電間隙の加工液圧力を直接
測定するか、または工具電極5と被加工物6の駆動機構
にかかる荷重から間接的に測定するかして検出し、これ
に基づいて加工液の圧力速度を制御して加工液の圧入に
よる圧によって放電間隙の雰囲気圧を大気圧より高い設
定した値に制御し維持することができる。
【0031】この構造によれば、加工液の循環を改善す
るために上記のような絞り24を設けずに高い圧力で加
工液を供給した場合に発生しがちな、部分的に加工液の
流量が過大になって、工具電極5が異常に消耗するなど
の異常加工が防止される。
【0032】なお、絞り24を設けなくても放電間隙か
らの加工液の流出抵抗が十分大きく、また、加工液流量
が過大とならない範囲で必要な加工液圧力を得られる時
は、この絞りを省略することもできる。なお、放電間隙
への加工液の供給は図のように被加工物に開けた穴を通
して行なうほか、工具電極5に開けた穴を通して行なっ
たり、絞り24の内側に加工液供給用の穴を設けて行な
ってもよい。
【0033】図7は、本発明による第7実施例を示す。
工具電極5と被加工物6の間における放電間隙の加工液
圧は、これを測定する圧力計11により圧力信号25に
変換されて加工液の圧力制御装置26に入力される。こ
の加工液圧は、電極駆動装置7または電極運動伝達機構
8に設けられた荷重検出機27により工具電極5に加わ
る加工液の圧力を検出した信号28を圧力制御装置26
に入力するようにしても良い。双方の信号25,28を
使用することもできる。圧力制御装置26はこれらの値
と加工液圧設定器29によって設定された圧力の値を比
較して電極運動制御装置31に対して電極運動速度指令
32を発する。具体的には、放電間隙の加工液圧力が設
定値より低い場合には工具電極5と被加工物6の接近速
度を大きく、遠ざかる速度は小さく指令する。逆に加工
液圧力が設定値よりも高い場合には工具電極5と被加工
物6の接近速度を小さく、遠ざかる速度を大きく指令す
る。そして、電極運動制御装置31は、工具電極5と被
加工物6または放電加工電源装置(図中では省略)から
検出した放電間隙状態信号33(放電平均電圧など異常
放電信号)と、この電極運動速度指令32に基づいて電
極運動指令34を生成し、電極駆動装置7に対して指令
する。
【0034】このように、放電間隙の加工液圧力を直接
測定するか、または工具電極5と被加工物6の駆動機構
にかかる荷重から間接的に測定して検出し、これに基づ
いて工具電極と被加工物の相対運動速度を制御して加工
間隙の雰囲気圧を大気圧より高い設定した値に制御し維
持することができる。
【0035】なお、加工間隙からの加工液の流出抵抗が
小さすぎて電極の運動速度を高めても十分なスクイズ圧
が発生しない場合には、第6実施例のような絞り24を
放電間隙の出口に設けてもよい。また、上記において、
工具電極5と被加工物6との相対運動は、上下運動ばか
りでなく、揺動加工における揺動運動、工具電極として
回転電極を用いた場合における回転運動(加工液を巻き
込むことにより液圧が上昇する)を利用することもでき
る。
【0036】以上、型彫り放電加工を実施例として説明
したが、本発明は加工液中でワークとワイヤの放電加工
が行われる、浸漬型ワイヤカット放電加工の分野に適用
することが可能である。
【0037】
【発明の効果】液中放電による放電加工において、放電
間隙における泡が大きく成長しないので、放電間隙に対
する加工液の供給循環が改善され、加工屑と縮小された
泡の排出が円滑に行われ、異常放電の発生が防止され
る。これにより、放電加工の能率と精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部断面にて示す第1実施例の正面図。
【図2】一部断面にて模式的に示す第2実施例の正面
図。
【図3】一部断面にて模式的に示す第3実施例の正面
図。
【図4】一部断面にて模式的に示す第4実施例の正面
図。
【図5】一部断面にて模式的に示す第5実施例の正面
図。
【図6】一部断面にて模式的に示す第4実施例の正面
図。
【図7】一部断面にて模式的に示す第7実施例の正面
図。
【図8】放電加工時における放電間隙の状態を示す模式
図。
【符号の説明】
1 放電加工装置 2 放電加工
槽 3 テーブル 4 圧力容器 5 工具電極 6 被加工物 7 電極駆動装置 8 電極運動
伝達機構 9 加工液ポンプ 10 リリーフ
弁 11 圧力計 12 オイル
シール 13 バルブ 24 絞り 27 荷重検出器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具電極と被加工物を絶縁性の加工液を
    満たした微小な間隙を隔てて対向させ、両者の間に電圧
    を印加し、放電を生ぜしめて被加工物を除去加工する放
    電加工機において、放電間隙中の加工液に大気圧以上の
    雰囲気圧を加えて放電加工を行なうことを特徴とした放
    電加工方法。
  2. 【請求項2】 大気圧以上の雰囲気圧を、加工液の静水
    圧を高めることによって達成することを特徴とした請求
    項1に記載の放電加工方法。
  3. 【請求項3】 大気圧以上の雰囲気圧を、工具電極と被
    加工物間における加工間隙の加工液流出抵抗を高く保
    ち、この加工間隙に加工液を圧入することによって達成
    することを特徴とした請求項1に記載の放電加工方法。
  4. 【請求項4】 大気圧以上の雰囲気圧を、工具電極と被
    加工物の相対運動速度を制御することによってこの加工
    間隙の加工液にスクイズ圧力を生じさせることで達成す
    ることを特徴とした請求項1に記載の放電加工方法。
  5. 【請求項5】 工具電極と被加工物を容器に封入し容器
    の外に設けた機構によりこれらの相対位置を駆動、制御
    する機構を設け、工具電極と被加工物を容器内の加工液
    中に配置すると共に容器内を大気圧以上の圧力に保って
    加工液に静水圧を加えてあることを特徴とした放電加工
    装置。
  6. 【請求項6】 工具電極と被加工物およびこれらの相対
    位置を駆動、制御する機構を容器に封入し、容器内を大
    気圧以上の圧力に保って工具電極と被加工物が配置され
    ている加工液に静水圧を加えてあることを特徴とした放
    電加工装置。
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